JP2007037701A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 球整列路の入口で球詰まりを生じ難くすることができ、球貯留タンク内の遊技球をスムーズに排出することができる遊技機を提供する。
【解決手段】 球貯留タンク21と球整列路22と球排出部とを連設し、球貯留タンク21は、遊技球を2条に整列する絞込み部26を備え、球整列路22は、第1流路28および第2流路29と、仕切壁30とを備え、該仕切壁30の上端部を球整列路22の上流側から下流側へ向けて次第に高くなる状態に設定し、絞込み部26は、第1絞込み部58と第2絞込み部59とから構成され、第1絞込み部58の球整列路22側の端部58cを第2絞込み部59の球整列路22側の端部59cよりも球整列路22の下流寄りに配置し、仕切壁30の上端部を第1流路28側へ向けて下り傾斜させた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、該球貯留タンクからの遊技球を整列しながら流下させる球整列路と、該球整列路により整列された遊技球を排出可能な球排出部とを連設した遊技機に関する。
遊技球を使用して遊技を行う遊技機の代表的なものとしてパチンコ遊技機がある。このパチンコ遊技機の裏面側に遊技演出表示を行う表示装置の後部を配置し、該表示装置の上方には、遊技球を貯留する球貯留タンクが設けられている。そして、遊技球が入賞口へ入賞すると、球排出部が作動して球貯留タンクに貯留された遊技球を賞球としてパチンコ遊技機の前面の上皿に排出するように構成されている。また、球貸し操作が行われた場合にも、球排出部が作動して球貯留タンク内の遊技球を上皿に排出する。
球排出部は、球貯留タンクの下方に延設された球整列路の下流側に設けられているものが一般的であった。しかし、部品点数を低減して配置スペースやコストを削減するべく、例えば、球貯留タンクと球整列路(整列部)と球排出部(玉払出し装置)を同一傾斜通路上に連設した球貯留ユニット(パチンコ玉ホッパー)が提案されている(特許文献1参照)。このような構成の球貯留ユニットを備えたパチンコ遊技機は、その裏面側のうち球貯留タンクの下方のスペースを広く確保することができ、大型化された表示装置の後部を配置し易い。
特開2004−283317号公報
ところで、上記特許文献に記載のパチンコ遊技機では、球貯留ユニットをパチンコ遊技機の左右幅内に収めるために、球貯留タンクの長手方向のタンク長さ(パチンコ遊技機の左右方向に沿った長さ)を従来の球貯留タンクよりも短く設定する必要がある。このため、球貯留タンクのうち、球整列路と接続する下流部の幅員(パチンコ遊技機の前後方向に沿った幅員)を球整列路の幅員まで(例えば、遊技球2個分の幅程度まで)極端に絞り込まなければならない。したがって、球貯留タンクと球整列路との接続部分において、球貯留タンク内を流下する遊技球が密集して球詰まりを生じ易くなり、これにより、球貯留タンク内の遊技球を迅速に球排出部へ送ることができず、遊技球の排出をスムーズに行うことができない虞がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、球整列路の入口で球詰まりを生じ難くすることができ、球貯留タンク内の遊技球をスムーズに排出することができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、外部から供給される遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、該球貯留タンクの下流側に連通し、遊技球を整列しながら流下させる球整列路と、該球整列路により整列された遊技球を排出可能な球排出部とを同一下り傾斜方向に連設した遊技機であって、
前記球貯留タンクは、球整列路との連通空間部に配置され、該連通空間部の幅員を上流側から下流側へ向けて次第に狭め、当該球貯留タンクを流下する遊技球を2条に整列する絞込み部を備え、
前記球整列路は、絞込み部で整列された遊技球を1条ずつに分けて流下させる第1流路および第2流路と、該第1流路および第2流路を仕切る仕切壁とを備え、該仕切壁の上端部を球整列路の上流側から下流側へ向けて次第に高くなる状態に設定し、
前記絞込み部は、球貯留タンクの一側から第1流路の仕切壁とは反対側に亘って配置された第1絞込み部と、球貯留タンクの他側から第2流路の仕切壁とは反対側に亘って配置された第2絞込み部とから構成され、
前記第1絞込み部の球整列路側の端部を第2絞込み部の球整列路側の端部よりも球整列路の下流寄りに配置し、仕切壁の上端部を第1流路側へ向けて下り傾斜させたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記球貯留タンクの球整列路寄りに球補給スイッチを配置し、
該球補給スイッチは、前記球貯留タンク内の遊技球が載ると球貯留タンクの底部と略面一となる位置に配置される状態に変換し、遊技球が外れると前記底部から突出した状態に変換する踏板と、該踏板の状態変換を検出可能な検出センサとを備え、
前記踏板のうち球貯留タンクの上流側に臨ませた縁部を、遊技球の流下方向に対して傾斜または湾曲した形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記球貯留タンクの底部のうち踏板の上流側縁部の近傍に、遊技球の流下方向を変化可能な突部を突設したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記踏板を第1流路の延長線上に配置したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遊技機である。
