JP4498741B2 - オーロラキナーゼ阻害剤としての置換キナゾリン誘導体 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、ある種の疾患、特に癌のような増殖性疾患の治療において、そして増殖性疾患の治療に使用の医薬品の製造において使用の特定のキナゾリン誘導体、新規キナゾリン化合物、及びその製造の方法、並びにそれらを有効成分として含有する医薬組成物に関する。
癌(及び、他の過剰増殖性疾患)は、非制御の細胞増殖を特徴とする。細胞増殖の正常な調節のこの消失は、細胞周期の進行を制御する細胞経路への遺伝障害の結果として生じるらしい。
真核生物では、タンパクリン酸化の秩序だったカスケードが細胞周期を制御すると考えられている。このカスケードにおいて不可欠な役割を担うプロテインキナーゼのいくつかのファミリーが今日同定されている。これらキナーゼの多くの活性は、ヒト腫瘍において、正常組織と比べるとき、増加している。このことは、このタンパク質の発現の増加レベル(例えば、遺伝子増幅の結果として)によるか、又はコアクチベータ(co-activators)若しくは阻害タンパク質の発現における変化のいずれかによって起こり得る。
これらの細胞周期調節レギュレーターの中で最初に同定されて、最も広範に研究されてきたのは、サイクリン依存性キナーゼ(又はCDK)である。特定のCDKの特定の時期での活性は、細胞周期の開始と調整された進行のいずれにも本質的である。例えば、CDK4タンパク質は、網膜芽腫の遺伝子産物、pRbをリン酸化することによって、細胞周期(G0−G1−S移行)へのエントリーを制御するらしい。これにより、転写因子E2FのpRbからの放出が刺激され、次いで、これがS期へのエントリーに必要な遺伝子の転写を増加させるように作用する。CDK4の触媒活性は、パートナータンパク質、サイクリンDへ結合することによって刺激される。癌と細胞周期との直接の連結の最初の証明の1つは、多くのヒト腫瘍においてサイクリンD1遺伝子が増幅され、サイクリンDタンパク質レベルが増加している(それ故に、CDK4の活性も増加する)という観察によってなされた(Sherr, 1996, Science 274: 1672-1677; Pines, 1995 Seminars in Cancer Biology 6: 63-72 に概説されている)。他の研究(Loda et al., 1997, Nature Medicine 3(2): 231-234; Gemma et al., 1996, International Journal of Cancer 68(5): 605-11; Elledge et al. 1996, Trends in Cell Biology 6; 388-392)は、ヒト腫瘍においてはCDK機能の負のレギュレーターがしばしばダウンレギュレートされているか、又は欠失していて、それもこれらキナーゼの不適切な活性化をもたらすことを示した。
より最近になって、CDKファミリーとは構造的に異なり、細胞周期を調節するのに不可欠な役割を担い、そして発癌においても重要であるらしいプロテインキナーゼが同定された。これらには、ショウジョウバエのauroraと S. cerevisiae Ipl1タンパク質の新たに同定されたヒト相同体が含まれる。これら遺伝子の3つのヒト相同体、オーロラ−A(Aurora−A)、オーロラ−B(Aurora−B)及びオーロラ−C(Aurora−C)(それぞれ、aurora 2、aurora 1及びaurora 3としても知られている)は、細胞周期で調節されるセリン−スレオニンプロテインキナーゼをコードする(Adams et al., 2001, Trends in Cell Biology. 11(2): 49-54 に要約される)。これらは、G2と有糸分裂を通して発現及びキナーゼ活性のピークを示す。いくつかの観察は、ヒトauroraタンパク質の癌における関与を示唆する。この証拠は、オーロラ−Aで特に強い。オーロラ−A遺伝子は、乳癌及び結腸癌を両方含むヒト腫瘍においてしばしば増幅される領域である、染色体20q13にマップされる。原発性ヒト結直腸癌の50%強においてオーロラ−A DNAが増幅され、mRNAが過剰発現されているので、オーロラ−Aは、このアンプリコンの主要な標的遺伝子であるかもしれない。上記の腫瘍において、オーロラ−Aタンパク質レベルは、近隣の正常組織に比較して、かなり上昇しているらしい。さらに、齧歯動物の線維芽細胞をヒトオーロラ−Aでトランスフェクトすると形質転換をもたらし、軟寒天において増殖し、ヌードマウスにおいて腫瘍を形成する能力が付与される(Bischoff et al., 1998, The EMBO Journal. 17(11): 3052-3065)。他の研究(Zhou et al., 1998, Nature Genetics. 20(2) 189-93)も、オーロラ−Aの人工的な過剰発現が、中心体数の増加、異数性の増加といった、癌の発症に知られたイベントをもたらすことを示した。他の研究は、正常細胞に比べたときの、腫瘍細胞におけるオーロラ−Bの発現(Adams et al., 2001, Chromsoma. 110(2): 65-74)とオーロラ−Cの発現(Kimura et al., 1999, Journal of Biological Chemistry, 274(11): 7334-40)の増加を示した。
重要にも、ヒト腫瘍細胞系のアンチセンスオリゴヌクレオチド処理(WO97/22702及びWO99/37788)によるオーロラ−A発現及び機能の廃棄は細胞周期の分裂停止をもたらし、これらの腫瘍細胞系において抗増殖効果を発揮することも例証された。さらに、オーロラ−A及びオーロラ−Bの低分子阻害剤は、ヒト腫瘍細胞において抗増殖効果を有することが例証された(Keen et al. 2001, 米国癌学会、年次研究会、ポスター2455号)。このことは、オーロラ−A(そしておそらくはオーロラ−B)の機能の阻害が、ヒト腫瘍や他の過剰増殖性疾患の治療に有用であり得る抗腫瘍効果を有することを示唆する。さらに、上記の疾患に対する治療アプローチとしてのオーロラキナーゼの阻害は、細胞周期の上流にあるシグナル伝達経路(例えば、表皮増殖因子受容体(EGFR)のような増殖因子受容体チロシンキナーゼや他の受容体により活性化されるもの)を標的にすることに優る重要な利点があるかもしれない。細胞周期は、最終的には、これら多様なシグナル伝達イベントの下流にあるので、オーロラキナーゼの阻害のような細胞周期指向性の療法は、すべての増殖する腫瘍細胞全体で活性であることが予測されるのに対し、特定のシグナル伝達分子(例、EGFR)に指向するアプローチは、それらの受容体を発現する腫瘍細胞の亜集合にしか活性でないと予測されよう。また、これらのシグナル伝達経路の間には重要な「クロストーク」が存在すると考えられ、このことは、1つの成分を阻害しても別の成分により代償される可能性があることを意味する。
これまでに、いくつかのキナゾリン誘導体が様々なキナーゼの阻害における使用に提案されてきた。例えば、WO96/09294、WO96/15118及びWO99/06378は、特定のキナゾリン化合物の、増殖性疾患の治療に有用であり得る受容体チロシンキナーゼ阻害剤としての使用を記載し、WO00/21955は、VEGFの効果の阻害剤としての特定のキナゾリン誘導体を開示する。
キナゾリン誘導体はまた、オーロラ−Aキナーゼの阻害における使用について開示されている。WO02/00649は、環が特に置換チアゾール又は置換チオフェンである、5員の複素芳香環を担うキナゾリン誘導体を開示する。しかしながら、WO02/00649の化合物にもかかわらず、オーロラキナーゼ阻害特性を有するさらなる化合物へのニーズは依然として存在する。
本出願人は、オーロラキナーゼ、特にオーロラ−Aキナーゼの効果を阻害し、それにより、癌のような増殖性疾患の治療において、特にオーロラキナーゼが活発であることが知られている、結直腸癌若しくは乳癌のような疾患において有用である、一連の新規化合物を見出すことに成功した。
本発明の1つの側面によれば、式(I):
の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド;
[式中:
Xは、O若しくはS、S(O)若しくはS(O)2、又はNRであり、ここでRは、水素又はC1−6アルキルであり;
は、式(a)若しくは(b)の基であり:
(ここで、*は、式(I)においてX基へ付く点を示す);
、R、R、Rは、独立して、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1−3アルキル、−NR又は−Xより選択され;
及びRは、独立して、水素又はC1−3アルキルであり;
は、直結合、−O−、−CH−、−OCO−、カルボニル、−S−、−SO−、−SO−、−NR10CO−、−CONR11−、−SONR12−、−NR13SO−又は−NR14−であり;
10、R11、R12、R13及びR14は、独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルであり;
は、以下の基の1つより選択され:
1)水素又は、未置換であっても、ヒドロキシ、フルオロ又はアミノより選択される1以上の基で置換されてもよいC1−5アルキル;
2)C1−5アルキルXCOR15{式中、Xは、−O−又は−NR16−を表し(ここでR15は、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR16は、C1−3アルキル、−NR1718又は−OR19を表す(式中、R17、R18及びR19は、同じであっても異なってもよく、それぞれ水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)};
3)C1−5アルキルX20{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−OCO−、−NR21CO−、−CONR22−、−SONR23−、−NR24SO−又は−NR25−を表し(式中、R21、R22、R23、R24及びR25は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR20は、水素、C1−3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、又はO、S及びNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある5若しくは6員の飽和複素環式基を表し、該C1−3アルキル基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロ及びC1−4アルコキシより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよく、そして該環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロ、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル及びC1−4アルコキシより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよい};
4)C1−5アルキルX1−5アルキルX26{式中、X及びXは、同じであっても異なってもよく、それぞれ−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR27CO−、−CONR28−、−SONR29−、−NR30SO−又は−NR31−であり(式中、R27、R28、R29、R30及びR31は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR26は、水素又はC1−3アルキルを表す};
5)R32{式中、R32は、O、S及びNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5若しくは6員の飽和複素環式基であり、該複素環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロ、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシC1−4アルキル、及びC1−4アルキルスルホニルC1−4アルキルより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよい};
6)C1−5アルキルR32(式中、R32は、上記に定義される通りである);
7)C2−5アルケニルR32(式中、R32は、上記に定義される通りである);
8)C2−5アルキニルR32(式中、R32は、上記に定義される通りである);
9)R33{式中、R33は、ピリドン基、フェニル基、又は、O、N及びSより選択される1、2若しくは3のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5若しくは6員の芳香族複素環式基を表し、該ピリドン、フェニル、又は芳香族複素環式基は、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ヒドロキシアルコキシ、カルボキシ、トリフルオロメチル、シアノ、−CONR3435及び−NR36COR37より選択される5つまでの置換基を利用可能な炭素原子上に担ってもよい(式中、R34、R35、R36及びR37は、同じであっても異なってもよく、それぞれ水素、C1−4アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)};
10)C1−5アルキルR33(式中、R33は、上記に定義される通りである);
11)C2−5アルケニルR33(式中、R33は、上記に定義される通りである);
12)C2−5アルキニルR33(式中、R33は、上記に定義される通りである);
13)C1−5アルキルX33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR38CO−、−CONR39−、−SONR40−、−NR41SO−又は−NR42−を表し(式中、R38、R39、R40、R41及びR42は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである};
14)C2−5アルケニルX33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR43CO−、−CONR44−、−SONR45−、−NR46SO−又は−NR47−を表し(式中、R43、R44、R45、R46及びR47は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである};
15)C2−5アルキニルX33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR48CO−、−CONR49−、−SONR50−、−NR51SO−又は−NR52−を表し(式中、R48、R49、R50、R51及びR52は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである};
16)C1−3アルキルX1−3アルキルR33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR53CO−、−CONR54−、−SONR55−、−NR56SO−又は−NR57−を表し(式中、R53、R54、R55、R56及びR57は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである);
17)C1−3アルキルX1−3アルキルR32(式中、X及びR28は、上記に定義される通りである);
18)1、2若しくは3のハロにより置換されてもよいC1−5アルキル;
19)C1−5アルキルX101−5アルキルX1190{式中、X10及びX11は、同じであっても異なってもよく、それぞれ−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR91CO−、−CONR92−、−SONR93−、−NR94SO−又は−NR95−であり(式中、R91、R92、R93、R94及びR95は、それぞれ独立して、C1−5アルキル、C1−3アルキル(1、2若しくは3のハロ、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシ基により置換される(そしてここで、2つのC1−4アルコキシ基がある場合、アルコキシのC1−4アルキル基は、2つの酸素原子を有する5若しくは6員の飽和複素環式基を一緒に形成してもよい))、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル(ハロ、ヒドロキシ、C1−3アルキル又はC1−4ヒドロキシアルキルにより置換されてもよい)、C3−6シクロアルキルC1−3アルキル(ハロ、ヒドロキシ、C1−3アルキル又はC1−4ヒドロキシアルキルにより置換されてもよい)又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR90は、水素又はC1−3アルキルを表す};
20)C3−6シクロアルキル;
21)R96{式中、R96は、O、S及びNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある、飽和でも不飽和でもよい(炭素又は窒素により連結する)5若しくは6員の複素環式基であり、該複素環式基は、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルキル、ヒドロキシ及びC1−4アルコキシC1−4アルキルより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよい};
22)C1−5アルキルR96(式中、R96は、上記に定義される);
そしてここで:
60、R61及びR62は、独立して、水素、ニトロ、シアノ、ハロ、オキソ、アミノ、トリフルオロメチル、C1−4アルコキシメチル、ジ(C1−4アルコキシ)メチル若しくはC1−6アルカノイルであるか、又はC1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC1−10アルキル、C1−10アルコキシ、アリールC1−10アルキル、アリール、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル及びC3−10シクロアルキニルより選択される基{該基は、ハロ、C1−4アルキル(1、2若しくは3つのハロにより置換されてもよい)、メルカプト、ヒドロキシ、カルボキシ、C1−10アルコキシ、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、C2−10アルケニルオキシ、C2−10アルキニルオキシ、C1−4アルコキシC1−4アルコキシ、アリールオキシ(ここで、該アリール基は、ハロ、ニトロ、若しくはヒドロキシにより置換されてもよい)、アミノ、シアノ、ニトロ、モノ若しくはジ(C1−6アルキル)アミノ、オキシミノ若しくはS(O)(ここでyは0、1、2若しくは3である)より独立して選択される1、2若しくは3の置換基により置換されてもよい}、又は=CR7879、C(O)77、OR77、S(O)77、NR7879、C(O)NR7879、OC(O)NR7879、=NOR77、−NR77C(O)78、−NR77CONR7879、−N=CR7879、S(O)NR7879若しくは−NR77S(O)78より選択される基、又はフェニル、ベンジル、又はO、S及びNより独立して選択される1、2若しくは3のヘテロ原子がある5若しくは6員の複素環式基より選択される基{該複素環式基は、芳香族でも非芳香族でもよく、飽和していても(環炭素若しくは窒素原子により連結する)不飽和でも(環炭素原子により連結する)よく、該フェニル、ベンジル若しくは複素環式基は、ヒドロキシ、ハロ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、C1−3アルカノイルオキシ、トリフルオロメチル、シアノ、アミノ、ニトロ、C2−4アルカノイル、C1−4アルカノイルアミノ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アルキルスルファニル、C1−4アルキルスルフィニル、C1−4アルキルスルホニル、カルバモイル、N−C1−4アルキルカルバモイル、N,N−ジ(C1−4アルキル)カルバモイル、アミノスルホニル、N−C1−4アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C1−4アルキル)アミノスルホニル、C1−4アルキルスルホニルアミノ、及び飽和複素環式基(モルホリノ、チオモルホリノ、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル及びピラゾリジニルより選択される)より選択される5つまでの置換基を1以上の炭素環原子に担ってもよく、該飽和複素環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、C1−3アルカノイルオキシ、トリフルオロメチル、シアノ、アミノ、ニトロ及びC1−4アルコキシカルボニルより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよい}、
又はサブ式(k)の基:
又はサブ式(II)の基:
又はサブ式(VI)の基:
{ここで、
p及びqは、独立して、0又は1であり;
rは、0、1、2、3又は4であり;
’及びR”は、独立して、水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−10アルキル、C3−10シクロアルキル、C2−10アルケニル又はC2−10アルキニルである(式中、C1−10アルキル、C3−10シクロアルキル、C2−10アルケニル及びC2−10アルキニルは、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、C1−4アルカノイルオキシ、C1−4アルカノイルアミノ、N,N−ジ(C1−4アルカノイル)アミノ、N−(C1−4アルキル)カルバモイル、N,N−ジ(C1−4アルキル)カルバモイル、C1−4アルキルS、C1−4アルキルS(O)、C1−4アルキルS(O)、C1−4アルコキシカルボニル、N−(C1−4アルキル)スルファモイル、N,N−ジ(C1−4アルキル)スルファモイル、C1−4アルキルスルホニルアミノ又はヘテロシクリルにより置換されてもよい)か;
又は、R’及びR”は、一緒に、飽和でも不飽和でもよい3〜6員の環を形成してよく;
Tは、C=O、SO(ここでnは、0、1又は2である)、C(=NOR)CO、C(O)C(O)、C=NCN又はCV=NOであり;
Vは、独立して、R63又はN(R63)R64であり;
63及びR64は、独立して、水素、−(CHq’70(q’は、0又は1である)、アリール(1、2若しくは3のC1−6アルキル(1、2若しくは3のヒドロキシ基により置換されてもよい)により置換されてもよい)、C1−10アルキル(アリール又は複素環式基より独立して選択される1、2若しくは3の基により置換されてもよく、ここでアリール及び複素環式基は、C1−6アルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、オキソ、=CR7879、C(O)77、OR77、S(O)77、NR7879、C(O)NR7879、OC(O)NR7879、=NOR77、−NR77C(O)78、−NR77CONR7879、−N=CR7879、S(O)NR7879、−NR77S(O)78より独立して選択される1、2、若しくは3の基により置換されてもよい)又は、C1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、ヘテロシクリル、C1−10アルコキシ、C1−10アルキル、アリール、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル及びC3−10シクロアルキニルより選択される基(該基は、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、オキソ、=CR7879、C(O)77、OR77、S(O)77、NR7879、C(O)NR7879、OC(O)NR7879、=NOR77、−NR77C(O)78、−NR77CONR7879、−N=CR7879、S(O)NR7879、−NR77S(O)78より独立して選択される1、2若しくは3の基により置換されてもよい)より選択されるか;
又は、R63及びR64は、それらに付く窒素原子と一緒に複素環式環を形成し、該環は、芳香族又は非芳香族であり、それはヒドロキシ、C1−6アルコキシ又はC1−6アルキル(ヒドロキシにより置換されてもよい)により置換されてもよく;
70は、水素、ヒドロキシ(qが0であるとき以外)、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、N−C1−6アルキルアミノ、N,N−ジ(C1−6アルキル)アミノ、C2−6ヒドロキシアルコキシ、C1−6アルコキシC2−6アルコキシ、アミノC2−6アルコキシ、N−C1−6アルキルアミノC2−6アルコキシ、N,N−ジ(C1−6アルキル)アミノC2−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル(1若しくは2のオキソ若しくはチオキソ置換基により置換されてもよい)であるか、又は式(III):
(Kは、結合、オキシ、イミノ、N−(C1−6アルキル)イミノ、オキシC1−6アルキレン、イミノC1−6アルキレン、N−(C1−6アルキル)イミノC1−6アルキレン、−NHC(O)−、−SONH−、−NHSO−、−NHC(O)−C1−6アルキレン−、−OCO−又はC2−4アルケニレンであり;
Jは、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクリルである(ここでヘテロシクリルは、1若しくは2のオキソ若しくはチオキソ置換基により置換されてもよい))であり;
そしてここで、R70基中のどのアリール、ヘテロアリール若しくはヘテロシクリル基も、ヒドロキシ、ハロ、トリフルオロメチル、シアノ、メルカプト、ニトロ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、ホルミル、アミノスルホニル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、−O−(C1−3アルキル)−O−、C1−6アルキルS(O)−(ここでnは、0、1又は2である)、N−C1−6アルキルアミノ、N,N−ジ(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルコキシカルボニル、N−C1−6アルキルカルバモイル、N,N−ジ(C1−6アルキル)カルバモイル、C2−6アルカノイル、C1−6アルカノイルオキシ、C1−6アルカノイルアミノ、N−C1−6アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、C1−6アルキルスルホニルアミノ及びC1−6アルキルスルホニル−N−(C1−6アルキル)アミノより選択される1、2、3若しくは4つの基、又は:
式(IV)の基:
(式中、Aは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、シアノ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、カルボキシ、C1−6アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−C1−6アルキルカルバモイル又はN,N−ジ(C1−6アルキル)カルバモイルであり;p’は、1、2、3、4、5又は6であり;そしてBは、結合、オキシ、イミノ、N−(C1−6アルキル)イミノ又は−NHC(O)−である;但し、Bが結合か−NHC(O)−でない限り、pは2以上である);
及び式(V)の基:
(式中、Dは、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり(ここで、ヘテロシクリルは、1若しくは2のオキソ若しくはチオキソ置換基により置換されてもよい)、そしてEは、結合、C1−6アルキレン、オキシC1−6アルキレン、オキシ、イミノ、N−(C1−6アルキル)イミノ、イミノC1−6アルキレン、N−(C1−6アルキル)イミノC1−6アルキレン、C1−6アルキレン−オキシC1−6アルキレン、C1−6アルキレン−イミノC1−6アルキレン、C1−6アルキレン−N−(C1−6アルキル)−イミノC1−6アルキレン、−NHC(O)−、−NHSO−、−SONH−又は−NHC(O)−C1−6アルキレン−であり、そしてD上の置換基中のどのアリール、ヘテロアリール若しくはヘテロシクリル基も、ヒドロキシ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、カルボキシ、C1−6アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−C1−6アルキルカルバモイル、N,N−ジ(C1−6アルキル)カルバモイル、C2−6アルカノイル、アミノ、C1−6アルキルアミノ及びジ(C1−6アルキル)アミノより選択される1、2、3若しくは4つの基で置換されてもよい)より選択される1、2、3若しくは4つの基により置換されてもよく;
