JP3029609B1 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3029609B1
JP3029609B1 JP10329361A JP32936198A JP3029609B1 JP 3029609 B1 JP3029609 B1 JP 3029609B1 JP 10329361 A JP10329361 A JP 10329361A JP 32936198 A JP32936198 A JP 32936198A JP 3029609 B1 JP3029609 B1 JP 3029609B1
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Abstract

【要約】 【課題】 貯留供給手段の供給口から案内通路側へと遊
技球を一列状に供給でき、供給口近傍での球詰まりを防
止できる弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機本体1 の裏側に、遊技球を貯留し
供給する貯留供給手段11と、遊技球を適数個払い出し可
能な払い出し手段と、貯留供給手段11の供給口24,25 か
ら供給される遊技球を払い出し手段へと案内する案内通
路12,13 とを備え、供給口24,25 の開口幅を、遊技球が
幅方向に1個宛通過し得るように、遊技球の直径よりも
大で且つ直径の2倍未満に設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機は、遊技機本
体の裏側に、遊技球を貯留する貯留供給手段と、遊技球
を適数個払い出し可能な払い出し手段と、貯留供給手段
から供給される遊技球を払い出し手段へと案内する案内
通路とを備え、島側の遊技球補給装置から補給された遊
技球を貯留供給手段に貯留しておき、自動球貸し機側か
ら球貸し要求があった場合、遊技盤の入賞領域に遊技球
が入賞した場合に払い出し手段を作動させて、貯留供給
手段から案内通路を経て供給される遊技球を貸出球又は
景品球として上皿側へと払い出すようになっている。
【0003】従来は、貯留供給手段の底壁に、前後方向
及び左右方向に広がった大きな供給口を形成し、この貯
留供給手段の下側の案内通路の上手側部分に、供給口に
対応する大きさの受け部を設けると共に、案内通路の下
手側部分に、この受け部からの遊技球を一列状に整列し
て案内する整列部を設けている。
【0004】また2列払出型の払い出し手段を採用する
場合には、この払い出し手段内に2列の縦通路があるた
め、その各縦通路に対応するように、案内通路の下手側
部分に整列部を2列設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の弾球遊技機で
は、通常、貯留供給手段に遊技球を補給した場合、供給
口の上下両側に跨がって貯留供給手段から案内通路の受
け部側の全体に遊技球が充満した状態にあり、その下側
の遊技球から順次整列部を経て払い出し手段側へと案内
されて行く。
【0006】しかし、従来の貯留供給手段では、供給口
の前後方向及び左右方向の寸法が、遊技球の直径の複数
個分以上になっているため、この供給口に多数の遊技球
が咬み込んだ状態でバランスし、その下の受け部側の遊
技球がなくなって空洞状になっているにも拘わらず、供
給口の上側に多数の遊技球が団塊状になって詰まる、所
謂ブリッジ現象による球詰まりが発生する問題がある。
【0007】特に案内通路側の上手側に、貯留供給手段
の供給口に対応する大きな受け部があり、この受け部で
受け取った遊技球を整列部で一列状に整列しながら案内
するため、案内通路の受け部側で球詰まりが発生し易く
なっている。そして、案内通路の受け部側で球詰まりが
発生すれば、この受け部側から供給口を経て貯留供給手
段まで遊技球が団塊状になっているため、その団塊部分
の内部で遊技球相互が積層した状態でバランスし、その
下側の遊技球がなくなった後も、貯留供給手段の供給口
側で遊技球がブリッジ状になって詰まることがある。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、貯留供給手段の供給口から案内通路側へと遊技球を
一列状に供給でき、供給口近傍での球詰まりを防止でき
る弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技機本体1
の裏側に、遊技球を貯留し供給する貯留供給手段11と、
遊技球を適数個払い出し可能な払い出し手段14,15 とを
備え、前記貯留供給手段11の供給口24,25 から供給され
る遊技球を前記払い出し手段14,15 へと案内する左右方
向の案内通路12,13 を前後に二列備えた弾球遊技機にお
いて、前記貯留供給手段11の底壁23に、前記各案内通路
