JP2001300069A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001300069A
JP2001300069A JP2000118641A JP2000118641A JP2001300069A JP 2001300069 A JP2001300069 A JP 2001300069A JP 2000118641 A JP2000118641 A JP 2000118641A JP 2000118641 A JP2000118641 A JP 2000118641A JP 2001300069 A JP2001300069 A JP 2001300069A
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pachinko balls
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pachinko
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JP2000118641A
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English (en)
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Hisayoshi Sato
久芳 佐藤
Wakichi Yamaoka
和吉 山岡
Shuhei Kadoya
周平 門矢
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Adachi Light Inc
Original Assignee
Adachi Light Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球タンクのパチンコ球を支障をきたすことな
く均等に流出させ、球払出装置に確実に供給できるパチ
ンコ機を提供する。 【解決手段】 機構板13の裏面に配設されパチンコ球
を貯留する球タンク15と、所定数のパチンコ球を払出
す球払出装置18と、前記球タンク15から流出するパ
チンコ球を整列して前記球払出装置18に導く供給通路
37を有する球誘導樋16とを備えたパチンコ機におい
て、前記球誘導樋16は底壁35と側壁33,34とで
上面開放した樋状に形成され、供給通路37の通路幅W
より上面開口幅W1を幅狭としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球タンクから球払
出装置にパチンコ球を導く球誘導樋を備えたパチンコ機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機は、前記球タンクの球
導出口の開口幅をその下方に位置する球誘導樋の供給通
路が臨む幅としていた。また、球導出口と球誘導樋との
間で球圧のために球噛みが起るのを防ぐため、球誘導樋
の側壁を膨出して補助通路を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したパ
チンコ機にあっては、球タンクの球導出口の開口幅をそ
の下方に位置する球誘導樋の通路が臨む幅としているた
め、球タンクの球圧が球誘導樋の通路のすべてにかかる
ことのなり、パチンコ球の流下に支障をきたしたり、供
給通路でパチンコ球のバランスがとれて球詰りを起した
りして、球払出装置に供給できなくなるという問題があ
った。
【0004】そこで本発明は、上記問題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、球タンク
のパチンコ球を支障をきたすことなく均等に流出させ、
球払出装置に確実に供給できるパチンコ機を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、機構板の裏面に配設されパ
チンコ球を貯留する球タンクと、所定数のパチンコ球を
払出す球払出装置と、前記球タンクから流出するパチン
コ球を整列して前記球払出装置に導く供給通路を有する
球誘導樋とを備えたパチンコ機において、前記球誘導樋
は底壁と側壁とで上面開放した樋状に形成され、供給通
路の通路幅より上面開口幅を幅狭としたことを特徴とす
る。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記側壁上部に庇部を設けたことを