そして、上記に定義され、2つの炭素原子に付くCH基又は炭素原子に付くCH基を含むR70基のいずれも、それぞれの前記CH若しくはCH基に、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ及びヘテロシクリルより選択される置換基を担ってもよく;
71及びR72は、独立して、水素又はC1−4アルキルより選択されるか、又はR71及びR72は、一緒に結合を形成し;
73は、OR74又はNR7576であり;
74、R75及びR76は、独立して、C1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、C1−10アルコキシ、アリールC1−10アルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C3−10シクロアルキニルであり、そのそれぞれは、ニトロ、シアノ、ハロ、オキソ、=CR7879、C(O)77、OR77、S(O)77、NR7879、C(O)NR7879、OC(O)NR7879、=NOR77、−NR77C(O)78、−NR77CONR7879、−N=CR7879、S(O)NR7879又は−NR77S(O)78(ここで、yは、0、1、2又は3である)より選択される1、2、3若しくは4の基により置換されてもよいか;又は、R74、R75及びR76は、独立して、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル及びC3−6シクロアルキルにより置換されてもよいヘテロシクリルであるか;
又は、R75及びR76は、それらに付く窒素と一緒に、N、O及びSより独立して選択される1、2若しくは3のさらなるヘテロ原子を含有してもよい芳香族若しくは非芳香族の環を形成し;
77、R78及びR79は、独立して、水素、又はC1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、C1−10アルコキシ、アリールC1−10アルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C3−10シクロアルキニルより選択される基より選択される(ここで、該基は、ハロ、C1−4ペルハロアルキル(例えばトリフルオロメチル)、メルカプト、ヒドロキシ、カルボキシ、C1−10アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、C2−10アルケニルオキシ、C2−10アルキニルオキシ、C1−6アルコキシC1−6アルコキシ、アリールオキシ(ここで該アリール基は、ハロ、ニトロ、又はヒドロキシにより置換されてもよい)、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ若しくはジ(C1−6アルキル)アミノ、オキシミノ又はS(O)(ここでyは、0、1、2又は3である)により置換されてもよいか;
又は、R78及びR79は、S(O)、酸素及び窒素のようなさらなるヘテロ原子を含有してもよい環を形成し、xは、1若しくは2の整数であり、yは、0、1、2又は3であり、該環は、ハロ、C1−4ペルハロアルキル、メルカプト、ヒドロキシ、カルボキシ、C1−10アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、C2−10アルケニルオキシ、C2−10アルキニルオキシ、C1−6アルコキシC1−6アルコキシ、アリールオキシ(ここで、該アリール基は、ハロ、ニトロ、又はヒドロキシにより置換されてもよい)、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ若しくはジ(C1−6アルキル)アミノ、オキシミノ若しくはS(O)(ここでyは、0、1、2又は3である)より独立して選択される1、2若しくは3の基により置換されてもよい}である]の、オーロラキナ−ゼの阻害に使用の医薬品の製造における使用が提供される。
また提供されるのは、式(I)の化合物の、オーロラ−Aキナーゼの阻害に使用の医薬品の製造における使用である。
また提供されるのは、式(I)の化合物の、オーロラ−Bキナーゼの阻害に使用の医薬品の製造における使用である。
特に、本発明の化合物を含有する医薬品は、癌のような増殖性疾患、特に、オーロラ−Aがアップレギュレートされている、結腸癌若しくは乳癌のような癌の治療に有用である。
さらなる側面において、本発明は、式(I):
の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド;
[式中:
Xは、O若しくはS、S(O)若しくはS(O)2、又はNRであり、ここでRは、水素又はC1−6アルキルであり;
は、式(a)若しくは(b)の基であり:
(R60、R61、及びR62は、独立して、水素又は置換基より選択され、*は、式(I)においてX基へ付く点を示す);
、R、R、Rは、独立して、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1−3アルキル、−NR(ここで、R及びRは、同じであっても異なってもよく、それぞれ水素又はC1−3アルキルを表す)、又は−X{ここで、Xは、直結合、−O−、−CH−、−OCO−、カルボニル、−S−、−SO−、−SO−、−NR10CO−、−CONR11−、−SONR12−、−NR13SO−又は−NR14−を表し(ここで、R10、R11、R12、R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてRは、以下の基の1つより選択される:
1)水素又は、未置換であっても、ヒドロキシ、フルオロ又はアミノより選択される1以上の基で置換されてもよいC1−5アルキル;
2)C1−5アルキルXCOR15{式中、Xは、−O−又は−NR16−を表し(ここでR15は、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR16は、C1−3アルキル、−NR1718又は−OR19を表す(式中、R17、R18及びR19は、同じであっても異なってもよく、それぞれ水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)};
3)C1−5アルキルX20{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−OCO−、−NR21CO−、−CONR22−、−SONR23−、−NR24SO−又は−NR25−を表し(式中、R21、R22、R23、R24及びR25は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR20は、水素、C1−3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、又はO、S及びNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある5若しくは6員の飽和複素環式基を表し、該C1−3アルキル基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ及びC1−4アルコキシより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよく、そして該環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル及びC1−4アルコキシより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよい};
4)C1−5アルキルX1−5アルキルX26{式中、X及びXは、同じであっても異なってもよく、それぞれ−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR27CO−、−CONR28−、−SONR29−、−NR30SO−又は−NR31−であり(式中、R27、R28、R29、R30及びR31は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR26は、水素又はC1−3アルキルを表す};
5)R32{式中、R32は、O、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5〜6員の飽和複素環式基であり、該複素環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシC1−4アルキル、及びC1−4アルキルスルホニルC1−4アルキルより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよい};
6)C1−5アルキルR32(式中、R32は、上記に定義される通りである);
7)C2−5アルケニルR32(式中、R32は、上記に定義される通りである);
8)C2−5アルキニルR32(式中、R32は、上記に定義される通りである);
9)R33{式中、R33は、ピリドン基、フェニル基、又は、O、N及びSより選択される1〜3のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5〜6員の芳香族複素環式基を表し、該ピリドン、フェニル、又は芳香族複素環式基は、ヒドロキシ、ハロゲノ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ヒドロキシアルコキシ、カルボキシ、トリフルオロメチル、シアノ、−CONR3435及び−NR36COR37より選択される5つまでの置換基を利用可能な炭素原子上に担ってもよい(式中、R34、R35、R36及びR37は、同じであっても異なってもよく、それぞれ水素、C1−4アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)};
10)C1−5アルキルR33(式中、R33は、上記に定義される通りである);
11)C2−5アルケニルR33(式中、R33は、上記に定義される通りである);
12)C2−5アルキニルR33(式中、R33は、上記に定義される通りである);
13)C1−5アルキルX33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR38CO−、−CONR39−、−SONR40−、−NR41SO−又は−NR42−を表し(式中、R38、R39、R40、R41及びR42は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである};
14)C2−5アルケニルX33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR43CO−、−CONR44−、−SONR45−、−NR46SO−又は−NR47−を表し(式中、R43、R44、R45、R46及びR47は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである};
15)C2−5アルキニルX33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR48CO−、−CONR49−、−SONR50−、−NR51SO−又は−NR52−を表し(式中、R48、R49、R50、R51及びR52は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである};
16)C1−3アルキルX1−3アルキルR33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR53CO−、−CONR54−、−SONR55−、−NR56SO−又は−NR57−を表し(式中、R53、R54、R55、R56及びR57は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである);及び
17)C1−3アルキルX1−3アルキルR32(式中、X及びR28は、上記に定義される通りである)}より選択される]の、aurora2キナ−ゼの阻害に使用の医薬品の製造における使用を提供する。
本明細書において、用語「アルキル」には、単独で、又は接尾辞若しくは接頭辞としてのいずれかで使用される場合、炭素及び水素原子を含んでなる、直鎖及び分岐鎖の飽和構造が含まれる。他に明記しなければ、これらの基は、10までの炭素原子(C1−10アルキル)、好ましくは6までの炭素原子(C1−6アルキル)、そしてより好ましくは4までの炭素原子(C1−4アルキル)を含有してもよい。個別のアルキル基への言及は直鎖バージョンだけに特定され、t−ブチルのような個別の分岐鎖アルキル基への言及は、分岐鎖バージョンだけに特定される。例えば、C1−4アルキルには、メチル、エチル、プロピル、ブチル及びtert−ブチルの例が含まれ、ここで該エチル、プロピル及びブチル基は、1若しくは2の位置で結合してよい(例、プロプ−1−イル及びプロプ−2−イル)。炭素原子の異なる範囲を有するアルキル基について同様の分析を行うことができる。
同様に、用語「アルケニル」及び「アルキニル」は、例えば、2〜10の炭素原子(C2−10アルケニル及びC2−10アルキニル)、好ましくは2〜6の炭素原子(C2−6アルケニル及びC2−6アルキニル)、そしてより好ましくは2〜4の炭素原子(C2−4アルケニル及びC2−4アルキニル)を含有する、不飽和の直鎖若しくは分岐鎖構造を意味する。やはり、個別の基への言及は直鎖バージョンだけに特定され、個別の分岐鎖基への言及は分岐鎖バージョンだけに特定される。アルキルの結合位置に関する上記の注釈は、アルケニル及びアルキニル基へ適用可能である。
シクロアルキル、シクロアルケニル及びシクロアルキニルのような環式部分は、性質において類似しているが、少なくとも3の炭素原子を有し、本明細書においては、環中の炭素原子の最小及び最大数を示すために、以下の用語を使用する:C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル及びC3−10シクロアルキニル、好ましくはC3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル及びC3−6シクロアルキニル、そして最も好ましくはC3−4シクロアルキル。
アルコキシのような用語は、当該技術分野において理解されるように、アルキル基を含み、そのために10までの炭素原子(C1−10アルコキシ)、好ましくは6までの炭素原子(C1−6アルコキシ)、そしてより好ましくは4までの炭素原子(C1−4アルコキシ)を含有する。
用語「ハロ」には、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードが含まれる。
アリール基への言及には、フェニル及びナフチルのような芳香族の炭素環式基が含まれる。
用語「ヘテロシクリル」及び「複素環式」基には、(特に明記されなければ)芳香族若しくは非芳香族の環が含まれ、例えば、4〜20、適切には5〜8の環原子(その少なくとも1つは酸素、イオウ若しくは窒素のようなヘテロ原子である)を含有する、1以上の環を含んでよい(例えば、それらは、単環式、二環式若しくは三環式であり、好ましくは、それらは、単環式及び二環式である)。そのような基の例には、フリル、チエニル、ピロリル、ピロリジニル、イミダゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニル又はベンゾフリルが含まれる。
ヘテロアリールは、芳香族の特徴を有する、上記のヘテロシクリル基を意味する。
用語「アラルキル」は、ベンジルのようなアリール置換アルキル基を意味する。
本明細書に使用される他の表現には、炭素及び水素原子を含んでなるあらゆる構造を意味するヒドロカルビルが含まれる。例えば、これらは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アルコキシ、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキニルであってよい。
用語「官能基」は、ニトロ、シアノ、ハロ、オキソ、=CR7879、C(O)77、OR77、S(O)77、NR7879、C(O)NR7879、OC(O)NR7879、=NOR77、−NR77C(O)78、−NR77CONR7879、−N=CR7879、S(O)NR7879又は−NR77S(O)78のような反応性の置換基を意味し、ここでR77、R78及びR79は、独立して、水素、又は置換されてもよいヒドロカルビルより選択されるか、又はR78及びR79は、一緒に、S(O)、酸素及び窒素のようなさらなるヘテロ原子を含有してもよい、置換されてもよい環を形成し、xは、1若しくは2の整数であり、yは、0、1、2又は3である。
ヒドロカルビル基、R77、R78及びR79に適した置換基となり得るものには、ハロ、トリフルオロメチルのようなペルハロアルキル、メルカプト、ヒドロキシ、カルボキシ、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシアルコキシ、アリールオキシ(ここで、該アリール基は、ハロ、ニトロ、又はヒドロキシにより置換されてもよい)、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ若しくはジアルキルアミノ、オキシミノ又はS(O)(ここで、yは上記に定義される通りである)が含まれる。
どのヒドロカルビル基、ヘテロシクリル基又はC1−10アルコキシ基(特に明記されなければ)にも適した置換基となる得るものには、ハロ、トリフルオロメチルのようなペルハロアルキル、メルカプト、ヒドロキシ、カルボキシ、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシアルコキシ、アリールオキシ(ここで、該アリール基は、ハロ、ニトロ、又はヒドロキシにより置換されてもよい)、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ若しくはジアルキルアミノ、オキシミノ又はS(O)(ここで、yは上記に定義される通りである)が含まれる。
なり得る置換基が1以上の基若しくは置換基より選択される場合、この定義には、特定基の1つより選択されるすべての置換基、即ち、同じであるすべての置換基、又は、特定基の2以上より選択される置換基、すなわち、同じではない置換基が含まれると理解すべきである。好ましくは、「1以上」は、1、2、3若しくは4を意味するが、「1以上」はまた、1、2若しくは3も、1若しくは2も意味してよい。
式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物が1以上の特定のR基を含有する場合、そのような基についてなされるそれぞれの選択は、同じ基についてなされる他のどの選択からも独立していると理解すべきであり、例えば、式(I)の化合物が1以上のR77基を含有する場合、それぞれのR77基は、他のR77基と同じであっても、異なってもよい。
本明細書では、複合用語を使用して、C1−3アルコキシC2−3アルキルのように、1以上の官能基を含んでなる基を記載する。そうした用語は、当該技術分野において理解されるように解釈すべきである。
特に明記しなければ、ある基の結合原子は、その基のどの原子でもよいので、例えば、プロピルには、プロプ−1−イルとプロプ−2−イルが含まれる。
R基(R〜R96)のいずれにも、又はそのような基のどの部分若しくは置換基にも適した意義には:
1−3アルキルでは:メチル、エチル及びプロピル
1−4アルキルでは:C1−3アルキル、ブチル及びtert−ブチル
1−5アルキルでは:C1−4アルキル、ペンチル及び2,2−ジメチルプロピル
1−6アルキルでは:C1−5アルキル、ヘキシル及び2,3−ジメチルブチル
1−10アルキルでは:C1−6アルキル、オクタニル及びデカニル
2−4アルケニルでは:ビニル、アリル及びブト−2−エニル
2−4アルケニレンでは:−CH=CH−、−CH−CH=CH−、−CH=CH−CH−及び−CH−CH=CH−CH
2−5アルケニルでは:C2−4アルケニル及び3−メチルブト−2−エニル
2−6アルケニルでは:C2−5アルケニル及び3−メチルペント−2−エニル
2−10アルケニルでは:C2−6アルケニル及びオクテニル
2−4アルキニルでは:エチニル、プロパルジル及びプロプ−1−イニル
2−5アルキニルでは:C2−4アルキニル及びペント−4−イニル
2−6アルキニルでは:C2−5アルキニル及び2−メチルペント−4−イニル
2−10アルキニルでは:C2−6アルキニル及びオクト−4−イニル
3−6シクロアルキルでは:シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシル
3−7シクロアルキルでは:C3−6シクロアルキル及びシクロペンチル
3−10シクロアルキルでは:C3−7シクロアルキル及びシクロノニル
3−6シクロアルケニルでは:シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル及びシクロヘクス−1、4−ジエニル
3−10シクロアルケニルでは:C3−6シクロアルケニル、シクロヘプテニル及びシクロオクテニル
3−10シクロアルキニルでは:シクロデシニル
3−6シクロアルキルC1−3アルキルでは:シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロプロピルエチル及びシクロブチルエチル
1−3アルコキシでは:メトキシ、エトキシ及びプロポキシ
1−4アルコキシでは:C1−3アルコキシ、ブトキシ及びtert−ブトキシ
1−6アルコキシでは:C1−4アルコキシ、3,3−ジメチルペントキシ及びヘキシルオキシ
1−10アルコキシでは:C1−6アルコキシ、2,2,4,4−テトラメチルペントキシ
2−10アルケニルオキシでは:アリルオキシ、ブト−2−エニルオキシ、3−メチルブト−2−エニルオキシ、3−メチルペント−2−エニルオキシ及びオクテニルオキシ
2−10アルキニルオキシでは:プロパルジルオキシ、ペント−4−イニルオキシ及びオクト−4−イニルオキシ
アリールでは:フェニル及びナフチル
アリールC1−10アルキルでは:ベンジル、フェネチル、ナフレニル及びナフレニルエチル
アリールC1−6アルキルでは:ベンジル、フェネチル、ナフレニル及びナフレニルエチル
アリールオキシでは:フェノキシ及びナフチルオキシ
ヘテロアリールでは:フリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル及びキノリニル
ヘテロアリールオキシでは:ピリジルオキシ及びキノリニルオキシ
ヘテロシクリルでは:フリル、チエニル、ピロリル、ピロリジニル、イミダゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニル又はベンゾフリル
ヘテロシクリルC1−6アルキルでは:フリルメチル、チエニルエチル、ピロリルエチル、ピリジルメチル及びピリミジニルエチル
1−4ヒドロキシアルキルでは:ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシプロプ−2−イル及び1−ヒドロキシ−2−メチルプロプ−2−イル
1−3アルコキシC2−3アルキルでは:メトキシエチル、エトキシエチル及びメトキシプロピル
1−4アルコキシC1−4アルキルでは:メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、メトキシプロピル及びエトキシブチル
1−4アルコキシメチルでは:メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル及びプロプ−2−オキシメチル
ジ(C1−4アルコキシ)メチルでは:ジメトキシメチル及びジエトキシメチル
1−4ヒドロキシアルコキシでは:2−ヒドロキシエトキシ、3−ヒドロキシプロポキシ及び2−ヒドロキシプロポキシ
2−6ヒドロキシアルコキシでは:2−ヒドロキシエトキシ、3−ヒドロキシプロポキシ及び4−ヒドロキシブトキシ
1−4アルコキシC1−4アルコキシでは:メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、プロポキシメトキシ及びプロポキシエトキシ
1−6アルコキシC2−6アルコキシでは:メトキシエトキシ及びエトキシブトキシ
1−4アミノアルキルでは:アミノメチル、アミノエチル、3−アミノプロピル及び2−アミノプロピル
1−4アルキルアミノでは:メチルアミノ、エチルアミノ及びプロピルアミノ
1−6アルキルアミノでは:C1−4アルキルアミノ及び2−メチルブチルアミノ
ジ(C1−4アルキル)アミノでは:ジメチルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ及びジエチルアミノ
ジ(C1−6アルキル)アミノでは:N−メチル−N−ペンチルアミノ
アミノC2−6アルコキシでは:アミノエトキシ及び3−アミノプロポキシ
N−C1−6アルキルアミノC2−6アルコキシでは:N−エチルアミノエトキシ
N,N−ジ(C1−6アルキル)アミノC2−6アルコキシでは:N,N−ジメチルアミノエトキシ
2−4アルカノイルでは:アセチル及びプロピオニル
1−4アルカノイルでは:アセチル及びプロピオニル
2−6アルカノイルでは:C2−4アルカノイル及びペンタノイル
1−6アルカノイルでは:C1−4アルカノイル及びヘキサノイル
1−3アルカノイルオキシでは:アセチルオキシ及びプロピオニルオキシ
1−4アルカノイルオキシでは:C1−3アルカノイルオキシ及びブタノイルオキシ
1−6アルカノイルオキシでは:C1−4アルカノイルオキシ及びヘキサノイルオキシ
1−4アルカノイルアミノでは:アセチルアミノ及びプロピオニルアミノ
1−6アルカノイルアミノでは:C1−4アルカノイルアミノ及びペンタノイルアミノ
N,N−ジ(C1−4アルカノイル)アミノでは:N,N−ジアセチルアミノ
1−4アルコキシカルボニルでは:メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及びtert−ブトキシカルボニル
1−6アルコキシカルボニルでは:C1−4アルコキシカルボニル及びペントキシカルボニル
N−C1−6アルキルカルバモイルでは:N−メチルカルバモイル及びN−エチルカルバモイル
N,N−ジ(C1−6アルキル)カルバモイルでは:N,N−ジメチルカルバモイル及びN,N−ジエチルカルバモイル
1−4アルキルスルホニルC1−4アルキルでは:メチルスルホニルメチル及びメチルスルホニルエチル
1−4アルキルスルファニルでは:メチルスルファニル及びエチルスルファニル
1−4アルキルスルフィニルでは:メチルスルフィニル及びエチルスルフィニル
1−4アルキルスルホニルでは:メチルスルホニル及びエチルスルホニル
N−C1−4アルキルカルバモイルでは:N−メチルカルバモイル及びN−エチルカルバモイル
N,N−ジ(C1−4アルキル)カルバモイルでは:N,N−ジメチルカルバモイル及びN−エチル−N−メチルカルバモイル
N−(C1−4アルキル)アミノスルホニルでは:N−メチルアミノスルホニル及びN−エチルアミノスルホニル
N−(C1−6アルキル)アミノスルホニルでは:N−(C1−4アルキル)アミノスルホニル及びN−ヘキシルアミノスルホニル
N,N−ジ(C1−4アルキル)アミノスルホニルでは:N,N−ジメチルアミノスルホニル
N,N−ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルでは:N,N−ジ(C1−4アルキル)アミノスルホニル及びN−ヘキシル−N−メチルアミノスルホニル
1−4アルキルスルホニルアミノでは:メチルスルホニルアミノ及びエチルスルホニルアミノ
1−6アルキルスルホニルアミノでは:C1−4アルキルスルホニルアミノ及びヘキシルスルホニルアミノ
1−6アルキルスルホニル−N−(C1−6アルキル)アミノでは:メチルスルホニル−N−エチルアミノ
N−(C1−6アルキル)イミノでは:N−メチルイミノ及びN−エチルイミノ
イミノC1−6アルキレンでは:イミノメチレン及びイミノエチレン
1−6アルキレン−イミノC1−6アルキレンでは:メチレンイミノメチレン
N−(C1−6アルキル)イミノC1−6アルキレンでは:N−エチルイミノメチレン
1−6アルキレン−N−(C1−6アルキル)イミノC1−6アルキレンでは:エチレン−N−メチルイミノメチレン
1−6アルキレンでは:メチレン、エチレン及びプロピレン
オキシC1−6アルキレンでは:オキシメチレン、オキシエチレン及びオキシプロピレン
1−6アルキレンオキシC1−6アルキレンでは:メチレンオキシエチレンが含まれる。
