JP4505442B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、透明板保持枠、前板等の開閉部材の前面に打球発射部へ供給するための遊技球を貯留する球受皿が装着される遊技機に関するものである。
従来、例えば遊技機の一種であるパチンコ遊技機は、遊技盤が配設される遊技機本体の前面に、該遊技盤の前面を覆う開閉部材としての透明板保持枠または遊技盤の下部前面を覆う同じく開閉部材としての前板が開閉自在に装着されている。該前板の前面には打球発射部へ供給される遊技球を貯留する球受皿が装着される。該球受皿は、その球皿部の底壁上面が前記開閉部材に沿って一方へ緩やかに下傾しており、また、球皿部の下流端に位置して前板に球皿部の遊技球を打球発射部へ供給するための球通口が開設されている。そして、球通口に向かって前板の前面には、球皿部の内周壁面を内側へ膨出させて前板との間の前後幅を狭め、その部位に球噛みを起こさないように遊技球を一列に整流させて球通口まで導く整流通路が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−174760号公報(第4頁段落0014、図4)
前記特許文献1のパチンコ遊技機にあっては、遊技球を球通口へ導く整流通路を成形するため球皿部の内周壁面を内側へ膨出させる必要があることから、その分狭められて球皿部における遊技球の貯留範囲が比較的小さかった。このため、例えば貯留される遊技球が早くなくなり易く、このような場合は該球皿部への遊技球の補給回数が多く面倒になるばかりか遊技に集中できないなど遊技者へのサービスに欠けるといった課題が有る。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、球皿部の貯留範囲を広げて球貯留量を増やし、例えば球皿部への遊技球の補給という面倒な作業回数が減らせて遊技に集中できるなど遊技者へのサービス向上を図ることができるようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明の遊技機は、開閉部材の前面に打球発射部へ供給される遊技球を貯留する球受皿が装着され、前記球受皿はその球皿部の底壁上面が前記開閉部材に沿って一方へ緩やかに下傾しており、前記開閉部材には前記球皿部の下流端に位置して該球皿部の遊技球を前記打球発射部へ供給するための球通口が開設される遊技機であって、前記球皿部の底壁上面に前記球通口よりも上流側に位置して開閉部材の前面から上流側へ延びる仕切り壁を突設し、前記開閉部材と前記仕切り壁との間に底壁部上面が球皿部の上流側に向かって緩やかに下傾し前記底壁上面と連なる球留り部を成形し、球皿部の遊技球は前記球留り部の外側の底壁上面を転動して前記球通口に流入するようにした構成からなる。
この際、前記球皿部の底壁上面にその上流側から前記球通口に至るまで漸次深くなりかつ一個の遊技球が流下し得る程度の溝幅を有する球誘導溝を設け、球誘導溝の側縁に該球誘導溝よりも高く一個の遊技球が乗り得る幅の段条部を設けることが好ましい。また、前記球受皿の底壁であって前記球通口の前側における所定の位置に1個の遊技球が通過し得る程度の大きさの球抜口を開設することが好ましい。
本発明に係る遊技機は、球皿部の底壁上面に球通口よりも上流側に位置して開閉部材の前面から上流側へ延びる仕切り壁を突設し、開閉部材と仕切り壁との間に底壁部上面が球皿部の上流側に向かって緩やかに下傾し底壁上面と連なる球留り部を成形し、球皿部の遊技球は前記球留り部の外側の底壁上面を転動して球通口に流入するようにした構成からなる。これによって、従来のように遊技球を球通口へ導く整流通路を成形するため球皿部の内周壁面を内側へ膨出させる必要がなくなり、その分広げられて球皿部における遊技球の貯留範囲が広められ球貯留量を増やすことができる。よって、例えば貯留される遊技球がなくなったときの球皿部への遊技球の補給という面倒な多くの作業回数が減らされ遊技に集中できるなど遊技者へのサービス向上を図ることができるという効果がある。
また、球皿部の底壁上面に球通口よりも上流側に位置して底面部が上流側に向かって緩やかに下傾する球留り部を成形してなるので、球受皿に貯留される遊技球の内、該球留り部に貯留される遊技球の球圧は球通口付近の遊技球には加わらないので、その分球通口の近くにある遊技球への球圧が軽減され、これにより球噛みも防止されるという効果がある。
