JP4026720B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来より、遊技機の後側には、遊技球を貯留する遊技球タンクと、遊技球タンク内の遊技球を上皿へ払い出す払い出し装置とが備えられ、遊技球タンクと払い出し装置との間が遊技球誘導樋によって連絡されている。遊技球誘導樋の上方には、揺動可能に軸支された球均し部材が備えられており、遊技球誘導樋内を積み重なった状態で移動する遊技球は、この球均し部材と接触することで平坦に均される(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−71210号公報([0009]、図4)
ところが、上述した従来の遊技機では、球均し部材を軸に取り付ける際に、正規の取り付け方向とは逆方向、又は複数の球均し部材を正規の取り付け順序とは異なる順序で軸に挿入しても、取り付けが可能な構成であったため、組み付け作業者に球均し部材の組み付け不良を認識させることが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、球均し部材の組み付け不良を防止することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る遊技機は、遊技機の後面に設けられて、遊技球を転動させて移送する遊技球誘導樋と、遊技球誘導樋の上方を横切るように遊技機の後面から、遊技球の移送方向と直交するように後方に突出した棒状部材と、棒状部材に挿入される貫通孔を上端部に有し、棒状部材から下方に垂れて揺動し、遊技球誘導樋内の上流側で積み重なった遊技球を下流に向かう途中で均す球均し部材とを備え、球均し部材は、棒状部材への挿入の方向性を有する遊技機において、棒状部材は、基端部から先端部に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなし、球均し部材の貫通孔は、棒状部材のテーパー構造に対応して挿入方向の前方から後方に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなして棒状部材と嵌合し、球均し部材が棒状部材に正規の方向で挿入組み付けされたときに、棒状部材の先端部が、球均し部材の貫通孔の開放端面に対して面一又は突出し、その棒状部材の先端部に球均し部材の抜け止め処理が施されると共に、球均し部材を正規の挿入方向に対して逆向きにして棒状部材に挿入した際に、棒状部材のうち、貫通孔の正規の挿入方向における後方の開口縁が係合する係合部から棒状部材の先端面までの距離より、貫通孔の正規の挿入方向における前方の開口縁から後方の開口縁までの距離を長くしたところに特徴を有する。
請求項2に係る遊技機は、遊技機の後面に設けられて、遊技球を転動させて移送する遊技球誘導樋と、遊技球誘導樋の上方を横切るように遊技機の後面から、遊技球の移送方向と直交するように後方に突出した棒状部材と、棒状部材に挿入される貫通孔を上端部に有し、棒状部材から下方に垂れて揺動し、遊技球誘導樋内の上流側で積み重なった遊技球を下流に向かう途中で均す球均し部材とを備え、球均し部材は、棒状部材への挿入の方向性を有する遊技機において、棒状部材は、基端部から先端部に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなし、球均し部材の貫通孔は、棒状部材のテーパー構造に対応して挿入方向の前方から後方に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなして棒状部材と嵌合し、球均し部材を逆向きにして棒状部材に挿入した際に、棒状部材の先端面が球均し部材の内部に位置するように構成したところに特徴を有する。
請求項3に係る遊技機は、請求項1又は2に記載の遊技機において、遊技球誘導樋には、球均し部材が棒状部材に誤挿入されたときには、球均し部材に干渉する干渉突壁が設けられたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の遊技機において、干渉突壁は、遊技球誘導樋の遊技球を複数列に区分けする区画壁を兼ねたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機において、遊技球誘導樋には、棒状部材の先端面に押し付けた状態でねじ止めされる抜け止め壁が備えられたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、棒状部材は、基端部から先端部に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなすと共に、球均し部材の貫通孔は、棒状部材テーパー構造に対応して挿入方向の前方から後方に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなしているので、球均し部材を棒状部材に対して正規の方向とは逆方向に挿入した場合には、球均し部材と遊技機の後面との間に、球均し部材を正規の方向で挿入組み付けした場合よりも大きな空間が形成される。