JP2004000426A - 遊技機の球誘導樋 - Google Patents

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佐藤 久芳
Wakichi Yamaoka
山岡 和吉
Seiichi Ishihara
石原 誠一
Shuhei Kadoya
門矢 周平
Shigeto Goto
後藤 成人
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Abstract

【課題】球誘導樋で球詰りすることなく確実に球払出装置にパチンコ球を供給することができるようにする。
【解決手段】球タンク8のパチンコ球を球払出装置11に導く凹溝状の主流路21の両側に副流路22a,22bをそれぞれ拡幅状に並設し、前記各副流路22a,22bを下流にて合流地点17a,17bを違えて前記主流路21に合流させるようにして、合流地点17a,17bでの球圧が合致することなく、球圧による球詰りを未然に防止するようにした。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、球タンクから球払出装置にパチンコ球を導く球誘導樋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来遊技機としてのパチンコ機は、賞球および貸球となるパチンコ球を貯留するための球タンクが装着され、この球タンクに連接して所定数のパチンコ球を払出す球払出装置にパチンコ球を整列して誘導する球誘導樋が設けられている。そして、球払出装置の払出し動作に伴い球誘導樋から順次球払出装置に供給されるようになっている。
【0003】
また、前記球誘導樋は、ほぼパチンコ球の径と等しい12mmの通路幅で、パチンコ球がほぼ直線状に1列で並ぶ供給通路を単列または複列有し、球タンクの球導出口での球詰りおよび球圧を分散するために上流側の前面壁を段状に膨出して供給通路とほぼ同じ通路幅で同じ傾斜方向の補助通路を形成していた(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−140381号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、単列の球誘導樋にあっては、球タンクの球導出口が十分な大きさとならず、該球導出口で球圧により球詰りが発生する問題がある。また、複列の球誘導樋にあっては、補助通路を設けていない通路側のみパチンコ球を流下させると狭い通路に一気に球圧が掛かるため上流部でどうしても球詰りが発生する問題がある。そこで前後面に補助通路を対称的に設ければ簡単に解決するように思われるが、球タンクの球出口での球詰りはある程度解消するものの、補助通路を前後面に対称的に設けると互いの補助通路の供給通路との合流部が高さも一致して球圧が一点に掛かることになり、球噛み,球詰りを起して球払出装置にパチンコ球を供給できなくなるという問題が起こり得る。
【0006】
そこで本発明は、球詰りすることなく確実に球払出装置にパチンコ球を供給することができる遊技機の球誘導樋を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、球タンクのパチンコ球を球払出装置に導く凹溝状の主流路の両側に副流路をそれぞれ拡幅状に並設し、前記各副流路を下流にて合流地点を違えて前記主流路に合流させてなることを特徴とし、それぞれの合流地点での球圧を分散して球詰りを防止する。ここでいう「合流地点」とは徐々に狭められる側壁等により強制的に副流路の支持面から外れ主流路側に流落し得る部位を意味する。前記各合流地点の変位差は少なくともパチンコ球1個分であり、2〜3個分の変位差を有するのが好ましい。
【0008】
請求項2記載の発明は、球タンクのパチンコ球を球払出装置に導く凹溝状の主流路の両側に副流路をそれぞれ拡幅状に並設し、前記各副流路を下流にて合流地点におけるパチンコ球を支持する支持面の高さをそれぞれ異ならせて前記主流路に合流させてなることを特徴とする。支持面の高さを異ならせることにより合流地点での高さ方向に球圧を分散することができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記主流路をパチンコ球が複列で流下し得るように仕切壁により区画すると共に、前記仕切壁の少なくとも合流地点の高さを前記主流路に複数段に重なったパチンコ球が該仕切壁を越えて前記主流路を幅方向に移動し得る高さとしたことを特徴とし、合流地点の球圧により隣接する球通路に移動し得るようにして球圧を分散するようにした。ここでいう「複数段」とは2段以上を意味し、好ましくは3段程度までである。また、仕切壁は主流路の終端まで設ける必要はなく途中で途切れさせて、複列で流下するパチンコ球を単列に合流させるようにしてもよい。この単列に合流させるときに幅員を狭めるようにするのが好ましい。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記各副流路の傾斜角度をそれぞれ異ならせ、パチンコ球の流速が各副流路ごとに異なるようにすることにより、合流地点で球圧差が生じるようにしたことを特徴とする。好ましくは傾斜角度が大きく球圧が大きい副流路を下流側または下方で合流させるようにするのがよい。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記各副流路の幅員をそれぞれ異ならせ、各副流路を流下するパチンコ球の数量を異なるようにすることにより、合流地点で球圧差が生じるようにしたことを特徴とする。好ましくは幅員が広く球圧が大きい副流路を下流側または下方で合流させるようにするのがよい。
