JP4552492B2 - 遊技玉送出装置及び遊技装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、遊技媒体として遊技玉を用いたスロットマシンなどの遊技装置に備えられている遊技玉送出装置およびこれを備えた遊技装置に関するものである。
従来、遊技媒体としてメダルを用いたスロットマシンがパチンコ遊技店などにおいて広く設置されている。これに対して、近年では、遊技媒体として遊技玉(パチンコ玉)を用いたスロットマシンが各種提案されている(例えば特許文献1、2参照)。このように、スロットマシンにおいて遊技玉を用いるようにした場合、パチンコ遊技店において次のようなメリットがある。
パチンコ遊技店では、パチンコ遊技装置とスロットマシンとが併設されていることが多い。ここで、スロットマシンが遊技玉を遊技媒体として用いるようになっていれば、パチンコ遊技装置とスロットマシンとで遊技媒体を共通化することが可能となる。すなわち、パチンコ遊技店内での遊技玉補給装置、計数装置、管理装置などをパチンコ遊技装置とスロットマシンとで共通に用いることが可能となる。また、従来では、パチンコ遊技装置とスロットマシンとでは、並んで設置することは不可能であったが、遊技媒体を共通化することによって、同じ遊技台列(島)に設置することが可能となる。
遊技玉を遊技媒体とするスロットマシン(以降、単に遊技装置と称する)は、掛け玉としての遊技玉を貯留する遊技台上皿と、遊技玉を遊技者に返却するための遊技台下皿とを備えている。遊技者によって掛け数が設定されると、遊技台上皿に貯留している遊技玉が、島内に配置されている遊技玉回収装置に排出される。一方、遊技者によって返却指示が行われると、遊技台上皿に貯留している遊技玉が、遊技台下皿に返却される。この処理を実現するための構成が遊技玉取込装置である。
遊技玉取込装置は、遊技台上皿から流入する遊技玉を貯留する遊技玉貯留部と、遊技玉貯留手段に貯留されている遊技玉を、当該遊技玉取込装置から排出される遊技玉を回収する遊技玉回収装置に排出するか、遊技台下皿に返却するかを振分ける遊技玉振分け部とを備えている。なお、遊技玉回収装置は、遊技台の島の内部に設けられているものである。
ここで、いわゆる先取り込みによって遊技玉の取り込みが行われるような遊技装置が提案されている。先取り込みの構成の場合、遊技玉通路内に貯留される遊技玉が最大掛け数に対応する個数となっていることが確認された時点で遊技者による掛け数の選択が可能となり、掛け数の選択の直後からゲームを開始することが可能となっている。つまり、掛け数分の遊技玉の遊技玉回収装置への実際の排出は、掛け数が選択された後から開始され、ゲーム中にも行われるようになっている。
しかし、上記の構成では、1回の遊技で使用できる最大個数の遊技玉を遊技玉取込装置内の遊技玉通路内に貯留する必要があるため、遊技玉通路を長くする必要があり、遊技玉取込装置の大型化を招来してしまう。
これに対して、いわゆる後取り込みによって遊技玉の取り込みが行われるような遊技装置が提案されている。後取り込みの構成の場合、遊技者が掛け数を設定した後に遊技玉の遊技玉回収装置への排出を開始し、掛け数分の遊技玉が遊技玉回収装置へ排出されたことを確認した後に、ゲームを開始することになる。
しかし、上記の構成では、遊技者が掛け数を設定してから、掛け数分の遊技玉が遊技玉回収装置へ排出されてゲームが開始されるまでの間、遊技者を待たせることになってしまうという問題がある。
これに対して、回転するスプロケットやローラによって遊技玉を強制的に送る送り装置を設けた遊技玉取込装置が提案されている(例えば特許文献1,2参照)。送り装置を設けた構成では、遊技玉取込装置内を流れる遊技玉の速度を上げることができるため、遊技玉の取り込みに要する時間の短縮を図ることができ、後取り込みの場合でも遊技者を待たせる時間を抑えることができる。
図23はスプロケットを設けた従来の遊技玉取込装置110の構成を示している。この遊技玉取込装置110には、遊技台上皿から流入する遊技玉を遊技台回収装置又は遊技台下皿へ導く遊技玉通路111の途中に、図示しない駆動装置によって回転することによって遊技玉の速度を上げるスプロケット112が設けられている。
また、図24はローラを設けた従来の遊技玉取込装置120の構成を示している。この遊技玉取込装置120には、遊技台上皿から流入する遊技玉を遊技台回収装置又は遊技台下皿へ導く遊技玉通路121の途中に、図示しない駆動装置によって回転することによって遊技玉の速度を上げるローラ122が設けられている。
特開2003−126345号公報(公開日:2003年5月7日) 特開2003−236185号公報(公開日:2003年8月26日)
上記図23に示したスプロケット112を設けた従来の構成では、スプロケット112のくぼみに遊技玉が入り込むことによって、遊技玉をより確実に保持し、送ることができる。しかしながら、この構成では、スプロケット112の回転速度を上げると、スプロケット112のくぼみに遊技玉が入り込まない状態でスプロケット112が回転してしまう(空送り)、あるいは、くぼみに遊技玉が確実に入り込まない状態でスプロケット112が回転することにより遊技玉が引っ掛かりスプロケット112の回転を阻害してしまう(噛み込み)、といった問題が生じる。そのため、スプロケット112の回転速度を上げることが困難であり、遊技玉の送り速度が低下してしまう。
これに対して、上記図24に示したローラ122を設けた従来の構成では、上記スプロケット112の場合のような問題は生じず、遊技玉の送り速度を上げやすい。
ところで、上述した遊技装置では、遊技玉を送る動作と、遊技玉の送りを停止する動作とを適宜切り替える必要がある。したがって、これらの動作の切り替えを送り装置によって実現することが望ましい。
しかしながら、ローラ122を備えた送り装置では、遊技玉の送りを停止する際に、遊技玉を確実に停止させておくことが困難である。なぜなら、ローラ122による遊技玉の停止は、ローラ122と遊技玉通路121の通路面との間で遊技玉を挟み込むニップ圧によって生じる摩擦力によって実現されるが、停止している先頭の遊技玉には後続の遊技玉の重みによる力がかかっているため、この力が上記摩擦力を超えてしまうと、先頭の遊技玉がローラ122からの拘束をはなれて下流側へ流れてしまうからである。
このように、予期しない遊技玉の流れを「玉こぼれ」と称する。このような玉こぼれは、特に遊技装置に対して振動が加えられたような場合に生じやすく、遊技者が故意に遊技装置に振動を加えるといった不正を招きかねない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技玉などの遊技玉を送出する上記遊技玉取込装置のような遊技玉送出装置において、遊技玉の送り速度を上げることができ、かつ、玉こぼれの発生を抑えることのできる構成を実現することにある。