更に、前記球皿部の底壁上面にその上流側から球通口に至るまで漸次深くなりかつ一個の遊技球が流下し得る程度の溝幅を有する球誘導溝を設け、該球誘導溝の側縁に該球誘導溝よりも高く一個の遊技球が乗り得る幅の段条部を設けるようにすれば、その段条部に遊技球が乗ることにより同じく球通口付近の遊技球への球圧が更に軽減され、球噛み防止効果が一段と向上する。更にまた、前記球受皿の底壁であって球通口の前側における所定の位置に1個の遊技球が通過し得る程度の大きさの球抜口を開設し、該球抜口に遊技球を流入させて逃がすようにしたので、その付近に遊技球が溜まっても球崩し作用が働いて遊技球同士が釣り合い動かなくなってしまう所謂球噛み現象が抑制される。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、遊技機には、例えば、パチンコ遊技機、アレンジボール機、雀球遊技機、パロット(登録商標)機等の遊技機に適用できるが、本発明にあっては、その一例としてパチンコ遊技機について説明する。図1は本発明に係るパチンコ遊技機の正面図、図2は透明板保持枠及び前板を開いた状態のパチンコ遊技機の斜視図である。
パチンコ遊技機Pは、外側に縦長長方形状の外枠1を有し、その前面に内枠2がその一側を支点として開閉自在に装着され、該内枠2に遊技盤3が設置される。また、該内枠2の前面には、その上部に前記遊技盤3の前面を覆う透明板保持枠4が開閉自在に装着され、その下方に打球発射部(図示せず。)へ供給される打球としての遊技球を貯留する上部の球受皿5が設けられた開閉部材としての前板6が開閉自在に装着される。
前記前板6の前面であって前記上部の球受皿5の下方に、該上部の球受皿5から溢れる遊技球を貯留する下部の球受皿7が装着される。これら上・下の球受皿5,7は図3に示すようにカバー部材8により上下で連続して一体に成形されており、その前面に下部の球受皿7に手を差し込める開口9が開設される。該開口9の下方のカバー部材8の前面に、下部の球受皿7に溜まった遊技球を正面から見て左右方向へ摺動して球抜きするための球抜きレバー10が設けられる。前板6における下部の球受皿7の一側には灰皿11が装着され、他側は凹弧状に切り欠かれると共にその切り欠かれた凹弧状部6aに内枠2の下隅角部に設けられ前方ヘ突出する突出隅部12が合致する。該突出隅部12の前面には、遊技球である打球の発射力を調整するための打球力調整ハンドル13が装着されている。
図1、図2に示すように前記遊技盤3の前面に、渦巻状に敷設された内側・外側ガイドレール14a,14bに囲われて遊技部3aが成形される。そして、該遊技部3aに、その中央に位置して数字、図柄等の情報を変動表示する可変表示装置15、遊技球の入賞によって前記情報を変動させる始動入賞口16が装着される。また、その下方に、前記可変表示装置15の情報が特定の表示(例えば、「777」)に揃ったとき、一定の条件の下で一度に多くの賞球としての遊技球が得られる入賞装置17が装着されている。
前記前板6には、その一方に内枠2の裏側に装着される球払出装置(図示せず。)から払い出された遊技球を球受皿5に払い出すための球払出口18が開設され、他方に球皿部31の遊技球を後記する打球発射部27aへ供給するための球通口19が開設される。20は同じく前板6に開設され、上部の球受皿5から溢れる遊技球を下部の球受皿7に排出するための排出口である。そして、前板6の裏面に、球通口19と連通し該球通口19に流入した遊技球を打球発射部27aへ供給する打球供給装置21が装着されている。該打球供給装置21の裏面には、打球発射部27aに遊技球を供給する球供給口22と上部の球受皿5の遊技球の球抜きをするための連通口23が開設される。この連通口23は排出口20を介して下部の球受皿7に連通し、球抜きされた遊技球が下部の球受皿7に貯留されることになる。
一方、内枠2前面の下隅角部に金属製の支持板24が固着される。該支持板24は、上方へ突出する上板部24aと側方(内側)へ突出する側板部24bとから正面L字状に成形され、その交差する角部に前記打球力調整ハンドル13が取着される。また、上・側板部24a,24bの所定位置に係合孔25,25が開設され、これと対向して前記前板6の裏面に突設された係合片26,26がそれぞれ係合孔25,25に係合することにより、前板6が内枠2の前面に開閉自在に装着できるようになっている。
支持板24の裏側に、発射レール27とこれの打球発射部27aに供給される遊技球を打球するための打球杆29を備えた打球発射装置28とが設けられる。この打球杆29は駆動源であるステッピングモータ(図示せず。)により駆動し、前記打球力調整ハンドル13の回動動作と連動して往復回動するようになっている。しかも、前記打球供給装置21も、打球杆29と連係して球皿部31から流入する遊技球を一個ずつ打球発射部27aへ供給する。
