JP5101100B2 - 遊技機の球タンク - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機の裏面に配設され遊技球を貯留する球タンクに関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機には、遊技盤面に液晶画面を有する可変表示装置や入賞装置を備えたものが有るが、近時、遊技の興趣を一段と高めるため可変表示装置や入賞装置の大型化が加速している。これに伴い、遊技盤も大型化する傾向にある。
しかしながら、前記のように可変表示装置や入賞装置を大型化すると、これら遊技盤の裏面から後方へ突出する後端部とパチンコ遊技機の裏側上部に配設される球タンクやその下方に配設されるタンクレールとに干渉が起こり、球タンクやタンクレールの設置位置を決定するに設計上制約が加わることになってその設置位置の決定に苦慮していた。これに対し、例えば、特許文献1や特許文献2に示される球タンクが開発されている。
前記特許文献1に係る球タンクは、球タンク本体の底部における長手方向のほぼ中央に沿って溝断面が凹形状の二条の球通路を横に並設して形成している。また、特許文献2に係る球タンクは、球タンク本体における前側壁の内側に該前側壁に接するようにして溝断面が凹形状をなす一条の球通路を形成している。
特開平9−28886号公報(第3頁、図3、図5) 特開2001−204932号公報(第4−5頁、図1乃至図3)
このように、特許文献1・2に係る球タンクは、いずれも球通路が球タンク本体に一体に設けられているので、ほぼタンクレールの高さ分上下方向のスペースが空くことになる。しかしながら、特許文献1の球タンクは、底部における長手方向のほぼ中央に沿って横に並ぶ二条の球通路が下方へ突出するようにして形成されていることから、前後方向の位置関係で可変表示装置や入賞装置の後端部と球通路の外側壁とが未だ干渉してしまうといった課題がある。これに対し、特許文献2に係る球タンクは、球通路が前側壁の内側に該前側壁に接するようにして形成されているので、球通路をパチンコ遊技機の裏面から後方へ最も遠ざけることができ、前記干渉の問題は解消されるも、例えば二条の通路を有する球払出装置を使用すべく一条の球通路を二条に分岐して形成する場合にはその分岐部で球詰りを起こす危険性が高い。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、遊技機の裏面に球通路を一体に形成した球タンクを設置するに可変表示装置等との干渉を起こすことがなく、しかも、二条の通路を使用でき何ら球詰りも生じない遊技機の球タンクを提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明の遊技機の球タンクは、遊技機の裏面に配設され後側壁と該後側壁と対向位置する前側壁と上流側の左側壁と下流側の右側壁と底部とにより囲われ上面が開放する球タンクであって、前記底部は、前記前側壁の内側に該前側壁に接して形成される第1球通路及び仕切り壁を介し該第1球通路の内側に接して形成され該第1球通路の上流端よりも下流側から始まる第2球通路と、上面が前記第1・第2球通路に向って下傾する底壁と、からなり、前記第1・第2球通路は溝断面が凹形状をなしかつ溝深さが遊技球の球径よりも浅く、前記底部に貯留される遊技球を前記第1・第2球通路内を流下させてその下流端に設けられた球出口から流出させるようにしたことを特徴とする。
この際、前記仕切り壁には、前記第1球通路側に面した上端部に沿ってその上端に進むに従い厚みが漸次薄くなる傾斜面を形成することが好ましい。
また、前記仕切り壁における上端縁は、上流側に対する下流側の傾斜角度が下流側に進むに従い漸次上向きに大きくすることが好ましい。
前記底壁上面を前記第2球通路の上流端と前記後側壁との間に設けた分割線により二分割し、前記分割線より前記左側壁側の底壁上面を前記第1球通路側と前記右側壁側とに下傾し、また、前記分割線より前記右側壁側の底壁上面を前記第2球通路側と前記左側壁側とに下傾することが好ましい。
また、前記分割線に沿って前記右側壁側の底壁上面より前記左側壁側の底壁上面が低くなる第1段部を設けることが好ましい。
