JP3071675B2 - パチンコ機の球タンク - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の上方
の補給経路から補給されるパチンコ球を貯留してパチン
コ球払出装置へ導くための球タンクに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】最近のパチンコ機は、遊技盤上に始動入
賞口，可変表示装置，大入賞口等を配設し、始動入賞口
に遊技球が入賞すると可変表示装置の図柄を変動させる
と共に、その停止時の表示があらかじめ定められた大当
り図柄を表示すると特定遊技状態（大当り）となって大
入賞口を開放する動作を繰り返えすようにした遊技内容
を有するものが主流となっている。

【０００３】一方、遊技盤の裏面には合成樹脂製の機構
板が開閉可能に装着されており、該機構板のほぼ中央部
に開設された窓孔に上記の遊技内容を制御するための回
路基板を収納した基板ボックスが配設されている。ま
た、機構板の上部には周知のように球タンクと該球タン
クの底部に設けられた落下口に連通するタンクレールが
設けられており、該球タンク内のパチンコ球をタンクレ
ールを介してパチンコ球払出装置へ導くようになってい
る。

【０００４】ところで、最近のパチンコ機にあっては遊
技内容の高度化などに伴なって大きな回路基板が必要と
されるようになってきており、このため回路基板を収納
する基板ボックスも大型化されて機構板の窓孔部分に装
着することが困難な状態になりつつある。このようなこ
とは機構板の窓孔を大きくすることによって簡単に解決
できるように考えられるが、機構板には上記した球タン
ク，タンクレール，パチンコ球払出装置等の裏部品が装
着されている関係上、窓孔の大きさも限られたものとな
って該窓孔を大きくすることは無理であった。

【０００５】そこで、このような問題点を解決するため
に、球タンクの一側壁に流出口を開設し、球タンクの底
部にパチンコ球を整列して流出口へ導くための通路部を
形成することによりタンクレールを不要として機構板の
窓孔を大きくすることが可能なようにしたものが提案さ
れている（例えば特開平７−５１４５２号公報参照）。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の球
タンクにあっては、該球タンクの前後側壁を内側へ膨出
させることによって球タンクの底部上面に通路部を形成
するようにしているため、球タンク内のパチンコ球の球
圧が通路部に集中することになって該通路部部分で球噛
み現象が発生し、該球タンク内のパチンコ球が流出口か
ら流出し得なくなるという問題点があった。また、通路
部が球タンクの底部上面に形成されているため、球タン
ク内の容積が小さくなってパチンコ球の貯留量が少なく
なるという問題点があった。

【０００７】そこで、本発明は球タンク内のパチンコ球
をパチンコ球払出装置へ導くための通路部を球タンクと
一体に形成してタンクレールを不要とすると共に、通路
部のパチンコ球に掛かる球圧を効果的に緩和して球タン
ク内のパチンコ球を通路部からスムーズに流出させるこ
とができるようなパチンコ機の球タンクを提供すること
を目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるパチンコ機の球タンクは、上面が開口
された長方形箱体の長さ方向の底部に一側から反対側側
面に向けて断面凹形状の通路部を傾斜状に設けると共
に、その通路部の下流側端部を球出口として形成し、さ
らに通路部を除く長方形箱体の底部は長さ方向には傾斜
しておらず、かつその長さ方向と直角方向には通路部に
向かう傾斜を備えさせてなることを特徴としている。

【０００９】このため、球タンクに貯留されるパチンコ
球は通路部で整列させられながら下流側に自然流下して
球出口から排出される。この際に球タンクに貯留される
パチンコ球の球圧は長方形箱体の底部で均等に受けら
れ、かつ通路部のパチン球の流出方向にはほとんど掛か
らないため、該通路部で球噛みが発生することなくスム
ーズに流出させることが可能となる。

【００１０】長方形箱体の底部であり、かつ通路部のほ
ぼ中央から下流側の側縁に沿ってリブ壁を設けたり、該
通路部を跨ぐように整流部材を設けるのが望ましい。前
記リブ壁は断面三角形状に形成し、整流部材は上面を山
形状に形成することが好適であり、これらリブ壁又は整
流部材を設けることによって球タンク内の球圧を効果的
に分散して球噛みの発生を確実に回避することが可能と
なる。また、通路部の球出口の上方にパチンコ球を球出
口方向へ案内するためのテーパーを有する突出体を設け
るのが望ましい。

