JP3243478B2 - パチンコ機の電気的景品球払出装置 - Google Patents
パチンコ機の電気的景品球払出装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外周面に球送り突条を
螺旋状に設けたスクリュー軸の回転により景品球を一個
ずつ払い出すようにしたパチンコ機の電気的景品球払出
装置に関し、特に、スクリュー軸の回転を直接に検出す
ることによって払い出された景品球を計数するようにし
たパチンコ機の電気的景品球払出装置に関するものであ
る。
螺旋状に設けたスクリュー軸の回転により景品球を一個
ずつ払い出すようにしたパチンコ機の電気的景品球払出
装置に関し、特に、スクリュー軸の回転を直接に検出す
ることによって払い出された景品球を計数するようにし
たパチンコ機の電気的景品球払出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機の景品球払出装置とし
ては、例えば図17に示すように垂直状の景品球の供給
通路101と、該供給通路101に外周一部が臨むよう
に設けられ、かつ、その外周に景品球を一個ずつ嵌入し
得る凹状の爪部102を有するスプロケット103と、
該スプロケット103を回転させる駆動モータ104と
を備え、スプロケット103をモータ104により回転
させて所定数の景品球を排出通路105に排出するよう
にしたものが知られている。
ては、例えば図17に示すように垂直状の景品球の供給
通路101と、該供給通路101に外周一部が臨むよう
に設けられ、かつ、その外周に景品球を一個ずつ嵌入し
得る凹状の爪部102を有するスプロケット103と、
該スプロケット103を回転させる駆動モータ104と
を備え、スプロケット103をモータ104により回転
させて所定数の景品球を排出通路105に排出するよう
にしたものが知られている。
【0003】しかしながら、このような従来の景品球払
出装置は、供給通路101で列状に待機している景品球
の球圧が直接スプロケット103の爪部102に掛かっ
ているので、駆動モータ104に過大な負荷が掛かり、
しかも景品球払い出しの動作は頻繁に行なわれるので、
短期間の使用で駆動モータ104が故障することがあ
る。また、景品球の払い出しはスプロケット103の爪
部102で景品球を一個ずつ区切るように排出させるた
めに払い出しに時間が掛かる上、スプロケット103の
摩耗によって球噛みを生じたり、払出個数が正確でなく
なるといった問題が有る。
出装置は、供給通路101で列状に待機している景品球
の球圧が直接スプロケット103の爪部102に掛かっ
ているので、駆動モータ104に過大な負荷が掛かり、
しかも景品球払い出しの動作は頻繁に行なわれるので、
短期間の使用で駆動モータ104が故障することがあ
る。また、景品球の払い出しはスプロケット103の爪
部102で景品球を一個ずつ区切るように排出させるた
めに払い出しに時間が掛かる上、スプロケット103の
摩耗によって球噛みを生じたり、払出個数が正確でなく
なるといった問題が有る。
【0004】さらに、最近では各パチンコ機に電気的景
品球払出装置を設けると共に、各パチンコ機の台間又は
パチンコ機自体に硬貨、紙幣又はプリペイドカード等の
貸球、交換価値媒体を受け入れて貸球信号を発信する球
貸装置を設定し、この球貸装置からの貸球信号により電
気的景品球払出装置を作動して貸球をパチンコ機前面の
打球供給皿に排出するようにした貸球方法が採用されつ
つある。
品球払出装置を設けると共に、各パチンコ機の台間又は
パチンコ機自体に硬貨、紙幣又はプリペイドカード等の
貸球、交換価値媒体を受け入れて貸球信号を発信する球
貸装置を設定し、この球貸装置からの貸球信号により電
気的景品球払出装置を作動して貸球をパチンコ機前面の
打球供給皿に排出するようにした貸球方法が採用されつ
つある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の電
気的景品球払出装置は、払い出された景品球を計数する
計数手段を備えることが必要とされる。そして、従来の
電気的景品球払出装置は、その計数手段としてほとんど
が景品球の排出通路105の途中に景品球の通過によっ
てパルス信号を出す近接スイッチ106を設けるように
している。
気的景品球払出装置は、払い出された景品球を計数する
計数手段を備えることが必要とされる。そして、従来の
電気的景品球払出装置は、その計数手段としてほとんど
が景品球の排出通路105の途中に景品球の通過によっ
てパルス信号を出す近接スイッチ106を設けるように
している。
【0006】しかし、上記のように排出通路105に近