特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の発明において、前記球誘導樋は、仕切壁に
より複数の供給通路を設けたことを特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記供給通路の通路幅を異ならせた
ことを特徴とする。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項3ま
たは4記載の発明において、前記仕切壁に庇部を設けた
ことを特徴とする。
【0010】また、請求項6記載の発明は、請求項1な
いし5のいずれかに記載の発明において、前記球誘導樋
は、供給通路の下流側で合流する補助通路を併設したこ
とを特徴とする。
【0011】また、請求項7記載の発明は、請求項1な
いし6のいずれかに記載の発明において、前記供給通路
の通路幅をパチンコ球がランダムに並列可能な幅広とし
たことを特徴とする。
【0012】また、請求項8記載の発明は、請求項6ま
たは7に記載の発明において、前記補助通路を複数設け
たことを特徴とする。
【0013】また、請求項9記載の発明は、請求項6な
いし8のいずれかに記載の発明において、前記補助通路
の通路幅をパチンコ球がランダムに並列可能な幅広とし
たことを特徴とする。
【0014】また、請求項10記載の発明は、請求項3
ないし9のいずれかに記載の発明において、前記庇部を
少なくとも稼動率の低い側の供給通路に臨ませるように
したことを特徴とする。
【0015】また、請求項11記載の発明は、請求項1
ないし10のいずれかに記載の発明において、前記球誘
導樋の開口を段状に形成したことを特徴とする。
【0016】また、球タンクに球誘導樋の変形防止手段
を設けるのが好ましく、球誘導樋の成型時の内方への変
形やパチンコ球による外方への撓みを防止して、供給通
路の流下をスムーズにするのがよい。
【0017】なお、本発明のパチンコ機は、パチンコ球
を貯留する球タンクと該球タンクのパチンコ球を整列す
る球誘導樋とを別体に形成したものに限定することな
く、球タンクと球誘導樋を一体に形成したものにも適用
可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るパチンコ機の
実施の形態を図面と共に説明する。図1はパチンコ機の
正面図、図2はパチンコ機の裏面図である。図におい
て、1はパチンコ機の機枠、2は該機枠1の前面に開閉
自在に装着される前面枠で、その前面にガラス扉枠3と
打球供給皿4を装着した前面板5とがそれぞれ開閉自在
に蝶着されている。
【0019】前記ガラス扉枠3の後側に遊技盤6が装着
され、該遊技盤6の前面にはガイドレール7が敷設され
ている。該ガイドレール7に囲まれる遊技部6aの略中
央に可変表示装置8が固着され、該可変表示装置8の直
下に始動入賞口9が設けられ、その下方に入賞装置10
が装着されている。該入賞装置10は、開閉扉10aが
開閉する公知的な装置である。
【0020】一方、遊技盤6の裏面には入賞球集合カバ
ー11が配設されており、該入賞球集合カバー11の裏
面にはパチンコ機の遊技内容を制御するための回路基板
が収納された基板ボックス12が装着されている。
【0021】13は遊技盤6の裏面に装着される機構板
であり、合成樹脂によりほぼ方形状に形成されている。
この機構板13のほぼ中央に、前記基板ボックス12お
よび遊技盤6に設けられる可変表示装置8の後部を臨ま
せるための窓部14が開設されており、該窓部14の上
方にはパチンコ球を貯留する球タンク15が設けられ
る。また、球タンク15の下方にはパチンコ球を整列し
て導き出す球誘導樋16が配設されている。そして、該
球誘導樋16の下流端は、屈曲誘導樋17を介して同時
に複数種類の払出しが可能な球払出装置18に接続され
ており、さらに球払出装置18の下方には、払出された
パチンコ球を前面枠2の前面の打球供給皿4へ導くため
の排出樋19が形成される。また、窓部14の下方には
入賞球集合カバー11によって入賞球集合部20に集め
られた入賞球を1個ずつ排出処理する入賞球排出処理装
置21が設けられている。
【0022】前記球タンク15は、前後面壁22,23
と左右側壁24,25および底壁26とで上面が開放さ
れた方形状の箱型をしており、左側壁24側の底壁26
にパチンコ球が導出する方形状の球導出口27を開設し
ており、底壁26はパチンコ球が該球導出口27に向っ
て流下するように緩やかに下傾している。また、底壁2
6の下面の長手方向に球誘導樋16の変形防止手段とし