そこで、上部の球受皿5の球皿部31に貯留された遊技球は、球通口19を介して打球供給装置21内に待機され、この状態で打球力調整ハンドル13を握って回動させることにより打球杆29が往復回動する。これに伴い、前記打球供給装置21の球供給口22から打球発射部27aへ遊技球が一個ずつ供給されると共にこれら遊技球が打球杆29により打球されて遊技部3aに打ち込まれる。なお、球受皿5に貯留される遊技球の球抜きをする場合は、該球受皿5の上面一側に設けられた球抜きボタン30を押動する。これにより、図示は省略するが打球供給装置21内の球抜き口が開放され、球受皿5の遊技球が打球供給装置21内を通過し、その裏側の連通口23、排出口20を介して下部の球受皿7に貯留される。
前記上部の球受皿5における球皿部31は、図4に示すように前側周縁を囲うように立壁33が立設され、後縁は開放されている。また、その一側に前記立壁33の上端縁を屈曲させてほぼ水平な棚板部34が張設され、該棚板部34に前記球抜きボタン30が設けられる。そして、球皿部31の底壁31aの上面は、球払出口18側から球通口19側まで緩やかに下傾している。
さらに球皿部31を詳しく説明すると、図4、図5に示すように前記球皿部31の底壁31aの上面に、前記球通口19よりも上流側に位置して後端縁すなわち前板6の前面位置から上流側へ延びる仕切り壁35が突設される。該仕切り壁35は、下流側では遊技球が乗り越えられない程度の高さを有し、上流側に進むに従い漸次低く最終的にはその上端縁が前記底壁31aの上面に達する。また、球通口19側では、仕切り壁35がほぼ半円弧状に湾曲して設けられ、その先は上流に進むに従い前板6とほぼ平行となる。これにより、前記前板6と仕切り壁35との間に、その底壁部36aの上面が球皿部31の上流側に向かって緩やかに下傾し前記底壁31aの上面と連なる球留り部36が成形される。
一方、球皿部31の下流側であって仕切り壁35と前記棚板部34との間には、球皿部31の底壁31aの上面に仕切り壁35の外側を囲うようにして球誘導溝37が凹設される。該球誘導溝37は、上面が開口すると共に遊技球の直径とほぼ同じ溝幅寸法を有し、その下流端で球通口19と連通する。また、該球誘導溝37は、前記底壁31aの上面と連なる上流側から球通口19に至るまで漸次深くなり、球通口19の前側では、球誘導溝37の深さが遊技球の直径の約2倍の寸法に設定される。しかも、球誘導溝37の流下端は、球通口19に対し直交している。
図8に示すように球通口19の上方であって前板6の前面に、該球通口19の前面上方を覆う庇板部38が設けられる。該庇板部38は前板6から前方へ突出すると共に球誘導溝37とほぼ合致し、該球誘導溝37の上面に位置する。該庇板部38の上面38aは前側に向かって緩やかに下傾すると共に下面38bは球通口19側から前方へ向かって上方が窪む凹弧面に成形されている。また、庇板部38の前端縁は断面が嘴状に尖っている。
前記球誘導溝37の外側であって棚板部34との間に、二条の第1段条部39aと第2段条部39bとが設けられる。これら第1段条部39aと第2段条部39bとはいずれもそれらの幅がほぼ遊技球の直径寸法と同じに設定され、それら上面が球皿部31の上流側に向かって緩やかに下傾している。また、第1段条部39aよりその外側に配置される第2段条部39bの方が一段高くなっており、いずれも球皿部31の上流側の幅が狭くなり最終的に立壁33の内周面に接することになる。第2段条部39bの内端縁には、前板6の前面位置から途中まで該内端縁に沿って高さの低い突条40が設けられる。
本発明に係るパチンコ遊技機は上記構成からなり、例えば上部の球受皿5に遊技球が貯留されると、これら遊技球の内、前記球留り部36に入った遊技球は、底壁31aの上面のほぼ全体に遊技球がほぼ一杯ある状態ではその位置に滞留している。そして、底壁31aの上面の遊技球が少なくなってくると、図6乃至図8に示すようにそれに伴い少しずつ底壁31aの上側へ転動して流下し球通口19へ向かう。
