JP3761604B2 - 遊技機の球整流機構 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、パチンコ機、スマートボール、ピッチングマシン等の遊技機における球整流機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パチンコ機においては、遊技中に発生した入賞球に対する賞として、所定個数の球が排出されて遊技者側に提供される。このための機構として、パチンコ機の裏側において最も上部に位置し、相当数の球を貯留する貯留タンクと、この貯留タンクから受け入れた複数個の球を整列させて送出する整流樋と、この整流樋から送出された球を下流の球排出装置に送る送出樋とが配設されている。この球排出装置の下流には、パチンコ機の前面に配置されている上下の各球皿に連なる排出路が形成されている。
【0003】
このような構成の排出機構に対しては、球詰まりや球の流通不良等を回避して常時円滑に送出することが要求されている。すなわち、貯留タンクの球出口は、これをその容量に見合った開口広さに設定して球を無理なく流通させ得るようになっている。これに対し、整流樋では貯留タンクから自然に(重力で)流出される複数の球をできるだけ受け入れた後に自然に整列流下させるために、上流側に貯留タンクの球出口と整合する広さの球受け部が形成されている。また、下流側に過剰な球圧が作用しないように、球受け部から下流に複数の球整流路を並列形成し、さらに上流側から下流側に緩い勾配をつけて、次の送出樋に対して複列状態のまま円滑に球を送り込むようにしている。
【0004】
上記のような整流樋の中に形成されている球整流路は二列となっている場合が多い。各球整流路では、貯留タンクの球出口から送られてきた不規則状態の不揃いの球が俵積み状に重なる。この不揃いの球は、横方向には整流樋の内壁によって規制されて二列に整列され、高さ方向には球均し機構等で整列される。
【0005】
整流樋を通過した賞球は、整流樋の下流側端部近傍に設けられ、例えば1個のスプロケット(球送り制御部材)を備えた整流機構により整流され、整流樋の下方に位置する賞球排出部によって、入賞の種類に応じて異なる数(例えば、一の入賞では7個であり、他の入賞では15個)払出される。この場合、賞球の払出し時に極めて多量の球が狭い流路を通過するので、整流機構を通過する際に球詰まりが生じやすく、作動不良を起こし易かった。
【0006】
そこで、複数列の流路を有する整流樋の下流側に、少なくとも2個のスプロケットが同軸に一体となって形成された整流送出装置が知られている(特公平5−5515号)。この装置の2個のスプロケットは、それぞれが異なる球整流路上に設けられると共に、回転方向に所定の変位差を有するように一体に形成されている。これにより、各列の球整流路内を流れてくる球は、1球ずつ所定のタイミング差を以て交互に取り込まれ、賞球排出部に向けて単列状態で送られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような公知の賞球整流送出装置では、整流樋の複数列の球整流路の球を単列にするために、複数のスプロケットを一体に形成した部材が必要であり、しかも、その部材における複数のスプロケットの配置は、複数の球整流路における賞球の流路方向に所定の変位差を設けなければならない。そのため、部材の形状が複雑になり、合成樹脂等で一体成形するにしても加工するにしても手間がかかり、コスト増を招くという問題がある。
【0008】
従って、本発明の目的は、より簡単な構造で、しかも球詰まり等による作動不良がなく安定した球送りを行うことができる遊技機の賞球整流機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上流側から供給された複数の球を整列させて下流側の送出部へ送出する複数の球整流路と、これらの球整流路の下流側端縁部に、前記複数の球の整列方向に対して直角方向の軸を有しかつこの軸を中心として前記球の送出方向に回転可能に設けられた球送り制御部材とを備え、この球送り制御部材は、前記軸に対し平行で且つ前記軸を中心とする円周上に等間隔に設けられた複数の歯を有し、当該歯に複数の球整流路の各球を同時に当接させて前記各球の流路方向の移動を規制するとともに前記軸に対して平行に前記各球を整列させ、同一平面上において前記各球が同時に整列された状態を一時的に保持しながら回転して、各球を前記複数の球整流路の端縁に送出し、前記端縁は、前記各球が前記複数