JP2004267276A - 遊技球の払出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】球送り部材における球噛みを防止する。
【解決手段】球送り部材46の上流にある遊技球Bは突条部38,39,58,59及び60,61,75,76で軌道を狭められるので、線条存在区間内の遊技球の移動を円滑にでき、球送り部材46での球噛み現象を防止できる。遊技球Bは線条38,39,58,59及び60,61,75,76で軌道を狭められているので、球通路31,32を安定的に落下する。遊技球Bは、球検出器43,45に不規則に衝突しなくなるので、チャタリングと、球検出器43,45の破損が防止できる。
【選択図】図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に補給されている遊技球を貸球あるいは賞球として球受皿に払い出す遊技球の払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技球を貸球あるいは賞球に分配して受け皿に排出させる遊技球払出装置に関して様々な発明がなされている。これらの従来技術では、パチンコ遊技機の球タンクから球供給路に流下した遊技球を、球供給路の下端に接続した払出装置で球流下路に流下させる。通常、球流下路には球通過センサが設けられ、流下する遊技球を検出している。また、パチンコホール(遊技場)によって使用する遊技球の大きさが違うこと、遊技球の規格が違うことなどを考慮して、遊技球の払出装置では、球供給路と球流下路の幅を遊技球の直径よりも大きくして流下する遊技球にガタが発生するようにしている。これは遊技球が直列的に積み重なるのではなく、左右に位置がずれながら積み重なるわけである。これは、遊技球の供給時に、球タンクから連なった上方の遊技球から下の遊技球に加わる圧力を球供給路と球流下路の壁面に逃がし、球払出装置に加わる応力を小さくし、球詰まりを防止するためである。
【0003】
【特許文献1】特開2000−116897
パチンコ球を爪車の正逆転によって2つの球払出通路に払い分けをするパチンコ遊技機の球払出装置であって、モータを共振領域を避けて安定して回転させることができるようにし、トルク不足による球噛み等の発生を防止する。そのため、パチンコ球を一列に整列して流下させる球供給筒10が貸球払出通路14と賞球払出通路15に分岐する分岐部37に払出ロータ16を設け、払出ロータの回転軸40に大径歯車41を固着し、大径歯車に正逆転可能なモータ17の出力軸42に固着したピニオン43を噛合させ、球貸出要求信号または入賞球検出信号に基づき該払出ロータを正転または逆転させることでパチンコ球を貸球払出通路または賞球払出通路に流下させ、共通の球流下路を流下する賞球と貸球を区別してカウントする。
【特許文献2】特開2000−2459428
払出装置15から払い出されるパチンコ球の球流下路16にパチンコ球の通過を検出する球通過センサ17を設ける。賞球払出期間(払出装置15が賞球払出動作を開始してから最後の賞球が球通過センサ17の検出位置を通過し終えるまでの期間)中、メイン制御回路21は、信号切換器23を「賞球カウント状態」に切り換えて、球通過センサ17の検出信号を賞球検出信号として取り込み、賞球払出数をカウントする。一方、貸球払出期間(払出装置15が貸球払出動作を開始してから最後の貸球が球通過センサ17の検出位置を通過し終えるまでの期間)中、払出制御回路22は、信号切換器23を「貸球カウント状態」に切り換えて、球通過センサ17の検出信号を貸球検出信号として取り込み、貸球払出数をカウントするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、球供給路や球流下路の内部を流下する遊技球は、ガタによる遊技球の不規則な動きにより球流下路の内部を通過する際に、球払出装置の球送り部材で球噛み現象を起こすといった問題もあった。また、球検出器の上流で生する遊技球のガタにより、球検出器においてチャタリング(同じ遊技球を2度検出すること)を起こしてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、従来の技術の有するこのような種々の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、球送り部材での球噛み現象の防止、或いはチャタリングの防止と、を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】
請求項1の払出装置は、遊技球供給口と遊技球排出口とを有する遊技球の通路と、該通路に駆動可能に設けた球送り部材と、該球送り部材を駆動させる駆動モータ部と、を備え、該球送り部材の駆動によって遊技球を払い出す遊技球の払出装置において、前記遊技球の流下方向に対する通路断面積を狭くする突出部又は傾斜面を前記通路の内壁面に形成することを特徴とする遊技球の払出装置である。