【００１１】通路部の底部は該通路部と一体に形成する
ことも、また別体に形成することとしてもよい。通路部
の底部を別体に形成した場合、該底部の傾斜勾配が変更
可能なようにしておくことが好ましい。

【００１２】また、通路部には球タンク内のパチンコ球
量を最適な条件下で検出して補給経路からパチンコ球を
補給可能とするべく球量検知用のスイッチ手段を設ける
ことが望ましい。このスイッチ手段は、通路部の底面上
に揺動自在に設けられた球量検知板と、該球量検知板の
揺動によつて作動するマイクロスイッチとにより構成さ
れている。球量検知板は通路部の上流側に設けても、中
流部分に設けるようにしてもよい。球量検知板を通路部
の中流部分に設けた場合、通路部の底面と球量検知板の
上面との間に段差を生じさせるようにすれば、球崩し作
用を付与することができ、さらにスムーズな流れが保証
される。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下に本発明を図面を参照して説
明する。図１は本発明に係る球タンクが装着されたパチ
ンコ機の裏面図、図２は前面枠の上部部分の斜視図であ
る。図において、１はパチンコ機の前面枠、２は前面枠
１の後面に着脱自在に取付けられる遊技盤であって、該
遊技盤２の裏面には入賞球集合カバー３が配設されてお
り、該カバー３の裏面に基板ボックス４が装着されてい
る。この基板ボックス４は遊技盤２の表面に設けられた
始動入賞口，可変表示装置，大入賞口等の動作を駆動制
御するための回路基板が収納されている。

【００１４】５は遊技盤２の裏面に開閉可能に装着され
る合成樹脂製の機構板である。この機構板５は遊技盤２
の裏面に相対する板状部６を有し、この板状部６のほぼ
中央に基板ボックス４を臨ませるための窓孔７が開設さ
れている。窓孔７の上方であり、かつ板状部６の裏面に
は本発明に係る球タンク８が固着される。また、窓孔７
の右側方に位置する板状部６裏面にはパチンコ球払出装
置９と球タンク８に貯留されるパチンコ球をパチンコ球
払出装置９へ導く屈曲レール１０が配設される。また、
パチンコ球払出装置９の下方には払い出された景品球と
してのパチンコ球を前面枠１の前面の打球供給皿へ導く
ための排出樋１１が形成される。また、窓孔７の下方の
板状部６には入賞球集合部１２に集められた入賞球を１
個ずつ排出処理する入賞球排出処理装置１３及びアウト
球排出樋１４等の各種裏部品が設けられている。

【００１５】図３は本発明に係る球タンク８の斜視図、
図４は球タンク８の横断正面図、図５は球タンク８の縦
断側面図である。次に、図３ないし図５を参照して本発
明に係る球タンク８の具体的な構造を説明する。球タン
ク８は機構板５に接する後側壁１５と該後側壁１５に対
向する前側壁１６と左側壁１７及び右側壁１８と底部１
９とによって上面が開口された長方形箱体８ａとして構
成される。この長方形箱体８ａの底部１９の長さ方向ほ
ぼ中央には断面凹形状の通路部２０が形成されている。
また、通路部２０を除く長方形箱体８ａの底部１９はそ
の長さ方向には傾斜しておらず、かつ長さ方向と直角方
向には通路部２０に向かう傾斜がつけられている。

【００１６】前記通路部２０は長方形箱体８ａの左側壁
１７から右側壁１８に向けて下り傾斜状に形成されてお
り、その流下端は開口されて球出口２１として形成され
ている。この通路部２０は上流端側から下流端側に向け
て漸次深くなるように形成されている。また、通路部２
０の内底面にはほぼ中央部から下流端部にかけて仕切壁
２２が設けられており、該仕切壁２２によつてパチンコ
球が２列に整列しながら球出口２１に向けて流下するよ
うに球通路２３，２４が形成されている。前記仕切壁２
２は図４に示すように下流端方向に向けて漸次高くなる
ように形成されており、その下流端の高さはパチンコ球
の直径より若干低くなるように形成されている。２５は
補強用のリブである。なお上記した実施例では通路部２
０の球通路を２列として説明したが１列又は３列であっ
てもよい。