【0012】
また、前記主流路の幅員をパチンコ球がランダムに並ぶ幅広とし、パチンコ球が幅方向に自由に移動できるようにするのが好ましく、その通路幅は14mmからパチンコ球が幅方向に3個並ばない35mmとするのがよい。ここでいう「ランダム」とは連続するパチンコ球の球心がほぼ直線状のみに結ばれることなく、連続するパチンコ球の球心がジグザグ状に結ばれ得る状態を意味する。
【0013】
少なくとも前記球タンクの球導出口の下方に位置する球誘導樋の始端部を、同一面とするのが好ましく、球圧により幅方向にパチンコ球が自由に移動できるようにするのがよい。
【0014】
前記副流路の合流地点の高さをほぼパチンコ球1個またはそれ以下とするのがよく、好ましくは球心を支持する7mm〜9.5mm程度とするのがよい。これによりパチンコ球を一段に整列しやすくなると共に、球誘導樋の取付位置を従来よりも高く(上方位置に)することができ、それに伴い機構板の開口窓を大きくすることができることから、遊技盤面の中央役物および遊技内容を制御するための回路基板が収納されている基板ボックスも大型化することができる。
【0015】
また、前記副流路の少なくとも終端の傾斜を主流路の傾斜と異なる水平または逆傾斜の上りとし、合流地点での球圧を弱めて合流させるようにするのが好ましい。
【0016】
前記副流路の下流に、球逃し部を設けるのが好ましく、該球逃し部は例えば複数の棚部を段状に設けて、副流路を下流側に流下したパチンコ球を球圧によって前記棚部に移動するようにして、球圧を吸収して球圧による球噛み球詰りを防ぐのがよい。このとき主流路は通路幅に関係なく単列であっても復列であってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る球誘導樋が装着された遊技機としてのパチンコ機の裏面図である。図において、1はパチンコ機の機枠、2は該機枠に開閉自在に装着される前面枠、3は前面枠2の後面に着脱自在に取付けられる遊技盤であって、該遊技盤3の裏面には入賞球集合カバー4が配設されており、該入賞球集合カバー4の裏面に基板ボックス5が装着されている。なお、基板ボックス5にはパチンコ機の遊技内容を制御するための回路基板が収納されている。
【0018】
6は前記遊技盤3の裏面に装着される機構板であり、合成樹脂によりほぼ方形状に形成されている。この機構板6のほぼ中央には、開口窓7が開設されており、前記基板ボックス5および遊技盤3に設けられる可変表示装置等の中央役物13の後部を臨ませている。該開口窓7の上方にパチンコ球を貯留する球タンク8が取付けられ、該球タンク8の下方にはパチンコ球を整列して導き出す球誘導樋9が設けられている。そして、該球誘導樋9の下流端は、屈曲誘導樋10を介して所定数のパチンコ球を払出す球払出装置11に接続されており、該球払出装置11の下方には、払出されたパチンコ球を前面枠2の前面側に設けられる打球供給皿(図示せず)へ導くための排出樋12が形成される。
【0019】
前記球タンク8は、上面が開口する平面略長方形の箱状に形成され、底壁15はほぼ平坦面であり、図3に示すように一側壁に向って約3°の緩やかな下傾としている。そして、底壁15の下流端部であり、かつ前後幅のほぼ中央に後述する球誘導樋9の上流端部分に対応して、パチンコ球を球誘導樋9に流出する長方形状の球導出口16が開設される。
【0020】
前記球誘導樋9は、図2ないし図5に示すように、機構板6に接する後面壁19と、該後面壁19に対向する前面壁18および底壁20とにより、パチンコ球を整列して導く主流路21が断面凹溝状に形成されており、該主流路21の両側に前後面壁18,19を湾曲状に膨出して下流側で前記主流路21に合流する副流路22a,22bが段差を介して該主流路21の底壁20より高い位置が支持面となるように拡幅状に並設されている。また、主流路21の下流側に複数段で流下するパチンコ球を一段に球均しすると共に前面壁18側からの球零れを防止する蓋部材23が緩やかな下傾状に設けられている。なお、該蓋部材23は固定式であっても所定範囲で可動する可動式であってもよい。
【0021】