てのリブ状の規制片30が垂設されている。このように
構成される球タンク15は、左右側壁24,25に突設
した取付片31,31をビス止めすることによって機構
板13上部に形成した取付凹部32に取付けられる。な
お、底壁26は左側壁24に向ってのみ緩やかに下傾す
るようにして、下流端に球導出口27に導くガイド部を
設けるようにしてもよい。
【0023】前記球誘導樋16は、図3ないし図5に示
すように、機構板13に接する後側壁33と、該後側壁
33に対向する前側壁34および底壁35とにより断面
凹状に供給通路37が形成されている。該供給通路37
の上流側の通路幅Wはパチンコ球がランダムに並列可能
な約20mmの幅広に形成し、下流側で徐々に狭めてパ
チンコ球が一列で整列して流下する約12mmとしてい
る。また、前側壁34の前面に前記球タンク15の底壁
26の下面に垂設したリブ状の規制片30が嵌る溝状の
受部36が形成されている。このように構成される球誘
導樋16は、球タンク15の下方に、後側壁33を機構
板13に当てがい、ビス止め等の適宜手段によってパチ
ンコ球がスムーズに自然流下するように傾斜状に取付け
られる。この際、前記規制片30を受部36に嵌入し
て、球誘導樋16がパチンコ球の荷重によって前側壁3
4側に撓むのを防止すると共に、成型による内方への捩
れを防止するようにしている。なお、球導出口27の長
手方向の開口端と球誘導樋16の底壁35の高さはおよ
そパチンコ球2個分程度である。なお、球誘導樋16を
下流側で徐々に狭めてパチンコ球が一列で整列して流下
する約12mmとするようにしたが、パチンコ球がラン
ダムに並列可能な状態のまま球払出装置18まで導くよ
うにしてもよい。
【0024】また、前記球払出装置18は、図27に示
すように本体ベース38と駆動モーター39とリードス
クリュー40とによって大略構成されている。本体ベー
ス38には屈曲誘導樋17に接続する流入通路41が形
成されている。前記駆動モーター39の出力軸43に固
着されるリードスクリュー40は、流入通路41の最先
端部のパチンコ球を支持して移送する移送部としての突
条44を螺旋状に設けて構成されており、該突条44
は、本実施の形態の場合、リードスクリュー40が1回
転することによって流入通路41の最先端部のパチンコ
球を排出通路45に払い出すようにその螺旋形状が選ば
れている。また、排出通路45にはリードスクリュー4
0の回転によって払い出されるパチンコ球を検出する球
計数用センサ46が設けられている。
【0025】しかして、図4および図5に示すように、
前記球誘導樋16の前側壁34を段差48をもって内方
に凹ませて球誘導樋16の開口幅W1を供給通路37の
前後方向の内側通路幅Wよりも狭い開口幅(本実施の形
態において約16mm)として、球タンクの球圧がすべ
て供給通路37にかからないようにしている。なお、本
実施の形態では供給通路37の通路幅Wを約20mmの
幅として説明するが、この通路幅に限定されることなく
パチンコ球がジグザグ状に並列可能な通路幅またはパチ
ンコ球が2個以上ランダムに並列可能な通路幅であって
もよい。また、それに伴って球誘導樋16の開口幅W1
も通路幅Wに合わせて本実施の形態の約16mm程度か
ら通路幅の半分もしくはパチンコ球2個程度と任意に選
択可能である。47は段差の下方に位置して成型上でき
る金型の開口であり、ごみ落とし用の開口として兼用す
ることができる。
【0026】上記のように構成されるパチンコ機は、遊
技盤6の遊技部6aに打ち込まれた打球が、始動入賞口
9に入賞すると、可変表示装置8の可変表示部に表示さ
れた数字,文字,図柄等がランダムに変動する。そし
て、所定時間経過すると変動が止まり、あらかじめ設定
された数字,文字または図柄(例えば「7,7,7」等
のぞろ目)で停止すると特定遊技状態となる。
【0027】この特定遊技状態では、入賞装置10の開
閉扉10aを一定時間経過するまでの間、または所定個
数(例えば10個)の入賞球が入賞するまでの間開成
し、内部の特定入賞口に入賞したことを条件に、所定回
数(例えば16回)開閉扉10aを連続して開ける動作
を繰り返し、球払出装置18から入賞球1個に対し所定
のパチンコ球(例えば15個)が賞球として払出され
る。
【0028】このように球払出装置18からパチンコ球
が払出されると、供給通路37のパチンコ球が流動し、
それに伴い球タンク15のパチンコ球が球導出口27か
ら供給通路37に流出する。このとき、図5に示すよう
に球誘導樋16の前側壁34が段差48によって供給通