本発明に係る遊技玉送出装置は、遊技玉を流下させる遊技玉通路が形成されているとともに、前記遊技玉通路の側方から遊技玉に接触し、当該遊技玉との間に生じる摩擦力によって遊技玉を送出し及び停止させる送出部と、前記送出部によって遊技玉が送出される場合には当該遊技玉の送出を可能とし、かつ、前記送出部によって遊技玉が停止されている場合には当該遊技玉が送出方向下流側へ流れることに対する抵抗力を作用させる送出阻止部とを備えることを特徴としている。
上記遊技玉送出装置には、遊技玉を流下させる遊技玉通路が形成されているとともに、この遊技玉通路の側方から遊技玉に接触し、当該遊技玉との間に生じる摩擦力によって遊技玉を送出し及び停止させる送出部が備えられている。
これにより、遊技玉をくぼみに入り込ませて送出する上記スプロケットの場合とは異なり、上述した空送りや噛み込みの発生を抑制し、遊技玉の送り速度を上げることができる。
しかし、上記の送出部では遊技玉との間に生じる摩擦力によって遊技玉を停止させるため、遊技玉の停止時において上述した玉こぼれが生じやすい。
そこで、上記の構成では、送出部によって遊技玉が送出される場合には当該遊技玉の送出を可能とし、かつ、送出部によって遊技玉が停止されている場合には当該遊技玉が送出方向下流側へ流れることに対する抵抗力を作用させる送出阻止部を備えている。
これのように、遊技玉が停止されている場合に送出阻止部によって当該遊技玉に対して上記抵抗力が作用しているため、玉こぼれの発生を抑制することができる。
したがって、上記の構成では、遊技玉の送り速度を上げることができ、かつ、玉こぼれの発生を抑えることのできる遊技玉送出装置を実現することができる。
上記送出阻止部は、前記送出部によって遊技玉が停止されている場合には前記遊技玉通路内における当該遊技玉の送出方向下流側に突出することによって当該遊技玉が送出方向下流側へ流れることに対する抵抗力を作用させ、かつ、前記送出部によって遊技玉が送出される場合には前記送出部から送出力が加えられた当該遊技玉によって前記遊技玉通路外へ押し出される構成としてもよい。
そのためには、たとえば、前記送出阻止部を、前記送出部によって遊技玉が停止されている場合に前記遊技玉通路内に突出する突出部と、前記突出部が前記遊技玉通路内に突出するように付勢する付勢部とを備える構成とすることができる。
上記の構成では、送出部による遊技玉の送出動作と停止動作とに連動して、送出阻止部の突出部が遊技玉通路内に突出する動作と、遊技玉通路外へ押し出される動作とを行うことになる。そのため、送出阻止部を能動的に動作させる機構を別途設ける必要がなく、装置構成の簡素化を図ることができる。
本発明に係る遊技玉送出措置は、上記の遊技玉送出装置において、前記遊技玉通路を介して前記送出部と対向して配置され、前記送出部との間に介在する遊技玉を前記送出部に対して付勢する案内部をさらに備えることが望ましい。
上記の構成では、案内部によって遊技玉が送出部に対して付勢されるため、遊技玉と送出部との間に摩擦力をより確実に発生させることができる。
本発明に係る遊技玉送出措置は、上記の遊技玉送出装置において、前記突出部は前記案内部の送出方向下流側端部よりも上流側の位置において前記遊技玉通路内に突出することが望ましい。
上記の構成では、突出部の突出位置よりも下流側まで案内部が延びていることになる。これにより、送出部から送出力が加えられた遊技玉が送出阻止部を遊技玉通路外へ押し出す際にも、案内部によって遊技玉が送出部に対して付勢され、摩擦力がより確実に発生された状態が保たれることになる。したがって、遊技玉が送出阻止部を遊技玉通路外へ押し出す際にも、この遊技玉に対して送出部からの送出力がより確実に加えられることになる。その結果、より円滑に遊技玉を送出することが可能になる。
なお、送出部は、前記遊技玉通路の側方から遊技玉に外周が接触するように配置され、回転することによって遊技玉を送出し、停止することによって遊技玉を停止させるローラを備える構成としてもよい。
本発明に係る遊技装置は、遊技者に遊技玉を掛けさせて遊技を行わせる遊技装置であって、遊技者の掛けた遊技玉を外部へ送出するための遊技玉取込装置と、遊技者に払い戻す遊技玉を遊技者側へ送出するための遊技玉払戻装置とを備え、前記遊技玉取込装置及び遊技玉払戻装置の少なくとも一方が上記何れかの遊技玉送出装置を用いて構成されていることを特徴としている。
上記の構成では、遊技玉の送り速度を上げることができ、かつ、玉こぼれの発生を抑えることのできる遊技装置を実現することができる。
以上のように、本発明に係る遊技玉送出装置は、遊技玉通路の側方から遊技玉に接触し、当該遊技玉との間に生じる摩擦力によって遊技玉を送出し及び停止させる送出部と、送出部によって遊技玉が送出される場合には当該遊技玉の送出を可能とし、かつ、送出部によって遊技玉が停止されている場合には当該遊技玉が送出方向下流側へ流れることに対する抵抗力を作用させる送出阻止部とを備える構成である。
上記の構成では、遊技玉をくぼみに入り込ませて送出するスプロケットの場合とは異なり、空送りや噛み込みの発生を抑制し、遊技玉の送り速度を上げることができる。
また、上記の構成では、遊技玉が停止されている場合に送出阻止部によって当該遊技玉に対して上記抵抗力が作用しているため、玉こぼれの発生を抑制することができる。
したがって、上記の構成では、遊技玉の送り速度を上げることができ、かつ、玉こぼれの発生を抑えることのできる遊技玉送出装置を実現することができる。
また、本発明に係る遊技装置は、遊技者に遊技玉を掛けさせて遊技を行わせる遊技装置であって、遊技者の掛けた遊技玉を外部へ送出するための遊技玉取込装置と、遊技者に払い戻す遊技玉を遊技者側へ送出するための遊技玉払戻装置とを備え、遊技玉取込装置及び遊技玉払戻装置の少なくとも一方が上記遊技玉送出装置を用いて構成されている。
上記の構成では、遊技玉の送り速度を上げることができ、かつ、玉こぼれの発生を抑えることのできる遊技装置を実現することができる。
本発明の一実施形態について図1から図22に基づいて説明すると以下の通りである。
(遊技装置の外観)
図1は、本実施形態に係る遊技装置1の外観を示している。遊技装置1は、いわゆるスロットマシンと呼ばれるタイプの遊技装置であり、遊技媒体として遊技玉(パチンコ玉)を用いるようになっている。図1に示すように、遊技装置1の前面上側領域には、図柄表示窓2A・2B・2Cが設けられており、その内部に図柄表示リール3A・3B・3Cがそれぞれ設けられている。図柄表示リール3A・3B・3Cに表示されている各種図柄は、図柄表示窓2A・2B・2Cを介して遊技者に示されるようになっている。
図柄表示窓2A・2B・2Cの下方には、スタートレバー4、ストップボタン5A・5B・5C、1BETボタン6A、およびMAXBETボタン6Bが設けられている。スタートレバー4は、図柄表示リール3A・3B・3Cの回転を開始させるものである。ストップボタン5A・5B・5Cは、それぞれ図柄表示リール3A・3B・3Cの回転を停止させるものである。1BETボタン6A、およびMAXBETボタン6Bは、それぞれ掛け数を決定するものである。また、図示はしていないが、BET可能な掛け数を表示する表示器も設けられている。