本発明では、式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物又はその塩、エステル若しくはアミドが互変異性の現象を表示する場合があり、本明細書内の式図は、可能な互変異性型の1つのみを表すと理解されるべきである。本発明には、オーロラキナーゼ阻害活性、特にオーロラ−Aキナーゼ又はオーロラ−Bキナーゼ阻害活性を有し、その式図内で利用されるどの1つの互変異性型にも限定されないあらゆる互変異性型が含まれると理解されるべきである。本明細書内の式図は、可能な互変異性型の1つのみを表すことができて、本明細書には、本明細書に図式的に示すことが可能である型だけでは描かれない化合物のすべての可能な互変異性型が含まれると理解されるべきである。互変異性型の可能性は、特に、R62が水素である場合のRに関連する。
また、本発明のある化合物が1以上のラセミの炭素若しくはイオウ原子により光学活性若しくはラセミ型で存在する限りにおいて、本発明には、その定義において、オーロラキナーゼ阻害活性、及び特にオーロラ−Aキナーゼ阻害活性を保有するあらゆるそのような光学活性若しくはラセミ型が含まれると理解されるべきである。光学活性型の合成は、当該技術分野でよく知られた有機化学の標準技術により、例えば光学活性の出発材料からの合成によるか又はラセミ型の分割により行ってよい。
また、式(I)、式(IA)又は式(IB)のある化合物とその塩が、非水和型だけでなく、例えば、水和型のような溶媒和型で存在する場合があることも理解されるべきである。本発明には、オーロラキナーゼ阻害活性、及び特にオーロラ−Aキナーゼ阻害活性を有するあらゆるそのような溶媒和型が含まれると理解されるべきである。
本発明の化合物は、コンピュータ・ソフトウェア(ACD/Name バージョン6.6又はACD/Name バッチバージョン6.0)を使用して命名した。
X、R、R、R、R及びRの好ましい意義は以下の通りである。こうした意義は、本明細書の上記又は下記に明確化される定義、特許請求項又は態様のいずれでも適宜使用してよい。
本発明の1つの側面において、Xは、NR又はOである。別の側面において、XはNHである。
本発明の1つの側面において、Rは、水素又はC1−3アルキルである。別の側面において、Rは水素である。
本発明の1つの側面において、Rは、水素又は−Xである。別の側面において、Rは、水素又は−Xであり、ここでXは、直結合、−O−、−NH−又は−NMe−であり、Rは、上記に定義される1)、3)、5)、9)若しくは20)の基より選択される。なお別の側面において、Rは、水素又は−Xであり、ここでXは、直結合、−O−又は−NH−であり、そしてRは、水素、C1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、−C1−5アルキル−O−C1−3アルキル、又はO、S及びNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5〜6員の飽和複素環式基(該複素環式基は、C1−4アルキルにより置換されてもよい)又は1、2又は3のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5〜6員の芳香族複素環式基である。さらなる側面において、Rは、水素、メトキシ、N−(C1−5アルキル)ピペリジン−4−イルオキシ、プロプ−2−イルオキシ又はメトキシエトキシである。なおさらなる側面において、Rは水素である。
本発明の1つの側面において、Rは、水素、ハロ又は−Xである。本発明のさらなる側面において、Rは、水素、ハロ又は−Xであり、ここでXは、直結合又は−O−であり、そしてRは、上記に定義される1)の基である。なお別の側面において、Rは、水素、ハロ、ヒドロキシ、メトキシ又は−OC1−3アルキル(1又は2のヒドロキシ又はハロにより置換されてもよい)である。さらなる側面において、Rは、水素又はメトキシである。
1つの側面において、Rは−Xである。別の側面においてRは−Xであり、ここでXは−O−であり、Rは、上記に定義される3)、4)、6)、18)、19)若しくは22)の基より選択される。なお別の側面において、Rは−Xであり、ここでXは−O−であり、Rは、−C1−5アルキルR32、−C1−5アルキルR96、C1−5アルキル(ハロにより置換されてもよい)、−C1−5アルキル−OR20、−C1−5アルキル−NHR20、−C1−5アルキル−N(C1−3アルキル)−R20、−C1−5アルキル−NH−C1−5アルキル−OH、−C1−5アルキル−N(C1−3アルキル)−C1−5アルキル−OH及び−C1−5アルキル−NR95−C1−5アルキル−OHである。なお別の側面において、Rは−Xであり、ここでXは−O−であり、そしてRは、−C1−5アルキルR32(ここで、R32は、ピロリジニル、ピペリジニル又はピペラジニルであり、それぞれヒドロキシ、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、メチル又は2−(tert−ブトキシ)エチルにより置換されてもよい)、−C1−5アルキル−NHR20、−C1−5アルキル−NH−C1−5アルキル−OH、−C1−5アルキル−N(C1−3アルキル)−C1−5アルキル−OH及び−C1−5アルキル−NR95−C1−5アルキル−OHである。さらなる側面において、Rは、3−モルホリノプロポキシ、3−クロロプロポキシ、3−[N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−(2−ヒドロキシメチルピロリジン−1−イル)プロポキシ、3−(ピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ、3−(N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ}プロポキシ、3−[N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(1−ヒドロキシメチル−2−メチルプロピル)アミノ]プロポキシ、3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(4−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ、3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−[2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ、3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−2−(ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ、3−(4−ヒドロキシメチルピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(1−ヒドロキシメチルシクロペント−1−イル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシプロピル)アミノ]プロポキシ、3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−(2−フルオロエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、2−[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−プロピルアミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(プロプ−2−イル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−イソブチルアミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−ネオペンチルアミノ]プロポキシ、3−[N−アリル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロプロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロプロピルメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロブチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロペンチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2,2−ジメトキシエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2,2−ジフルオロエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロブチルメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−メトキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、4−クロロブトキシ、4−[(2−ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ブトキシ、4−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−イソブチルアミノ]ブトキシ、1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イルメトキシ、1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イルメトキシ、3−[N−2−(ヒドロキシエチル)−N−(イソブチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−2−(ヒドロキシエチル)−N−(ネオペンチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−2−(ヒドロキシエチル)−N−(tert−ブチル)アミノ]プロポキシ、メトキシ及びメトキシエトキシである。
本発明の1つの側面において、R32は、O、S、及びNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5若しくは6員の飽和複素環式基であり、該基は、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルキル、ヒドロキシ及びC1−4アルコキシC1−4アルキルより選択される1若しくは2の置換基により置換されてもよい。別の側面においてR32は、モルホリノ、ピロリジニル、ピペリジニル又はピペラジニルであり、それぞれヒドロキシ、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、メチル又は2−(tert−ブトキシ)エチルにより置換されてもよい。さらなる側面において、R32は、2−ヒドロキシメチルピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、4−ヒドロキシピペリジン−1−イル、2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル、4−ヒドロキシメチルピペリジン−1−イル、3−ヒドロキシピロリジン−1−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル、1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル及び1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イルである。
本発明の1つの側面において、R20は、C1−3アルキル(ヒドロキシにより置換されてもよい)又はシクロペンチル(C1−4ヒドロキシアルキルにより置換されてもよい)である。さらなる側面において、R20は、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシプロプ−2−イル、2−ヒドロキシプロプ−1−イル及び1−ヒドロキシメチルシクロペンチルである。
本発明の1つの側面において、R95は、メチル、エチル、2−フルオロエチル、プロプ−1−イル、プロプ−2−イル、イソブチル、ネオペンチル、アリル、プロパルジル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロペンチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、シクロブチルメチル、メトキシエチル、1,3−ジオキソラン−2−イルメチル及び2,2−ジメトキシエチルである。
本発明の1つの側面において、R96は、ヒドロキシ又はC1−4ヒドロキシアルキルにより置換されてもよい4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾイルである。
本発明の1つの側面において、Rは水素である。
本発明の1つの側面において、Xは、直結合、−O−又は−N(C1−3アルキル)−である。別の側面において、Xは−O−である。
本発明の1つの側面において、Rは、基:1)、3)、4)、5)、6)、9)、18)、19)、20)及び22)より選択される基である。別の側面において、Rは、水素、C3−6シクロアルキル、−C1−5アルキル−O−C1−3アルキル、又はO、S若しくはNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5〜6員の飽和複素環式基(該複素環式基は、C1−4アルキルにより置換されてもよい)か、又はRは、1、2若しくは3のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5〜6員の飽和複素環式基であるか、又はRは、−C1−5アルキルR32、−C1−5アルキルR96、C1−5アルキル(ハロにより置換されてもよい)、−C1−5アルキル−OR20、−C1−5アルキル−NHR20、−C1−5アルキル−N(C1−3アルキル)−R20、−C1−5アルキル−NH−C1−5アルキル−OH、−C1−5アルキル−N(C1−3アルキル)−C1−5アルキル−OH及び−C1−5アルキル−NR95−C1−5アルキル−OHである。
本発明の1つの側面において、R60は、水素、ニトロ、ハロ、シアノ、オキソ又はC1−3アルキルである。別の側面において、R60は、上記に定義されるサブ式(k)の基である。さらなる側面において、R60は水素である。
本発明の1つの側面において、R61は、水素、シアノ、ニトロ、ハロ、C1−6アルキル、アリール、アリールC1−6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC1−6アルキル{ここで、後の4つの基のアリール及びヘテロシクリルは、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、カルボキシ、C1−4アルキル(1、2若しくは3のハロにより置換されてもよい)、アリール、ヘテロアリール、アミノ、シアノ、ニトロ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ及びS(O)(ここでyは、0、1又は2である)より独立して選択される1、2若しくは3の置換基により置換されてもよい}より選択される基、上記に定義されるサブ式(k)の基、上記に定義されるサブ式(II)の基、及び上記に定義される式(VI)の基である。別の側面において、R61は、上記に定義されるサブ式(k)の基である。本発明のなおさらなる側面において、R61は、J、−(CH)−J、−(CH−J、−O−J、−(CH)−O−J、−O−(CH)−J、−(CH)−O−(CH)−J、−CO−J、−(CH)−CO−J、−CO−(CH)−J、−(CH)−CO−(CH)−J、−S−J、−(CH)−S−J、−S−(CH)−J、−(CH)−S−(CH)−J、−SO−J、−(CH)−SO−J、−SO−(CH)−J、−(CH)−SO−(CH)−J、−SO−J、−(CH)−SO−J、−SO−(CH)−J、−(CH)−SO−(CH)−J、−(NR’)CO−J、−(CH)−(NR’)CO−J、−(NR’)CO−(CH)−J、−(CH)−(NR’)CO−(CH)−J、−(NR’)SO−J、−(CH)−(NR’)SO−J、−(NR’)SO−(CH)−J、−(CH)−(NR’)SO−(CH)−J、−NR64−J、−(CH)−NR64−J、−NR64−(CH)−J、−(CH)−NR64−(CH)−J、−CONR64−J、−(CH)−CONR64−J、−CONR64−(CH)−J、−(CH)−CONR64−(CH)−J、−SONR64−J、−(CH)−SONR64−J、−SONR64−(CH)−J、−(CH)−SONR64−(CH)−J、−NR’CO−NH−J、−(CH)−NR’CO−NH−J、−NR’CO−NH−(CH)−J、−(CH)−NR’CO−NH−(CH)−J、−NR’CO−N(C1−4アルキル)−J、−(CH)−NR’CO−N(C1−4アルキル)−J、−NR’CO−N(C1−4アルキル)−(CH)−J、−(CH)−NR’CO−N(C1−4アルキル)−(CH)−J、−NR’CO−O−J、−(CH)−NR’CO−O−J、−NR’CO−O−(CH)−J、−(CH)−NR’CO−O−(CH)−J、−OCO−J、−CH−OCO−J、−CH=CH−J、−CH−CH=CH−J、−CH=CH−CH−J及び−CH−CH=CH−CH−Jである。なおさらなる側面において、R61は、−CONR64−J又は−(CH)−CONR64−Jである。別の側面において、R61は−(CH)−CONR64−Jである。
本発明の1つの側面において、R62は、水素、シアノ、ニトロ、ハロ、C1−6アルキル、アリール、アリールC1−6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC1−6アルキル{ここで、後の4つの基のアリール及びヘテロシクリルは、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、カルボキシ、C1−4アルキル(1、2若しくは3のハロにより置換されてもよい)、アリール、ヘテロアリール、アミノ、シアノ、ニトロ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ及びS(O)(ここでyは、0、1又は2である)より独立して選択される1、2若しくは3の置換基により置換されてもよい}より選択される基、上記に定義されるサブ式(k)の基、上記に定義されるサブ式(II)の基、及び上記に定義される式(VI)の基である。別の側面においてR62は、上記に定義されるサブ式(k)の基である。本発明のなお別の側面において、R62は、水素、ハロ又はC1−3アルキルである。さらなる側面において、R62は水素である。
’、R”、p、T、V、r及びR70の好ましい意義は、以下の通りである。こうした意義は、本明細書の上記又は下記に明確化される定義、特許請求項又は態様のいずれでも適宜使用してよい。
本発明の1つの側面において、R’は、水素又はC1−3アルキルである。
本発明の1つの側面において、R”は、水素又はC1−3アルキルである。
本発明の1つの側面において、pは1である。
本発明の1つの側面において、Tは、C=O、SO(ここでnは、0、1又は2である)、C(=NOR)CO、C(O)C(O)又はC=NCNである。別の側面において、TはC=Oである。
本発明の1つの側面において、qは1である。
本発明の1つの側面において、VはN(R63)R64である。
本発明の1つの側面において、R63は、−(CHq’70又はアリール又はヘテロアリールであり、ここで後の2つの基は、ハロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ジフルオロメチル、ジフルオロメトキシ及びシアノより独立して選択される1若しくは2の置換基により置換されてもよい。別の側面において、R63は、ハロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ジフルオロメチル、ジフルオロメトキシ及びシアノより独立して選択される1若しくは2の置換基により置換されてもよいアリールである。
本発明の1つの側面において、R64は、水素又はC1−3アルキルである。別の側面において、R64は水素である。
本発明の1つの側面において、R70は、式(III):−K−Jの基である。
本発明の1つの側面において、Kは、結合、オキシ、イミノ、N−(C1−4アルキル)イミノ、オキシC1−4アルキレン、イミノC1−4アルキレン及びN−(C1−4アルキル)イミノC1−4アルキレンである。別の側面において、Kは結合である。
本発明の1つの側面において、Jは、アリール又はヘテロアリールであって、いずれもハロ、C1−3アルキル、C3−4シクロアルキル、C3−4シクロアルキルC1−3アルキル、シアノ及びC1−3アルコキシより選択される1、2若しくは3の置換基により置換されてもよい。別の側面において、Jは、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、フリル、チエニル及びピロリルより選択される基であり、該基は、ハロ、メチル、エチル、メトキシ、シアノ、シクロプロピル及びシクロプロピルメチルより選択される1若しくは2の置換基により置換されてもよい。なお別の側面において、Jは、1若しくは2のハロにより置換されてもよいフェニルである。本発明のさらなる側面において、Jは、3−フルオロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−クロロフェニル、3−メトキシフェニル、フェニル、4−フルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−ニトロフェニル、4−ブロモ−2−フルオロフェニル、3、5−ジメトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、2−ジフルオロメトキシフェニル、3−シアノフェニル、3−ブロモフェニル、5−インダンゾリル及び5−メチルピリジン−2−イルである。
好ましくは、Rは水素である。
好適には、Rは、水素であるか、又は以下のR又はRに説明される基である。しばしば、Rは水素である。
好ましい態様において、R、R若しくはR基の少なくとも1つ、好ましくはRは、置換されてもよい炭素原子数若しくはヘテロ原子(酸素、窒素若しくはイオウのような)数が少なくとも3、好ましくは少なくとも4の鎖を含む。最も好ましくは、該鎖は、可溶性を促進する極性基により置換される。
好適には、RはX基である。この場合に好ましくは、Xは酸素であり、Rは、上記の式(1)若しくは(10)の基より選択される。特別なR基は、上記の基(1)のもの、特にメチルのようなアルキル、又はハロ置換アルキルであるか、又は上記の基(10)のものである。1つの好ましい態様において、R又はRの少なくとも1つは−OC1−5アルキルR33基であり、そしてR33は、3−モルホリノプロポキシのようなN−連結モルホリン環のような複素環式環である。
好適には、Rは、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1−3アルキル、−NR10(ここでR及びR10は、同じであっても異なってもよく、それぞれ水素又はC1−3アルキルを表す)、又は−X11基より選択される。Rについての−X11の好ましい例には、Rに関連して上記に列挙されるものが含まれる。
及びRについての他の例には、メトキシ又は3,3,3−トリフルオロエトキシが含まれる。
好ましくは、Xは、NH又はOであり、最も好ましくは、NHである。
本発明の1つの側面において、R60、R61又はR62の1つは置換基であり、他のものは水素又はC1−3アルキルのような小さな置換基(例えばメチル)のいずれかである。好適には、R62は水素である。好ましくは、R61は、水素以外である。
基に適した置換基には、置換されてもよいヒドロカルビル、置換されてもよいヘテロシクリル、又は上記に記載されるような官能基が含まれる。
特に、R60、R61又はR62は、サブ式(k):
(式中、p及びqは、独立して、0又は1であり、そして式中、R’及びR”は、独立して、水素、ヒドロキシ、置換されてもよいアルキル、置換されてもよいシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、置換されてもよいアルキル、置換されてもよいアルキニルである)の基である。この置換されてもよいアルキル若しくはアルキニルは、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、C1−4アルカノイルオキシ、N−(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、C1−4アルカノイルアミノ、(C1−4アルカノイル)アミノ、N−(C1−4アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−4カルバモイル、(C1−4)S、C1−4S(O)、(C1−4アルキル)S(O)、(C1−4)アルコキシカルボニル、N−(C1−4アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−4アルキル)スルファモイル、C1−4アルキルスルホニルアミノ、又はヘテロシクリルで置換されてよい。Rは、好ましくは、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、又はC2−4アルキニルであり、R’は、R”とともに3〜6員環を形成してよい。
Tは、C=O、SO、C(=NOR)CO、C(O)C(O)、C=NCN、CV=NOであるか、n=0、1又は2である場合、Vは、独立して、R63又はN(R63)R64であって、ここでR63及びR64は、独立して、水素、置換されてもよいヒドロカルビル、又は置換されてもよいヘテロシクリルより選択されるか、又はR63及びR64は、それらに付く窒素原子と一緒に、置換されてもよい複素環式環を形成する。
63及びR64の基の例には、−(CH70基が含まれ、ここでqとR70は、式(II)に関連して以下に定義される通りである。
好適には、R63又はR64の1つは、水素であるか、又はヒドロキシで置換されてもよいメチル、エチル若しくはプロピルであり、好ましくは、R63又はR64の1つは水素である。この場合、他方は、好適には、例えば少なくとも4つの炭素若しくはヘテロ原子のより大きな置換基であり、置換されてもよいヒドロカルビル、又は置換されてもよいヘテロシクリルである。R63又はR64の特別の置換されてもよいヒドロカルビル基には、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、又はアリールが含まれ、そのいずれもが上記に記載されるような官能基で置換されてもよいか、又はアリール基の場合はアルキル基で、そしてアルキル基の場合はアリール又は複素環式基(このどちらも、それ自体がアルキル若しくは官能基で置換されてよい)で置換されてもよい。置換されてもよいアリール基:R63又はR64の例には、メチル若しくはエチル(このどちらも、ヒドロキシのような官能基で置換されてよい)のようなC1−6アルキル基、又は上記に記載される官能基(フルオロ、クロロ若しくはブロモのようなハロ、ヒドロキシ、メトキシのようなアルコキシ、トリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、CONH、C(O)CH、アミノ、又はジメチルアミノのような)より選択される1以上の基で置換されてもよいフェニルが含まれる。
63又はR64が置換されてもよいアルキル基であるとき、それは、好適には、1以上の官能基(シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、特にメトキシ、COOアルキル(COOCHのような))で置換されてもよいC1−6アルキル基、又は上記に記載される官能基で置換されてもよいアリール(特に、R63又はR64それ自体に関連して)、又はN−メチルピロールのような置換されてもよい複素環式基である。
63及びR64が置換されてもよいシクロアルキルであるとき、それは、ヒドロキシのような官能基で置換されてもよい好適なシクロヘキシルである。
63及びR64が置換されてもよいアルケニルであるとき、それは、好適には、プロプ−2−エニルである。
63又はR64が置換されてもよいヘテロシクリルであるか、又はR63及びR64が一緒に複素環式基を形成するとき、これは芳香族でも非芳香族でもよく、特に、ピペリジン、ピペラジン、モルホリノ、ピロリジン、又はピリジンが含まれ、そのいずれも、ヒドロキシ、メトキシのようなアルコキシ、又はメチルのようなアルキル(それ自体が例えばヒドロキシ基で置換されてよい)のような官能基で置換されてよい。