更に、前記左側壁側の底壁上面の流下端と前記仕切り壁の上流端との間に該左側壁側の底壁上面の流下端より該仕切り壁の上流端が低くなる第2段部を設けることが好ましい。
請求項1に係る遊技機の球タンクは、底部における前側壁の内側に該前側壁に接して第1球通路を形成し、仕切り壁を介し該第1球通路の内側に接して第1球通路の上流端よりも下流側から始まる第2球通路を形成するようにしたので、第1・第2球通路が遊技盤裏面から遠ざかり、遊技機の裏面上部に上下方向並びに前後方向にスペースが確保される。これにより、大型化した可変表示装置や入賞装置との干渉をなくすことができ、球タンクの設置が可能になる。しかも、底部の遊技球を比較的集合し難い第1球通路にも落下させることができ、第1・第2球通路内の遊技球量のバランスが均等に保持できる。また、第1・第2球通路の溝深さは遊技球の球径よりも浅いので、それら球通路から遊技球が上方へ突出することになり、これらの上面に多段に積み重ねられる他の遊技球のバランスが崩れ易く、これによって球詰りが防止できる。また、二条の通路を有する球払出装置にも容易に対応できるという有益な効果を有する。
請求項2に係る遊技機の球タンクは、前記効果に加え、仕切り壁の上面に乗る遊技球が不安定になって第1球通路または第2球通路のいずれかに落下し易い。これにより、球崩し作用が働き遊技球の力のバランスが崩れ易くなって球詰り防止効果が向上する。
請求項3に係る遊技機の球タンクは、前記効果に加え、仕切り壁の上端縁であって上流側に対する下流側の傾斜角度が下流側に進むに従い漸次上向きに大きくなるので、この上端縁に遊技球が当接して球崩し作用が働き、球詰り防止効果が向上するという効果が有る。
請求項4に係る遊技機の球タンクは、前記効果に加え、底壁上面を第2球通路の上流端と後側壁との間に設けた分割線により二分割している。そして、分割線より左側壁側の底壁上面を第1球通路側と右側壁側とに下傾し、また、分割線より右側壁側の底壁上面を第2球通路側と左側壁側とに下傾するようにしたので、第1球通路と第2球通路への遊技球量の配分が比較的均等に行なえ、遊技球の流下がスムーズに行なえるばかりか球詰り防止効果も向上するという効果が有る。
請求項5に係る遊技機の球タンクは、分割線に沿って右側壁側の底壁上面より左側壁側の底壁上面が低くなる第1段部を設けるようにしたので、この位置で球崩し作用が働き球詰り防止効果が向上するという効果が有る。
請求項6記載の遊技機の球タンクも、左側壁側の底壁上面の流下端と仕切り壁の上流端との間に、該左側壁側の底壁上面の流下端より該仕切り壁の上流端が低くなる第2段部を設けるようにしたので、この位置で球崩し作用が働き球詰り防止効果が向上する。因みに、この位置は周囲から遊技球が集中し易いところであって、特に球詰りが起き易い。
以下、本発明に係る遊技機の球タンクの実施の形態を図面に基づき詳しく説明する。本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール機、雀球機、パロット(登録商標)機等の遊技機のいずれにも適用できるが、この内、本発明はパチンコ遊技機に適用される場合について説明する。図7は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の裏面図である。
パチンコ遊技機Pは木製の縦長長方形状の機枠1を有し、該機枠1の前面一側に合成樹脂製の本体枠2が開閉自在に軸着される。該本体枠2は額縁状に成形され、その裏側に遊技盤3が着脱自在に設置される。図示は省略するが、遊技盤3の前面に渦巻状に敷設された内側・外側ガイドレールに囲まれる遊技部が形成され、該遊技部に可変表示装置、入賞口、風車、障害釘といった所謂盤面部品が装着される。本体枠2の裏面に、遊技盤3を囲うように合成樹脂製の機構板4が一側を軸着して開閉自在に装着されている。該機構板4の中央部は開口5しており、前記盤面部品、例えば可変表示装置であって遊技盤3の裏側へ突出する部位が開口5に臨むようになっている。6はその突出する部位を囲うカバー部材である。
