JP5167806B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関するものである。
従来、パチンコ球などの遊技媒体を使用して遊技を楽しむことができる遊技機が知られている
具体的には、特許文献1に記載されるように、遊技機は、遊技球が流通する通路と、その通路に出没して通路を閉鎖または開放することで遊技球の通路通過を阻止または許容するゲート手段(流通阻止許容部材)とを備えている。
なお、この場合、遊技球の検出は、通路(落下通路)に配設された上下のセンサ素子により行われる。即ち、ゲート手段によって通路が開放されて遊技球の流通が許容されると、落下通路を流通する遊技球が、まず、上流側のセンサ素子により検出され、次いで、下流側のセンサ素子により検出される。これら各センサ素子による検出信号は、制御装置へ順に出力される。
制御装置は、各センサ素子による検出信号(検出波形)が所定条件を満たす検出波形である場合(例えば、上流側のセンサ素子が遊技球の検出に伴いオンされた後に、下流側のセンサ素子がオンされ、次いで、上流側のセンサ素子が遊技球の通過に伴いオフされた後に、下流側のセンサ素子がオフされる波形が所定時間内に得られる場合)に、遊技球が正常に通過したと判定する。
ところで、かかる遊技機は、上下のセンサ素子を配設した落下通路が重力方向へ直線状に延びると共に、この落下通路の上流側には、落下通路へ向けて下降傾斜する待機通路が接続されており、これら両通路の接続部は、略90度に近い角度で折れ曲がっている。
そのため、落下通路では、方向転換(側壁への衝突)に伴って暴れた状態で遊技球が落下するため、各センサ素子による検出が困難となり、遊技球の検出不良が発生するという問題点があった
本発明は、上記例示した問題点などを解決するためになされたものであり、遊媒体の検出を好適に行うことができる遊技機を提供することを目的としている。
この目的を解決するために請求項1記載の遊技機は、遊技媒体が流通する通路と、その通路へ出没して前記遊技媒体の流通を阻止または許容する流通阻止許容部材と、その流通阻止許容部材よりも前記通路の下流側で前記遊技媒体の通過を検出する検出装置とを備え、前記検出装置が、前記遊技媒体を検出すると共に光学式センサとして構成される上流センサと、その上流センサよりも下流側で前記遊技媒体を検出すると共に光学式センサとして構成される下流センサとを有するセンサユニットを備えると共に、前記上流センサ及び下流センサの検出結果に応じて前記遊技媒体の通過を検出するように構成されるものであり、前記通路は、上流側から下流側へ向けて底面が下降傾斜して形成される第1傾斜通路と、その第1傾斜通路よりも下流側に位置すると共に上流側から下流側へ向けて底面が下降傾斜して形成される第2傾斜通路と、それら第1傾斜通路と第2傾斜通路との間に介設されると共に前記第2傾斜通路の底面が第1傾斜通路の底面よりも重力方向下方に位置するように段差を形成する介設通路とを備え、少なくとも前記流通阻止許容部材により流通が阻止された遊技媒体が待機する待機位置から前記上流センサの配設位置までの間の経路が略一直線状に形成されると共に、前記流通阻止許容部材により遊技媒体の流通が阻止される位置から前記上流センサが配置される位置までの距離が少なくとも前記遊技媒体の直径よりも短く設定され、前記第1傾斜通路の上流側の端部と前記第2傾斜通路の第2傾斜通路の下流側の端部との間を結ぶ仮想直線が少なくとも前記第1傾斜通路の上流側から第2傾斜通路の下流側までの経路中に前記第1傾斜通路および前記第2傾斜通路の底面および天井面に接触することなく位置可能となるように略一直線状に形成され、前記センサユニットは、前記上流センサと前記下流センサとの離間間隔が前記遊技媒体1個分よりも小さく設定され、前記上流センサが前記第1傾斜通路の天井面側に配設されると共に前記下流センサが前記介設通路の天井面側に配設されている
請求項1記載の遊技機によれば、遊技媒体の検出を好適に行うことができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本発明における遊技機1は、遊技に際して所定数の遊技媒体としての遊技球(例えば、パチンコ球)の取り込み(投入)を必要とし、所定条件が成立した場合には、複数の遊技球が遊技価値として払い出されるように構成されている。遊技機1は、遊技ホール等においてパチンコ機と共通の遊技球供給システムから遊技球の供給がなされるようになっており、パチンコ機が設置される既存の島設備(パチンコ島)に、遊技機1を設置することが可能となっている。
まず、図1及び図2を参照して、遊技機1の外観構成を説明する。図1は、本発明の一実施の形態における遊技機1及びカードユニット20を示す斜視図であり、図2は、遊技機1及びカードユニット20の正面図である。なお、本実施の形態において、遊技機1は、カードユニット20に接続されて使用されるものであり、カードユニット20に挿入されたカードや紙幣など(貸出媒体)の残額(有価価値)の範囲内で遊技媒体としての遊技球が貸し出され、その貸し出された遊技球を使用して遊技を行うことができるように構成されている。
遊技機1は、本体枠としての外枠2と、この外枠2に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機本体部3とを有している。外枠2は、木製の板材を四辺に連結して構成されるものであって、全体として矩形状をなしている。遊技機1を遊技ホールに設置する際には、外枠2が島設備に取り付けられて固定される。なお、外枠2を合成樹脂やアルミニウム等の金属によって構成することも可能である。
遊技機本体部3の前面上半部には、図柄視認部として略台形状をなす視認窓4が形成されている。視認窓4には、平坦な透明板よりなる透明パネル5が嵌め込まれており、この透明パネル5を介して遊技機本体部3の内方が視認可能となっている。こうした比較的大型に形成される視認窓4(透明パネル5)によれば、大型の液晶表示ユニット81(図3参照)を用いた画像の演出表示によって遊技者に多大なインパクトを与えることが可能となるに加え、遊技機1の主表示装置たるリールユニット82(図3参照)の図柄の視認性を良好なものとできる。
視認窓4の上方には、透明パネル5よりも前方へ張り出した中央ランプ6が設けられ、同様に、視認窓4の両側には、透明パネル5よりも前方へ張り出した一対の側方ランプ7が設けられている。また、一対の側方ランプ7の上方には、それぞれスピーカ8が設けられている。遊技に際しては、これらランプ6,7やスピーカ8により、その都度、遊技状況に応じたランプ演出や音演出などが行われる。即ち、ランプ6,7による発光色や発光パターンを適宜変更したり、スピーカ8による音パターンを適宜変更したりすることで、役の成立などが遊技者に告知される。また、ランプ6,7やスピーカ8を用いて、エラー告知なども行われる。
視認窓4の下方には、左右方向に延びる長板状のサブパネル10が設けられている。サブパネル10の右側方には、操作スイッチ11,12が設けられている。操作スイッチ11,12は、各種情報を得るために操作されるボタンであり、この操作スイッチ11,12の操作によって大当たり回数、総ゲーム数、大当たり発生確率、出球数などの情報が液晶表示ユニット81等に適宜表示される。
サブパネル10の下方には、遊技者により操作される各種操作部材などを配設した操作部30が設けられている。操作部30には、スタートレバー31と、3連ボタンからなるストップスイッチ32,33,34とが設けられ、また、操作部30の上端部には、ボタン状のベットスイッチ35と、貸球操作部13とが設けられている。
貸球操作部13は、例えばカードユニット(球貸しユニット)20に、紙幣やカードを投入した状態で、球貸し操作、カードなどの返却操作、及び有効度数の確認を行うためのものであり、球貸しボタン14と、返却ボタン15と、度数表示器(図示せず)とが設けられている。球貸しボタン14は、カードなどに記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるボタンであり、球貸しボタン14の操作により、カードユニット20に挿入されているカード等に残額が存在する限りにおいて、貸出球が払い出される(本実施形態では、1回の球貸しボタン14の操作で貸し出される貸出球は25球である)。返却ボタン15は、カードユニット20に挿入されたカードなどの返却を求める際に操作されるボタンである。度数表示器は、カードユニット20に挿入されているカードなどの残額情報を表示する表示器であり、7セグメントLEDで構成されている。なお、度数表示器を、液晶表示器で代替しても良い。
ベットスイッチ35は、遊技者によるベット(賭数)の設定を行わせるものであり、その操作により上皿36に貯留された遊技球が所定個数分取り込まれる(投入される)。遊技機1では、ベットスイッチ35として、いわゆるMAXベットスイッチを設けており、有効な1回の操作により3ベット相当(15個)の遊技球が取り込まれる(投入される)。なお、MAXベットスイッチとしてのベットスイッチ35の他に、1回の操作により1ベット相当(5個)の遊技球を取り込む(投入する)1ベットスイッチや、1回の操作により2ベット相当(10個)の遊技球を取り込む(投入する)2ベットスイッチを設けて構成しても良い。
スタートレバー31は、後述する面替えブロック80に設けられたリールユニット82(図3参照)の各リール82L,82M,82R(回転体)を回転始動させるための操作部材である。スタートレバー31の操作により、各リール82L,82M,82Rが回転を開始し、図柄の可変表示が開始される。なお、スタートレバー31を、ベットスイッチ35やストップスイッチ32〜34等と同様に、ボタン状のスイッチとして構成しても良い。
