JPH08332268A - 遊技機の球整流機構 - Google Patents

遊技機の球整流機構

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JPH08332268A
JPH08332268A JP14027195A JP14027195A JPH08332268A JP H08332268 A JPH08332268 A JP H08332268A JP 14027195 A JP14027195 A JP 14027195A JP 14027195 A JP14027195 A JP 14027195A JP H08332268 A JPH08332268 A JP H08332268A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技機において簡単な構造で、転動する複数
の球を1列にして順次排出することができる球整流機構
を提供する。 【構成】 上流側から送られてきた複数の球を整列させ
て下流側に送出する球整流路21,22の端縁部に、球
の送出方向と直角で水平な軸19を支点として回転可能
なスプロケット18が設けられる。このスプロケット1
8は、軸19と平行で且つこの軸を中心とする円周上に
等間隔に設けられた複数の歯18aを有する。球整流路
21,22の端縁25,26は、スプロケット18から
送出される球を順次時間差をもって送出するように形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機、スマート
ボール、ピッチングマシン等の遊技機における球整流機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パチンコ機においては、遊技中
に発生した入賞球に対する賞として、所定個数の球が排
出されて遊技者側に提供される。このための機構とし
て、パチンコ機の裏側において最も上部に位置し、相当
数の球を貯留する貯留タンクと、この貯留タンクから受
け入れた複数個の球を整列させて送出する整流樋と、こ
の整流樋から送出された球を下流の球排出装置に送る送
出樋とが配設されている。この球排出装置の下流には、
パチンコ機の前面に配置されている上下の各球皿に連な
る排出路が形成されている。
【0003】このような構成の排出機構に対しては、球
詰まりや球の流通不良等を回避して常時円滑に送出する
ことが要求されている。すなわち、貯留タンクの球出口
は、これをその容量に見合った開口広さに設定して球を
無理なく流通させ得るようになっている。これに対し、
整流樋では貯留タンクから自然に(重力で)流出される
複数の球をできるだけ受け入れた後に自然に整列流下さ
せるために、上流側に貯留タンクの球出口と整合する広
さの球受け部が形成されている。また、下流側に過剰な
球圧が作用しないように、球受け部から下流に複数の球
整流路を並列形成し、さらに上流側から下流側に緩い勾
配をつけて、次の送出樋に対して複列状態のまま円滑に
球を送り込むようにしている。
【0004】上記のような整流樋の中に形成されている
球整流路は二列となっている場合が多い。各球整流路で
は、貯留タンクの球出口から送られてきた不規則状態の
不揃いの球が俵積み状に重なる。この不揃いの球は、横
方向には整流樋の内壁によって規制されて二列に整列さ
れ、高さ方向には球均し機構等で整列される。
【0005】整流樋を通過した賞球は、整流樋の下流側
端部近傍に設けられ、例えば1個のスプロケット(球送
り制御部材)を備えた整流機構により整流され、整流樋
の下方に位置する賞球排出部によって、入賞の種類に応
じて異なる数(例えば、一の入賞では7個であり、他の
入賞では15個)払出される。この場合、賞球の払出し
時に極めて多量の球が狭い流路を通過するので、整流機
構を通過する際に球詰まりが生じやすく、作動不良を起
こし易かった。
【0006】そこで、複数列の流路を有する整流樋の下
流側に、少なくとも2個のスプロケットが同軸に一体と
なって形成された整流送出装置が知られている(特公平
5−5515号)。この装置の2個のスプロケットは、
それぞれが異なる球整流路上に設けられると共に、回転
方向に所定の変位差を有するように一体に形成されてい
る。これにより、各列の球整流路内を流れてくる球は、
1球ずつ所定のタイミング差を以て交互に取り込まれ、
賞球排出部に向けて単列状態で送られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような公知の賞球整流送出装置では、整流樋の複数列の