前記主流路21の通路幅は、パチンコ球が半複数列で流下し得る約21mmの幅広としている。これは、主流路21が通常の12mm幅であると連続するパチンコ球の球心距離が球径の11mmであるが、21mmの幅広とすることによりパチンコ球がジグザグ状に並び後続のパチンコ球との球心距離が球径の約半分の5.5mmとなり、球払出装置11が高速で払出しを行ってもパチンコ球間に隙間が空くことがなく、この間隙によるトラブルを未然に防いで確実に連続状態で供給し続けることができる。前記主流路21の幅員はパチンコ球が幅方向に平行に2個並ばない通路幅であり、流下方向に連続するパチンコ球間の幅方向にジグザグ状に接触状態となり得る通路幅である。
【0022】
前記副流路22a,22bは、後面側に位置する一方の副流路22bをパチンコ球よりやや幅広の14mmの通路幅として、下流側を次第に狭くなる約320Rの円弧状に形成し、他方の前面側の副流路22aをパチンコ球が複数列または半複数列にランダムに流下し得る36mmの通路幅として球誘導樋9全体のパチンコ球貯留量が多くなるようにしている。そして、それぞれの副流路22a,22bは、主流路21の約4°の傾斜より緩やかな2°および3°の下り傾斜として、主流路21に比べて流速を抑えるようにしている。また、前記副流路22a,22bが主流路21と合流する合流地点17a,17bは、主流路21の後半に位置しており、前面側の副流路22aが後面側の副流路22bより下流側にパチンコ球約2個分ずらして主流路21と合流するようにして、合流地点17a,17bで副流路22a,22b双方の球圧が一気に掛からないように分散するようにしている。ここでいう「合流地点」とは、前記副流路22a,22bのパチンコ球が膨出した湾曲状の前後面壁18,19により誘導され、副流路22a,22bの支持面から強制的に外れ主流路21側に流落し得る部位を意味し、この実施の形態においてそれぞれ副流路22a,22bの終端からパチンコ球2〜3個分の範囲である。
【0023】
さらに、後面側の副流路22bと前面側の副流路22aとの支持面の高さを異ならしており、前面側の副流路22aを後面側の副流路22bより低く設定して、前面側の副流路22aを流下するパチンコ球が後面側の副流路22bを流下するパチンコ球より低い位置で主流路21に合流するようにしている。これは高さ方向に球圧をずらすだけではなく、前面側の副流路22aの方が後面側の副流路22b側に比べ流下するパチンコ球の数量および傾斜角度の差により球圧が大きいため合流しやすいからである。具体的には後面側の副流路22bの合流地点17bの主流路21との段差は、パチンコ球1個分以上の12.5mmであり、前面側の副流路22aの合流地点17aの主流路21との段差は、パチンコ球の半球以上1個未満であり、この実施の形態において後面側の副流路22bの合流地点17bと3mm程度の高低差がある約9.5mmである。この高さは接触状態のパチンコ球とパチンコ球の間に同一面内で載ったパチンコ球の下端高さに匹敵し、主流路21を流下する最下段のパチンコ球とパチンコ球の間にスムーズに入り得る高さである。この実施の形態において前記後面側の副流路22bと前面側の副流路22aの高低差は、夫々の始端部を同一高さとして傾斜角度の相違によって生じるようにしている。なお、副流路22a,22bの幅員および傾斜角度は本実施の形態のように前後異ならせることなく同一幅,同一傾斜としてもよいのはいうまでもない。
【0024】
前記屈曲誘導樋10は、供給通路24の幅員を球誘導樋9の主流路21と同じ21mmとしている。また、前記球誘導樋9との接続部の供給通路24を球誘導樋9の主流路21の傾斜角度より大きい約10°の急傾斜として、多段に積み重なったパチンコ球を該傾斜差により下段のパチンコ球の流速を速くして、上段のパチンコ球を下段のパチンコ球間に入り込ませて整流するようにしている。
【0025】
前記球払出装置11は、図6に示すように箱枠状のケース体25に前記屈曲誘導樋10の供給通路24と連通する球流路26と、前記球流路26に臨んで最先のパチンコ球を制御する回転体27と、前記回転体27を駆動する電気的駆動源としてのモータ28を備えている。なお、前記モータ28はパルスモータが好ましく、停止信号により所定位置で停止し得るようにするのがよい。
【0026】
前記球流路26は、球入口をパチンコ球が半複数列でランダムに流下し得る21mmの幅広の内幅を有し、前記回転体27が臨む下流部は該回転体27の回転方向に向ってパチンコ球ほぼ1個分の12mmに絞り込んでいる。また、前記回転体27は略パチンコ球1個分の幅であり複数の歯列(歯先部28および歯底部29が6個ずつ)が所定間隔に並設されるスプロケットである。前記歯底部29はパチンコ球の一部を受入れる円弧凹面として、前記歯先部28は回転方向に向けてより大径となる緩やかな斜面状として、いわゆる巴形に形成してパチンコ球を素早く歯底部29に受入れるようにしており、従来のスプロケットタイプでは払出しができなかったインターバルを含めて1分間に1,000個以上の高速の払出しに対応できるようにしている。
【0027】