これにより、組み付け作業者に、球均し部材の組み付けが間違っていること認識させることができ、球均し部材の組み付け不良を防止することができる。また、球均し部材を正規の挿入方向に対して逆向きにして棒状部材に挿入した場合には、球均し部材の貫通孔のうち、径が小さい方の開口縁が棒状部材の途中部分に係合する。そして、このとき、棒状部材のうち球均し部材の開口縁が嵌合した係合部から棒状部材の先端面までの距離より、貫通孔の正規の挿入方向における前方の開口縁から後方の開口縁までの距離が長くなるように構成されている。つまり、球均し部材の挿入方向が正規の方向とは逆の場合には、棒状部材の先端部が、球均し部材の貫通孔の内部に位置するので、棒状部材の先端部に球均し部材の抜け止め処理を行うことが不可能となる。これにより、組み付け作業者に、球均し部材の組み付けが間違っていること認識させることができ、球均し部材の組み付け不良を防止することができる。
[請求項2の発明]
請求項2に係る発明によれば、棒状部材は、基端部から先端部に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなすと共に、球均し部材の貫通孔は、棒状部材テーパー構造に対応して挿入方向の前方から後方に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなしているので、球均し部材を棒状部材に対して正規の方向とは逆方向に挿入した場合には、球均し部材と遊技機の後面との間に、球均し部材を正規の方向で挿入組み付けした場合よりも大きな空間が形成される。これにより、組み付け作業者に、球均し部材の組み付けが間違っていること認識させることができ、球均し部材の組み付け不良を防止することができる。また、球均し部材を正規の挿入方向に対して逆向きにして棒状部材に挿入した際には、棒状部材の先端面が球均し部材の内部に位置するので、棒状部材の先端部に球均し部材の抜け止め処理を施すことが不可能となる。これにより、組み付け作業者に、球均し部材の組み付けが間違っていること認識させることができ、球均し部材の組み付け不良を防止することができる。
[請求項3及び4の発明]
請求項3の発明によれば、球均し部材が棒状部材に誤挿入されたときには、遊技球誘導樋に形成された干渉突壁が、球均し部材に干渉するので、組み付け作業者に、球均し部材の組み付けが間違っていることを認識させることができ、組み付け不良をより確実に防止することができる。ここで、干渉突壁は、遊技球誘導樋の遊技球を複数列に区分けする区画壁を兼ねた構成でもよい(請求項4の発明)。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、棒状部材は、遊技機の後面と遊技球誘導樋に形成された抜け止め壁との間に差し渡されて固定されたので、球均し部材を、遊技機の後面と抜け止め壁との間で保持することができる。
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る一実施形態を、図1〜図11に基づいて説明する。図1に示すように、パチンコ遊技機の遊技盤11には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成され、遊技領域R1の中央部に、表示装置13が備えられている。遊技領域R1のうち表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及び外れ球受け入れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち表示装置13等を挟んだ左右の両側には、上から順に、ランプ風車17、始動ゲート18、風車19、上側サイド入賞口20,下側サイド入賞口21が設けられ、ガイドレール12に沿った両側端部には、サイドランプ22,22が設けられている。また、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。
