JP2007054192A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】返却経路に沿って異物を挿入してなされる不正行為を防止できる遊技機を提供する。
【解決手段】メダルセレクタ41の面50cに、ほぼ同じ高さの位置で穴44aの幅より大きな間隔で略平行な軸60,61が設けられ、開閉扉47を構成する揺動板48,49それぞれの上端部48a,49aがそれぞれ軸60,61によって揺動自在に軸支されている。揺動板48,49それぞれの下端部48b,49bは自由端となっている。揺動板48,49は、軸60,61の略中間下方において下端部48b,49bが重なり合って返却経路46を閉鎖する閉鎖位置と、下端部48bと下端部49bとの間にできた隙間からメダル30などが転落することができる開放位置との間で揺動する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場で使用される遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ玉など他の媒体も含む。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称されている。このようなスロットマシンでは、一般的に筐体前面側に設けられた投入口に規定のメダルを1〜3枚投入して遊技が行われる。スロットマシン内には、投入されたメダルをホッパー装置の貯留部へと流下させる流下経路が設けられており、流下経路の途中には、投入されたメダルの選別を行うセレクターと、この流下経路をメダルが通過したことを検知する光電センサが配設されている。光電センサによってメダルが検知されると、投入されたメダルの枚数がカウントされる。
セレクターは、流下経路において光電センサよりも上流に配設されており、例えば適切なタイミングで投入された正規のメダルと、規定のメダルとは大きさが異なるメダルや不適切なタイミングで投入されたメダルとを選別し、前者は光電センサへと続く流下経路に、後者はメダルをスロットマシン外に返却する返却経路に、それぞれ振り分ける。返却経路に振り分けられたメダルはスロットマシンの下部前面の排出口から受け皿に返却される。
ところで、投入口から挿入したセル板等の異物によって光電センサを誤動作させ、正規のメダルが投入されたかのようにカウントさせる行為が行われることがある。このような不正行為に対し、流下経路において光電センサよりも上流に、メダルの押圧によって一方向に回転する羽根車を設け、異物の通過を羽根車によって防止することが特許文献1などで提案されている。
特開2005−118302
しかしながら、上記のようなスロットマシンは、投入口から挿入された異物が光電センサに達することは防止することができるが、排出口から返却経路に沿って異物が挿入された場合には、異物が光電センサに達してしまい、光電センサを誤動作させる不正行為が行われてしまうおそれがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、返却経路に沿って異物を挿入してなされる不正行為を防止できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、投入口から投入された遊技媒体をホッパー装置の貯留部へと流下させる流下経路と、前記流下経路から分岐して遊技媒体を外部へ返却する返却経路と、前記流下経路と前記返却経路とに遊技媒体を振り分けるセレクターとを備えたものであって、前記返却経路を閉鎖する閉鎖位置と、前記返却経路を通過しようとする遊技媒体による押圧で揺動して前記返却経路を開放する開放位置とに移動する開閉扉を備えたことを特徴とするものである。
また、前記開閉扉は、対向する左右一対の揺動自在な板状部材から構成され、前記板状部材それぞれは、一端部が軸着され、他端部が自由端とされており、前記閉鎖位置にあるときには、それぞれの他端部が重なり合うことが好適である。
また、前記板状部材は、それぞれ前記セレクターに軸着されることが好適である。
また、前記開閉扉を挟んで前記セレクターと対向するように配設され、上方のみ開放された略閉鎖空間を前記開閉扉及び前記セレクターと共に形成する壁部材を備えることが好適である。
本発明の遊技機は、返却経路を閉鎖する閉鎖位置と、返却経路を通過しようとする遊技媒体による押圧で揺動して返却経路を開放する開放位置とに移動する開閉扉を備えたので、異物が返却経路を通過することを防ぐことができ、返却経路に沿って異物を挿入してなされる不正行為を防止できる。
また、開閉扉を、対向する左右一対の揺動自在な板状部材から構成し、板状部材それぞれを、一端部を軸着し、他端部を自由端とし、閉鎖位置にあるときには、それぞれの他端部が重なり合うようにすることで、開閉扉の密閉度が高まり、異物が返却経路を通過すること防ぐ効果を向上させることができる。