あるいは、R60、R61又はR62の少なくとも1つは官能基であり、そして特に、R60、R61又はR62の1つは官能基、式:(CRC(O)77の基である(ここでR、p、x及びR77は上記に定義される通りであり、そして特に、xは2であり、R77は、水素であるか、又はメチルのようなアルキルである)。
あるいは、Rは、ニトロ、ハロ、C1−6アルキル、置換されてもよいC1−6アルコキシ、C1−4アルコキシメチル、ジ(C1−4アルコキシ)メチル、C1−6アルカノイル、トリフルオロメチル、シアノ、アミノ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、フェニル基、ベンジル基、又はO、S及びNより独立して選択される1〜3のヘテロ原子がある5〜6員の複素環式基より選択される1以上の基により置換され、該複素環式基は、芳香族でも非芳香族でもよく、飽和でも(環炭素若しくは窒素原子により連結する)不飽和でも(環炭素原子により連結する)よく、そして該フェニル、ベンジル又は複素環式基は、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、C1−3アルカノイルオキシ、トリフルオロメチル、シアノ、アミノ、ニトロ、C2−4アルカノイル、C1−4アルカノイルアミノ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アルキルスルファニル、C1−4アルキルスルフィニル、C1−4アルキルスルホニル、カルバモイル、N−C1−4アルキルカルバモイル、N,N−ジ(C1−4アルキル)カルバモイル、アミノスルホニル、N−C1−4アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C1−4アルキル)アミノスルホニル、C1−4アルキルスルホニルアミノ、及び飽和複素環式基(モルホリノ、チオモルホリノ、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イミダゾリジニル及びピラゾリジニルより選択される)より選択される5つまでの置換基を1以上の環炭素原子に担ってもよく、該飽和複素環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、C1−3アルカノイルオキシ、トリフルオロメチル、シアノ、アミノ、ニトロ及びC1−4アルコキシカルボニルより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよい。
好適には、Rは、少なくとも4つの原子(鎖を形成する炭素若しくはヘテロ原子であってもよい)を有する少なくとも1つの基で置換される。こうした置換基の特別な例は、置換されてもよいアルコキシまたはアルコキシメチルである。このアルコキシ基に適した置換基には、R77、R78及びR79に関連して上記に列挙されるものが含まれる。
のさらに特別な置換基は、サブ式(II):
(式中、p及びqは、独立して、0又は1であり、rは、0、1、2、3又は4であり、そしてR1’、R1”及びTは、すでに上記に定義された通りである)の基であり;
70は、水素、ヒドロキシ(qが0である場合以外)、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アミノ、N−C1−6アルキルアミノ、N,N−(C1−6アルキル)アミノ、ヒドロキシC2−6アルコキシ、C1−6アルコキシC2−6アルコキシ、アミノC2−6アルコキシ、N−C1−6アルキルアミノC2−6アルコキシ、N,N−(C1−6アルキル)アミノC2−6アルコキシ又はC3−7シクロアルキルであるか、
又はR70は、式(III):
(式中、Jは、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり、Kは、結合、オキシ、イミノ、N−(C1−6アルキル)イミノ、オキシC1−6アルキレン、イミノC1−6アルキレン、N−(C1−6アルキル)イミノC1−6アルキレン、−NHC(O)−、−SONH−、−NHSO−又は−NHC(O)−C1−6アルキレン−である)の基であり、
そして、R70基中のどのアリール、ヘテロアリール又はヘテロシクリル基も、ヒドロキシ、ハロ、トリフルオロメチル、シアノ、メルカプト、ニトロ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、−O−(C1−3アルキル)−O−、C1−6アルキルS(O)−(ここで、nは0〜2である)、N−C1−6アルキルアミノ、N,N−(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルコキシカルボニル、N−C1−6アルキルカルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、C2−6アルカノイル、C1−6アルカノイルオキシ、C1−6アルカノイルアミノ、N−C1−6アルキルスルファモイル、N,N−(C1−6アルキル)スルファモイル、C1−6アルキルスルホニルアミノ及びC1−6アルキルスルホニル−N−(C1−6アルキル)アミノより選択される1以上の基により置換されてよいか、
又は、R70基中のどのアリール、ヘテロアリール若しくはヘテロシクリル基も、式(IV):
(式中、Aは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、シアノ、アミノ、N−C1−6アルキルアミノ、N,N−(C1−6アルキル)アミノ、カルボキシ、C1−6アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−C1−6アルキルカルバモイル又はN,N−(C1−6アルキル)カルバモイルであり、pは1〜6であり、そしてBは、結合、オキシ、イミノ、N−(C1−6アルキル)イミノ又は−NHC(O)−であり、但し、Bが結合か−NHC(O)−でない限り、pは2以上である)の1以上の基で置換されていてもよいか、
又は、R70基中のどのアリール、ヘテロアリール若しくはヘテロシクリル基も、式(V):
(式中、Dは、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり、Eは、結合、C1−6アルキレン、オキシC1−6アルキレン、オキシ、イミノ、N−(C1−6アルキル)イミノ、イミノC1−6アルキレン、N−(C1−6アルキル)−イミノC1−6アルキレン、C1−6アルキレン−オキシC1−6アルキレン、C1−6アルキレン−イミノC1−6アルキレン、C1−6アルキレン−N−(C1−6アルキル)−イミノC1−6アルキレン、−NHC(O)−、−NHSO−、−SONH−又は−NHC(O)−C1−6アルキレン−であり、Dの置換基中のどのアリール、ヘテロアリール若しくはヘテロシクリル基もヒドロキシ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、カルボキシ、C1−6アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−C1−6アルキルカルバモイル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、C2−6アルカノイル、アミノ、N−C1−6アルキルアミノ及びN,N−(C1−6アルキル)アミノ)より選択される1以上の置換基により置換されてよい)の1以上の基で置換されてよく、
そしてR70基中のどのC3−7シクロアルキル若しくはヘテロシクリル基も、1若しくは2のオキソ若しくはチオキソ置換基で置換されてよく、
そして、上記に定義され、2つの炭素原子に付くCH基又は炭素原子に付くCH基を含むR70基のいずれも、それぞれの前記CH若しくはCH基に、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルコキシ、N−C1−6アルキルアミノ、N,N−(C1−6アルキル)アミノ及びヘテロシクリルより選択される置換基を担ってよく。
式(II)の置換基の好ましい例は、qが0である基である。
式(II)中のR70基の特別な例は、フェニルである。
の別の好ましい置換基は、式(VI):
(式中、R71及びR72は、独立して、水素又はC1−4アルキルより選択されるか、又はR71及びR72は一緒に結合を形成し、そしてR73は、基:OR74、NR7576であり、ここでR74、R75及びR76は、独立して、置換されてもよいヒドロカルビル、又は置換されてもよい複素環式基より選択され、そしてR75及びR76は、それらに付く窒素原子と一緒に、さらなるヘテロ原子を含有し得る芳香族若しくは非芳香族の複素環式環をさらに形成してもよい)の基である。
ヒドロカルビル若しくは複素環式基:R74、R75及びR76に適した置換基となり得るものには、上記に定義されるような官能基が含まれる。複素環式基のR74、R75及びR76は、ヒドロカルビル基によりさらに置換されてもよい。
特に、サブ式(VI)中のR71及びR72は、水素である。
73の特別な例は、R74がC1−4アルキルである、OR74基である。
73のさらなる例は、式:NR7576の基であり、ここでR75又はR76の一方は水素であって、他方は、置換されてもよいC1−6アルキル、置換されてもよいアリール、又は置換されてもよいヘテロシクリルである。
特に、R75又はR76の一方は水素であり、他方は、トリフルオロメチル、メトキシのようなC1−3アルコキシ、シアノ、メチルチオのようなチオC1−4アルキルで置換されてもよいC1−6アルキルであるか、又はインダンのようなヒドロカルビルやメチルのようなC1−4アルキルで置換されてもよいフランで置換されてもよいヘテロシクリルである。
別の態様において、R75又はR76の一方は水素であり、他方は、ピリジンのような置換されてもよい複素環式基であるか、又は、例えば、ハロ、ニトロ、メチルのようなアルキル、又はメトキシのようなアルコキシより選択される1以上の基で置換されてもよいフェニル基である。
好ましい種類の化合物は、式(I)のものであり、ここで:
XはNHであり;
は、水素、メトキシ、N−(C1−5アルキル)ピペリジン−4−イルオキシ、プロプ−2−イルオキシ又はメトキシエトキシであり;
は、水素又はメトキシであり;
は、3−モルホリノプロポキシ、3−クロロプロポキシ、3−[N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−(2−ヒドロキシメチルピロリジン−1−イル)プロポキシ、3−(ピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ、3−(N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ}プロポキシ、3−[N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(1−ヒドロキシメチル−2−メチルプロピル)アミノ]プロポキシ、3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(4−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ、3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−[2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ、3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−2−(ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ、3−(4−ヒドロキシメチルピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(1−ヒドロキシメチルシクロペント−1−イル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシプロピル)アミノ]プロポキシ、3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−(2−フルオロエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、2−[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−プロピルアミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(プロプ−2−イル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−イソブチルアミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−ネオペンチルアミノ]プロポキシ、3−[N−アリル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロプロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロプロピルメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロブチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロペンチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2,2−ジメトキシエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2,2−ジフルオロエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロブチルメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−メトキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(1、3−ジオキソラン−2−イルメチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、4−クロロブトキシ、4−[(2−ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ブトキシ、4−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−イソブチルアミノ]ブトキシ、1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イルメトキシ、1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イルメトキシ、3−[N−2−(ヒドロキシエチル)−N−(イソブチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−2−(ヒドロキシエチル)−N−(ネオペンチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−2−(ヒドロキシエチル)−N−(tert−ブチル)アミノ]プロポキシ、メトキシ及びメトキシエトキシであり;
は水素であり;
60は水素であり;
61は、上記に定義されるサブ式(k)の基であり;
62は水素であり;
’は、水素又はC1−3アルキルであり;
”は、水素又はC1−3アルキルであり;
pは1であり;
TはC=Oであり;
qは1であり;
VはN(R63)R64であり;
63は、−(CHq’70又はアリール又はヘテロアリールであって、ここで後の2つの基は、ハロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ジフルオロメチル、ジフルオロメトキシ及びシアノより独立して選択される1若しくは2の置換基により置換されてよく;
64は水素であり;
70は、式(III):−K−Jの基であり;
Kは結合であり;そして
Jは、3−フルオロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−クロロフェニル、3−メトキシフェニル、フェニル、4−フルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−ニトロフェニル、4−ブロモ−2−フルオロフェニル、3,5−ジメトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、2−ジフルオロメトキシフェニル、3−シアノフェニル、3−ブロモフェニル、5−インダンゾリル及び5−メチルピリジン−2−イルである。
さらに好ましい種類の化合物は、式(I)のものであり、ここで:
Xは、NR又はOであり;
は、水素又はC1−3アルキルであり;
は、水素又は−Xであり、ここでXは、直結合、−O−又は−NH−であり、Rは、水素、C1−5アルキル、C3−6シクロアルキル、−C1−5アルキル−O−C1−3アルキル、又はO、S若しくはNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5〜6員の飽和複素環式基であり(該複素環式基は、C1−4アルキル、又は1、2若しくは3のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5〜6員の芳香族複素環式基により置換されてもよい);
は、水素、ヒドロキシ、ハロ、メトキシ又は−OC1−3アルキル(1又は2のヒドロキシ又はハロにより置換されてもよい)であり;
は、−Xであり(ここで、Xは−O−であり、Rは、−C1−5アルキルR32、−C1−5アルキルR96、C1−5アルキル(ハロにより置換されてもよい)、−C1−5アルキル−OR20、−C1−5アルキル−NHR20、−C1−5アルキル−N(C1−3アルキル)−R20、−C1−5アルキル−NH−C1−5アルキル−OH、−C1−5アルキル−N(C1−3アルキル)−C1−5アルキル−OH及び−C1−5アルキル−NR95−C1−5アルキル−OHである);
32は、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、メチル、ヒドロキシ又は2−(tert−ブトキシ)エチルにより置換されてもよい、モルホリノ、ピロリジニル、ピペリジニル又はピペラジニルであり;
20は、C1−3アルキル(ヒドロキシにより置換されてもよい)又はシクロペンチル(C1−4ヒドロキシアルキルにより置換されてもよい)であり;
95は、メチル、エチル、2−フルオロエチル、プロプ−1−イル、プロプ−2−イル、イソブチル、ネオペンチル、アリル、プロパルジル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロペンチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、シクロブチルメチル、メトキシエチル、1,3−ジオキソラン−2−イルメチル及び2,2−ジメトキシエチルであり;
96は、C1−4ヒドロキシアルキルにより置換されてもよい4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾイルであり;
は水素であり;
60は水素であり;
61は、J、−(CH)−J、−(CH−J、−O−J、−(CH)−O−J、−O−(CH)−J、−(CH)−O−(CH)−J、−CO−J、−(CH)−CO−J、−CO−(CH)−J、−(CH)−CO−(CH)−J、−S−J、−(CH)−S−J、−S−(CH)−J、−(CH)−S−(CH)−J、−SO−J、−(CH)−SO−J、−SO−(CH)−J、−(CH)−SO−(CH)−J、−SO−J、−(CH)−SO−J、−SO−(CH)−J、−(CH)−SO−(CH)−J、−(NR’)CO−J、−(CH)−(NR’)CO−J、−(NR’)CO−(CH)−J、−(CH)−(NR’)CO−(CH)−J、−(NR’)SO−J、−(CH)−(NR’)SO−J、−(NR’)SO−(CH)−J、−(CH)−(NR’)SO−(CH)−J、−NR64−J、−(CH)−NR64−J、−NR64−(CH)−J、−(CH)−NR64−(CH)−J、−CONR64−J、−(CH)−CONR64−J、−CONR64−(CH)−J、−(CH)−CONR64−(CH)−J、−SONR64−J、−(CH)−SONR64−J、−SONR64−(CH)−J、−(CH)−SONR64−(CH)−J、−NR’CO−NH−J、−(CH)−NR’CO−NH−J、−NR’CO−NH−(CH)−J、−(CH)−NR’CO−NH−(CH)−J、−NR’CO−N(C1−4アルキル)−J、−(CH)−NR’CO−N(C1−4アルキル)−J、−NR’CO−N(C1−4アルキル)−(CH)−J、−(CH)−NR’CO−N(C1−4アルキル)−(CH)−J、−NR’CO−O−J、−(CH)−NR’CO−O−J、−NR’CO−O−(CH)−J、−(CH)−NR’CO−O−(CH)−J、−OCO−J、−CH−OCO−J、−CH=CH−J、−CH−CH=CH−J、−CH=CH−CH−J及び−CH−CH=CH−CH−Jであり;
62は、水素、ハロ又はC1−3アルキルであり;
’は、水素又はC1−3アルキルであり;
64は、水素又はC1−3アルキルであり;そして
Jは、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、フリル、チエニル及びピロリルより選択される基であり、該基は、ハロ、メチル、エチル、メトキシ、シアノ、シクロプロピル及びシクロプロピルメチルより選択される1若しくは2の置換基により置換されてもよい。
本発明の別の側面において、好ましい化合物は、以下のどの1つでもよい:
2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−フェニルアセトアミド; N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3、5−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(2、3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
N−(3−クロロフェニル)−2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド; 2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−ピペリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({6−メトキシ−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(4−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(2−フルオロエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{2−[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[シクロプロピル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(シクロプロピルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[シクロブチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[シクロペンチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメトキシエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジフルオロエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(シクロブチルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(2−メトキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
2−(3−{[7−(4−クロロブトキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド; N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{4−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ブトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{4−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]ブトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−[3−({6−メトキシ−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[シクロブチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(シクロプロピルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[シクロブチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[シクロペンチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(シクロプロピルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(シクロブチルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメトキシエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(2−メトキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−クロロフェニル)−2−[3−({7−[3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−メトキシフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−フェニルアセトアミド;
N−(4−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジクロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−ヒドロキシフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−ニトロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−1H−インダゾール−5−イルアセトアミド;
N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,5−ジメトキシフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(5−メチルピリジン−2−イル)アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−シアノフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−ブロモフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({5−{[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−[5−({7−メトキシ−5−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル]アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(5、7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−(3−{[5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(5−{[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(5,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
2−(3−{[5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド;及び
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド。