【００１７】上記のような通路部２０を一体に備える球
タンク８は機構板５の板状部６に後側壁１５を当てがっ
てビス止め等適宜な固定手段によつて固着される。そし
て、図１に示すように通路部２０の球出口２１と屈曲レ
ール１０とを接続させることによって球タンク８に貯留
されるパチンコ球をパチンコ球払出装置９に流送するよ
うになっている。

【００１８】しかして、上記のように構成される球タン
ク８は図示しないパチンコ機の上方の補給経路から補給
されるパチンコ球が貯留されるが、該球タンク８に貯留
されるパチンコ球は通路部２０を整列しながら流下し、
球出口２１から屈曲レール１０を介してパチンコ球払出
装置９へ導かれる。この際に、球タンク８の底部１９は
長さ方向には傾斜されていないため球タンク８に貯留さ
れるパチンコ球の球圧はその底部の全体に均等に掛かる
ことになり、しかも通路部２０に対しては直角方向に掛
かるだけでパチンコ球の流出方向にはほとんど掛から
ず、その結果、通路部２０のパチンコ球は互いに衝合し
合うことなくその傾斜に沿ってゆったりと流下すると共
に、球出口２１付近でひしめき合って球噛みを起こすよ
うなこともなくなり、球タンク８のパチンコ球をパチン
コ球払出装置９へ確実かつスムーズに導くことができ
る。

【００１９】このように、本発明に係る球タンク８は、
該球タンク８に貯留されるパチンコ球を整列してパチン
コ球払出装置９へ導くための通路部２０を一体に形成し
たものであるから、従来のパチンコ機のように球タンク
の下方にパチンコ球を整列してパチンコ球払出装置へ導
くためのタンクレールや球ならし等を設ける必要がなく
なり、そのぶん機構板に対する設置面積を小さくするこ
とができて基板ボックス４を臨ませるための窓孔７を大
きく形成することができる。また、通路部２０の形成に
よって球タンク８の容積が増大される。

【００２０】図６ないし図８は球タンク８の底部１９で
あり、かつ通路部２０を跨ぐように整流部材２６を付設
したものである。この整流部材２６は図６および図９に
示すように通路部２０の下流側から上流側に向けて傾斜
させると共に、横幅を漸次狭くした平面台形状の立体形
として構成され、その上面は中心から左右に緩角度の斜
面とした山形状に形成されており、下面中央には通路部
２０の通路幅と等しいゲート溝２７が設けられている。
また、ゲート溝２７の両側に位置する下面は球タンク８
の底部１９に合わせた傾斜面として形成されており、か
つ球タンク８の底部１９に形成されたダボ孔２８，２８
に嵌合する突起２９，２９が突設されている。

【００２１】このように、球タンク８の底部１９に整流
部材２６を付設した場合、図７に示すように整流部材２
６の上面の山形状斜面によつて球タンク８に貯留される
パチンコ球に対して球崩し作用が付与されると同時に流
出方向の球圧が分散されることになり、その結果球噛み
の発生を確実に防止してさらにスムーズなパチンコ球の
流れが保証されることになる。

【００２２】図１０は通路部２０に球量検知用のスイッ
チ手段を設けたものである。このスイッチ手段は通路部
２０の底面に球量検知板３０を軸３１によって揺動自在
に軸支すると共に、該球量検知板３０の下方に検出スイ
ッチとしてのマイクロスイッチ３２を設けている。球量
検知板３０は図１０鎖線のようにその上面にパチンコ球
があるときはその球重量によつて下方に回動してマイク
ロスイッチ３２のアクチュエータ片３２ａを押圧し、パ
チンコ球がなくなるとマイクロスイッチ３２のアクチュ
エータ片３２ａによるばね作用によつて図１０実線のよ
うに上方へ回動するようになっている。そして、マイク
ロスイッチ３２のアクチュエータ片３２ａが押圧されて
いるときにはオフ状態に保たれ、その押圧から開放され
るとオン状態となって検出信号を送出するようになって
おり、この検出信号によって補給経路から球タンク８内
に所定数のパチンコ球が補給される。