上記の各種操作ボタンのさらに下方には、遊技台上皿7、遊技台下皿8、および遊技玉取込装置9が設けられている。遊技台上皿7には、遊技玉としての遊技玉が貯留される。そして、ゲームが開始すると、遊技台上皿7に入っている遊技玉から掛け数分が遊技玉取込装置9に取り込まれ、遊技装置1の後部の島内に配置される遊技玉回収装置(図22参照)に回収される。また、賞球は遊技台上皿7に供給されるようになっている。
また、遊技台上皿7に入っている遊技玉が満杯となっている状態で賞球が供給された場合には、溢れた遊技玉は遊技台下皿8に供給される。また、遊技玉取込装置9には返却ボタン10が設けられており、この返却ボタン10が押されると、遊技台上皿7に入っている遊技玉が遊技台下皿8に供給されるようになっている。また、遊技台下皿8には、ゲーム開始時において、遊技玉取込装置9内に残っている遊技玉が排出されるようになっている。
(遊技方法の概略)
ここで、以上のような遊技装置1における遊技方法について説明しておく。遊技者は、有効ラインを設定するための掛け数設定操作、図柄表示リール3A・3B・3Cを回転させるための回転起動操作、図柄表示リール3A・3B・3Cの回転を停止させるための回転停止操作を行う。
掛け数設定操作は、上記の1BETボタン6A、もしくはMAXBETボタン6Bによって行われる。本実施形態では、1BETボタン6Aが押されると遊技玉5個が掛けられるようになっており、MAXBETボタン6Bが押されるとその遊技状態において許される最大の個数の遊技玉が掛けられるようになっている。すなわち、MAXBETはスロットマシンのMAXBETと同様である。BET数が多くなればなるほど、有効ラインが増えることになる。
ここで、有効ラインについて説明する。図柄表示リール3A・3B・3Cには、その外周面に複数種類の図柄が印刷されており、図柄表示リール3A・3B・3Cが停止した状態では、図柄表示窓2A・2B・2Cには、それぞれ3つの図柄が表示されるようになっている。すなわち、図柄表示窓2A・2B・2C全体では、3×3=9種類の図柄が表示されることになる。ここで、1BETの場合には、3×3のマトリクスのうち、中段横1列のラインが有効ラインとなり、2BETの場合には、上段、中段、下段の各横1列のラインが有効ラインとなり、MAXBETの場合には、上段、中段、下段の各横1列のラインに加えて、左上から右下へのラインおよび右上から左下へのラインが有効ラインとなる。
掛け数設定操作が完了すると、遊技者によってスタートレバー4が操作されることによって、図柄表示リール3A・3B・3Cが回転する。そして、遊技者は、好みのタイミングでストップボタン5A・5B・5Cをそれぞれ押し、これにより図柄表示リール3A・3B・3Cの回転が停止される。図柄表示リール3A・3B・3Cの回転が停止した状態で、掛け数に応じて設定された有効ラインに、所定の図柄の順番が含まれていると、それに対応した賞球が遊技者に払い出されることになる。
(遊技玉取込装置の全体構成)
次に、遊技玉取込装置9の全体構成について説明する。図2は、遊技玉取込装置9の外観を示している。また、図3は、遊技玉取込装置9を分解した状態での外観を示す斜視図である。これらの図に示すように、遊技玉取込装置9は、カバー11、装置部12、通路部13を備えた構成となっている。カバー11は、装置部12の遊技装置1本体側を覆うように設けられており、通路部13は、装置部12の遊技者側を覆うように設けられている。なお、通路部13のさらに遊技者側にもカバーが設けられるが、図2及び図3ではこのカバーを図示していない。
また、図2に示すように、カバー11には、遊技玉排出口11Aが設けられており、通路部13には、遊技玉取込口13A及び遊技玉返却口13Bが設けられている。遊技玉排出口11Aは、遊技玉回収装置に回収される遊技玉を排出する際の出口となる開口部である。遊技玉取込口13Aは、遊技台上皿7から遊技玉取込装置9に遊技玉を導入する際の入口となる開口部である。遊技玉返却口13Bは、遊技台下皿8に払い出される遊技玉を排出する際の出口となる開口部である。
遊技玉取込口13A及び遊技玉返却口13Bは、遊技玉取込装置9における一側面に設けられている。すなわち、遊技玉取込口13A及び遊技玉返却口13Bの開口方向が同じ方向となっている。また、遊技玉取込口13A及び遊技玉返却口13Bは、ほぼ同一の平面内に位置するように設けられている。
遊技玉取込装置9は、図1に示すように、遊技装置1の表側正面から見て、遊技台上皿7及び遊技台下皿8の右側に配置されている。そして、遊技玉取込口13A及び遊技玉返却口13Bは、遊技台上皿7及び遊技台下皿8が配置されている方向に設けられている。
一方、遊技玉排出口11Aは、遊技装置1本体の方向に設けられている。これにより、遊技玉取込装置9から排出された遊技玉は、遊技装置1内部を通って遊技玉回収設備に導かれる。
(遊技玉取込装置の装置部の構成)
次に、遊技玉取込装置9の装置部12の構成について説明する。図4(a)は装置部12のカバー11側の面を示し、図4(b)は通路部13側の面を示している。
装置部12は、ガイド12aを有しており、このガイド12aに対して、ローラ駆動部14と、通路切替弁駆動部15と、入口センサ16と、取込センサ17と、カウントセンサ18とが取り付けられている。
ローラ駆動部14は、装置部12に設けられたローラ19b(図5(a)参照)を回転させるものである。ローラ駆動部14は、ローラ19bを回転させるローラ駆動モータ14aと、ローラ駆動モータ14aの回転軸に取り付けられており、回転力をローラ19bに伝達するための駆動側ギア14bと、ローラ駆動モータ14aの回転軸であって駆動側ギア14bとは反対側の回転軸に取り付けられており、遊技玉がつまった際などに手動でローラ19bを回転させるためのローラ軸つまみ14cとを備えている。
通路切替弁駆動部15は、装置部12に設けられた通路切替弁20b(図5(a)参照)を動作させるものである。通路切替弁駆動部15は、引き込み−引き込み解除による往復駆動力を発生するソレノイド(キープソレノイド)15aと、ソレノイド15aが引き込み解除状態である場合の助勢力を生じさせるためのコイルバネ15bと、ソレノイド15aの可動部先端付近に一端が連結された通路切替弁リンク15cと、通路切替弁リンク15cの回転中心軸となるシャフト15dと、通路切替弁リンク15cの他端に取り付けられたシャフト15eとを備えている。
通路切替弁駆動部15の動作を図4(a)を用いて説明する。ソレノイド15aの引き込みが解除されて可動部が左側に突出されると、通路切替弁リンク15cがシャフト15dを中心として反時計回りに回動し、その結果、シャフト15eが右側に移動し、逆に、ソレノイド15aが引き込まれて可動部が右側に引き込まれると、通路切替弁リンク15cがシャフト15dを中心として時計回りに回動し、その結果、シャフト15eが左側に移動することになる。
入口センサ16は、通路部13によって形成される遊技玉取込装置9内部の遊技玉通路24(図5(a)参照)における遊技玉取込口13Aの直後の位置に設けられている。この入口センサ16は、上記の位置に遊技玉が存在するか否かを検出することができる。この入口センサ16は、遊技台上皿7に遊技玉が残っているか否かの認識や、遊技玉取込装置9内に所定個数の遊技玉が貯留されているか否かの認識のために設けられている。