【0007】
請求項1記載の払出装置によれば、通路の適宜区間の断面積を狭くすることで、その区間内の遊技球の移動を円滑にできるので、球送り部材での球噛み現象を防止できる。球噛み現象を防止することで、モータを小型化でき、払出装置の小型化、コストダウン、球送りの高速化が実現できる。
【0008】
請求項2の払出装置の前記突出部は、前記内壁面の周方向に間隔をあけて形成される複数の突起であることが好ましい。これにより、前記課題が好適に解決できる上、一層のコストダウンが可能である。突出部は前記通路の壁面に一体成形されることが好ましい。突出部の位置は、壁面の隅でも良いし、隅以外の壁でもよい。
【0009】
請求項3の払出装置の前記傾斜面は、遊技球の流下方向に沿って徐々に断面積が狭くなるように形成されることが好ましい。これにより、前記課題が好適に解決できる上、徐々に断面積を狭めるので、遊技球の流下や移動がより円滑に成るという効果がある。
【0010】
請求項4の払出装置は、前記傾斜面は、平面視で台形又は三角形状であることが好ましい。これにより、前記課題が好適に解決できる上、徐々に断面積を狭めるので、簡素な構成で遊技球の流下や移動の円滑化が実現できる。
【0011】
請求項5の払出装置の前記遊技球排出口の径は、遊技球検出部の球通過感知穴の大きさと実質的に同一に設定されることが好ましい。これにより、前記課題が好適に解決できる上に、球検出器の破損や破壊を防止する効果がある。
【0012】
請求項6の払出装置の球送り部材の上流にある前記通路の断面積を狭くすることが好ましい。これにより、前記課題が好適に解決できる上に、遊技球の球送り部材への球噛みを防止する効果がある。
【0013】
請求項7の払出装置の球送り部材のある前記通路の内部を狭くしたことが好ましい。これにより、前記課題が好適に解決できる上に、従来技術の球払出装置と比較して、球送り部材の小型軽量化、モータの小型化により、払出装置全体の小型化、省電力化、コストダウン、球送りの高速化が可能になる効果がある。
【0014】
請求項8の払出装置の前記遊技球排出口に設けられ、遊技球が通過すると検出信号を出力する遊技球検出器を備えることが好ましい。これにより、球検出器のチャタリングを防止でき、衝突による検出器の故障を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態の払出装置について、図面を参照して説明する。図1はパチンコ遊技機1の裏面図であり、パチンコ遊技機1は、前面枠2、前面枠2の裏面に取付枠3を介して着脱自在に装着される遊技盤4、遊技盤4の裏面に回動可能に装着される合成樹脂製の機構板5を備えている。この機構板5の裏面上部には景品球タンク6が固着され、景品球タンク6の下方にはパチンコ球を整列して導き出す樋状の誘導通路7が設けられると共に、その流下端に本実施形態に係るパチンコ球の払出装置8が配設されている。また、払出装置8の下方に払い出されたパチンコ球を前面枠2の前面の球受皿(図示略)に導くための送出通路9が設けられている。
【0016】
次に図2を参照して、払出装置8について説明する。図2(c)は球払出装置8の外観斜視図であり、図3はその分解斜視図である。この払出装置8は、正逆転可能な駆動モータ20と、駆動モータ20を取付けるケース23等を備えたものである。角形箱状のケース23は、角形の右ブロック24、角形の中ブロック25、角形の左ブロック26とにより三分割されて、それらが連結したものである。このケース23は、球供給口27,28と、球排出口29,30とを有する球通路31,32を内部に備えている。遊技球は球供給口27,28から入り球排出口29,30から排出される。球供給口27,28及び球排出口29,30は並列に2個ずつ設けられる。
【0017】
右ブロック24は、球供給口27の半分を構成する角形の開口33と、球排出口29の半分を構成する角形の開口34と、球通路31の半分を構成する球通路溝35と、中央部に横方向に形成される貫通孔36と、球通路溝35と貫通孔36と連通し球通路溝35の中間部から膨出し概ね中央部を占める大径であって側面に円弧面37aと正面に半円弧面37bとを有する球送り部収容空間37と、球送り部収容空間37のある領域に形成され球通路溝35を画定する壁面の角部に一体に形成する断面略C型であって球の流下方向に沿って対向するように設ける一対の壁面から内側に盛り上るように形成される突条部38,39(図7参照)と、各ブロックを結合するため横方向に貫通する貫通孔40a,40bと、各ブロックを結合するための結合穴41a,41bと、各ブロックを結合するためのねじ取付溝42と、球通路溝35の下部に臨設し概ね円形の球通過感知孔43aを有する球検出器43を収容する球検出器収容溝44と、を備えている。球送り部収容空間37に球送り部材46の片側部分が配置される(図3参照)。