また、板状部材をセレクターに軸着することで、開閉扉は、遊技機からセレクターと共に脱着されるようになり、このセレクターを取り付けることによって開閉扉を他機種に設けることができ、開閉扉を他機種に流用することが容易となる。
また、開閉扉を挟んでセレクターと対向するように配設され、上方のみ開放された略閉鎖空間を開閉扉及びセレクターと共に形成する壁部材を備えることによって、返却経路を閉鎖する際の密閉性を高めることができる。
図1に本発明を用いた遊技機の1実施例であるスロットマシン10の外観を示す。スロットマシン10は、収納箱11及び前面扉12からなる筐体13を備えている。前面扉12は、収納箱11の前面側に開閉自在に取り付けられている。前面扉12には、表示窓14が設けられており、表示窓14の奥には、第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが回転自在に組み込まれたリールユニット32(図2参照)が配設されている。表示窓14の下方には、MAXベットボタン16、1ベットボタン17、ストップボタン18a,18b,18c、スタートレバー19、精算ボタン20等の各種の操作ボタンや、メダル(遊技媒体)30を投入するメダル投入口21が設けられている。なお、上記操作ボタンの機能については周知であるため、説明を省略する。前面扉12の下部には、スロットマシン10で遊技を行って当選役が入賞した場合にメダル30を払い出したり、規定のメダル30とは異なるものや不適切なタイミングで投入されたメダル30を返却するためのメダル排出口22と、メダル排出口22から排出されるメダル30などを受けるメダル受け皿23と、遊技中に音楽や音声を発するスピーカ24が設けられている。
第1〜第3リール15a〜15cの外周には複数種類の絵柄が一定ピッチで配列され、第1〜第3リール15a〜15cが停止した状態では、表示窓14を通して1リール当たり3個の絵柄が観察可能となる。また、表示窓14から観察可能な各リールの絵柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが、横3本、斜め2本の合計5本設定されている。遊技開始に先立ってメダル投入口21から1枚のメダル30を投入したときには、中央横1本の入賞有効ラインが有効化され、2枚では横3本、3枚ではさらに斜め2本を加えた5本の入賞有効ラインが有効化される。
スロットマシン10では、50枚を限度に適正なメダル30をクレジット(貯留)することが可能になっている。表示窓14の下方には貯留されているメダル30の枚数が表示されるクレジット枚数表示部25が設けられている。クレジットされるメダル30の最大枚数は50枚であるので、クレジット枚数表示部25には0〜50の数値が表示されるようになっている。クレジット枚数表示部25の側方にはエラー表示部26が設けられている。機械動作、遊技動作に異常がある場合等には、エラー表示部26に異常に応じたエラーコードが表示されるようになっている。
図2に示すように、筐体13内には、スロットマシン10を管制するCPU等が組み込まれたメイン基板31、リールユニット32、電源ボックス33、ホッパー装置34等が設けられている。メイン基板31は、メイン基板31に不正な改造が施されることを防止するために透明なプラスチックで形成された基板ケースに封入されて開放不能となっている。リールユニット32は、第1〜第3リール15a〜15cと図示しない各リールに対応したステッピングモータ、第1〜第3リール15a〜15cの内側から各リールを照射するバックランプ、第1〜第3リール15a〜15cの回転角を検知するフォトセンサ等が組み込まれて構成されている。電源ボックス33は、スロットマシン10の電源のオン/オフを行う電源スイッチ36、スロットマシン10のペイアウト率の設定を変更する設定変更スイッチ37等が設けられている。
ホッパー装置34は、上部に貯留タンク(貯留部)38を備えている。貯留タンク38は、メダル投入口21から投入されたメダル30を貯留する。遊技を行ってメダル30の払い出しを伴う当選役が入賞した場合には、ホッパー装置34が駆動されて、当選役の種類に応じた枚数のメダル30がメダル出口34aからメダル排出口22に送り出され、メダル受け皿23に払い出される。また、貯留タンク38の前面には、略方形板状の壁部材39が、前面扉12を閉じている際に後述するメダルセレクタ41に対向するように螺着されている。
前面扉12の裏には、メダル投入口21の下方にメダルセレクタ41及びメダル案内部材42が設けられている。さらに、メダルセレクタ41の下方には、返却シュート43が設けられている。メダルセレクタ41には、方形の穴44aが形成された通路カバー44が取り付けられている。詳しくは後述するが、メダル投入口21から投入されたメダル30は、メダルセレクタ41及びメダル案内部材42によって形成される流下経路45(図3に図示)を流下して貯留タンク38に至るか、または、メダルセレクタ41から分岐し、穴44a及び返却シュート43によって形成される返却経路46を通過して、メダル排出口22からメダル受け皿23に返却される。
