JP2010082119A - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP2010082119A JP2008253458A JP2008253458A JP2010082119A JP 2010082119 A JP2010082119 A JP 2010082119A JP 2008253458 A JP2008253458 A JP 2008253458A JP 2008253458 A JP2008253458 A JP 2008253458A JP 2010082119 A JP2010082119 A JP 2010082119A
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Ikuo Nagata
郁男 永田
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Abstract

【課題】従来より表示開口を横方向に拡げることが可能な弾球遊技機を提供する。
【解決手段】本発明に係るパチンコ遊技機10は、遊技板11の前面にガイドレール12に囲まれた遊技領域R1を備え、その遊技板11のうち遊技領域R1内に貫通形成された表示開口25の前面側開口縁に表示枠体33が取り付けられている。また、表示枠体33には、遊技板11の前面から突出し、表示開口25の前面側に遊技球が進入することを規制する進入規制突部33Aが備えられ、進入規制突部33Aの側方には、遊技球が入賞可能な始動ゲート18が備えられている。その始動ゲート18が表示枠体33に一体に設けられると共に、進入規制突部33Aの一部が、始動ゲート18から外れた遊技球を受け入れて、遊技領域R1における始動ゲート18の下方に排出する流下樋35になっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技板のうち遊技球が流下する遊技領域に表示開口を貫通形成し、その表示開口の奥部に表示装置を備え、表示開口の開口縁に表示枠体を取り付けると共に、表示開口の側方にサイド入賞装置を備えた弾球遊技機に関する。
従来、この種の弾球遊技機では、遊技板における表示開口の開口縁に、表示枠体から側方に張り出した取付壁が重ねて固定されていた。また、遊技板の遊技領域には、表示枠体の取付壁より側方に入賞装置用開口が貫通形成され、その入賞装置用開口の開口縁にサイド入賞装置から側方に張り出した取付壁が重ねて固定されていた。そして、表示枠体とサイド入賞装置との間に遊技球が通過する流路が確保されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−236535号公報(第3図)
ところで、近年の弾球遊技機では、表示装置の大型化が進み、遊技領域において表示開口の占める割合が大きくなってきている。しかしながら、上記した従来の弾球遊技機では、表示枠体の取付壁とサイド入賞装置の取付壁とが干渉しない範囲でしか表示枠体とサイド入賞装置とを接近させることができないので、遊技領域のうち表示枠体の側方にサイド入賞装置のみを取り付けるための専用スペースが必要になり、表示開口を横方向に拡げることが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より表示開口を横方向に拡げることが可能な弾球遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る弾球遊技機は、遊技球が流下可能な遊技領域を前面に備えた遊技板と、遊技板の前面から突出し、遊技領域を囲む区画壁と、遊技板のうち遊技領域に貫通形成された表示開口と、表示開口の奥部に配置されて、遊技の当否判定結果を表示するための表示装置と、表示開口の前面側開口縁に取り付けられた表示枠体と、表示枠体に形成されて遊技板の前面から突出し、表示開口の前面側に遊技球が進入することを規制する進入規制突部と、進入規制突部の側方に配置されて遊技板の前面から突出し、遊技球が入賞可能なサイド入賞装置とを備えた弾球遊技機において、サイド入賞装置を、表示枠体に一体に設けると共に、進入規制突部の一部を、サイド入賞装置から外れた遊技球を受け入れて、遊技領域におけるサイド入賞装置の下方に排出する流下樋としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、表示枠体には、側方に張り出しかつ表示開口の前面側の開口縁に重ねて固定される樹脂製の取付壁が備えられ、サイド入賞装置は、取付壁に一体成形された樹脂ボディを含んでなるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の弾球遊技機において、表示枠体のうちサイド入賞装置の入賞口の側方に仕切壁を設け、仕切壁を間に挟んでサイド入賞装置の入賞口と流下樋の上端開口とを隣り合わせに配置したところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の弾球遊技機において、仕切壁の上面を山形状にして、サイド入賞装置の入賞口に向かって傾斜した入賞口側斜面と、流下樋の上端開口に向かって傾斜した上端開口側斜面を設けたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の弾球遊技機において、遊技領域のうち表示開口の下方には、遊技球を受容して遊技板の後面に案内可能な入賞口を有した始動入賞装置と、始動入賞装置における入賞口の両側に設けられ、始動入賞装置への遊技球の入賞を規制する規制姿勢と、始動入賞装置に遊技球を案内するガイド姿勢との間で