【００２３】このように球タンク８の通路部２０に球量
検知用のスイッチ手段を設けることによって従来のよう
に球タンク内にかなりのパチンコ球が残留している状態
で補給が行われるような不都合を完全に解消することが
できる上、球タンク８内に貯留されるパチンコ球を常に
最適な条件下で検出することができて最も理想的な補給
が可能となる。なお、図１１のようにスイッチ手段を通
路部２０の中流部分に設けた場合、通路部２０の底面と
球量検知板３０の上面との間に段差２０ａが形成される
ことになり、この段差２０ａによって通路部２０を流下
するパチンコ球に球崩し作用を付与することができて球
噛みが防止できるようになる。

【００２４】図１２および図１３は球タンク８の底面で
あり、かつ通路部２０のほぼ中央から下流側の側縁に沿
って断面三角形状のリブ壁３３を設けたものである。こ
のように通路部２０に沿ってリブ壁３３を設けることに
より通路部２０の球出口２１部分に掛かる球圧を緩和す
ることができ、球タンク８のパチンコ球をスムーズに流
出させることができる。なお、図１４および図１５に示
すように通路部２０の左右両側縁に沿ってリブ壁３３，
３３を設けることによりさらにパチンコ球のスムーズな
流出作用を高めることが可能となる。

【００２５】また、図１６および図１７は通路部２０の
球出口２１の上方に球ガイド用の突出体３４を固定的に
設けたものである。この突出体３４は通路部２０とほぼ
等しい横幅に形成され、かつパチンコ球を受け止める正
面部分は上方から下方に向ってテーパー３５を有し、該
テーパー３５によって球タンク８のパチンコ球を通路部
２０の球出口２１方向へ確実に流出案内する作用を果
す。

【００２６】図１８ないし図２０は球タンク８と通路部
２０の底部２０ｂとをそれぞれ別体に形成し、該底部２
０ｂを球タンク８に回動可能に取付けることにより通路
部２０の底部２０ｂの傾斜勾配を変更可能なように構成
した他の実施例を示すもので、通路部２０の底部２０ｂ
を断面コ字形の板状体として形成してその上流端しに円
弧状長溝３６を有する取付部３７を一体に設けると共
に、下流端をピン３８を以つて球タンク８に回動可能に
枢着し、前記円弧状長溝３６に球タンク８に突設した突
起３９を臨ませると共に、ねじ４０を突起３９のねじ孔
４１に螺合して締着することにより通路部２０の底部２
０ｂを球タンク８に固定する。従って、ねじ４０を緩る
めて底部２０ｂをピン３８を支点として上下方向へ回動
し、再びねじ４０を締着することによって図２０鎖線の
ように通路部２０の傾斜勾配を簡単かつ自由に変更する
ことができる。

【００２７】なお、図２１および図２２は底部２０ｂの
円弧状長溝３６に臨ませる突起３９を機構板５に突設し
た他の実施例であり、その他の構成は図１８ないし図２
０の実施例と同じであるので詳細な説明は省略する。

【００２８】

【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
にように、本発明においては、球タンクと一体にパチン
コ球を整列してパチンコ球払出装置へ導くための通路部
を形成したものであるから、従来のパチンコ機のように
タンクレールや球ならしを設ける必要がなくなって機構
板に対するタンクの設置面積を小さくすることができ、
その結果、基板ボックスを臨ませるための窓孔を大きく
形成することができる。

【００２９】また、通路部を除く球タンクの底部を長さ
方向には傾斜を有さず、かつその長さ方向と直角方向に
は通路部に向かう傾斜を備えさせるようにすることによ
って、球タンクのパチンコ球の球圧を効果的に緩和して
球噛みを解消し、該球タンクのパチンコ球をパチンコ払
出装置へ確実かつスムーズに導くことができる。

【００３０】さらに、球タンクと一体に通路部を形成す
ることによって従来の球タンクに較べてパチンコ球の貯
留容積を著しく増大することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】パチンコ機の裏面図である。