球整流路の球を単列にするために、複数のスプロケット
を一体に形成した部材が必要であり、しかも、その部材
における複数のスプロケットの配置は、複数の球整流路
における賞球の流路方向に所定の変位差を設けなければ
ならない。そのため、部材の形状が複雑になり、合成樹
脂等で一体成形するにしても加工するにしても手間がか
かり、コスト増を招くという問題がある。
【0008】従って、本発明の目的は、より簡単な構造
で、しかも球詰まり等による作動不良がなく安定した球
送りを行うことができる遊技機の賞球整流機構を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の球整流機構は、
上流側から供給された複数の球を整列させて下流側の送
出部へ送出する複数の球整流路と、これらの球整流路の
下流側に設けられ、水平な軸を支点として球の送出方向
に回転可能に設けられた球送り制御部材とを備え、この
球送り制御部材は、上記軸に対し平行で且つ前記軸を中
心とする円周上に等間隔に設けられた複数の歯を有し、
球が複数の球整流路から球送り制御部材を介して送出さ
れるとき、各球が時間差をもって送出されるように複数
の球整流路の端縁が形成されていることを特徴とする。
【0010】本発明の1つの実施態様では、複数の球整
流路の端縁は、各球整流路内の球が前記球送り制御部材
に一時的に保持されてから各球整流路の端縁において前
記送出部に向かって落下を開始する位置がそれぞれ同一
平面上で異なるように形成される。例えば、球整流路が
2本設けられる場合、球送り制御部材に一時的に保持さ
れた球が、一方の球整流路の端縁から落下を開始して送
出部の落下中心点まで移動する距離と、他方の球整流路
の端縁から落下を開始して送出部の落下中心点まで移動
する距離との差が、同一平面上で球の半径に相当するよ
うに形成される。より具体的には、一方の球整流路の端
縁に対し他方の球整流路の端縁が斜めに形成される。こ
の場合、他方の球整流路の端縁は、落下の中心点に向か
って所定の曲率半径をもって延びた扇形の端縁として形
成されることが好ましい。
【0011】別の実施態様では、複数の球整流路の端縁
は、上下方向で球送り制御部材から各球整流路の端縁ま
での距離がそれぞれ異なるように形成される。
【0012】
【作用及び効果】本発明の球整流機構によれば、上流側
から供給された複数の球は、複数の球整流路に沿って下
流側に移動し、その下流側に設けられた球送り制御部材
で移動を制御され、球送り制御部材の歯によって送出さ
れた球は、球整流路の端縁から順次時間差をもって送出
部へ排出される。従って、簡単な構造で複数列の球を単
列で送出させることができ、球詰まり等による作動不良
がなく、安定した球排出を行うことができる。
【0013】本発明の好ましい態様によれば、複数の球
整流路の端縁は、各球整流路内の球が球送り制御部材に
一時的に保持されてから各球整流路の端縁において送出
部に向かって落下を開始する位置がそれぞれ同一平面上
で異なるように形成されているので、複数の球が互いに
干渉して球詰まり等の作動不良を起こすことが防止され
る。
【0014】球整流路が2本ある場合、球送り制御部材
に一時的に保持された球が、一方の球整流路の端縁から
落下を開始して送出部の落下中心点まで移動する距離
と、他方の球整流路の端縁から落下を開始して送出部の
落下中心点まで移動する距離との差が、同一平面上で球
の半径に相当するので、複数列の球を確実に単列状態で
落下させることができる。これは、例えば一方の球整流
路の端縁に対し他方の球整流路の端縁を斜めに形成する
ことで、簡単に形成できる。この場合、他方の球整流路
の端縁は、上記中心点に向かって所定の曲率半径をもっ
て延びた扇形の端縁として形成されるので、球を曲線に
沿って送出部の落下中心点まで移動させることができ
る。
【0015】別の実施態様では、複数の球整流路の端縁
は、それぞれ高さが異なるので、複数の球整流路から球
送り制御部材を介して送出されるとき、複数の球は順次
時間差をもって送出される。従って、簡単な構造で複数
列の球を単列状態で送出させることができ、球詰まり等
による作動不良がなく、安定した賞球払出しを行うこと
ができる。
【0016】
【実施例】図1は、実施例の球整流機構を用いたパチン
コ機の裏面の一部を示す。この裏面2には、図示しない
球補給装置から供給される相当数のパチンコ球(以下単
に「球」という)を貯留する貯留タンク4が配置されて
いる。この貯留タンク4の底面部には、その図示左端に