取込センサ17は、通路部13によって形成される遊技玉取込装置9内部の遊技玉通路24におけるローラ19bの直後の位置に設けられている。この取込センサ17は、上記の位置を遊技玉が通過したことを検出することができる。この取込センサ17は、所定数の遊技玉をローラ19bの下流側へ送った後にローラ19bを停止させるために、ローラ19bを通過した遊技玉の数をカウントする機能を有している。そのため、取込センサ17は、できるだけローラ19bに近い位置に設けられていることが望ましい。
カウントセンサ18は、通路部13によって形成される遊技玉取込装置9内部の遊技玉通路24における通路切替弁20b(図5(a)参照)の下流側であって、通路切替弁20bと遊技玉排出口11A(図2参照)との間の位置に設けられている。このカウントセンサ18は、上記の位置を遊技玉が通過したことを検出することができる。このカウントセンサ18は、遊技玉排出口11Aから排出した遊技玉の数を正確にカウントするために設けられている。そのため、カウントセンサ18はデュアルセンサであることが望ましい。デュアルセンサとは、遊技玉の進行方向に沿って直列に並んだ2つのセンサからなるセンサであり、遊技玉の進行の向きを検出できるものである。カウントセンサ18をデュアルセンサとすることにより、カウントセンサ18を一旦通過した遊技玉が跳ね返りなどにより逆流してカウントセンサ18を通過し、再度向きを変えてカウントセンサ18を通過するような場合であっても、カウントセンサ18を通過した遊技玉の数を正確にカウントすることができる。
(遊技玉取込装置の通路部の構成)
次に、遊技玉取込装置9の通路部13の構成について説明する。図5(a)は通路部13の装置部12側の面を示し、図5(b)はその反対側の面を示している。
通路部13は、ガイド13aを有しており、このガイド13aに対して、ローラ部19と、通路切替部20と、ローラ対向部21と、下皿センサ22と、遊技玉逆流防止弁23と、ガイド13bとが取り付けられている。
また、通路部13には、遊技玉通路24が形成されている。遊技玉通路24は、遊技玉取込口13Aと、遊技玉排出口11A及び遊技玉返却口13Bとの間に設けられた通路であり、遊技玉取込口13Aから取り込まれた遊技玉は、この遊技玉通路24を通って遊技玉排出口11A又は遊技玉返却口13Bから排出される。
ローラ部19は、遊技玉取込口13Aから遊技玉通路24に沿って所定距離入った位置に設けられており、この位置を通過する遊技玉に対して力を作用させることにより、遊技玉を加速又は停止させるものである。ローラ部19は、ガイド13aに取り付けられたローラ軸19aと、このローラ軸19aを回転軸として回転可能なローラ19bと、このローラ19bと接続されているとともに、装置部12の駆動側ギア14bと歯合してローラ駆動モータ14aの駆動力をローラ軸19aに伝達する従動側ギア19cと、ローラ19bを覆うローラキャップ19dとを備えている。
なお、ここではローラ19bを用いる構成について説明しているが、ローラ19bの代わりにスプロケットを用いてもよい。ただし、ローラ19bは高速に遊技玉を送出するのに適しているため、望ましい。
通路切替部20は、ローラ19bの下流側に位置する遊技玉通路24の分岐点付近に設けられており、遊技玉を遊技玉排出口11A側へ導くか、遊技玉返却口13B側へ導くかを切り替えるものである。通路切替部20は、ガイド13aに取り付けられたシャフト20aと、このシャフト20aを回動軸として回動することにより上記通路の切り替えを実現する通路切替弁20bと、この通路切替弁20bの位置を検出する通路切替弁検出センサ20cとを備えている。
ローラ対向部21は、ローラ19b部分を通過する遊技玉が適切な圧力でローラ19bに接するように付勢するものである。そのために、ローラ対向部21は、ガイド13aに取り付けられたシャフト21aと、遊技玉通路24の側壁の一部をなし、シャフト21aを回動軸として回動可能な可動式案内部21bと、ガイド13aに取り付けられており、可動式案内部21bをローラ19b側に付勢するコイルバネ21dとを備えている。なお、可動式案内部21bはさらに送出阻止部21cを備えているが、この機能については、後に図20(a)(b)及び図21(a)(b)に基づいて説明する。
ガイド13bは、ガイド13aに対して、ローラ19bや通路切替弁20bなどが設けられている側面とは反対側の側面に設けられており、遊技玉通路24の遊技玉返却口13B側の部分を構成している。つまり、遊技玉通路24は、通路切替弁20bの遊技玉返却口13B側の下流において、ガイド13aに設けられた開口部13cを介して反対側へ延びている。
下皿センサ22は、遊技玉通路24における遊技玉返却口13B付近に設けられている。この下皿センサ22は、上記の位置に遊技玉が存在するか否かを検出することができる。この下皿センサ22は、遊技台下皿8内に存在する遊技玉の数が許容量を超えているか否かの認識のために設けられている。
遊技玉逆流防止弁23は、遊技玉返却口13Bから遊技台下皿8へ返却された遊技玉が遊技玉取込装置9の内部へ逆流することを防ぐものである。
(遊技玉取込装置の制御概要)
次に、遊技玉取込装置9の制御の概要について、図6に基づいて説明する。
遊技装置1に電源が投入される、あるいは遊技装置1がリセットされると、遊技玉取込装置9に対してイニシャル処理が実行される(S000)。このイニシャル処理の具体的内容については、後に図7に基づいて詳述する。
イニシャル処理が終了すると、このイニシャル処理が正常に終了したのか否かが判定され、正常に終了したと判定された場合には、返却処理又は取込処理の要求待ちの状態(待機状態)になる(S002,S003)。
この待機状態において取込処理要求がなされた場合には、取込処理が実行され(S004)、正常に終了したのか否かが判定され(S005)、正常に終了したと判定された場合には、ステップS002,S003の待機状態へ移行する。
また、この待機状態において返却処理要求がなされた場合には、返却処理が実行され(S006)、停止要求がなかった場合には(S007,N)そのままステップS002,S003の待機状態へ移行し、停止要求があった場合には(S007,Y)、返却停止処理が実行され(S008)、正常に終了したのか否かが判定され(S009)、正常に終了したと判定された場合には、ステップS002,S003の待機状態へ移行する。
なお、取込処理、返却処理、返却停止処理の具体的内容については、後にそれぞれ図8、図9、図10に基づいて詳述する。
上記ステップS001,S005,S009の各判定処理において、正常に終了しなかったと判定された場合には、エラー処理が実行される(S010)。エラー処理では、発生したエラーの種類に応じてエラーコードを設定し、エラーを視認可能なように外部に報知する。なお、ステップS010のエラー処理に関する詳細な説明は省略する。この報知により、遊技装置1の管理者が復旧作業を行うと、エラーが解除したことを確認する。そして、エラーの解除後は再度ステップS000のイニシャル処理から実行される。なお、エラーの解除後に、ステップS000のイニシャル処理からではなく、ステップS002,S003の待機状態から実行されるようになっていてもよい。