本発明のさらなる側面において、さらにより好ましい化合物は、以下のどの1つでもよい:
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[シクロブチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[シクロペンチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(シクロプロピルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[(シクロブチルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメトキシエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(2−メトキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
2−{3−[(7−{3−[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;及び
N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド。
本発明は、本明細書に定義される式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物、並びにその塩に関する。医薬組成物に使用の塩は製剤的に許容される塩であろうが、他の塩も式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物とそれらの製剤的に許容される塩の製造に有用である場合がある。式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物の好適な製剤的に許容される塩には、メタンスルホン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩と、リン酸及び硫酸と形成される塩のような酸付加塩が含まれる。帯電した官能基の数とカチオン若しくはアニオンの原子価に依存して、1以上のカチオン若しくはアニオンが存在する場合がある。式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物に酸官能基が含まれる場合、塩は、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム又はマグネシウム)、有機アミン塩(例えば、トリエチルアミン、モルホリン、N−メチルピペリジン、N−エチルピペリジン、プロカイン、ジベンジルアミン、N,N−ジベンジルエチルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、又はアミノ酸、例えばリジン)のような塩基性の塩であり得る。好ましい製剤的に許容される塩は、ナトリウム塩である。
本発明はまた、カルボキシ若しくはヒドロキシ基を含有する式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物の in vivo 加水分解可能エステルを提供する。このようなエステルは、例えば、ヒト又は動物の体内で加水分解されて親の酸若しくはアルコールを生じる製剤的に許容されるエステルである。
カルボキシに適した製剤的に許容されるエステルには、メチル若しくはエチルエステルのようなC1−6アルキルエステル、C1−6アルコキシメチルエステル(例えば、メトキシメチル)、C1−6アルカノイルオキシメチルエステル(例えば、ピバロイルオキシメチル、フタリジルエステル)、C3−8シクロアルコキシ−カルボニルオキシC1−6アルキルエステル(例えば、1−シクロヘキシルカルボニルオキシエチル)、1,3−ジオキソレン−2−オニルメチルエステル(例えば、5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オニルメチル)、及びC1−6アルコキシカルボニルオキシエチルエステル(例えば、1−メトキシカルボニルオキシエチル)が含まれ、本発明の化合物中のどのカルボキシ基で形成されてもよい。
ヒドロキシ基を含有する式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物の in vivo 加水分解可能エステルには、リン酸エステルのような無機エステルとα−アシルオキシアルキルエーテル、並びにエステルの in vivo 加水分解の結果として分解して親のヒドロキシ基を生じる関連化合物が含まれる。α−アシルオキシアルキルエーテルの例には、アセトキシメトキシと2,2−ジメチルプロピオニルオキシメトキシが含まれる。ヒドロキシへの in vivo 加水分解可能エステル形成基の選択物には、アルカノイル、ベンゾイル、フェニルアセチルと置換ベンゾイル及びフェニルアセチル、アルコキシカルボニル(炭酸アルキルエステルを生じる)、ジアルキルカルバモイル及びN−(ジアルキルアミノエチル)−N−アルキルカルバモイル(カルバメートを生じる)、ジアルキルアミノアセチル及びカルボキシアセチルが含まれる。
好適なアミドが、カルボキシ基を有する式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物より誘導され、それは、N−メチル、N−エチル、N−プロピル、N,N−ジメチル、N−エチル−N−メチル又はN,N−ジエチルアミドのような、N−C1−6アルキル及びN,N−ジ(C1−6アルキル)アミドのようなアミドへ誘導化される。
式(I)、式(IA)又は式(IB)の好ましい化合物は、マウス、ラット、若しくはヒトの血清において安定であるもの、好ましくはヒト血清において安定であるものである。
in vivo 加水分解可能ではないエステルは、式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物の製造における中間体として有用である場合がある。
式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物は、文献記載の様々な方法により製造することができる。例えば、XがNHである式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物は、式(VII):
[式中、R、R、R、及びRは、式(I)又は式(IB)に関連して定義されるR、R、R、及びRであるか、又は式(IA)に関連して定義されるR1’、R2’、R3’、及びR4’であり、そしてR85は、NR8687基であり、ここでR86及びR87は、独立して、メチルのようなアルキルより選択される]の化合物を式(VIII):
[式中、R5’は、式(I)に関連して定義されるR基であるか、又は式(IA)に関連して定義されるR5a基であるか、又はその前駆体である]の化合物と反応させること;そしてその後、所望されるか又は必要であれば、前駆体基R5’をR若しくはR5a基へ変換すること、及び/又はR若しくはR5a基上の置換基を修飾することによって製造することができる。この反応は、好適には、酢酸のような有機溶媒において、上昇温度で、都合よくは溶媒の還流温度で行なわれる。前駆体基R5’をR若しくはR5a基へ変換する、及び/又はR若しくはR5a基上の置換基を修飾する反応の例は、エステルを酸へ、その後必要であれば、好ましいアミドへ変換することのような標準化学反応である。そのような反応の例を以下に提供する。
式(VII)の化合物は、好適には、式(IX):
の化合物を、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールのような適切なアセタールと反応させることによって製造する。この反応は、好適には、ベンゼンのような有機溶媒において、上昇温度で、都合よくは溶媒の還流温度で行なわれる。
あるいは、式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物は、式(X):
[式中、R1’、R2”、R3”、及びR4’は、式(I)又は式(IB)に関連して定義されるR、R、R、及びR基に等しいか、又は式(IA)に関連して定義されるR1’、R2’、R3’、及びR4’又はそれらの前駆体に等しく、そしてR85は脱離基である]の化合物を式(XI):
[式中、Xは、式(I)又は式(IA)に関連して定義される通りであり、Rは、式(I)に関連して定義されるRであるか、又は式(IA)に関連して定義されるR5aである]の化合物と反応させること:そしてその後、所望されるか又は必要であれば、R1’、R2”、R3”若しくはR4’基を、それぞれR、R、R及びR基、又はそれぞれR1’、R2’、R3’及びR4’基へ、又は異なるそのような基へ変換することによって製造することができる。
85に適した脱離基には、クロロのようなハロ、メシレート及びトシラートが含まれる。この反応は、好適には、イソプロパノールのようなアルコールのような有機溶媒において、上昇温度で、都合よくは溶媒の還流温度で行なわれる。
1’、R2”、R3”若しくはR4’基を、それぞれR、R、R及びR基、又はそれぞれR1’、R2’、R3’及びR4’基へ、又は異なるそのような基へ変換することは、これらの基が性質において複雑である場合の式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物の製造に関連して特に有用である場合があり、これらの製造の例は、以下に提供する。
特別な態様において、R1’、R2”、R3”又はR4’は、それぞれR、R、R及びR基である。
式(X)及び(XI)の化合物は、既知の化合物であるか、又はそれらは、文献から明瞭であろう慣用法によって既知の化合物から誘導することができる。
あるいは、XがNHである式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物は、式(XII):
[式中、R、R、R、及びRは、式(I)又は式(IB)に関連して定義されるR、R、R、及びR基であるか、又は式(IA)に関連して定義されるR1’、R2’、R3’、及びR4’であり、そしてR5’は、上記の式(VIII)に関連して定義される通りである]の化合物を転位させること、そしてその後、所望されるか又は必要であれば、前駆体基R5’をR若しくはR5a基へ変換すること、及び/又はR若しくはR5a基上の置換基を、例えば上記に一般的に記載するように修飾することによって製造することができる。
転位反応は、好適には、アルキルアルコール(特にメタノール、エタノール又はシクロヘキサノール)、酢酸、又はジメチルホルムアミドのような有機溶媒において、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、酢酸ナトリウム、ナトリウムメチラート、又はジメチルアミンのような強塩基を使用して行なわれる。例えば20℃〜120℃、そして好ましくは約75℃の上昇温度を利用する。
式(XII)の化合物は、好適には、式(XIII):
[式中、R、R、R、及びRは、式(I)又は式(IB)に関連して定義されるR、R、R、及びRであるか、又は式(IA)に関連して定義されるR1’、R2’、R3’、及びR4’であり、そしてR86は、メチルのようなアルキル基である]の化合物を式(XIV):
[式中、R5’は、式(VIII)に関連して定義される通りである]の化合物と反応させることによって入手する。この反応は、好適には、塩化メチレンのような有機溶媒において、塩酸ピリジニウムのような塩の存在下に行われる。例えば0℃〜50℃の中位温度、そして都合よくは周囲温度を利用する。
式(XIII)の化合物は、好適には、上記に定義されるような式(IX)の化合物をオルトギ酸トリメチルのようなオルトギ酸トリアルキルと反応させることによって製造する。この反応は、好適には、p−トルエンスルホン酸のような酸の触媒量の存在下に、例えば50℃〜120℃の上昇温度で、そして好ましくは約100℃で行なわれる。
式(IX)の化合物は、既知の化合物であるか、又はそれらは、慣用法によって製造することができる。特に、式(IX)の化合物は、式(XV):
[式中、R、R、R、及びRは、式(I)又は式(IB)に関連して定義されるR、R、R、及びRであるか、又は式(IA)に関連して定義されるR1’、R2’、R3’、及びR4’である]の対応するニトロ化合物の還元により製造することができる。好適な反応条件は、以下に例示する。
式(XV)の化合物は、式(XVI):
の化合物の、例えば硝酸をニトロ化剤として使用するニトロ化によって入手することができる。やはり、好適な反応条件は、以下に例示する。
式(XVI)のニトリルは、以下に例示するように、対応するホルムアミドのヒドロキシルアミンとの反応によって誘導することができる。
本発明の化合物中の様々な環置換基のあるものは、上記の方法に先立つか、又はその直後に標準的な芳香族置換反応によって導入するか、又は慣用の官能基修飾によって産生してよく、それ自体も本発明の方法の側面に含まれると理解されよう。こうした反応及び修飾には、例えば、芳香族置換反応の手段による置換基の導入、置換基の還元、置換基のアルキル化、及び置換基の酸化が含まれる。こうした手順の試薬及び反応条件は、化学の技術分野においてよく知られている。芳香族置換反応の特別な例には、濃硝酸を使用するニトロ基の導入、例えばハロゲン化アシル及びルイス酸(三塩化アルミニウムのような)をフリーデル・クラフツ条件の下で使用するアシル基の導入;ハロゲン化アルキル及びルイス酸(三塩化アルミニウムのような)をフリーデル・クラフツ条件の下で使用するアルキル基の導入;並びに、ハロゲン基の導入が含まれる。特別な修飾の例には、例えば、ニッケル触媒を用いた接触水素化、又は塩酸の存在下に加熱しながら鉄で処理することによる、ニトロ基のアミノ基への還元;アルキルチオをアルキルスルフィニル又はアルキルスルホニルへ酸化することが含まれる。
本明細書に言及される反応のいくつかでは、化合物中の鋭敏な基を保護することが必要である/望ましい場合があることも理解されよう。保護化が必要であるか又は望ましい例と保護化に適した方法は、当業者に知られている。標準的な実践に従って、慣用の保護基を使用することができる(例示として、T. W. Green,「有機合成の保護基(Protective Groups in Organic Synthesis)」ジョン・ウィリー・アンド・サンズ、1991年、を参照のこと)。このように、反応体に、アミノ、カルボキシ若しくはヒドロキシのような基が含まれるならば、本明細書に言及される反応のいくつかにおいては該基を保護することが望ましい場合がある。
アミノ又はアルキルアミノ基に適した保護基は、例えば、アシル基、例えばアセチルのようなアルカノイル基、アルコキシカルボニル基、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル若しくはt−ブトキシカルボニル基、アリールメトキシカルボニル基、例えばベンジルオキシカルボニル若しくはアロイル基、例えばベンゾイルである。上記保護基の脱保護条件は、必然的に、保護基の選択に応じて変化する。従って、例えば、アルカノイル若しくはアルコキシカルボニル基のようなアシル基、又はアロイル基は、例えば、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウム若しくはナトリウムのような好適な塩基での加水分解によって除去することができる。あるいは、t−ブトキシカルボニル基のようなアシル基は、例えば、塩酸、硫酸、又はリン酸、又はトリフルオロ酢酸のような好適な酸での処理により除去してよく、ベンジルオキシカルボニル基のようなアリールメトキシカルボニル基は、例えば、パラジウム担持カーボンのような触媒上での水素化により、又はルイス酸、例えばトリス(トリフルオロ酢酸)ホウ素での処理によって除去してよい。一級アミノ基に適した代わりの保護基は、例えばフタロイル基であり、これは、アルキルアミン、例えばジメチルアミノプロピルアミンでの、又はヒドラジンでの処理により除去することができる。
ヒドロキシ基に適した保護基は、例えば、アシル基、例えばアセチルのようなアルカノイル基、アロイル基、例えばベンゾイル、又はアリールメチル基、例えばベンジルである。上記保護基の脱保護条件は、必然的に、保護基の選択に応じて変化する。従って、例えば、アルカノイルのようなアシル基又はアロイル基は、例えば、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウム若しくはナトリウムのような好適な塩基との加水分解によって除去することができる。あるいは、ベンジル基のようなアリールメチル基は、例えば、パラジウム担持カーボンのような触媒上での水素化により除去してよい。
カルボキシ基に適した保護基は、例えばエステル化基(例えばメチル若しくはエチル基であり、これは、例えば、水酸化ナトリウムのような塩基での加水分解によって除去することができる)、又は例えばt−ブチル基(例えば、酸、例えばトリフルオロ酢酸のような有機酸での処理により除去することができる)、又は、例えばベンジル基(例えば、パラジウム担持カーボンのような触媒上での水素化により除去することができる)である。
保護基は、化学の技術分野でよく知られている慣用技術を使用して、合成中のどの好便な段階でも除去してよい。
式(I)及び式(IA)の化合物は、オーロラキナーゼ、特にオーロラ−Aキナーゼの阻害剤である。結果として、これらの化合物は、上記の作用因子により仲介される疾患、特に増殖性疾患を治療するために使用することができる。
本発明のさらなる側面によれば、そのような治療の必要な、ヒトのような温血動物においてオーロラキナーゼを阻害する方法が提供され、該方法は、式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物、又はその製剤的に許容される塩、又はその in vivo 加水分解可能エステルの有効量を前記動物へ投与することを含む。さらに、上記のようなオーロラ−Aキナーゼを阻害する方法と上記のようなオーロラ−Bキナーゼを阻害する方法が提供される。
本発明のさらなる側面は、オーロラキナーゼの阻害が有益である疾患に罹患しているヒトを治療する方法に関し、該方法は、式(I)、式(IA)又は式(IB)の化合物の治療有効量をその必要なヒトへ投与する工程を含んでなる。特に、オーロラ−Aキナーゼの阻害が有益であろうと想定されるが、オーロラ−Bキナーゼの阻害も有益であるかもしれない。
式(I)のある化合物は新規であり、これらは本発明のさらなる側面を形成する。従って、本発明は、さらに、式(IA):
の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド
[式中、Xは、式(I)に関連して定義される通りであり;
1’、R2’、R3’、R4’は、式(I)に関連して定義されるR、R、R、Rに同等であり、そしてR5aは、式(I)に関連して定義されるRに同等である]を含む。
また提供されるのは、式(IA)の化合物又はその塩、エステル若しくはアミドである[ここで、Xは、式(I)に関連して定義される通りであり;
1’、R2’、R3’、R4’は、式(I)に関連して定義されるR、R、R、Rに同等であり;そしてR5aは、式(I)に関連して定義されるRに同等であり;
但し、R5aのR60、R61及びR62の1つは水素以外であり、そしてR61が水素以外である場合、それは以下より選択される基ではなく:
・フェニルC1−3アルキル、ヘテロアリール、又は置換されてもよいフェニル;及び
・C3−5シクロアルキル、C3−5シクロアルキルC1−3アルキル、C2−5アルケニル、又は置換されてもよいC1−4アルキル;
ここで、フェニル及びC1−4アルキルの置換基となり得るものは、C1−4アルキル、ハロ、メトキシ、ニトロ若しくはトリフルオロメチルである]。
本発明の特別な側面において、式(IA)の化合物のR61は、−O−J、−(CH)−O−J、−O−(CH)−J、−(CH)−O−(CH)−J、−CO−J、−(CH)−CO−J、−CO−(CH)−J、−(CH)−CO−(CH)−J、−S−J、−(CH)−S−J、−S−(CH)−J、−(CH)−S−(CH)−J、−SO−J、−(CH)−SO−J、−SO−(CH)−J、−(CH)−SO−(CH)−J、−SO−J、−(CH)−SO−J、−SO−(CH)−J、−(CH)−SO−(CH)−J、−(NR’)CO−J、−(CH)−(NR’)CO−J、−(NR’)CO−(CH)−J、−(CH)−(NR’)CO−(CH)−J、−(NR’)SO−J、−(CH)−(NR’)SO−J、−(NR’)SO−(CH)−J、−(CH)−(NR’)SO−(CH)−J、−NR64−J、−(CH)−NR64−J、−NR64−(CH)−J、−(CH)−NR64−(CH)−J、−CONR64−J、−(CH)−CONR64−J、−CONR64−(CH)−J、−(CH)−CONR64−(CH)−J、−SONR64−J、−(CH)−SONR64−J、−SONR64−(CH)−J、−(CH)−SONR64−(CH)−J、−NR’CO−NH−J、−(CH)−NR’CO−NH−J、−NR’CO−NH−(CH)−J、−(CH)−NR’CO−NH−(CH)−J、−NR’CO−N(C1−4アルキル)−J、−(CH)−NR’CO−N(C1−4アルキル)−J、−NR’CO−N(C1−4アルキル)−(CH)−J、−(CH)−NR’CO−N(C1−4アルキル)−(CH)−J、−NR’CO−O−J、−(CH)−NR’CO−O−J、−NR’CO−O−(CH)−J、−(CH)−NR’CO−O−(CH)−J、−OCO−J、−CH−OCO−J、−CH=CH−J、−CH−CH=CH−J、−CH=CH−CH−J及び−CH−CH=CH−CH−Jである。式(IA)の化合物に関する本発明の他の側面は、上記のようなX、R、R、R、R及びRの好ましい意義である。
5aがピラゾール基である場合、それは、上記の式(k)、(II)及び(VI)の置換基を担い、
(ii)XがNHであり、R5aが置換ピラゾロン若しくはテトラゾリル基である場合、R1’、R2’、R3’及びR4’の少なくとも1つは、水素以外であるということ;又は、
(iii)XがOであり、R5aが1−メチル−4−ニトロ−1H−イミダゾール−5−イルである場合、R1’、R2’、R3’及びR4’の少なくとも1つは、水素以外であるということ]。
好ましくは、R1’、R2’、R3’及びR4’の少なくとも1つは、水素以外である。
特に、R5aは、上記の式(k)、(II)及び(VI)の少なくとも1つの基により置換される。
式(IA)中の他の好ましいか又は特別な基及び置換基は、上記の式(I)中の同等の基について説明される通りである。
さらに、式(IB):
[式中、R、R、R及びRは、式(I)に関連して定義される通りであり;そして
Arは、インダゾール若しくはピリジン(メチルにより置換されてもよい)又はアリール(ハロ、メトキシ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ及びジフルオロメトキシより独立して選択される1若しくは2の置換基により置換されてもよい)である]の化合物が提供される。
、R、R及びRの好ましい意義は、上記に記載される通りである。
さらに提供されるのは、式(XVa):
[式中、Rは、フェニル、3−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、又は3−クロロフェニルであり;そしてR’は、モルホリン−4−イル、エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ、(2S)−2(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、(2−ヒドロキシエチル)アミノ、(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ、メチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ、(1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル)アミノ、4−メチルピペラジン−1−イル、(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アミノ、(4−ヒドロキシブチル)アミノ、4−ヒドロキシピペリジン−1−イル、2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル、3−ヒドロキシピペリジン−1−イル、(2−ヒドロキシブチル)アミノ、4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル、(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ、(1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)アミノ、(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル、((2R)−2−ヒドロキシプロピル)アミノ、((2S)−2−ヒドロキシプロピル)アミノ、(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル、(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、(2−ヒドロキシエチル)アミノ、(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ、4−メチルピペラジン−1−イル、エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル、3−ヒドロキシピペリジン−1−イル、(2−ヒドロキシブチル)アミノ、4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル、(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ、(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル、(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル、((2R)−2−ヒドロキシプロピル)アミノ、((2S)−2−ヒドロキシプロピル)アミノ、(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル、(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル、(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル、3−ヒドロキシピペリジン−1−イル、(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル、又はエチル(2−ヒドロキシエチル)アミノである]の化合物、又はその製剤的に許容される塩、エステル若しくはアミドである。
さらに提供されるのは、医薬品として使用のための本明細書に定義される式(IA)の化合物である。
本発明のなおさらなる側面によれば、ヒト若しくは動物の体の療法による治療の方法に使用のための、本明細書に定義される式(IA)の化合物又はその製剤的に許容される塩若しくは in vivo 加水分解可能エステルが提供される。特に、本化合物は、癌、特にオーロラ−Aがアップレギュレートされている癌(結直腸癌若しくは乳癌のような)、のような増殖性疾患の治療の方法において使用される。本化合物はまた、オーロラ−Bキナーゼ阻害が有益である疾患の治療にも有用である。
式(IA)の化合物はまた、オーロラキナーゼの阻害に使用の医薬品、そして特に、オーロラキナーゼ阻害が有益である疾患の治療への医薬品の製造において使用がある。好ましくは、オーロラ−Aキナーゼを阻害するが、本発明はまた、オーロラ−Bキナーゼを阻害するような使用も提供する。
本発明はまた、本明細書に定義される式(IA)の化合物又はその製剤的に許容される塩若しくは in vivo 加水分解可能エステルを製剤的に許容される担体と組み合わせて含んでなる医薬組成物を提供する。本発明の組成物における使用に好ましいか又は特別な式(IA)の化合物は、式(I)の好ましい化合物に関連して上記に記載される通りである。
式(IB)の化合物についても、医薬品としての使用、増殖性疾患の治療の方法における使用、並びに、オーロラキナーゼの阻害に使用のための医薬品の製造における使用があり、それぞれの使用は別個であり、式(IA)の化合物について上記に記載される通りである。
本発明の組成物は、経口使用(例えば、錠剤、トローチ剤、硬若しくは軟カプセル剤、水性若しくは油性懸濁液剤、乳剤、分散性の散剤若しくは顆粒剤、シロップ剤若しくはエリキシル剤として)、局所使用(例えば、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、又は水性若しくは油性の溶液剤若しくは懸濁液剤として)、吸入による投与(例えば、微細粉末又は液体エアゾールとして)、通気による投与(例えば、微細粉末として)、又は腸管外投与(例えば、静脈内、皮下、筋肉内へ投薬する無菌の水性若しくは油性溶液剤として、又は直腸投薬用の坐剤として、又は分散性の剤形として)に適した形態であってよい。