パチンコ遊技機のうち遊技盤11より下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出される。また、上皿27Aに設けたボタン29を押せば、上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動して収容される。さらに、上皿27Aを挟んだ両側には、スピーカ59Sが備えられている。
図1に示すように、パチンコ遊技機の左側部には、プリペイドカードユニット101が備えられている。プリペイドカードユニット101には、カード挿入口102が設けられ、このカード挿入口102に、予め購入したプリペイドカードを挿入して、球貸しボタン103を押すと、所定数の遊技球が、パチンコ遊技機の後側に備えられた貸球払出装置31(図2を参照)によって、上皿27Aに払い出される。
次に所要の各部位についてさらに詳説する。
上側サイド入賞口20及び下側サイド入賞口21は、共に遊技球が1つ入賞可能な開口幅をなして上方に開放されている。そして、これら各サイド入賞口20,21に遊技球が入賞すると、例えば5個の遊技球が後述する賞球払出装置30(図2を参照)によって上皿27Aに払い出される。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は、その始動ゲート18に内蔵した普通図柄始動スイッチによって検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示領域24の図柄が変動表示される。
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り得る状態になる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた特別図柄始動スイッチが遊技球を検出し、その検出信号に基づいて賞球払出装置30によって、例えば、10個の遊技球が上皿27Aに払い出されると共に、表示装置13が後述するように図柄を変動表示する。なお、表示装置13が図柄を変動表示している間に、始動入賞口14に入賞した入賞球は、4個まで保留記憶される。
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述する所定条件の成立によって、パチンコ遊技機が「大当たり状態」になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。大入賞口15に遊技球が入賞すると、大入賞口15内に設けた検出スイッチが遊技球を検出し、その検出信号に基づいて賞球払出装置30によって、例えば、15個の遊技球が上皿27Aに払い出される。そして、所定条件が成立(例えば、可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか)すると、可動扉15Tが遊技盤11側に回動して大入賞口15を閉塞する。
表示装置13は、全体として枠形構造をなした表示枠体23の後端面に、図示しない液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)を組み付けてなる。液晶モジュールのうち表示枠体23によって取り囲まれた前面部分は、表示部34となっており、遊技者は、表示枠体23を通して表示部34に表示された画像を見ることができる。
表示部34の中央部分には、特別図柄表示領域が設けられ、図1に示すように、通常は、3つの左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが、横並びに表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが、表示部34に確定表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに当否判定され、各特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、例えば、当否判定の結果が当たりで全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、遊技が「大当たり状態」になり、可動扉15Tが開かれる。
表示部34のうち、特別図柄表示領域の左下隅には、普通図柄表示領域24が設けられている。この普通図柄表示領域24は、始動ゲート18内に設けた普通図柄始動スイッチが遊技球の通過を検出したときに当否判定され、例えば、「0」〜「9」までの数字(普通図柄)を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合に、前記始動入賞口14に設けた前記可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒)に亘って横に倒される。なお、普通図柄表示領域24で表示する普通図柄は、数字に限るものではなく、アルファベットや記号等でもよい。