(イニシャル処理・初期動作)
次に、遊技装置1のイニシャル処理(図6、S000参照)、及びこのイニシャル処理による遊技玉取込装置9の初期動作について図7、図11及び図12に基づいて説明する。なお、図11及び図12では、ガイド12aに取り付けられた各構成部材と、ガイド13aに取り付けられた各構成部材との位置関係が明確になるように、ガイド12a自体の図示を省略している。
イニシャル処理は、通路切替弁20bを下皿側に切り替えることを主な目的とする処理である。ここで、「下皿側」とは、遊技玉取込口13Aから取り込まれた遊技玉が遊技玉返却口13Bへ排出されるような通路切替弁20bの状態、つまり、図11に示すようにソレノイド15aの引き込みが解除されたときの状態を指す。逆にソレノイド15aの引き込みがあったとき、遊技玉取込口13Aから取り込まれた遊技玉が遊技玉排出口11Aへ排出されるような通路切替弁20bの状態を「島側」と称する(図13参照)。
イニシャル処理によって通路切替弁20bを下皿側に切り替える理由は、こぼれ玉が発生した場合に、このこぼれ玉が必ず遊技台下皿8に排出されるようにすることにある。こぼれ玉とは、ローラ駆動モータ14a及びローラ19bが停止し、遊技玉の送り動作が停止している状態において、予期せずにローラ19bや取込センサ17を遊技玉が通過してしまう現象、及びその遊技玉をいう。こぼれ玉は、遊技装置1の振動や、遊技台上皿7からの異物の押し込みなどが原因となって発生する。一般に、ローラ19bと可動式案内部21bとの間にニップされる遊技玉の位置が下流側になるほど、こぼれ玉は発生しやすくなる。
イニシャル処理では、まず、通路切替弁検出センサ20cがOFFであるか否かが判定される(S100)。なお、ここでは、通路切替弁20bが島側である場合に通路切替弁検出センサ20cがOFFとなり、通路切替弁20bが下皿側である場合に通路切替弁検出センサ20cがONとなるものとする。
ステップS100において通路切替弁検出センサ20cがOFFであると判定されると、下皿側への通路切替処理が実行される(S101)。この処理の実行により、ソレノイド15aの引き込みが解除され、通路切替弁20bが下皿側へ切り替えられる。なお、ステップS101の通路切替処理に関する詳細な説明は省略する。
そして、通路切替弁検出センサ20cがONであるか否かが判定され(S102)、ONであると判定されると正常終了し(S103)、ONではないと判定されると異常終了する(S104)。
一方、ステップS100において通路切替弁検出センサ20cがOFFではないと判定されると、通路切替弁20bはすでに下皿側であることになるので、そのままステップS103へ移行して正常終了する。
なお、イニシャル処理において、ソレノイド15a及び通路切替弁検出センサ20cに故障がないことを確認するための処理を追加してもよい。具体的には、イニシャル処理の開始時に通路切替弁検出センサ20cがONである場合には、ソレノイド15aによって通路切替弁20bを下皿側→島側→下皿側と動作させ、これに対応した検出を通路切替弁検出センサ20cが行うことを確認し、イニシャル処理の開始時に通路切替弁検出センサ20cがOFFである場合には、ソレノイド15aによって通路切替弁20bを島側→下皿側と動作させ、これに対応した検出を通路切替弁検出センサ20cが行うことを確認すればよい。
このようにしてイニシャル処理が正常に実行されると、図11に示すように、遊技玉通路24は、遊技玉取込口13Aから通路切替弁20bを通って遊技玉返却口13Bへとつながる経路となる。
この状態において、遊技玉取込装置9に遊技玉が流れ込むと、図12に示す状態となる。この状態では、先頭の遊技玉がローラ19bに当接した状態で停止する。この状態では、先頭の遊技玉はローラ19bと可動式案内部21bとによって完全にはニップされていない。
(取込処理・取込動作)
次に、遊技装置1の取込処理(図6、S004参照)、及びこの取込処理による遊技玉取込装置9の取込動作について図8、図13及び図14に基づいて説明する。なお、図13及び図14では、ガイド12aに取り付けられた各構成部材と、ガイド13aに取り付けられた各構成部材との位置関係が明確になるように、ガイド12a自体の図示を省略している。
取込処理は、規定個数Nの遊技玉を島内に配置されている遊技玉回収装置に排出することを主な目的とする処理である。上記規定個数Nは、1BETボタン6Aが押された場合は5個であり、MAXBETボタン6Bが押された場合はその遊技状態において許される最大の個数の遊技玉(例えば3BET分15個)である(図1参照)。
取込処理では、まず、島側への通路切替処理が実行される(S200)。なお、ステップS200の通路切替処理に関する詳細な説明は省略する。そして、ローラ19bが遊技玉を取込センサ17側へ送る方向に回転するように、ローラ駆動モータ14aのCW方向への回転を開始させる(S201)。これにより、遊技玉は、図13中矢印Aで示すように、取込センサ17、通路切替弁20b、カウントセンサ18、遊技玉排出口11A(図2参照)を順次通過して島内に配置されている遊技玉回収装置に排出される。
そして、取込センサ17の検出結果に基づいて、遊技玉が取込センサ17を通過した個数を取込済個数Mとしてカウントしつつ、この取込済個数Mが規定個数N以上となったか否かの判定が行われる(S202)。この判定は取込済個数Mが規定個数N以上となるまで繰り返し行われ、取込済個数Mが規定個数N以上となると、ローラ駆動モータ14aの回転が停止され(S203)、その後、ローラ駆動モータ14aが安定して停止し遊技玉が確実に取込センサ17を通過するための所定時間が経過するのを待つ(S204)。
この状態では、取込センサ17を通過していない遊技玉のうち先頭のものは、図14に示すように、ローラ19bと可動式案内部21bとによって完全にはニップされている。
ステップS204において所定時間が経過すると、ローラ19bが遊技玉を遊技玉取込口13A側へ送る方向にわずかに回動するように、ローラ駆動モータ14aをCCW方向へ所定角度分の逆回転させる(S205)。なお、ステップS205のローラ逆転処理に関する詳細な説明は省略する。これにより、先頭の遊技玉は、ニップ位置から上流側へ移動して図12のような状態になる。こうすることによって、こぼれ玉の発生を抑制することができる。
そして、カウントセンサ18の検出結果に基づく島排出済個数Lが規定個数Nと一致したか否かの判定が行われる(S206)。なお、島排出済個数Lとは、カウントセンサ18を通過して島内の遊技玉回収装置に排出された遊技玉の個数であり、カウントセンサ18の検出結果によってカウントされる。
なお、このように、取込センサ17とカウントセンサ18とによって遊技玉を二重にカウントする理由は、次の通りである。