回動可能であると共に、通常は、起立姿勢に保持された1対の可動翼とを設け、サイド入賞装置は、遊技球が一度に1球のみ通過可能な円形の入賞口を上下方向に貫通形成して備え、サイド入賞装置の入賞口を遊技球が通過したときに、可動翼を所定期間に亘ってガイド姿勢に変更するか否かの姿勢当否判定を行う姿勢当否判定手段を設けたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の弾球遊技機において、区画壁の上端寄り位置に、遊技領域の内外に連通した進入口を設けると共に、区画壁の側方に、下方から弾かれた遊技球を進入口から遊技領域内に進入するように案内する発射レールを設け、サイド入賞装置は、遊技領域のうち発射レール寄りの側部に配置されたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の弾球遊技機において、流下樋は、透明な部材で構成されると共に、流下樋の少なくとも一部が、表示装置の前面に重ねて配置されたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の弾球遊技機において、流下樋の下端開口は、表示枠体の一側部における上下方向の中間部に配置されると共に、側方に向けて遊技球を排出し、表示枠体のうち流下樋の下端開口より下方には、側方から表示枠体に向かって流下する遊技球を受け入れて、表示枠体の下辺部における上面に備えた転動ステージに遊技球を案内するワープ樋と、表示枠体の下辺部に設けられて、転動ステージを転動した遊技球を受容して表示枠体の下方に排出する誘導路とが設けられたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項8に記載の弾球遊技機において、流下樋から排出された遊技球が衝突して、ワープ樋の上端開口に向かわせることが可能な障害釘が設けられているところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項8又は9に記載の弾球遊技機において、誘導路における排出口の真下には、遊技球を受容して遊技板の後面に案内可能な入賞口を有した下部入賞装置が備えられたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の弾球遊技機では、サイド入賞装置を表示枠体に一体に設けたので、それらサイド入賞装置と表示枠体とを別々に設けて遊技板に取り付けていた従来の弾球遊技機に比べて、サイド入賞装置を表示開口側に接近させることができる。これにより、従来より表示開口を横方向に拡げることが可能になる。しかも、表示枠体における進入規制突部の一部を流下樋とし、その流下樋が、サイド入賞装置から外れた遊技球を受け入れてサイド入賞装置の下方に排出するので、表示開口の側方に、遊技球がサイド入賞装置に入賞する流下経路と、サイド入賞装置を外れた遊技球がサイド入賞装置に下方に向かう流下経路とを含む複数の流下経路が確保され、遊技球の流下の趣向性が向上する。
[請求項2の発明]
請求項2の弾球遊技機によれば、サイド入賞装置は、表示枠体の取付壁に一体成形された樹脂ボディを含んでなるので、部品点数の削減が図られる。
[請求項3の発明]
請求項3の弾球遊技機では、仕切壁を間に挟んでサイド入賞装置の入賞口と流下樋の上端開口とを隣り合わせに配置され、仕切壁に当接した遊技球の跳ね返り方向に対して興味を持たせることができる。
[請求項4の発明]
請求項4の構成によれば、仕切壁の上面を山形状にしたので、その仕切壁のうちサイド入賞装置の入賞口に向かって傾斜した入賞口側斜面と、流下樋の上端開口に向かって傾斜した上端開口側斜面の何れに遊技球が当接するかに対して興味を持たせることができる。
[請求項5の発明]
請求項5の弾球遊技機では、可動翼が始動入賞装置への遊技球の入賞を規制する規制姿勢と、始動入賞装置に遊技球を案内するガイド姿勢の何れかになるかの姿勢当否判定を、サイド入賞装置に遊技球が入賞したことを条件に行うので、サイド入賞装置への入賞に対して興味を持たせることができる。
[請求項6の発明]
請求項6の弾球遊技機では、遊技球は遊技領域の上部からサイド入賞装置の近傍に到達する迄、ランダムに流下すると共に、サイド入賞装置に入賞するか否かもランダムに変化する。
[請求項7の発明]
請求項7の弾球遊技機では、流下樋は、透明な部材で構成されると共に、流下樋の少なくとも一部が、表示装置の前面に重ねて配置されているので、表示装置と流下樋における遊技球の流れを一度に見ることができる。
[請求項8の発明]
請求項8の弾球遊技機では、サイド入賞装置の下方において、遊技球がワープ樋を通過して表示枠体における下辺部の転動ステージを転動してから誘導路を通って表示枠体の下方に流下する流下経路と、表示枠体を側方を通過して表示枠体の下方に流下する流下経路とを含む複数の流下経路が確保され、遊技球の流下の趣向性が向上する。
[請求項9の発明]
請求項9の弾球遊技機では、流下樋から排出された遊技球が障害釘に衝突して、ワープ樋の上端開口に向かわることもあり、遊技球の流下の趣向性が向上する。
[請求項10の発明]
請求項10の構成によれば、転動ステージを通過して誘導路に流入すると、その排出口の真下の下部入賞装置に入賞し易くなるので、遊技球がワープ樋に入球するか否かに興味を持たせることができる。