本発明の組成物は、当該技術分野でよく知られている慣用の医薬賦形剤を使用する慣用法により入手することができる。従って、経口使用に企図される組成物は、例えば、1以上の着色剤、甘味剤、芳香剤及び/又は保存剤を含有してよい。
錠剤製剤に適した製剤的に許容される賦形剤には、例えば、乳糖、炭酸ナトリウム、リン酸カルシウム若しくは炭酸カルシウムのような不活性希釈剤、コーンスターチ若しくはアルギン酸のような造粒剤及び崩壊剤;デンプンのような結合剤;ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸若しくはタルクのような滑沢剤;p−ヒドロキシ安息香酸エチル若しくはプロピルのような保存剤、及び、アスコルビン酸のような抗酸化剤が含まれる。錠剤製剤は、被覆しなくても、又は、その崩壊と後続の胃腸管内での有効成分の吸収を変化させること、又はその安定性及び/又は外観を改善することのために被覆してもよく、いずれの場合でも当該技術分野でよく知られている慣用のコーティング剤及び手順を使用する。
経口使用の組成物は、不活性の固体希釈剤、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウム若しくはカオリンとともに有効成分が混合される硬ゼラチンカプセル剤の形態であっても、又は、水又は落花生油、流動パラフィン、ダイズ油、ヤシ油、又は好ましくはオリーブ油のようなオイル、あるいは他の許容される担体とともに有効成分が混合される軟ゼラチンカプセル剤のような形態であってもよい。
一般に、水性懸濁液剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴム及びアカシアゴムのような1以上の懸濁剤;レシチン、又は脂肪酸と酸化アルキレンとの濃縮生成物(例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレン)、又は長鎖脂肪族アルコールと酸化エチレンとの濃縮生成物、例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール、又はモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトールのような、脂肪酸及びヘキシトールから派生する部分エステルと酸化エチレンとの濃縮生成物、又は、長鎖脂肪族アルコールと酸化エチレンの濃縮生成物、例えばヘプタデカエチレンオキシセタノールと又はモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトールのような、脂肪酸及びヘキシトールから派生する部分エステルと酸化エチレンとの濃縮生成物、又は脂肪酸及びヘキシトール無水物から派生する部分エステルと酸化エチレンとの濃縮生成物、例えばモノオレイン酸ポリエチレンソルビタンのような分散剤又は湿潤剤とともに、微細粉末の形態で有効成分を含有する。水性懸濁液剤はまた、1以上の保存剤(p−ヒドロキシ安息香酸エチル若しくはプロピルのような)、抗酸化剤(アスコルビン酸のような)、着色剤、芳香剤、及び/又は甘味剤(スクロース、サッカリン若しくはアスパルテームのような)を含有してよい。
油性懸濁液剤は、植物油(落花生油、オリーブ油、ゴマ油若しくはヤシ油のような)又は鉱油(流動パラフィンのような)に有効成分を懸濁することによって製剤化することができる。油性懸濁液剤はまた、ミツロウ、固形パラフィン若しくはセチルアルコールのような増粘剤も含有してよい。口当たりのよい経口調製物を提供するために、上記に示したような甘味剤、及び芳香剤を加えてよい。上記組成物は、アスコルビン酸のような抗酸化剤の添加により保存することができる。
水を加えて水性懸濁液剤若しくは溶液剤を調製するのに適した分散性若しくは凍結乾燥性の散剤及び顆粒剤は、一般に、分散若しくは湿潤剤、懸濁剤及び1以上の保存剤と一緒に有効成分を含有する。好適な分散若しくは湿潤剤と懸濁剤は、すでに上記のものにより例示されている。甘味剤、芳香剤、及び着色剤のような追加の賦形剤も存在してよい。
本発明の医薬組成物は、水中油型の乳剤の形態であってよい。油相は、オリーブ油若しくは落花生油のような植物油、又は例えば流動パラフィンのような鉱油、又はこれらのいずれかの混合物であってよい。好適な乳化剤は、例えば、アカシアゴムやトラガカントゴムのような天然に存在するゴム、大豆、レシチンのような天然に存在するホスファチド、脂肪酸及び無水へキシトールから派生するエステル若しくは部分エステル(例えば、モノオレイン酸ソルビタン)、及びモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンのような、酸化エチレンと前記部分エステルの濃縮生成物であってよい。乳剤はまた、甘味剤、芳香剤及び保存剤を含有してよい。
シロップ剤とエリキシル剤は、グリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール、アスパルテーム若しくはショ糖のような甘味剤とともに製剤化してよく、粘滑剤、保存剤、芳香剤及び/又は着色剤も含有してよい。
本医薬組成物はまた、無菌の注射用水性若しくは油性懸濁液剤、溶液剤、乳剤、又は特別な系の形態であってよく、これは、上記に示した、1以上の適切な分散剤若しくは湿潤剤と懸濁剤を使用する既知の手順に従って製剤化することができる。無菌の注射用調製物はまた、非経口投与が許容される無毒の希釈剤若しくは溶媒中の無菌注射用溶液若しくは懸濁液、例えばポリエチレングリコールの溶液であってよい。
坐剤製剤は、通常温度では固体であるが直腸温度では液体になるので、直腸中で融けて薬物を放出する好適な非刺激性の賦形剤と有効成分を混合することによって調製することができる。好適な賦形剤には、例えば、ココア脂とポリエチレングリコールが含まれる。
一般に、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤のような局所製剤と水性若しくは油性の溶液剤若しくは懸濁液剤は、当該技術分野でよく知られた慣用法を使用して、慣用の、局所的に許容される担体若しくは希釈剤とともに有効成分を製剤化することによって入手することができる。
通気投与用の組成物は、例えば、30μm又はそれ未満、好ましくは5μm又はそれ未満、そしてより好ましくは5μmと1μmの間の平均径の粒子を含有する微細粉末の形態であってよく、散剤それ自体は有効成分を単独で、又は乳糖のような生理学的に許容される1以上の担体で希釈されて含んでなる。次いで、都合よくは、通気吸入用の散剤は、例えば1〜50mgの有効成分を含有する、既知のクロモグリシン酸ナトリウム剤の通気吸入に使用されるようなターボ吸入装具で使用するカプセルに保持される。
吸入投与用の組成物は、微細固形物を含有するエアゾールか又は液体の小滴として有効成分を調合するように配置された慣用の加圧エアゾールの形態であってよい。揮発性フッ化炭化水素若しくは炭化水素のような慣用のエアゾール噴霧剤を使用してよく、エアゾール装具は、都合よくは、目盛り量の有効成分を調合するように配置される。
製剤に関するさらなる情報については、読者は、「医化学総覧(Comprehensive Medicinal Chemistry)」(Corwin Hansch; 編集委員長)、ペルガモン・プレス(1990年)の第5巻、25.2章を参照のこと。
単一の剤形を製造するために1以上の賦形剤と組み合わせる有効成分の量は、治療される宿主と特定の投与経路に応じて必然的に変化する。例えば、ヒトへの経口投与に企図される製剤は、例えば、0.5mg〜2gの有効成分と、それに複合した適正で都合のよい量(全組成物の約5〜約98重量パーセントを変動する場合がある)の賦形剤を概して含有する。単位剤形は、概して約1mg〜約500mgの有効成分を含有する。投与経路及び投与方式に関するさらなる情報については、読者は、「医化学総覧(Comprehensive Medicinal Chemistry)」(Corwin Hansch; 編集委員長)、ペルガモン・プレス(1990年)の第5巻、25.3章を参照のこと。
式(I)、式(IA)若しくは式(IB)の化合物の治療若しくは予防目的の用量のサイズは、よく知られた医学の諸原理によれば、当然ながら、状態の本質及び重篤性、動物若しくは患者の年齢及び性別、そして投与経路に従って変化するものである。上記のように、式(I)、式(IA)若しくは式(IB)の化合物は、オーロラ−Aキナーゼの効果だけで又は部分的に、また、オーロラ−Bキナーゼの効果だけによるか又は部分的に疾患若しくは医学的状態を治療するのに有用である。
治療若しくは予防を目的に式(I)、式(IA)若しくは式(IB)の化合物を使用するときには、一般に、分割用量で求められるならば、例えば、0.5mg〜75mg/kg体重の範囲の1日用量が受けられるように投与されるが、0.1mg〜75mgの範囲も必要とされる場合がある。一般に、非経口投与が利用されるときは、より低い用量が投与される。従って、例えば、静脈内投与では、例えば0.5mg〜30mg/kg体重の範囲の用量が概して使用されるが、0.1mg〜25mgの範囲が必要とされる場合がある。同様に、吸入による投与では、例えば0.5mg〜25mg/kg体重の範囲の用量が使用される。
本発明のさらなる側面は、増殖性疾患を治療するための医薬品の製造に使用のための、上記に定義される式(I)、式(IA)若しくは式(IB)の化合物又はその製剤的に許容される塩若しくは in vivo 加水分解可能エステルを含む。この目的に好ましい式(I)、式(IA)若しくは式(IB)の化合物は、上記の通りである。
治療用医薬品における使用に加えて、式(I)若しくは式(IA)の化合物とその製剤的に許容される塩は、新たな治療薬剤の探索の一部として、ネコ、イヌ、ウサギ、サル、ラット及びマウスのような実験動物において細胞周期活性の阻害剤の効果を評価するための in vitro 及び in vivo 試験系の開発及び標準化における薬理学的ツールとしても有用である。
上記に定義される治療は、単独療法として適用しても、又は、本発明の化合物に加えて、慣用的な外科若しくは放射線療法、又は化学療法を伴ってもよい。そのような化学療法には、以下の抗腫瘍剤カテゴリーの1以上が含まれる場合がある:
(i)アルキル化剤(例えば、シスプラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン及びニトロソ尿素);代謝拮抗剤(例えば、5−フルオロウラシル及びテガフールといったフルオロピリミジン類のような抗葉酸剤、ラルチトレキセド、メトトレキセート、シトシンアラビノシド、及びヒドロキシ尿素);抗腫瘍抗生物質(例えば、アドリアマイシンのようなアントラサイクリン類、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシン、及びミトラマイシン);有糸分裂阻害剤(例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン及びビノレルビンのようなビンカアルカロイドと、タキソール及びタキソテレのようなタキソイド類);及びトポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エトポシド及びテニポシドのようなエピポドフィロトキシン、アムサクリン、トポテカン、及びカンプトテシン)のような、医科腫瘍学において使用されるような抗増殖/抗新生物薬とその組合せ;
(ii)抗エストロゲン(例えば、タモキシフェン、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェン及びヨードキシフェン)、抗アンドロゲン(例えば、ビカルタミド、フルタミド、ニルタミド及び酢酸シプロテロン)、LHRLアンタゴニスト又はLHRHアゴニスト(例えば、ゴセレリン、リュープロレリン及びブセレリン)、プロゲストゲン(例えば、酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾール、ボラゾール及びエキセメスタン)、及びフィナステリドのような5α−レダクターゼの阻害剤といった、細胞増殖抑止剤;
(iii)癌細胞浸潤を阻害する薬剤(例えば、マリマスタットのようなメタロプロテイナーゼ阻害剤とウロキナーゼプラスミノゲンアクチベーター受容体機能の阻害剤);
(iv)増殖因子機能の他の阻害剤、例えば、そのような阻害剤には、増殖因子抗体、増殖因子受容体抗体(例えば、抗erbB2抗体のトラスツツマブ[HerceptinTM]と抗erbB1抗体のセツキシマブ[C225])、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、及びセリン/スレオニンキナーゼ阻害剤、例えば、表皮増殖因子ファミリーの阻害剤(例えば、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(ゲフィチニブ、AZD1839)、N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−アミン(エルロチニブ、OSI−774)、及び6−アクリルアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(CI1033)のようなEGFRファミリーチロシンキナーゼ阻害剤)、例えば血小板由来増殖因子ファミリーの阻害剤、並びに、例えば肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤が含まれる;
(v)血管内皮増殖因子の効果を阻害するような抗血管新生剤(例えば、抗血管内皮細胞増殖因子抗体のベバシツマブ[AvastinTM]、国際特許出願WO97/22596、WO97/30035、WO97/32856、及びWO98/13354号に開示されるような化合物)と、他の機序により作用する化合物(例えば、リノマイド、インテグリンαvβ3機能の阻害剤、及びアンジオスタチン);
(vi)コンブレタスタチンA4のような血管傷害剤と国際特許出願WO99/02166、WO00/40529、WO00/41669、WO01/92224、WO02/04434、及びWO02/08213号に開示される化合物;
(vii)アンチセンス療法、例えば、ISIS2503、抗rasアンチセンスのような、上記に列挙される標的へ指向されるもの;
(viii)例えば、異常p53又は異常BRCA1若しくはBRCA2、GDEPT(遺伝子指向型酵素プロドラッグ療法)のような異常遺伝子を置換するアプローチ、シトシンデアミナーゼ、チミジンキナーゼ、又は細菌の窒素レダクターゼ酵素を使用するようなアプローチ、及び、多剤耐性遺伝子治療のような化学療法若しくは放射線療法への患者耐性を高めるアプローチを含む、遺伝子治療アプローチ;
(ix)例えば、インターロイキン2、インターロイキン4若しくは顆粒球マクロファージコロニー刺激因子のようなサイトカインを用いたトランスフェクションのような、患者腫瘍細胞の免疫原性を高めるための ex-vivo 及び in-vivo アプローチ、T細胞アネルギーを減少させるアプローチ、サイトカインにトランスフェクトされた樹状細胞のようなトランスフェクトされた免疫細胞を使用するアプローチ、サイトカインにトランスフェクトされた腫瘍細胞系を使用するアプローチ、及び抗イディオタイプ抗体を使用するアプローチ含む、免疫療法アプローチ。
そのような併用治療は、治療の個別成分の同時、連続若しくは分離投薬により達成することができる。そのような組合せ製品は、上記に記載される投与量範囲内にある本発明の化合物と、承認された投与量範囲内にある他の医薬活性剤を利用する。
上記に述べたように、本発明の化合物は、オーロラキナーゼ、そして特にオーロラ−Aキナーゼ及び/又はオーロラ−Bキナーゼのセリン−スレオニンキナーゼ活性を阻害し、それにより細胞周期と細胞増殖を阻害する。これらの特性は、例えば、以下に示す方法の1つ以上を使用して評価することができる。
(a)in vitro オーロラ−Aキナーゼ阻害試験
このアッセイは、セリン−スレオニンキナーゼ活性を阻害する試験化合物の能力を決定する。オーロラ−AをコードするDNAは、全遺伝子合成によるか又はクローニングにより入手することができる。次いで、このDNAを好適な発現系において発現させて、セリン−スレオニンキナーゼ活性のあるポリペプチドを入手することができる。オーロラ−Aの場合、コード配列をポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によりcDNAから単離し、バキュロウイルス発現ベクターpFastBac HTc(ギブコBRL/ライフテクノロジーズ)のBamH1及びNot1制限エンドヌクレアーゼ部位へクローニングした。5’PCRプライマーは、オーロラ−Aコード配列に対して5’の制限エンドヌクレアーゼBamH1についての認識配列を含有した。これにより、オーロラ−A遺伝子を、6−ヒスチジン残基、スペーサー領域、及びpFastBac HTcベクターによりコードされるrTEVプロテアーゼ切断部位とインフレームで挿入することが可能になった。3’PCRプライマーは、オーロラ−A終止コドンを、終止コドンと制限エンドヌクレアーゼNot1の認識部位が続く追加コード配列で置き換えた。この追加コード配列(5’TAC CCA TAC GAT GTT CCA GAT TAC GCT TCT TAA3’)は、ポリペプチド配列:YPYDVPDYASをコードした。インフルエンザ血球凝集素タンパク質より派生したこの配列は、特定のモノクローナル抗体を使用して同定することができるタグエピトープ配列としてしばしば使用される。故に、この組換えpFastBacベクターは、N末端に6−hisタグが付き、C末端にインフルエンザ血球凝集素エピトープタグの付いた、オーロラ−Aタンパク質をコードした。組換えDNA分子の組立てについての方法の詳細は、標準テキスト、例えば、Sambrook et al. 1989,「分子クローニング−実験マニュアル(Molecular Cloning - A Laboratory Manual)」第2版、コールドスプリングハーバーラボラトリープレス、及び Ausubel et al. 1999,「分子生物学の最新プロトコール(Current Protocols in Molecular Biology)」ジョン・ウィリー・アンド・サンズ社に見出すことができる。
組換えウイルスの産生は、ギブコBRLからの製造業者のプロトコールに従って実施することができる。簡潔に言えば、オーロラ−A遺伝子を担うpFastBac−1ベクターでバキュロウイルスゲノム(バクミドDNA)を含有する大腸菌(E. coli)DH10Bac細胞を形質転換させ、細胞中での転位イベントにより、ゲンタマイシン耐性遺伝子とバキュロウイルスポリヘドリンプロモーターを含むオーロラ−A遺伝子を含有するpFastBacベクターの領域を、バクミドDNA中へ直に転位させた。ゲンタマイシン、カナマイシン、テトラサイクリン及びX−galでの選択によれば、生じた白いコロニーは、オーロラ−Aをコードする組換えバクミドDNAを含有するはずである。いくつかのBH10Bac白色コロニーの小量スケール培養物よりバクミドDNAを抽出し、製造業者の使用説明書に従って、CellFECTIN試薬(ギブコBRL)を使用して、10%血清含有TC100培地(ギブコBRL)で増殖させた Spodoptera frugiperda Sf21細胞中へトランスフェクトした。トランスフェクションから72時間後に細胞培養基を収集することによって、ウイルス粒子を採取した。0.5mlの培地を使用して、1x10細胞/mlを含有するSf21の100ml懸濁培養物に感染させた。感染から48時間後に細胞培養基を採取し、標準プラークアッセイ法を使用してウイルス力価を定量した。ウイルスストックを使用してSf9及び「高位(High)5」細胞に3の感染多重度(MOI)で感染させ、組換えオーロラ−Aタンパク質の発現を確かめた。
オーロラ−Aキナーゼ活性の大量スケール発現では、Sf21昆虫細胞を、10%胎仔ウシ血清(Viralex)及び0.2% F68 Pluronic(シグマ)で補充したTC100培地において、Wheatonローラーリグ上に3rpm、28℃で増殖させた。細胞密度が1.2x10細胞/mlに達したとき、プラーク−ピュア(plaque-pure)のオーロラ−A組換えウイルスにより1の感染多重度で感染させ、48時間後に採取した。後続のすべての精製工程は、4℃で実施した。全部で2.0x10の細胞を含有する凍結昆虫細胞ペレットを融かし、3x10の細胞につき1.0mlを使用して、溶解緩衝液(25mM HEPES(N−[2−ヒドロキシエチル]ピペラジン−N’−[2−エタンスルホン酸])4℃でpH7.4,100mM KCl,25mM NaF,1mM NaVO,1mM PMSF(フッ化フェニルメチルスルホニル),2mM 2−メルカプトエタノール,2mMイミダゾール,1μg/ml アプロチニン,1μg/ml ペプスタチン,1μg/ml ロイペプチン)で希釈した。溶解は、dounceホモジェナイザーを使用して達成し、その後で溶解液を41,000gで35分間遠心分離した。吸引した上清を、溶解緩衝液で平衡化した、500μl Ni NTA(ニトリロ三酢酸)アガロース(Qiagen,製品番号30250)を含有する、直径5mmのクロマトグラフィーカラム上へ注いだ。12mlの溶解緩衝液に続き、7mlの洗浄緩衝液(25mM HEPES 4℃でpH7.4,100mM KCl,20mMイミダゾール,2mM 2−メルカプトエタノール)でカラムを洗浄した後で、溶出液のUV吸光度がベースラインレベルに達した。結合したオーロラ−Aタンパク質は、溶出緩衝液(25mM HEPES 4℃でpH7.4,100mM KCl,400mMイミダゾール,2mM 2−メルカプトエタノール)を使用して、カラムより溶出させた。UV吸光度のピークに相当する溶出分画(2.5ml)を収集した。活性オーロラ−Aキナーゼを含有する溶出分画を、透析緩衝液(25mM HEPES 4℃でpH7.4,45% グリセロール(v/v),100mM KCl,0.25% Nonidet P40(v/v),1mMジチオスレイトール)に対して徹底的に透析した。
それぞれのオーロラ−A酵素の新しいバッチにつき、酵素希釈液(25mM Tris−HCl pH7.5,12.5mM KCl,0.6mM DTT)での希釈によるアッセイで力価測定した。典型的なバッチでは、ストック酵素を酵素希釈液で666分の1に希釈し、20μlの希釈酵素をそれぞれのアッセイウェルに使用する。試験化合物(ジメチルホルムアミド(DMSO)中10mMで)を水で希釈し、10μlの希釈化合物をアッセイプレートのウェルへ移した。「全体」及び「ブランク」対照のウェルは、化合物の代わりに2.5% DMSOを含有した。20マイクロリットルの新鮮希釈酵素を、「ブランク」ウェルを除くすべてのウェルへ加えた。「ブランク」ウェルへは、20マイクロリットルの酵素希釈液を加えた。次いで、0.2μCi[γ33P]ATP(アマーシャム・ファルマシア、比活性≧2500Ci/ミリモル)を含有する、20マイクロリットルの反応ミックス(25mM Tris−HCl,78.4mM KCl,2.5mM NaF,0.6mMジチオスレイトール,6.25mM MnCl,6.25mM ATP,7.5μMペプチド基質[ビオチン−LRRWSLGLRRWSLGLRRWSLGLRRWSLG],)をすべての試験ウェルへ加え、反応を開始させた。プレートを室温で60分間インキュベートした。反応を止めるために、100μlの20%(v/v)オルトリン酸をすべてのウェルへ加えた。96穴プレートハーベスター(TomTec)を使用して、陽電荷のニトロセルロースP30フィルターマット(Whatman)上にペプチド基質を捕捉してから、β−プレートカウンターで33Pの取込みをアッセイした。「ブランク)」(酵素なし及び「全体」(化合物なし)の対照値を使用して、酵素活性の50%阻害をもたらす試験化合物の希釈範囲を決定した。
この試験において、本発明の化合物は、酵素活性の50%阻害を0.0001μM〜1.5μMの濃度で与え、特に、表3の化合物8は、酵素活性の50%阻害を0.01μMの濃度で与え、表3の化合物13は、酵素活性の50%阻害を0.001μMの濃度で与えた。
(b)in vitro オーロラ−Bキナーゼ阻害試験
このアッセイは、セリン−スレオニンキナーゼ活性を阻害する試験化合物の能力を決定する。オーロラ−BをコードするDNAは、全遺伝子合成によるか又はクローニングにより入手することができる。次いで、このDNAを好適な発現系において発現させて、セリン−スレオニンキナーゼ活性のあるポリペプチドを入手することができる。オーロラ−Bの場合、オーロラ−Aについての上記の記載に類似したやり方で、(即ち、6−ヒスチジンタグ付きオーロラ−Bタンパク質の発現を指向させるために)コード配列をポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によりcDNAから単離し、pFastBac系へクローニングした。
オーロラ−Bキナーゼ活性の大量スケール発現では、Sf21昆虫細胞を、10%胎仔ウシ血清(Viralex)及び0.2% F68 Pluronic(シグマ)で補充したTC100培地において、Wheatonローラーリグ上に3rpm、28℃で増殖させた。細胞密度が1.2x10細胞/mlに達したとき、プラーク−ピュアのオーロラ−B組換えウイルスにより1の感染多重度で感染させ、48時間後に採取した。後続のすべての精製工程は、4℃で実施した。全部で2.0x10の細胞を含有する凍結昆虫細胞ペレットを融かし、2x10の細胞につき1.0mlを使用して、溶解緩衝液(50mM HEPES(N−[2−ヒドロキシエチル]ピペラジン−N’−[2−エタンスルホン酸])4℃でpH7.5,1mM NaVO,1mM PMSF(フッ化フェニルメチルスルホニル),1mMジチオスレイトール,1μg/ml アプロチニン,1μg/ml ペプスタチン,1μg/ml ロイペプチン)で希釈した。溶解は、音波処理ホモジェナイザーを使用して達成し、その後で溶解液を41,000gで35分間遠心分離した。吸引した上清を、溶解緩衝液で平衡化した、1.0ml CMセファロースFast Flow(アマーシャム・ファルマシア・バイオテック)を含有する、直径5mmのクロマトグラフィーカラム上へ注いだ。12mlの溶解緩衝液に続き、7mlの洗浄緩衝液(25mM HEPES 4℃でpH7.4,1mM ジチオスレイトール)でカラムを洗浄した後で、溶出液のUV吸光度がベースラインレベルに達した。結合したオーロラ−Bタンパク質は、溶出緩衝液の勾配液(50mM HEPES 4℃でpH7.4,0.6M NaCl,1mM ジチオスレイトール、0.5ml/分の流速で15分にわたり、0%の溶出緩衝液から100%の溶出緩衝液へ)を使用して、カラムより溶出させた。UV吸光度のピークに相当する溶出分画(1.0ml)を収集した。溶出分画を、透析緩衝液(25mM HEPES 4℃でpH7.4,45%グリセロール(v/v),0.05%(v/v)IGEPAL CA630(シグマ・アルドリッチ),1mMジチオスレイトール)に対して徹底的に透析した。透析した分画についてオーロラ−Bキナーゼ活性をアッセイした。
それぞれのオーロラ−B酵素の新しいバッチにつき、酵素希釈液(25mM Tris−HCl pH7.5,12.5mM KCl,0.6mM DTT)での希釈によるアッセイで力価測定した。典型的なバッチでは、ストック酵素を酵素希釈液で40分の1に希釈し、20μlの希釈酵素をそれぞれのアッセイウェルに使用する。試験化合物(ジメチルホルムアミド(DMSO)中10mMで)を水で希釈し、10μlの希釈化合物をアッセイプレートのウェルへ移した。「全体」及び「ブランク」対照のウェルは、化合物の代わりに2.5% DMSOを含有した。20マイクロリットルの新鮮希釈酵素を、「ブランク」ウェルを除くすべてのウェルへ加えた。「ブランク」ウェルへは、20マイクロリットルの酵素希釈液を加えた。次いで、0.2μCi[γ33P]ATP(アマーシャム・ファルマシア、比活性≧2500Ci/ミリモル)を含有する、20マイクロリットルの反応ミックス(25mM Tris−HCl,78.4mM KCl,2.5mM NaF,0.6mMジチオスレイトール,6.25mM MnCl,37.5mM ATP,25μMペプチド基質[ビオチン−LRRWSLGLRRWSLGLRRWSLGLRRWSLG],)をすべての試験ウェルへ加え、反応を開始させた。プレートを室温で60分間インキュベートした。反応を止めるために、100μlの20%(v/v)オルトリン酸をすべてのウェルへ加えた。96穴プレートハーベスター(TomTec)を使用して、陽電荷のニトロセルロースP30フィルターマット(Whatman)上にペプチド基質を捕捉してから、β−プレートカウンターで33Pの取込みをアッセイした。「ブランク」(酵素なし)及び「全体」(化合物なし)の対照値を使用して、酵素活性の50%阻害をもたらす試験化合物の希釈範囲を決定した。
(c)in vitro 細胞増殖アッセイ