図2に示すように、パチンコ遊技機の後面中央には、遊技の主制御を行う主制御基板72が設けられ、この主制御基板72に重なるようにして、音声制御基板50、表示制御基板51、ランプ制御基板52が設けられている。そして、これら各種制御基板50〜52は1つの基板収納ボックス56に収納されている。また、基板収納ボックス56の下方には、電源基板54、発射装置53、払出制御基板58等が備えられている。
基板収納ボックス56の上方には、遊技球タンク71が設けられている。そして、遊技場に備えられた図示しないダクトから遊技球タンク71に遊技球が供給されて、常に一定量以上の遊技球が遊技球タンク71に貯留されている。遊技球タンク71の下方には、基板収納ボックス56の上辺に沿うようにして、遊技球誘導樋75が延びており、遊技球タンク71に貯留された遊技球は、この遊技球誘導樋75内を転動して、基板収納ボックス56の右側方に設けられた賞球払出装置30及び貸球払出装置31に供給され、これら各払出装置30,31によって上皿27Aに払い出される。賞球払出装置30及び貸球払出装置31は、払出制御基板58によって駆動制御されている。なお、上述した各種基板及び各種装置のうち、主制御基板72、音声制御基板50、表示制御基板51、ランプ制御基板52及び発射装置53以外の基板及び装置は、遊技盤11の後側に取り付けられた機構板104(図3を参照)に取り付けられている。
遊技球誘導樋75は、図8に示すように上方に開放しており、パチンコ遊技機(より詳細には、機構板104)後面の左側から右側に向かって若干下方に傾斜するようにして取り付けられている(図4を参照)。遊技球誘導樋75の内側には、区画壁76が起立形成されており、この区画壁76によって遊技球誘導樋75の内部に2つの転動路78,79が並んで形成されている。そして、遊技球タンク71から供給された遊技球は、これら2つの転動路78,79によって、遊技球誘導樋75内を2列になって転動する。
遊技球誘導樋75の上方で、遊技球誘導樋75の左右方向のほぼ中央部分には、先端に向かって縮径する棒状の軸80(本発明の「棒状部材」に相当する)が備えられている。軸80は、基端部から先端部に向かうに従って径が徐々に小さくなるようにテーパー構造をなし、機構板104の後面から水平方向後方に向かって起立して、遊技球誘導樋75の上方を横切るようにして、遊技球誘導樋75の後側壁77(本発明の「抜け止め壁」に相当する)との間に差し渡されている(図8を参照)。
さて、上述した軸80には、本発明の球均し部材40,41が揺動可能に取り付けられている。具体的には、図5に示すように、軸80の基端部寄りの部位に、第1の球均し部材40が挿入組み付けされ、軸80の先端部寄りの部位に、第2の球均し部材41が挿入組み付けされている。そして、第1の球均し部材40が遊技球誘導樋75に形成された機構板104側の転動路79内で揺動し、第2の球均し部材41が機構板104から離れた側の転動路78内で揺動するように構成されている。なお、球均し部材40,41の下端面と、転動路78,79の底面との間には、遊技球が1つ通過可能な大きさの隙間が設けられている。
球均し部材40,41は、図6に示すように全体として非対称な異形形状をなしている。この形状を有することで遊技球をスムーズに均すことができる。球均し部材40,41は、軸80が挿入される貫通孔66,67が形成された軸支部40A,41Aと、軸支部40A,41Aの下部に形成されたブロック部40B,41B(本発明の「球均し部材」に相当する)とから構成され、このブロック部40B,41Bが、遊技球誘導樋75を転動する遊技球と接触する。
球均し部材40,41のうち、ブロック部40B,41Bは略三角形状をなしており、それぞれが配置される転動路78,79の幅に対応した厚さとなっている。本実施形態では、転動路78,79はほぼ同じ幅となっているので、ブロック部40B,41Bもほぼ同じ厚さとなっている。ここで、転動路78,79の幅を互いに異ならせかつ、ブロック部40B,41Bの厚さを互いに異ならせた場合には、転動路78,79のうちの幅狭な方の転動路に、ブロック部40A,40Bのうちの厚肉な方のブロック部を挿入しようとした際に、区画壁76がその肉厚なブロック部に干渉して、球均し部材40,41を、間違った転動路78,79内に配置することが不可能となる。これにより、球均し部材40,41の取り付け間違いを防止することができる。なお、このとき、区画壁76が本発明の「干渉突壁」に相当する。また、球均し部材40,41を正規の挿入方向とは逆向きに挿入した場合には、遊技球誘導樋75の後側壁77が球均し部材40,41に干渉する。この場合には、後側壁77が本発明の「干渉突壁」となる。