12,13 に対応し且つ左右方向に長い2個の前記供給口2
4,25 と、該両供給口24,25 間に設けられ且つ各供給口2
4,25 側に遊技球を振り分ける振り分け部29とを備え、
該各供給口24,25 の開口幅を、遊技球が幅方向に1個宛
通過し得るように、遊技球の直径よりも大で且つ直径の
2倍未満に設定したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。
【0011】図1〜図8は本発明の第1の実施形態を例
示する。図1は弾球遊技機の背面を示し、1 は遊技機本
体で、矩形状の外枠2 と前枠3 とにより構成されてい
る。前枠3 は外枠2 の前側に配置され、左右方向の一端
側のヒンジを介して外枠2 の前側に開閉自在に装着され
ている。前枠3 には、図3に示すように、その裏側から
遊技盤16が着脱自在に装着され、裏機構板4 により裏側
から押圧して固定されている。遊技盤16には入賞手段、
変動図柄表示手段等が装着されると共に、それらを裏側
から覆う裏カバー5 が裏側に装着されている。
【0012】裏機構板4 は前枠3 の裏側で左右方向の一
端側の上下一対のヒンジ6 により開閉自在に枢着され、
4個のロックレバー7 で前枠3 の裏側に固定されてい
る。なお、ヒンジ6 は、前枠3 の枢支用のヒンジと同一
側にある。裏機構板4 には、その中央部に裏カバー5 が
嵌合するように開口部8 が形成されている。裏カバー5
は、遊技盤16の入賞手段、変動図柄表示手段等を裏側か
ら覆うためのもので、遊技盤16の裏側に着脱自在に装着
されている。
【0013】9 は発射手段で、前枠3 の裏側に装着され
た発射モータ10等を備え、前枠3 の前側の発射ハンドル
を操作したときに発射モータ10が作動して、発射レール
上の遊技球を1個ずつ遊技盤16側に発射するように構成
されている。
【0014】11は貯留供給手段で、島側の補給装置から
補給された遊技球を貯留し供給するように、遊技機本体
1 の前枠3 の裏側で上端部側に配置されている。12,13
は貯留供給手段11からの遊技球を案内する案内通路で、
前枠3 の裏側で貯留供給手段11の下側近傍に左右方向に
配置されている。14,15 は払い出し手段で、前枠3 の裏
側で裏カバー5 の左右方向の一側部に偏位して上下方向
に配置され、貯留供給手段11から案内通路12,13 を経て
供給される遊技球を景品球、貸出球として適数ずつ払い
出すようになっている。
【0015】貯留供給手段11は、図2〜図4に示すよう
に、遊技機本体1 の前枠3 の裏側に沿って左右方向に長
い平面視矩形状の上側が開放するタンクにより構成され
ており、裏機構板4 の上端部の裏側に形成された受け部
17上に配置され、前壁18側の左右一対の取付孔19に挿通
する突起20と、その後端の締結レバー21とにより着脱自
在に固定されている。
【0016】取付孔19は貯留供給手段11の前壁18に左右
方向の横長状に形成されている。各突起20は前枠3 から
裏機構板4 を貫通して後方に突出している。各締結レバ
ー21は取付孔19に嵌脱する大きさであって、突起20の後
端に回動自在に枢支され、取付孔19に嵌脱する水平方向
の嵌脱姿勢と、取付孔19に対して交差する締結姿勢との
間で回動自在に突起20の後端側に枢支され、締結姿勢に
したときに、貯留供給手段11の前壁18と裏機構板4 とを
前枠3 の裏側に締結するようになっている。なお、貯留
供給手段11は、左右両端側がネジ22により裏機構板4 に
着脱自在に固定されている。
【0017】貯留供給手段11は、図2〜図4に示すよう
に、その底壁23側に前後一対の供給口24,25 と、この各
供給口24,25 側に遊技球を案内する傾斜案内部26,27 と
が夫々設けられている。一対の供給口24,25 の内、前側
の供給口24は景品球の供給用であり、後側の供給口25は
貸出球の供給用である。そして、各供給口24,25 は、貯
留供給手段11の左右方向の中央に対して払い出し手段1
4,15 と反対の一端側、即ち貯留供給手段11の一方の側
壁28の近傍に配置され、また貯留供給手段11の前後方向
の中央よりも前側に偏位して配置されている。
【0018】各供給口24,25 は、共に左右方向に長い長
孔により構成されており、その前後方向の開口幅は、遊
技球が幅方向に1個宛通過し得るように、遊技球の直径
よりも大で且つ直径の2倍未満に設定され、また左右方
向の開口長さは、遊技球の直径の2倍以上に設定されて
いる。なお、この実施形態では、供給口24,25 の開口幅
は遊技球の直径よりも若干大になっている。
【0019】傾斜案内部26,27 は、側壁28側を除く三方
から遊技球を各供給口24,25 に案内するように、各供給
口24,25 を取り囲む三方に形成されている。なお、一対