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10に係る一実施形態を、図1〜図7に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機10の遊技板11には、略円形の遊技領域R1が設けられている。遊技板11は、図2に示すように、全体が略四角形の木板であって、この遊技板11の前面(遊技者と対向する側の面)は樹脂でコーティングされている。遊技領域R1は周囲をガイドレール12(本発明に係る「区画壁」に相当する)によって囲まれている。ガイドレール12は、第1及び第2の板金レール12A,12Bとによって構成されている。また、各板金レール12A,12Bは、帯状の板金を円弧状に湾曲させてなり、その一側縁部を遊技板11の前面に宛がった状態に取り付けられている。具体的には、板金レール12A,12Bの一側縁部の複数位置には図示しない取付釘が溶接され、それら取付釘を遊技板11に形成された図示しない孔に圧入して板金レール12Aが遊技板11から前方に突出した状態に固定されている。そして、第1の板金レール12Aは、遊技領域R1の周縁部のうち上側の略1/4円周分ほどを除いた部分に沿わせて配置されている。また、第2の板金レール12B(本発明に係る「発射レール」にも相当する)の一端部は、第1の板金レール12Aの最下端部に対して左斜め下方に配置される一方、第2の板金レール12Bの他端部は、第1の板金レール12Aの右側端部に対して、遊技球にして1〜2球分上方にオフセットした位置に配置されている。
第1の板金レール12Aの右側端部と第2の板金レール12Bの右側端部との間は、緩衝部12Cによって閉塞されている。緩衝部12Cは、遊技板11に固定された樹脂部材にゴム部材を取り付けてなり、そのゴム部材が第1と第2の板金レール12A,12Aの隙間から遊技領域R1内に臨んでいる。また、第1の板金レール12Aの左側端部と第2の板金レール12Bの途中部分との間は、遊技球の1〜2球分離され、ここが遊技球の進入口12Kになっている。また、第1の板金レール12Aの左端部には、進入口12Kを通って遊技球が遊技領域R1の外側に出ないようにするための可撓片12Hが備えられている。
図1に示すように、遊技板11は前側を前面枠95にて覆われ、その前面枠95には、遊技領域R1に対応した略円形のガラス窓95Wが設けられている。そして、そのガラス窓95Wを通して遊技領域R1が前方に臨んでいる。前面枠95のうちガラス窓95Wの上方には左右に1対のスピーカ56S,56Sが設けられ、ガラス窓95Wより下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。そして、前面枠95の右下角部に備えた操作ノブ28を回動操作すると、上皿27Aに収容された遊技球が、第2の板金レール12Bに沿って発射され、遊技領域R1へと送り込まれる。なお、上皿27Aに備えたボタン29を押すと上皿27Aに収容されていた遊技球が下皿27Bへと移動する。また、下皿27Bの下方に容器(所謂、ドル箱)を配置して下皿27Bに備えたボタン27Cを押すと下皿27Bに収容されていた遊技球が容器へと移動する。さらに、下皿27Bの左側には、操作ジョグ27Jが備えられ、ボタン27Cの右側には、球貸し状態表示モニター27D及び球貸し操作ボタン27Eが設けられている。
遊技板11には、図3に示した表示開口25が貫通形成され、その表示開口25の開口縁には図2に示すように表示枠体33が取り付けられている。図3に示すように、表示開口25は、遊技領域R1における上側かつ右側(図3に向かって右側。以下同様。)に寄せて配置されている。そして、図4に示した液晶支持枠体32が、遊技板11の前面における表示開口25の開口縁に固定され、その液晶支持枠体32の後面には、図2に示した表示装置30(詳細には、TFT−LCDモジュール)が固定されている。そして、その表示装置30の前面が液晶支持枠体32、表示開口25及び表示枠体33を介して前方に臨んで液晶表示画面31Gになっている。また、図3に示すように、遊技領域R1のうち表示開口25の左側及び下側の領域全体に亘って複数の障害釘11Nが起立している。表示枠体33に関しては後に詳説する。なお、表示開口25の内側面には、後述する検出スイッチ52を受容するための凹部25Aが形成されている。
図2に示すように、遊技領域R1のうち表示枠体33の下方における左右方向の中央部には、第1及び第2の始動入賞口14A,14B、大入賞口15及びアウト口16が上から順番に並べて設けられ、左右の両側部には、ガイドレール12に沿って、一般入賞口20,21及びサイドランプ22がそれぞれ設けられている。また、第1及び第2の始動入賞口14A,14B、大入賞口15、一般入賞口20,21及びアウト口16に入球した遊技球は、遊技板11の裏側に取り込まれる。そして、第1及び第2の始動入賞口14A,14B、大入賞口15及び一般入賞口20,21の奥部に備えた図示しない検出スイッチによって、遊技球の入球が検出される。
大入賞口15は、横長矩形に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、所定の条件が成立したときに可動扉15Tが下縁部を中心に回動して斜め前側に開き、その可動扉15Tを案内にして大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能となる。また、大入賞口15の内部には、継続入賞口(図示せず)と計数入賞口(図示せず)とが設けられている。可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、1つの遊技球が継続入賞口に入賞すると、継続入賞口は閉鎖される。一方、計数入賞口は常時開放している。そして、継続入賞口及び計数入賞口の何れかに遊技球が1つ入賞する度に、例えば、15個の遊技球が上皿27Aに払い出される。