ブロック部40B,41Bの裏面には、図6の(B)に示すように、丁度遊技球1つ分の大きさの横孔42が3つ形成されており、錘としての遊技球を嵌め込んで保持することが可能となっている。一方、ブロック部40B,41Bの表側には、図6の(A)に示すように、横孔42と連通した小孔43が形成されており、この小孔43から横孔42内に嵌め込まれた遊技球を押せば、横孔42から遊技球を取り出すことができる。そして、横孔42に嵌め込む遊技球の数で、球均し部材40,41の重さが調節可能となっている。なお、ブロック部40B,41Bの下端面は円弧状に湾曲した湾曲面となっており、球均し部材40,41と遊技球との接触時の抵抗が軽減されている。ブロック部40B,41Bの形状は、上述した形状に限るものではなく、従来の球均し部材に適用されていた形状であってもよい。
図6及び図7に示すように、第1の球均し部材40の軸支部40Aは、ブロック部40Bよりも肉厚となっており、ブロック部40Bの表裏面よりも前後に突出している。第2の球均し部材41の軸支部41Aは、ブロック部41Bよりも薄肉となっている。詳細には、第2の球均し部材41の表面は、軸支部41Aとブロック部41Bとが面一となっているのに対し、第2の球均し部41の裏面は、軸支部41Aとブロック部41Bとの間に段差が形成されている。
つまり、第1の球均し部材40と第2の球均し部材41との間では、ブロック部40A,41Aの形状がほぼ同一であるのに対し、軸支部40A,41A(貫通孔66,67が形成された部分)の幅が互いに異なっている。
球均し部材40,41の上端部(軸支部40A,41A)には、それぞれ貫通孔66,67が形成されている。第1の球均し部材40に形成された貫通孔66及び第2の球均し部材41に形成された貫通孔67は、軸80のテーパー構造に対応して、挿入方向に向かって徐々に径が大きくなったテーパー構造をなしている。
次に本発明の作用・効果について説明する。
遊技球タンク71内に貯留された遊技球は、遊技球タンク71の底面に形成された図示しない連絡孔から、遊技球誘導樋75の左端部に流入する。遊技球誘導樋75内に流入した遊技球は、図4に示すように、積み重なった状態のまま、遊技球誘導樋75の傾斜によって遊技球誘導樋75の右端部へ向かって移動する。すると、積み重なった遊技球のうちの上層部分にある遊技球は球均し部材40,41に接触する。球均し部材40,41は、自重によって上層部分の遊技球の右方向への移動を規制しつつ、斜め下方に案内する。そして、球均し部材40,41によって遊技球の積み重なった状態が解消され、球均し部材40,41を通過したときには、遊技球は平坦に均された状態となって転動する。
ところで、球均し部材40,41をパチンコ遊技機に取り付ける際に、図8に示すように、第1の球均し部材40を正規の挿入方向で軸80に挿入すると、第1の球均し部材40の貫通孔66が軸80の基端部から中間部に亘った部分に嵌合する。また、第2の球均し部材41を正規の挿入方向で軸80に挿入すると、第2の球均し部材41の貫通孔67が軸80の中間部から先端部近傍に亘った部分に嵌合する。
上述のように、第1の球均し部材40と第2の球均し部材41とが正規の挿入方向・順序で軸80に取り付けられた場合には、軸80の先端部が、第2の球均し部材41から突出する。
球均し部材40,41を軸80に取り付けたら、遊技球誘導樋75を機構板104の後面に取り付ける。このとき、第1の球均し部材40が、遊技球誘導樋75内に形成された機構板104寄りの転動路79内に配置され、第2の球均し部材41が機構板104から離れた側の転動路78内に配置されるようにする。そして、遊技球誘導樋75の後側壁77を、第2の球均し部材41から突出した軸80の先端面に突き当てて、後側壁77を貫通したねじ48によって、軸80と遊技球誘導樋75とを固定する。これにより、球均し部材40,41の軸80からの抜け止め処理がなされ、球均し部材40,41がパチンコ遊技機の後面(機構板104)と後側壁77との間で揺動可能に保持される。また、軸80のうち、第2の球均し部材41の貫通孔45から突出した部分が「遊び」となって、球均し部材40,41が軸方向(図8における左右方向)へ若干スライド可能となっている。これにより、球均し部材40,41は、よりスムーズに揺動可能となる。
ところで、球均し部材40,41を上述した正規の挿入方向・順序とは異なる間違った挿入方向・順序で軸80に取り付けると、以下のようになる。