前記機構板4の裏面には、その上部にパチンコ遊技機Pの上方に設置される図示しない補給樋から供給された遊技球であるパチンコ球を貯留する球タンク7が配設される。該球タンク7の一側に該球タンク7から排出されるパチンコ球を下方へ導く屈曲樋8が接続され、その下流端に二条の通路を有する球払出装置9が装着されている。該球払出装置9は、電気的に作動し、例えば、遊技盤3面の入賞口にパチンコ球が入賞した際に、その入賞球に対応した個数の賞球としてのパチンコ球を排出するほか、遊技者が初めに遊技するのに使用する所定量の貸球としてのパチンコ球も排出できるようになっている。球払出装置9から排出されたパチンコ球は、パチンコ遊技機Pの前面側に導かれ、その下部に装着される球受皿(図示せず。)に貯留されることになる。
次に、本発明に係る球タンクについて説明する。図1は本発明に係る球タンクの斜視図、図2は同平面図である。球タンク7は、パチンコ遊技機Pの裏側である機構板4の裏面に接する後側壁7aと該後側壁7aと対向位置する前側壁7bと上流側の左側壁7cと下流側の右側壁7dと底部10とにより囲われるようにして形成され上面が開放した球タンク本体11を有する。球タンク本体11は、前・後側壁7a,7bが左・右側壁7c,7dよりも長い寸法をなす平面横長長方形状に成形される。そして、底部10は、前側壁7bの内側に該前側壁7bに接して形成される第1球通路12及び仕切り壁13を介し第1球通路12の内側に接して並設される第2球通路14と、上面が第1・第2球通路12,14に向って下傾する底壁15と、からなる。また、右側壁7dの外側には、第1・第2球通路12,14が延長して配される箱枠部16が一体に形成されている。
第1球通路12は、図3に示すように右側壁7d側に向って下傾しており、溝断面が凹形状をなしかつ溝深さがパチンコ球の球径よりも浅く形成されている。その溝の深さは、例えば5〜8mmが好ましい。また、第1球通路12の上流端は左側壁7cに達し、下流側は右側壁7dに開設された通口17を介し箱枠部16内にまで延びており、その下流端が箱枠部16の右端面に設けられる球出口18に達している。第2球通路14は、図4に示すように第1球通路12と同様に右側壁7d側に向って下傾しており、溝断面が凹形状をなしかつ溝深さがパチンコ球の球径よりも浅く形成されているが、第1球通路12の上流端よりも下流側から始まるようになっている。すなわち、底壁15の長手方向における中間位置よりやや右側壁7dよりに上流端14aがある。第2球通路14の溝の深さも、例えば5〜8mmが好ましい。そして、第2球通路14の下流側は、第1球通路12と同じく通口17を介して箱枠部16内に延びており、その流下端が箱枠部16の右端面に設けられた球出口18に達している。
図3に示すように、箱枠部16内における第1球通路12の上方に、通口17側に位置して遊技球が当接する下面と第1球通路12の底面との間隔が下流側に進むに従い狭まる傾斜板部19が配置される。また、傾斜板部19の下流側に隣接して、上部に第1球通路12と直交しかつ水平に横架される支軸20が設けられ、該支軸20に上端を軸着して第1球通路12の長手方向に沿って自在に揺動する球ならし部材21が設けられる。一方、箱枠部16内における第2球通路14は平面略クランク状に屈曲しており、図4に示すように通口17側でありかつ第2球通路14の上方に位置して規制板部22が配置される。該規制板部22は、上流側の下面に第2球通路14の底面との間隔が下流側へ進むに従い狭まる裏傾斜面22aが形成されている。この裏傾斜面22aは、傾斜板部19の下面ほど長くはない。また、規制板部22の下流側にも隣接して、上部の前記支軸20に上端部を軸着し第2球通路14の長手方向に沿って自在に揺動する球ならし部材21が設けられている。
第1球通路12と第2球通路14を仕切る仕切り壁13は、その上端縁23が連続して直線的に二段階に折れ曲がっている。すなわち、その上流側部位23aにあっては底面とほぼ平行に形成され、中間部位23bにあっては上流側部位23aに対してやや上向きに傾斜し、下流側部位23cにあっては上流側部位23aに対して更に傾斜角度が上向きに大きくなっている。仕切り壁13における上流側部位23aの底面からの高さは、遊技球の半径よりも低くしかも溝の深さよりも低く設定されている。下流側部位23cは下流側の一部が箱枠部16内に入り、それより下流側の上端縁23は傾斜板部19の上面にまで達している。また、仕切り壁13の上端部であって中間部位23bと下流側部位23cに対応する第1球通路12側には、図3、図6(ロ)に示すように該上端部に沿ってその上端に進むに従い厚みが漸次薄くなる傾斜面24が形成されている。