30は排出通路31に払出されたパチンコ球を検出するセンサであり、該センサ30は発光部と受光部とからなる光学式センサで、しかも排出通路31の中心線からずれた位置でその光軸が交差するように配置される。そして、回転体27による拘束から解放されたパチンコ球が光軸を遮ることで、該パチンコ球を検知し得るように配置される。
【0028】
そして、前記球誘導樋9は前記球タンク8の下方に位置して後面壁19を機構板6に当接して、ビス止め等の適宜手段によってパチンコ球が自然流下するように傾斜して取付けられる。このとき、主流路21の底壁20から球タンク8の球導出口16までの高さはパチンコ球約2個程度である。
【0029】
上記した球誘導樋9および屈曲誘導樋10,球払出装置11等が装着されたパチンコ機に図示しない補給経路からパチンコ球が補給されると、球タンク8の底壁15の傾斜によって球導出口16からパチンコ球が球誘導樋9に流出して、主流路21に二段状でジグザグ状に並び流下すると共に副流路22a,22bにも全体にランダムに並び、屈曲誘導樋10を介して球払出装置11に供給される。このとき、主流路21が単流であっても該主流路21の両側に副流路22a,22bが拡幅状に設けられることにより、球タンク8の球導出口16を所定幅に広く開口することができ該球導出口16で球詰りを起すことはない。
【0030】
この状態で貸球または賞球の払出し信号は発せられると球払出装置11のモータ28が駆動して、回転体27が回転し球流路26のパチンコ球を1個ずつ歯底部29に受入れて排出樋12に払出し、球検知センサ30により所定個数を検知するまで払出しを続ける。このとき、球流路26のパチンコ球は図6鎖線に示すようにジグザグ状の状態から下流側の傾斜面で徐々に絞られ回転体27の歯底部29に拘束される。そして、高速の払出しが行われても球流路26の通路幅が幅広であるため、パチンコ球どうしの球心間隔がパチンコ球1個分より小さく、球流路26を単列で供給される場合と異なりパチンコ球間に隙間が空くことがなく、球詰りすることなく次々に回転体27に送り込まれて連続状態で確実に歯底部29に受入れられ高速の払出しにも十分対応することができる。
【0031】
また、前記球誘導樋9のパチンコ球は、払出し動作に伴って主流路21のパチンコ球がほぼ二段に重なった状態で流下する。そして、副流路22a,22bのパチンコ球は該副流路22a,22bの傾斜角度が主流路21に比べて緩やかなことから球圧が緩和され、下流側の前後側壁18,19の湾曲により徐々に主流路21を流下する二段目のパチンコ球間に無理なく合流し得る。このとき、前後副流路22a,22bの合流地点17a,17bが流下方向にずれて異なることから双方のパチンコ球が主流路21に一気に合流することがなく、しかも副流路22a,22bの合流地点17a,17bでの高さ位置が異なることから球圧が高さ方向にも分散されてより球詰りしないようにしている。また、主流路21のパチンコ球が下流に流下するに従い上段のパチンコ球は、払出し動作によって最先のパチンコ球から順次移動する僅かなタイミングのずれにより下段のパチンコ球間に隙間が生じ、該隙間に上段のパチンコ球が割り込み一段で屈曲誘導樋10に導かれる。このとき、まだ二段で流下するパチンコ球は、前記蓋部材23により強制的に一段に球均しされる。また、払出し停止時に惰性により主流路21の終端に上流側の球圧が掛かり屈曲誘導樋10との接続部でパチンコ球が再度段状になり得るが、逆に段状になることで球圧を吸収することになり、球払出装置11に過重な球圧が掛かることはない。しかも、段状になったパチンコ球は、屈曲誘導樋10の始端部の供給通路24が急傾斜となっていることで、下段のパチンコ球の流速が速くなり上段のパチンコ球が下段のパチンコ球間にすぐに落入して一段で流下することになる。なお、当然のことながら副流路22a,22bのパチンコ球が合流地点17a,17b以外で主流路21に落下合流することはあり得るが自然な状態で合流するため何の問題もない。
【0032】
このように、主流路21の両側に副流路22a,22bを設けると共に、該副流路22a,22bの主流路21との合流地点17a,17bを流下方向に位置を違えて主流路21に合流させることにより、球タンク8の球導出口16での球圧を分散して球詰りを防止すると共に、互いに流下する副流路22a,22bのパチンコ球どうしの球圧干渉による球詰りを起すことなく主流路21へスムーズに合流させることができる。
【0033】
また、前記主流路21との合流地点17a,17bの段差をほぼパチンコ球1個分とすることで、球誘導樋9としての高さを低く設定できるために従来に比べて球誘導樋9を上方に上げることができ、それに伴い開口窓7を大きくすることができる。このため、パチンコ機の遊技内容が高度化し、遊技盤3に設けられる可変表示装置等の中央役物13やその遊技内容を制御する回路基板が大きくなり、それに伴ってその回路基板を収納する基板ボックス5が大きくなっても十分に対応することができる。
【0034】