の球整流路から前記球送り制御部材を介して送出されるとき、前記各球が前記端縁から前記送出部に到達する時間に差ができるように、同一平面上において異なる位置に形成されたことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記球整流路は2本設けられ、前記2本の球整流路の下流側端部を平面視した場合に、一方の前記球整流路における遊技球と前記球送り制御部材との当接位置から前記送出部までの移動距離と、他方の前記球整流路における遊技球と前記球送り制御部材との当接位置から前記送出部までの移動距離との差が、前記球の半径であり、分前記他方の前記球整流路における前記移動距離の方が長いことを特徴とする。
また本発明は、前記2本の球整流路の下流側端部を平面視した場合に、前記一方の球整流路の端縁に対し前記他方の球整流路の端縁が斜めに形成されていることにより前記距離が異なることを特徴とする。
また本発明は、前記2本球整流路の下流側端部を平面視した場合に、前記他方の球整流路の下流側端部は、前記送出部に向かって所定の曲率半径をもって延びた扇形に形成されていることを特徴とする。
【0011】
また本発明は、上流側から供給された複数の球を整列させて下流側の送出部へ送出する複数の球整流路と、該球整流路の下流側端縁部に、前記複数の球の整列方向に対して直角方向の軸を有しかつ当該軸を中心として前記球の送出方向に回転可能に設置された球送り制御部材とを備え、該球送り制御部材は、前記軸に対し平行で且つ前記軸を中心とする円周上に等間隔に設けられた複数の歯を有し、当該歯に複数の球整流路の各球を同時に当接させて前記各球の流路方向の移動を規制するとともに前記軸に対して平行に前記各球を整列させ、同一平面上において前記各球が同時に整列された状態を一時的に保持しながら回転して、各球を前記複数の球整流路の端縁に送出し、前記端縁は、前記各球が前記複数の球整流路から前記球送り制御部材を介して送出されるとき、前記各球が前記端縁から前記送出部に到達する時間に差ができるように、上下方向において異なる位置に形成されたことを特徴とする。
【0012】
【作用及び効果】
本発明の球整流機構によれば、上流側から供給された複数の球は、複数の球整流路に沿って下流側に移動し、その下流側に設けられた球送り制御部材が有する歯に複数の球整流路の各球が同時に当接し、同一平面上において各球が同時に整列された状態を一時的に保持しながら回転して、各球が複数の球整流路の端縁に送出される。さらに、端縁が、各球が複数の球整流路から前記球送り制御部材を介して送出されるとき、各球が前記端縁から前記送出部に到達する時間に差ができるように、同一平面上において異なる位置に形成されているため、球送り制御部材の歯によって送出された球は、球整流路の端縁から順次時間差をもって送出部へ排出される。従って、簡単な構造で複数列の球を単列で送出させることができ、球詰まり等による作動不良がなく、安定した球排出を行うことができる。
【0014】
球整流路が2本ある場合、球送り制御部材に一時的に保持された球が、一方の球整流路の端縁から送出部まで移動する距離と、他方の球整流路の端縁から送出部まで移動する距離との差が、同一平面上で球の半径に相当するので、複数列の球を確実に単列状態で落下させることができる。これは、例えば2本球整流路の下流側端部を平面視した場合に、一方の球整流路の端縁に対し他方の球整流路の端縁を斜めに形成することで、簡単に形成できる。この場合、他方の球整流路の端縁は、送出部に向かって所定の曲率半径をもって延びた扇形の端縁として形成されるので、球を曲線に沿って送出部まで移動させることができる。
【0015】
本発明の別の球整流機構によれば、上流側から供給された複数の球は、複数の球整流路に沿って下流側に移動し、その下流側に設けられた球送り制御部材が有する歯に複数の球整流路の各球が同時に当接し、同一平面上において各球が同時に整列された状態を一時的に保持しながら回転して、各球が複数の球整流路の端縁に送出される。さらに、端縁は、それぞれ高さが異なるので、各球が複数の球整流路から球送り制御部材を介して送出されるとき、前記端縁から前記送出部に到達する時間に差ができるようになり、複数の球は順次時間差をもって送出される。従って、簡単な構造で複数列の球を単列状態で送出させることができ、球詰まり等による作動不良がなく、安定した賞球払出しを行うことができる。
【0016】
【実施例】