路37に臨んで、誘導樋16の開口幅W1が供給通路3
7の通路幅Wより狭くなっているので、該庇部50下面
に空間部Sができ、球タンク15のパチンコ球の球圧の
すべてが直接供給通路37のパチンコ球にかかることが
なく、例えバランスがとれそうになっても、空間部Sに
パチンコ球が自由に移動することができてバランスがと
れるのを防ぎ、球圧による球詰まりが起こることがな
く、パチンコ球を確実に球払出装置18に供給すること
ができる。なお、底壁35から段差48までの高さはパ
チンコ球1個以上が望ましい。
【0029】図6および図7は、球誘導樋16の前側壁
34の上端を内方に屈曲して庇部50を形成し、供給通
路37の通路幅Wより上面開口幅W1を幅狭にした実施
の形態を示している。この実施の形態において、供給通
路37の通路幅Wはパチンコ球がランダムに流下する約
20mmの幅広に形成されている。なお、この実施の形
態において、作用効果は上述した実施の形態と同様であ
り、庇部50を形成することにより球誘導樋16の前側
壁34の補強となり湾曲変形を防止することができる。
また、図8に示すように球導出口27の開口端に垂下し
た規制片30および溝状の受部36からなる球誘導樋1
6の変形防止手段を設けるようにしてもよい。
【0030】また、図9に示すように球導出口27の長
手方向の開口幅を長くして、前記庇部50を段状に交互
に供給通路37に臨ませるように延出してもよく、この
ようにすることで、球タンク15内の球圧が不均等とな
ってパチンコ球のバランスが崩れ、パチンコ球が球導出
口27からスムーズに流出して、球詰まりすることもな
く供給通路37を流下する。さらに、図10に示すよう
に供給通路37に臨む庇部50の長さを違えたり、複数
の段状にするようにしてもよく、このようにすること
で、より球圧がバラバラとなり、空間部Sの位置も不定
となってパチンコ球の動きに自由度が増して球詰まりを
起こすことがない。このとき、ゴミ落し47は庇部50
の下方に位置して、底壁34にその両側縁部に沿って一
側と他側とで交互に位置を異ならせて設けられるように
したので、比較的ゴミが溜まり易いいずれの側縁部から
もゴミ落し47を介してゴミを外部へ排出することがで
きる。
【0031】図11は、供給通路37の前側壁34側を
パチンコ球半球程度の段状に膨出して補助通路38を併
設した実施の形態を示し、供給通路37の通路幅をパチ
ンコ球がランダムに移動できる約20mmとし補助通路
38の通路幅をパチンコ球ほぼ1個分の12mmとし、
補助通路38側の球導出口27の開口端を補助通路38
を完全に閉塞しないように(本実施の形態において3m
m程度)庇部50を臨ませるようにして、供給通路37
および補助通路38の通路幅Wより球導出口27の開口
幅W1より幅狭としている。また、変形防止手段として
球タンク15の下面に溝状の規制部30aを形成し、該
規制部30aに球誘導樋16の前側壁34上端を嵌める
ようにしている。そして、補助通路38に臨む庇部50
下面をテーパー面として、庇部50による球詰まりを防
ぐようにしている。また、図12に示すように供給通路
37および補助通路38の通路幅Wより球導出口27の
開口幅W1より幅狭とすると共に、補助通路38の通路
幅をパチンコ球がランダムに並列可能な幅広としてもよ
く、より補助通路38上のパチンコ球がランダムに移動
できパチンコ球の流下がスムーズとなる。
【0032】また、図13に示すように供給通路37に
複数の補助通路38,38を設けるようにしてもよく、
補助通路38,38を完全に閉塞しないように庇部50
を臨ませるようにして、供給通路37および複数の補助
通路38,38の通路幅Wより球導出口27の開口幅W
1より幅狭としている。この実施の形態においては、メ
インの供給通路37をパチンコ球がランダムに流下する
幅広とし、補助通路38,38をパチンコ球が一列で流
下する通路幅として供給通路37と補助通路38,38
の通路幅を異ならせるようにしたが、補助通路38,3
8の通路幅をパチンコ球がランダムに流下する幅広にす
ることで、より供給通路37のパチンコ球の流れをスム
ーズにすることができる。
【0033】図14ないし図16は、仕切壁39によっ
て複数の供給通路37a,37bを形成した球誘導樋1
6Aの実施の形態を示し、始動入賞口9および入賞装置
10によって賞球の払出し個数を変えてそれぞれの供給
通路37a,37bのパチンコ球が独立して流下するよ
うに始動入賞口9用の球払出装置18aと入賞装置10
用の球払出装置18bを供給通路37a,37bにそれ