請求項5に記載のものは、前記第1絞込み部の球整列路側の端部を第1整列路の上流部の側方に配置したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の遊技機である。
請求項6に記載のものは、前記球整列路は、第1流路および第2流路を遊技機の前後方向に並べた状態で備え、第1流路を第2流路よりも遊技機の後寄りに配置したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、球貯留タンクは、球整列路との連通空間部に配置され、該連通空間部の幅員を上流側から下流側へ向けて次第に狭め、当該球貯留タンクを流下する遊技球を2条に整列する絞込み部を備え、球整列路は、絞込み部で整列された遊技球を1条ずつに分けて流下させる第1流路および第2流路と、該第1流路および第2流路を仕切る仕切壁とを備え、該仕切壁の上端部を球整列路の上流側から下流側へ向けて次第に高くなる状態に設定したので、仕切壁の上流側の端部、すなわち第1流路および第2流路の入口において、遊技球を次第に第1流路および第2流路へ分けながら流下させることができる。したがって、球整列路の入口で遊技球が仕切壁に引っ掛かって球詰まりを生じることを抑えることができ、遊技球を球排出部へ迅速に流下させることができる。
また、絞込み部は、球貯留タンクの一側から第1流路の仕切壁とは反対側に亘って配置された第1絞込み部と、球貯留タンクの他側から第2流路の仕切壁とは反対側に亘って配置された第2絞込み部とから構成され、第1絞込み部の球整列路側の端部を第2絞込み部の球整列路側の端部よりも球整列路の下流寄りに配置し、仕切壁の上端部を第1流路側へ向けて下り傾斜させたので、第1流路の入口を第2流路の入口よりも広く設定することができる。したがって、球貯留タンクから流下してくる遊技球を第2流路よりも第1流路へ取り込み易くなる。さらに、遊技球が第1流路から受ける流下抵抗を第2流路から受ける流下抵抗よりも小さく抑えることができ、第1流路内に流入する遊技球を第2流路内に流入する遊技球よりも速く移動させることができる。このことから、球整列路の上流部で遊技球がバランスを取って詰まってしまうトラブルの発生を防止することができる。これにより、球貯留タンク内の遊技球を迅速に球排出部へ送ることができ、遊技球の排出をスムーズに行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、球貯留タンクの球整列路寄りに球補給スイッチを配置し、該球補給スイッチは、前記球貯留タンク内の遊技球が載ると球貯留タンクの底部と略面一となる位置に配置される状態に変換し、遊技球が外れると前記底部から突出した状態に変換する踏板と、該踏板の状態変換を検出可能な検出センサとを備え、踏板のうち球貯留タンクの上流側に臨ませた縁部を、遊技球の流下方向に対して傾斜または湾曲した形状に形成したので、球整列路へ向けて流下する遊技球のうち、踏板の上流側の縁部に到達した遊技球の流下方向を変えることができる。したがって、遊技球が同じ方向へ流下しながら球整列路の入口に集中することを抑えることができ、球整列路の入口で遊技球が詰まってしまう不具合を生じ難くすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、球貯留タンクの底部のうち踏板の上流側縁部の近傍に、遊技球の流下方向を変化可能な突部を突設したので、踏板よりも上流側で遊技球の流下方向を変えることができ、遊技球が同じ方向へ流下しながら球整列路の入口に集中することを抑えることができる。また、踏板の上流側に遊技球が引っ掛かって停留する不都合を抑えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、踏板を第1流路の延長線上に配置したので、外部から供給された遊技球が通過し易い箇所に遊技球を検出する手段を配置することができる。したがって、球貯留タンク内に遊技球が補給されていることを迅速に検出することができる。また、球貯留タンク内の遊技球が減少してきた場合でも、踏板上に遊技球を載せてから通過させることができ、球貯留タンク内に遊技球が残っていることを検出することができる。したがって、遊技球が残っているにも拘らず補給信号が送信される不都合をなくそうとすることができる。さらに、踏板上に遊技球が載ったり載らなかったりして球補給スイッチが頻繁にオン・オフを繰り返す(所謂チャタリングが発生する)不具合を抑えることができる。このことから、遊技機設置島設備へ補給信号が頻繁に送信されて、その度に遊技球の補給が行われるという煩雑さを解消することができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1絞込み部の球整列路側の端部を第1整列路の上流部の側方に配置したので、第1流路の入口を更に広く設定することができる。したがって、球貯留タンクから流下してくる遊技球を第1流路へ一層取り込み易くなる。