ストップスイッチ32〜34は、左、中、右の三列の各リール82L,82M,82Rに対応してそれぞれ設けられており、回転中の各リール82L,82M,82Rを個別に停止させるために操作される。各リール82L,82M,82Rは定速回転となると、対応するストップスイッチ32〜34を操作することにより停止させることができる。かかる停止可能な状態では、各ストップスイッチ32〜34内に設けられたランプ(図示せず)がそれぞれ点灯表示されて、停止操作が可能であることが遊技者に報知される。なお、各リール82L,82M,82Rの回転が停止すると、それら各リール82L,82M,82Rに対応するランプは消灯する。
操作部30の右下方には、切欠部37が形成されている。この切欠部37には、上皿36の遊技球や遊技機1内へ取り込まれた(投入された)遊技球を下皿41に返却するための返却レバー38が配設されている。また、下皿41の底部には開口42が形成されており、その開口42は開閉板43によって閉鎖されている。下皿41の右下方には左右方向にスライド可能な球抜きレバー44が設けられており、この球抜きレバー44を左方向へ操作することにより、開口42が開放されて、下皿41内の遊技球が下方へ落下し排出される。下皿41の下方に予め球収容箱(いわゆるドル箱)を配置しておくことにより、下皿41から排出された遊技球を球収容箱に収容することができる。なお、球抜きレバー44の操作を解除することにより、その球抜きレバー44は右方向へスライドし、それと共に、開閉板43によって開口42が閉鎖される。
更に、下皿41の奥方にはスピーカ45が設けられ、同様に、下皿41の両側には一対の側方ランプ46が設けられている。これらスピーカ45や側方ランプ46によっても、遊技に際して、その都度、遊技状況に応じたランプ演出や音演出などが行われる。
次に、図3を参照して、面替えブロック80について説明する。図3は、面替えブロック80の斜視図である。面替えブロック80は、遊技内容を表示する主要部品を備えるものであり、液晶表示ユニット81と、リールユニット82とを主に備え、視認窓4の透明パネル5の奥方に配設されている。この面替えブロック80は、例えば、現機種のものから新たな機種のものに入れ替えることで、機種入れ替えを行うことができるように構成されている。
面替えブロック80の上方には液晶表示ユニット81が配設されている。液晶表示ユニット81は、リールユニット82で行われる演出の補助演出を行うための表示装置であり、リールユニット82の各リール82L,82M,82Rの回転駆動時のみならず、その回転駆動前、或いは回転駆動後の停止時などにおいて、その時の遊技状態に応じた補助演出が行われる。
面替えブロック80の下方には、リールユニット82が配設されている。リールユニット82は、円筒状(円環状)にそれぞれ形成された左リール82L、中リール82M及び右リール82Rを備えている。各リール82L,82M,82Rは少なくとも無端状ベルトとして構成されていれば良く、円筒状(円環状)に限定されるものではない。また、ベルトやドラム等の回胴として構成しても良い。
各リール82L,82M,82Rは、その中心軸線が回転軸線となるように回転可能に支持されている。各リール82L,82M,82Rの回転軸線は略水平方向に延びる同一軸線上に配設され、各リール82L,82M,82Rの表面の一部は、透明パネル5を通じて視認可能な状態となっている。
これら各リール82L,82M,82Rは、それぞれがステッピングモータ(図示せず)に連結されており、各ステッピングモータの駆動により各リール82L,82M,82Rが個別に、即ち、それぞれ独立して回転駆動される。なお、ステッピングモータは、例えば、504パルスの駆動信号(励磁信号あるいは励磁パルスとも言う。以下同じ)を与えることにより1回転するように設定されており、この励磁パルスによってステッピングモータの回転位置、即ち、対応する各リール82L,82M,82Rの回転位置が制御される。
各リール82L,82M,82Rの外周面には、その長辺方向(周回方向)に複数個、具体的には21個の図柄が描かれている。従って、所定の位置において、ある図柄から次の図柄へ切り替えるには24パルス(=504パルス÷21図柄)を要する。そして、各リール82L,82M,82Rの原点位置を検出するリールインデックスセンサ(図示せず)から検出信号が出力された時点からのパルス数により、どの図柄が透明パネル5を通じて視認可能な状態となっているかを認識したり、任意の図柄を透明パネル5を通じて視認可能な状態としたりする制御を行うことができる。
次に、主に、図4及び図5を参照して、受け皿ブロック50について説明する。図4は、遊技機本体部3の前面に設けられた前面枠3aと、受け皿ブロック50とを分離して示した斜視図であり、図5は、投入ユニット252が装着された上皿36の平面図である。受け皿ブロック50は、カードユニット20(図1及び図2参照)の指示に基づいて貸し出される遊技球や、遊技の結果、入賞して払い出される遊技球を一時的に貯留すると共に、遊技を開始するための遊技球を遊技機1内に取り込む(投入する)ためのものである。
図4に示すように、受け皿ブロック50の上方には、貸し出され或いは払い出された遊技球を一時的に貯留するための上皿36が設けられている。まず、図5を参照して、上皿36の詳細を説明する。
図5に示すように、上皿36は、横長の樋状に形成されており、底板部361と、周壁部362とにより囲まれて遊技球貯留領域が形成されている。周壁部362のうち左奥側の壁部には、遊技球を上皿36内へ排出するための排出口363が形成されている。底板部361の右側には、開口部364が開口形成されている。上皿36内に貯留された遊技球は、この開口部364から、後述する投入ユニット252を経由して、遊技機1内に取り込まれる(投入される)。
底板部361は、概して排出口363から開口部364へ向けて(図5の左側から右側へ向けて)低くなる構成とされている。詳しくは、底板部361は、前後二段に形成されている。この場合、底板部361において、前側領域R1が高位となり、奧側領域R2が低位となっている。従って、排出口363から上皿36へ排出された遊技球は、領域R1、R2の順の経路で、下流側たる開口部364へ流れる。
上皿36の奧側領域R2には、2つの仕切部366,367が突設されている。奧側領域R2の右端は、この2つの仕切部366,367に仕切られて、3列の案内通路371,372,373に分割されている。各案内通路371〜373は、開口部364に連通しており、その幅は遊技球1個分に相当する。よって、上皿36内へ排出された遊技球は、奧側領域R2の各案内通路371〜373上に一列に整列して、開口部364に配設された投入ユニット252へ投入される。なお、奧側領域R2は、領域R1側が高く、遊技機1側が低く傾斜して形成されている。よって、上皿36内の遊技球は、奧側領域R2の遊技機1側の側面に沿って案内通路371〜373へ案内され易く構成されている。
次に、図6及び図7を参照して、投入ユニット252について説明する。本遊技機1は、15個または5個の遊技球を遊技機1内へ取り込む(投入する)ことを条件に遊技を開始するものであり、投入ユニット252は、遊技球を遊技機1内へ取り込む(投入する)ためのものである。
投入ユニット252は、上述したように、3個の投入装置2521a〜2521cが並設されているが(図5参照)、各投入装置2521a〜2521cは、概ね同様に構成されているので、ここでは、1の投入装置2521aを例に挙げて説明する。
図6及び図7は、投入ユニット252の内部構造を示した断面図である。なお、図6では、ゲート部材270の退避により通路290が開放され、遊技球の流通が許容された状態が図示されると共に、図7では、ゲート部材270の突出により通路290が閉鎖され、遊技球の流通が阻止された状態が図示されている。
投入装置2521aは、合成樹脂成型品よりなる複数の部材がネジ等により結合されることで略四角箱状の筐体として構成され、その筐体の内部空間には、図6及び図7に示すように、遊技球が流通する通路290が形成されると共に、その通路290を開閉(開放又は閉鎖)するための開閉ゲート機構が収容されている。
通路290は、重力を利用して遊技球を流通(流下)させる通路であり、遊技者によってベットスイッチ35(図1参照)が操作されると、各投入装置2521aの通路290を通じて、通常ゲーム時(JACゲーム時以外)には合計で15個の、JACゲーム時には合計で5個の遊技球が遊技機1内へ取り込まれる(投入される)。
ここで、通路290は、図6及び図7に示すように、上流側通路291と、第1傾斜通路292と、介設通路293と、第2傾斜通路294と、接続通路295と、投入通路296と、排出通路298とを備えて構成される。上流側通路291は、通路290がゲート部材270により閉鎖されて、遊技球の流通が阻止された場合に、それら流通が阻止された複数の遊技球を待機させるための通路である(図8(a)参照)。
この上流側傾斜通路291は、図6及び図7に示すように、上流側(図6及び図7右側)が上述した上皿36の案内通路371に滑らかに接続されると共に、下流側(図6及び図7左側)が後述する第1傾斜通路292に接続され、上流側から下流側へ向けて底面291a(図6及び図7下側面)が直線状に下降傾斜して構成されている。
なお、上流側通路291の底面291aと第1傾斜通路292の底面292aとの間には、図6及び図7に示すように、段差面297aが形成され、第1傾斜通路292の底面292aが上流側通路291の底面291aよりも重力方向下方(図6下側)に位置している。
これにより、複数の遊技球が連なった状態で流下する場合、これら複数の遊技球が段差面297aを通過して第1傾斜通路292に流下することで、各遊技球を分離する(前後の遊技球の間に間隔を隔てさせる)ことができる。
よって、複数の遊技球が連なった状態で流下する場合であっても、これら複数の遊技球をそれぞれ分離した状態で後述する介設通路293へ流入させる(即ち、上流センサ2553及び下流センサ2554を通過させる)ことができるので、上流センサ2553と下流センサ2554とが共に遊技球を検出しない状態を確実に形成することができる。その結果、連なって流下する遊技球を1の遊技球と誤認識するという検出不良を抑制して、投入された遊技球の検出を確実に行うことができる。