底壁15は、その上面が第2球通路14の上流端14aと後側壁7aとの間に設けられた分割線25により二分割され、その分割線25より左側壁7c側の底壁上面15aが図5、図6(イ)に示すように第1球通路12側と右側壁7d側とに下傾している。また、分割線25より右側壁7d側の底壁上面15bが図5、図6(ロ)に示すように第2球通路14側と左側壁7c側とに下傾している。例えば、左側壁7c側の底壁上面15aの傾斜角度は、水平面に対して第1球通路12側へ約2度、右側壁7d側へ約4度下傾し、右側壁7d側の底壁上面15bの傾斜角度は、水平面に対して第1球通路12側へ約4度、右側壁7d側へ約4度下傾している。
このように、第1球通路12に対して第2球通路14の長さを短くすると共に底壁15の上面を第1球通路12と第2球通路14へ向ってそれぞれ下傾させるようにしたのは、球タンク本体11内に貯留された遊技球ができるだけ第1・第2球通路12,14にそれぞれ均等に配分されバランス良く流下するようにし、遊技球の偏りによる球詰りを防止するためである。よって、第2球通路14の上流端14aの位置は、このような条件の下に最適な位置が決定される。
図5に示すように分割線25の部位には、その分割線25に沿って右側壁7d側の底壁上面15bより左側壁7c側の底壁上面15aが低くなる第1段部26が設けられる。また、左側壁7c側の底壁上面15aの流下端と仕切り壁13の上流端との間に、該左側壁7c側の底壁上面15aの流下端より該仕切り壁13の上流端が低くなる第2段部27が設けられている。これらは、遊技球がバランスを崩す要因となる球崩し作用を働かせ、第1・第2球通路12,14を流下する遊技球の球詰りを解消させるものである。
本発明に係る球タンクは上記構成からなり、次に作用を説明する。まず、球タンク本体11に遊技球が貯留されると、底部10の底壁15の上面と第1・第2球通路12,14に遊技球が充満する。そして、第1・第2球通路12,14内の遊技球がそれぞれ下流側へ流下して、下流端の球出口18,18から屈曲樋8に流入し球払出装置9に達する。この状態では、球タンク本体11内や屈曲樋8、更には球払出装置9内の遊技球は停止している。そこで、例えば、遊技盤3面の入賞口に打ち込まれた遊技球が入賞すると、球払出装置9が電気的に作動して所定量の遊技球を払い出す。これに伴い、球タンク本体11内の遊技球が順次第1・第2球通路12,14内を流下して球払出装置9へと向う。
球タンク本体11内では、第1・第2球通路12,14内を遊技球が順次下流側へ流下するが、第1・第2球通路12,14の溝深さは遊技球の球径よりも浅いことから、遊技球が各第1・第2球通路12,14の上面から上方へ突出することになって、これらの上面に多段に積み重ねられる他の遊技球のバランスが崩れ易くなり、これにより球詰りが防止される。
多段に積み重ねられたまま第1・第2球通路12,14を流下する遊技球であって、例えば仕切り壁13の中間部位23bまたは下流側部位23cの上端縁に載る遊技球は、その上端縁が尖鋭になっていることから不安定になって図6(ロ)に示すように第1球通路12または第2球通路14側のいずれかに落下し易い。これにより、球崩し作用が働き遊技球の力のバランスが崩れ易くなっている。しかも、仕切り壁13の上端縁における上流側に対する下流側の傾斜角度が、該下流側に進むに従い漸次上向きに大きくなるので、この部位においても球崩し作用が働き、これら相乗作用によって球詰り防止効果が向上する。
第1球通路12内を多段に積み重ねられた状態で通口17を介し箱枠部16内に入った遊技球は、その上段の遊技球から傾斜板部19の下面によって下方へ押し下げられる。更に、これら遊技球は、球ならし部材21によって一段に整列され球出口18から屈曲樋8へ排出される。同様に、第2球通路14内を多段に積み重ねられた状態で通口17を介して箱枠部16内に入った遊技球は、その上部の遊技球が規制板部22の下面の裏傾斜面22aによって下方へ少し押し下げられる。更に、これら遊技球は、球ならし部材21によって一段に整列され、球出口18から屈曲樋8へ排出される。第2球通路14は途中で平面略クランク状に屈曲していることから、そこを通過する遊技球が自然と崩れ易く、第1球通路12に対応する下面全体が傾斜する傾斜板部19を設置する必要はない。