なお、上記実施の形態において主流路21の通路幅を21mmとしたが、本発明はこの通路幅に限定されるものではなく、パチンコ球の径とほぼ等しい12mmからパチンコ球が幅方向に3個並ばない35mmの範囲が好ましく、通路幅が36mm以上になるとそれぞれの副流路22a,22bの合流地点17a,17bを全く同じにしても主流路21をパチンコ球が流下し得るため副流路22a,22bの球圧による球詰りの発生率が減少し、本発明としての効果も薄れる。
【0035】
また、少なくとも前記球タンク8の球導出口16の下方に位置する球誘導樋9の始端部を同一面として、始端部の凹凸によってパチンコ球の動きが規制される球詰りの要因をなくして球導出口16下方におけるパチンコ球の移動を自由にするようにしてもよい。このとき、主流路21および副流路22a,22bの傾斜角度を変化させることで合流地点17a,17bにおいて段差が生じるようにすればよい。
【0036】
また、前記各副流路22a,22bの合流地点17a,17bのパチンコ球を支持する支持面の高低差によって高さ方向に球圧をずらして、球詰りを未然に防止するようにしてもよく、例えば上記実施の形態より副流路22a,22bの高低差を大きくし、一方の副流路22aを9.5mmとし他方の副流路22bをパチンコ球二段で重なって流下するパチンコ球の上部に合流し得る約19mmの高さとしてほぼパチンコ球1個分とするようにしてもよい。
【0037】
また、主流路21の両側に設けた副流路22a,22bの合流地点17a,17bで球圧のバランスがとれて球詰りが発生することからして、それぞれの副流路22a,22bの合流地点17a,17bでの球圧をそれぞれ異なるようにしてもよく、それぞれの副流路17a,17bの幅員を異ならして流下するパチンコ球の数量を異ならせその数量差により球圧差が生じるようにしても、それぞれの副流路17a,17bの傾斜角度を異ならせて流下速度の違いによって球圧差が生じるようにするだけでも球詰りを抑制することができる。また、それぞれの副流路22a,22bの合流地点17a,17bでの前後面壁18,19の絞り方により、主流路21に対する合流方向が変化して合流する際の球圧を変更することができる。
【0038】
図7および図8は、球誘導樋の他の実施の形態を示す。この実施の形態において、前記実施の形態と異なる点は主に主流路21を仕切壁33により区画し、パチンコ球が複列で流下するようにした点であり同じ構成要素には同一符号を付して説明する。
【0039】
この実施の形態の球誘導樋9Aは、図7および図8に示すように、前記主流路21を底壁20から立設した仕切壁33によって約14mmの2条の球通路21a,21bを形成して、それぞれの球通路21a,21bに対応するように前後面壁18,19を膨出して副流路22a,22bを設けている。前記後面側の副流路22bは、通路幅を21mmの幅広とし、他方前面壁18側の副流路22aはパチンコ球がほぼ4個並ぶ約46mmの通路幅として、球誘導樋9Aの全幅を球タンク8のほぼ全幅と等しくしている。そして、前記副流路22a,22bは、前記実施の形態と同様に前面壁18側の副流路22aの合流地点17aを後面壁19側の副流路22bの合流地点17bより下流側に位置して設けている。前記仕切壁33は二段に積み重なったパチンコ球の球心を支持する高さを有し、少なくとも一方の副流路22a(22b)の合流地点17a(17b)では該仕切壁33を乗り越えてパチンコ球が球通路21a,21bを行き来し得る高さが選ばれる。この実施の形態においては、パチンコ球1個よりやや低い9.5mmとして、二段目のパチンコ球が移動し得るようにしているが、主流路21を三段で流下する場合には三段目のパチンコ球が移動し得る19mm程度にすればよい。なお、本実施の形態のように主流路21(球通路21a,21b)を幅広とすることで、最下段を流下するパチンコ球は幅方向の移動に余裕があるために、上段で合流または移動するパチンコ球に影響されることなく流下することができる。
【0040】
また、球誘導樋9Aの終端部は、前記仕切壁33が途切れており前面壁18を徐々に狭めて複列の球通路21a,21bを約24mmの通路幅に絞り込んで単列で流下するようにしている。このように前面壁18側を絞り込むことで、副流路22a,22bの幅員により球量の多い球通路21a側の流速が球通路21bより僅かに速くなるのを抑制して流速調整することになり、スムーズに単列に合流させることができる。なお、複列の球通路21a,21bのそれぞれの傾斜角度を異ならせることでも流下速度を変化させることは可能である。
【0041】
また、前面壁18側の副流路22aの終端コーナー部には、図9に示すように段状の棚部35a,35bによって球逃し部35が設けられている。該球逃し部35のそれぞれの棚部35a,35bの段差はパチンコ球の球心を支持する約6mmとしており、下段の棚部35aは円弧状面によりパチンコ球が支持されない幅員として、上段の棚部35bは緩やかに副流路22a側に下傾している。なお、最下段の棚部35aの上流側始点部を角部とすることでも副流路22aの流速を抑制することができる。また、前記棚部35a,35bの段差は必ずしもパチンコ球の球心を支持する必要はなく、パチンコ球の球心を支持しない5.5mm以下であってもよい。前記棚部35a,35bの段差は、副流路22aを流下する最下段のパチンコ球間に支持されるパチンコ球が移動し得る高さが好ましい。