例えば、第1の球均し部材40を正規の挿入方向とは逆方向から軸80に取り付けると、図9に示すように、第1の球均し部材40の開口径の小さい側の開口端が軸80の中間部分に係合して、これ以上、軸80の基端側に移動できなくなる。すると、第1の球均し部材40と機構板104との間に、第1の球均し部材40を正規の挿入方向で挿入した場合(図8を参照)に比較して大きな空間が形成される。しかも、このとき、第1の球均し部材40の開口端が係合した位置から軸80の先端部までの距離よりも、第1の球均し部材40の貫通孔66の両開口端の間の距離の方が長いので、軸80の先端部が貫通孔66の内側に位置し、第2の球均し部材41を軸80に挿入組み付けすることが不可能となる。これにより、取り付け作業者に、第1の球均し部材40の組み付けが間違っていることを認識させることができる。ここで、軸80のうち、第1の球均し部材40の開口径の小さい側の開口端が係合した部分は、本発明の「係合部」に相当する。
また、例えば、第1の球均し部材40を正規の挿入方向で軸80に組み付けた後で、第2の球均し部材41を正規の挿入方向とは逆方向から軸80に嵌めた場合には、図10に示すように、第2の球均し部材41の貫通孔67のうち、開口径が小さい側の開口端が軸80の先端部近傍に係合して、第2の球均し部材41は、正規の取り付け位置まで移動できなくなる。すると、第1の球均し部材40と第2の球均し部材41との間に、第2の球均し部材41を正規の挿入方向で取り付けた場合(図8を参照)に比較して大きな空間が形成される。しかも、このとき、第2の球均し部材41の開口端が係合した位置から軸80の先端部までの距離よりも、第2の球均し部材41の貫通孔67の両開口端の間の距離の方が長いので、軸80の先端部が第2の球均し部材41の貫通孔47の内部に位置し、軸80の先端部と遊技球誘導樋75の後側壁77とを当接させて、球均し部材40,41の抜け止め処理を行うことが不可能となる。これにより、取り付け作業者に、第2の球均し部材41の取り付けが間違っていることを認識させることができる。ここで、軸80のうち、第2の球均し部材41の開口径の小さい側の開口端が係合した部分は、本発明の「係合部」に相当する。
さらに、球均し部材40,41の挿入順序が正規の順序ではない場合、即ち、第2の球均し部材41を第1の球均し部材40より先に軸80に取り付けると以下のようになる。即ち、図11に示すように、第2の球均し部材41は、軸80の正規の取り付け位置まで挿入可能となるが、軸80及び貫通孔67に形成されたテーパー構造によって、この位置よりも基端部側への移動が規制される。すると、機構板104後面と第2の球均し部材41との間には、本来、第1の球均し部材40が配置される分の大きさの空間が形成される。つまり、第1の球均し部材41を正規な挿入方向で軸80に取り付けた場合(図8を参照)に比較して、機構板104との間に大きな空間が形成されるので、取り付け作業者に、球均し部材40,41の取り付け順序が間違っていることを認識させることができる。
このように本実施形態によれば、球均し部材40,41を正規の挿入方向・順序で軸80に挿入しなかった場合には、正規の挿入方向・順序で取り付けた場合と比較して、球均し部材40,41と機構板104との間に大きな空間が形成されるので、取り付け作業者に、取り付けが間違っていることを認識させることができる。従って、球均し部材の組み付け不良を確実に防止することができる。特に、最初に軸80に嵌め込んだ球均し部材40,41の挿入方向が正規の挿入方向と逆であった場合には、その時点で、軸80の先端部が貫通孔66,67の内部に位置して、次の球均し部材40,41を挿入することができなくなるので、より早い段階でより確実に取り付け間違いを認識させることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示したが、本発明はこれに限られず、例えばアレンジボール等に本発明を適用してもよい。
(2)前記実施形態では、軸80に2つの球均し部材40,41が組み付けられていたが、1つであってもよいし、3つ以上の複数であってもよい。
(3)前記実施形態では、第1の球均し部材40と第2の球均し部材41とを正規の挿入方向・順序で軸80に取り付けた際に、軸80の先端部が、第2の球均し部材41の貫通孔66,67から後側に突出するように構成されていたが、軸80の先端面が第2の球均し部材41の貫通孔45の開口端面と面一となるように構成してもよい。
