JP5067713B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

本発明は、タンクレールに積み重なった遊技球を均す球均し部材が設けられているパチンコ機に関するものである。
パチンコ機は、遊技者による発射レバーの回動操作によって発射された遊技球が遊技領域に設けられた入賞装置に入賞すると、賞球としての遊技球を払い出すようになっている。具体的には、パチンコ機の裏側に設けられた球タンクに貯留されている遊技球が球タンクに接続されたタンクレールによって払出装置に供給されて、払出装置が入賞装置への遊技球の入賞をきっかけとして駆動せしめられることにより、遊技球が払い出されるようになっている。
ところで、タンクレールの上方には、特許文献1等に記載されているように、遊技球が積み重なった状態で払出装置へ供給されることを防止するための球均し部材が設けられている。かかる球均し部材は、タンクレールの底面の上方に設けられた支軸に対して揺動可能に配されており、タンクレールに積み重なった遊技球に押されて揺動せしめられた際に重力の作用によって初期位置に戻ろうとする力を積み重なった遊技球に及ぼすことにより、遊技球を均すようになっている。
しかしながら、特許文献1に記載の球均し部材では、タンクレールに積み重なる遊技球の高さが増すと、球均し部材が元の位置に戻ろうとする力よりもタンクレールに積み重なった遊技球が球均し部材を押す力の方が大きくなってしまい、遊技球を均すことが難しいという問題があった。
なお、このような問題に対処するために、球均し部材を重くすることにより、球均し部材が元の位置に戻ろうとする力をタンクレールに積み重なった遊技球が球均し部材を押す力よりも大きくすることが考えられる。
しかしながら、球均し部材を重くすると、積み重なった遊技球の高さがそれ程高くない場合に、球均し部材が重力の作用によって初期位置に戻ろうとする力と遊技球が球均し部材を押す力が釣り合ってしまい、球詰まりが発生してしまうという問題があった。
特許第3659986号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、タンクレールの底面に積み重なった遊技球の高さが異なっても、遊技球を均して球詰まりを防止することが出来る、新規な構造のパチンコ機を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
本発明は、遊技球を貯留する球タンクと、球タンクに接続されていて球タンクから排出される遊技球を整列しながら遊技球の流下方向に置かれた払出装置に向けて誘導するタンクレールと、タンクレールの底面よりも上方に揺動自在に吊り下げられた状態で、タンクレールの底面に積み重なった遊技球に接触することにより、自由端側が遊技球の流下方向に揺動しながらタンクレールの底面に積み重なった遊技球を均す一方、重力の作用で初期位置に復帰するようにされている球均し部材と、球均し部材が遊技球の流下方向へ揺動する際に、球均し部材によって遊技球の流下方向に押し動かされることに起因して生ぜしめられる初期状態への復帰力を球均し部材に対して初期位置に戻る方向への外力として及ぼす外力付与手段とを備えており、且つ、球均し部材によって遊技球の流下方向に押し動かされた外力付与手段の揺動量の増大に伴って、外力付与手段により球均し部材に対して及ぼされる初期位置に戻る方向への外力が大きくなるようにされていることを特徴とする。
このような本発明に従う構造とされたパチンコ機においては、タンクレールの底面に積み重なった遊技球の高さが低く、球均し部材が支軸を通る鉛直線と為す角度(以下、揺動角度と称する)が所定角度よりも小さい場合には、球均し部材そのものが重力の作用によって元の位置に戻ろうとする力だけが遊技球に及ぼされるようになる一方、タンクレールの底面に積み重なった遊技球の高さが高く、球均し部材の揺動角度が所定角度よりも大きい場合には、球均し部材そのものが重力の作用によって元の位置に戻ろうとする力だけでなく、外力付与手段が球均し部材に及ぼす力も遊技球に及ぼされるようになることから、タンクレールの底面に積み重なった遊技球の高さに応じて、球均し部材が遊技球に及ぼす力を変更することが可能となる。これにより、球均し部材が遊技球の流下方向に押されたままになって、遊技球が球均し部材で均されることなく流下してしまったり、或いは、球均し部材が遊技球に及ぼす力と遊技球が球均し部材を押す力とが釣り合って、球詰まりが発生することを有利に回避することが可能となる。