【0042】
一方、前記球誘導樋9Aに連通する屈曲誘導樋10も供給通路24の通路幅が24mm有するものが装着され、その下方に取着される球払出装置11Aもそれに対応するものが装着される。具体的には、該球払出装置11Aは、図10および図11に示すように箱枠状のケース体25に屈曲誘導樋10の供給通路24と連通する屈曲状の球流路26と、該球流路26に臨み最先のパチンコ球を支持する回転体36と、該回転体36の支持から外れ払出される排出通路31とを備え、ケース体25に前記回転体36を駆動する電気的駆動源としてのモータ28が取付けられている。前記球流路26と排出通路31との連通部は、ガイド壁37により回転体36の中心側に絞り込んで通路幅をパチンコ球のほぼ1個程度としている。また、前記排出通路31は、回転体36の回転方向に約5°の傾斜で振っており、パチンコ球の回転体36からの拘束解除を速くして、側壁での摩耗をし難くしている。30は回転体36の拘束から解放された直後のパチンコ球を検知する球検知センサである。
【0043】
また、前記回転体36は、合成樹脂により成形され図10に示すように本実施の形態では球流路26の中心に位置して前記球流路26を流下するパチンコ球を支持し得る16mmの寸法を有しており、その中心をモータ軸28aに取付けモータ28の回転により幅方向と直交する方向に回動するようにしている。そして、前記回転体36の周面に軸方向と平行な溝状の球受凹部38を複数(本実施の形態では6条)形成し、該球受凹部38間を前記実施の形態の回転体27と同様に巴形としている。そして、前記球受凹部38の一側部に球支持部39が交互に設けられ、該球受凹部38は前記球流路26にランダムに並んだパチンコ球を1個のみ受入れ同時に2個受入れない形状が選ばれる。また、前記球受凹部38はほぼパチンコ球径に等しくその深さは約3.5mmであり、前記球支持部39は内方に下傾する傾斜面としており、球受凹部38にパチンコ球が受入れられていない場合には該傾斜面によって必ず球受凹部38にパチンコ球が受入れられるようにしている。したがって、球流路26の最先のパチンコ球がどこに位置してもいずれかの球受凹部38で必ず受入れることになる。なお、前記球受凹部38の数は側方に球支持部39が交互に設けられる関係で必ず偶数である。
【0044】
そして、払出し信号により球払出装置11Aが駆動すると、回転体36が回転し前記球流路26の最先のパチンコ球を球受凹部38で受入れて1個ずつ排出通路31に払出す。このとき、図11に示すように球流路26をパチンコ球がほぼ並列状にランダムに流下するも確実に1個ずつ球受凹部38に受入れられ、球支持部39に支持されたパチンコ球が傾斜面により内方に寄りながら次の球受凹部38に受入れられる。このとき前記球支持部39を巴形にすることにより、さらに素早く球受凹部38に受入れさせることができ、スムーズに払出すことができる。
【0045】
また、球誘導樋9においては、球払出装置11Aの払出し動作に伴って主流路21の両球通路21a,21bのパチンコ球が流下し、それぞれの副流路22a,22bのパチンコ球が、合流地点17a,17bで主流路21の両球通路21a,21b下段のパチンコ球上に斜め上方から割り込み合流する。そして、払出し動作によるパチンコ球の移動のタイミングがずれることにより、最下段のパチンコ球間の隙間に上段のパチンコ球が割り込み整列供給される。また、特に球量の多い前面側の副流路22aに球圧が掛かると、副流路22aの終端において多段に重なった二段目のパチンコ球が球圧により一旦球逃し部35の棚部35aに逃げて球圧を分散し、球圧が弱まると再度副流路22aに戻って主流路21に合流する。さらに球圧が掛かると上段の棚部35bに逃げることができ、球圧の減少により棚部35bの傾斜で副流路22aに戻る。また、副流路22a,22bの合流地点17a,17bでの球圧が強いと主流路21の両球通路21a,21bに強引に割り込むが、主流路21のパチンコ球を隣接する他方の球通路21a(21b)に仕切壁33を越えて押出すように誘導することから球詰りを起こすことがない。このように、副流路22a,22bにどんなに球圧が掛かっても、球逃し部35および仕切壁33を越えて主流路21を幅方向に移動することで球圧を分散して球詰りすることなく副流路22a,22bのパチンコ球を主流路21に合流させることができる。
【0046】
また、副流路22a,22bの合流地点17a,17bで球圧が一気に掛からないようにするために、少なくとも副流路22a,22bの終端部の傾斜を水平または緩やかな逆傾斜として球圧を減少させるようにしてもよく、しかも主流路21と副流路22a,22bの始端部を同一面としても合流地点17a,17bにおいて所定の段差を確保することができる。このとき、副流路22a,22bは流下方向のみに傾斜して異傾斜部との交差線を主流路21の流下方向に沿って傾斜させ、該傾斜状の交差線に沿って合流し得るようにするのが好ましいが、さらに副流路22a,22bの交差線の位置を流下方向にずらすようにして、同位置で合流し得るのを避けるのがよい。そして、所定以上の球圧により終端の合流地点17a,17bで合流するようにすればよい。