複数個の球を流出させることのできる球出口6が設けら
れている。
【0017】この貯留タンク4の下方には、整流樋8が
右下方に緩く傾斜して配置されている。この上流側(左
端)には、貯留タンク4の球出口6から球の供給を受け
る球受け部10が設けられ、整流樋8の下流側(右端)
には、送出部として後述のように球が1個ずつ落下して
排出される排出路12が設けられると共に、この排出路
12から下方に球1個分の通路を形成している送出樋1
4が延びて、図示しない賞球払い出し装置に接続してい
る。
【0018】整流樋8には、そのほぼ中央に弾性薄板か
ら成る球均し板16と、前述の排出路12の上方に配置
された球送り制御部材としてのスプロケット18とがあ
る。これらのうち、球均し板16は、整流樋8内の球を
不規則状態から規則状態に均し、スプロケット18は後
述のように球を排出路12に向かって送り出す機能を有
している。
【0019】図2に示すように、整流樋8は横長で上面
が開放されて樋状になっている。整流樋8の内部は、球
の送出方向に沿って底面中央に設けられた仕切り壁20
により二列に区分され、2つの球整流路21,22が形
成されている。各球整流路21,22内には、球受け部
10から排出路12に至るまで直線的に切り欠いてなる
整流溝23,24が設けられ、これにより、各球整流路
21,22内において球が横方向に1列ずつ整列されて
送出されやすくなっている。この整流樋8は、前述の球
受け部10から排出路12に至るまで緩やかな勾配(水
平方向からの傾き)をもち、球をその自重によって球受
け部10側から排出路12側に転動させるようになって
いる。
【0020】球は、各球整流路21,22毎に横方向に
1列になるように規制されるが、球均し板16の上方傾
斜部16aより上流の部分(図面左側)では上下に重な
り、下方傾斜部16bより下流側では上下に一列に整列
される。そして、整流樋8の下流側にあるスプロケット
18によって数珠繋ぎ状態で整列して送出される。
【0021】スプロケット18は、図3及び図4に示す
ように、整流樋8の下流端において水平に且つ矢印Aで
示す球の移動方向に対して垂直に設置された支持軸19
を中心として回転可能に取り付けられ、その回転によ
り、後述のように2列の球整流路21,22内の球をそ
れぞれ所定のタイミング差をもって交互に送出するよう
に構成される。すなわち、このスプロケット18は、支
持軸19と平行でこれを中心とする円の外周方向に等間
隔に設けられた複数(この実施例の場合、8個)の歯1
8aを備えている。
【0022】支持軸19は、その両端部を整流樋8の両
側壁に設けた孔に挿通することにより、回転可能に支持
される。そのため、図4に示すように、支持軸19の一
端は、整流樋8の一側壁に挿通孔よりも大きく設けられ
た穴に緩く嵌合する円形のフランジ部19aとして形成
される一方、支持軸19の他端は、整流樋8の側壁から
外側に出るように形成され、その部分の周りに溝19b
を備えている。そして、この溝19bに嵌合するCリン
グ27により、支持軸19が整流樋8の両側壁から抜け
ないように取り付けられる。なお、支持軸19は別の方
法で取り付けてもよく、また、支持軸19の両端部を整
流樋8の両側壁に固定してもよい。いずれにしても、ス
プロケット18は支持軸19の周りに回転自在に設けら
れる。
【0023】図5は、図4の整流樋8の内部をスプロケ
ット18を取り除いて示す平面図であり、図6は、図5
に示した整流樋8の一部を破断して内部構造を示す斜視
図である。これらの図に示すように、各球整流路21,
22において、上記スプロケット18から送り出された
球が落ち込む排出路12の入口の落下端縁25,26
は、それぞれ位置と構造が異なって形成されている。
【0024】まず、一方(図5において上側)の球整流
路21では、その落下端縁25は支持軸19と平行に形
成され、この端縁25から排出路12の落下中心点30
に向かって斜面25aが形成されている。従って、図5
の矢印Xで示すように、この球整流路21を移動してき
た球Pは、端縁25から斜面25aに沿って落下し、排
出路12を通って排出される。
【0025】他方の球整流路22は、その落下端縁26
の近傍において、落下中心点30に向かって形成された
2つの曲線部26a,26bを有する。内側の曲線部2
6aは整流溝24の内側縁であり、外側の曲線部26b
は球整流路22の側壁内面から内側に曲がって延びた側
縁として形成されている。2つの曲線部26a,26b
の曲率半径はそれぞれ、例えば3cm,10cmとす
る。この球整流路22の落下端縁26は、一方の球整流