従って、本発明に係るパチンコ機においては、タンクレールの底面に積み重なった遊技球の高さが異なっても、遊技球を均して球詰まりを防止することが出来る。
なお、本発明における外力付与手段は、ばね部材で構成されていても良いし、球均し部材と同様に、揺動可能に配された部材で構成されていても良い。そこにおいて、外力付与手段がばね部材で構成されている場合には、ばね部材の付勢力が、外力付与手段がタンクレールにおける遊技球の流下方向に押されることに起因して生ぜしめられる初期状態への復帰力となり、外力付与手段が揺動可能な部材で構成されている場合には、かかる部材が重力の作用によって元の位置に戻ろうとする力が、外力付与手段がタンクレールにおける遊技球の流下方向に押されることに起因して生ぜしめられる初期状態への復帰力となる。また、外力付与手段に球均し機能を付与しても良い。
さらに、本発明において、タンクレールは球タンク内に設けられていても良い。換言すれば、タンクレールは、球タンクに対して、外側から接続されている必要はない。そこにおいて、球タンク内にタンクレールが設けられている態様としては、例えば、パチンコ機の幅方向一方から他方へ下る第一傾斜面を含んで構成された底面を有するタンク領域と、タンク領域に対してパチンコ機の奥側で隣接して、第一の傾斜面とは反対方向に下る第二傾斜面を含んで構成された底面を有するレール領域と、タンク領域の下流端とレール領域の上流端を接続する接続領域とが、球タンクの球受凹所内に形成されており、タンク領域の底面に落下した遊技球が、タンク領域から接続領域を経由してレール領域に至り、レール領域の下流端から払出装置に向けて排出されるようになっている態様が考えられる。そして、この場合、レール領域によってタンクレールが構成されることとなる。
また、参考例は、球タンクに貯留されている遊技球を払出装置へ誘導するタンクレールを備えていると共に、タンクレールの底面に対してパチンコ機本体の上下方向で上方に位置してタンクレールにおける遊技球の流下方向に直角且つタンクレールの底面に水平な方向に延びる支軸に対して揺動自在に軸支されて、重力の作用で初期位置に戻るようにされている一方、支軸からパチンコ機本体の上下方向で下方に吊り下げられた方の自由端側においてタンクレールの底面に積み重なった遊技球に接触することにより、タンクレールの底面に積み重なった遊技球を均す球均し部材を備えているパチンコ機において、球均し部材が、支軸からパチンコ機本体の上下方向で下方に吊り下げられて揺動自在に軸支される上側揺動体と、上側揺動体における支軸から下方に吊り下げられた方の自由端側において支軸と平行に設けられた第二の支軸に対してパチンコ機本体の上下方向で下方に吊り下げられて揺動自在に軸支される下側揺動体を含んで構成されており、上側揺動体の質量が下側揺動体の質量よりも大きくされている態様を採用している
このような参考例に従う構造とされたパチンコ機においては、タンクレールの底面に積み重なった遊技球の高さが小さい場合、タンクレールの底面に積み重なっている遊技球は下側揺動体だけに接触することから、下側揺動体のみが揺動し、下側揺動体が元の位置に戻ろうとする力だけが遊技球に及ぼされる。一方、タンクレールの底面に積み重なった遊技球の高さが大きい場合、タンクレールの底面に積み重なった遊技球は下側揺動体だけでなく上側揺動体にも接触することから、下側揺動体だけでなく上側揺動体も揺動し、下側揺動体が元の位置に戻ろうとする力に加えて上側揺動体が元の位置に戻ろうとする力も遊技球に及ぼされる。即ち、タンクレールの底面に積み重なった遊技球の高さに応じて、遊技球に及ぼされる力が変更可能とされているのである。従って、タンクレールの底面に積み重なった遊技球の高さが異なっても、遊技球を均して球詰まりを防止することが出来るのである。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1には、本発明の第一の実施形態としてのパチンコ機10が示されている。このパチンコ機10は、機体の外郭を為す外枠12の開口前面側において、パチンコ機本体としての中枠14が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠14には、図示しない遊技領域が形成された遊技盤(図示せず)が着脱自在に組み付けられており、かかる遊技領域は、中枠14に対して開閉可能に組み付けられた前枠16によって保持されている透明板18を通して遊技者に視認されるようになっている。そして、中枠14に設けられた操作ハンドル20に対して回動可能に装着された操作レバー22を遊技者が回動操作することにより、中枠14に設けられた発射球貯留皿24に貯留されている遊技球が、図示しない球送り機構を介して発射装置(図示せず)に送られた後、遊技領域に向けて発射されるようになっている。