【0047】
さらに、図12に示すように幅広の副流路22a,22bの終端にパチンコ球が1個支持される程度の幅を有し、パチンコ球3個分程度の長さの球逃し通路部38を形成すると共に、湾曲状の前面壁18(後面壁19)を上面拡開状に傾斜させるようにしてもよい。このようにすることにより、副流路22a,22bを流下するパチンコ球の球圧が大きいと、下段のパチンコ球が後続のパチンコ球に押されて湾曲状の前面壁18(後面壁19)の傾斜面を上り球圧を上方に逃し、上方に上ったパチンコ球は球圧から解放されて再度副流路22a,22bを流下するパチンコ球の上段に載るようにして戻る。また、湾曲状の前面壁18(後面壁19)により誘導されて主流路21に合流しようとするパチンコ球は、過剰な球圧により詰りそうになっても寸前に、前記球逃し通路部38によって通路幅が広がり球圧を瞬時に逃し、単列状になって球詰りすることなくスムーズに合流させることができる。この実施の形態において、球逃し通路部38が合流部17a,17bに相応する。
【0048】
なお、上記構成の副流路22a,22bは、球誘導樋9が必ずしも複列の球通路21a,21bである必要はなく、図4に示したような単列の主流路21であってもよい。
【0049】
また、当然のことながら図13に示すように、主流路21が単列の球誘導樋9の副流路22aの下流側に図7に示した球逃し部35を設けるようにしてもよく、更に図14に示すように球逃し部35の棚部35aに向ってパチンコ球ほぼ1個分の幅を上り傾斜35cとして、副流路22aを流下する最下段のパチンコ球も前記棚部35aに球圧を弱めながら上りやすくし、下流側に集中する球圧を分散しやすくするようにしてもよい。また、主流路21および副流路22a,22bの始端部を同一面として、それぞれの流路の傾斜角度の相違により合流地点17a,17bで段差を設けるようにしてもよい。なお、前記上り傾斜35cの幅は限定されるものではなく、パチンコ球半個〜2個分として傾斜角度をきつくしたり緩くしたりしてもよい。
【0050】
さらに、図15及び図16には屈曲誘導樋10で通路幅を変化させる実施の形態を示し、球誘導樋9の主流路21の通路幅をパチンコ球が2個並列し得る24mmとして、屈曲誘導樋10の始端部の供給通路24aも24mmとし、屈曲部に前記球払出装置11Aと同様の回転体36を、流下するパチンコ球の荷重により回転するように臨ませて軸支42している。そして、該回転体36の下流側の供給通路24bをガイド壁37により回転体36の中心側に絞り込んで21mmの通路幅として、前記回転体36の自重回転により24mm幅を流下するパチンコ球を球受凹部38で1個ずつ受入れて21mm幅の供給通路24に整流させて図6に示した球払出装置11に導くようにしている。
【0051】
なお、上述したように通路幅を変更する回転体は上記回転体36に限定されるものではなく、ほぼ通路幅を有するスプロケットを軸を中心に捻った回転体であってもよく、その捻れによって同じ凹部に咥えられたパチンコ球を時間差をもって解放し、狭めた通路に確実に整列させることができる。また、前記供給通路24の通路幅を徐々に狭めるようにして、パチンコ球が供給通路24の側壁に直行する面内でパチンコ球が横並列又は斜め並列し得る22mm幅位置に回転体を設けるのが好ましく、パチンコ球が並列となり得る瞬間に回転体の回動によって球詰りしそうになるパチンコ球を崩して球詰りを解消するようにしてもよい。さらに、前記回転体と同軸にエンコーダを設けると共に、回転体の回転を検知する検知スイッチを設け、回転体の回転を検知することによりパチンコ球の有無を検知するようにしてもよい。従来幅広の供給通路24のパチンコ球を幅広の検知スイッチによって検知するため波形が乱れがちで正確性に欠けるものであったが、回転体の回転を検知することで波形が安定したものとなり、パチンコ球の有無の判別が確実なものとなる。
【0052】
また、屈曲誘導樋10の上面に、図15及び図16に示すように球均し43を設けるのが好ましく、該球均し43は上流および下流側の軸支部44,45をそれぞれ大径孔46で軸支し、前記球均し43が前後および上下に可動するようにしており、球誘導樋9からランダムで流下するパチンコ球を確実に整流させることができる。なお、ガイド壁37を設けることなく直接供給通路24を狭めるようにしてもよい。また、前記回転体36を屈曲部の外側から供給通路24に臨ませて整流させるようにしてもよい。
【0053】