請求項6に記載の発明によれば、球整列路は、第1流路および第2流路を遊技機の前後方向に並べた状態で備え、第1流路を第2流路よりも遊技機の後寄りに配置したので、遊技機の上部を後側に傾けて第1流路の入口を第2流路の入口よりも低い位置に配置することができる。したがって、簡単な構成で第1流路に遊技球を集め易くすることができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の背面斜視図である。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2に、大きな開放開口を有する額縁状の前面枠(内枠)3の一側を開閉可能に軸着し、該前面枠3の裏側に裏機構ユニット4を取り付けている。裏機構ユニット4は、液晶表示装置などの表示装置(図示せず)を前方から嵌め込み、この表示装置の前面側を遊技盤(図示せず)に開設した開口から前方(遊技者側)へ臨ませている。また、裏機構ユニット4の下方には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置7、排出制御装置8、電源装置9、中継基板10等をそれぞれ配設している。さらに、裏機構ユニット4の上方に球貯留ユニット15を配設し、裏機構ユニット4の側部(図1中右側部)には、球貯留ユニット15から排出される遊技球をパチンコ遊技機1の前面の上皿あるいは遊技機島設備内の下部の球回収樋(いずれも図示せず)へ流下させる球流路16を備えている。そして、球貯留ユニット15の上方には、遊技機設置島設備内に設けられ、遊技機設置島設備からパチンコ遊技機1の球貯留ユニット15へ遊技球を補給するための補給装置(図示せず)が配置されている。
次に、球貯留ユニット15について説明する。
球貯留ユニット15は、補給装置から補給された遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な装置である。この球貯留ユニット15は、図2に示すように、遊技球を貯留可能な球貯留タンク21と、球貯留タンク21に貯留された遊技球を整列しながら流下させる球整列路22と、該球整列路22により整列された遊技球を排出可能な球排出部23とを備え、上流側から球貯留タンク21、球整列路22、球排出部23の順序に並べて同一下り傾斜方向に連設した状態で配置している。
球貯留タンク21は、パチンコ遊技機1の外部、具体的には遊技機設置島設備の補給装置から供給(補給)される遊技球を貯留するためのものである。この球貯留タンク21は、上面が開口した横長な有底箱体状に形成され、パチンコ遊技機1の裏側の一側寄り(図1中左寄り)に配置されている。また、球貯留タンク21の前後幅(パチンコ遊技機1の前後方向に沿った幅)を遊技球の略8個分の幅に設定し(図8参照)、球貯留タンク21の底部を一側(図2中左側)から他側(図2中右側)へ向けて下り傾斜させ、底部の傾斜下端側には、球整列路22と当該球貯留タンク21とを連通する連通空間部25を設けている。さらに、該連通空間部25のうち、球貯留タンク21の下り傾斜方向の左右両側(言い換えると、球貯留タンク21の傾斜下端部の前後両側)には、連通空間部25の幅員を上流側から下流側へ向けて次第に狭める絞込み部26を配置し、この絞込み部26により、球貯留タンク21内を流下する遊技球を2条に整列できるように構成されている。なお、絞込み部26の構成については、後で詳細に説明する。
球整列路22は、球貯留タンク21の下流端部に連通し、上面を開放した樋状の通路であり、球貯留タンク21の前後方向(図2(a)中上下方向)の中間部分からパチンコ遊技機1の左右方向に沿って延設され、球貯留タンク21の傾斜下端側からパチンコ遊技機1の側方(図2中右側方)へ向けて下り傾斜した状態で配置されている。また、球整列路22の幅を球貯留タンク21の前後幅よりも狭い幅、具体的には遊技球の略2個分の幅に設定し、当該球整列路22の内側には、絞込み部26で整列された遊技球を1条ずつに分けて流下させる第1流路28および第2流路29と、該第1流路28および第2流路29を仕切る仕切壁30とを備えている。そして、第1流路28および第2流路29をパチンコ遊技機1の前後方向に並べた状態で配置している。
第1流路28は、球整列路22の後側(図2(a)中下側)、すなわち第2流路29よりもパチンコ遊技機1の後寄りに配置され、遊技球を1条に並べて流下可能な流路である。そして、第1流路28の底部のうち、仕切壁30寄りの部分および球整列路22の後側壁寄りの部分には、遊技球よりも狭く設定された埃落とし用の溝部31を下り傾斜方向に沿って開設している。また、第2流路29は、球整列路22の前側(図2(a)中上側)、すなわち第1流路28よりもパチンコ遊技機1の前寄りに配置され、遊技球を1条に並べて流下可能な流路である。そして、第2流路29の底部のうち、仕切壁30寄りの部分および球整列路22の前側壁寄りの部分には、遊技球よりも狭く設定された埃落とし用の溝部32を下り傾斜方向に沿って開設している。
仕切壁30は、球整列路22の幅方向(前後方向)の略中央に立設されるとともに、球整列路22の長手方向に沿って延設された平板状の壁部である。この仕切壁30は、図2(b)および図5(a)に示すように、球整列路22の上流側(図2(b)中左側)に位置する部分の上端部を球整列路22の上流側から下流側へ向けて次第に高くなる状態に設定している。さらに、図3に示すように、仕切壁30の上端部の全体を第1流路28側(図中左側)へ向けて下り傾斜させ、仕切壁30のうち第1流路28に臨む側壁を第2流路29に臨む側壁よりも低くなる状態に設定している。