本アッセイや他のアッセイを使用して、付着性哺乳動物細胞系、例えばヒト腫瘍細胞系SW620(ATCC CCL−227)の増殖を阻害する試験化合物の能力を決定することができる。本アッセイは、チミジン類似体、5’−ブロモ−2’−デオキシウリジン(BrdU)の細胞DNAへの取込みを阻害する試験化合物の能力を決定する。SW620や他の付着性細胞は、典型的には、96穴組織培養処理済96穴プレート(コスター)において、5%胎仔ウシ血清、1% L−グルタミン(100μl/ウェル)を加えたL−15培地(GIBCO)にウェルあたり1x10個の細胞で播き、一晩付着させた。翌日、この細胞に化合物(DMSO中の10mMストックよりL−15(5% FCS,1% L−グルタミンを含む)を使用して希釈する)を投薬した。未処置対照ウェルとBrdU取込みの100%阻害をもたらすことが知られている化合物を含有するウェルをそれぞれのプレートに含めた。試験化合物の存在/非存在下に48時間後、2時間の標識時間にわたりBrdUを取り込む細胞の能力を、製造業者の指示書に従ってベーリンガー(ロッシュ)細胞増殖BrdU ELISAキット(カタログ番号1 647 229)を使用して決定した。簡潔に言えば、15μlのBrdU標識試薬(培地−L−15,5% FCS,1% L−グルタミンで1/100希釈した)を各ウェルへ加え、プレートを加湿(+5% CO)37℃インキュベーターに2時間戻した。2時間後、デカントしてプレートをペーパータオル上で軽くたたくことによって、標識試薬を除去した。FixDenat溶液(各ウェル50μl)を加え、プレートを室温で45分間揺すりながらインキュベートした。デカントして裏向けたプレートをペーパータオル上で軽くたたくことによって、FixDenat溶液を除去した。次いで、プレートをリン酸緩衝化生理食塩水(PBS)で1回希釈し、100μl/ウェルの抗BrdU−POD抗体溶液(抗体希釈緩衝液で1/100希釈した)を加えた。次いで、プレートを室温で90分間揺すりながらインキュベートした。デカントしてプレートをPBSで4回洗浄し、紙で吸い取って乾燥させることによって、非結合の抗BrdU−POD抗体を除去した。TMB基質溶液を加え(100μl/ウェル)、室温でほぼ10分間揺すりながらインキュベートすると、色の変化が明瞭になった。次いで、Titertek Multiscanプレートリーダーを使用して、ウェルの光学密度を690nmの波長で決定した。化合物処理、未処理及び100%阻害対照からの数値を使用して、BrdU取込みの50%阻害を与える試験化合物の希釈範囲を決定した。本発明の化合物は、この試験において0.001μM〜10μMで活性であり、特に、表3の化合物8は0.086μMで活性であり、表3の化合物13は0.079μMで活性であった。
(d)in vitro 細胞周期分析アッセイ
本アッセイは、細胞周期の特定期において細胞を分裂停止させる試験化合物の能力を決定する。このアッセイには多くの異なる哺乳動物細胞系を使用してよく、ここでは、SW620細胞を実施例として含める。SW620細胞を5ml L−15(5% FCS,1% L−グルタミン)においてT25フラスコ(コスター)につき7x10細胞で播いた。次いで、5% COの加湿37℃インキュベーターにおいてフラスコを一晩インキュベートした。翌日、DMSOに溶かした適正な濃度の試験化合物を含む5μlのL−15(5% FCS,1% L−グルタミン)をこのフラスコへ加えた。化合物なしの対照処理物も含めた(0.5% DMSO)。次いで、この細胞を化合物とともに一定時間(24時間)の間インキュベートした。この時間の後で、培地を細胞より吸引し、それらを5mlの予熱(37℃)無菌PBSAで洗浄してから、トリプシンとの少しのインキュベーションによりフラスコから剥離し、その後で5mlの1%ウシ血清アルブミン(BSA,シグマ・アルドリッチ社)/無菌PBSAに再懸濁させた。ついで、この試料を2200rpmで10分間遠心分離した。上清を吸引して200μlのPBS/BSA溶液を残した。この200μlの溶液において10回のピペッティングによりペレットを再懸濁し、単一細胞の懸濁液を創出した。各細胞懸濁液へ1mlの氷冷80%エタノールをゆっくり加え、この試料を−20℃で、一晩又は染色に必要とされるまで保存した。細胞を遠心分離によりペレットとし、エタノールを吸引除去し、100μg/mlのRNアーゼ(シグマ・アルドリッチ)及び10μg/mlのヨウ化プロピジウム(シグマ・アルドリッチ)を含有する200μl PBSにペレットを再懸濁した。細胞懸濁液を37℃で30分間インキュベートし、さらに200μlのPBSを加え、試料を暗所に4℃で一晩保存した。次いで、21ゲージ針を使用して、各試料を10回シリンジ処理した。次いで、試料をLPS管へ移し、FACScanフローサイトメーター(ベクトン・ディキンソン)を使用する蛍光標示式細胞分取法(FACS)により細胞あたりのDNA含量を分析した。典型的には、30,000のイベントを計数し、CellQuest v1.1ソフトウェア(Verity Software)を使用して記録した。集団の細胞周期分布は、Modfitソフトウェア(Verity Software)を使用して計算し、2N(G0/G1)、2N−4N(S期)及び4N(G2/M)DNA含量の細胞の比率として表現した。
以下のスキームは、本発明の化合物を作製する一般法を例示する。
以下に、本発明を非限定的な実施例において例示するが、ここでは熟練化学者に知られた標準技術とこれらの実施例の記載に類似の技術を適宜使用してよく、そしてここで、他に述べなければ:
(i)蒸発操作は、真空での回転蒸発(ロータリーエバポレーション)によって行い、残留固形物の除去の後で、濾過によって薬剤を乾燥させることのような後処理手順を行なった;
(ii)各種操作は、典型的には18〜25℃の範囲の周囲温度で行い、他に述べなければ、又は、当業者ならばあるいはアルゴンのような不活性気体の雰囲気下で操作するのでなければ、空気中で行った;
(iii)カラムクロマトグラフィー(フラッシュ法による)及び中速液体クロマトグラフィー(MPLC)は、Merck Kieselgelシリカ(商品番号9385)で実施した;
(iv)収率は例示のためにのみ示し、必ずしも達成可能な最大値ではない;
(v)式(I)の最終生成物の構造は、核(一般に、プロトン)磁気共鳴(NMR)及び質量スペクトルの技術により概して確定した;プロトン磁気共鳴化学シフト値は、以下の4つの機器の1つを使用して、重水素化ジメチルスルホキシド(DMSO d)において(他に述べなければ)δスケール(テトラメチルシランからの下方磁場、ppm)で測定した:
−300MHzの磁場強度で作動するVarian Gemini 2000分光計
−300MHzの磁場強度で作動するBruker DPX300分光計
−400MHzの磁場強度で作動するJEOL EX 400分光計
−500MHzの磁場強度で作動するBruker Avance 500分光計
ピーク多重度を以下のように示す:s,一重項;d,二重項;dd,二重二重項;t,三重項;q,四重項;qu,五重項;m,多重項;br s,ブロード一重項;
(vi)ロボット合成は、Zymate XPロボットを使用して行ない、溶液をZymate Master Laboratory Stationより加えて、Stem RS5000 Reacto−Stationにより25℃で撹拌した;
(vii)ロボット合成からの反応混合物の後処理及び精製は、以下のように行なった:蒸発は、Genevac HT 4を使用して真空で行なった;カラムクロマトグラフィーは、Merckシリカ(60μm,25g)で充填した直径27mmのカラムを使用するシリカのAnachem Sympur MPLCシステムを使用して実施した;最終生成物の構造は、Waters 2890/ZMD微質量(micromass)系のLCMSにより以下を使用して確定し、分の保持時間(RT)として引用する:
カラム:Waters対称C18 3.5μm 4.6x50mm
溶媒A:H
溶媒B:CHCN
溶媒C:MeOH+5% HCOOH
流速:2.5ml/分
運転時間:5分+4.5分勾配液(0〜100% C)
波長:254nm,帯域幅10nm
質量検出器:ZMD微質量
注入量:0.005ml
(viii)ロボット合成により製造しなかった化合物の分析用LCMSは、Waters Alliance HT系で以下を使用して実施し、分の保持時間(RT)として引用する:
カラム:2.0mmx5cm Phenomenex Max−RP 80A
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
溶媒C:メタノール/1%ギ酸又は水/1%ギ酸
流速:1.1ml/分
運転時間:5分+4.5分勾配液(0〜95% B+一定の5%溶媒C)
波長:254nm,帯域幅10nm
注入量:0.005ml
質量検出器:ZMD微質量
(ix)分取用高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、Waters分取用LCMS機器で実施し、保持時間(RT)を分で測定した:
カラム:β−ベーシックHypercil(21x100mm)5μm
溶媒A:水/0.1%炭酸アンモニウム
溶媒B:アセトニトリル
流速:25ml/分
運転時間:10分+7.5分勾配液(0〜100% B)
波長:254nm,帯域幅10nm
注入量:1〜1.5ml
質量検出器:ZMD微質量
又は、Gilson分取用HPLC機器で実施し、保持時間(RT)を分で測定した:
カラム:21x15cm Phenomenex Luna2 C18
溶媒A:水+0.1%トリフルオロ酢酸
溶媒B:アセトニトリル+0.1%トリフルオロ酢酸
流速:21ml/分
運転時間:20分+様々な10分の勾配液(5〜100% B)
波長:254nm,帯域幅10nm
注入量:0.1〜4.0ml
(x)中間体は、概して完全には特性決定せず、薄層クロマトグラフィー(TLC)、HPLC、赤外線(IR)、MS若しくはNMR分析により純度を評価した。
実施例1−表1の化合物1:2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−フェニルアセトアミドの製造
アニリン(62μl,0.68ミリモル)とO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)N,N,N’,N’−テトラメチル−ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(260mg,0.68ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(420μl,2.38ミリモル)の存在下に、ジメチルホルムアミド(5ml)中の(5−((6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸(300mg,0.68ミリモル)を40℃で36時間反応させた。溶媒を真空で蒸発させ、残渣へ水を加え、この混合物をpH3〜4へ(6.0N塩酸で)酸性化した。水を蒸発させ、残渣をメタノールに溶かし、シリカゲルに吸着させ、シリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した。メタノール:アンモニア:ジクロロメタン(9:1:90)での溶出により表1の化合物1(216mg,収率62%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.92 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.55-7.62 (m, 2H), 7.20-7.25 (m, 3H), 7.03 (m, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.28 (m, 2H), 3.95-4.05 (m, 2H), 3.97 (m, 3H), 3.79 (s, 2H), 3.65 (m, 2H), 3.45-3.55 (m, 2H), 3.30 (m, 2H), 3.12 (m, 2H), 2.20-2.30 (m, 2H) : MS (+ve ESI) : 518.6 (M+H)+
出発材料として使用する(5−((6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸は、以下のように入手した:
a)ペンタン−2−オール(12ml)及び6.0N塩酸(0.25ml,1.5ミリモル)中の4−クロロ−6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン(227mg,0.64ミリモル)をメチル (5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)アセテート(100mg,0.64ミリモル)の存在下に120℃で2時間加熱した。この反応混合物を冷やし、固形物を濾過により採取し、乾燥させ、メタノール:アンモニア:ジクロロメタン(9:1:90)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製してメチル (5−((6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)アセテート(251mg,収率85%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA): 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.82 (s, 1H), 4.32 (m, 2H), 4.01-4.10 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.70-3.80 (m, 2H), 3.69 (s, 3H), 3.50-3.60 (m, 2H), 3.35 (m, 2H), 3.18 (m, 2H), 2.28-2.40 (m, 2H) : MS (+ve ESI) : 457.6 (M+H)+
b)メタノール(61ml)及び2.0N水酸化ナトリウム水溶液(61ml,122ミリモル)中のメチル (5−((6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)アセテート(2.44g,5.35ミリモル)を80℃で4時間加熱した。この反応混合物を冷やし、メタノールを真空で蒸発させ、6.0N塩酸を加えた(この混合物をpH3〜4へ酸性化した)。残留メタノールを真空で蒸発させ、固形物をOasis共重合体(ウォーターズ)のクロマトグラフィーにより精製して5−((6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸(1.64g,収率36%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.97 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.31 (m, 2H), 4.09 (m, 2 H), 4.08 (s, 3H), 3.75 (s, 2H), 3.68 (m, 2H), 3.50-3.60 (m, 2H), 3.35 (m, 2H), 3.15 (m, 2H), 2.20-2.38 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 443.6 (M+H)+
実施例2−表1の化合物2:N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
3−フルオロアニリン(37μl,0.41ミリモル)で出発すること以外は実施例1の記載に類似した反応により、表1の化合物2(34mg,収率19%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.60-7.70 (m, 1H), 7.32-7.42 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.85-6.92 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00-4.10 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.69 (m, 2H), 3.50-3.60 (m, 2H), 3.35 (m, 2H), 3.16 (m, 2H), 2.25-2.40 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 536.6 (M+H)+
実施例3−表2の化合物3:2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
ジメチルホルムアミド(78ml)中の(5−((7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸(7.83g,20ミリモル)を3−フルオロアニリン(2.44g,22ミリモル)と1−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(4.2g,22ミリモル)、2−ヒドロキシピリジン−1−オキシド(2.22g,20ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(2.8g,22ミリモル)の存在下に50℃で1.7時間反応させた。溶媒を真空中の蒸発により除去し、残渣を水で摩砕し(2回)、ジクロロメタン:メタノール(95:3〜85:15)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し、表2の化合物3(4.5g,収率46%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.47 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.60-7.68 (m, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.20-7.30 (s, 1H), 6.88 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.27 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.84 (m, 2H), 3.78 (s, 2H), 2.26 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 485.6 (M+H)+
出発材料として使用する(5−((7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸は、以下のように入手した:
a)4−ベンジルオキシ−3−メトキシベンズアルデヒド(157g,649ミリモル)、酢酸ナトリウム(106g,1.29モル)、塩酸ヒドロキシルアミン(90g,1.29モル)及び酢酸(500ml)の混合物を還流で21時間加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣へ氷/水(1000ml)を加えると、粘着性の固形物が生じた。この混合物を水酸化ナトリウム水溶液で中和してから、ジクロロメタン(2x500ml)で抽出した。この有機溶液を1.0N水酸化ナトリウム(100ml)、塩水(100ml)で洗浄してから、硫酸マグネシウムで乾燥させた。真空での溶媒蒸発、残渣のヘキサン:酢酸エチル(3:1)での摩砕、そして固形物の吸引濾過による採取により、4−ベンジルオキシ−3−メトキシベンゾニトリル(123g,収率80%)を褐色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.38 (m, 7H), 7.19 (m, 1H), 5.18 (s, 2H), 3.80 (s, 3H):MS (-ve ESI) : 238 (M-H)-
b)酢酸(17ml)を硝酸(40ml,440ミリモル)へ5℃でゆっくり加えた。粉末化した4−ベンジルオキシ−3−メトキシベンゾニトリル(10g,42ミリモル)を加え、この混合物を10分にわたり23℃まで温めた。発熱が起こり、氷浴を使用して、温度を<30Cに制御した。この混合物を23℃で20時間撹拌してから、氷/水(1000ml)へ注いだ。2時間撹拌した後で、黄色い固形物を吸引濾過により採取し、水で洗浄し、乾燥させて4−ベンジルオキシ−3−メトキシ−6−ニトロベンゾニトリル(10.1g,85%)を黄色い固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.95 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.40 (m, 5H), 5.30 (s, 2H), 3.95 (s, 3H):MS (-ve ESI) : 283 (M-H)-
c)4−ベンジルオキシ−3−メトキシ−6−ニトロベンゾニトリル(46g,162ミリモル)、重炭酸ナトリウム(95g,1.13モル)、水(750ml)、ジクロロメタン(550ml)及び塩化テトラブチルアンモニウム(30g,108ミリモル)の混合物を20℃で速やかに撹拌し、亜ジチオン酸ナトリウム(66g,379ミリモル)で2時間にわたり少しずつ処理した。この混合物をさらに1時間撹拌すると、相が分離した。水相をジクロロメタン(2x200ml)で抽出し、合わせた有機溶液を水(300ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。この溶液を250mlまで濃縮し、1,4−ジオキサン中の4.0N塩酸(150ml,0.6モル)加えた。次いで、この反応物をジエチルエーテル(1000ml)で希釈し、氷上で冷やした。生じた固形物を吸引濾過により採取し、ジエチルエーテルで洗浄した。この固形物をメタノール(1000ml)中に撹拌し、重炭酸ナトリウム溶液(800ml)を加え(pH8)、この混合物を1時間撹拌した。この固形物を吸引濾過により採取し、水、メタノールで洗浄し、真空で乾燥させて2−アミノ−4−(ベンジルオキシ)−5−メトキシベンゾニトリル(34g,82%)を明褐色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.40 (m, 5H), 6.90 (s, 1H), 6.50 (s, 1H), 5.60 (br s, 2H), 5.02 (s, 2H), 3.65 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 254 (M+H)+
d)トルエン(1400ml)中の2−アミノ−4−(ベンジルオキシ)−5−メトキシベンゾニトリル(100g,394ミリモル)を、還流で内部温度を105℃に維持するために溶媒をゆっくり蒸留しながら、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(100ml,940ミリモル)で処理した。3時間後、この溶液を冷やし、濾過して少量の固形物を除去した。濾液を真空で蒸発させ、残渣をジエチルエーテルで摩砕し、固形物を吸引濾過により採取し、真空で乾燥させてN’−(5−(ベンジルオキシ)−2−シアノ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(110g,90%)を褐色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.90 (s, 1H), 7.40 (m, 5H), 7.10 (s, 1H), 6.88 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.02 (s, 3H), 2.95 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 310 (M+H)+:MS (-ve ESI) : 308 (M-H)-
e)N’−(5−(ベンジルオキシ)−2−シアノ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(110g,356ミリモル)及びトリフルオロ酢酸(600ml)還流で15分間加熱した。この反応物を真空で蒸発させてから、トルエンと共沸させた。残渣をジエチルエーテルで摩砕し、固形物を吸引濾過により採取した。この固形物を真空で乾燥させてN’−(2−シアノ−5−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(112g,収率95%)を明褐色のトリフルオロ酢酸塩として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.39 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.90 (s, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.17 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 220 (M+H)+.MS (-ve ESI) : 218 (M-H)-
f)アセトニトリル(300ml)中のN’−(2−シアノ−5−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(21.9g,66ミリモル)、炭酸セシウム(998g,300ミリモル)及び1−ブロモ−3−クロロプロパン(11ml,110ミリモル)の混合物を還流で1時間加熱した。この反応混合物を冷やし、溶媒を真空で蒸発させた。水(200ml)を加え、これをジクロロメタン(2x150ml)で抽出した。有機溶液を塩水(50ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を真空で蒸発させ、残渣をジエチルエーテルで摩砕した。この固形物を吸引濾過により採取し、真空で乾燥させてN’−(5−(3−クロロプロポキシ)−2−シアノ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(17.7g,収率91%)を白い固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.89 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.15 (t, 2H), 3.77 (t, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.05 (s, 3H), 2.95 (s, 3H), 2.18 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 296.4 (M+H)+
g)酢酸(0.7ml)中のN’−(5−(3−クロロプロポキシ)−2−シアノ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(230mg,0.78ミリモル)をメチル (5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)アセテート(110mg,0.74ミリモル)とともに還流で1時間加熱した。この混合物を冷やし、酢酸を真空で蒸発させ、メタノール:アンモニア:ジクロロメタン(9:1:90)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製して、メチル(5−((7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)アセテート(219mg,収率69%)をクリーム色の固形物として得た:1H-NMR (DMSO d6, TFA): 8.93 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.02 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.75-3.85 (m, s, 4H), 3.65 (s, 3H), 2.30 (m, 2H), 1.90 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 406.5 (M+H)+
h)テトラヒドロフラン(1.2ml)/水(0.6ml)中のメチル(5−((7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)アセテート(100mg,0.247ミリモル)を水酸化リチウム(21mg,0.493ミリモル)とともに周囲温度で18時間撹拌した。この混合物を6.0N塩酸でpH4へ酸性化し、この固形物を濾過により回収し、水で洗浄し、乾燥させて(5−((7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸(72mg,収率75%)をベージュ色の固形物として得た:1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.33 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.83 (m, 2H), 3.74 (s, 2H), 2.40-2.50 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 392.5, 394.5 (M+H)+