第1及び第2の始動入賞口14A,14B、及び、一般入賞口20,21は、所謂、ポケット構造をなし、遊技球が丁度1つ入球可能な大きさで上方に開口している。また、第1始動入賞口14A及び一般入賞口20,21に遊技球が1つ入球する度に、例えば、4個の賞球が上皿27Aに払い出される。
また、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bのうち第2の始動入賞口14Bは、第1の始動入賞口14Aの真下に配置されている。また第2の始動入賞口14Bの左右両側には可動翼14C,14Cが備えられている。これら両可動翼14C,14Cは、常には起立姿勢になっている。これにより、第2の始動入賞口14Bの上方空間は、常には、第1の始動入賞口14Aを構成する部材と可動翼14C,14Cとで囲まれて、遊技球が入らないようになっている。そして、所定条件が成立すると、可動翼14C,14Cが横に倒れたガイド姿勢になり、それら可動翼14C,14Cを案内にして第2の始動入賞口14Bへの入賞が可能になる。なお、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bを有して遊技板11に固定された装置が、本発明の「始動入賞装置」及び「下部入賞装置」に相当する。
表示枠体33の左側方には下寄り位置に風車19が設けられている。また、表示枠体33の左下側角部の下方には、樹脂ガイド17が設けられている。樹脂ガイド17の上面17Rは、遊技領域R1の左右方向の中央に向かって緩やかに下るように傾斜している。また、樹脂ガイド17の下方には、複数(例えば、10個)のLEDを有した保留数表示部17Bと7セグメントLEDで構成された普通図柄表示部17Aが設けられている。
表示枠体33の左側方には、その表示枠体33の側辺における上下方向の中間位置に始動ゲート18(本発明に係る「サイド入賞装置」に相当する)が設けられている。始動ゲート18は、遊技球が通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は始動ゲート18に内蔵された検出スイッチ52(図6参照)によって検出される。
上記した始動ゲート18及び始動入賞口14A,14Bに遊技球が入球すると以下の所定の抽選が行われ、当りになると遊技者にとって有利な特典が付与される。
始動ゲート18に遊技球が入球すると、可動翼14C,14Cを開放するか否かの予備当否判定が行われ、その当否判定の結果は、普通図柄表示部17Aに表示される。具体的には、始動ゲート18に遊技球が通過すると、普通図柄表示部17Aに、「0」〜「9」までの数字からなる数字図柄が所定期間に亘って変動表示された後、所定の数字図柄が停止表示される。このとき停止表示された数字が奇数の場合には、「当り」となり、偶数の場合には「外れ」になる。そして、当りになると、保留数表示部17Bが点滅し、可動翼14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒間)に亘って開かれ、第2始動入賞口14Bへの遊技球の入賞可能になる。
第1又は第2の始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞すると、「大当り遊技」を実行するか否かの当否判定が行われ、その当否判定の結果は、液晶表示画面31Gに表示される。液晶表示画面31Gには、通常、図1に示すように、3つの左、中、右の特別図柄23A,23B,23Cが横並びに表示されている。これら各特別図柄23A,23B,23Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄23A,23B,23Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、第1始動入賞口14Aに遊技球が入賞して当否判定が行われたときに、これら3つの特別図柄23A,23B,23Cが、上下方向にスクロール表示され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順で各特別図柄23A,23B,23Cが停止表示される。このとき、遊技の当否判定の結果が「大当り」であれば、例えば全ての特別図柄23A,23B,23Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になる。
また、左右の特別図柄13A,13Cが同じ図柄で停止表示し、中特別図柄13Bのみが変動表示したリーチ状態となると、液晶表示画面31Gには所定のリーチ演出画像(例えばキャラクタ画像)が表示される。なお、上記した操作ジョグ27Jを押圧すると、液晶表示画面31Gで変動表示されている特別図柄23A,23B,23C以外の画像(例えば、キャラクタ画像)を、遊技者の任意のタイミングで停止させることができる。
液晶表示画面31Gにおいて特別図柄23A,23B,23Cが変動表示されている間又は「大当り状態」の最中に第1始動入賞口14Aに入賞した場合、その入賞球は保留球として最大で5個まで記憶され、その保留記憶数(保留球数)は、液晶表示画面31Gにおける左下角の保留球数表示部23Zに表示されている。そして、特別図柄23A,23B,23Cが停止表示又は「大当り状態」が終了すると、その保留記憶数が1つ減らされて再び、特別図柄23A,23B,23Cが変動表示してから停止表示されて、遊技の当否判定結果が表示される。