そして、球整列路22の長手方向の途中には、第1球均し部材35と第2球均し部材36とを第1流路28および第2流路29の上方に臨ませた状態で配置している。第1球均し部材35は、球整列路22に流入した遊技球の積み重なり状態を解消するための部材である。この第1球均し部材35は、第1流路28の中間部分の上方および第2流路29の中間部分の上方にそれぞれ配置され、当該第1球均し部材35の上端部を揺動軸37により軸支して球整列路22の延設方向に沿って揺動自在とし、当該第1球均し部材35の下端部を遊技球に当接していない垂下状態で第1流路28または第2流路29の底面から遊技球1個分の高さよりも低い位置に配置可能となるように構成されている。したがって、複数の遊技球が積み重なった状態で第1流路28または第2流路29を流下すると、第1球均し部材35は、その下部に遊技球を当接して揺動するとともに、当該第1球均し部材35の自重で遊技球を押圧して均すことができる。これにより、遊技球が積み重ならない状態で球整列路22の下流側へ流下させることができる。
また、第2球均し部材36は、第1球均し部材35により均し切れなかった遊技球の並びの凹凸を均すための部材であり、球整列路22の下流端にビスなどの止着部材38により止着固定されている。この第2球均し部材36は、その幅を球整列路22内の前後幅(すなわち第1流路28、仕切壁30、第2流路29に亘る幅)に略等しく設定している。また、第2球均し部材36の下部には、球整列路22の下流側へ向けて下り傾斜した傾斜面を形成し、該傾斜面の下端と球整列路22の底面との距離を遊技球の直径よりも僅かに広い距離に設定している。したがって、遊技球が第2球均し部材36の下方を流下すると、第2球均し部材36は、その下部に、上方へ突出した遊技球を当接して遊技球の並びの凹凸(詳しくは上下方向の凹凸)を均し、遊技球を第1流路28の底面または第2流路29の底面に沿って1列に並んだ状態で流下させることができる。
球排出部23は、球整列路22を流下してきた遊技球を球流路16へ排出するためのものである。この球排出部23は、図2および図4に示すように、球整列路22の下流端部の側方(図中右側方)に配置されたケーシング部40と、該ケーシング部40の内側に回転可能な状態で収容されたスプロケット(保持回転体)41と、該スプロケット41を回転駆動させる排出駆動モータ42とを備えて構成されている。
ケーシング部40は、その内部に区画壁部43を仕切壁30の延長線上に位置する状態で立設して、ケーシング部40内の空間を第1空間部44と第2空間部45とに区画し、第1空間部44を第2空間部45よりもパチンコ遊技機1の後寄りに配置し、第1空間部44を第1流路28の下流部に連通し、第2空間部45を第2流路29の下流部に連通している。また、第1空間部44の下方には、球流路16に連通する第1連通口46を開設し、第2空間部45の下方には、球流路16に連通する第2連通口47を開設し、第1連通口46を第2連通口47よりもパチンコ遊技機1の後寄りに開設している。なお、ケーシング部40の下方に配設される球流路16は、第1連通口46の下方および第2連通口47の下方に位置する球入口に球検出センサ50をそれぞれ配置し、該球検出センサ50により球排出部23(すなわち球貯留ユニット15)から排出される遊技球を検出できるように構成されている。
スプロケット41は、回転軸を横向きに配置した姿勢で第1空間部44および第2空間部45にそれぞれ収容されている。また、当該スプロケット41の外周縁部には、遊技球を受け入れて保持可能な球保持部52を複数(本実施形態では6箇所)備えている。この球保持部52は、背面視(図2(b)参照)において遊技球の外形に倣った円弧状の切欠によって構成されて遊技球を1個ずつ保持可能とし、スプロケット41の周方向に沿って等間隔に形成されている。
さらに、第1空間部44に収容されるスプロケット41(第1スプロケット41a)は、球保持部52の先端部分、すなわちスプロケット41の外周縁部を第1流路28の下流部および第1連通口46に臨ませる状態で配置されている。また、第2空間部45に収容されるスプロケット41(第2スプロケット41b)は、球保持部52の先端部分、すなわちスプロケット41の外周縁部を第2流路29の下流部および第2連通口47に臨ませる状態で配置されている。そして、第1スプロケット41aおよび第2スプロケット41bは、互いに球保持部52の半個分だけ位相がずれた状態で排出駆動モータ42の出力軸42aに固定され、遊技球の半個分だけ位相をずらして回転するように構成されている。したがって、第1スプロケット41aおよび第2スプロケット41bは、一体に回転し、球整列路22側へ向けた球保持部52を下方に移動させる方向(図2(b)中矢印で示す排出回転方向)へ回転することにより、第1連通口46からの遊技球の排出と、第2連通口47からの遊技球の排出とを交互に行うことができるように構成されている。これにより、第1流路28および第2流路29に整列した遊技球を1個ずつ球流路16へ排出することができる。
排出駆動モータ42は、ケーシング部40の前側(図2(a)中上側)の側壁部に止着部材53で止着され、出力軸42aを区画壁部43に開設した挿通孔54に挿通した状態でスプロケット41を固定し、出力軸42aの先端部をケーシング部40の後側(図2(a)中下側)の側壁部に設けられた軸受部55に支持している。
次に、球貯留タンク21の絞込み部26について説明する。
絞込み部26は、図5に示すように、球貯留タンク21の後側(前後方向の一側)に位置する第1絞込み部58と、前側(前後方向の他側)に位置する第2絞込み部59とにより構成されている。第1絞込み部58は、球貯留タンク21の後側の下流部から第1流路28の仕切壁30とは反対側(言い換えると球整列路22の後側壁)に亘って配置され、球貯留タンク21内へ向けて膨出した状態で形成されている。また、球貯留タンク21の底部から球貯留タンク21の上側縁に亘って形成され、球貯留タンク21の上側縁に位置する第1絞込み上縁部58aを球貯留タンク21の底部に位置する第1絞込み下縁部58bよりも球整列路22側へずらした位置に配置している。さらに、第1絞込み部58の内側面を上方へ向かうに連れて次第に球整列路22側へ湾曲する状態に形成している。