【0018】
中ブロック25は、球供給口27の半分を構成する角形の開口50と、球供給口28の半分を構成する角形の開口51と、球排出口29の半分を構成する角形の開口52と、球排出口30の半分を構成する角形の開口53と、球通路32の半分を構成する球通路溝54と、球通路33の半分を構成する球通路溝55と、球通路溝35の中間部と連通し概ね片側の下方部を占める大径の横方向の貫通孔であって側面に垂直面56aと水平面56bと屈曲面56cとを有する球送り部収容空間56と、球送り部収容空間56のある領域に形成され球通路溝54を画定する壁面の角部に一体に形成する断面略C型であって球の流下方向に沿って対向するように設ける一対の壁面から内側に盛り上るように形成される突条部58,59(図7参照)と、球送り部収容空間56のある領域に形成され壁面から内側に盛り上るように形成される突条部58,59と反対面側に設けられ球通路溝55を画定する壁面の角部に形成する断面略C型であって球の流下方向に沿って対向するように設ける一対の壁面から内側に盛り上るように形成される突条部60,61(図7参照)と、前記結合穴41a,41bに嵌め込まれる結合凸部62a,62bと、結合凸部62a,62bと反対面側に設ける結合凸部63a,63bと、貫通孔40bと連通し各ブロックを結合するため横方向に貫通する貫通孔64と、各ブロックを結合するためのねじ取付溝65と、球通路溝54の下部に臨設し球検出器43と、概ね円形の球通過感知孔45aを有する球検出器45とを収容する球検出器収容溝66と、球検出器収容溝66と外部とを連通する配線取出孔67と、を備えている。球送り部収容空間56に球送り部材46の軸部分が配置される(図3参照)。
【0019】
左ブロック26は、球供給口28の半分を構成する角形の開口70と、球排出口30の半分を構成する角形の開口71と、球通路32の半分を構成する球通路溝72と、中央部に横方向に形成される軸受部73と、球通路溝72の中間部から膨出し概ね中央部を占める大径であって側面に円弧面74aと正面に半円弧面74bとを有する球送り部収容空間74と、球送り部収容空間74のある領域に形成され球通路溝72を画定する壁面の角部に一体に形成する断面略C型(例えば、ここでは3面構成であるが曲面で構成されてもよい)であって球の流下方向に沿って対向するように設ける一対の壁面から内側に盛り上るように形成される突条部75,76(図7参照)と、貫通孔64とねじ取付溝65に夫々嵌め込まれて各ブロックを結合するため横方向に貫通する突出雌ネジ部77a,77bと、結合凸部63a,63bを嵌め込むための結合穴78a,78bと、球通路溝72の下部に臨設し球検出器45を収容する球検出器収容溝79と、を備えている。球送り部収容空間37に球送り部材46の片側部分が配置される(図3参照)。
【0020】
駆動モータ20の回転軸80は、多角形状孔81に挿入固定される。球送り部材46は、多角形状孔81と挿入軸82とを有する軸受83がある。球送り部材46は、軸穴84を有する回転軸80の軸線方向にある軸85と、両端部に回転軸80の軸線方向に対し直交する2枚の羽根86及び87とを有している。球送り部材46の羽根86及び87は、その外周面に1個の賞球を一旦受け止める球受溝88及び89がそれぞれ3個ずつ、かつ等間隔に互い違いに周設されている。挿入軸82が軸穴84の一端部に挿入され、軸受部73が軸穴84の他端部に挿入されている。駆動モータ20は取付部90を介して右ブロック24の側面に固定される。駆動モータ20は球送り部材46を回転駆動させるようになっている。
【0021】
球送り部材46を球送り部収容空間37,56,74に両球通路31,32に臨むようにして直交状に配置し、球検出器43及び45を球検出器収容溝44,66,79に配置し、球送り部材46を軸受部73及び軸受83に軸支し、結合凸部62a,62bを結合穴41a,41bに嵌め込み、結合凸部63a,63bを結合穴78a,78bに嵌め込み、ねじをねじ取付溝42及び65を介して突出雌ネジ部77a,77bにねじこむことで、3つのブロック24〜26の三者を一体に合体できる。これにより、内部に屈曲した2条の球通路31,32等が形成される。球通路31,32は、球の流下方向は屈曲しているが、球の流下方向と直交する通路断面積(径)は、1個の賞球(又は貸球の場合もある)が流下し得る大きさに設定されており、突条部38,39,58,59,60,61,75,76のある領域より上の領域では、通路断面積は遊技球の径よりも大きく遊技球のガタが生じるが、突条部38,39,58,59,60,61,75,76のある領域では、通路断面積が狭くなっており、遊技球のガタが少ないか又はガタが無い状態である。パチンコ遊技機前面の球受皿(図示略)に賞球を払出すようにしている。