一方、球皿部31の下流側では、図8に示すように球誘導溝37内に入る遊技球、第1段条部39aの上面に乗る遊技球、第2段条部39bの上面に乗る遊技球とそれぞれ異なるが、球誘導溝37内を流下する遊技球はそのまま流下端の球通口19に順次流入する。また、同じく球誘導溝37内を2段になって流下する遊技球の内の上段の遊技球は、球通口19の前側で庇板部38の下面38aにより下方へ強制的に押し下げられ、そのまま球通口19に流入する。この際、その上段の遊技球の更に上にある遊技球は、庇板部38により掬われてその上面に乗る。そして、下流側の遊技球が減ってくるに従い球誘導溝37内に戻り、球通口19に流入する。この際、球誘導溝37が球通口19に対し直交する方向から接続されるので、球誘導溝37内を流下する遊技球も球通口19に流入し易い。
第1段条部39aの上面に乗った遊技球は、球誘導溝37内の遊技球が少なくなるに従い、第1段条部39aの上面に沿って球皿部31の上流側へ戻りつつ該球誘導溝37内に落下する。また、第2段条部39bの上面に乗った遊技球は、周囲に遊技球があるときはそのまま滞留している。そして、遊技球が少なくなるに従いそれら上面に沿って球皿部31の上流側へ戻り、最終的に第1段条部39aを介して球誘導溝37内に落下し該球誘導溝37内を流下する。
このように本発明に係るパチンコ遊技機は、球皿部31の底壁31aの上面に球通口19よりも上流側に位置して前板6の前面から上流側へ延びる仕切り壁35を突設し、前板6と仕切り壁35との間に底壁部36aの上面が球皿部31の上流側に向かって緩やかに下傾し底壁31a上面と連なる球留り部36を成形し、球皿部31の遊技球は前記球留り部36の外側の底壁31a上面を転動して球通口19に流入するようにした構成からなる。これによって、従来のように遊技球を球通口へ導く整流通路を成形するため球皿部31の内周壁面を内側へ膨出させる必要がなくなり、その分広げられて球皿部31における遊技球の貯留範囲を広められ球貯留量を増やすことができる。
また、球皿部31の底壁31aの上面に球通口19よりも上流側に位置して底壁部36aの上面が球皿部31の上流側に向かって緩やかに下傾する球留り部36を成形してなるので、球受皿5に貯留される遊技球の内、該球留り部36に貯留される遊技球の球圧は球通口19付近の遊技球には加わらないので、その分球通口19付近にある遊技球への球圧が軽減され、これにより球噛みも防止される。
更に、前記球皿部31の底壁31aの上面にその上流側から球通口19に至るまで漸次深くなりかつ一個の遊技球が流下し得る程度の溝幅を有する球誘導溝37を設け、該球誘導溝37の側縁に該球誘導溝37よりも高く一個の遊技球が乗り得る幅の第1・第2段条部39a,39bを設けるようにすれば、その第1・第2段条部39a,39bに遊技球が乗ることにより同じく球通口19付近の遊技球への球圧が更に軽減され、球噛み防止効果が一段と向上する。
更にまた、球皿部31の底壁31aの上面に流下端が球通口19に対し直交する方向から接続される球誘導溝37を凹設し、前板6の前面には前方へ突出して前記球通口19の前面上方を覆う庇板部38を設けるようにしたので、球通口19が正面を向いて開放されることになり、前側から簡単に掃除が行え掃除がし易くなる。よって、これにより球通口19付近で球詰まりが起こる危険性をなくすことができる。
図9乃至14は、他の実施の形態に係る遊技機であるパチンコ遊技機を示す。なお、この実施の形態に係るパチンコ遊技機は、本発明に係るパチンコ遊技機と構成がほとんど同一であるので、同一部位については同一番号を附すことによりその部位についての詳しい説明は省略する。図9は他の実施の形態に係るパチンコ遊技機の正面図、図10は同前板と球皿部とカバー部材とを分解して示す斜視図、図11は球皿部の斜視図である。
この実施の形態に係るパチンコ遊技機P1では、上部の球受皿5の底壁31aであって球通口19の前側における所定の位置に1個の遊技球が通過し得る程度の大きさの球抜口43を開設している。すなわち、上部の球受皿5の球皿部31における球誘導溝37の外側で棚板部34との間に二条の第1段条部39aと第2段条部39bとが設けられるが、低い方の第1段条部39aの鉛直壁391側であって球通口19に近寄らせた位置に球抜口43が開設される。
この球抜口43は、縦幅が遊技球のほぼ直径寸法に設定され、横幅が遊技球のほぼ直径寸法から直径寸法の約1.5倍の寸法までの間で設定される。これは、球皿部31の上面に一度に多くの遊技球を入れたとき、それらの遊技球が球通口19の前側付近であって第1・第2段条部39a,39bの上面に集中し、そこで球噛み現象が起こらないように抑制するためである。前記底壁31aの球通口19の前側における所定の位置とは、専ら第1・第2段条部39a,39bであって、付近に遊技球が溜まっても球崩し作用が働いて遊技球同士が釣り合い動かなくなってしまわないように抑制できる範囲をいう。