第2絞込み部59は、球貯留タンク21の後側の下流部から第2流路29の仕切壁30とは反対側(言い換えると球整列路22の前側壁)に亘って配置され、球貯留タンク21内へ向けて膨出した状態で形成されている。また、球貯留タンク21の底部から球貯留タンク21の上側縁に亘って形成され、球貯留タンク21の上側縁に位置する第2絞込み上縁部59aを球貯留タンク21の底部に位置する第2絞込み下縁部59bよりも球整列路22側へずらした位置に配置している。さらに、第2絞込み部59の内側面を上方へ向かうに連れて次第に球整列路22側へ湾曲する状態に形成している。
また、第1絞込み部58の球整列路22側の端部(下流側端部)58cを第2絞込み部59の球整列路22側の端部(下流側端部)59cよりも球整列路22の下流寄りに配置し、さらに、第1絞込み部58の下流側端部58cを第1流路28の上流部の側方に配置して、第1絞込み部58の途中部分を第1流路28の上流端の側方に位置するように構成している。したがって、第1流路28の入口となる上流端、詳しくは第1流路28の上流端の上部を第1流路28の底部の幅よりも広く設定し、さらには第2流路29の幅よりも広く設定している(図3(a)および図5(b)参照)。
そして、球貯留タンク21の底部の球整列路22寄りには、球貯留タンク21内の遊技球の有無(球不足状態であるか否か)を検出可能な球補給スイッチ61を配置している。球補給スイッチ61は、球貯留タンク21内に臨ませた踏板62と、該踏板62の状態変換を検出可能な検出センサ63とを備えて構成され、踏板62を第1絞込み部58と第2絞込み部59との間、詳しくは、第1流路28の上流側の延長線L上に配置している。
踏板62は、上面を平坦に形成し、球貯留タンク21の長手方向に沿って横長な八角形状の板部材である。また、球貯留タンク21の底部に形成された横長な八角形状の開口部65に嵌って該開口部65を塞げる程度の大きさに形成され、第1絞込み部58の第1絞込み下縁部58bから球貯留タンク21の前側へ遊技球の半径よりも狭い距離Xを隔てて配置されている(図6(b)参照)。そして、踏板62のうち球貯留タンク21の上流側に臨ませた縁部62aを遊技球の流下方向に対して傾斜した形状、具体的には、球貯留タンク21の下流側へ向けて次第に第1絞込み部58または第2絞込み部59に近づく状態に形成して、踏板62の上流側の幅を下流側へ向けて次第に拡げる状態に設定している。さらに、踏板62の下流側縁部62bを球貯留タンク21の下流側へ向けて次第に第1流路28の入口の中心部分へ近づく状態に形成して、踏板62の下流側の幅を第1流路28側へ向けて次第に狭める状態に設定している。なお、本実施形態では、踏板62の上流側縁部62aおよび下流側縁部62bを直線状に形成したが、本発明はこれに限定されず、湾曲した形状に形成してもよい。
また、踏板62のうち、球貯留タンク21の上流側に位置する端部(図中左端部)には軸受部67を形成し、該軸受部67と軸部材68とを介して球貯留タンク21の下部に踏板62を回動自在な状態で軸着している。また、軸部材68に付勢部材としてのスプリング69を設け、該スプリング69により踏板62の下流側端部(図中右端部)が上方へ向けて回動する方向、すなわち球貯留タンク21内に移動する方向に付勢されている。さらに、踏板62の後側縁部には、爪状の回動規制部70を外方へ向けて延設している。そして、踏板62の下流側端部には、検出センサ63が検出可能な検出片71を下方へ向けて突設している。このような構成を備えた踏板62は、球貯留タンク21内の遊技球が載ると、開口部65内に配置されて球貯留タンク21の底部と略面一となる状態(第1状態)に変換し、遊技球が外れると、スプリング69により回動して底部から突出した状態(第2状態)に変換する。そして、第2状態では、開口部65の縁部に回動規制部70を係合して当該踏板62の回動が規制される。
さらに、第1状態に変換した踏板62は、開口部65との間に溝部73を形成し、この溝部73により遊技球を案内できるように構成されている(図8参照)。具体的に説明すると、踏板62の上流側縁部62aと開口部65の上流側縁部とで形成された溝部73は、球貯留タンク21の下流側へ向けて次第に第1絞込み部58または第2絞込み部59に近づく状態に延設され、遊技球を絞込み部26に向かわせながら流下させるように構成される。また、踏板62の下流側縁部62bと開口部65の下流側縁部とで形成された溝部73は、球貯留タンク21の下流側へ向けて次第に第1流路28の入口の中心部分へ近づく状態に延設され、遊技球を第1流路28へ案内するように構成される。
検出センサ63は、踏板62の検出片71を検出しているか否かにより踏板62の状態変換を検出可能なセンサであり、センサホルダ75に収納された状態で開口部65の下流側縁部の下部に配置されている(図6(a)参照)。そして、踏板62が第1状態に変換して検出片71を検出すると、遊技球が球貯留タンク21内に貯留されたことを知らせる球貯留検出信号を送信し、この球貯留検出信号の送信に基づいて、遊技機設置島設備の補給装置に遊技球の補給要求が停止される。また、踏板62が第2状態に変換して検出片71の検出が解除されると、検出信号の送信を停止し、この検出信号の送信停止に基づいて、遊技機設置島設備の補給装置に遊技球の補給が要求される。