【0022】
図7に示す通り、通路31において、突条部38,39,58,59で遊技球Bを保持するように誘導し、通路32において、突条部60,61,75,76で遊技球Bを保持するように誘導するようになっている。
【0023】
上記の突条部38,39,58,59,60,61,75,76の変更例として図8(a)〜(f)のものが挙げられる。図8(a)(b)は、突条部91を球通路31の内壁の隅部を除いた中間部に形成した例であり、遊技球Bが4個の突起物91に至ると、それらの突起物91が遊技球Bを抱え込むように保持しながら流下させるようになっている。図8(c)(d)は、平面視で三角形をなす傾斜面92を球通路31の内壁の隅部から断面積を縮径させながら傾斜面92を下方内側に傾斜させてゆく例であり、遊技球が4枚の傾斜面92の下限に至ると、傾斜面92の下限から下方に連続する非傾斜面93が遊技球Bを抱え込むように保持しながら流下させるようになっている。図8(e)(f)は平面視で台形をなす傾斜面94を球通路31の内壁の側面から断面積を縮径させながら傾斜面94を下方内側に傾斜させてゆく例であり、遊技球が4枚の傾斜面94の下限に至ると、傾斜面94の下限から下方に連続する非傾斜面95が遊技球Bを抱え込むように保持しながら流下させるようになっている。ここでいう傾斜面とは球の流下方向に対して面が傾斜しているものであり、非傾斜面とは球の流下方向に対して傾斜していないものである。以上の例ではいずれも遊技球Bと壁面とは4点接触で構成してあるが、制限されるものではない。なお、上記変更例は、球通路32にも同様に適用できる。
【0024】
球送り部収容空間37の内壁面に球送り部材46の両側縁と対向させて、両球通路31,32から球送り部材46の球受溝88,89に受け入れられた賞球を1個ずつ両球通路31,32の中間位置へ寄せている。球送り部収容空間37の下端には球通路31,32が設けられ、夫々両球通路31,32と連通している。
【0025】
図3、図10等の通り、球検出器43,45は前記球通路31,32から排出される賞球を検出するものであり、右ブロック24と中ブロック25の底面に跨って検出器43が配置され、中ブロック25と左ブロック26に底面に跨って検出器45が配置されている。夫々の検出器43,45は、それぞれ、センサチップ100,101、102及び103が設けられている。そして賞球が球通過感知穴43a,45aを通過したとき、賞球の個数がカウントされるようになっている。
【0026】
次に払出装置8の動作及び効果を説明する。
図1に示したパチンコ遊技機1の球備蓄タンク2から流下した遊技球Bは、図9(a)に示す通り、ケース23の球供給口27,28から球通路31,32の内部に充填される。このとき、上部は突条部が無く、遊技球Bがガタつきながら供給できるようになっており、球噛みを防止できる。また、球送り部材46の羽根86又は87が、最下部の遊技球Bを下から支え、遊技球Bを静止状態に保持している。パチンコ遊技機1に備えられた賞球制御基板のマイクロコンピュータ(図示略)から駆動モータ20に駆動指令信号が出力されると、駆動モータ20は所定の量回転する。このとき、図9(b)に示したように矢印J方向に回動するが、球送り部材46の上流にある遊技球Bは突条部38,39,58,59及び60,61,75,76で軌道を狭められるので、線条存在区間内の遊技球の移動を円滑にでき、球送り部材46での球噛み現象を防止できる。この球噛み現象を防止することで、駆動モータ20を小型化でき、払出装置8の小型化、コストダウン、球送りの高速化が実現できる。
また、遊技球Bは球送り部材46の球受溝88及び809で保持されて下方に搬送され、球送り部材46から離脱し、球検出器43,45に至る。このとき、遊技球Bは線条38,39,58,59及び60,61,75,76で軌道を狭められているので、球通路31,32を安定的に落下する。これにより、遊技球Bは、球検出器43,45に不規則に衝突しなくなるので、チャタリングと、球検出器43,45の破損が防止できる。球通過感知孔43a,45aは、球通路31,32と実質的に同一の径であるので、球通過感知孔43a,45aを通過する遊技球Bが円滑に落下でき、球検出器43,45に当たってセンサチップ100〜103等の部分を破損させたり、落下中の揺動によるチャタリング等の検出誤差を生じないようになっている。
球排出口29,30を通過して外部に払いだされる遊技球の数は、遊技球Bが球通過感知孔43a,45aを通過するときに、球検出器43,45で正確にカウントされたのち、球検出器43,45から検出信号が賞球制御基板のマイクロコンピュータ(図示略)に出力されて遊技球の払い出し動作が制御される。球受溝88と89とは60度ずらせて固定されているので、駆動モータ20が球送り部材46を駆動すると、球排出口29,30からそれぞれ遊技球Bが1個ずつ交互に払い出される。