メダルセレクタ41の図2中手前側の面の、穴44aと返却シュート43の入り口43aとの間には、詳しくは後述するが、返却経路46を閉鎖する閉鎖位置と、開放する開放位置とに移動する開閉扉47が設けられている。開閉扉47は、それぞれが揺動自在に軸着された1対の対面する揺動板(板状部材)48,49から構成されている。
図3に示すように、メダルセレクタ41は、基部50、振分装置51、メダル通過センサ52から構成されている。基部50は樹脂で形成されている。基部50には、メダル30の直径よりも幅がやや広い溝からなる第1メダル通路53が形成されている。メダルセレクタ41が前面扉12に取り付けられると、第1メダル通路53のメダル入口53aはメダル投入口21と連通するようになっており、メダル投入口21から投入されたメダル30はメダル入口53aから第1メダル通路53内に侵入する。
第1メダル通路53は、略L字形に屈曲するように形成されており、メダル30の周面と接触する接触底面53bと、メダル30の径方向の面と接触する接触壁面53cとから構成されている。第1メダル通路53の振分装置51が設けられている箇所以外の部分は、上記した通路カバー44によって覆われており、メダル30が第1メダル通路53から図3中手前方向へ転落しないようになっている。なお、基部50は、図3中手前方向にやや傾くように前面扉12に取り付けられているため、流下するメダル30は通路カバー44の方向に自重がかかるように構成されている。
メダル入口53aから第1メダル通路53に侵入したメダル30は、第1メダル通路53の屈曲した部分を通過すると、その進行方向がメダル30が第1メダル通路53内に侵入した方向(図3中A方向)と略直交した方向(図3中B方向)に変化するようになっている。
基部50の第1メダル通路53が形成されている面で、メダル入口53aから見て第1メダル通路53の屈曲した部分よりも下流側の部分(図3中B方向にメダル30が進行する部分)の上方には、振分装置取付部50aが設けられている。振分装置取付部50aは、基部50に形成された略矩形状で凹状の溝からなり、この溝を取り囲む壁面のうちの第1メダル通路53に臨む壁面は一部が開放されている。振分装置取付部50aには振分装置51が設けられている。
振分装置51は、基部50に取り付けられる取付板51a、取付板51aに図3中C方向に回動自在に取り付けられる回動板51b、回動板51bに励磁作用を与えるソレノイド(図示せず)及び回動板51bを付勢する捻りバネ(図示せず)から構成されている。
取付板51a及び回動板51bは、金属製の薄板で形成されている。取付板51aは矩形状に形成されており、基部50の振分装置取付部50aの取付面50bから垂直に突出するように基部50に取り付けられている。
回動板51bは略T字状に形成されており、取付板51aの突出方向と直交して振分装置取付部50aの取付面50b、及び接触壁面53cと対面するように取付板51aに回動自在に取り付けられている。回動板51bが取付板51aに取り付けられると、回動板51bの幅が広い部分であるメダル振り分け部51cの一部は、接触壁面53cと対向して突出し、振分装置取付部50aの前述した開放部分から第1メダル通路53内に侵入した通過位置と、第1メダル通路53内に侵入しない排出位置とに電気的な制御によって変位自在な状態となる。また、メダル振り分け部51cが第1メダル通路53内に侵入した状態では、メダル振り分け部51cの端縁と、接触底面53bとの距離が、メダル30の直径よりも小さくなるように、回動板51bは取り付けられている。これにより、メダル振り分け部51cは、接触底面53bの上を転動するメダル30の径方向上部面と接触してメダル30を支持することができるように配置され、投入されたメダル30は下流に位置するメダル案内部材42へと案内される。
また、回動板51bは、前述したソレノイドの励磁作用とバネの復元力によって、取付板51aとの取付部分に設けられた軸を支点に、メダル30の通過を可能にする通過位置と、メダル振り分け部51cがメダル30の径方向上部面の支持を中止し、第1メダル通路53からメダル30を図3中手前方向に落下させる排出位置との間で回動される。
メダル30が投入されると、前述したソレノイドによる励磁作用が働くことで、回動板51bは第1メダル通路53の接触壁面53cに向かう方向に付勢されて通過位置にセットされる。これにより、メダル30が正規の大きさであれば、回動板51bのメダル振り分け部51cによってメダル30の転動方向が図3中B方向に規制されるので、メダル30は第1メダル通路53を通過する。