「大当り遊技」の当否判定結果が大当りになると、可動扉15Tが開放される。ここで、可動扉15Tが開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が30秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したかの何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。また、大入賞口15内の継続入賞口に遊技球の入賞した場合に、ラウンド終了後に、連続して次のラウンドが実行される。また、「大当り状態」は、最大で、例えば15ラウンドまで継続される。
以下、本発明の主要部位である表示枠体33について詳説する。表示枠体33は樹脂の成形部品を複数組み合わせてなる。また、図4に示すように、表示枠体33の側面からは、略全体に亘って取付壁33Fが張り出している。その取付壁33Fには、点在した複数位置にビス孔33Eが貫通形成されている。そして、取付壁33Fを表示開口25の開口縁に重ねた状態にして、ビス孔33Eに挿通したビスを遊技板11に締め付けて表示枠体33が遊技板11に固定されている。また、取付壁33Fの外縁部には傾斜面が形成され、遊技球が取付壁33Fにスムーズに乗り上がるようになっている。
表示枠体33のうち取付壁33Fより後側部分は、表示開口25の内側に嵌合される嵌合部33Bになっている。また、表示枠体33のうち上辺部分及び両側辺部分には、取付壁33Fより前方に突出して遊技球が液晶表示画面31Gの前側を通過することを規制する進入規制突部33Aが備えられている。具体的には、表示枠体33の上辺部分には左右方向の中央に段差部33Dが設けられ、その段差部33Dより右側が高くなっている。そして、表示枠体33のうち段差部33Dより右側部分からの上端から表示枠体33の右下角部迄の範囲においては、進入規制突部33Aの外側面がガイドレール12との間に遊技球1つが通過可能な位置に配置されている。なお、表示枠体33のうち段差部33Dの内側部分には、遊技を演出するための演出ライト33Lが備えられている。
表示枠体33の上辺部分のうち上記段差部33Dよりの左側部分の外側面は、緩やかに傾斜し、途中から湾曲しながら左斜め下方に向かっている。また、表示枠体33の左側辺部分の外側面には、表示枠体33の上辺部分の端部から連続し、鉛直方向に対して略30度の角度で斜め下方外側に向かって延びた外向傾斜部33Hと、外向傾斜部33Hから内側に屈曲し、鉛直方向に対して略30度の角度で斜め下方内側に向かって延びた内向傾斜部33Jとが備えられている。
表示枠体33の左辺部分における上下方向の中間部分は、本発明に係る流下樋35になっている。そして、流下樋35の上端開口35A及び下端開口35Bが内向傾斜部33Jの下方に上下に並べて配置され、側方に向かって開放している。そして、図6の太線矢印で示すように、流下樋35は、上端開口35Aから遊技板11の前面と平行に遊技球1つ分進んだところで、液晶表示画面31G側に折れ曲がり、液晶表示画面31Gに接近したところで、下方に向かった後、液晶表示画面31Gから離れる側に折れ返し、さらに、側方に曲がって下端開口35Bに繋がっている。
より具体的には、流下樋35は、表示枠体33の一部に形成された袋形壁35Fの内部を中間壁35Cにて仕切ってなる。袋形壁35Fは、上下方向に遊技球を略3個並べた高さ、遊技板11の前面と直交する前後方向に遊技球を略2.5個並べた奥行き、遊技板11の前面と平行な水平横方向に遊技球1.5個分の幅の空間を有している。そして、袋形壁35Fのうち前側略半分が、遊技板11の前面から前方に突出すると共に側方に開放し、その開放口を袋形壁35F内に備えた中間壁35Cによって上下に2分割して、上端開口35A及び下端開口35Bが形成されている。また、中間壁35Cは、袋形壁35Fの上下方向の中間に位置し、奥行き方向の半分程度の大きさになって、袋形壁35Fの前側に配置されている。
袋形壁35Fの内側の前面と側面との角部には、それら前面と側面に対して斜めに交差した第1コーナー傾斜部35Sが備えられている。また、袋形壁35Fの内側の上面と後面との角部にも、それら上面と後面とに対して斜めに交差した第2コーナー傾斜部35Tが備えられている。さらに、袋形壁35Fの内側の後面と底面との角部には幅方向に中央に縦長のコーナーリブ35Lが備えられている。そして、そのコーナーリブ35Lの上端部が下方に向かうに従って徐々に前側に突出するように傾斜した第3コーナー傾斜部35Uになっている。また、表示枠体33のうち流下樋35を構成する樹脂部品は、透明になっており、内部を通過する遊技球の動きを視認可能になっている。
取付壁33Fの一部は、表示枠体33のうち前記した内向傾斜部33Jの下端部から下端開口35Bの下端部に亘る範囲に形成されている。その取付壁33Fのうち流下樋35の上下方向における中間部に対応した位置には、側方に張り出した突片部分50が備えられ、表示枠体33における突片部分50のうち流下樋35側の基端部から先端寄り位置に亘る範囲には、前方に突出したサイド突部51(本発明に係る「樹脂ボディ」に相当する)が一体形成されている。サイド突部51の前端には、帯状をなして左右方向に延びた前面壁51Aが備えられ、その前面壁51Aの前面と流下樋35の前面とが略面一になっている。
前面壁51Aのうち流下樋35から離れた側の端部と取付壁33Fとの間は、前後方向に延びた第1支持壁51Bによって連絡されている。その第1支持壁51Bは、流下樋35側が開放した溝形構造(図示せず)になっている。また、前面壁51Aのうち左右方向の中間部と取付壁33Fとの間は、第1支持壁51Bと対称の溝形構造をなした図示しない第2支持壁によって連絡されている。さらに、取付壁33Fのうち第1支持壁51Bと第2支持壁とに挟まれた部分であって前後方向で前面壁51Aと重なった横長の四角形領域には貫通孔が形成されている。そして、その貫通孔に遊技球を検出するための検出スイッチ52が挿入され、これにより、前記した始動ゲート18が構成されている。