取込センサ17は、ローラ駆動モータ14aの停止タイミングを規定するものであり、ローラ19bが送った遊技玉の個数を直ちに検出する必要があるため、ローラ19bの直後に配置することが望ましい。
一方、カウントセンサ18は、島内の遊技玉回収装置に排出された遊技玉の個数、つまり、掛けられた遊技玉の個数を誤りなく正確にカウントする必要があるため、遊技玉通路24の分岐点となる通路切替弁20bよりも島側に配置することが望ましい。なぜなら、通路切替弁20bや通路切替弁検出センサ20cが誤作動した場合、通路切替弁20bよりも上流側でのカウントでは、カウント結果と実際に島内の遊技玉回収装置に排出された個数とが一致しないことがあるからである。
このように、2箇所でのカウントが望まれるため、取込センサ17とカウントセンサ18とによるカウントが行われる。
ステップS206において島排出済個数Lが規定個数Nと一致したと判定されると、下皿側への通路切替処理が実行され(S208)、正常終了する(S209)。なお、ステップS208の通路切替処理に関する詳細な説明は省略する。
一方、ステップS206において島排出済個数Lが規定個数Nと一致していないと判定されると、ローラ19bによって送られた最後の遊技玉が確実にカウントセンサ18を通過するための所定時間が経過するまでステップS208の判定を繰り返し(S207)、島排出済個数Lが規定個数Nと一致することなく上記所定時間が経過すると、島側への排出個数に不足又は過放出による不備があった場合のステップS211からの処理に移行する。
ステップS211では、下皿側への通路切替処理が実行される。なお、ステップS211の通路切替処理に関する詳細な説明は省略する。そして、島排出済個数Lが規定個数Nを超えているか否かが判定され(S212)、島排出済個数Lが規定個数Nを超えている場合には賞球払出処理が実行され(S213)、賞球側から(島排出済個数L)−(規定個数N)分の遊技玉が遊技台上皿7へ戻される。なお、ステップS213の賞球払出処理に関する詳細な説明は省略する。
ステップS212において島排出済個数Lが規定個数Nを超えていないと判定されると、この場合には島排出済個数Lが規定個数Nよりも少ないことになるので、その原因が遊技台上皿7に遊技玉が残っていないことによるものであるのか否かを判定する(S214)。この判定は、遊技玉取込口13A付近に設けられた入口センサ16の検出結果に基づく。すなわち、入口センサ16がOFFの場合は遊技台上皿7に遊技玉が残っていないと判定し、入口センサ16がONの場合は遊技台上皿7に遊技玉が残っていると判定する。
ステップS214において遊技台上皿7に遊技玉が残っていると判定されると、リトライ回数Rに1が加算されて更新され(S216)、更新後のリトライ回数Rが予め定められたリトライ設定回数を超えているか否かが判定される(S217)。
ステップS217において更新後のリトライ回数Rがリトライ設定回数を超えていないと判定されると、(規定個数N)−(島排出済個数L)の演算結果が新たな規定個数Nとして再設定され(S218)、この新たな規定個数Nを用いてステップS200からの処理が繰り返される。ステップS217において更新後のリトライ回数Rがリトライ設定回数を超えていると判定されると、賞球払出処理が実行され(S219)、賞球側から(島排出済個数L)分の遊技玉が遊技台上皿7へ戻された後、異常終了する(S220)。なお、ステップS219の賞球払出処理に関する詳細な説明は省略する。
なお、ステップS214において遊技台上皿7に遊技玉が残っていないと判定されると、エラー処理を実行することにより(S215)、遊技台上皿7に遊技玉が残っていないことを遊技者に警告し、遊技台上皿7に遊技玉が供給されるのを待ってステップS218に移行する。
以上の処理により、最終的にステップS206において島排出済個数Lが規定個数Nと一致したと判定されると、BET数に応じた遊技玉の取り込みが完了したことになるので、スタートレバー4(図1参照)による遊技の開始が可能になる。
(返却処理・返却動作)
次に、遊技装置1の返却処理(図6、S006参照)、及びこの返却処理による遊技玉取込装置9の返却動作について図9、図10及び図15に基づいて説明する。なお、図15では、ガイド12aに取り付けられた各構成部材と、ガイド13aに取り付けられた各構成部材との位置関係が明確になるように、ガイド12a自体の図示を省略している。
返却処理は、遊技者が返却ボタン10(図1参照)を押すことによる返却要求に応じて、遊技台上皿7及び遊技玉取込装置9内の遊技玉を遊技台下皿8へ排出することを主な目的とする処理である。
返却処理では、まず、下皿側への通路切替処理が実行される(S300)。なお、ステップS300の通路切替処理に関する詳細な説明は省略する。この処理の実行により、ソレノイド15aの引き込みが解除され、通路切替弁20bが下皿側へ切り替えられる。そして、ローラ19bが遊技玉を取込センサ17側へ送る方向に回転するように、ローラ駆動モータ14aのCW方向への回転を開始させる(S301)。これにより、遊技玉は、図15中矢印B,Cで示すように、取込センサ17、通路切替弁20b、ガイド13aに設けられた開口部13c(図5参照)、下皿センサ22(図5参照)、遊技玉逆流防止弁23(図5参照)を順次通過して遊技玉返却口13Bから遊技台下皿8へ排出される。
ステップS301におけるローラ駆動モータ14aの開始後、所定時間が経過するのを待ち(S302)、ローラ駆動モータ14aを停止させ(S303)、さらに所定時間が経過するのを待って返却処理を終了する(S304)。
ステップS302における所定時間の経過待ちは、遊技台下皿8が満杯になったことを認識するために要する時間よりも短い時間だけ、ローラ駆動モータ14aを回転させるための処理である。遊技台下皿8が満杯になったことは、下皿センサ22が連続して一定時間ON状態、つまり遊技玉を検出した状態となったことにより認識される。遊技台下皿8が満杯になったことが認識されると、図示しない処理によってローラ駆動モータ14aの回転が停止され、遊技台下皿8が満杯になったことが遊技者に警告される。
また、ステップS304における所定時間の経過待ちは、ローラ駆動モータ14aが安定して停止するために要する時間を待つものである。
この返却処理は、並行して定期的に実行される返却停止処理によって終了する。返却停止処理では、まず、ローラ駆動モータ14aの回転が停止され(S400)、ローラ駆動モータ14aが安定して停止するのを待ったあと(S401)、ローラ19bが遊技玉を遊技玉取込口13A側へ送る方向にわずかに回動するように、ローラ駆動モータ14aをCCW方向へ所定角度分の逆回転させる(S402)。これにより、こぼれ玉の発生を抑制することができる。なお、ステップS402のローラ逆転処理に関する詳細な説明は省略する。
(遊技玉取込装置のゴミ排出機構)
次に、遊技玉取込装置9内部のゴミの排出機構について図16に基づいて説明する。遊技玉取込装置9の遊技玉通路24には、遊技玉取込口13Aと可動式案内部21bとの区間の底面に、ゴミを落下させるためのスリット状のゴミ落とし穴24aが形成されている。さらに、ガイド13bには、ゴミ落とし穴24aから落下したゴミを外部へ排出するためのゴミ排出口13dが設けられている。