【図２】図１のパチンコ機の前面枠の上部部分の斜視図
である。

【図３】本発明に係る球タンクの斜視図である。

【図４】図３の球タンクの横断正面図である。

【図５】図３の球タンクの中央部分の縦断側面図であ
る。

【図６】図３の球タンクに整流部材を設けた状態の平面
図である。

【図７】図６のＡ−Ａ線断面図である。

【図８】図６のＢ−Ｂ線断面図である。

【図９】整流部材の斜視図である。

【図１０】図３の球タンクの通路部にスイッチ手段を設
けた状態を示す横断正面図である。

【図１１】図１０の他の実施例を示すものでスイッチ手
段を通路部の中流部分に設けた状態を示す球タンクの横
断正面図である。

【図１２】図３の球タンクにリブ壁を設けた状態の平面
図である。

【図１３】図１２のＣーＣ線断面図である。

【図１４】図１２の他の実施例を示すもので通路部の両
側に沿ってリブ壁を設けた状態の平面図である。

【図１５】図１４のＤーＤ線断面図である。

【図１６】図３の球タンクに球ガイド用の突出部を設け
た状態の平面図である。

【図１７】図１６のＥーＥ線断面図である。

【図１８】通路部の底部の傾斜勾配を変更可能とした他
の実施例の球タンクの斜視図である。

【図１９】図１８の球タンクの分解斜視図である。

【図２０】図１８の球タンクの横断正面図である。

【図２１】図１８の他の実施例の球タンクの斜視図であ
る。

【図２２】図２１の球タンクの分解斜視図である。

【符号の説明】

８ 球タンク ８ａ 長方形箱体 １９ 底部 ２０ 通路部 ２１ 球出口 ２６ 整流部材 ３０ 球量検知板（スイッチ手段） ３１ マイクロスイッチ（スイッチ手段） ３３ リブ壁 ３４ 突出体 ３５ テーパー

Claims (5)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面が開口された長方形箱体の長さ方向
   の底部に一側から反対側側面に向けて断面凹形状の通路
   部を傾斜状に設けると共に、その通路部の下流側端部を
   球出口として形成し、前記通路部の底部は、長方形箱体と別体に形成すると共
   に、該通路部に対して回動自在に取付けてその底部の傾
   斜勾配を変更可能なように構成し、 さらに、長方形箱体の底部であり、 その長さ方向と直角
   方向には通路部に向かう傾斜を備えさせてなることを特
   徴とするパチンコ機の球タンク。
2. 【請求項２】 上面が開口された長方形箱体の長さ方向
   の底部に一側から反対側側面に向けて断面凹形状の通路
   部を傾斜状に設けると共に、その通路部の下流側端部を
   球出口として形成し、 一方、前記長方形箱体の底部であり、その長さ方向と直
   角方向には通路部に向かう傾斜を備えさせると共に、そ
   の通路部を跨ぐように整流部材を設けてなることを特徴
   とする パチンコ機の球タンク。
3. 【請求項３】 上面が開口された長方形箱体の長さ方向
   の底部に一側から反対側側面に向けて断面凹形状の通路
   部を傾斜状に設けると共に、その通路部の下流側端部を
   球出口として形成し、 一方、前記長方形箱体の底部であり、その長さ方向と直
   角方向には通路部に向かう傾斜を備えさせると共に、そ
   の通路部のほぼ中央から下流側の側縁に沿ってリブ壁を
   設けたことを特徴とする パチンコ機の球タンク。
4. 【請求項４】 上面が開口された長方形箱体の長さ方向
   の底部に一側から反対側側面に向けて断面凹形状の通路
   部を傾斜状に設けると共に、その通路部の下流側端部を
   球出口として形成し、 一方、前記長方形箱体の底部であり、その長さ方向と直
   角方向には通路部に向かう傾斜を備えさせると共に、そ
   の通路部の球出口の上方に該球出口方向へパチンコ球を
   流出案内するためのテーパーを有する突出体を設けたこ
   とを特徴とする パチンコ機の球タンク。
5. 【請求項５】 上面が開口された長方形箱体の長さ方向
   の底部に一側から反対側側面に向けて断面凹形状の通路
   部を傾斜状に設けると共に、その通路部の下 流側端部を
   球出口として形成し、さらに通路部を除く長方形箱体の
   底部は長さ方向には傾斜しておらず、かつその長さ方向
   と直角方向には通路部に向かう傾斜を備えさせてなるこ
   とを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれかに記載
   のパチンコ機の球タンク。