ここで、上流側傾斜通路291の底面291aにおける傾斜角度(重力方向に垂直な水平方向(図6及び図7左右方向)となす角度)は12°以上であることが好ましく、本実施の形態では、上流側傾斜通路291の底面291aにおける傾斜角度が略15°とされている。これにより、ゲート部材270の退避により通路が開放され、遊技球の流通が許容された場合に、上流側傾斜通路291上の遊技球を、重力を利用して速やかに流通(流下)させることができ、遊技球の投入処理に要する時間を短くすることができる。
なお、傾斜角度が大きいと、遊技球に勢いが付き過ぎ、複数の遊技球が数珠繋ぎとなった状態で自由落下するため、これら複数の遊技球を1個の遊技球として検出する検出不良を招く。これに対し、本発明では、複数の遊技球が数珠繋ぎとなって流通する場合でも、これら複数の遊技球を、段差面297a及び後述する介設通路293の底面293aにより形成される段差を通過させることで分離して、各遊技球の通過間隔を大きくすることができる。よって、上述した検出不良の発生を抑制できる。
即ち、大きな(例えば、10°以上の)傾斜角度は、従来の遊技機では付与することが不可能であり、本発明のように段差を備える構成とすることで初めて付与可能となったものであり、これにより投入処理に要する時間の短縮と投入された遊技球の検出精度の向上とを同時に達成することができる。
第1傾斜通路292は、図6及び図7に示すように、上流側傾斜通路291の下流側(図6及び図7左側)に接続される通路であり、上流側から下流側へ向けて底面292a(図6及び図7下側面)が直線状に下降傾斜して構成されている。なお、後述するように、第1傾斜通路292の底面の一部は、レバー部材240の一部により構成されている。
介設通路293は、図6及び図7に示すように、第1傾斜通路292と後述する第2傾斜通路294との間に介設される通路であり、これら第1傾斜通路292と第2傾斜通路294との間に段差を形成することで、第2傾斜通路294の底面294aが第1傾斜通路292の底面292aよりも重力方向下方(図6及び図7下側)に位置させるように構成されている。
第2傾斜通路294は、図6及び図7に示すように、介設通路293の下流側(図6及び図7左側)に接続される通路であり、上流側から下流側へ向けて底面294a(図6及び図7下側面)が直線状に下降傾斜して構成されている。
ここで、通路290は、図6及び図7に示すように、少なくとも第1傾斜通路292の上流側(図6及び図7右側)から第2傾斜通路294の下流側(図6及び図7左側)までの経路中に仮想直線が位置可能となるように略一直線状に形成されている。なお、本実施の形態では、上流側傾斜通路291の上流側(図6及び図7右側)から第2傾斜通路294の下流側(図6及び図7左側)までの経路中に仮想直線が位置可能となるように構成されている。
即ち、本実施の形態における通路290によれば、上流側傾斜通路291の上流側の端部(図6及び図7右側端部)と第2傾斜通路294の下流側の端部(即ち、後術する接続通路295との接続位置)との間を仮想直線で結ぶ場合に、その仮想直線を、各通路291〜294の底面291a〜294b及び天井面292b〜294bに接触させることなく、通路290内に位置させることができるように構成されている。
これにより、遊技球を直線状に流通させることができるので、遊技球の向転換に伴う暴れの発生を抑制して、各センサ2553〜2555による検出精度の向上を図ることができ、その結果、投入された遊技球の検出を確実に行うことができる。また、遊技球を直線状に流通させることで、遊技球の勢いが弱まることを抑制して、遊技球の流下速度を確保することができるので、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
なお、上述した仮想直線(底面291a〜294b及び天井面292b〜294bに接触させることなく通路290内に位置させることができる直線)の太さは、通路290の通路幅及び通路高さを遊技球1個分の大きさとした場合に、遊技球の直径の1/4以上であることが好ましく、1/2以上とすることがより好ましい。これにより、遊技球を直線状に流通させ、暴れの発生を抑制することができると共に流下速度の確保を図ることができる。
接続通路295は、図6及び図7に示すように、第2傾斜通路294と後述する投入通路296との間に介設される通路であり、円弧状に湾曲して構成されている。投入通路296は、上述した各通路291〜295を通過した遊技球を遊技機1へ取り込ませる(投入する)ための通路であり、図6及び図7に示すように、接続通路295の下流側に滑らかに接続されると共に、その接続通路295よりも大きな傾斜角度で直線状に下降傾斜して構成されている。
このように、円弧状に湾曲して構成される接続通路295を投入通路296と第2傾斜通路294との間に介設する構成であるので、第2傾斜通路294から接続通路295を介して投入通路296へ遊技球が流入する際に、遊技球の流通をスムーズに行わせて、その遊技球の勢いが弱まることを抑制することができる。その結果、遊技球の流下速度を確保して、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
ここで、本実施の形態では、投入通路296が、第1傾斜通路292及び第2傾斜通路294よりも大きく、かつ、重力方向に垂直な方向(図6及び図7上下方向)よりも小さな角度で下降傾斜して構成されると共に、接続通路295の内周壁(第2傾斜通路294の底面294aに連設される部位、図6及び図7右側)の半径が遊技球の半径よりも大きな値に設定されている。
これにより、遊技球が第2傾斜通路294から接続通路295を介して投入通路296へ流入する際に、遊技球が接続通路295に衝突して跳ね返されることを抑制しつつ、その遊技球の流通をスムーズに行わせることができる。よって、遊技球の勢いが弱まることを抑制して、遊技球の流下速度を確保することができるので、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
なお、上述した各通路(上流側傾斜通路291、第1傾斜通路292、介設通路293、第2傾斜通路294、接続通路295及び投入通路296)の通路幅(図6及び図7紙面垂直方向幅)及び通路高さ(底面と天井面との間の距離)は、遊技球1個に相当し、2個の遊技球が並列に流通できないように構成されている。即ち、これら各通路291〜296は、互いに対向する側壁(図6及び図7紙面垂直方向手前側及び奥側の側壁、底面と天井面)の対向間隔が遊技球1個よりも若干大きな寸法値に設定されている。よって、遊技球は各通路291〜296を1列で流通する。
図6及び図7に示すように、第1傾斜通路292から第2傾斜通路294の上方には、ゲート部材270が配設されている。ゲート部材270は、通路290を閉鎖または解放することで遊技球の流通を阻止または許容するための部材であり、本体部271と、その本体部271を揺動可能に軸支する支持軸272と、本体部271の先端部から突設される爪部273とを主に備える。
ゲート部材270は、図6及び図7に示すように、本体部271が支持軸272を支点として通路290に近接する方向または通路290から離間する方向へ向けて揺動されることで、爪部273が通路290(第1傾斜通路292)へ出没(突出又は退避)される。なお、第1傾斜通路292の天井面292bには、通路切欠部292xが形成されており、その通路切欠部292xからゲート部材270の爪部273が第1傾斜通路292へ出没する。
通常時には、図7に示すように、ゲート部材270が支持軸272を中心に揺動して、爪部273が通路290内に突出することで、通路290の一部(第1傾斜通路292)が閉鎖されて遊技球の流通が阻止される。一方、遊技球の取り込み(投入)時には、図6に示すように、ゲート部材270が支持軸272を中心に揺動して、爪部273が第1傾斜通路292の外へ退避されることで、通路290(第1傾斜通路292)が開放されて遊技球の流通が許容される。
次に、ゲート部材270を揺動動作させる投入ソレノイド2534について説明する。投入装置2521a内には、図6及び図7に示すように、投入ソレノイド2534が配設されている。投入ソレノイド2534は、ゲート部材270を駆動するための駆動源であり、いわゆるフラッパー型(マグネット型)ソレノイドとして構成されている。
即ち、投入ソレノイド2534は、コイルパイプとそのコイルパイプ内に固定される鉄芯とを備え、コイルパイプへの通電により鉄芯が磁化することで、可動片2537を引きつけて、その可動片2537を揺動させるように構成されている。
可動片2537は、図7に示すように、図示しないコイルバネの付勢力により、投入ソレノイド2534から離間した位置に保持されている。この図7に示す状態で投入ソレノイド2534に通電すると、可動片2537は、図示しないコイルバネの付勢力に抗して、図6に示すように、投入ソレノイド2534に引きつけられて揺動される。
また、可動片2537の先端(図6及び図7右側)は、図6及び図7に示すように、ゲート部材270の係合部274に係合されており、可動片2537の揺動変位によって、ゲート部材270が揺動するように構成されている。
かかる構成において、投入ソレノイド2534への通電がない場合には、図7に示すように、可動片2537が、コイルバネの付勢力によって、投入ソレノイド2534から離間した位置に保持され、ゲート部材270の爪部273が第1傾斜通路292内へ突出した状態となっている。これにより、通路290(第1傾斜通路292)が閉鎖されて、遊技球の流通が阻止される。