の供給口24,25 間には、その上側の遊技球を前後の各供
給口24,25 に振り分ける山状の振り分け部29が左右方向
に形成され、その前後両側が傾斜案内部26,27 の一部と
なっている。
【0020】案内通路12,13 は、図2、図3及び図5に
示すように、貯留供給手段11の下側近傍に裏機構板4 の
裏側に装着された通路部材30の内部に、貯留供給手段11
の各供給口24,25 に対応して左右方向に前後二列設けら
れ、貯留供給手段11の各供給口24,25 から供給された遊
技球を払い出し手段14,15 側へと案内するようになって
いる。
【0021】通路部材30は、前後方向の略中央の逆U字
状の通路隔壁31と、この通路隔壁31の下端部から前後に
突出する通路底壁32,33 と、後側の通路底壁33の後端か
ら起立する通路後壁34とを一体に備え、裏機構板4 の裏
側にネジ等により着脱自在に装着されており、この通路
部材30の通路隔壁31の前側が貯留供給手段11の供給口24
に対応する景品球用となり、通路隔壁31の後側が貯留供
給手段11の供給口25に対応する貸出球用となっている。
【0022】各案内通路12,13 は、貯留供給手段11の供
給口24,25 からの遊技球を受け取る始端部側から、この
案内通路12,13 内の遊技球を払い出し手段14,15 に渡す
終端部へと徐々に緩やかに傾斜すると共に、その始端部
から終端部に亘る長手方向の全範囲の内部幅が、遊技球
が1個宛通過し得るように遊技球の直径よりも大で且つ
直径の2倍未満に設定されている。なお、この実施形態
では、各案内通路12,13 の内部幅は、遊技球の直径より
も若干大になっている。
【0023】各案内通路12,13 は、始端部側を含む長手
方向の略中央部よりも上手側の略半分が、複数個の遊技
球が上下に複数個積層するように深くなっており、下手
側の略半分が、終端部側に移るに従って徐々に浅くなっ
ている。そして、案内通路12,13 の始端部側には、その
通路底壁32,33 に形成さた開口部32a,33a 内に球切れ検
知板32b,33b が配置され、また案内通路12,13 の始端部
側から離れた下手側には、第1積層崩し手段36,37 と第
2積層崩し手段43,44 と飛び出し防止用の天井38とが設
けられ、更に終端部側に下向きに屈曲する左右一対の屈
曲通路39,40 が設けられている。
【0024】球切れ検知板32b,33b は、案内通路12,13
内の球切れの検知用であって、球切れ検知板32b,33b 上
の遊技球がなくなったときに枢軸41廻りに上昇して、各
案内通路12,13 に対応する球切れ検出スイッチ42がその
球切れを検出するようになっている。
【0025】積層崩し手段36,37 、43,44 は、案内通路
12,13 内での遊技球の上下方向の積層を崩して遊技球の
案内方向に一列状に整列させるためのもので、案内通路
12,13 の上側に案内方向に所定の間隔をおいて夫々設け
られている。
【0026】第1積層崩し手段36は1次崩し用であっ
て、図6にも示すように、案内通路12,13 の案内方向に
揺動する揺動部材45,46 を備え、この揺動部材45,46 の
上端側が貯留供給手段11の下部又は裏機構板4 に支軸45
a,46a により枢支されている。そして、第1積層崩し手
段36,37 は、揺動部材45,46 の下部側を積層状態の遊技
球に接触させて、その遊技球の積層を崩すようになって
いる。なお、揺動部材45,46 の下部には、積層状態の遊
技球に対して適当な崩し力を加えるための重錘45b,46b
が設けられている。
【0027】第2積層崩し手段43,44 は、第1積層崩し
手段36,37 で崩し得なかった遊技球の積層を崩す2次崩
し用であって、第1積層崩し手段36,37 とは異種の構成
となっている。即ち、第2積層崩し手段43,44 は、案内
通路12,13 に沿って略水平状に配置された橇状の揺動板
47,48 を備え、この揺動板47,48 が下手側の支軸49によ
り裏機構板4 又は通路部材30に上下方向に揺動自在に枢
支されている。そして、第2積層崩し手段43,44 は、揺
動板47,48 の下面側を積層状態の遊技球に接触させて、
その遊技球の積層を崩すようになっている。なお、揺動
板47,48 には、通路部材30に上側から係合して下降を規
制するストッパー47a,48a が設けられている。
【0028】各払い出し手段14,15 は、図7及び図8に
示すように、払い出しケース50と、この払い出しケース
50内に配置された2個の回転体51,52 と、この各回転体
51,52 を駆動する2個の払い出しモータ53,54 とを備
え、その一方の払い出し手段14が景品球の払い出し用、
他方の払い出し手段15が貸出球の払い出し用となってい
る。