また、図2に示されているように、パチンコ機10の裏側上端には、球タンクとしてのタンクユニット26が設けられている。そして、タンクユニット26に貯留されている遊技球は、遊技領域に設けられた入賞装置(図示せず)への遊技球の入賞をきっかけとして駆動せしめられる払出装置28によって払い出されるようになっており、払出装置28によって払い出された遊技球は発射球貯留皿24に貯留されるようになっている。なお、図2では、遊技盤や遊技盤の裏側に配された基板ケース等の図示は省略している。
そこにおいて、タンクユニット26は、ABSやPC等の硬質の合成樹脂材料によって形成されており、図3及び図4にも示されているように、上側に開口する球受凹所30を備えている。
また、本実施形態の球受凹所30内には、タンク領域32が形成されており、かかるタンク領域32の底面は、パチンコ機10の幅方向一方から他方へ下る第一傾斜面34とされている。これにより、タンク領域32における遊技球の流下方向がパチンコ機10の幅方向一方から他方へ向かう方向となっている。
さらに、本実施形態の球受凹所30内には、タンク領域32の下流端よりもパチンコ機10の幅方向他方の側において、接続領域としての中間領域36が形成されており、かかる中間領域36の底面38は、パチンコ機10の奥行方向で中枠14から離隔する方向へ下る傾斜面とされている。これにより、中間領域36における遊技球の流下方向がパチンコ機10の奥行方向で中枠14から離れる方向とされている。
なお、本実施形態では、中間領域36の底面38の上流端は、タンク領域32の底面(第一傾斜面34)の下流端よりもパチンコ機10の上下方向で下方に位置せしめられている。即ち、タンク領域32と中間領域36の間には段差40が形成されているのである。その結果、タンク領域32を流下してきた遊技球が中間領域36に入った後、中間領域36の側面42、即ち、球受凹所30におけるパチンコ機10の幅方向他方の側に位置する側面に衝突して跳ね返り、タンク領域32に戻ってきてしまうことを有利に回避することが可能となる。
更にまた、本実施形態の球受凹所30内には、タンクレールとしてのレール領域44が形成されている。レール領域44は、中間領域36よりもパチンコ機10の奥側においてパチンコ機10の幅方向他方の側から一方の側へ延びるように形成されている。そこにおいて、中間領域36におけるパチンコ機10の奥側の端と、タンク領域32におけるパチンコ機10の奥側の端は、パチンコ機10の奥行方向で同じ位置にあることから、レール領域44はタンク領域32に対してパチンコ機10の奥側で隣りに位置せしめられている。
また、レール領域44の底面は、中枠14の幅方向他方の側から一方の側へ下る第二傾斜面46とされている。これにより、レール領域44における遊技球の流下方向がパチンコ機10の幅方向他方の側から一方の側へ向かう方向、即ち、タンク領域32における遊技球の流下方向とは反対の方向とされている。
ところで、レール領域44の下流端は、タンク領域32の上流端とパチンコ機10の幅方向で同じ位置にある必要はないが、レール領域44の下流端はタンク領域32の上流端に対してパチンコ機10の幅方向他方の側に位置するよりも幅方向一方の側に位置するほうが望ましい。これにより、レール領域44における遊技球の流下方向の長さを大きく確保することが可能となる。因みに、本実施形態では、レール領域44の下流端がタンク領域32の上流端よりもパチンコ機10の幅方向一方の側に位置せしめられており、レール領域44における遊技球の流下距離が長くなっている。