検出スイッチ52は、全体が長方形の板状をなし、長手方向に一端部に遊技球が1つ通過可能な円形の入賞口52Aを備えている。また、検出スイッチ52のうち入賞口52A側の一端部が第1支持壁51Bと第2支持壁とに挟まれ、検出スイッチ52の他端部が取付壁33Fより後方に突出した状態になっている。そして、取付壁33Fの後方に突出した図示しない可撓係止爪の先端を検出スイッチ52の後端面に係止して、検出スイッチ52が抜け止めされている。
前面壁51Aのうち流下樋35側の端部と取付壁33Fとの間は、前後方向に延びた図示しない第3支持壁によって連絡されている。そして、上記した図示しない第2支持壁の上縁部と第3支持壁の上縁部との間が、本発明に係る仕切壁39によって連絡されている。図7に示すように、仕切壁39の上面は山形状になっており、始動ゲート18の入賞口52A(詳細には、始動ゲート18を構成する検出スイッチ52の入賞口52A)に向かって傾斜した入賞口側斜面39Aと、流下樋35の上端開口35Aに向かって傾斜した上端開口側斜面39Bとを備えている。また、入賞口側斜面39Aと上端開口側斜面39Bとが交差する頂点部分は、仕切壁39のうち始動ゲート18寄りに配置され、入賞口側斜面39Aは上端開口側斜面39Bより急斜面になっている。
図4に示すように、表示枠体33の左側辺部における流下樋35の下方には、中間ブロック壁53が設けられている。中間ブロック壁53の上面53Aは、流下樋35の底面と面一になってサイド突部51の下方に延び、その上面53Aの先端は上下方向で入賞口52Aの一部に僅かに重なっている。また、上面53Aの先端からは斜め内側下方に中間ブロック壁53の側面53Bが折り返されている。
図6に示すように、表示枠体33の左辺部分における中間ブロック壁53の下方には、ワープ樋36が形成されている。ワープ樋36の上端は、表示枠体33の中間ブロック壁53の下方で側方に向かって開放した上端開口36Aになっている。ワープ樋36は、上端開口36Aから遊技板11の前面と平行な水平方向に、遊技球、略2.5個分進んだところで、液晶表示画面31G側に向かって屈曲し、さらに、階段状に複数回屈曲して下方に向かっている。ワープ樋36の下端は、次述する転動ステージ33Sの後段部上面より上方に位置して下方に向かって開放した下端開口36Bになっている。なお、図7に示すように、ワープ樋36における上端開口36Aの下縁部(図7の符号36P参照)は、中間ブロック壁53の側面53Bにおける下端部と左右方向で略同一位置に配置されている。
図6に示すように、表示枠体33の左辺部分におけるワープ樋36の前側には、障害振り子38が設けられている。障害振り子38は、取付壁33Fの一部を表示枠体33の内側に突出させ、その突出部分から前方に突出した回動支軸38Jに上端部を回動可能に支持され、下端部に金属製のウエイト38Wを内蔵して備えている。また、障害振り子38は、回動支軸38Jから真下に垂れた原点姿勢から表示枠体33の左右方向の中央にのみ回動するように回動範囲を規制されている。
障害振り子38の下端から遊技球1.5個分離れた下方には、左側傾斜板33Pが設けられている。左側傾斜板33Pは帯板状をなして表示枠体33の左右方向の中央に向かって緩やかに傾斜して延びかつ左側端部のみが急な傾斜になっている。また、左側傾斜板33Pは、取付壁33Fから前方に張り出しており、左側傾斜板33Pの前端とワープ樋36の上端部の前端との間には、透明はカバー壁33Tが差し渡されている。
図5に示すように、表示枠体33の下辺部分の内側上面には、遊技球が転動可能な転動ステージ33Sが設けられている。転動ステージ33Sは、奥行き方向で2段になっており、前段部が後段部より低くなっている。また、転動ステージ33Sの段差面における左右方向の中央には誘導路34Yの流入口34Aが上方に向かって開放しており、その誘導路の排出口34Bは表示枠体33の下辺部分の前面に開放し、第1始動入賞口14Aの真上に位置している。これにより、遊技球は誘導路に入球すると第1始動入賞口14Aに入賞し易くなる。また、転動ステージ33Sの前縁部からは、遊技球が前側に流下することを規制する柵壁34Wが上方に突出している。そして、その柵壁34Wのうち排出口34Bの両側の2位置が切除されて、遊技球が流下可能な1対のステージ排出部34H,34Hが形成されている。
また、表示枠体33の下辺部分のうち左側傾斜板33Pと反対側の端部には、左側傾斜板33Pと同様に取付壁33Fから前方に張り出した右側傾斜板33Zが設けられている。また、右側傾斜板33Zと転動ステージ33Sとの間には、柵壁34Wが設けられておらず、転動ステージ33Sから右側傾斜板33Z上へと遊技球が転動可能になっている。さらに、右側傾斜板33Zは、左側傾斜板33Pと同様に、表示枠体33の左右方向の中央に向かって緩やかに傾斜している。
右側傾斜板33Zの下方には、右側傾斜板33Zと略平行に延びた右側サブ傾斜板33Rが設けられている。そして、表示枠体33の右側辺部とガイドレール12との間の領域を通過した遊技球が右側サブ傾斜板33R上を転動して遊技領域R1の左右方向の中央側に案内されるようになっている。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に本実施形態のパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。操作ノブ28を操作すると遊技球が順次、遊技領域R1に打ち込まれる。そのうちの多くは、表示枠体33の上辺部分における段差部33D又は障害釘11Nに衝突して遊技領域R1における表示枠体33より左側の領域を流下する。すると、遊技球が障害釘11Nに衝突しながら流下経路をランダムに変えて、表示枠体33の左側方領域を流下する。そして、一部の遊技球が始動ゲート18より表示枠体33から離れた側の第1流下経路K1を流下し、別の一部の遊技球が始動ゲート18の入賞口52A(図6参照)を通過する第2流下経路K2を流下し、さらに、別の一部の遊技球が、流下樋35内を通過する第3流下経路K3を流下する。