接スイッチ106を設けた従来の電気的景品球払出装置
では、景品球が払い出されてから検出されるまだに若干
の時間が掛かる上、排出通路105を流下する景品球の
流速にバラつきがあったりしてどうしても高速での景品
球払出動作に無理があるという問題点があった。また、
近接スイッチ106の収納スペースを必要とするため、
そのぶん全体構造が大型となり裏機構板への取付けが大
なり制約されるといった問題点も有していた。本発明
は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、連続状態で待
機される景品球の球圧にほとんど影響されることなく景
品球の払出動作が行ない得るような新規なパチンコ機の
景品球払出装置を提供しようとするものである。また、
本発明の他の目的とするところは、景品球の払い出しと
計数とを同時に行ない得るようにして景品球の払い出し
動作の高速化を図ると共に、全体構造を小型化できるよ
うなパチンコ機の電気的景品球払出装置を提供しようと
するものである。
接スイッチ106を設けた従来の電気的景品球払出装置
では、景品球が払い出されてから検出されるまだに若干
の時間が掛かる上、排出通路105を流下する景品球の
流速にバラつきがあったりしてどうしても高速での景品
球払出動作に無理があるという問題点があった。また、
近接スイッチ106の収納スペースを必要とするため、
そのぶん全体構造が大型となり裏機構板への取付けが大
なり制約されるといった問題点も有していた。本発明
は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、連続状態で待
機される景品球の球圧にほとんど影響されることなく景
品球の払出動作が行ない得るような新規なパチンコ機の
景品球払出装置を提供しようとするものである。また、
本発明の他の目的とするところは、景品球の払い出しと
計数とを同時に行ない得るようにして景品球の払い出し
動作の高速化を図ると共に、全体構造を小型化できるよ
うなパチンコ機の電気的景品球払出装置を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパチンコ機電気的景品球払出装置において
は、景品球が連続して供給される供給通路と、該供給通
路の終端に形成され供給通路内に連続する景品球を受け
入れて景品球の球圧を受ける球受棚と、該球受棚の側方
に平行に配設され、かつ外周面に球送り突条を螺旋状に
設けたスクリュー軸と、該スクリュー軸を回転させるモ
ータと、前記スクリュー軸の回転により球受棚上の景品
球が排出される排出通路とを備え、前記スクリュー軸の
先端に被検出部を設け、該被検出部をセンサで検出する
ことにより直接にスクリュー軸の回転を検出し、それに
よって、スクリュー軸の回転により払い出された景品球
を計数するようにしたものである。
に、本発明のパチンコ機電気的景品球払出装置において
は、景品球が連続して供給される供給通路と、該供給通
路の終端に形成され供給通路内に連続する景品球を受け
入れて景品球の球圧を受ける球受棚と、該球受棚の側方
に平行に配設され、かつ外周面に球送り突条を螺旋状に
設けたスクリュー軸と、該スクリュー軸を回転させるモ
ータと、前記スクリュー軸の回転により球受棚上の景品
球が排出される排出通路とを備え、前記スクリュー軸の
先端に被検出部を設け、該被検出部をセンサで検出する
ことにより直接にスクリュー軸の回転を検出し、それに
よって、スクリュー軸の回転により払い出された景品球
を計数するようにしたものである。
【0008】
【作用】供給通路内に供給される景品球は、球受棚上面
で受け止められて連続状態で待機する。次いで、モータ
の駆動によるスクリュー軸の回転によって螺旋状に形成
された球送り突条で前記球受棚上面に乗る景品球を一個
ずつ排出通路に押し出して排出する。以後同様な動作を
繰り返して、順次景品球を排出通路に排出することとな
る。これにより、スクリュー軸にほとんど球圧を掛けず
に景品球を排出することができるようになり、またモー
タには大きな負荷が掛からないことから、小型モータの
使用が可能となって装置全体を小型化することができ
る。
で受け止められて連続状態で待機する。次いで、モータ
の駆動によるスクリュー軸の回転によって螺旋状に形成
された球送り突条で前記球受棚上面に乗る景品球を一個
ずつ排出通路に押し出して排出する。以後同様な動作を
繰り返して、順次景品球を排出通路に排出することとな
る。これにより、スクリュー軸にほとんど球圧を掛けず
に景品球を排出することができるようになり、またモー
タには大きな負荷が掛からないことから、小型モータの