また、本実施形態では、レール領域44の底面(第二傾斜面46)の上流端は、中間領域36の底面38の下流端よりもパチンコ機10の上下方向で下方に位置せしめられている。即ち、中間領域36とレール領域44の間には、段差48が形成されているのである。これにより、中間領域36からレール領域44に流れ込んできた遊技球が、レール領域44の側面、即ち、球受凹所30におけるパチンコ機10の奥側の側面50に衝突して跳ね返り、中間領域36に戻ってくることを有利に回避することが可能となる。
さらに、タンク領域32の底面がパチンコ機10の幅方向一方から他方へ下る第一傾斜面34とされていると共に、レール領域44の底面がパチンコ機10の幅方向他方から一方へ下る第二傾斜面46とされていることから、タンク領域32とレール領域44の境界には、段差52が形成されている。これにより、レール領域44を流下する遊技球がタンク領域32に流れ込むことが阻止されている。
また、レール領域44は、遊技球の流下方向でタンク領域32の上流端よりも手前側においてパチンコ機10の奥側へ曲がった後、パチンコ機10の幅方向に延びるために再び曲がっている。これにより、タンク領域32の上流端付近において、レール領域44がタンク領域32からパチンコ機10の奥側へ離隔位置せしめられることとなる。その結果、タンク領域32の上流端付近には、レール領域44とタンク領域32によって挟まれた状態で、球受凹所30の底面から立設された固定壁部54が位置せしめられている。即ち、固定壁部54は、タンク領域32とレール領域44の境界部分において、タンク領域32における上流端から下流側へ延び出しているのである。そして、かかる固定壁部54によって、タンク領域32とレール領域44がタンク領域32の上流端付近で仕切られているのである。
さらに、レール領域44における遊技球の流下方向での最初の曲がり角よりも手前側からレール領域44の下流端近くまでには、レール領域44を流下する遊技球を2列に分けるための分離壁56がレール領域44の底面に立設されている。これにより、レール領域44には、二つの通路58,58が互いに平行に延びている。
更にまた、レール領域44に形成された二つの通路58,58には、それぞれ、球均し部材60,60が配設されている。各球均し部材60は、ABS等の硬質の合成樹脂材料によって形成されており、支持孔62が長手方向一端側に形成されている一方、錘64が長手方向中央よりも長手方向他端側に設けられた構造とされている。
このような構造とされた球均し部材60は、中枠14の上下方向でレール領域44の底面よりも上方に位置する支軸66が、支持孔62に挿通配置されることにより、支軸66から中枠14の上下方向で下方に吊り下げられている。これにより、球均し部材60が支軸66に対して揺動自在に軸支されている。
そこにおいて、支軸66は、通路58における遊技球の流下方向に対して直角、且つ、通路58の底面(第二傾斜面46)に水平な方向に延びている。これにより、支軸66に対して揺動自在に軸支された球均し部材60は、通路58が延びる方向に沿って揺動可能とされている。なお、支軸66は、その両端がレール領域44の両側壁によって支持されている。
また、各通路58において球均し部材60の配設位置よりも下流側には、外力付与手段としての揺動体68が配設されている。この揺動体68は、ABS等の硬質の合成樹脂材料によって形成されており、支持孔70が長手方向一端に形成されている一方、錘72が長手方向他端側に設けられた構造とされている。そこにおいて、揺動体68に設けられた錘72は、球均し部材60に設けられた錘64よりも重くされている。これにより、揺動体68が球均し部材60よりも重くなっている。
このような構造とされた揺動体68は、中枠14の上下方向でレール領域44の底面よりも上方に位置する支軸74が、支持孔70に挿通配置されることにより、支軸74から中枠14の上下方向で下方に吊り下げられている。これにより、揺動体68は、支軸74に対して揺動自在に軸支されている。
そこにおいて、支軸74は、通路58における遊技球の流下方向に対して直角、且つ、通路58の底面(第二傾斜面46)に水平な方向に延びている。これにより、支軸74に対して揺動自在に軸支された揺動体68は、通路58が延びる方向に沿って揺動可能とされている。即ち、揺動体68は、球均し部材60と同じ方向に揺動可能とされているのである。なお、揺動体68の支軸74は、球均し部材60の支軸66と同様に、その両端がレール領域44の両側壁に支持されている。