これらの機構によって、遊技玉取込口13Aから遊技玉取込装置9内部へ進入してくるゴミを遊技玉取込装置9の外部へ排出することができる。
(遊技玉取込装置の特徴的構成)
次に、遊技玉取込装置9の特徴的構成である、ローラ部19及びローラ対向部21の構成について説明する。
ローラ対向部21は、ローラ19b部分を通過する遊技玉が適切な圧力でローラ19bに接するように付勢するものである。そのために、ローラ対向部21は、図17(a)(b)に示すように、ガイド13aに取り付けられたシャフト21aと、遊技玉通路24の側壁の一部をなし、シャフト21aを回動軸として回動可能な可動式案内部21bと、ガイド13aに取り付けられており、可動式案内部21bをローラ19b側に付勢するコイルバネ21dとを備えている。
このローラ対向部21とローラ部19とは、図18に示すように、遊技玉通路24を介して互いに対向する位置に配置されている。なお、図18において、遊技玉通路24による遊技玉の送出経路を一点鎖線で示す。
ローラ部19及びローラ対向部21は、遊技玉をスムーズに下流へ流す機能を有するとともに、下流への流れを停止させる機能も有している。これらの機能を実現するためには、遊技玉とローラ19bとの間に適切な摩擦力が生じている必要がある。
そのために、ローラ対向部21によって遊技玉が適切な力でローラ19bに付勢されている。また、ローラ19bの摩耗によってローラ径が小さくなったとしても、可動式案内部21bによってローラ19bに対して遊技玉を付勢することができるため、ローラ19bによる遊技玉の適切な送出が可能になる。
さらに、遊技玉とローラ19bとの間に適切な摩擦力を発生させるために、ローラ19bの外周には、球形の遊技玉に沿うような溝が設けられている。これにより、ローラ19bと遊技玉との接触面積が大きくなり、摩擦力を発生させやすくなる。
さらに、ローラ対向部21は、遊技玉の下流への流れが停止された状態において、こぼれ玉の発生を抑制するために、送出阻止部21cを備えている。
この送出阻止部21cは、図19に示すように、ローラ19bによって遊技玉が停止されている場合に遊技玉通路24内に突出する突出部21c1と、この突出部21c1が遊技玉通路24内に突出するように付勢する付勢部21c2と、ガイド13aに固定される固定部21c3とを備えている。なお、この送出阻止部21cは、板バネを構成するような板状の弾性部材からなり、この部材を折り曲げることによって上記突出部21c1、付勢部21c2及び固定部21c3が形成されている。
この送出阻止部21cは、ローラ部19によって遊技玉が送出される場合には当該遊技玉の送出を可能とし、かつ、ローラ部19によって遊技玉が停止されている場合には当該遊技玉が送出方向下流側へ流れることに対する抵抗力を作用させる。
そのために、送出阻止部21cは、次のように動作する。すなわち、ローラ部19によって遊技玉が停止されている場合には、図20(a)(b)に示すように、遊技玉通路24内において当該遊技玉の送出方向下流側に突出部21c1が突出し、遊技玉に当接することにより、当該遊技玉が送出方向下流側へ流れることに対する抵抗力を作用させる。また、ローラ部19によって遊技玉が送出される場合には、図21(a)(b)に示すように、ローラ部19から送出力が加えられた当該遊技玉によって突出部21c1が遊技玉通路24外へ押し出される。
ローラ部19は、ローラ19bと遊技玉との間に生じる摩擦力によって遊技玉を停止させる。このため、遊技玉の停止時において上述した玉こぼれが生じやすい。
これに対して、上記送出阻止部21cを設けると、遊技玉が停止されている場合に送出阻止部21cによって当該遊技玉に対して上記抵抗力が作用しているため、玉こぼれの発生を抑制することができる。
また、上記の構成では、ローラ部19による遊技玉の送出動作と停止動作とに連動して、送出阻止部21cの突出部21c1が遊技玉通路24内に突出する動作と、遊技玉通路24外へ押し出される動作とを行うことになる。そのため、送出阻止部21cを能動的に動作させる機構を別途設ける必要がなく、装置構成の簡素化を図ることができる。
なお、突出部21c1は、可動式案内部21bの送出方向下流側端部よりも上流側の位置において遊技玉通路24内に突出するように構成されていることが望ましい。こうすることにより、突出部21c1の突出位置よりも下流側まで可動式案内部21bが延びていることになる。これにより、ローラ部19から送出力が加えられた遊技玉が突出部21c1を遊技玉通路24外へ押し出す際にも、可動式案内部21bによって遊技玉がローラ19bに対して付勢され、摩擦力が適切に発生された状態が保たれることになる。したがって、遊技玉が突出部21c1を遊技玉通路24外へ押し出す際にも、この遊技玉に対してローラ部19からの送出力がより確実に加えられることになる。その結果、より円滑に遊技玉を送出することが可能になる。
(変形例)
本実施形態では、上記のようなローラ部19及びローラ対向部21を備えた遊技玉取込装置9について説明したが、本発明は遊技玉取込装置9以外の遊技玉送出装置にも適用できる。
図22に示すように、遊技装置1は、島40に設けられた遊技玉供給装置41及び遊技玉回収装置42と連携して遊技玉を循環させている。この循環において、遊技玉を送出し及び停止させる必要のある各部において上記ローラ部19及びローラ対向部21のような構成を備えた遊技玉送出装置を設けることができる。例えば、遊技装置1には遊技玉供給装置41から供給される遊技玉を賞球として遊技台上皿7へ払い戻す遊技玉払戻装置30が設けられているが、この遊技玉払戻装置30に上記ローラ部19及びローラ対向部21のような構成を備えてもよい。
また、本実施形態では、球体である遊技玉を送出するための送出部として、ローラを用いて構成される上記ローラ部19について説明したが、送出部はローラを用いるものに限られるわけではなく、遊技玉通路の側方から遊技玉に接触し、当該遊技玉との間に生じる摩擦力によって遊技玉を送出し及び停止させるものであれば、上記送出阻止部21cのような構成を設けることによって同様の効果を得ることができる。送出部の他の例としては、ローラの代わりに回転ベルトを用いるような構成が考えられる。
また、本実施形態では、送出阻止部として、板バネを構成するような板状の弾性部材を折り曲げて形成される上記送出阻止部21cを用いたが、送出阻止部についてもこれに限られるものではなく、送出部によって遊技玉が送出される場合には当該遊技玉の送出を可能とし、かつ、送出部によって遊技玉が停止されている場合には当該遊技玉が送出方向下流側へ流れることに対する抵抗力を作用させる種々の構成を採用することができる。このような構成は、ゴムやバネなどの弾性体を用いると容易に形成できるため望ましい。
以上のように、本発明の遊技玉送出装置は、遊技玉を送出するための遊技玉通路(遊技玉通路24)が形成されているとともに、前記遊技玉通路の側方から遊技玉に接触し、当該遊技玉との間に生じる摩擦力によって遊技玉を送出し及び停止させる送出部(ローラ部19)が備えられている。