使用が可能となって装置全体を小型化することができ
る。
【0009】また、スクリュー軸の回転による景品球の
払い出しと同時に該スクリュー軸の被検出部がセンサで
検出されて払い出された景品球が計数される。このよう
に、スクリュー軸の回転を直接に検出して景品球の計数
を行うものであるから、計数の正確性が増すと共に、景
品球払出しの高速制御が可能になる。
払い出しと同時に該スクリュー軸の被検出部がセンサで
検出されて払い出された景品球が計数される。このよう
に、スクリュー軸の回転を直接に検出して景品球の計数
を行うものであるから、計数の正確性が増すと共に、景
品球払出しの高速制御が可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の景品球払出装置が適用されるパチ
ンコ機1の裏面図である。パチンコ機1の裏面には、遊
技盤10の裏面全体を覆うように機構板2が配設されて
おり、その遊技盤10の裏面と相対する機構板2の前面
下部に入賞球を集合する入賞球集合樋3が形成されてい
る。この入賞球集合樋3は入賞球を一列に整列して流下
させるようになっており、その流下通路の途中に通過す
る入賞球を検出する入賞球検出器4が設けられている。
この入賞球検出器4からの信号は図示しない払出制御回
路に送られて、後述する電気的景品球払出装置8の動作
を制御する。
する。図1は本発明の景品球払出装置が適用されるパチ
ンコ機1の裏面図である。パチンコ機1の裏面には、遊
技盤10の裏面全体を覆うように機構板2が配設されて
おり、その遊技盤10の裏面と相対する機構板2の前面
下部に入賞球を集合する入賞球集合樋3が形成されてい
る。この入賞球集合樋3は入賞球を一列に整列して流下
させるようになっており、その流下通路の途中に通過す
る入賞球を検出する入賞球検出器4が設けられている。
この入賞球検出器4からの信号は図示しない払出制御回
路に送られて、後述する電気的景品球払出装置8の動作
を制御する。
【0011】一方、機構板2の後面側には、上部に補給
機構(図示せず)から補給される景品球を貯留する景品
球タンク5が設けられる。該景品球タンク5の下方には
景品球を整列流下させる誘導樋6が設けられ、該誘導樋
6の流下端に本発明の景品球払出装置8が接続される。
さらに、該電気的景品球払出装置8の下方に該装置8か
ら払い出された景品球を機前の球受皿に導く排出樋7が
設けられている。
機構(図示せず)から補給される景品球を貯留する景品
球タンク5が設けられる。該景品球タンク5の下方には
景品球を整列流下させる誘導樋6が設けられ、該誘導樋
6の流下端に本発明の景品球払出装置8が接続される。
さらに、該電気的景品球払出装置8の下方に該装置8か
ら払い出された景品球を機前の球受皿に導く排出樋7が
設けられている。
【0012】次に、図2ないし図6を参照して本発明の
電気的景品球払出装置8の構成について説明する。電気
的景品球払出装置8は図2及び図3に示すように箱枠状
のケース11を有する。該ケース11は中空状の右半体
11aと左半体11bとにより二分割して形成され、そ
の右半体11aと左半体11bとを中央に仕切部材12
を介在させて合体させることにより内部に誘導樋6に接
続する2条の供給通路13a,13bを形成している。
電気的景品球払出装置8の構成について説明する。電気
的景品球払出装置8は図2及び図3に示すように箱枠状
のケース11を有する。該ケース11は中空状の右半体
11aと左半体11bとにより二分割して形成され、そ
の右半体11aと左半体11bとを中央に仕切部材12
を介在させて合体させることにより内部に誘導樋6に接
続する2条の供給通路13a,13bを形成している。
【0013】該各供給通路13a,13bは、図4及び
図5に示すようにその略中間高さ位置に圧抜部14をそ
れぞれ突設して蛇行状に形成され、その終端位置に供給
通路13a,13b内に連続する先頭の景品球B1,B2
を受ける水平状の球受棚15a,15bを設けている。
そして、球受棚15a,15bの前方には、排出樋7と
連通する排出通路16a,16bを形成している。な
お、ケース11を構成する右半体11aと左半体11b
のほぼ中央には縦方向の仕切壁17がそれぞれ形成さ
れ、該両仕切壁17,17には合体によって前記両球受
棚15a,15b間に位置する円形孔18が開設される
ように半円状の切欠が形成されている。
図5に示すようにその略中間高さ位置に圧抜部14をそ
れぞれ突設して蛇行状に形成され、その終端位置に供給
通路13a,13b内に連続する先頭の景品球B1,B2
を受ける水平状の球受棚15a,15bを設けている。
そして、球受棚15a,15bの前方には、排出樋7と