また、レール領域44の下流端の上方には、押え板76が設けられている。そして、球均し部材60によって均された遊技球が、押え板76によって更に均された後、払出装置28へ供給されるようになっている。
すなわち、遊技ホールの島設備から供給される遊技球は、タンク領域32の底面に落下した後、タンク領域32から中間領域36を経由してレール領域44に到達し、レール領域44の下流端から払出装置28へと排出されるようになっている。なお、払出装置28は、賞球払出モータを備えた、従来から公知の構造とされていることから、その詳細な説明は省略する。
このような構造とされたタンクユニット26は、中枠14の裏側に設けられた機構盤78に対してネジ止め固定されることにより、機構盤78を介して中枠14に固定されるようになっている。
そして、上述の如きタンクユニット26を備えたパチンコ機10は、遊技ホールの島設備に設置されると、島設備から遊技球を供給するためのホース状部材(図示せず)が、タンクユニット26のタンク領域32の上方からタンクユニット26内に入れられるようになっており、ホース状部材を通じて供給される遊技球をタンク領域32の底面(第一傾斜面34)で受けて、球受凹所30内に貯留するようになっている。
また、球受凹所30内に貯留された遊技球は、レール領域44を流下する際に、球均し部材60によって均されるようになっている。具体的には、図5に示されているように、通路58の底面に積み重なった遊技球80が球均し部材60の自由端側、即ち、支軸66から吊り下げられた方の端部側に当たると、球均し部材60が通路58の下流側へ押されて通路58の下流側に揺動せしめられる。これにより、球均し部材60が重力の作用によって元の位置に戻ろうとする。そして、この球均し部材60が元の位置に戻ろうとする力が遊技球80に作用することにより、遊技球80が均されるようになっている。
なお、通路58の底面に積み重なった遊技球80の高さがそれ程高くない場合には、図5に示されているように、支軸66を通る鉛直線82と球均し部材60が為す角度(以下、揺動角度:αとする)が小さいことから、球均し部材60が揺動体68を押して揺動させることはない。
一方、通路58の底面に積み重なった遊技球80の高さが大きい場合には、図6に示されているように、球均し部材60の揺動角度:αが大きくなり、球均し部材60が揺動体68に当接する。そして、球均し部材60によって揺動体68が通路58の下流側に押される。これにより、球均し部材60に対して、揺動体68が重力の作用によって元の位置に戻ろうとする力が及ぼされる。その結果、遊技球80に対して、球均し部材60が重力の作用によって元の位置に戻ろうとする力の他に、揺動体68が重力の作用によって元の位置に戻ろうとする力が及ぼされることとなる。
従って、上述の如きパチンコ機10においては、通路58の底面に積み重なった遊技球の高さが変化しても、遊技球が球均し部材60を押す力よりも球均し部材60が遊技球に及ぼす力の方が大きくなるようにすることが可能となり、レール領域44における球詰まりを低減乃至は回避することが可能となる。
そこにおいて、本実施形態では、タンクユニット26の球受凹所30におけるタンク領域32の底面(第一傾斜面34)に落下した遊技球が、中間領域36を経由してレール領域44に至り、レール領域44の下流端から払出装置28へ供給されるようになっている、換言すれば、球タンク内にタンクレールが設けられていることから、レール領域44に積み重なる遊技球の高さが従来よりも高くなって、レール領域44に積み重なる遊技球の球圧も従来より大きくなるが、本実施形態では、上述の如く、球均し部材60が遊技球に及ぼす力を通路58の底面に積み重なった遊技球の高さに応じて変更することが出来ることから、従来よりも高く積み重なる遊技球に対して有効な球均し作用を及ぼすことが出来る。
また、本実施形態では、球均し部材60が揺動体68に当たらない限り、遊技球に及ぼされる力は球均し部材60が重力の作用によって初期位置に戻ろうとする力だけであることから、球均し部材60が遊技球80に及ぼす力と遊技球80が球均し部材60に及ぼす力が釣り合うことを有利に回避することが可能となる。