第1メダル通路53の振分装置51が設けられている箇所には、通路カバー44の穴44aが開口している。穴44aは、メダル入口53aから見て第1メダル通路53の屈曲した部分よりも下流側の部分(図3中B方向にメダル30が進行する部分)に沿った、左右を長手方向とする略長方形であり、穴44aからは振分装置51やメダル通過センサ52が露呈している。穴44aの下縁は、メダル30の径方向下部面と接触するように、接触底面53bより高い位置となっている。この穴44aから正規のメダル30でないものが排出される。
メダル30が貯留されている枚数が上限枚数である50枚に達している場合や、遊技を行っている最中(スタートレバー19を操作して第1〜第3リール15a〜15cが回転してから、全ての第1〜第3リール15a〜15cが停止されるまでの状態)、メダル通過センサ52やメダルの材質または大きさ等の検知で正規でないと判断された場合などには、前述したソレノイドの励磁作用が断たれ、回動板51bはバネの復元力によってメダル30の径方向上部面を支持する通過位置からメダル30の径方向上部面を支持しない排出位置にセットされる。これにより正規のメダル30でないものは穴44aの下縁によって径方向下部面を支持されるのみとなり、支えを失って、穴44aから図3中手前方向に排出され、開閉扉47上に落下する。なお、振分装置51と連動して出入りするピンを、第1メダル通路53の振分装置51が設置されている箇所よりも下流側に設けて、正規のメダル30でないものを排出する精度を高めるなどしても良い。
メダル通過センサ52は、第1メダル通路53の振分装置51が設置されている箇所よりも下流側に設けられており、第1メダル通路53を転動してきたメダル30を検出する。メダル通過センサ52は、第1メダルセンサ52a及び第2メダルセンサ52bから構成されている。第1及び第2メダルセンサ52a,52bは、例えば、投光部と受光部とを一体に備えた反射型の光電センサであって、第1メダル通路53の接触壁面53cに取り付けられている。第1及び第2メダルセンサ52a,52bは、メダル30の進行方向に沿って上流側に第1メダルセンサ52a、下流側に第2メダルセンサ52bが配置されている。メダル30が第1メダルセンサ52aや第2メダルセンサ52bが配置された所を通過したとき、第1メダルセンサ52aや第2メダルセンサ52bの投光部から投光された光がメダル30によって反射され、反射された光がそれぞれの受光部で受光されることによって、メダル30は検出される。
メダルセレクタ41の下流側の側方には、メダル案内部材42が隣接して配置されている。第1メダル通路53を転動してきたメダル30は、メダル案内部材42によって貯留タンク38へと導かれる。
メダル案内部材42にはその断面を略コの字形状とした溝からなる第2メダル通路55が形成されている。メダル案内部材42はメダルセレクタ41に隣接して配置され、第2メダル通路55は第1メダル通路53と連通している。このため、第1メダル通路53を転動してきたメダル30は第2メダル通路55に侵入する。メダル案内部材42は第1メダル通路53内を図3中B方向に転動するメダル30が第2メダル通路55でスロットマシン10の背面側に向かう方向(図3中E方向)に進行方向を変更するように、屈曲して形成されている。そして、前面扉12が閉じられると、第2メダル通路55の出口55aは貯留タンク38の上方に位置するようにメダル案内部材42の長さは設定されている。また、第2メダル通路55は第1メダル通路53からメダル30が侵入する方の端部から出口55aにかけて下方に傾斜しており、第1メダル通路53から第2メダル通路55に侵入したメダル30はその傾斜によって第2メダル通路55を転動する。このように、第1メダル通路53及び第2メダル通路55によって、メダル投入口21から投入されたメダル30をホッパー装置34の貯留タンク38へと流下させる流下経路45が形成されている。
基部50の、第1メダル通路53の下方で、第1メダル通路53が設けられた側(図3中、手前側)の面50cには、ほぼ同じ高さの位置で穴44aの幅より大きな間隔で略平行な軸60,61が、面50cから垂直に突出するように設けられ、開閉扉47を構成する揺動板48,49それぞれの上端部48a,49aがそれぞれ軸60,61によって揺動自在に軸支されている。揺動板48,49それぞれの下端部48b,49bは自由端となっている。揺動板48,49は、軸60,61を軸心として返却経路46を閉鎖する閉鎖位置(図5(A)参照)と、開放する開放位置(図5(B)参照)との間で揺動する。揺動板48,49は、それぞれ捻りバネ(図示せず)によって閉鎖位置に向けて付勢され、ストッパ62,63により閉鎖位置に保持されている。