連通する排出通路16a,16bを形成している。な
お、ケース11を構成する右半体11aと左半体11b
のほぼ中央には縦方向の仕切壁17がそれぞれ形成さ
れ、該両仕切壁17,17には合体によって前記両球受
棚15a,15b間に位置する円形孔18が開設される
ように半円状の切欠が形成されている。
【0014】一方、前記仕切壁17,17によって区画
されたケース11の中空部内にはモータ取付板19を介
してステッピングモータ20が取付けられ、そのモータ
軸21の一端は前記円形孔18から前方に突出して位置
し、その先端に外周に球送り突条22を螺旋状に周設し
たスクリュー軸23が固着される。このスクリュー軸2
3は、図4及び図5に示すように両球受棚15a,15
bと平行であり、かつ両球受棚15a,15b間に位置
するように配設されており、これによって、両球受棚1
5a,15bの上面に位置する先頭の景品球B1,B
2は、スクリュー軸23の球送り突条22の間に嵌まり
込んで停止状態に置かれることになる。そして、スクリ
ュー軸23の回転によって球受棚15a,15b上の景
品球を球送り突条22により1個ずつ排出通路16a,
16bへ送り出すようになっている。
されたケース11の中空部内にはモータ取付板19を介
してステッピングモータ20が取付けられ、そのモータ
軸21の一端は前記円形孔18から前方に突出して位置
し、その先端に外周に球送り突条22を螺旋状に周設し
たスクリュー軸23が固着される。このスクリュー軸2
3は、図4及び図5に示すように両球受棚15a,15
bと平行であり、かつ両球受棚15a,15b間に位置
するように配設されており、これによって、両球受棚1
5a,15bの上面に位置する先頭の景品球B1,B
2は、スクリュー軸23の球送り突条22の間に嵌まり
込んで停止状態に置かれることになる。そして、スクリ
ュー軸23の回転によって球受棚15a,15b上の景
品球を球送り突条22により1個ずつ排出通路16a,
16bへ送り出すようになっている。
【0015】前記スクリュー軸23の先端は、図4に示
すように両排出通路16a,16bの間の空間部に臨ま
されており、その筒状に形成された先端外周面に軸方向
に沿って所定の長さのスリットとなっている被検出部2
4,25が対向して設けられている。この被検出部2
4,25は、スクリュー軸23の回転を検出するために
設けられるもので、投光器26aと受光器26bで構成
された検知センサ27が被検出部24,25を検出する
ことによりスクリュー軸23の回転を検出するようにな
っている。本実施例の場合、投光器26aをスクリュー
軸23の先端凹部9内に収納させており、例えば投光器
26aから投射した光が被検出部24又は25を透過し
て受光器26bに受光されたとき0Nとなるように設定
され、それ以外のときには0FFとなるように設定され
ている。
すように両排出通路16a,16bの間の空間部に臨ま
されており、その筒状に形成された先端外周面に軸方向
に沿って所定の長さのスリットとなっている被検出部2
4,25が対向して設けられている。この被検出部2
4,25は、スクリュー軸23の回転を検出するために
設けられるもので、投光器26aと受光器26bで構成
された検知センサ27が被検出部24,25を検出する
ことによりスクリュー軸23の回転を検出するようにな
っている。本実施例の場合、投光器26aをスクリュー
軸23の先端凹部9内に収納させており、例えば投光器
26aから投射した光が被検出部24又は25を透過し
て受光器26bに受光されたとき0Nとなるように設定
され、それ以外のときには0FFとなるように設定され
ている。
【0016】本発明の電気的景品球払出装置8は上記構
成よりなり、次にその動作について説明する。景品球タ
ンク5から供給樋7を介して供給される景品球は景品球
払出装置8の供給通路13a,13b内に連続してお
り、先頭の景品球B1,B2は図7(a)に示すように球
受棚15a,15b上に乗り、スクリュー軸23の球送
り突条22に嵌まり込んで停止状態に置かれる。また、
圧抜部14により供給通路13a,13b内に連続して
連なる景品球の球圧が軽減されるので、球受棚15a,
15bへの景品球の移動がスムーズに行なえる。
成よりなり、次にその動作について説明する。景品球タ
ンク5から供給樋7を介して供給される景品球は景品球
払出装置8の供給通路13a,13b内に連続してお
り、先頭の景品球B1,B2は図7(a)に示すように球
受棚15a,15b上に乗り、スクリュー軸23の球送
り突条22に嵌まり込んで停止状態に置かれる。また、
圧抜部14により供給通路13a,13b内に連続して
連なる景品球の球圧が軽減されるので、球受棚15a,