また、本実施形態では、タンクユニット26が機構盤78に対して直接に固定されるようになっていることから、タンクユニット26の底をパチンコ機10の上下方向で上方に位置せしめることが可能となる。即ち、タンクユニット26の下方により大きなスペースを確保することが可能となる。これにより、遊技領域に設けられる液晶表示装置の大型化が有利に実現されると共に、役物の配設位置が制限され難くなる。
特に、タンクユニット26において、遊技盤に近いタンク領域32側の底は、レール領域44側の底よりもパチンコ機10の上下方向で更に上方に位置せしめることが出来るようになっていることから、液晶表示装置や役物の駆動源を配設スペースが一層有利に確保されることとなる。
続いて、参考例としてのパチンコ機について、図7及び図8に基づいて説明する。なお、以下に記載の参考例の説明や後述する第の実施形態の説明において、第一の実施形態と同様な構造とされた部材及び部位については、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略する。
参考例のパチンコ機は、第一の実施形態のパチンコ機(10)に比して、球均し部材84が異なっている。参考例の球均し部材84は、図7に示されているように、支軸66に対して揺動可能に軸支された上側揺動体86と、上側揺動体86における支軸66から吊り下げられた方の自由端側に揺動可能に設けられた下側揺動体88を含んで構成されている。
より詳細には、上側揺動体86は、ABS等の硬質の合成樹脂材料によって形成されており、支持孔90が長手方向一端に形成されている一方、第二支軸としての支持軸92が長手方向他端に設けられた構造とされている。そこにおいて、支持軸92は支持孔90と平行に延びている。また、参考例では、上側揺動体86の厚さ方向一端側において長手方向他端側へ突出する板状の突出片から厚さ方向他方の側へ突出するようにして、支持軸92が設けられている。更にまた、上側揺動体86の長手方向中央よりも他端側には、錘94が設けられている。
一方、下側揺動体88は、ABS等の硬質の合成樹脂材料によって形成されており、支持孔96が長手方向一端に形成されていると共に、錘98が長手方向他端側に設けられている。そこにおいて、下側揺動体88の錘98は、上側揺動体86の錘94よりも軽くされている。これにより、下側揺動体88が上側揺動体86よりも軽くなっている。
そして、下側揺動体88は、上側揺動体86の支持軸92が支持孔96に挿通配置されることにより、支持軸92に対して揺動可能な状態で組み付けられる。なお、このようにして、下側揺動体88が上側揺動体86に組み付けられた状態で、支持軸92の突出端に対して抜出防止カバー99が装着されるようになっている。これにより、下側揺動体88の上側揺動体86からの脱落が防止されている。
上述の如き構造とされた球均し部材84は、上側揺動体86に形成された支持孔90に支軸66が挿通配置されることにより、支軸66に対して中枠14の上下方向で下方に吊り下げられて揺動可能な状態で組み付けられている。なお、このようにして球均し部材84が支軸66に対して揺動可能に軸支された状態で、支軸66と支持軸92は互いに平行とされている。
続いて、参考例の球均し部材84による球均しについて、説明する。先ず、通路58の底面に積み重なった遊技球の高さがそれ程高くない場合には、図7に示されているように、下側揺動体88のみが通路58の底面に積み重なった遊技球80によって通路58の下流側へ押されて通路58の下流側に揺動せしめられる。これにより、下側揺動体88が重力の作用によって元の位置に戻ろうとする。そして、この下側揺動体88が元の位置に戻ろうとする力が遊技球80に及ぼされることにより、遊技球80が均されるようになっている。
一方、通路58の底面に積み重なった遊技球80の高さが大きい場合には、図8に示されているように、下側揺動体88だけでなく、上側揺動体86も通路58の底面に積み重なった遊技球80によって通路58の下流側へ押されて通路58の下流側へ揺動せしめられる。これにより、下側揺動体88だけでなく、上側揺動体86も重力の作用によって元の位置に戻ろうとする。その結果、遊技球80に対してより大きな力を及ぼすことが可能となる。
従って、上述の如き構造とされたパチンコ機においても、第一の実施形態と同様な効果を得ることが出来る。