閉鎖位置は、軸60,61の軸間の略中間下方において揺動板48,49それぞれの下端部48b,49bが重なり合う位置であり、閉鎖位置にあるとき揺動板48,49それぞれは、軸着された上端部48a,49aから重なり合う下端部48b,49bにかけて下方に傾斜した状態となる。
開放位置は、穴44aから排出されたメダル30などが揺動板48,49上に落下したときに、メダル30などの重量によって揺動板48,49が下方に揺動し、下端部48bと下端部49bとの間にできた隙間からメダル30などが転落することができる位置である。揺動板48,49から転落したメダル30などは、入り口43aから返却シュート43に侵入し、返却シュート43を通過してメダル排出口22からメダル受け皿23に返却される。
図4に示すように、前面扉12が閉じられているときには、壁部材39が、揺動板48,49を挟んでメダルセレクタ41と対向する位置となる。揺動板48,49が閉鎖位置にあるときには、図4中手前側を壁部材39が、奥側をメダルセレクタ41が、下方右側を揺動板48が、下方左側を揺動板49がそれぞれ閉鎖することによって、上方のみ開放された略閉鎖空間65(図4中、1点鎖線にて示す)が形成される。
次に上記のように構成されたスロットマシン10の作用について説明する。図5(A)に示すように、メダル30が、第1メダル通路53を流下しているときには、揺動板48,49は閉鎖位置にあり、穴44a及び返却シュート43からなる返却経路46は閉鎖される。このとき、メダル排出口22から返却シュート43に挿入された異物が、穴44aに達することを防ぎ、返却経路46を通過してメダル通過センサ52を誤動作させる不正行為を防止することができる。
規定のメダル30とは異なる大きさであったり、不適切なタイミングで投入されるなどしたメダル70は穴44aから排出され、揺動板48,49上に落下する。そして、図5(B)に示すように、揺動板48,49はメダル70の重量によって下方に揺動して開放位置となり、下端部48bと下端部49bとの間にできた隙間からメダル70が返却シュート43に転落する。メダル70が転落した後、揺動板48,49は閉鎖位置に復帰する。
なお、上記実施形態では、開閉扉47は揺動板48,49から構成されていたが、開閉扉の構成はこれに限られず、揺動して返却経路の閉鎖・開放を行えるものであれば、例えば、中央を軸支されて左右に揺動する板状部材で構成されるようにしても良い。
上記実施形態では、壁部材39は貯留タンク38に螺着されていたが、壁部材39を固着する場所はこれに限られず、メダルセレクタ41と対向するように、例えば前面扉12の裏側に設けられたブラケット等に固着されるものとしても良い。
本発明を実施したスロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの内部を示す斜視図である。 メダルセレクタ及び開閉扉を示す斜視図である。 メダルセレクタ、開閉扉及び壁部材を示す斜視図である。 開閉扉の閉鎖位置及び開放位置を示す説明図である。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機)
34 ホッパー装置
38 貯留タンク(貯留部)
39 壁部材
41 メダルセレクタ(セレクタ)
45 流下経路
46 返却経路
47 開閉扉
48,49 揺動板(板状部材)
48a,49a 上端部
48b,49b 下端部

Claims (4)

  1. 投入口から投入された遊技媒体をホッパー装置の貯留部へと流下させる流下経路と、前記流下経路から分岐して遊技媒体を外部へ返却する返却経路と、前記流下経路と前記返却経路とに遊技媒体を振り分けるセレクターとを備えた遊技機において、
    前記返却経路を閉鎖する閉鎖位置と、前記返却経路を通過しようとする遊技媒体による押圧で揺動して前記返却経路を開放する開放位置とに移動する開閉扉を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記開閉扉は、対向する左右一対の揺動自在な板状部材から構成され、前記板状部材それぞれは、一端部が軸着され、他端部が自由端とされており、前記閉鎖位置にあるときには、それぞれの他端部が重なり合うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記板状部材は、それぞれ前記セレクターに軸着されることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記開閉扉を挟んで前記セレクターと対向するように配設され、上方のみ開放された略閉鎖空間を前記開閉扉及び前記セレクターと共に形成する壁部材を備えたことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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