15bへの景品球の移動がスムーズに行なえる。
【0017】そして、入賞球検出器4が入賞球を検出す
ると、その検出信号に基づいてステッピングモータ20
が回転を開始し、同時にスクリュー軸23が回転する。
このスクリュー軸23の回転で供給通路13a,13b
に連続状態で待機する景品球は図7(b)に示す状態か
らスタートとし、各景品球は水平な球受棚15a,15
b上面で受けられ、次いでスクリュー軸23の回転に伴
い螺旋状に形成された球送り突条22によって各球受棚
15a,15bから排出通路16a,16bに押し出さ
れて排出される。図7(c)はスクリュー軸23が2分
の1回転した状態を、また図7(d)はスクリュー軸2
3が1回転した時の状態をそれぞれ示し、これらの動
作、すなわちスクリュー軸23が2分の1回転するごと
に両供給通路13a,13bの景品球を1個づつ交互に
排出する。この際に供給通路13a,13bに連続する
景品球の球圧は、球受棚15a,15bに受けられてい
るのでスクリュー軸23に球圧がほとんど掛からず、ス
クリュー軸23の回転が極めて円滑に行われることにな
る。また、スクリュー軸23自体の回転をこれに設けた
被検出部24,25と検知センサ27で検出して払い出
された景品球を確実に検出する。本実施例の場合スクリ
ュー軸23の1/2回転ごとにパルス信号をステッピン
グモータ20に送り、所定数の景品球の払い出しが検出
されるとステッピングモータ20の駆動を制御してスク
リュー軸23の回転を停止させる。これによって、景品
球の払い出しと同時的にその払い出された景品球を正確
に検出して計数することができる。
ると、その検出信号に基づいてステッピングモータ20
が回転を開始し、同時にスクリュー軸23が回転する。
このスクリュー軸23の回転で供給通路13a,13b
に連続状態で待機する景品球は図7(b)に示す状態か
らスタートとし、各景品球は水平な球受棚15a,15
b上面で受けられ、次いでスクリュー軸23の回転に伴
い螺旋状に形成された球送り突条22によって各球受棚
15a,15bから排出通路16a,16bに押し出さ
れて排出される。図7(c)はスクリュー軸23が2分
の1回転した状態を、また図7(d)はスクリュー軸2
3が1回転した時の状態をそれぞれ示し、これらの動
作、すなわちスクリュー軸23が2分の1回転するごと
に両供給通路13a,13bの景品球を1個づつ交互に
排出する。この際に供給通路13a,13bに連続する
景品球の球圧は、球受棚15a,15bに受けられてい
るのでスクリュー軸23に球圧がほとんど掛からず、ス
クリュー軸23の回転が極めて円滑に行われることにな
る。また、スクリュー軸23自体の回転をこれに設けた
被検出部24,25と検知センサ27で検出して払い出
された景品球を確実に検出する。本実施例の場合スクリ
ュー軸23の1/2回転ごとにパルス信号をステッピン
グモータ20に送り、所定数の景品球の払い出しが検出
されるとステッピングモータ20の駆動を制御してスク
リュー軸23の回転を停止させる。これによって、景品
球の払い出しと同時的にその払い出された景品球を正確
に検出して計数することができる。
【0018】なお、前記スクリュー軸23の回転を検出
する検出手段として、例えば図8に示すようにスクリュ
ー軸23の先端に検知ホイル28を一体に設け、該検知
ホイル28の外周に凹欠部29,30を対向して設けた
り、図9に示すようにスクリュー軸23の先端に突起3
1を形成し、該突起31の中心に一文字状の凹溝32を
設け、スクリュー軸23の回転で投光器26aから投射
した光が凹欠部29,30又は凹溝32を透過して受光
器26bに受光されたり遮断されることによりスクリュ
ー軸23自体の回転を検出するようにしてもよい。
する検出手段として、例えば図8に示すようにスクリュ
ー軸23の先端に検知ホイル28を一体に設け、該検知
ホイル28の外周に凹欠部29,30を対向して設けた
り、図9に示すようにスクリュー軸23の先端に突起3
1を形成し、該突起31の中心に一文字状の凹溝32を
設け、スクリュー軸23の回転で投光器26aから投射
した光が凹欠部29,30又は凹溝32を透過して受光
器26bに受光されたり遮断されることによりスクリュ
ー軸23自体の回転を検出するようにしてもよい。
【0019】また、図10及び図11に示すようにスク
リュー軸23の先端凹部9内又はスクリュー軸23の外
周に反射ミラー33,34を対向状に設けたり、図12
及び図13に示すようにスクリュー軸23の先端面に同
じく反射ミラー33,34を対向状に設け、スクリュー
軸23の回転で投光器26aの光を反射ミラー33又は
34で反射させ、その反射光を受光器26bに受光して