ぞれ接続し、賞球を別々に払出すようにしている。な
お、本実施の形態において球払出装置18a,18bは
図27に示す球払出装置を複数使用するが複数のケース
体に所定個数(例えば6個,15個)を貯留して一気に
払出すものでも、スプロケット等により1個ずつ電気的
に払出すものを複数設けるようにしてもよい。また、前
記実施の形態と同じ構成要素には同一符号を付して説明
する。
【0034】球誘導樋16Aは、図15に示すように仕
切壁39によって形成された供給通路37a,37bの
始端通路幅をそれぞれパチンコ球がジグザグ状にランダ
ムに流下する約17mm,20mmの異なった幅広と
し、供給通路37a,37bのパチンコ球の流下に変化
をもたせると共に、庇部50を相対的に賞球の払出し量
の少ない供給通路37aに臨ませるようにして、供給通
路37a,37bの通路幅Wより球誘導樋16の開口幅
W1より幅狭としている。なお、本実施の形態において
仕切壁39を球誘導樋16Aの始端側から立設するもの
としたが、球誘導樋16Aの上流側をフラット面とし仕
切壁39を途中から立設するようにしたものでもよい。
【0035】上記構成のパチンコ機は、遊技盤6の遊技
部6aに打ち込まれた打球が、始動入賞口9に入賞する
と、球払出装置18aから入賞球1個に相当する所定の
賞球(例えば6個)が払出され、特定遊技状態となり入
賞装置10に入賞すると球払出装置18bから入賞球1
個に対し所定の賞球(例えば15個)が払出される。
【0036】そして、可変表示装置8の可変表示部が揃
い特定遊技状態となって入賞装置10に一気に入賞する
と、供給通路37bのパチンコ球が流動し、それに伴い
球タンク15のパチンコ球は、底壁26の傾斜によって
球導出口27から供給通路37bに流出する。このと
き、供給通路37aの上方に位置する球タンク15のパ
チンコ球は、図14に示すように供給通路37aに臨む
庇部50により、供給通路37a上に停滞しているパチ
ンコ球に影響されることなく供給通路37bにスムーズ
に供給されることになり、球タンク15のパチンコ球は
均等に流出し、供給通路37aで球詰まりすることなく
確実に球払出装置18aに供給することができる。ま
た、供給通路37a,37bの通路幅を異ならせること
により、パチンコ球の流下に変化をもたせることができ
流れがスムーズになる。なお、供給通路37a,37b
は必ずしもパチンコ球がジグザグ状に並列可能な幅広に
限定されることはなく、庇部50の端部と仕切壁39の
上端間Dにパチンコ球が通過可能な幅を有していればよ
い。さらに、上記した供給通路37a,37bの双方に
前記補助通路38を設けるようにしてもよく、供給通路
37a,37bおよび補助通路38の通路幅Wよりも球
誘導樋16の開口幅W1を幅狭にすればよい。
【0037】また、図16に示すように供給通路37
a,37bのそれぞれに庇部50を庇状に臨ませて、球
誘導樋16Aの開口幅W1を通路幅Wより狭くするよう
にしてもよい。また、供給通路37a,37bの通路幅
をパチンコ球がランダムに流下する幅広とすることによ
り、供給通路37a,37b上のパチンコ球にかかる球
圧が拡散して弱められ、より球詰りを防止すると共に、
球払出装置18a,18bが高速でパチンコ球を払出し
ても供給通路37a,37bのパチンコ球とパチンコ球
の間に隙間があくことがなく、パチンコ球を途切れるこ
となく供給することができる。なお、パチンコ機をCR
機として供給通路37a,37bに貸球用の球払出装置
18aと賞球用の球払出装置18bをそれぞれ接続し
て、供給通路37a,37bのパチンコ球が独立して流
下し、貸球と賞球とを別々に払出すようにしてもよい。
【0038】図17ないし図21は仕切壁39の上端に
庇部50を設けた実施の形態を示し、仕切壁39は互い
の供給通路37a,37bのパチンコ球が干渉しない高
さを有し、庇部50上面を供給通路37a,37bに向
かって下傾させているが、庇部50上面の傾斜は図17
および図18に示すように供給通路37a,37bのど
ちらに下傾するようにしてもよい。また、変形防止手段
として球タンク15の下面に溝状の規制部30aを形成
し、該規制部30aに球誘導樋16の前側壁34上端を
鉤状に屈曲34aさせて嵌めるようにしている。このよ
うに、仕切壁39の上端に庇部50を設けることで球圧
を軽減するのは勿論のこと仕切壁39の歪みや破損を防
止することができる。また、仕切壁39をパチンコ球が
干渉しない高さにすることで、球導出口27を完全に供
給通路37a,37bに対応して分割することになり、