図1は、実施例の球整流機構を用いたパチンコ機の裏面の一部を示す。この裏面2には、図示しない球補給装置から供給される相当数のパチンコ球(以下単に「球」という)を貯留する貯留タンク4が配置されている。この貯留タンク4の底面部には、その図示左端に複数個の球を流出させることのできる球出口6が設けられている。
【0017】
この貯留タンク4の下方には、整流樋8が右下方に緩く傾斜して配置されている。この上流側(左端)には、貯留タンク4の球出口6から球の供給を受ける球受け部10が設けられ、整流樋8の下流側(右端)には、送出部として後述のように球が1個ずつ落下して排出される排出路12が設けられると共に、この排出路12から下方に球1個分の通路を形成している送出樋14が延びて、図示しない賞球払い出し装置に接続している。
【0018】
整流樋8には、そのほぼ中央に弾性薄板から成る球均し板16と、前述の排出路12の上方に配置された球送り制御部材としてのスプロケット18とがある。これらのうち、球均し板16は、整流樋8内の球を不規則状態から規則状態に均し、スプロケット18は後述のように球を排出路12に向かって送り出す機能を有している。
【0019】
図2に示すように、整流樋8は横長で上面が開放されて樋状になっている。整流樋8の内部は、球の送出方向に沿って底面中央に設けられた仕切り壁20により二列に区分され、2つの球整流路21,22が形成されている。各球整流路21,22内には、球受け部10から排出路12に至るまで直線的に切り欠いてなる整流溝23,24が設けられ、これにより、各球整流路21,22内において球が横方向に1列ずつ整列されて送出されやすくなっている。この整流樋8は、前述の球受け部10から排出路12に至るまで緩やかな勾配(水平方向からの傾き)をもち、球をその自重によって球受け部10側から排出路12側に転動させるようになっている。
【0020】
球は、各球整流路21,22毎に横方向に1列になるように規制されるが、球均し板16の上方傾斜部16aより上流の部分(図面左側)では上下に重なり、下方傾斜部16bより下流側では上下に一列に整列される。そして、整流樋8の下流側にあるスプロケット18によって数珠繋ぎ状態で整列して送出される。
【0021】
スプロケット18は、図3及び図4に示すように、整流樋8の下流端において水平に且つ矢印Aで示す球の移動方向に対して垂直に設置された支持軸19を中心として回転可能に取り付けられ、その回転により、後述のように2列の球整流路21,22内の球をそれぞれ所定のタイミング差をもって交互に送出するように構成される。すなわち、このスプロケット18は、支持軸19と平行でこれを中心とする円の外周方向に等間隔に設けられた複数(この実施例の場合、8個)の歯18aを備えている。
【0022】
支持軸19は、その両端部を整流樋8の両側壁に設けた孔に挿通することにより、回転可能に支持される。そのため、図4に示すように、支持軸19の一端は、整流樋8の一側壁に挿通孔よりも大きく設けられた穴に緩く嵌合する円形のフランジ部19aとして形成される一方、支持軸19の他端は、整流樋8の側壁から外側に出るように形成され、その部分の周りに溝19bを備えている。そして、この溝19bに嵌合するCリング27により、支持軸19が整流樋8の両側壁から抜けないように取り付けられる。なお、支持軸19は別の方法で取り付けてもよく、また、支持軸19の両端部を整流樋8の両側壁に固定してもよい。いずれにしても、スプロケット18は支持軸19の周りに回転自在に設けられる。
【0023】
図5は、図4の整流樋8の内部をスプロケット18を取り除いて示す平面図であり、図6は、図5に示した整流樋8の一部を破断して内部構造を示す斜視図である。これらの図に示すように、各球整流路21,22において、上記スプロケット18から送り出された球が落ち込む排出路12の入口の落下端縁25,26は、それぞれ位置と構造が異なって形成されている。
【0024】
まず、一方(図5において上側)の球整流路21では、その落下端縁25は支持軸19と平行に形成され、この端縁25から排出路12の落下中心点30に向かって斜面25aが形成されている。従って、図5の矢印Xで示すように、この球整流路21を移動してきた球Pは、端縁25から斜面25aに沿って落下し、排出路12を通って排出される。
【0025】