一方、図7に示す状態から、投入ソレノイド2534への通電が行われると、可動片2537が、コイルバネの付勢力に抗しつつ、投入ソレノイド2534へ引きつけられる。即ち、可動片2537は、投入ソレノイド2534へ近接する方向へ揺動される。すると、可動片2537の先端が係合されたゲート部材270は、軸部272を中心に、図7における反時計回り方向へ揺動回転し、爪部273が、図6に示すように、第1傾斜通路292の外へ退避した状態とされる。これにより、通路290(第1傾斜通路292)が開放され、遊技球の流通が許容される。
その後、図6に示す状態において、投入ソレノイド2534への通電が中止されると、可動片2537がコイルバネの付勢力によって投入ソレノイド2534から離間する方向へ揺動されることで、ゲート部材270は、軸部272を中心に、図6における時計回り方向へ揺動回転し、図7に示すように、爪部273が第1傾斜通路292内へ突出した状態に復帰する。
このように、投入ソレノイド2534への通電を行うことにより、図6に示すように、通路290(第1傾斜通路292)が開放され、通電を中止することにより、図7に示すように、通路290(第1傾斜通路292)が閉鎖される。
ここで、本実施の形態では、ゲート部材270(爪部273)により遊技球の流通が阻止される位置(爪部273の先端部)から上流センサ2553が配置される位置までの距離が少なくとも遊技球の直径よりも短くされている(図8(a)又は図14(b)参照)。
即ち、かかる両位置の間の距離が十分に短くされているので、待機していた遊技球がゲート部材270の退避により流下する場合に、これら各遊技球に勢いが付いて速度が増した状態で上流センサ2553及び下流センサ2554に到達することを抑制して、各センサ2553,2554による検出精度の向上を図ることができる。
更に、このように、両位置の間の距離を短くすることで、待機していた遊技球がゲート部材270の退避により流下する場合に、これら各遊技球に勢いが付いて速度が増す前に、第1傾斜通路292と第2傾斜通路294との間に形成された段差(介設通路293)を通過させることができるので(即ち、段差がゲート部材270による阻止位置から下流側へ十分に離れている場合には、その分、流下する際に勢いが付き速度が増した状態で段差を通過する)、段差を通過する際の遊技球の暴れの発生を抑制することができる。
その結果、各センサ2553,2554による検出精度の向上を図り、投入された遊技球の検出を確実に行うことができる。また、段差を通過する際の遊技球の暴れを抑制するために、かかる遊技球の速度を抑えるための手段(例えば、方向転換させる、下降傾斜の角度を緩やかにするなど)を設ける必要がないので、遊技球の流下速度が低下することを抑制して、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
次に、レバー部材240について説明する。レバー部材240は、投入ユニット252内にある遊技球を排出する場合に作動させる部材である。レバー部材240が作動すると、第1傾斜通路292と排出通路(分岐路)298とが連通して、投入ユニット252内の遊技球が排出通路298を介して下皿41へ排出される。
レバー部材240は、図6及び図7に示すように、本体部241と、その本体部241を揺動可能に軸支する支持軸242と、本体部241の先端部から突設される板部243とを備え、本体部241が支持軸242を支点として排出通路298に近接する方向または排出通路298から離間する方向へ向けて揺動され、板部243が排出通路298へ出没(突出又は退避)されることで、排出通路298が閉鎖または解放される。
レバー部材240は、案内窓245を介して上述した返却レバー38に接続されており、この返却レバー38の操作に連動して作動するように構成されると共に、図6及び図7に示すように、図示しないコイルバネの付勢力により排出通路298を閉鎖する揺動位置(板部243の先端(図6及び図7左側)を底面292の側部へ当接させた状態)に保持されている。
返却レバー38が操作され、板部243が排出通路298から退避されると、第1傾斜通路292と排出通路298とが連通して、投入ユニット252内の遊技球が排出通路298を介して下皿41へ排出される。一方、返却レバー38の操作を終了すると、コイルバネの付勢力により、レバー部材240が押し戻され、板部243が排出通路298へ突出されることで、排出通路298が閉鎖される。
次に、各投入装置2521aにおける遊技球の投入を検出する検出装置(Wセンサユニット及び投入検出センサ2555)について説明する。
投入装置2521aには、通路290を通過する遊技球を検出するためのWセンサユニットが設けられている。Wセンサユニットは、通路290を通過する遊技球の通過方向と通過数とを検出およびカウントする検出装置を構成するものであり、発光素子と受光素子とからなる周知の光学式センサとして構成される上流センサ2553及び下流センサ2554を備えている。
上流センサ2553及び下流センサ2554は、発光素子と受光素子とをそれぞれ備えており、これら発光素子及び受光素子が第1傾斜通路292及び介設通路293を跨る位置に配設されている。即ち、第1傾斜通路292には、図6及び図7に示すように、互いに対向する一対の側壁(底面292a,293aと天井面292b,293bとを連結する部位であり、図6及び図7では紙面奥側の側壁のみが図示されている。)のそれぞれに上流側検出孔63uが開口されると共に、介設通路293には、互いに対向する一対の側壁のそれぞれに下流側検出孔63dが開口されており、上流センサ2553は上流側検出孔263uを通じて、下側センサ2554は上流側検出孔263uよりも下流側に位置する下流側検出孔263dを通じて、それぞれ発光および受光を行うように構成されている。
上流側検出孔263bと下流側検出孔263dとは、図6及び図7に示すように、通路290の下降傾斜方向に沿って配置され、その離間間隔(図6及び図7左右方向寸法)は、遊技球1個分よりも小さくされている。これにより、上流センサ553及び下流センサ554による遊技球の検出精度を確保することができる。
なお、上流センサ2553及び下流センサ2554は、発光素子と受光素子との間が遊技球により遮蔽され、発光素子の発光を受光素子が受光不能となった場合にオンされ、遊技球が発光素子と受光素子との間を通過して、発光素子の発光を受光素子が受光可能となった場合にオフされる。
図6及び図7に示すように、上流側検出孔263u及び下流側検出孔263dは、第1傾斜通路292の中心線から天井面292b側(即ち、ゲート部材270側)へオフセットした位置に設けられている。これにより、上流側検出孔263u及び下流側検出孔263dは、図7に示すように、第1傾斜通路292内に突出した爪部273の側方位置(図7左側)に配置されるので、ゲート部材270の爪部273が図6に示す退避位置に移動しない限り、Wセンサユニットにより遊技球は検出されない。
ゲート部材270の動作により通路290が開放されて遊技球が遊技機1へ投入される際、Wセンサユニットでは、先に上流センサ2553で遊技球が検出され、その後、下流センサ2554で遊技球が検出される。
また、これら両センサ2553,2554による検出信号は、遊技球の取り込み(投入)を管理する制御装置(図示せず)へ順に出力される。この場合、制御装置では、両センサ553,554による遊技球の検出信号によって正常に遊技球の投入が行われたか否かが判定される。
具体的には、制御装置は、両センサ2553,2554による検出信号(検出波形、図15参照)が所定条件を満たす検出波形である場合(例えば、上流センサ2553が遊技球の検出に伴いオンされた後に、下流センサ2554がオンされ、次いで、上流センサ2553が遊技球の通過に伴いオフされた後に、下流センサ2554がオフされる波形が所定時間内に得られる場合)に、遊技球の通過方向が所定方向(上流側から下流側へ向けて通過する方向)であると判断し、遊技球の投入が正常に行われたと判定すると共に投入された遊技球の通過数をカウントする。
ここで、本実施の形態における遊技機1によれば、遊技球の流通方向が変化する部位(即ち、第1傾斜通路292及び介設通路293)に上流センサ2553及び下流センサ2554を配設して、遊技球の通過を検出する構成であるので、複数の遊技球が連なった(数珠繋ぎとなった)状態で流入した場合であっても、上流センサ2553と下流センサ2554とが共に遊技球を検出しない状態を形成することができる。その結果、連なって流下する遊技球を1の遊技球と誤認識するという検出不良を抑制して、投入された遊技球の検出を確実に行うことができる。
なお、図6及び図7に示すように、本実施の形態では、下流センサ2554を上流センサ2553よりも重力方向(図6及び図7上下方向)下方に位置させる構成であるので、上流センサ2553と下流センサ2554とが共に遊技球を検出しない状態を確実に形成しつつ、介設通路293を遊技球が通過する際にその遊技球を下流センサ2554により確実に検出することができる。
また、図6及び図7に示すように、本実施の形態では、下流センサ2554が天井面293bから重力方向(図6及び図7上下方向)に離間する距離が、上流センサ2553が天井面292bから重力方向に離間する距離と同じであって、かつ、下流センサ2554が底面293aから重力方向に離間する距離が、上流センサ2553が底面292aから重力方向に離間する距離よりも大きくされているので、介設通路293を通過する遊技球を下流センサ2554によって確実に検出しつつ、介設通路293を通過する際に遊技球が暴れるバウンドなどした場合でも下流センサ2554による検出不良の発生を抑制することができる。
通路290(第2傾斜通路294の下流部付近)には、通路290を流通する遊技球をWセンサユニットで検出した後、同じ遊技球を再度検出するための投入検出センサ2555が設けられている。この投入検出センサ2555は、磁気検出タイプの近接センサにて構成され、遊技球の通過に伴う磁界の変化により遊技球の通過を検出する。
投入検出センサ2555による検出信号は、Wセンサユニットの検出信号と同様に、制御装置に対して出力される。この場合、制御装置では、Wセンサユニットの検出信号と投入検出センサ2555の検出信号とに基づいて、今回の遊技球の検出結果(Wセンサユニットによる判定結果)が正規なものであるか否か、即ち、不正なものでないかどうかを判定する。