球タンク15の球圧を分散して球詰りすることなくそれ
ぞれの供給通路37a,37bを確実に単独で流下させ
ることができる。
【0039】また、図19および図20に示すように、
仕切壁39から供給通路37a,37bの双方に庇部5
0を設けるようにしてもよく、本実施の形態において上
面を山型にしてそれぞれの供給通路37a,37bに臨
ませて、庇部50全体を球誘導樋16Aの傾斜と同方向
に傾斜させている。このため、球タンク15の底壁26
傾斜と傾斜が異なっているため球導出口27から流出す
る球圧を弱めることができる。また、庇部50の上面を
パチンコ球が転動可能なフラットとすることで、庇部5
0が複数の供給通路37a,37bにパチンコ球を供給
する補助通路的な働きをし、あまり流下しない供給通路
側のパチンコ球を頻繁に流下する供給通路側に流出させ
てパチンコ球を偏ることなく均等に流出し、球噛み,球
詰りすることなく球払出装置18に確実に供給すること
ができる。このとき上面の傾斜方向を、球タンク15の
底壁26傾斜と同一傾斜とした場合は、図21に示すよ
うに傾斜下端にパチンコ球を供給通路37a,37bに
導くガイド部52を設けるようにするのがよい。なお、
ガイド部52は図示した供給通路37bに導くようにし
ても山型にして供給通路37a,37bに導くようにし
てもよい。さらにガイド部52は、庇部50に設けるこ
となく球タンク15の左側壁24に設けるようにしても
よい。53は、庇部50を支持して仕切壁39が倒れな
いように球タンク15に設けられた倒れ防止片であり、
この倒れ防止片53を設けることにより庇部50上のパ
チンコ球による仕切壁39の捩れ歪みを確実に防止する
ことができ、供給通路37a,37bの流下に支障をき
たすことがない。なお、倒れ防止片53はパチンコ球の
流下に支障をきたさない大きさが好ましい。
【0040】また、図22に示すように庇部50の上面
をフラットであり球タンク15の底壁26傾斜と異傾斜
とした場合には、庇部50の傾斜下端を図20に示す山
型またはどちらかの供給通路37a,37bに導く傾斜
面とすればよい。また、庇部50の上面をどちらか一方
の供給通路37a,37bに下傾するようにしてもよ
く、例えば図23に示すようにCR機の貸球のように一
度に多くのパチンコ球(25個)が払出される供給通路
37b側に下傾させ、供給通路37a,37bに掛かる
球圧を異ならせ均等の球圧が掛からないようにするのが
よい。
【0041】また、球圧のバランスを変えるために庇部
50の傾斜を図24矢印に示すように変化させたり、図
25に示すように球誘導樋16Aの前後側壁33,34
および仕切壁39上端に庇部50を段状に交互に供給通
路37a,37bに臨ませたりすることで、球タンク1
5内の球圧が不均等となってパチンコ球のバランスが崩
れ、パチンコ球が球導出口27からスムーズに流出し
て、球詰まりすることもなく供給通路37a,37bを
流下させることができる。また、図26に示すように庇
部50を段状に形成し、さらに庇部50の傾斜を矢印に
示すように交互に変化させることで球導出口27におい
て従来にないパチンコ球の流動が実現でき、どのように
球タンクおよび球誘導樋が変化しても球払出装置への確
実な供給が可能となる。なお、傾斜方向はランダムにし
てもよい。
【0042】このように、球導出口27にかかる球圧を
変化することができるため、球誘導樋16と球タンク1
5の底壁26との間隔を、球導出口27ではパチンコ球
2個が通過しない高さとすることができ、それに伴い窓
部14を大きくすることができる。このためパチンコ機
の遊技内容が高度化し、可変表示装置8やその遊技内容
を制御する回路基板が大きくなり、それに伴ってその回
路基板を収納する基盤ボックス12が大きくなっても充
分に対応することができる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、球導出口の開口幅をその下方に
位置する球誘導樋の通路幅より幅狭としたことで、球噛
み,球詰りを防ぎ球払出装置に確実に供給することがで
きる。また、球詰りを防ぐことで、従来のパチンコ機よ
りも球誘導樋を上方に設けることができ、その結果基板
ボックスや可変表示装置等の中央役物を臨ませるための
窓部を大きく形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】パチンコ機の裏面図である。
【図3】球タンク部分の正面断面図である。
【図4】球タンク部分の球導出口部分の要部平面図であ
る。
【図5】球タンクと球誘導樋との関係を示す側断面図で