球抜口43には、上部の球受皿5の下方に配置され上下二部材からなる連絡樋44が接続される。上側の連絡樋44aは側面L型に成形され、上下端部が開放している。該上側の連絡樋44aの下端部の外周面にネジ挿通孔45を開設した筒状部46が設けられている。一方、下側の連絡樋44bは側面略コ字状に成形され、上下端部が開放している。また、下側の連絡樋44bの上端部の外周面に前記筒状部46に対向位置しかつ前面にネジ孔48が設けられた突起47が突設されている。
そして、上側の連絡樋44aの下端部と下側の連絡樋44bの上端部を合わせると共に筒状部46に突起47を挿入し、この状態でネジ挿通孔45を介してネジ孔48にネジ49を螺締することにより、上下の連絡樋44a,44bが一体に連結される。連絡樋44は上端部の開口が球抜口43と連通し、下端部の開口が下部の球受皿7に連通するようにして配置される。
そこで、球皿部31に一度に多くの遊技球が入れられると、それらの遊技球は球誘導溝37や第1・第2段条部39a,39bの上面に乗りながら球通口19へ集中することになるが、図12乃至図14に示すように第1段条部39aに乗った遊技球の一部は球抜口43に流入し、連絡樋44を介して下部の球受皿7に導かれる。よって、遊技球が集中する球通口19の前側付近であっても、球抜口43へ遊技球が流入することにより一部の遊技球が逃げることになり、これにより球崩し作用が働いて遊技球同士が釣り合い動かなくなってしまう所謂球噛み現象が抑制されることになる。
他の実施の形態に係るパチンコ遊技機にあっては、球抜口43を第1段条部39aの鉛直壁391面に開設したが、この位置に限られることはなく球噛み現象が抑制される位置であれば、第1段条部39aの水平壁面又は第2段条部39bの水平壁面、鉛直壁面のいずれに設けるようにしても良い。
なお、本実施の形態及び他の実施の形態にあっては、開閉部材として前板6について説明したが、他に例えば前板が一体に成形された透明板保持枠についても本発明が適用できることは勿論である。
本発明に係るパチンコ遊技機の正面図。 同透明板保持枠及び前板を開いた状態の斜視図。 前板と球皿部とカバー部材とを分解して示す斜視図。 球皿部の斜視図。 前板に装着された上部の球受皿の平面図。 図5のX−X線断面図。 図5のY−Y線断面図。 図5のZ−Z線断面図。 他の実施の形態に係るパチンコ遊技機の正面図。 同前板と球皿部とカバー部材とを分解して示す斜視図。 同球皿部の斜視図。 同前板に装着された上部の球受皿の平面図。 図12のV−V線断面図。 図12のW−W線断面図。
符号の説明
5 上部の球受皿
6 開閉部材(前板)
19 球通口
27a 打球発射部
31 球皿部
31a 底壁
35 仕切り壁
36 球留り部
36a 底壁部
37 球誘導溝
39a 第1段条部
39b 第2段条部
43 球抜口
P 遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (1)

  1. 開閉部材の前面に打球発射部へ供給される遊技球を貯留する球受皿が装着され、前記球受皿はその球皿部の底壁上面が前記開閉部材に沿って一方へ緩やかに下傾しており、前記開閉部材には前記球皿部の下流端に位置して該球皿部の遊技球を前記打球発射部へ供給するための球通口が開設される遊技機であって、
    前記球皿部の底壁上面に前記球通口よりも上流側に位置して開閉部材の前面から上流側へ延びる仕切り壁を突設し、前記開閉部材と前記仕切り壁との間に底壁部上面が球皿部の上流側に向かって緩やかに下傾し前記底壁上面と連なる球留り部を成形し、前記球皿部の遊技球は前記球留り部の外側の底壁上面を転動して前記球通口に流入し、
    前記球皿部の底壁上面に前記仕切り壁の外側を囲うようにしてその上流側から前記球通口に至るまで漸次深くなりかつ一個の遊技球が流下し得る程度の溝幅を有する球誘導溝を設け、前記球誘導溝の側縁に該球誘導溝よりも高く一個の遊技球が乗り得る幅の第1段条部と該第1段条部より一段高い第2段条部とを設け、これら第1・第2段条部は上面がいずれも前記球皿部の上流側に向かって緩やかに下傾し、前記第1段条部の鉛直壁側であって前記球通口の前側における所定の位置に一個の遊技球が通過し得る程度の大きさを有しかつ前記球通口の前側付近に集中する遊技球の一部を流入させて逃す球抜口を開設したことを特徴とする遊技機。
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