【0029】払い出しケース50内には、上下方向の中間
に配置された払い出し室55,56 と、この払い出し室55,5
6 に上側から連通する払い出し待機通路57,58 と、払い
出し室55,56 に下側から連通する払い出し通路59,60 と
が仕切り壁61を介して左右に2列設けられている。
【0030】各払い出し待機通路57,58 は、案内通路1
2,13 の屈曲通路39,40 の下端に接続され、また払い出
し通路59,60 は通路ユニット62を介して前枠3 の前面側
の上皿及び下皿に接続されている。通路ユニット62は、
各払い出し手段14,15 からの遊技球を上皿側に案内し、
上皿側の遊技球が満杯状態になったときに、後続の遊技
球を下皿側へと案内するようになっている。
【0031】各回転体51,52 は、回転により払い出し待
機通路57,58 内の遊技球を払い出し通路59,60 側へと繰
り出して払い出すためのもので、外周に遊技球が1個宛
入る大きさの凹部を複数個備え、払い出しケース50内の
払い出し室55,56 内で払い出しモータ53,54 の回転軸6
3,64 により横軸心廻りに回転自在に支持されている。
各払い出しモータ53,54 は、左右方向の反対側で払い出
しケース50の側面に装着されている。なお、払い出しモ
ータ53,54 には、ステッピングモータ等が使用されてい
る。
【0032】上記構成において、島側の補給装置から遊
技球を補給すると、その遊技球は貯留供給手段11に入
り、この貯留供給手段11の底壁23の傾斜案内部26,27 に
沿って各供給口24,25 へと案内され、この各供給口24,2
5 から各案内通路12,13 の始端部側へと供給されて行
く。各案内通路12,13 に供給された遊技球は、案内通路
12,13 を経て払い出しケース50の払い出し待機通路57,5
8 へと移動する。なお、通常は貯留供給手段11から案内
通路12,13 及び払い出し待機通路57,58 の全体に亘って
遊技球が充満した状態にある。
【0033】そこで、自動球貸し機側から球貸し要求が
あれば、その球貸し要求に従って貸出球払い出し手段15
の払い出しモータ54が作動し、回転軸64を介して回転体
52を払い出し方向に駆動するので、払い出し待機通路58
から回転体52の凹部に入った遊技球を回転体52の回転に
より順次貸出球として払い出して行く。
【0034】また遊技盤16の入賞領域に遊技球が入賞し
て景品球の払い出し指令があれば、その払い出し指令に
従って景品球払い出し手段14側の払い出しモータ53が作
動し、同様にして景品球を払い出して行く。そして、こ
の各払い出し手段14,15 により払い出された遊技球は、
通路ユニット62を経由して前枠3 の前側の上皿へと案内
されて行く。
【0035】各払い出し手段14,15 が作動して払い出し
待機通路57,58 の遊技球を払い出すと、その遊技球の払
い出し個数に応じて、貯留供給手段11内に貯留状態にあ
る遊技球が下側から供給口24,25 を経て順次案内通路1
2,13 の始端部側へと供給され、案内通路12,13 を経由
して払い出しケース50の払い出し待機通路57,58 へと案
内されて行く。
【0036】貯留供給手段11内の遊技球を各供給口24,2
5 から案内通路12,13 へと供給する場合、貯留供給手段
11の底壁23側の遊技球が傾斜案内部26,27 に沿って供給
口24,25 側へと移動し、案内通路12,13 側の遊技球が減
少するに従って供給口24,25から案内通路12,13 へと落
下する。
【0037】このとき供給口24,25 の開口幅が遊技球の
直径よりも若干大であり、その開口長さが遊技球の2倍
以上であるため、傾斜案内部26,27 に案内されて供給口
24,25 側に移動した遊技球は、供給口24,25 に沿って略
一直線の一列状になりながら下方へと落下する。このた
め、貯留供給手段11の遊技球を供給口24,25 から案内通
路12,13 の始端部側へと円滑に供給できる。
【0038】一方、案内通路12,13 の通路幅が始端部か
ら終端部側の全体に亘って遊技球の直径よりも若干大で
あるため、貯留供給手段11の供給口24,25 から一列状に
供給された遊技球は、案内通路12,13 内の始端部側で一
列状になって上下方向に積層し、その状態で終端側へと
移動する。
【0039】このため、貯留供給手段11の供給口24,25
から案内通路12,13 へと遊技球を一列状に供給し、その
遊技球を案内通路12,13 が一列状のまま受け取るため、
案内通路12,13 の始端部から上手側では遊技球が積層状
態になっているにも拘わらず、その遊技球のブリッジ現
象による球詰まりを防止できる。特に供給口24,25 、案
内通路12,13 の両方とも、その内部で幅方向に複数個の
遊技球が並ぶことがないので、幅方向に複数個の遊技球