さらに、球貯留タンク21の底部のうち踏板62の上流側縁部62aの近傍には、遊技球の流下方向を変化可能な突部77を突設している。この突部77は、球貯留タンク21の上流側から流下してくる遊技球を球貯留タンク21の下り傾斜方向に対して左右へ振り分ける振分部材として機能するものである。具体的には、図6に示すように、先端部を球貯留タンク21の上流側に配置した略鏃状に形成され、当該突部77のうち球貯留タンク21の上流側から見て左右両側には、遊技球を第1絞込み部58または第2絞込み部59へ誘導可能な球誘導部78を上方へ向けて上り傾斜した状態で配置している。また、球誘導部78の基端部(下縁部)を踏板62の上流側の縁部の延長線上に配置している。
そして、本実施形態のパチンコ遊技機1は、遊技機設置島設備に設置されると、上端部を下端部よりも僅かに後方へ配置し、前面枠3の前側に縦向きで配置される遊技盤および遊技盤の前面に形成される遊技領域(いずれも図示せず)を僅かに下り傾斜させる。これは、遊技領域を流下する遊技球の転動時間を長くして遊技球が遊技領域上の植設釘に当たり易くし、遊技球を複雑に流下させて遊技の興趣を高めるためである。このパチンコ遊技機1の傾斜姿勢(所謂ねかせ)により、球貯留ユニット15は、後側が前側よりも僅かに下方に位置した姿勢で配置される。したがって、球貯留タンク21は、その底部を左右方向へ傾斜させるだけではなく、前後方向へ傾斜、詳しくは後側へ向けて下り傾斜させている。これにより、球貯留タンク21の底部を上流部の前側から下流部の後側へ向けて下り傾斜(図2(a)中白抜きの矢印で示す方向に下り傾斜)させて、球貯留タンク21内の遊技球が球補給スイッチ61の踏板62へ向けて流下し易いように構成される。また、第1流路28の上流部(入口)が第2流路29の上流部(入口)よりも下方に配置される。
次に、球貯留ユニット15の作用、特に球貯留タンク21内の遊技球の流下について説明する。
まず、遊技球が貯留されていない状態の球貯留タンク21に遊技球を補給すると、図7(a)に示すように、遊技球は、球貯留タンク21の底部の傾斜方向に沿って転動して踏板62に近づいたり、あるいは絞込み部26に到達したりする。
踏板62にその上流側から近づいた遊技球は、図6(b)および(c)に示すように、突部77、詳しくは突部77の球誘導部78により流下方向の左右両側方へ振り分けられて、球整列路22の入口に到達する。したがって、踏板62よりも上流側で遊技球の流下方向を変えることができ、遊技球が同じ方向へ流下しながら球整列路22の入口に集中することを抑えることができる。また、踏板62の上流側に遊技球が引っ掛かって停留する不都合を抑えることができる。
遊技球が貯留されていない状態では遊技球が踏板62に載っていないため、踏板62は第2状態に変換し、踏板62の縁部が球貯留タンク21の底部よりも上方に配置される。このため、踏板62の縁部は、球貯留タンク21から球整列路22へ流下する遊技球と衝接可能となる。さらに、踏板62のうち球貯留タンク21の上流側に臨ませた上流側縁部62aを遊技球の流下方向に対して傾斜させているので、球整列路22へ向けて流下する遊技球のうち、踏板62の上流側縁部62aに到達した遊技球の流下方向を変えることができる。このことから、遊技球が同じ方向へ流下しながら球整列路22の入口に集中することを抑えることができ、球整列路22の入口で遊技球が詰まってしまう不具合を生じ難くすることができる。また、踏板62の下流側の幅を第1流路28側へ向けて次第に狭める状態に設定しているので、第1流路28へ流下しようとする遊技球を邪魔することがなく、遊技球をスムーズに第1流路28へ流下させることができる。
一方、絞込み部26(第1絞込み部58または第2絞込み部59)に到達した遊技球は、この絞込み部26に沿って球貯留タンク21の前後方向の中央部分に寄りながら流下し、球整列路22の入口に到達する。
このようにして球整列路22の入口に到達した遊技球は、さらに流下して球整列路22を流下する。このとき、仕切壁30の上端部を球整列路22の上流側から下流側へ向けて次第に高くなる状態に設定したので、仕切壁30の上流側の端部、すなわち第1流路28および第2流路29の入口において、遊技球を次第に第1流路28および第2流路29へ分けながら流下させることができる。したがって、球整列路22の入口で遊技球が仕切壁30に引っ掛かって球詰まりを生じることを抑えることができ、遊技球を球排出部23へ迅速に流下させることができる。また、第1絞込み部58の球整列路22側の端部を第2絞込み部59の球整列路22側の端部よりも球整列路22の下流寄りに配置し、仕切壁30の上端部を第1流路28側へ向けて下り傾斜させたことにより、第1流路28の入口が第2流路29の入口よりも広く設定されている。したがって、球貯留タンク21から流下してくる遊技球を第2流路29よりも第1流路28へ取り込み易くなる。さらに、遊技球が第1流路28から受ける流下抵抗を第2流路29から受ける流下抵抗よりも小さく抑えることができ、第1流路28内に流入する遊技球を第2流路29内に流入する遊技球よりも速く移動させることができる。このことから、球整列路22の上流部で遊技球がバランスを取って詰まってしまうトラブルの発生を防止することができる。これにより、球貯留タンク21内の遊技球を迅速に球排出部23へ送ることができ、遊技球の排出をスムーズに行うことができる。