具体的には、Wセンサユニットによる遊技球のカウント数と、投入検出センサ2555による遊技球のカウント数とを比較し、それら各カウント数が一致する場合に、今回の遊技球の検出結果(Wセンサユニットによる判定結果)が正規であると判定する。これに対し、各カウント数が不一致となる場合には、今回の遊技球の検出結果(Wセンサユニットによる判定結果)が正規なものでなく、不正行為によるものであると判定する。
このように、通路290に、互いに検出方式の異なる2つのセンサ装置(Wセンサユニット、投入検出センサ555)を配設しているので、各センサ装置のいずれかにも、遊技球を誤検出させる不正行為は困難なものとなる。故に、投入装置2521aにおける不正対策を望ましいものとすることができる。
ここで、図6及び図7を参照して、通路290の詳細な構成について説明する。上述したように、第2傾斜通路294の下流側には、接続通路295を介して、投入通路296が接続されており、この投入通路296は第2傾斜通路294よりも大きな角度で下降傾斜して構成されている。よって、遊技球を速やかに流下させて投入に要する時間の短縮を図ることができる。
この場合、第2傾斜通路294の通路長さ(第2傾斜通路294の下降傾斜方向に沿う長さ)は、遊技球の直径以上の長さ(本実施の形態では、遊技球の直径の略2倍の長さ)に設定されているので、遊技球が第2傾斜通路294から接続通路295を介して投入通路296へ流入する際に接続通路295に衝突して、流入方向と逆方向(図6右方向)へ跳ね返された場合でも、この跳ね返された遊技球が直後の遊技球と衝突することを抑制して、下流センサ2554等による検出不良の発生を抑制することができる。
図6及び図7に示すように、第1傾斜通路292、介設通路293及び第2傾斜通路294は、天井面292b〜294bが上流側から下流側へ向けて下降傾斜して構成されている。これにより、流下する遊技球が通路内で暴れる場合でも、かかる遊技球を天井面292b〜294bで案内してスムーズに流下させることができるので、両センサ2253,2254による検出不良の発生を抑制することができる。
また、介設通路293の天井面293bにおける下降傾斜の角度が、第1傾斜通路292及び第2傾斜通路294の天井面292b,294bにおける下降傾斜の角度よりも大きくされている。これにより、第1傾斜通路292から、介設通路293を介して、第2傾斜通路294へ流下する際、即ち、段差を通過する際に遊技球が暴れる場合であっても、かかる遊技球を介設通路293の天井面293b及び第2傾斜通路294の天井面294bにより案内して、段差(底面)に沿わせて流下させることができるので、下流センサ2554による検出不良の発生を抑制することができる。
また、本発明によれば、このように、段差を通過する際の遊技球の暴れを抑制することができるので、かかる遊技球がその直後を流下する遊技球と衝突することを抑制して、上流センサ2553による検出不良の発生を抑制することができる。
ここで、介設通路293は、図6及び図7に示すように、天井面293bが重力方向上方(図6及び図7上側)へ向けて凸の円弧状に湾曲して構成されている。これにより、第1傾斜通路292から介設通路293へ流入する遊技球が暴れている場合でも、かかる遊技球を天井面293bに沿わせて案内することで、その勢いを抑えて第2傾斜通路294へスムーズに案内することができ、その結果、上流センサ2553及び下流センサ2554による検出不良を抑制することができる。
更に、介設通路293は、図6及び図7に示すように、底面293aが重力方向下方(図6及び図7下側)へ凸の円弧状に湾曲して構成されている。これにより、かかる形状の底面293aにより遊技球を案内して流下させることで、第1傾斜通路292を通過した遊技球を第1傾斜通路292の天井面292b側に配設される上流センサ2553から速やかに離間させ、上流センサ2553と下流センサ2554とが共に遊技球を検出しない状態を確実に形成することができる。その結果、連なって流下する遊技球を1の遊技球と誤認識するという検出不良を抑制して、投入された遊技球の検出を確実に行うことができる。
図6及び図7に示すように、本実施の形態では、第2傾斜通路294の底面294aにおける下降傾斜の角度が、第1傾斜通路292の底面292aにおける下降傾斜の角度よりも大きくされているので、第2傾斜通路294を流下する遊技球の流下速度を、第1傾斜通路292を流下する遊技球の流下速度よりも速くする、即ち、両遊技球に速度差を持たせることができる。よって、第2傾斜通路294に流入した遊技球を速やかに流下させ、かかる遊技球を、第1傾斜通路292上を流下する直後の遊技球から離間させる(両遊技球の通過間隔を大きくする)ことができる。その結果、介設通路293で遊技球が滞ることを抑制して、上流センサ2553及び下流センサ2554による検出不良の発生を抑制することができる。
ここで、上述したように、本実施の形態によれば、上流側通路291の底面291aと第1傾斜通路292の底面292aとの間に段差面297aによる段差を形成することで、複数の遊技球が連なった状態で流下する場合であっても、これら複数の遊技球を段差の通過により分離させ、通過間隔を大きくした状態で介設通路293へ流入するように構成した。
この場合、段差の通過によって、連なった遊技球を分離させることはできるが、同時に、上流側通路291から第1傾斜通路292へ向けて段差を落下する際の遊技球の暴れの問題が発生する。これに対し、本実施の形態によれば、第1傾斜通路292の底面292aの一部をレバー部材240の板部243により形成することで、遊技球の暴れを抑制しつつ、連なった遊技球を分離させるように構成されている。
即ち、レバー部材240は、上述したように、支持軸242により揺動可能に軸支される構成であり、その軸支部にガタを有すると共に、図示しないコイルバネの付勢力により板部243の先端を底面292aの側部に押圧した状態で保持されているため、遊技球が板部243へ落下した際には、軸支部のガタとコイルバネの弾性力とを利用して、板部243を緩やかに変位させ、遊技球の暴れを吸収する(減衰させる)ことができる。その結果、遊技球をスムーズに通過させて、上流センサ2553及び下流センサ2554による検出不良の発生を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、レバー部材240の板部243を、図6及び図7に示すように、側壁と一体に形成された底面292aよりも上流側に配置すると共に、段差面297aの直下に配置する構成、即ち、底面292aと共に第1傾斜通路292の底面を形成する板部243が第1傾斜通路292の最上流部を形成する構成であるので、段差から落下する遊技球をレバー部材240の板部243で直接受けることができる。その結果、遊技球の落下による衝撃を確実に吸収して、その遊技球の暴れを抑制することができるので、遊技球を通路290内でスムーズに通過させて、上流センサ2553及び下流センサ2554による検出不良の発生を抑制することができる。
次に、図8から図15を参照して、投入ユニット252による遊技球の取込動作(投入動作)を説明する。図8から図14は、投入ユニット52の内部構造を示した断面図であり、取込動作の様子を時系列的に図示している。また、図15は、遊技球の取込動作を行う際の上流センサ2553及び下流センサ2554の検出結果と投入ソレノイド2534の駆動状態とを示したタイミングチャートである。
なお、ここでは、取込動作の一例として、5個の遊技球を取り込む場合を説明する。また、図8から図14では、説明の便宜上、下流側に位置する遊技球から順に「b1、b2、・・・、b6」と符号を付して説明する。
図8(a)は、遊技球の取込動作を実行する前の待機状態を図示しており、図8(b)から図13(b)は、遊技球の取込動作(投入動作)の実行状態を図示しており、図14(a)及び図14(b)は、遊技球の取込動作を実行した後の待機状態を図示している。
なお、ここでは、図15において符号Aで示す実線が上流センサ2553の検出状態(オン・オフ状態)に、符号Bで示す実線が下流センサ2554の検出状態(オン・オフ状態)に、符号Sで示す実線が投入ソレノイド2534の駆動状態(通電・非通電状態)に、それぞれ対応する。
図8(a)の待機状態は、投入ソレノイド2534が非通電となっているので(図15の時間t1参照)、ゲート部材270の爪部273は通路290(第1傾斜通路292)内に突出している。これにより、遊技球の流通が阻止されている。
図8(a)の待機状態から投入ソレノイド2534への通電が行われると(図15の時間t2参照)、ゲート部材270の爪部273が通路290(第1傾斜通路292)から退避した状態となる。これにより、遊技球の通路290の流通が許容されて、遊技球の取り込み(投入)が順次行われる。
例えば、最下流側に位置する遊技球b1に着目すると、かかる遊技球b1が、図8(b)に示すように、上流センサ2553上に到達することで、上流センサ2553がオンされ(図15の時間t3参照)、次いで、図9(a)に示すように、下流センサ2554上に到達することで、下流センサ2554がオンされる(図15の時間t4参照)。即ち、上流センサ2553、下流センサ2554の順でオンされる。
そして、図9(a)に示す状態(上流センサ2553及び下流センサ2554がオンされた状態)から、遊技球b1が通路290(第1傾斜通路292及び介設通路293)を更に流通して、かかる遊技球b1が、図9(b)に示すように、上流センサ2553上を通過することで、上流センサ2553がオフされ(図15の時間t5参照)、次いで、図10(a)に示すように、通路290(第2傾斜通路294)を流通して下流センサ2554を通過することで、下流センサ2554がオフされる(図15の時間t6参照)。即ち、上流センサ2553、下流センサ2554の順でオフされる。