【0027】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。なお、本実施形態では、球通路31,32の内部に線条38,39,58,59,60,61,75,76を設けた構造について説明したが、これに限定されるものではなく、球通路31,32の断面積を狭くする様々な構成を適用することで、同様の効果が得られる。例えば、断面積を一様に狭くすることもできるし、徐々に狭くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の裏面図である。
【図2】(a)は同払出装置の内部構造を表わした底面図、(b)は同平面図、(c)は同斜視図、(d)は同側面図である。
【図3】本実施形態の遊技球の払出装置の斜視図である。
【図4】(a)は払出装置の右ブロックの斜視図、(b)は払出装置の右ブロックの反対側から見た斜視図である。
【図5】(a)は払出装置の中ブロックの斜視図、(b)は払出装置の中ブロックの反対側から見た斜視図である。
【図6】(a)は払出装置の左ブロックの斜視図、(b)は払出装置の左ブロックの反対側から見た斜視図である。
【図7】同払出装置の球送り部収容空間に隣接する領域における通路横断面図である。
【図8】(a)は突条部の変形例1である突起部の通路横断面図、(b)はVIIIB−VIIIB線断面図、(c)は突条部の変形例2である傾斜面の通路横断面図、(d)はVIIID−VIIID線断面図、(e)は突条部の変形例3である傾斜面の通路横断面図、(f)はVIIIF−VIIIF線断面図である。
【図9】(a),(b)は払い出し装置の動作を示す説明図である。
【図10】同払出装置の底面図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機 8…払出装置 20…駆動モータ 23…ケース
24…右ブロック 25…中ブロック 26…左ブロック
27,28…球供給口 29,30…球排出口 31,32…球通路
33,34,50,51,52,53,70,71…開口
35,54,55,72…球通路溝
37,56,74…球送り部収容空間
38,39,58,59,60,61,75,76…突条部
43,45…球検出器
44,66,79…球検出器収容溝 67…配線取出孔
46…球送り部材 80…回転軸 81…多角形状孔
82…挿入軸 83…軸受 84…軸穴 85…軸
86,87… 羽根 88及び89…球受溝
91…突起物 92…傾斜面 93…非傾斜面 94…傾斜面
100,101,102,103…センサチップ

Claims (8)

  1. 遊技球供給口と遊技球排出口とを有する遊技球の通路と、
    該通路に駆動可能に設けた球送り部材と、
    該球送り部材を駆動させる駆動モータ部と、
    を備え、該球送り部材の駆動によって遊技球を払い出す遊技球の払出装置において、
    前記遊技球の流下方向に対する通路断面積を狭くする突出部又は傾斜面を前記通路の内壁面に形成することを特徴とする遊技球の払出装置。
  2. 前記突出部は、前記内壁面の周方向に間隔をあけて形成される複数の突起であることを特徴とする請求項1の遊技球の払出装置。
  3. 前記傾斜面は、遊技球の流下方向に沿って徐々に断面積が狭くなるように形成されることを特徴とする請求項1の遊技球の払出装置。
  4. 前記傾斜面は、平面視で台形又は三角形状であることを特徴とする請求項3の遊技球の払出装置。
  5. 前記遊技球排出口の径は、遊技球検出部の球通過感知穴の大きさと実質的に同一に設定されることを特徴とする請求項1乃至4いずれかの遊技球の払出装置。
  6. 球送り部材の上流にある前記通路の断面積を狭くすることを特徴とする請求項1乃至5いずれかの遊技球の払出装置。
  7. 球送り部材のある前記通路の内部を狭くしたことを特徴とする請求項1乃至6いずれかの遊技球払出装置。
  8. 前記遊技球排出口に設けられ、遊技球が通過すると検出信号を出力する遊技球検出器を備えることを特徴とする請求項1乃至7いずれかの遊技球払出装置。
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JP2008093189A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Adachi Light Co Ltd 球払い出し装置及び遊技機
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