これにより、遊技玉をくぼみに入り込ませて送出するスプロケットの場合とは異なり、空送りや噛み込みの発生を抑制し、遊技玉の送り速度を上げることができる。
しかし、上記の送出部では遊技玉との間に生じる摩擦力によって遊技玉を停止させるため、遊技玉の停止時において玉こぼれが生じやすい。
そこで、上記の構成では、送出部によって遊技玉が送出される場合には当該遊技玉の送出を可能とし、かつ、送出部によって遊技玉が停止されている場合には当該遊技玉が送出方向下流側へ流れることに対する抵抗力を作用させる送出阻止部を備えている。
これのように、遊技玉が停止されている場合に送出阻止部によって当該遊技玉に対して上記抵抗力が作用しているため、玉こぼれの発生を抑制することができる。
したがって、上記の構成では、遊技玉の送り速度を上げることができ、かつ、玉こぼれの発生を抑えることのできる遊技玉送出装置を実現することができる。
本発明は、遊技玉を遊技媒体とするスロットマシンにおける遊技玉取込装置に適用することができる。
本発明の実施の一形態に係る遊技装置の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の一形態に係る遊技玉取込装置の外観を示す斜視図である。 図2の遊技玉取込装置を構成するカバー、装置部及び通路部を示す斜視図である。 (a)は図3の装置部におけるカバー側の面を示す斜視図であり、(b)はその反対側の面を示す斜視図である。 (a)は図3の通路部における装置部側の面を示す斜視図であり、(b)はその反対側の面を示す斜視図である。 図1の遊技装置における遊技玉取込装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図6のフローチャートにおけるイニシャル処理の具体的な流れを示すフローチャートである。 図6のフローチャートにおける取込処理の具体的な流れを示すフローチャートである。 図6のフローチャートにおける返却処理の具体的な流れを示すフローチャートである。 図1の遊技装置における返却処理の流れを示すフローチャートである。 図2の遊技玉取込装置における初期動作を説明するための斜視図である。 図2の遊技玉取込装置に遊技玉が進入した状態を説明するための斜視図である。 図2の遊技玉取込装置において遊技玉を取り込む動作を説明するための斜視図である。 図2の遊技玉取込装置において遊技玉を取り込んだ後、取り込みを停止した状態を説明するための斜視図である。 図2の遊技玉取込装置において遊技玉を返却する動作を説明するための斜視図である。 図2の遊技玉取込装置に設けられたゴミの排出機構を説明するための遊技玉取込装置の斜視図である。 (a)はローラ対向部を通路部に組み込んだ状態を示す斜視図であり、(b)はローラ対向部を分解した状態を示す斜視図である。 図2の遊技玉取込装置におけるローラ部及びローラ対向部を示す斜視図である。 図18のローラ対向部における送出阻止部の構造を示す正面図である。 (a)は図18のローラ部及びローラ対向部において遊技玉が停止している状態を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 (a)は図18のローラ部及びローラ対向部において遊技玉が送出されている状態を示す正面図であり、(b)はその側面図である。 図1の遊技装置を含む遊技システムの構成を示すブロック図である。 従来の遊技玉取込装置を示す断面図である。 従来の他の遊技玉取込装置を示す断面図である。
符号の説明
1 遊技装置
7 遊技台上皿
8 遊技台下皿
9 遊技玉取込装置
11 カバー
11A 遊技玉排出口
12 装置部
13 通路部
13A 遊技玉取込口
13B 遊技玉返却口
14 ローラ駆動部
15 通路切替弁駆動部
16 入口センサ
17 取込センサ
18 カウントセンサ
19 ローラ部(送出部)
20 通路切替部
21 ローラ対向部
21a シャフト
21b 可動式案内部(案内部)
21c 送出阻止部
21c1 突出部
21c2 付勢部
21c3 固定部
21d コイルバネ
22 下皿センサ
23 遊技玉逆流防止弁
24 遊技玉通路
30 遊技玉払戻装置

Claims (6)

  1. 遊技玉を流下させる遊技玉通路が形成されているとともに、
    前記遊技玉通路の側方から遊技玉に接触し、その回転及び回転の停止にともない当該遊技玉との間に生じる摩擦力によって遊技玉を送出し及び停止させる送出部と、
    前記遊技玉通路を介して前記送出部と対向して配置され、前記送出部との間に介在する遊技玉を前記送出部に対して付勢し、前記送出部が回転している場合には当該遊技玉の送出を可能とし、かつ前記送出部の回転が停止している場合には当該遊技玉を当該送出部に当接させて停止させる可動式案内部とを備え、
    前記送出部の回転にともない遊技玉が送出される場合には当該遊技玉の送出を可能とし、かつ、前記送出部の回転の停止にともない遊技玉が停止されている場合には当該遊技玉が送出方向下流側へ流れることを阻止する送出阻止部をさらに備えることを特徴とする遊技玉送出装置。
  2. 前記送出阻止部は、前記送出部の回転の停止にともない遊技玉が停止されている場合には前記遊技玉通路内における当該遊技玉の送出方向下流側に突出することによって当該遊技玉が送出方向下流側へ流れることに対する抵抗力を作用させ、かつ、前記送出部の回転にともない遊技玉が送出される場合には前記送出部から送出力が加えられた当該遊技玉によって前記遊技玉通路外へ押し出されることを特徴とする請求項1に記載の遊技玉送出装置。
  3. 前記送出阻止部は、前記送出部の回転の停止にともない遊技玉が停止されている場合に前記遊技玉通路内に突出する突出部と、前記突出部が前記遊技玉通路内に突出するように付勢する付勢部とを備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技玉送出装置。
  4. 前記突出部は前記可動式案内部の送出方向下流側端部よりも上流側の位置において前記遊技玉通路内に突出することを特徴とする請求項3に記載の遊技玉送出装置。
  5. 前記送出部は、前記遊技玉通路の側方から遊技玉に外周が接触するように配置され、回転することによって遊技玉を送出し、停止することによって遊技玉を停止させるローラを備えることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の遊技玉送出装置。
  6. 遊技者に遊技玉を掛けさせて遊技を行わせる遊技装置において、
    遊技者の掛けた遊技玉を外部へ送出するための遊技玉取込装置と、
    遊技者に払い戻す遊技玉を遊技者側へ送出するための遊技玉払戻装置とを備え、
    前記遊技玉取込装置及び遊技玉払戻装置の少なくとも一方が請求項1から5の何れか1項に記載の遊技玉送出装置を用いて構成されていることを特徴とする遊技装置。
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