このように、上流センサ2553が遊技球b1の検出に伴いオンされた後に、下流センサ2554がオンされ、次いで、上流センサ2553が遊技球b1の通過に伴いオフされた後に、下流センサ2554がオフされる波形が所定時間内に得られた場合に、制御装置は、遊技球b1の投入が正常に行われたと判定し、1個の投入個数をカウントする。
なお、下流センサ2554を通過した遊技球b1は、図10(b)に示すように、通路290(第2傾斜通路294)を更に流通することで、投入検出センサ2555により再度検出される。制御装置では、上述したように、Wセンサユニット(上流センサ2553及び下流センサ2554)による遊技球のカウント数と、投入検出センサ2555による遊技球のカウント数とを比較し、それら各カウント数が一致する場合に、今回の遊技球b1の検出結果が正規であると判定する。
この場合、ゲート部材270の爪部273が退避した直後の初期段階であれば、待機していた各遊技球b1〜b6は、下流側の遊技球b1から順に徐々に流下を開始するので、図8から図10に示すように、前後の遊技球と分離した(間隔を隔てた)状態で通路290を流通し、前後の遊技球と比較的大きな通過間隔を隔てた状態で上流センサ2553及び下流センサ2554上を通過する。
しかしながら、その後は、時間の経過と共に、上流側傾斜通路291上を転動する各遊技球に勢いが付き、前後の遊技球と数珠繋ぎとなった状態で各遊技球が流下する。そのため、重力方向に直線状に延びる通路が上流側傾斜通路291に接続された従来の投入ユニットでは、複数の遊技球が数珠繋ぎとなった状態のままで自由落下することで、遊技球の検出が困難となり、検出不良が発生するという不具合があった。
これに対し、本実施の形態における遊技機1では、上述したように、第1傾斜通路292から介設通路293を介して第2傾斜通路294まで遊技球を流通させて案内することで、複数の遊技球を分離させ(前後の遊技球との間に間隔を隔てさせ)、通過間隔が大きくされた状態で各遊技球を上流センサ2553及び下流センサ2554によって検出することができると共に、上流センサ2553と下流センサ2554とが共に遊技球を検出しない状態を形成して、連なって流下する遊技球を1の遊技球と誤認識するという検出不良を抑制することができるので、上流センサ2553及び下流センサ2554による遊技球の検出を確実化して、投入された遊技球の検出不良を抑制できる。
即ち、図11(a)に示すように、投入動作の開始(ゲート部材270の退避)から所定の時間が経過すると、複数の遊技球b4〜b6が連なった状態で上流側通路291から第1傾斜通路292へ流入する。なお、図11(a)では、遊技球b1〜b3の投入動作が既に完了した状態が図示されている。
この場合、例えば、最下流側に位置する遊技球b4に着目すると、かかる遊技球b4が、図11(a)に示す状態から第1傾斜通路292を流通して、図11(b)に示すように、上流センサ2553上に到達すると、上流センサ2553がオンされる(図15の時間t7参照)。
図11(b)に示す状態から遊技球が通路290(第1傾斜通路292)を更に流通し、図12(a)に示すように、下流センサ2554上に到達すると、かかる下流センサ2554がオンされる(図15の時間t8参照)。
図12(a)に示す状態(上流センサ2553及び下流センサ2554がオンされた状態)から、遊技球b4が通路290(介設通路293)を流通して、かかる遊技球b4が、図12(b)に示すように、上流センサ2553上を通過することで、上流センサ2553がオフされ(図15の時間t9参照)、次いで、図13(a)に示すように、下流センサ2554を通過することで、下流センサ2554がオフされる(図15の時間t10参照)。
その後、図13(b)に示すように、遊技球b5が上流センサ2553に到達して、上流センサ2553がオンされた場合には、投入定個数である5個目の遊技球b5が第1傾斜通路292の所定位置まで達しており、その所定位置の上流側に6個目の遊技球b6が流通しているので、かかる6個目の遊技球b6の流通を阻止するべく、投入ソレノイド2534への通電が中止され、非通電状態とされる(図15の時間t11参照)。
これにより、図14(a)に示すように、可動片2537がコイルバネの付勢力によって投入ソレノイド2534から離間する方向へ揺動され、ゲート部材270が軸部272を中心に揺動回転されることで、ゲート部材270の爪部273が第1傾斜通路292内へ突出され、図14(b)に示すように、かかる爪部273により通路290(第1傾斜通路292)が閉鎖されることで、遊技球b6の流通が阻止される。
ここで、本実施の形態における遊技機1では、遊技球b5が上流センサ2553に到達して、上流センサ2553がオンされた状態において、その遊技球b5と直後の遊技球b6とが連なっている場合であっても、直後の遊技球b6が上流側通路291上に位置するように構成されている。これにより、段差を落下した遊技球b5の流下速度を遊技球b6の流下速度よりも速くすることができるので、遊技球b6の流通を確実に阻止することができる。
このように、本実施の形態における遊技機1は、5個目の遊技球b5により上流センサ2553がオンされた場合に、投入ソレノイド2534への通電を中止して、非通電状態とする構成であるので(図15の時間t11参照)、6個目の遊技球b6に対して適切な位置及びタイミングで爪部273を突出させることが容易となり、爪部273を遊技球b5と遊技球b6との間に確実に割り込ませることができるので、目的の遊技球b6の通路流通を確実に阻止することができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施の形態では、第1湾曲通路62、第2湾曲通路63及び第3湾曲通路64が円弧状に湾曲して構成される場合を説明したが、必ずしも円弧形状である必要はなく、少なくとも曲線上に湾曲していれば足りる。
また、上記実施の形態では、第3湾曲通路64の曲率半径が、第2湾曲通路63の曲率半径よりも大きく、かつ、第1湾曲通路62の曲率半径よりも小さい場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、曲率半径の大小関係を他の組み合わせとすることは当然可能である。また、第1から第3湾曲通路62〜64の曲率半径を全て異なる寸法値とする必要はなく、第1から第3湾曲通路62〜64の曲率半径の内の一部または全部が他の曲率半径と同じ値であっても良い。
同様に、上記実施の形態では、第2湾曲通路63の通路長さ(中心角θ2)が、第3湾曲通路64の通路長さよりも長く、かつ、第1湾曲通路62の通路長さ(中心角θ1)よりも短い場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、通路長さ(中心角)の大小関係を他の組み合わせとすることは当然可能である。また、第1から第3湾曲通路62〜64の通路長さを全て異なる寸法値とする必要はなく、第1から第3湾曲通路62〜64の通路長さの内の一部または全部が他の通路長さと同じ値であっても良い。
例えば、上記実施の形態では、投入個数の内の最後の遊技球(即ち、5個目の遊技球b5)が上流センサ553に到達して上流センサ553がオンされたタイミング(図15の時間t11)で、ゲート部材70の退避動作(投入ソレノイド534への通電を中止して非通電とする動作)を開始する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、他のタイミングでゲート部材70の退避動作を開始するように構成しても良い。
他のタイミングとしては、例えば、投入個数の内の最後から2番目の遊技球(即ち、4個目の遊技球b4)が下流センサ554を通過して下流センサ554がオフされたタイミング(図15の時間t10)や、投入個数の内の最後の遊技球(即ち、5個目の遊技球b5)が下流センサ554に到達して下流センサ554がオンされたタイミングなどが例示される。
以下に変形例を示す。遊技媒体が流通する通路と、その通路へ出没して前記遊技媒体の流通を阻止または許容する流通阻止許容部材と、その流通阻止許容部材よりも前記通路の下流側で前記遊技媒体の通過を検出する検出装置とを備え、前記検出装置が、前記遊技媒体を検出する上流センサと、その上流センサよりも下流側で前記遊技媒体を検出する下流センサとを備えると共に、前記上流センサ及び下流センサの検出結果に応じて前記遊技媒体の通過を検出するように構成された遊技機において、前記通路は、少なくとも前記流通阻止許容部材により流通が阻止された遊技媒体が待機する待機位置から前記上流センサの配設位置までの間の経路が略一直線状に形成されていることを特徴とする遊技機A。
遊技機Aによれば、流通阻止許容部材が通路内に突出されると、通路が閉鎖されて遊技媒体の通路流通が阻止される一方、流通阻止許容部材が通路から退避されると、通路が開放されて遊技媒体の通路流通が許容される。遊技媒体の通過は、検出装置の上流センサ及び下流センサにより検出される。
この場合、本発明によれば、通路は少なくとも前記流通阻止許容部材により流通が阻止された遊技媒体が待機する待機位置から上流センサの配置位置までの間の経路が略一直線状に形成されているので、かかる経路において遊技媒体を直線状に流通させることができる。
即ち、検出装置(上流センサ)へ到達する前に遊技媒体が方向転換する従来の遊技機では、その方向転換に伴って遊技媒体の暴れが発生し、検出不良を招き易いところ、本発明によれば、流通阻止許容部材の通路解放により遊技媒体が流通を開始した後、検出装置(上流センサ)に達するまでの間は、かかる遊技媒体を直線状に流通させ、方向転換による暴れの発生を抑制することができるので、各センサによる検出精度の向上を図ることで、投入された遊技媒体の検出を確実に行うことができる。
また、遊技媒体を直線状に流通させることで、遊技媒体の勢いが弱まることを抑制して、遊技媒体の流下速度を確保することができるので、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