図17および図18は球タンク8の他の実施の形態を示し、従来ホールにおいて独自で球切れセンサSを球タンク8に装着することがあり、前記センサSが嵩張ることから球タンク8の貯留量が所定量より少なくなり補給時に球タンク8の特に前面壁14側からパチンコ球が溢れ出すという問題があった。そこで、図17および図18に示すように球タンク8の前側壁14側に沿うように前記球導出口16とは別に少なくともパチンコ球1個が落下し得る幅を有する球落下口40を形成し、前側壁14側から零れ出すパチンコ球を該球落下口40から下方に位置する球誘導樋9の副流路22aに落下するようにしている。なお、前記球落下口40の上流部を除く開口縁は5mm程度のリブ壁41によって囲われており、底壁15の最下段のパチンコ球がほとんど前記球導出口16から流出するようにしている。また、前記リブ壁41は前記球落下口40の中央を分断するようにも設けられ前側壁14側の撓みを防止すると共に前記センサSの位置決めの機能もなしている。さらに、前記球落下口41を設けることで前記球導出口16に一気に球圧がかかることがなく、球圧を分散することができ球導出口16での球詰りも解消し、球導出口16を必要以上に大きく開口することがなく、多量のパチンコ球が一気に流出して起きる球誘導樋9での球詰りも解消するという効果を奏する。
【0054】
なお、上記説明したような主流路21,副流路22の通路幅や傾きを、球タンク8の球量,球圧により組合せを変えることも可能である。
【0055】
また、実施の形態において遊技機をパチンコ機として説明したが、本発明の球誘導樋は、雀球遊技機,アレンジボール式遊技機,パチンコ球を使用した回胴式遊技機(パチロット)等の他の遊技機にも適用できることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、球誘導樋の主流路の両側に副流路を拡幅状に設けると共にその合流地点を流下方向に違えて合流させることで、球タンクからの球圧を分散させると共に、副流路上のパチンコ球を主流路に無理なく合流させることができ、ひしめき合って球噛みが起きるような事態を確実に解消してパチンコ球をスムーズに流下させ、球払出装置に確実に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の裏面図である。
【図2】球誘導樋の斜視図である。
【図3】球誘導樋部分の正面断面図である。
【図4】機構板に取付けた状態の球誘導樋の平面図である。
【図5】図4の側断面図である。
【図6】球払出装置部分の正面断面図である。
【図7】他の実施の形態の球誘導樋を機構板に取付けた状態の平面図である。
【図8】図7の側断面図である。
【図9】図7のX−X断面図である。
【図10】球払出装置部分の正面断面図である。
【図11】図10の側断面図である。
【図12】他の実施の形態の球誘導樋の要部斜視図である。
【図13】他の実施の形態の球誘導樋の平面図である。
【図14】図13のY−Y断面図である。
【図15】他の実施の形態の屈曲誘導樋の正面図である。
【図16】図15の側面図である。
【図17】他の実施の形態の球タンクの平面図である。
【図18】図16の側断面図である。
【符号の説明】
8             球タンク
9,9A          球誘導樋
11,11A        球払出装置
17a,17b       合流地点
20            底壁
21            主流路
21a,21b       球通路
22a,22b       副流路
33            仕切壁

Claims (5)

  1. 球タンクのパチンコ球を球払出装置に導く凹溝状の主流路の両側に副流路をそれぞれ拡幅状に並設し、前記各副流路を下流にて合流地点を違えて前記主流路に合流させてなることを特徴とする遊技機の球誘導樋。
  2. 球タンクのパチンコ球を球払出装置に導く凹溝状の主流路の両側に副流路をそれぞれ拡幅状に並設し、前記各副流路を下流にて合流地点におけるパチンコ球を支持する支持面の高さをそれぞれ異ならせて前記主流路に合流させてなることを特徴とする遊技機の球誘導樋。
  3. 前記主流路をパチンコ球が複列で流下し得るように仕切壁により区画すると共に、前記仕切壁の少なくとも合流地点の高さを前記主流路に複数段に重なったパチンコ球が該仕切壁を越えて前記主流路を幅方向に移動し得る高さとしたことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機の球誘導樋。
  4. 前記各副流路の傾斜角度をそれぞれ異ならせ、パチンコ球の流速が各副流路ごとに異なるようにすることにより、合流地点で球圧差が生じるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機の球誘導樋。
  5. 前記各副流路の幅員をそれぞれ異ならせ、各副流路を流下するパチンコ球の数量を異なるようにすることにより、合流地点で球圧差が生じるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の遊技機の球誘導樋。
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