他方の球整流路22は、その落下端縁26の近傍において、落下中心点30に向かって形成された2つの曲線部26a,26bを有する。内側の曲線部26aは整流溝24の内側縁であり、外側の曲線部26bは球整流路22の側壁内面から内側に曲がって延びた側縁として形成されている。2つの曲線部26a,26bの曲率半径はそれぞれ、例えば3cm,10cmとする。この球整流路22の落下端縁26は、一方の球整流路21の落下端縁25に対して所定の角度θ(例えば、47.5゜)傾いて形成されている。従って、図5の矢印Yで示すように、この球整流路22を移動してきた球は、曲線部26a,26bにより一方の球整流路21の方に向きを変えて、端縁26から落下し、排出路12を通って排出される。
【0026】
以上の構成において、整流樋8内の球整流路21,22を転動してきた球P,Qは、各落下端縁25,26から排出路12の落下中心点30まで、それぞれ図5の矢印X,Yで表わされる方向に移動するが、このとき、後述のように各球P,Qがスプロケット18の歯18aによって一時的に保持されて整列しながら落下中心点30まで移動する距離は、各球整流路21,22上の球P,Qが移動する面と落下中心点30とを含む同一平面上において、球の半径に相当する分だけ異なる。換言すれば、図5において各球P,Qがスプロケット18の歯18aによって一時的に保持されて整列しながら落下中心点30まで移動する距離が、同一平面上において球の半径に相当する分だけ異なるように構成されている。
【0027】
上記のように各球整流路21,22から排出する球をそれぞれ送出部(排出路)の落下中心点30に移動させる構造は、球が移動できるものであれば、どのような構成でもよい。
【0028】
次に、実施例の球整流機構の作用について説明する。
【0029】
図7において、整流樋8内の球整流路21,22を前述のように転動してきた球P,Qは、スプロケット18の歯18aにより一旦整列する。一方の球整流路21の球Pは、歯18aを押してスプロケット18を回転させ、歯18aと落下端縁25との間に球Pの直径程度の隙間が生じたとき、排出路12内に落ち込む(図8)。この時点では、他方の球整流路22の球Qは、まだ球整流路22上にあるが、スプロケット18が回転して歯18aと落下端縁26との距離が球Qの直径程度になった時、球Qは排出路12内に落ち込む。このとき、前述のように各球P,Qがスプロケット18の歯18aによって一時的に保持されて整列しながら落下中心点30まで移動する距離は、各球整流路21,22上の球P,Qが移動する面と排出路12の落下中心点30とを含む同一平面上において、球の半径に相当する分だけ異なるものとして構成されているので、球P,Qは、互いに時間的にずれて排出路12に落ち込む。これにより、2つの球整流路21,22を移動してきた複数の球は、互いに干渉することなく、交互に1個ずつ排出路12内へ流れ込むことができる。
【0030】
このように、整流樋8内の各球整流路の下流側の形状を変えるだけで、他の部品を用いることなく、複数の球整流路の球を単列の球通路に連続して合流させることができる。
【0031】
ところで、スプロケット18の歯18aは、球整流路21,22内の球P,Qが上記のように交互に排出路12に落下できるような間隔に設けられている。図9に示すように、一方の球整流路21の球Pが落下した直後に、後続の球P’が他方の球整流路22の球Qと一緒になって落下しないように、且つ、他方の球整流路22の球Qの落下を妨げないような角度間隔(この場合45°)で、隣り合う歯18a1 ,18a2 が設けられている。
【0032】
従って、球P,Qは、スプロケット18のある歯18a1 によって一時、各球整流路21,22上に保持され(図7)、この位置から上記角度間隔の半分(45/2 )°ほどスプロケット18が回転すると、一方の球整流路21の球Pが落下する。この時点では、他方の球整流路22の球Qは、まだ球整流路22上にあるが(図8)、この歯18a1 が(45/2 )°回転移動すると、球Qが落下する。このとき、次の歯18a2 は図9に示す歯18a1 と同様の位置にあり、これと同様の動作を行う。更に後続の歯も同様の動作を繰り返す。これにより、球整流路21,22において数珠つなぎ状になった球P,Qは、交互に排出路12に落下することができる。
【0033】
図10は、別の実施例の要部を示す。図において、前述の実施例と同一の部材には同一符号を付してある。この実施例では、他方の球整流路22の端部は傾斜面22aとして形成され、その落下端縁32は、一方の球整流路21の落下端縁31より低く、スプロケット18の歯18aに対して高低差を有する。すなわち、前述した実施例(図3)では、各球整流路21,22の落下端縁25,26において球が落下を開始する位置が、スプロケット18の歯18aに対して平面上でずれるように形成されているが、図10の実施例では、上下方向にずれる(高さが異なる)ように形成されている。