遊技機Aにおいて、前記通路は、上流側から下流側へ向けて底面が下降傾斜して形成される第1傾斜通路と、その第1傾斜通路よりも下流側に位置すると共に上流側から下流側へ向けて底面が下降傾斜して形成される第2傾斜通路と、それら第1傾斜通路と第2傾斜通路との間に介設されると共に前記第2傾斜通路の底面が第1傾斜通路の底面よりも重力方向下方に位置するように段差を形成する介設通路とを備え、前記検出装置は、前記上流センサが前記第1傾斜通路の天井面側に配設されると共に前記下流センサが前記介設通路の天井面側に配設され、前記通路は、少なくとも前記第1傾斜通路の上流側から第2傾斜通路の下流側までの経路中に仮想直線が位置可能となるように略一直線状に形成されていることを特徴とする遊技機B。
遊技機Bによれば、遊技機Aの奏する効果に加え、上流側から下流側へ向けて底面が下降傾斜して形成される第1傾斜通路及び第2傾斜通路の間に介設通路を介設し、第2傾斜通路の底面が第1傾斜通路の底面よりも重力方向下方に位置するように段差を形成すると共に、上流側センサを第1傾斜通路の天井面側に配設し、下流センサを介設通路の天井面側に配設する構成であるので、複数の遊技媒体が連なった(数珠繋ぎとなった)状態で流入した場合であっても、上流センサと下流センサとが共に遊技媒体を検出しない状態を確実に形成することができる。
即ち、第1傾斜通路の底面と第2傾斜通路の底面との間に段差が形成され、第2傾斜通路の底面が第1傾斜通路の底面よりも一段下がって位置することで、これら第1傾斜通路と第2傾斜通路との接続部(介設通路及びその近傍)の上方(天井面側)にスペースを形成し、かかるスペースを利用してセンサを配置することができる。よって、上流センサと下流センサとを所定の間隔を隔てた状態で配設して、光の干渉などによる誤作動を抑制しつつ、これら上流センサと下流センサとが共に遊技媒体を検出しない状態を形成することができる。その結果、連なって流下する遊技媒体を1の遊技媒体と誤認識するという検出不良を抑制して、投入された遊技媒体の検出を確実に行うことができる。
この場合、本発明によれば、通路は、少なくとも第1傾斜通路の上流側から第2傾斜通路の下流側までの経路中に仮想直線が位置可能となるように略一直線状に形成されているので、第1傾斜通路と第2傾斜通路との間の段差(接続部)を利用して上述したセンサの配設スペースを確保しつつ、かかる経路において遊技媒体を直線状に流通させることができる。その結果、遊技媒体が方向転換することによる暴れの発生を抑制して、各センサによる検出精度の向上を図ることができ、投入された遊技媒体の検出を確実に行うことができる。
また、遊技媒体を直線状に流通させることで、遊技媒体の勢いが弱まることを抑制して、遊技媒体の流下速度を確保することができるので、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
遊技機Bにおいて、前記流通阻止許容部材により遊技媒体の流通が阻止される位置から前記上流センサが配置される位置までの距離が少なくとも前記遊技媒体の直径よりも短くされていることを特徴とする遊技機C。
遊技機Cによれば、遊技機Bの奏する効果に加え、流通阻止許容部材により遊技媒体の流通が阻止される位置から上流センサが配置される位置までの距離が少なくとも遊技媒体の直径よりも短くされている、即ち、かかる距離が十分に短くされているので、待機していた遊技媒体が流通阻止許容部材の退避により流下する場合に、これら各遊技媒体に勢いが付いて速度が増した状態で検出装置(上流センサ及び下流センサ)に到達することを抑制して、各センサによる検出精度の向上を図ることができるという効果がある。
更に、このように、流通阻止許容部材により遊技媒体の流通が阻止される位置から上流センサが配置される位置までの距離を短くすることで、待機していた遊技媒体が流通阻止許容部材の退避により流下する場合に、これら各遊技媒体に勢いが付いて速度が増す前に、第1傾斜通路と第2傾斜通路との間に形成された段差(介設通路)を通過させることができるので、段差を通過する際の遊技媒体の暴れの発生を抑制することができる。
その結果、各センサによる検出精度の向上を図り、投入された遊技媒体の検出を確実に行うことができるという効果がある。また、段差を通過する際の遊技媒体の暴れを抑制するために、かかる遊技媒体の速度を抑えるための手段(例えば、方向転換させる、下降傾斜の角度を緩やかにするなど)を設ける必要がないので、遊技媒体の流下速度が低下することを抑制して、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
遊技機B又はCにおいて、前記第1傾斜通路および第2傾斜通路よりも大きく、かつ、重力方向に垂直な方向よりも小さな角度で下降傾斜して構成される投入通路と、その投入通路と前記第2傾斜通路との間に介設されると共に円弧状に湾曲して構成される接続通路とを備え、前記接続通路の内周壁の半径が前記遊技媒体の半径よりも大きな値に設定されていることを特徴とする遊技機D。
遊技機Dによれば、遊技機B又はCの奏する効果に加え、第2傾斜通路の下流側に配設される投入通路を備え、この投入通路が第1傾斜通路および第2傾斜通路よりも大きな角度で下降傾斜されているので、遊技媒体を速やかに流下させて投入に要する時間の短縮を図ることができるという効果。
この場合、本発明によれば、円弧状に湾曲して構成される接続通路が投入通路と第2傾斜通路との間に介設されているので、第2傾斜通路から接続通路を介して投入通路へ遊技媒体が流入する際に、遊技媒体の流通をスムーズに行わせて、その遊技媒体の勢いが弱まることを抑制することができる。その結果、遊技媒体の流下速度を確保して、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
更に、投入通路が重力方向に垂直な方向よりも小さな角度で下降傾斜して構成されると共に、第2傾斜通路の内周壁の半径が遊技媒体の半径より大きな値に設定されているので、遊技媒体が第2傾斜通路から接続通路を介して投入通路へ流入する際に、遊技媒体が接続通路に衝突して跳ね返されることを抑制しつつ、その遊技媒体の流通をスムーズに行わせることができる。よって、遊技媒体の勢いが弱まることを抑制して、遊技媒体の流下速度を確保することができるので、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
技機において、前記第2傾斜通路の通路長が少なくとも前記遊技媒体の直径以上の長さに設定されていることを特徴とする遊技機1。
遊技機1によれば、遊技機の奏する効果に加え、第2傾斜通路の通路長さが少なくとも遊技媒体の直径以上の長さに設定されているので、遊技媒体が第2傾斜通路から接続通路を介して投入通路へ流入する際に接続通路に衝突して跳ね返された場合でも、この跳ね返された遊技媒体が直後の遊技媒体と衝突することを抑制して、下流センサ等による検出不良の発生を抑制することができるという効果がある。
技機BからDのいずれかまたは遊技機1において、前記第1傾斜通路、第2傾斜通路および介設通路は、天井面が上流側から下流側へ向けて下降傾斜して構成されると共に、前記介設通路の天井面における下降傾斜の角度が、前記第1傾斜通路および第2傾斜通路の天井面における下降傾斜の角度よりも大きくされていることを特徴とする遊技機2。
遊技機2によれば、遊技機BからDのいずれかまたは遊技機1の奏する効果に加え、第1傾斜通路、第2傾斜通路および介設通路の天井面を上流側から下流側へ向けて下降傾斜させたので、流下する遊技媒体が通路内で暴れる場合でも、かかる遊技媒体を天井面で案内してスムーズに流下させることができるという効果がある。その結果、両センサによる検出不良の発生を抑制することができると共に、遊技媒体のその遊技媒体の勢いが弱まることを抑制して、遊技媒体の流下速度を確保することで、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
更に、介設通路の天井面における下降傾斜の角度を第1傾斜通路および第2傾斜通路の天井面における下降傾斜の角度よりも大きくしたので、第1傾斜通路から介設通路を介して第2傾斜通路へ流下する際、即ち、段差を通過する際に遊技媒体が暴れる場合であっても、かかる遊技媒体を介設通路の天井面および第2傾斜通路の天井面により案内して、段差(底面)に沿わせて流下させることができるという効果がある。その結果、下流センサによる検出不良の発生を抑制することができる。
また、本発明によれば、このように、段差を通過する際の遊技媒体の暴れを抑制することができるので、かかる遊技媒体がその直後を流下する遊技媒体と衝突することを抑制して、上流センサによる検出不良の発生を抑制することができるという効果がある。
遊技機2において、前記介設通路は、前記底面が重力方向下方へ凸の円弧状に湾曲すると共に、前記天井面が重力方向上方へ向けて凸の円弧状に湾曲して構成されていることを特徴とする遊技機3。
遊技機3によれば、遊技機2の奏する効果に加え、介設通路の天井面を重力方向上方へ向けて凸の円弧状に湾曲させる構成であるので、第1傾斜通路から介設通路へ流入する遊技媒体が暴れている場合でも、かかる遊技媒体を天井面に沿わせて案内することで、その勢いを抑えて第2傾斜通路へスムーズに案内することができるという効果がある。その結果、両センサによる検出不良を抑制することができると共に、遊技媒体のその遊技媒体の勢いが弱まることを抑制して、遊技媒体の流下速度を確保することで、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
更に、介設通路の底面を重力方向下方へ凸の円弧状に湾曲させる構成であるので、かかる形状の底面で遊技媒体を案内して流下させることで、第1傾斜通路を通過した遊技媒体を第1傾斜通路の天井面側に配設される上流センサから速やかに離間させ、上流センサと下流センサとが共に遊技媒体を検出しない状態を確実に形成することができる。その結果、連なって流下する遊技媒体を1の遊技媒体と誤認識するという検出不良を抑制して、投入された遊技媒体の検出を確実に行うことができる。