一方、底壁15の上面にある遊技球は、それぞれ分割線25によって分けられる各底壁上面15a,15bを第1球通路12または第2球通路14に向って流下することになる。ところが、谷部となる分割線25部位やその下流端となる左側壁7c側の底壁上面15aの流下端と仕切り壁13の上流端との間は、特に大きい球圧が掛る部分であって、球詰りが起き易い。しかし、本発明にあっては図4、図5に示すように分割線25に沿って右側壁7d側の底壁上面15bより左側壁7c側の底壁上面15aが低くなる第1段部26を設けている。また、左側壁7c側の底壁上面15aの流下端と仕切り壁13の上流端との間に、該左側壁7c側の底壁上面15aの流下端より該仕切り壁13の上流端が低くなる第2段部27を設けるようにしている。よって、これら第1・第2段部26,27により球崩し作用が働き球詰りが防止される。
このように、本発明は底部10における前側壁7bの内側に該前側壁7bに接して第1球通路12を形成すると共にその内側に接して第1球通路12の上流端よりも下流側から始まる第2球通路14を形成するようにしたので、パチンコ遊技機Pの裏面上部に上下方向並びに前後方向にスペースが確保される。よって、たとえ可変表示装置や入賞装置が大型化しても、これら可変表示装置や入賞装置に干渉することなく球タンクの設置が可能になる。しかも、球タンク本体11の適所に球崩し作用を起こさせる手段を設けているので、球詰まりが防止できるばかりか二条の通路を有する球払出装置9にも容易に対応できる。
本発明にあっては、第1球通路12を前側壁7bの内側全体に設けるようにしたが、その上流端が左側壁7cよりも少し離れていても良い。また、第2球通路14の下流側を平面略クランク状に屈曲させたが、第1球通路と同じく真直ぐに延ばすようにしても良い。このようにすれば、第2球通路14の下流側がパチンコ遊技機Pの裏面から離れその分の有効なスペースが更に空くことになるので、可変表示装置等との干渉がより避け易くなる。また、球タンク7は、後側壁7a、前側壁7b、左側壁7c、右側壁7dを有する構成を説明したが、その内の後側壁7aを遊技機の裏面、例えば機構板4に一体に成形し、球タンク7は前側壁7b、左側壁7c、右側壁7dのみにより成形される平面コ字状の構成であっても本発明は適用できる。
本発明に係る球タンクの斜視図。 同平面図。 図2のV−V線断面図。 図2のW−W線断面図。 図2のX−X線断面図。 (イ)は図2のY−Y線断面図、(ロ)は図2のZ−Z線断面図。 本発明が適用されるパチンコ遊技機の裏面図。
符号の説明
7 球タンク
7a 後側壁
7b 前側壁
7c 左側壁
7d 右側壁
10 底部
11 球タンク本体
12 第1球通路
13 仕切り壁
14 第2球通路
15 底壁
15a 底壁上面
15b 底壁上面
18 球出口
23 上端縁
24 傾斜面
25 分割線
26 第1段部
27 第2段部
P 遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (1)

  1. 遊技機の裏面に配設され、後側壁と該後側壁と対向位置する前側壁と上流側の左側壁と下流側の右側壁と底部とにより囲われ上面が開放する球タンクであって、
    前記底部は、前記前側壁の内側に該前側壁に接して形成される第1球通路及び仕切り壁を介し該第1球通路の内側に接して形成され該第1球通路の上流端よりも下流側から始まる第2球通路と、上面が前記第1・第2球通路に向って下傾する底壁と、からなり、前記底部に貯留される遊技球を前記第1・第2球通路内を流下させてその下流端に設けられた球出口から流出させるようにし、前記底壁上面を、第1球通路側と右側壁側とに下傾する左側壁側の底壁上面と、第2球通路側と左側壁側とに下傾する右側壁側の底壁上面とに二分割し、前記左側壁側の底壁上面の流下端と前記仕切り壁の上流端との間に該左側壁側の底壁上面の流下端より該仕切り壁の上流端が低くなる段部を設けたことを特徴とする遊技機の球タンク。
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