【0034】
従って、この実施例では、スプロケット18の歯18aとの距離が先に球の直径程度になる他方の球整流路22の球Qが落下し、続いて、一方の球整流路21の球Pが落下する。この動作を順次繰り返すことにより、複数の球整流路の球は単列になって排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の球整流機構を用いたパチンコ遊技機の裏面上部を示す図。
【図2】図1のパチンコ遊技機の整流樋の上面図。
【図3】実施例の球整流機構の球送り制御部材と球整流路を示す斜視図。
【図4】図1のIV−IV線断面図。
【図5】実施例の球整流路の端縁部分の上面図。
【図6】実施例の球整流路の端縁部分の斜視図。
【図7】球送り制御部材の歯と球との位置関係を示す図。
【図8】球送り制御部材の歯と球との別の位置関係を示す図。
【図9】球整流路の端縁から球が落下する状態を示す図。
【図10】別の実施例の要部を示す図。
【符号の説明】
2…パチンコ機の裏面、4…貯留タンク、6…球出口、8…整流樋、10…球受け部、12…排出路、14…送出樋、16…球均し板、18…スプロケット、19…支持軸、20…仕切り壁、21,22…球整流路、23,24…整流溝、25,26…落下端縁、26a,26b…曲線部、30…落下中心点、31,32…落下端縁。
Claims (5)
- 上流側から供給された複数の球を整列させて下流側の送出部へ送出する複数の球整流路と、該球整流路の下流側端縁部に、前記複数の球の整列方向に対して直角方向の軸を有しかつ当該軸を中心として前記球の送出方向に回転可能に設置された球送り制御部材とを備え、
該球送り制御部材は、前記軸に対し平行で且つ前記軸を中心とする円周上に等間隔に設けられた複数の歯を有し、当該歯に複数の球整流路の各球を同時に当接させて前記各球の流路方向の移動を規制するとともに前記軸に対して平行に前記各球を整列させ、同一平面上において前記各球が同時に整列された状態を一時的に保持しながら回転して、各球を前記複数の球整流路の端縁に送出し、
前記端縁は、前記各球が前記複数の球整流路から前記球送り制御部材を介して送出されるとき、前記各球が前記端縁から前記送出部に到達する時間に差ができるように、同一平面上において異なる位置に形成されたことを特徴とする遊技機の球整流機構。 - 請求項1記載の遊技機の球整流機構において、前記球整流路は2本設けられ、前記2本球整流路の下流側端部を平面視した場合に、一方の前記球整流路における遊技球と前記球送り制御部材との当接位置から前記送出部までの移動距離と、他方の前記球整流路における遊技球と前記球送り制御部材との当接位置から前記送出部までの移動距離との差が、前記球の半径分であり、前記他方の前記球整流路における前記移動距離の方が長いことを特徴とする遊技機の球整流機構。
- 請求項2記載の遊技機の球整流機構において、前記2本の球整流路の下流側端部を平面視した場合に、前記一方の球整流路の端縁に対し前記他方の球整流路の端縁が斜めに形成されていることにより前記距離が異なることを特徴とする遊技機の球整流機構。
- 請求項3記載の遊技機の球整流機構において、前記2本の球整流路の下流側端部を平面視した場合に、前記他方の球整流路の下流側端部は、前記送出部に向かって所定の曲率半径をもって延びた扇形に形成されていることを特徴とする遊技機の球整流機構。
- 上流側から供給された複数の球を整列させて下流側の送出部へ送出する複数の球整流路と、該球整流路の下流側端縁部に、前記複数の球の整列方向に対して直角方向の軸を有しかつ当該軸を中心として前記球の送出方向に回転可能に設置された球送り制御部材とを備え、
該球送り制御部材は、前記軸に対し平行で且つ前記軸を中心とする円周上に等間隔に設けられた複数の歯を有し、当該歯に複数の球整流路の各球を同時に当接させて前記各球の流路方向の移動を規制するとともに前記軸に対して平行に前記各球を整列させ、同一平面上において前記各球が同時に整列された状態を一時的に保持しながら回転して、各球を前記複数の球整流路の端縁に送出し、
前記端縁は、前記各球が前記複数の球整流路から前記球送り制御部材を介して送出されるとき、前記各球が前記端縁から前記送出部に到達する時間に差ができるように、上下方向において異なる位置に形成されたことを特徴とする遊技機の球整流機構。
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