が並んで3点支持の状態でバランスして停止するような
こともなくなり、供給口24,25 から案内通路12,13 へと
整然と円滑に遊技球を供給でき、これらの内部でブリッ
ジ現象による球詰まりが生じることはない。
【0040】案内通路12,13 内の積層状態の遊技球は、
第1積層崩し手段36,37 を通過する際に上側の遊技球が
揺動部材45,46 に接触して規制されるため、この第1積
層崩し手段36,37 により2段目以上の遊技球の積層を崩
すことができる。即ち、2段目以上の遊技球は揺動部材
45,46 によって規制されるが、その下側の遊技球が案内
通路12,13 に沿って移動するので、この遊技球の移動に
伴って上側の遊技球が下側の前後の遊技球間に入り、積
層状態の遊技球が崩れて一列状に整列して行く。
【0041】この第1積層崩し手段36,37 で崩れずに通
過した積層状態の遊技球は、その次の第2積層崩し手段
43,44 を通過する際に、その揺動板47,48 によって同様
の崩し作用を受ける。このため第2積層崩し手段43,44
を通過した後の遊技球は、案内通路12,13 上で一列状態
に整列しており、その整列状態で終端部の屈曲通路39,4
0 から払い出しケース50の各払い出し待機通路57,58 へ
と案内されて行く。従って、貯留供給手段11の供給口2
4,25 から下流側での球詰まりは殆どなくなり、払い出
し手段14,15 へと円滑に遊技球を供給することができ
る。
【0042】図9は本発明の第2の実施形態を例示し、
貯留供給手段11の底壁23に、両供給口24,25 間に位置す
る仕切り部67を供給口24,25 の長手方向に沿って設けた
ものである。仕切り部67は、両端が各供給口24,25 上の
突出する上端側の笠状の振り分け部29と、この振り分け
部29の先端から各供給口24,25 の隣り合う開口縁側に円
弧状に湾曲し凹入する案内面68,69 とが設けられてい
る。この場合にも、各供給口24,25 の反対側の開口縁と
案内面68,69 との間の開口幅を、遊技球の直径よりも大
で且つ直径の2倍未満に設定することによって、第1の
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0043】図10は本発明の第3の実施形態を例示
し、貯留供給手段11の隅部に各供給口24,25 を左右方向
に配置し、この各供給口24,25 に遊技球を案内するよう
に傾斜案内部26,27 を設けたものである。この場合に
は、案内通路12,13 は、その少なくとも始端部側が各供
給口24,25 に対応するように、貯留供給手段11の下側に
配置する。
【0044】図11は本発明の第4の実施形態を例示
し、貯留供給手段11の隅部に各供給口24,25 を配置する
と共に、この各供給口24,25 を隅部の形状に合わせて平
面視L字状に形成し、この各供給口24,25 に遊技球を案
内するように傾斜案内部26,27を設けたものである。こ
の場合には、案内通路12,13 の始端部側を各供給口24,2
5 に対応させて平面視L字状に形成すれば良い。
【0045】この第3及び第4の実施形態でも、各供給
口24,25 の開口幅は、遊技球の直径よりも大で且つ直径
の2倍未満になっている。また各供給口24,25 の開口長
さは、直線的かL字状か否かは別に遊技球の直径の2倍
以上になっている。勿論、各案内通路12,13 の内部幅も
遊技球の直径よりも大で且つ直径の2倍未満になってい
る。これによって第1の実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0046】図12は本発明の第5の実施形態を例示
し、積層崩し手段43,44 を天井38により構成したもので
ある。この実施形態では、案内通路12,13 の下手側の適
当箇所、例えば下手側の略半分に天井38が設けられ、そ
の天井38は上手側から下手側に移るに従って高さが徐々
に低くなっている。つまり、案内通路12,13 の通路底壁
32,33 と天井38は、その間隔が下手側程小さくなる狭窄
状になっている。この場合にも、積層状態の遊技球が天
井38と接触することによって、その積層状態の遊技球を
崩して一列状に整列させることができる。
【0047】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものでは
ない。例えば実施形態では、払い出しケース50に2個の
払い出し手段14,15 を組み合わせた2列払い出し式のも
のを使用し、その一方を景品球の払い出し用、他方を貸
出球の払い出し用とし、これに対応して貯留供給手段11
の2個の供給口24,25 及びその下側の2個の案内通路1
2,13 の内、その一方を景品球用、他方を貸出球用とし
ている。