ここで、遊技球が始動ゲート18を通過した場合には、第2始動入賞口14Bの可動翼14C,14Cを開放するか否かの予備当否判定が行われ、その判定結果が当りであると、第2始動入賞口14Bの可動翼14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒間)に亘って開かれ、第2始動入賞口14Bへの遊技球の入賞可能になる。このため、遊技者は、始動ゲート18の入賞口52Aと始動ゲート18の上端開口35Aとの間の仕切壁39に当接した遊技球の跳ね返り方向に対して興味を持って遊技を楽しむことができる。
第1〜第3の何れかの流下経路K1,K2,K3を通過した遊技球は、障害釘11Nに衝突してランダムに向きを変え、一部の遊技球はワープ樋36に入球して転動ステージ33Sに到達する。また、他の一部の遊技球は、図5に示した左側傾斜板33Pに到達し、さらに、他の一部の遊技球は、図2に示した樹脂ガイド17の上面17Rに到達する。そして、それら遊技球は、転動ステージ33S、左側傾斜板33P、上面17R上を転動してから、何れも表示枠体33の下方領域をランダムに流下する。また、表示枠体33の右側を通過した遊技球は、右側サブ傾斜板33Rを転動して、表示枠体33の下方領域をランダムに流下する。そして、表示枠体33の下方領域をランダムに流下した遊技球は、第1及び第2の始動入賞口14A,14B、一般入賞口20,21又はアウト口16に入球する。このとき、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bに遊技球が入球した場合には、当否判定が行われる。
すると、図1に示した液晶表示画面31Gにおける3つの左、中、右の特別図柄23A,23B,23Cが上下方向にスクロール表示され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順で各特別図柄23A,23B,23Cが停止表示される。そして、例えば全ての特別図柄23A,23B,23Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になり、当否判定結果が「大当たり」になると大当りの演出画像が液晶表示画面31Gに表示され、大入賞口15の可動扉15Tが開き、大量の遊技球が大入賞口15に入球可能になる。
ところで、液晶表示画面31Gが大きいと、演出の迫力が増す。その液晶表示画面31Gを大きくするためには、遊技板11に貫通形成する表示開口25(図3参照)を大きくする必要がある。これに対し、本実施形態のパチンコ遊技機10では、始動ゲート18を表示枠体33に一体に設けたので、それら始動ゲート18と表示枠体33とを別々に設けて遊技板11に取り付けていた従来のパチンコ遊技機に比べて、始動ゲート18を表示開口25側に接近させることができる。これにより、従来より表示開口25を横方向に拡げることが可能になる。しかも、表示枠体33における進入規制突部33Aの一部を流下樋35とし、その流下樋35が、始動ゲート18から外れた遊技球を受け入れて始動ゲート18の下方に排出するので、液晶表示画面31Gの側方に、上記したように遊技球が始動ゲート18に入賞する第2流下経路K2と、始動ゲート18を外れた遊技球が始動ゲート18に下方に向かう第1及び第3の流下経路K1,K3とを含む複数の流下経路K1,K2,K3が確保され、遊技球の流下の趣向性が向上する。また、始動ゲート18は、表示枠体33の取付壁33Fに一体成形されたサイド突部51を含んでなるので、部品点数の削減が図られる。さらには、流下樋35は、透明な部材で構成されると共に液晶表示画面31Gに前後方向で重ねて配置されているので、液晶表示画面31Gと流下樋35における遊技球の流れを一度に見ることができる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機10では、始動ゲート18の下方において、遊技球がワープ樋36を通過して表示枠体33における下辺部の転動ステージ33Sを転動してから誘導路34Yを通って表示枠体33の下方に流下する流下経路と、表示枠体33を側方を通過して表示枠体33の下方に流下する流下経路とを含む複数の流下経路が確保され、この点においても遊技球の流下の趣向性が向上する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、パチンコ遊技機10に本発明を適用していたがアレンジボール等に本発明を適用してもよい。
(2)前記実施形態では、始動ゲート18と表示枠体33における進入規制突部33Aとの間には、遊技球が通過する経路が設けられていなかったが、始動ゲート18と進入規制突部33Aとを離間させて、遊技球が通過する経路を確保してもよい。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 表示枠体を取り付けた後の遊技板の正面図 表示枠体を取り付ける前の遊技板の正面図 表示枠体と液晶支持枠体の斜視図 表示枠体の斜視図 表示枠体の左側辺部の斜視図 遊技領域の一部の正面図