さらに、第1絞込み部58の球整列路22側の端部を第1流路28の上流部の側方に配置したので、第1流路28の入口を更に広く設定することができる。したがって、球貯留タンク21から流下してくる遊技球を第1流路28へ一層取り込み易くなる(図7(b)参照)。そして、踏板62を第1流路28の延長線L上に配置しているので、外部から供給された遊技球が通過し易い箇所に遊技球を検出する手段を配置することができる。球貯留タンク21内に遊技球が補給されていることを迅速に検出することができる。
また、第1流路28および第2流路29をパチンコ遊技機1の前後方向に並べた状態で備え、第1流路28を第2流路29よりもパチンコ遊技機1の後寄りに配置していることにより、パチンコ遊技機1の上部を後側に傾けて第1流路28の入口を第2流路29の入口よりも低い位置に配置することができる。したがって、簡単な構成で第1流路28に遊技球を集め易くすることができる。
そして、遊技球が球整列路22、特に第1流路28に十分に貯留されて第1流路28の入口周辺にも貯留され始めると、遊技球が踏板62に載り、踏板62が第1状態に変換する(図7(c)参照)。すると、検出センサ63が検出片71を検出して踏板62が第1状態に変換したこと、すなわち球貯留タンク21に遊技球が貯留され始めた状態を検出し、貯留検出信号を制御装置(例えば、排出制御装置8)へ送信する。球貯留検出信号を受信した制御装置は、所定時間(例えば、球貯留タンク21内に遊技球が十分に補給されるまでの時間)が経過した後で、補給装置への補給要求信号の送信を停止する。
遊技球を球貯留タンク21内および球整列路22内に貯留し、この状態でスプロケット41を排出回転方向へ回転することにより、遊技球が球排出部23から排出される。そして、貯留量が少なくなってくると、球貯留タンク21は、当該球貯留タンク21の底部を上流部の前側から下流部の後側、言い換えると第1絞込み部58の近傍へ向けて下り傾斜させているので、球貯留タンク21内の遊技球を球補給スイッチ61の踏板62の周辺や、踏板62の下流側に位置する第1流路28の入口の周辺に寄せ易い(図8(a),(b)参照)。また、第1状態に変換している踏板62と開口部65との間に溝部73を形成しているので、この溝部73上に配置される遊技球を案内することができる。具体的には、踏板62の上流側に位置する溝部73上の遊技球を絞込み部26に向かわせながら流下させることができ、踏板62の下流側に位置する溝部73上の遊技球を第1流路28の入口の延長線上へ流下させることができる。したがって、球貯留タンク21内に貯留された遊技球が同じ方向へ流下しながら球整列路22の入口に集中することを抑えることができ、球貯留タンク21内での球詰まりを生じ難くすることができる。さらに、入口が広く設定された第1流路28へ遊技球を誘導し易くすることができ、球詰まりの発生を抑えながらも、遊技球の排出をスムーズに行うようにすることができる。
引き続きスプロケット41を回転して遊技球を球排出部23から排出して、球貯留タンク21内に残った遊技球が球整列路22に近づくと、この遊技球は、第1絞込み部58に寄りながら流下し易く、第1絞込み部58に案内されて第1流路28の入口の上流側、すなわち第1流路28の延長線L上に到達し易い。このとき、踏板62を第1流路28の延長線L上に配置し、また、第1絞込み部58の第1絞込み下縁部58bから球貯留タンク21の前側へ遊技球の半径よりも狭い距離Xを隔てて配置しているので、球貯留タンク21内の遊技球が減少してきた場合でも、踏板62上に遊技球を載せてから通過させて踏板62を第1状態に維持することができ、球貯留タンク21内に遊技球が残っていることを検出することができる。したがって、遊技球が残っているにも拘らず補給信号が送信される不都合をなくそうとすることができる。さらに、踏板62上に遊技球が載ったり載らなかったりして球補給スイッチ61が頻繁にオン・オフを繰り返す(所謂チャタリングが発生する)不具合を抑えることができる。このことから、遊技機設置島設備へ補給信号が頻繁に送信されて、その度に遊技球の補給が行われるという煩雑さを解消することができる。
そして、球貯留タンク21内の遊技球の最後尾、言い換えると球貯留ユニット15内(球貯留タンク21内)に残っている遊技球のうち最も上流側に位置する遊技球が踏板62から外れると、踏板62が第1状態から第2状態へ変換する。すると、検出センサ63による検出片71の検出が解除されて踏板62が第2状態に変換したこと、すなわち球貯留タンク21内の遊技球が不足している状態、具体的には、球貯留ユニット15内に球排出部23の1回の排出動作で排出される個数(例えば13個)を確実に貯留していることが確認できない状態を検出し、不足検出信号を制御装置(例えば、排出制御装置8)へ送信する。不足検出信号を受信した制御装置は、補給装置への補給要求信号を送信する。この補給要求信号に基づいて、遊技機設置島設備の補給装置に遊技球の補給が要求される。
なお、本実施形態では、第1流路28内、および第1流路28の入口と踏板62との間に合計15個の遊技球を貯留できるように設定されており、踏板62に遊技球が載置して踏板62が第1状態に変換していれば、第2流路29に遊技球が残っていなかったとしても1回の排出動作で排出される個数の遊技球が球貯留ユニット15に残っていることを検知することができる。したがって、本実施形態の球補給スイッチ61は、1回の排出動作で排出される個数を球貯留ユニット15内に貯留しているか否かを検出する半端センサとしても機能させることができる。