【0048】しかし、2列払い出しを含む複列払い出し
式の払い出し手段14,15 を採用した場合でも、その全て
を景品球用と貸出球用とに兼用し、払い出しモータ53,5
4 に入る指令によって景品球の払い出しと貸出球の払い
出しとを区別するようにしても良い。従って、この場合
には、2個の回転体51,52 を1個の払い出しモータ53で
駆動するようにしても良いし、2個の回転体51,52 を左
右に一体に結合しても良い。
【0049】2個の案内通路12,13 を設ける場合、その
各案内通路12,13 は別の部材によって構成しても良い。
例えば、透視可能な異なる色の合成樹脂材料を使用して
も良い。また払い出し手段は1列払い出し式でも良い。
この場合には、貯留供給手段11の供給口、案内通路は、
払い出し手段に合わせて1個にすれば良い。
【0050】積層崩し手段は3個以上設けても良い。ま
た積層崩し手段36,37 に揺動形式のものを採用する場
合、実施形態に例示の揺動部材45,46 、揺動板47,48 以
外のものを採用しても良い。更に積層崩し手段43,44 に
固定形式のものを採用する場合にも、案内通路12,13 の
上側に連続状に配置された天井38を利用する他、案内通
路12,13 の長手方向に分断して、案内通路12,13 の長手
方向に複数個設けても良いし、他の固定部材を用いても
良い。但し、その場合、下手側に移る程、その高さが低
くなるようにすることが望ましい。供給口24,25 、案内
通路12,13 は左右に並設しても良い。
【0051】弾球遊技機には、パチンコ機、アレンジボ
ール機、雀球遊技機等があるが、本発明は、その何れの
弾球遊技機においても同様に実施可能であることは言う
までもない。
【0052】
【発明の効果】本発明では、貯留供給手段11の底壁23
に、各案内通路12,13 に対応し且つ左右方向に長い2個
の供給口24,25 と、該両供給口24,25 間に設けられ且つ
各供給口24,25 側に遊技球を振り分ける振り分け部29と
を備え、該各供給口24,25 の開口幅を、遊技球が幅方向
に1個宛通過し得るように、遊技球の直径よりも大で且
つ直径の2倍未満に設定しているので、貯留供給手段11
の供給口24,25 から案内通路12,13 側へと遊技球を一列
状に供給でき、供給口24,25 近傍でのブリッジ現象等に
よる球詰まりを防止できる。
【0053】また供給口24,25 が長孔状であって、その
開口長さが遊技球の直径の2倍以上であるので、供給口
24,25 の長手方向に沿って2個以上の遊技球を列状に供
給できる。従って、その下側の案内通路12,13 がその遊
技球を案内方向に列状に受けるようにしておけば、貯留
供給手段11から案内通路12,13 へと遊技球を円滑に供給
でき、案内通路12,13 から上側での球詰まりを防止でき
る。
【0054】更に貯留供給手段11を遊技機本体1 の裏側
に沿って左右方向に長く構成し、払い出し手段14,15 を
貯留供給手段11の下方で且つ遊技機本体1 の左右方向の
中央よりも一端側に配置し、供給口24,25 を貯留供給手
段11の左右方向の中央よりも払い出し手段14,15 と反対
側に偏位して設け、貯留供給手段11の底壁23に、貯留供
給手段11内の遊技球を供給口24,25 側に案内する傾斜案
内部26,27 を設けているので、遊技機本体1 の裏側に貯
留供給手段11、払い出し手段14,15 を効率的にコンパク
トに配置でき、しかも貯留供給手段11内の遊技球を供給
口24,25 側へと円滑に案内できる。
【0055】また貯留供給手段11を遊技機本体1 の裏側
に沿って左右方向に長く構成し、払い出し手段14,15 を
貯留供給手段11の下方で且つ遊技機本体1 の左右方向の
中央よりも一端側に配置し、供給口24,25 を貯留供給手
段11の左右方向の中央よりも払い出し手段14,15 と反対
側に偏位して設け、貯留供給手段11の底壁23に、貯留供
給手段11内の遊技球を供給口24,25 側に案内する傾斜案
内部26,27 を設けているので、貯留供給手段11内の遊技
球を景品球と貸出球とに区別して別々に払い出し可能で
あると共に、遊技機本体1 の裏側に貯留供給手段11、案
内通路12,13 、払い出し手段14,15 を効率的にコンパク
トに配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の背
面図図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す要部の背面断面
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す貯留供給手段の
側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す貯留供給手段の