ある。
【図6】前側壁に庇部を設けた実施の形態の要部平面図
である。
【図7】前側壁に庇部を設けた実施の形態の側断面図で
ある。
【図8】前側壁に庇部を設けた他の実施の形態の側断面
図である。
【図9】庇部を交互に設けた実施の形態の要部平面図で
ある。
【図10】他の実施の形態の要部平面図である。
【図11】補助通路を設けた実施の形態の側断面図であ
る。
【図12】補助通路を設けた他の実施の形態の側断面図
である。
【図13】補助通路を複数設けた実施の形態の側断面図
である。
【図14】他の実施の形態のパチンコ球の要部裏面図で
ある。
【図15】供給通路を複数設けた実施の形態の側断面図
である。
【図16】供給通路を複数設けた他の実施の形態の側断
面図である。
【図17】仕切壁に庇部を設けた実施の形態の側断面図
である。
【図18】仕切壁に庇部を設けた実施の形態の側断面図
である。
【図19】仕切壁に庇部を設けた他の実施の形態の要部
平面図である。
【図20】仕切壁に庇部を設けた他の実施の形態の側断
面図である。
【図21】仕切壁の庇部をフラットとした実施の形態の
要部平面図である。
【図22】仕切壁の庇部をフラットとした実施の形態の
正面断面図である。
【図23】仕切壁に庇部を設けた他の実施の形態の側断
面図である。
【図24】仕切壁の庇部の傾斜を異ならせた実施の形態
の要部平面図である。
【図25】側壁および仕切壁に庇部を設けた実施の形態
の要部平面図である。
【図26】仕切壁に庇部を設けた他の実施の形態の要部
平面図である。
【図27】球払出装置部分の正面断面図である。
【符号の説明】
13 機構板 15 球タンク 16,16A 球誘導樋 18,18a,18b 球払出装置 33 後側壁 34 前側壁 35 底壁 37,37a,37b 供給通路 39 仕切壁 50 庇部 W 通路幅 W1 開口幅

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機構板の裏面に配設されパチンコ球を貯
    留する球タンクと、所定数のパチンコ球を払出す球払出
    装置と、前記球タンクから流出するパチンコ球を整列し
    て前記球払出装置に導く供給通路を有する球誘導樋とを
    備えたパチンコ機において、 前記球誘導樋は底壁と側壁とで上面開放した樋状に形成
    され、供給通路の通路幅より上面開口幅を幅狭としたこ
    とを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記側壁上部に庇部を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記球誘導樋は、仕切壁により複数の供
    給通路を設けたことを特徴とする請求項1または2記載
    のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記供給通路の通路幅を異ならせたこと
    を特徴とする請求項3記載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】 前記仕切壁に庇部を設けたことを特徴と
    する請求項3または4記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 前記球誘導樋は、供給通路の下流側で合
    流する補助通路を併設したことを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載のパチンコ機。
  7. 【請求項7】 前記供給通路の通路幅をパチンコ球がラ
    ンダムに並列可能な幅広としたことを特徴とする請求項
    1ないし6のいずれかに記載のパチンコ機。
  8. 【請求項8】 前記補助通路を複数設けたことを特徴と
    する請求項6または7記載のパチンコ機。
  9. 【請求項9】 前記補助通路の通路幅をパチンコ球がラ
    ンダムに並列可能な幅広としたことを特徴とする請求項
    6ないし8のいずれかに記載のパチンコ機。
  10. 【請求項10】 前記庇部を少なくとも稼動率の低い側
    の供給通路に臨ませるようにしたことを特徴とする請求
    項3ないし9のいずれかに記載のパチンコ機。
  11. 【請求項11】 前記球誘導樋の開口を段状に形成した
    ことを特徴とする請求項1ないし10記載のいずれかに
    パチンコ機。
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