検出するようにしてもよい。
リュー軸23の先端凹部9内又はスクリュー軸23の外
周に反射ミラー33,34を対向状に設けたり、図12
及び図13に示すようにスクリュー軸23の先端面に同
じく反射ミラー33,34を対向状に設け、スクリュー
軸23の回転で投光器26aの光を反射ミラー33又は
34で反射させ、その反射光を受光器26bに受光して
検出するようにしてもよい。
【0020】また、図14及び図15に示すようにスク
リュー軸23の先端面に磁石35,36を対向状に埋設
すると共に、はスクリュー軸23の外周又は前方にホー
ル素子37を対設し、スクリュー軸23の回転で磁石3
5又は36がホール素子37に接近することで該スクリ
ュー軸23の回転を検出するようにしてもよい。さら
に、図16に示すようにスクリュー軸23の先端に磁性
体38を埋設し、該磁性体38を発信型近接センサ39
で検出するようにしてもよい。
リュー軸23の先端面に磁石35,36を対向状に埋設
すると共に、はスクリュー軸23の外周又は前方にホー
ル素子37を対設し、スクリュー軸23の回転で磁石3
5又は36がホール素子37に接近することで該スクリ
ュー軸23の回転を検出するようにしてもよい。さら
に、図16に示すようにスクリュー軸23の先端に磁性
体38を埋設し、該磁性体38を発信型近接センサ39
で検出するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。景
品球が連続して供給される供給通路の終端に球受棚を設
けると共に、モータによって回転され、その外周面に球
送り突条を螺旋状に設けたスクリュー軸を球受棚の側方
に平行に配設し、該スクリュー軸の回転で球受棚上の景
品球を1個ずつ排出通路へ押し出す構成を採用すること
によつて、供給通路に連続する景品球の球圧が球受棚に
受けられてスクリュー軸に球圧が掛からず、スムーズに
回転することができる。このため、モータに過大に負荷
が加わることがなく、小型モータの使用が可能となつて
装置全体をコンパクトにすることができる上、長期間の
使用に充分耐えることができる。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。景
品球が連続して供給される供給通路の終端に球受棚を設
けると共に、モータによって回転され、その外周面に球
送り突条を螺旋状に設けたスクリュー軸を球受棚の側方
に平行に配設し、該スクリュー軸の回転で球受棚上の景
品球を1個ずつ排出通路へ押し出す構成を採用すること
によつて、供給通路に連続する景品球の球圧が球受棚に
受けられてスクリュー軸に球圧が掛からず、スムーズに
回転することができる。このため、モータに過大に負荷
が加わることがなく、小型モータの使用が可能となつて
装置全体をコンパクトにすることができる上、長期間の
使用に充分耐えることができる。
【0022】また、スクリュー軸に被検出部を設け、該
被検出部をセンサで検出することにより直接にスクリュ
ー軸の回転を検出し、それによつて、スクリュー軸の回
転により払い出された景品球を計数するようにしたもの
であるから、例えばスクリュー軸に回転検出のための検
知部材を別途に取付けたような場合、モータ軸とスクリ
ュー軸或いはスクリュー軸と検知部材との間でスリップ
するようなことが起こると景品球の払い出し数の検出に
狂いが生ずるという事態が予測されるが、本発明では上
記のような構成を採用することによって、計数性能が格
段に向上されて信頼性を大幅に高めることができる。
被検出部をセンサで検出することにより直接にスクリュ
ー軸の回転を検出し、それによつて、スクリュー軸の回
転により払い出された景品球を計数するようにしたもの
であるから、例えばスクリュー軸に回転検出のための検
知部材を別途に取付けたような場合、モータ軸とスクリ
ュー軸或いはスクリュー軸と検知部材との間でスリップ
するようなことが起こると景品球の払い出し数の検出に
狂いが生ずるという事態が予測されるが、本発明では上
記のような構成を採用することによって、計数性能が格
段に向上されて信頼性を大幅に高めることができる。
【0023】また、スクリュー軸と検知部材との面倒な
位置合せが不要となるので、組立作業が簡略化されると
共に、組み付け不良による不良品の発生が皆無となって
生産性を著しく高めることができ、さらにスクリュー軸
の全長を短かくすることができるので、装置全体の小型
化に役立つと共に、コストダウンが計れる。
位置合せが不要となるので、組立作業が簡略化されると
共に、組み付け不良による不良品の発生が皆無となって
生産性を著しく高めることができ、さらにスクリュー軸