符号の説明
10 パチンコ遊技機
11 遊技板
11N 障害釘
12 ガイドレール
12H 可撓片
12K 進入口
14A,14B 第1と第2の始動入賞口
14C,14C 可動翼
15 大入賞口
15T 可動扉
18 始動ゲート
25 表示開口
31G 液晶表示画面
32 液晶支持枠体
33 表示枠体
33A 進入規制突部
33F 取付壁
33S 転動ステージ
34A 流入口
34B 排出口
34Y 誘導路
35 流下樋
35A 上端開口
35B 下端開口
36 ワープ樋
36A 上端開口
36B 下端開口
39 仕切壁
39A 入賞口側斜面
39B 上端開口側斜面
50 突片部分
52 検出スイッチ
52A 入賞口
R1 遊技領域

Claims (10)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域を前面に備えた遊技板と、
    前記遊技板の前面から突出し、前記遊技領域を囲む区画壁と、
    前記遊技板のうち前記遊技領域に貫通形成された表示開口と、
    前記表示開口の奥部に配置されて、遊技の当否判定結果を表示するための表示装置と、
    前記表示開口の前面側開口縁に取り付けられた表示枠体と、
    前記表示枠体に形成されて前記遊技板の前面から突出し、前記表示開口の前面側に遊技球が進入することを規制する進入規制突部と、
    前記進入規制突部の側方に配置されて前記遊技板の前面から突出し、遊技球が入賞可能なサイド入賞装置とを備えた弾球遊技機において、
    前記サイド入賞装置を、前記表示枠体に一体に設けると共に、前記進入規制突部の一部を、前記サイド入賞装置から外れた遊技球を受け入れて、前記遊技領域における前記サイド入賞装置の下方に排出する流下樋としたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記表示枠体には、側方に張り出しかつ前記表示開口の前面側の開口縁に重ねて固定される樹脂製の取付壁が備えられ、
    前記サイド入賞装置は、前記取付壁に一体成形された樹脂ボディを含んでなることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記表示枠体のうち前記サイド入賞装置の入賞口の側方に仕切壁を設け、前記仕切壁を間に挟んで前記サイド入賞装置の前記入賞口と前記流下樋の上端開口とを隣り合わせに配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記仕切壁の上面を山形状にして、前記サイド入賞装置の入賞口に向かって傾斜した入賞口側斜面と、前記流下樋の上端開口に向かって傾斜した上端開口側斜面を設けたことを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記遊技領域のうち前記表示開口の下方には、遊技球を受容して遊技板の後面に案内可能な入賞口を有した始動入賞装置と、
    前記始動入賞装置における前記入賞口の両側に設けられ、前記始動入賞装置への遊技球の入賞を規制する規制姿勢と、前記始動入賞装置に遊技球を案内するガイド姿勢との間で回動可能であると共に、通常は、前記起立姿勢に保持された1対の可動翼とを設け、
    前記サイド入賞装置は、遊技球が一度に1球のみ通過可能な円形の入賞口を上下方向に貫通形成して備え、前記サイド入賞装置の前記入賞口を遊技球が通過したときに、前記可動翼を所定期間に亘って前記ガイド姿勢に変更するか否かの姿勢当否判定を行う姿勢当否判定手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記区画壁の上端寄り位置に、前記遊技領域の内外に連通した進入口を設けると共に、前記区画壁の側方に、下方から弾かれた遊技球を前記進入口から前記遊技領域内に進入するように案内する発射レールを設け、
    前記サイド入賞装置は、前記遊技領域のうち前記発射レール寄りの側部に配置されたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の弾球遊技機。
  7. 前記流下樋は、透明な部材で構成されると共に、前記流下樋の少なくとも一部が、前記表示装置の前面に重ねて配置されたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の弾球遊技機。
  8. 前記流下樋の下端開口は、前記表示枠体の一側部における上下方向の中間部に配置されると共に、側方に向けて遊技球を排出し、
    前記表示枠体のうち前記前記流下樋の前記下端開口より下方には、側方から表示枠体に向かって流下する遊技球を受け入れて、前記表示枠体の下辺部における上面に備えた転動ステージに遊技球を案内するワープ樋と、
    前記表示枠体の下辺部に設けられて、前記転動ステージを転動した遊技球を受容して前記表示枠体の下方に排出する誘導路とが設けられたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の弾球遊技機。
  9. 前記流下樋から排出された遊技球が衝突して、前記ワープ樋の上端開口に向かわせることが可能な障害釘が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の弾球遊技機。
  10. 前記誘導路における排出口の真下には、遊技球を受容して遊技板の後面に案内可能な入賞口を有した下部入賞装置が備えられたことを特徴とする請求項8又は9に記載の弾球遊技機。
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