そこにおいて、参考例では、下側揺動体88が上側揺動体86よりも軽くされていることから、通路58の底面に積み重なった遊技球が下側揺動体88だけに接触する場合に、下側揺動体88だけを揺動させることが有利に実現され得る。その結果、通路58の底面に積み重なった遊技球が下側揺動体88だけに接触する場合に、下側揺動体88に引っ張られて、上側揺動体86も揺動してしまうことに起因する不具合、即ち、下側揺動体88だけでなく、上側揺動体86が元の位置に戻ろうとする力が遊技球に及ぼされてしまい、球均し部材84が遊技球に及ぼす力と遊技球が球均し部材84に及ぼす力が釣り合って球詰まりが発生する不具合を有利に回避することが可能となる。
続いて、本発明の第の実施形態について、図9に基づいて、説明する。本実施形態は、第一の実施形態に比して、揺動体(68)の代わりに、外力付与手段として板ばね100が設けられている。この板ばね100は、長手方向の一端が支軸74の外周面に形成された切欠102に係止されることにより、支軸74に組み付けられている。
そして、通路58の底面に積み重なった遊技球80の高さが大きくなって、球均し部材60の揺動角度:αが大きくなると、球均し部材60が板ばね100を押す。これにより、板ばね100の復元力が球均し部材60に及ぼされることとなる。その結果、通路58の底面に積み重なった遊技球80の高さが大きい場合には、通路58の底面に積み重なった遊技球の高さが低い場合よりも大きな力を遊技球に及ぼすことが可能となる。
従って、本実施形態においても、第一の実施形態と同様な効果を得ることが出来る。
以上、本発明の幾つかの実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記第一の実施形態において、揺動体68の長手方向他端側に中枠14の上下方向で下方に突出する当接片を設けて、かかる当接片が通路58の底面に積み重なった遊技球に当たることにより、遊技球を均すようにしても良い。また、このような揺動体を採用する場合、当接片は押え板76に形成された切欠部から押え板76の下方に突出していることが望ましい。これにより、球均しを一層有利に実現することが可能となる。
加えて、本発明は、球受凹所の底にタンクレールが接続される構造の球タンクに対しても、勿論適用可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
本発明の第一の実施形態としてのパチンコ機を示す正面図。 同パチンコ機の背面図。 同パチンコ機に採用されているタンクユニットの斜視図。 同タンクユニットの平面図。 球均し部材の揺動状態を説明するための縦断面図。 球均し部材と揺動体が揺動している状態を説明するための縦断面図。 参考例で採用されている球均し部材の揺動状態を説明するための縦断面図。 同球均し部材が更に揺動している状態を説明するための縦断面図。 本発明の第の実施形態で採用されている球均し部材と外力付与手段としての板ばねを説明するための縦断面図。
符号の説明
10:パチンコ機,14:中枠,26:タンクユニット,44:レール領域,60:球均し部材,66:支軸,68:揺動体,80:遊技球,82:鉛直線,84:球均し部材,86:上側揺動体,88:下側揺動体,92:支持軸,100:板ばね

Claims (1)

  1. 遊技球を貯留する球タンクと、
    該球タンクに接続されていて該球タンクから排出される遊技球を整列しながら遊技球の流下方向に置かれた払出装置に向けて誘導するタンクレールと、
    該タンクレールの底面より上方に揺動自在に吊り下げられた状態で、該タンクレールの底面に積み重なった遊技球に接触することにより、自由端側が遊技球の流下方向に揺動しながら該タンクレールの底面に積み重なった遊技球を均す一方、重力の作用で初期位置に復帰するようにされている球均し部材と、
    該球均し部材が遊技球の流下方向に揺動する際に、該球均し部材によって遊技球の流下方向に押し動かされることに起因して生ぜしめられる初期状態への復帰力を該球均し部材に対して初期位置に戻る方向への外力として及ぼす外力付与手段と
    を、備えており、且つ、
    前記球均し部材によって遊技球の流下方向に押し動かされた前記外力付与手段の揺動量の増大に伴って、該外力付与手段により該球均し部材に対して及ぼされる初期位置に戻る方向への外力が大きくなるようにされていることを特徴とするパチンコ機。
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