の全長を短かくすることができるので、装置全体の小型
化に役立つと共に、コストダウンが計れる。
【図1】本発明の景品球払出装置が適用されるパチンコ
機の裏面図。
機の裏面図。
【図2】景品球払出装置の斜視図。
【図3】同分解斜視図。
【図4】図2の中央縦断面図。
【図5】要部の縦断面図。
【図6】要部の横断面図。
【図7】(a)〜(d)は景品球払い出しの作用説明
図。
図。
【図8】スクリュー軸の回転を検出する検出手段を示す
他の実施例図。
他の実施例図。
【図9】スクリュー軸の回転を検出する検出手段を示す
他の実施例図。
他の実施例図。
【図10】スクリュー軸の回転を検出する検出手段を示
す他の実施例図。
す他の実施例図。
【図11】スクリュー軸の回転を検出する検出手段を示
す他の実施例図。
す他の実施例図。
【図12】スクリュー軸の回転を検出する検出手段を示
す他の実施例図。
す他の実施例図。
【図13】スクリュー軸の回転を検出する検出手段を示
す他の実施例図。
す他の実施例図。
【図14】スクリュー軸の回転を検出する検出手段を示
す他の実施例図。
す他の実施例図。
【図15】スクリュー軸の回転を検出する検出手段を示
す他の実施例図。
す他の実施例図。
【図16】スクリュー軸の回転を検出する検出手段を示
す他の実施例図。
す他の実施例図。
【図17】従来の景品球払出装置の説明図。
13a,13b 供給通路 15a,15b 球受棚 16a,16b 排出通路 20 ステッピングモータ 22 球送り突条 23 スクリュー軸 24,25 被検出部 27 検知センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 景品球が連続して供給される供給通路
と、該供給通路の終端に形成され供給通路内に連続する
景品球を受け入れて景品球の球圧を受ける球受棚と、該
球受棚の側方に平行に配設され、かつ外周面に球送り突
条を螺旋状に設けたスクリュー軸と、該スクリュー軸を
回転させるモータと、前記スクリュー軸の回転により球
受棚上の景品球が排出される排出通路とを備え、 前記スクリュー軸の先端に被検出部を設け、該被検出部
をセンサで検出することにより直接にスクリュー軸の回
転を検出し、 それによって、スクリュー軸の回転により払い出された
景品球を計数するようにしたことを特徴とするパチンコ
機の電気的景品球払出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35857891A JP3243478B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | パチンコ機の電気的景品球払出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35857891A JP3243478B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | パチンコ機の電気的景品球払出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05177046A JPH05177046A (ja) | 1993-07-20 |
JP3243478B2 true JP3243478B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=18460038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35857891A Expired - Fee Related JP3243478B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | パチンコ機の電気的景品球払出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3243478B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4510956B2 (ja) * | 1999-08-30 | 2010-07-28 | 有限会社愛和ライト | 遊技機 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP35857891A patent/JP3243478B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05177046A (ja) | 1993-07-20 |
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