(4)前記実施形態では、遊技球誘導樋75は、機構板104の後面で左右方向に延びており、軸80は、機構板104の後面から水平方向後方に向かって起立し、遊技球誘導樋75の上方を横切るようにして、遊技球誘導樋75の後側壁77との間に差し渡されているが、遊技球誘導樋75と軸80の配置は、これに限るものではない。即ち、軸80が遊技球誘導樋75による遊技球の移送方向と直交するように配設されていれば、軸80及び遊技球誘導樋75はいかなる方向で配設されていても構わない。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 パチンコ遊技機の背面図 遊技球誘導樋及び球均し部材の分解斜視図 遊技球誘導樋の背面図 球均し部材を取り付けた状態の遊技球誘導樋の側断面図 (A)球均し部材の表面側の斜視図(B)球均し部材の裏面側の斜視図 球均し部材及び軸の分解側断面図 正規の組み付け状態における球均し部材の側断面図 第1の球均し部材を正規の方向と逆方向から挿入した際の状態を表す側断面図 第2の球均し部材を正規の方向と逆方向から挿入した際の状態を表す側断面図 球均し部材を正規の順序と逆の順序で挿入した際の状態を表す側断面図
符号の説明
40,41 球均し部材
66,67 貫通孔
80 軸(棒状部材)
75 遊技球誘導樋
76 区画壁
77 後側壁(抜け止め壁)

Claims (5)

  1. 遊技機の後面に設けられて、遊技球を転動させて移送する遊技球誘導樋と、
    前記遊技球誘導樋の上方を横切るように遊技機の後面から、遊技球の移送方向と直交するように後方に突出した棒状部材と、
    前記棒状部材に挿入される貫通孔を上端部に有し、前記棒状部材から下方に垂れて揺動し、前記遊技球誘導樋内の上流側で積み重なった遊技球を下流に向かう途中で均す球均し部材とを備え、
    前記球均し部材は、前記棒状部材への挿入の方向性を有する遊技機において、
    前記棒状部材は、基端部から先端部に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなし、前記球均し部材の前記貫通孔は、前記棒状部材の前記テーパー構造に対応して挿入方向の前方から後方に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなして前記棒状部材と嵌合し、
    前記球均し部材が前記棒状部材に正規の方向で挿入組み付けされたときに、前記棒状部材の先端部が、前記球均し部材の前記貫通孔の開放端面に対して面一又は突出し、その棒状部材の先端部に前記球均し部材の抜け止め処理が施されると共に、
    前記球均し部材を正規の挿入方向に対して逆向きにして前記棒状部材に挿入した際に、前記棒状部材のうち、前記貫通孔の正規の挿入方向における後方の開口縁が係合する係合部から前記棒状部材の先端面までの距離より、前記貫通孔の正規の挿入方向における前方の開口縁から後方の開口縁までの距離を長くしたことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技機の後面に設けられて、遊技球を転動させて移送する遊技球誘導樋と、
    前記遊技球誘導樋の上方を横切るように遊技機の後面から、遊技球の移送方向と直交するように後方に突出した棒状部材と、
    前記棒状部材に挿入される貫通孔を上端部に有し、前記棒状部材から下方に垂れて揺動し、前記遊技球誘導樋内の上流側で積み重なった遊技球を下流に向かう途中で均す球均し部材とを備え、
    前記球均し部材は、前記棒状部材への挿入の方向性を有する遊技機において、
    前記棒状部材は、基端部から先端部に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなし、前記球均し部材の前記貫通孔は、前記棒状部材の前記テーパー構造に対応して挿入方向の前方から後方に向かうに従って径が小さくなったテーパー構造をなして前記棒状部材と嵌合し、
    前記球均し部材を逆向きにして前記棒状部材に挿入した際に、前記棒状部材の先端面が前記球均し部材の内部に位置するように構成したことを特徴とする遊技機。
  3. 前記遊技球誘導樋には、前記球均し部材が前記棒状部材に誤挿入されたときには、前記球均し部材に干渉する干渉突壁が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記干渉突壁は、前記遊技球誘導樋の遊技球を複数列に区分けする区画壁を兼ねたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記遊技球誘導樋には、前記棒状部材の先端面に押し付けた状態でねじ止めされる抜け止め壁が備えられたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
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