技機BからDのいずれかまたは遊技機1から3のいずれかにおいて、前記第2傾斜通路の底面における下降傾斜の角度が、前記第1傾斜通路の底面における下降傾斜の角度よりも大きくされていることを特徴とする遊技機4。
遊技機4によれば、遊技機BからDのいずれかまたは遊技機1から3のいずれかの奏する効果に加え、第2傾斜通路の底面における下降傾斜の角度を、第1傾斜通路の底面における下降傾斜の角度よりも大きくしたので、第2傾斜通路を流下する遊技媒体の流下速度を、第1傾斜通路を流下する遊技媒体の流下速度よりも速くする、即ち、両遊技媒体に速度差を持たせることができる。よって、第2傾斜通路に流入した遊技媒体を速やかに流下させ、かかる遊技媒体を、第1傾斜通路上を流下する直後の遊技媒体から離間させることができるという効果がある。その結果、介設通路で遊技媒体が滞ることを抑制して、両センサによる検出不良の発生を抑制することができると共に、遊技媒体のその遊技媒体の勢いが弱まることを抑制して、遊技媒体の流下速度を確保することで、投入に要する時間の短縮を図ることができる。
技機BからDのいずれかまたは遊技機1から4のいずれかにおいて、上流側から下流側へ向けて底面が下降傾斜すると共に前記第1傾斜通路の上流側に接続される上流側通路を備え、
前記上流側通路の底面と前記第1傾斜通路の底面との間に段差が形成され、前記第1傾斜通路の底面が前記上流側通路の底面よりも重力方向下方に位置することを特徴とする遊技機5。
遊技機5によれば、遊技機BからDのいずれかまたは遊技機1から4のいずれかの奏する効果に加え、第1傾斜通路の上流側(即ち、第1傾斜通路と上流側通路との間)に段差を有する構成であるので、複数の遊技媒体が連なった状態で流下する場合、これら複数の遊技媒体が第1傾斜通路の上流側の段差を通過することで、各遊技媒体を分離する(前後の遊技媒体の間に間隔を隔てさせる)ことができるという効果ある。
よって、複数の遊技媒体が連なった状態で流下する場合であっても、これら複数の遊技媒体をそれぞれ分離した状態で介設通路(即ち、上流センサ及び下流センサ)へ流入させることができるので、上流センサと下流センサとが共に遊技媒体を検出しない状態を確実に形成することができる。その結果、連なって流下する遊技媒体を1の遊技媒体と誤認識するという検出不良を抑制して、投入された遊技媒体の検出を確実に行うことができる。
遊技機5において、前記流通阻止許容部材による閉鎖位置よりも上流側において前記通路から分岐する分岐路と、その分岐路と前記通路との連通部に出没するレバー部材とを備え、
前記レバー部材は、本体部と、その本体部を揺動可能に軸支する支持軸と、前記本体部に連設されると共に前記本体部の揺動に伴って前記分岐路と通路との連通部へ出没することで前記分岐路を閉鎖または解放する板部とを備え、
前記第1傾斜通路の底面の一部が前記レバー部材の板部により形成されていることを特徴とする遊技機6。
遊技機6によれば、遊技機5の奏する効果に加え、通路から分岐する分岐路と、その分岐路と通路との連通部に出没するレバー部材とを備えると共に、そのレバー部材(本体部)が支持軸を中心として揺動することで、板部が分岐路と通路との連通部へ出没して、分岐路を閉鎖または解放することができる。
ここで、本発明によれば、第1傾斜通路の底面の一部がレバー部材の板部により形成される構成であるので、第1傾斜通路の上流側に形成された段差を落下して遊技媒体が暴れる場合でも、かかる遊技媒体がレバー部材の板部を通過することで、遊技媒体の暴れを抑制することができるという効果がある。即ち、レバー部材は支持軸により揺動可能に軸支される構成であり、その軸支部にガタを有するため、かかるガタを利用して、レバー部材の板部を変位させることで、遊技媒体の暴れを吸収することができる。その結果、遊技媒体をスムーズに通過させて、両センサによる検出不良の発生を抑制することができる。なお、分岐路としては、例えば、排出通路が例示される。
遊技機6において、前記レバー部材の板部は、前記本体部の揺動に伴って前記分岐路と通路との連通部へ突出して前記分岐路を閉鎖した場合に、前記第1傾斜通路の最上流部を形成することを特徴とする遊技機7。
遊技機7によれば、遊技機6の奏する効果に加え、レバー部材の板部は、本体部の揺動に伴って分岐路と通路との連通部へ突出して分岐路を閉鎖した場合に、第1傾斜通路の最上流部を形成する、即ち、レバー部材の板部が第1傾斜通路と上流側通路との間に形成される段差の直下に位置する構成であるので、かかる段差から落下する遊技媒体を確実にレバー部材の板部で受けることができるという効果がある。その結果、遊技媒体の落下による衝撃を吸収して、その暴れを抑制することができるので、遊技媒体を通路内でスムーズに通過させて、両センサによる検出不良の発生を抑制することができる。
技機BからDのいずれかまたは遊技機1から7のいずれかにおいて、前記下流センサが上流センサよりも重力方向下方に位置することを特徴とする遊技機8。
遊技機8によれば、遊技機BからDのいずれかまたは遊技機1から7のいずれかの奏する効果に加え、下流センサが上流センサよりも重力方向下方に位置する構成であるので、上流センサと下流センサとが共に遊技媒体を検出しない状態を確実に形成しつつ、介設通路を遊技媒体が通過する際にその遊技媒体を下流センサにより確実に検出することができるという効果がある。
本発明の一実施の形態における遊技機およびカードユニットを示す斜視図である。 遊技機およびカードユニットの正面図である。 面替えブロックの斜視図である。 遊技機本体部の前面に設けられた前面枠と、受け皿ブロックとを分離して示した斜視図である。 投入ユニットが装着された上皿の平面図である。 投入ユニットの内部構造を示した断面図である。 投入ユニットの内部構造を示した断面図である。 (a)及び(b)は、投入ユニットの内部構造を示した断面図であり、(a)は、遊技球の取込動作を実行する前の待機状態を示し、(b)は、遊技球の取込動作(投入動作)の実行状態を示している。 (a)及び(b)は、投入ユニットの内部構造を示した断面図であり、遊技球の取込動作(投入動作)の実行状態を示している。 (a)及び(b)は、投入ユニットの内部構造を示した断面図であり、遊技球の取込動作(投入動作)の実行状態を示している。 (a)及び(b)は、投入ユニットの内部構造を示した断面図であり、遊技球の取込動作(投入動作)の実行状態を示している。 (a)及び(b)は、投入ユニットの内部構造を示した断面図であり、遊技球の取込動作(投入動作)の実行状態を示している。 (a)及び(b)は、投入ユニットの内部構造を示した断面図であり、遊技球の取込動作(投入動作)の実行状態を示している。 (a)及び(b)は、投入ユニットの内部構造を示した断面図であり、(a)及び(b)は、遊技球の取込動作を実行した後の待機状態を図示している。 遊技球の取込動作を行う際の上流センサ及び下流センサの検出結果と投入ソレノイドの駆動状態とを示したタイミングチャートである。
符号の説明
1 遊技機
b1〜b6 遊技球(遊技媒体)
60,290 通路
70,270 ゲート部材(流通阻止許容部材)
553,2553 上流センサ(検出装置の一部)
554,2554 下流センサ(検出装置の一部)
555,2555 投入検出センサ(検出装置の一部)
240 レバー部材
241 本体部
242 支持軸
243 板部
291 上流側通路
292 第1傾斜通路
293 介設通路
294 第2傾斜通路
295 接続通路
296 投入通路
298 排出通路(分岐路)
291a〜294a 底面
297b 段差面
292b〜294b 天井面
61 待機通路
271 本体部
272 支持軸
273 爪部

Claims (1)

  1. 遊技媒体が流通する通路と、その通路へ出没して前記遊技媒体の流通を阻止または許容する流通阻止許容部材と、その流通阻止許容部材よりも前記通路の下流側で前記遊技媒体の通過を検出する検出装置とを備え、前記検出装置が、前記遊技媒体を検出すると共に光学式センサとして構成される上流センサと、その上流センサよりも下流側で前記遊技媒体を検出すると共に光学式センサとして構成される下流センサとを有するセンサユニットを備えると共に、前記上流センサ及び下流センサの検出結果に応じて前記遊技媒体の通過を検出するように構成された遊技機において、
    前記通路は、上流側から下流側へ向けて底面が下降傾斜して形成される第1傾斜通路と、その第1傾斜通路よりも下流側に位置すると共に上流側から下流側へ向けて底面が下降傾斜して形成される第2傾斜通路と、それら第1傾斜通路と第2傾斜通路との間に介設されると共に前記第2傾斜通路の底面が第1傾斜通路の底面よりも重力方向下方に位置するように段差を形成する介設通路とを備え、少なくとも前記流通阻止許容部材により流通が阻止された遊技媒体が待機する待機位置から前記上流センサの配設位置までの間の経路が略一直線状に形成されると共に、前記流通阻止許容部材により遊技媒体の流通が阻止される位置から前記上流センサが配置される位置までの距離が少なくとも前記遊技媒体の直径よりも短く設定され、前記第1傾斜通路の上流側の端部と前記第2傾斜通路の第2傾斜通路の下流側の端部との間を結ぶ仮想直線が少なくとも前記第1傾斜通路の上流側から第2傾斜通路の下流側までの経路中に前記第1傾斜通路および前記第2傾斜通路の底面および天井面に接触することなく位置可能となるように略一直線状に形成され、
    前記センサユニットは、前記上流センサと前記下流センサとの離間間隔が前記遊技媒体1個分よりも小さく設定され、前記上流センサが前記第1傾斜通路の天井面側に配設されると共に前記下流センサが前記介設通路の天井面側に配設されていることを特徴とする遊技機。
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