また、上記実施形態では、球貯留タンク21を流下する遊技球を2条に整列する絞込み部26と、第1流路28および第2流路29を備えた球整列路22とを備え、遊技球を2条に整列した状態で排出できるように構成されたが、本発明はこれに限定されず、2条以上で遊技球を整列する構成、例えば、球貯留タンク21を流下する遊技球を複数条に整列する絞込み部26と、第1流路28と第2流路29との間に複数の流路を並列した状態で備えた球整列路22とを備えてもよい。
さらに、上記各実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1を例示して説明したが、本発明はこれに限らず、遊技球を貯留する球貯留タンクと、遊技球を整列しながら流下させる球整列路と、該球整列路により整列された遊技球を排出可能な球排出部とを同一下り傾斜方向に連設した遊技機であれば、どのような遊技機でもよく、例えば、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の背面斜視図である。 (a)は球貯留ユニットの平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)は図2のB−B断面図、(b)は図2のC−C断面図である。 球貯留ユニットの分解斜視図である。 (a)は連通空間部の斜視図、(b)は連通空間部の平面図である。 (a)は球補給スイッチの断面図、(b)は1個の遊技球を突部および踏板により振り分ける状態図、(c)は2個の遊技球を突部および踏板により振り分ける状態図である。 球貯留ユニットに遊技球を補給したときの説明図であり、(a)は補給直後の状態図、(b)は球整列路に遊技球が貯留されている状態図、(c)は第1流路に遊技球が十分に貯留された状態図である。 球貯留ユニット内の遊技球が減少するときの説明図であり、(a)は球貯留タンクに遊技球が貯留されている状態図、(b)は踏板が露出してきた状態図、(c)は球貯留タンク内の遊技球がほとんど球整列路に流下した状態図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
15 球貯留ユニット
21 球貯留タンク
22 球整列路
23 球排出部
25 連通空間部
26 絞込み部
28 第1流路
29 第2流路
30 仕切壁
58 第1絞込み部
58a 第1絞込み上縁部
58b 第1絞込み下縁部
58c 下流側端部
59 第2絞込み部
59a 第2絞込み上縁部
59b 第2絞込み下縁部
59c 下流側端部
61 球補給スイッチ
62 踏板
62a 上流側縁部
62b 下流側縁部
63 検出センサ
65 開口部
67 軸受部
68 軸部材
69 スプリング
70 回動規制部
71 検出片
73 溝部
77 突部
78 球誘導部

Claims (6)

  1. 外部から供給される遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、該球貯留タンクの下流側に連通し、遊技球を整列しながら流下させる球整列路と、該球整列路により整列された遊技球を排出可能な球排出部とを同一下り傾斜方向に連設した遊技機であって、
    前記球貯留タンクは、球整列路との連通空間部に配置され、該連通空間部の幅員を上流側から下流側へ向けて次第に狭め、当該球貯留タンクを流下する遊技球を2条に整列する絞込み部を備え、
    前記球整列路は、絞込み部で整列された遊技球を1条ずつに分けて流下させる第1流路および第2流路と、該第1流路および第2流路を仕切る仕切壁とを備え、該仕切壁の上端部を球整列路の上流側から下流側へ向けて次第に高くなる状態に設定し、
    前記絞込み部は、球貯留タンクの一側から第1流路の仕切壁とは反対側に亘って配置された第1絞込み部と、球貯留タンクの他側から第2流路の仕切壁とは反対側に亘って配置された第2絞込み部とから構成され、
    前記第1絞込み部の球整列路側の端部を第2絞込み部の球整列路側の端部よりも球整列路の下流寄りに配置し、仕切壁の上端部を第1流路側へ向けて下り傾斜させたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記球貯留タンクの球整列路寄りに球補給スイッチを配置し、
    該球補給スイッチは、前記球貯留タンク内の遊技球が載ると球貯留タンクの底部と略面一となる位置に配置される状態に変換し、遊技球が外れると前記底部から突出した状態に変換する踏板と、該踏板の状態変換を検出可能な検出センサとを備え、
    前記踏板のうち球貯留タンクの上流側に臨ませた縁部を、遊技球の流下方向に対して傾斜または湾曲した形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記球貯留タンクの底部のうち踏板の上流側縁部の近傍に、遊技球の流下方向を変化可能な突部を突設したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記踏板を第1流路の延長線上に配置したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記第1絞込み部の球整列路側の端部を第1整列路の上流部の側方に配置したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記球整列路は、第1流路および第2流路を遊技機の前後方向に並べた状態で備え、第1流路を第2流路よりも遊技機の後寄りに配置したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の遊技機。
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