平面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す案内通路の平面
断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す案内通路の側面
断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す払い出し手段の
背面断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す払い出し手段の
側面断面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す案内通路の側面
断面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態を示す貯留供給手段
の平面断面図である。
【図11】本発明の第4の実施形態を示す貯留供給手段
の平面断面図である。
【図12】本発明の第5の実施形態を示す要部の一部切
り欠き背面図である。
【符号の説明】
1 遊技機本体 11 貯留供給手段 12,13 案内通路 14,15 払い出し手段 23 底壁 24,25 供給口 26,27 傾斜案内部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機本体(1) の裏側に、遊技球を貯留
    し供給する貯留供給手段(11)と、遊技球を適数個払い出
    し可能な払い出し手段(14)(15)とを備え、前記貯留供給
    手段(11)の供給口(24)(25)から供給される遊技球を前記
    払い出し手段(14)(15)へと案内する左右方向の案内通路
    (12)(13)を前後に二列備えた弾球遊技機において、前記
    貯留供給手段(11)の底壁(23)に、前記各案内通路(12)(1
    3)に対応し且つ左右方向に長い2個の前記供給口(24)(2
    5)と、該両供給口(24)(25)間に設けられ且つ各供給口(2
    4)(25)側に遊技球を振り分ける振り分け部(29)とを備
    え、該各供給口(24)(25)の開口幅を、遊技球が幅方向に
    1個宛通過し得るように、遊技球の直径よりも大で且つ
    直径の2倍未満に設定したことを特徴とする弾球遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記払い出し手段(14)、前記案内通路(1
    2)が景品球用であることを特徴とする請求項1に記載の
    弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記払い出し手段(15)、前記案内通路(1
    3)が貸出球用であることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記供給口(24)(25)が長孔状であって、
    その開口長さが遊技球の直径の2倍以上であることを特
    徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記貯留供給手段(11)を前記遊技機本体
    (1) の裏側に沿って左右方向に長く構成し、前記払い出
    し手段(14)(15)を前記貯留供給手段(11)の下方で且つ前
    記遊技機本体(1) の左右方向の中央よりも一端側に配置
    し、前記供給口(24)(25)を前記貯留供給手段(11)の左右
    方向の中央よりも前記払い出し手段(14)(15)と反対側に
    偏位して設け、前記貯留供給手段(11)の底壁(23)に、前
    記貯留供給手段(11)内の遊技球を前記供給口(24)(25)側
    に案内する傾斜案内部(26)(27)を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記貯留供給手段(11)の底壁(23)に、景
    品球用の供給口(24)と貸出球用の供給口(25)とを並設す
    ると共に、前記貯留供給手段(11)の下側に、前記景品球
    用の供給口(24)に接続する景品球用の案内通路(12)と、
    前記貸出球用の供給口(25)に接続する貸出球用の案内通
    路(13)とを並設し、前記景品球用の前記案内通路(12)に
    接続する景品球用の払い出し手段(14)と、前記貸出球用
    の案内通路(13)に接続する貸出球用の払い出し手段(15)
    とを設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記
    載の弾球遊技機。
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