路21の落下端縁25に対して所定の角度θ(例えば、
47.5゜)傾いて形成されている。従って、図5の矢印Y
で示すように、この球整流路22を移動してきた球は、
曲線部26a,26bにより一方の球整流路21の方に
向きを変えて、端縁26から落下し、排出路12を通っ
て排出される。
【0026】以上の構成において、整流樋8内の球整流
路21,22を転動してきた球P,Qは、各落下端縁2
5,26から排出路12の落下中心点30まで、それぞ
れ図5の矢印X,Yで表わされる方向に移動するが、こ
のとき、後述のように各球P,Qがスプロケット18の
歯18aによって一時的に保持されて整列しながら落下
中心点30まで移動する距離は、各球整流路21,22
上の球P,Qが移動する面と落下中心点30とを含む同
一平面上において、球の半径に相当する分だけ異なる。
換言すれば、図5において各球P,Qがスプロケット1
8の歯18aによって一時的に保持されて整列しながら
落下中心点30まで移動する距離が、同一平面上におい
て球の半径に相当する分だけ異なるように構成されてい
る。
【0027】上記のように各球整流路21,22から排
出する球をそれぞれ送出部(排出路)の落下中心点30
に移動させる構造は、球が移動できるものであれば、ど
のような構成でもよい。
【0028】次に、実施例の球整流機構の作用について
説明する。
【0029】図7において、整流樋8内の球整流路2
1,22を前述のように転動してきた球P,Qは、スプ
ロケット18の歯18aにより一旦整列する。一方の球
整流路21の球Pは、歯18aを押してスプロケット1
8を回転させ、歯18aと落下端縁25との間に球Pの
直径程度の隙間が生じたとき、排出路12内に落ち込む
(図8)。この時点では、他方の球整流路22の球Q
は、まだ球整流路22上にあるが、スプロケット18が
回転して歯18aと落下端縁26との距離が球Qの直径
程度になった時、球Qは排出路12内に落ち込む。この
とき、前述のように各球P,Qがスプロケット18の歯
18aによって一時的に保持されて整列しながら落下中
心点30まで移動する距離は、各球整流路21,22上
の球P,Qが移動する面と排出路12の落下中心点30
とを含む同一平面上において、球の半径に相当する分だ
け異なるものとして構成されているので、球P,Qは、
互いに時間的にずれて排出路12に落ち込む。これによ
り、2つの球整流路21,22を移動してきた複数の球
は、互いに干渉することなく、交互に1個ずつ排出路1
2内へ流れ込むことができる。
【0030】このように、整流樋8内の各球整流路の下
流側の形状を変えるだけで、他の部品を用いることな
く、複数の球整流路の球を単列の球通路に連続して合流
させることができる。
【0031】ところで、スプロケット18の歯18a
は、球整流路21,22内の球P,Qが上記のように交
互に排出路12に落下できるような間隔に設けられてい
る。図9に示すように、一方の球整流路21の球Pが落
下した直後に、後続の球P’が他方の球整流路22の球
Qと一緒になって落下しないように、且つ、他方の球整
流路22の球Qの落下を妨げないような角度間隔(この
場合45°)で、隣り合う歯18a1 ,18a2 が設け
られている。
【0032】従って、球P,Qは、スプロケット18の
ある歯18a1 によって一時、各球整流路21,22上
に保持され(図7)、この位置から上記角度間隔の半分
(45/2 )°ほどスプロケット18が回転すると、一方
の球整流路21の球Pが落下する。この時点では、他方
の球整流路22の球Qは、まだ球整流路22上にあるが
(図8)、この歯18a1 が(45/2 )°回転移動する
と、球Qが落下する。このとき、次の歯18a2 は図9
に示す歯18a1 と同様の位置にあり、これと同様の動
作を行う。更に後続の歯も同様の動作を繰り返す。これ
により、球整流路21,22において数珠つなぎ状にな
った球P,Qは、交互に排出路12に落下することがで
きる。
【0033】図10は、別の実施例の要部を示す。図に
おいて、前述の実施例と同一の部材には同一符号を付し
てある。この実施例では、他方の球整流路22の端部は
傾斜面22aとして形成され、その落下端縁32は、一
方の球整流路21の落下端縁31より低く、スプロケッ
ト18の歯18aに対して高低差を有する。すなわち、
前述した実施例(図3)では、各球整流路21,22の
落下端縁25,26において球が落下を開始する位置
が、スプロケット18の歯18aに対して平面上でずれ
るように形成されているが、図10の実施例では、上下
方向にずれる(高さが異なる)ように形成されている。
【0034】従って、この実施例では、スプロケット1
8の歯18aとの距離が先に球の直径程度になる他方の
球整流路22の球Qが落下し、続いて、一方の球整流路
21の球Pが落下する。この動作を順次繰り返すことに
より、複数の球整流路の球は単列になって排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の球整流機構を用いたパチンコ遊技機の
裏面上部を示す図。
【図2】図1のパチンコ遊技機の整流樋の上面図。
【図3】実施例の球整流機構の球送り制御部材と球整流
路を示す斜視図。
【図4】図1のIV−IV線断面図。
【図5】実施例の球整流路の端縁部分の上面図。
【図6】実施例の球整流路の端縁部分の斜視図。
【図7】球送り制御部材の歯と球との位置関係を示す
図。
【図8】球送り制御部材の歯と球との別の位置関係を示
す図。
【図9】球整流路の端縁から球が落下する状態を示す
図。
【図10】別の実施例の要部を示す図。
【符号の説明】
2…パチンコ機の裏面、4…貯留タンク、6…球出口、
8…整流樋、10…球受け部、12…排出路、14…送
出樋、16…球均し板、18…スプロケット、19…支
持軸、20…仕切り壁、21,22…球整流路、23,
24…整流溝、25,26…落下端縁、26a,26b
…曲線部、30…落下中心点、31,32…落下端縁。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上流側から供給された複数の球を整列させ
    て下流側の送出部へ送出する複数の球整流路と、該球整
    流路の下流側端縁部に、水平な軸を支点として前記球の
    送出方向に回転可能に設置された球送り制御部材とを備
    え、該球送り制御部材は、前記軸に対し平行で且つ前記
    軸を中心とする円周上に等間隔に設けられた複数の歯を
    有し、前記球が前記複数の球整流路から前記球送り制御
    部材を介して送出されるとき、各球が順次時間差をもっ
    て送出されるように前記複数の球整流路の端縁が形成さ
    れていることを特徴とする遊技機の球整流機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の遊技機の球整流機構におい
    て、前記複数の球整流路の端縁は、各球整流路内の球が
    前記球送り制御部材に一時的に保持されてから各球整流
    路の端縁において前記送出部に向かって落下を開始する
    位置がそれぞれ同一平面上で異なるように形成されてい
    ることを特徴とする球整流機構。
  3. 【請求項3】請求項2記載の遊技機の球整流機構におい
    て、前記球整流路は2本設けられ、前記球送り制御部材
    に一時的に保持された球が、一方の球整流路の端縁から
    落下を開始して前記送出部における落下の中心点まで移
    動する距離と、他方の球整流路の端縁から落下を開始し
    て該中心点まで移動する距離との差が、同一平面上で前
    記球の半径に相当することを特徴とする球整流機構。
  4. 【請求項4】請求項3記載の遊技機の球整流機構におい
    て、前記一方の球整流路の端縁に対し前記他方の球整流
    路の端縁が斜めに形成されることにより前記距離が異な
    ることを特徴とする球整流機構。
  5. 【請求項5】請求項4記載の遊技機の球整流機構におい
    て、前記他方の球整流路の端縁は、前記中心点に向かっ
    て所定の曲率半径をもって延びた扇形の端縁として形成
    されていることを特徴とする球整流機構。
  6. 【請求項6】請求項1記載の遊技機の球整流機構におい
    て、前記複数の球整流路の端縁は、上下方向で前記球送
    り整流部材から各球整流路の端縁までの距離がそれぞれ
    異なるように形成されていることを特徴とする球整流機
    構。
JP14027195A 1995-06-07 1995-06-07 遊技機の球整流機構 Expired - Lifetime JP3761604B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006043054A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Omron Corp 整列通路、貯留タンクおよび玉ホッパー
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