他のやり方では、酢酸(40ml)中のN’−(5−(3−クロロプロポキシ)−2−シアノ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(14.78g,50ミリモル)を(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸(8.1g,57.5ミリモル)とともに還流で1.5時間加熱した。この反応混合物を周囲温度へ冷やし、この混合物へ水(250ml)を加え、固形物を吸引濾過により回収した。この固形物をi)水、ii)酢酸エチル及びiii)ジエチルエーテルで洗浄し、50℃で真空乾燥させ、(5−((7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシ−キナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸(13.6g,収率69%)を黄色い固形物として得た:
i)メタノール(32ml)中の(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸(3.02g,0.022ミリモル)をメタノール(32ml)及び塩化チオニル(3.15ml)の混合物へ0℃で加えた。生じた混合物を18時間撹拌し、蒸発させて、メタノール:アンモニア:ジクロロメタン(9:1:90)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製して、メチル (5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)アセテート(1.58g,収率48%)を得た:
1H-NMR (CDCl3) : 5.52 (s, 1H), 3.70 (s, 3H), 3.61 (s, 2H)。
実施例4−表2の化合物4:2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
ジメチルホルムアミド(20ml)中の3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(3.91g,10ミリモル)の懸濁液を3,5−ジフルオロアニリン(1.42g,11ミリモル)と1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(2.01g,10.5ミリモル)及び2−ヒドロキシピリジン−1−オキシド(1.11g,10ミリモル)の存在下に60℃で1.75時間反応させた。溶媒を真空で蒸発させ、残渣を水で2回摩砕した。生じた湿ったペーストをジクロロメタン:メタノール(80:20)の混合物に溶かし、シリカゲルに吸着させ、ジクロロメタン:メタノール(95:5〜85:15)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して表2の化合物4(2.45g,49%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6): 8.47 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 6.94 (t, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.27 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.83 (m, 2H), 3.79 (s, 2H), 2.27 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 503.5, 505.5 (M+H)+
実施例5−表2の化合物5:2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(3.91g,10ミリモル)を、2,3−ジフルオロアニリン(1.55g,12ミリモル)の存在下にアルゴン下、0℃でピリジン(20ml)に懸濁させた。酢酸エチル(2ml)中のオキシ塩化リン(1.53g,10ミリモル)を0℃でゆっくり加え、生じた混合物を1.5時間にわたり周囲温度へ温めた。この反応混合物を酢酸エチル(150ml)及びジエチルエーテル(50ml)で希釈すると、赤い固形物の沈殿を生じた。この固形物を吸引濾過により回収し、乾燥させ、水(100ml)に再懸濁させた。この混合物を0℃へ冷やし、1.5N水酸化アンモニウム水溶液の添加によりpHを7へ調整した。15分の撹拌後、この固形物を回収し、乾燥させ、シリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン:メタノール(95/5)と極性の増加するジクロロメタン:メタノール性アンモニア(95:2)での溶出により、表2の化合物5(2.55g,収率50%)をピンク色の固形物として得た:1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.15-7.22 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.94 (s, 2H), 3.84 (m, 2H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 503.9 (M+H)+
実施例6−表2の化合物:N−(3−クロロフェニル)−2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(1.3g,3ミリモル)をジメチルホルムアミド(13ml)に溶かし、3−クロロアニリン(536mg,4.2ミリモル)と1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(919mg,3.9ミリモル)及び2−ヒドロキシピリジン−1−オキシド(433mg,3.9ミリモル)の存在下に50℃で1.5時間反応させた。溶媒を真空で蒸発させ、シリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製した。ジクロロメタン:メタノール(95:5)と極性の増加するジクロロメタン:メタノール(9:1)での溶出により、表2の化合物6(710mg,収率47%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.48 (d, 1H), 7.35 (dd, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.13 (dd, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.32 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 501.44 (M+H)+
実施例7−表3の化合物7:2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
ジメチルアセトアミド(1ml)中の2−(5−((7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ)1H−ピラゾール−3−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(97mg,0.2ミリモル)を2−(エチルアミノ)エタノール(53mg,0.6ミリモル)と90℃で8時間反応させた。この混合物を冷やし、分取用LCMSにより精製して表3の化合物7(36mg,収率33%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.62-7.65 (m, 1H), 7.25-7.40 (m, 3H), 6.83-6.90 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.77 (m, 2H), 3.20-3.40 (m, 6H), 2.25 (m, 2H), 1.26 (t, 3H):MS (+ve ESI) : 538.6 (M+H)+
実施例8−表3の化合物:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
L−プロリノール(121mg,0.25ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物8(86mg,収率62%)をオフホワイトの固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.60-7.70 (m, 1H), 7.28-7.40 (m, 3H), 6.85-6.92 (m, 1H), 6.82 (s, 1H), 4.31 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.70-3.80 (m, 1H), 3.50-3.70 (m, 4H), 3.10-3.30 (m, 2H), 2.20-2.40 (m, 2H), 2.05-2.20 (m, 1H), 1.95-2.10 (m, 1H), 1.85-1.95 (m, 1H), 1.70-1.85 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 550.6 (M+H)+
実施例9−表3の化合物9:N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−ピペリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
ピペリジン(85mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物9(31mg,収率23%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.54 (d, 2H), 3.27 (m, 2H), 2.96 (m, 2H), 2.90 (m, 2H), 1.84 (m, 2H), 1.60-1.80 (m, 3H), 1.42 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 534.6 (M+H)+
実施例10−表3の化合物10:N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
ピロリジン(71mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物10(58mg,収率45%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.68 (m, 2H), 3.31 (m, 2H), 3.10 (m, 2H), 2.28 (m, 2H), 1.91 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 520.6 (M+H)+
実施例11−表3の化合物11:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
エタノールアミン(61mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物11(80mg,収率77%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 6.95 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.68 (m, 2H), 3.16 (m, 2H), 3.09 (m, 2H), 2.21 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 509.5 (M+H)+
実施例12−表3の化合物12:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(89mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物12(47mg,収率35%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.88 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.32 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.46 (s, 2H), 3.10 (m, 2H), 2.10 (m, 2H), 1.24 (s, 6H):MS (+ve ESI) : 538.6 (M+H)+
実施例13−表3の化合物13:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(メチルアミノ)エタノール(75mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物13(88mg,収率67%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.3 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.77 (t, 2H), 3.15-3.45 (m, 4H), 2.38 (s, 3H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 524.6 (M+H)+
実施例14−表3の化合物14:N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
2−アミノ−3−メチルブタン−1−オール(103mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物14(40mg,収率29%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.65 (m, 2H), 7.62 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.32 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.75 (dd, 1H), 3.66 dd, 1H), 3.23 (m, 2H), 3.03 (m, 2H), 2.27 (m, 2H), 2.08 (m, 1H), 1.02 (d, 3H), 0.97 (d, 3H):MS (+ve ESI) : 552.6 (M+H)+
実施例15−表3の化合物15:N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({6−メトキシ−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミドの製造
1−メチルピペラジン(100mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物15(51mg,収率37%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.35 (s, 1H), 6.88 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.31 (m, 2H), 3.20-4.10 (m, 8H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.40 (m, 2H), 2.95 (s, 3H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 549.6 (M+H)+
実施例16−表3の化合物16:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−アミノ−1−プロパノール(75.1mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物16(80mg,収率61%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.88 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.32 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.69 (dd, 1H), 3.50 (dd, 1H), 3.33 (m, 1H), 3.18 (m, 2H), 2.23 (m, 2H), 1.23 (d, 3H):MS (+ve ESI) : 524.6 (M+H)+
実施例17−表3の化合物:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(4−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド
4−アミノブタン−1−オール(89mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物17(56mg,収率42%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.45 (t, 2H), 3.14 (m, 2H), 2.98 (m, 2H), 2.20 (m, 2H), 1.67 (m, 2H), 1.50 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 538.6 (M+H)+
実施例18−表3の化合物18:N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミドの製造
ピペリジン−4−オール(101mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物18(75mg,収率57%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.64 (m, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.66 (m, 1H), 3.55 (d, 1H), 3.40 (m, 1H), 3.12-3.35 (m, 3H), 3.00 (t, 1H), 2.80 (m, 2H), 2.00 (m, 1H), 1.75-1.95 (m, 2H), 1.60 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 550.6 (M+H)+
実施例19−表3の化合物19:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(2−ヒドロキシ−エチル)ピペリジン(129mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物19(63mg,収率44%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.10-3.70 (m, 7H), 2.20-2.30 (m, 2H), 2.00-2.20 (m, 1H), 1.60-1.90 (m, 6H), 1.50 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 578.7 (M+H)+
実施例20−表3の化合物:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド
2−ピペラジン−1−イルエタノール(130mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物20(69mg,収率48%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.34 (m, 2H), 6.90 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.31 (m, 2H), 2.70-4.10 (m, 8H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.79 (m, 2H), 3.40 (m, 2H), 3.35 (m, 2H), 2.29 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 579.6 (M+H)+
実施例21−表3の化合物21:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン(129mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物21(91mg,収率63%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.88 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.55 (m, 2H), 3.48 (m, 2H), 3.25 (m, 2H), 2.98 (m, 2H), 2.28 (m, 2H), 1.90 (m, 2H), 1.70 (m, 1H), 1.40 (m, 4H):MS (+ve ESI) : 578.7 (M+H)+
実施例22−表3の化合物22:N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミドの製造
ピペリジン−3−オール(101mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物22(65mg,収率47%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.34 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.28 (m, 2H), 4.10 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 2.80-3.50 (m, 6H), 1.30-2.40 (m, 6H):MS (+ve ESI) : 550.6 (M+H)+
実施例23−表3の化合物23:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
1−アミノブタン−2−オール(89mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物23(79mg,収率59%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.32-7.41 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.90 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.68 (m, 1H), 3.16 (t, 2H), 3.09 (d, 1H), 2.83 (t, 1H), 2.25 (m, 2H), 1.45 (m, 2H), 0.92 (t, 3H):MS (+ve ESI) : 538.6 (M+H)+
実施例24−表3の化合物24:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン(115mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物24(80mg,収率57%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.63 (m, 1H), 7.36 (m, 3H), 6.90 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.62 (d, 2H), 3.32 (d, 2H), 3.27 (m, 2H), 2.98 (t, 2H), 2.29 (m, 2H), 1.90 (d, 2H), 1.67 (m, 1H), 1.42 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 564.6 (M+H)+
実施例25−表3の化合物25:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
3−アミノ−2,2−ジメチルプロパン−1−オール(103mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物25(63mg,収率46%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.31-7.41 (m, 2H), 7.35 (s, 1H), 6.90 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.29 (s, 2H), 3.16 (t, 2H), 2.92 (t, 2H), 2.28 (m, 2H), 0.95 (s, 6H):MS (+ve ESI) : 552.7 (M+H)+
実施例26−表3の化合物:N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
(1−アミノ−シクロペンチル)メタノール(115mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物26(69mg,収率49%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.32-7.41 (m, 3H), 6.90 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.32 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.48 (s, 2H), 3.12 (m, 2H), 2.23 (m, 2H), 1.68-1.83 (m, 6H), 1.59 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 564.6 (M+H)+
実施例27−表3の化合物27:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
D−プロリノール(101mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物27(61mg,収率44%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.31-7.41 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.90 (t, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.31 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.77 (m, 1H), 3.53-3.68 (m, 4H), 3.15-3.30 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 2.13 (m, 1H), 2.02 (m, 1H), 1.90 (m, 1H), 1.78 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 550.6 (M+H)+
実施例28−表3の化合物28:N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
(S)−(+)−1−アミノプロパン−2−オール(75mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物28(70mg,収率53%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.31-7.40 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.90 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.95 (m, 1H), 3.85 (s, 2H), 3.15 (t, 2H), 3.05 (dd, 1H), 2.83 (dd, 1H), 2.23 (m, 2H), 1.15 (d, 3H):MS (+ve ESI) : 524.6 (M+H)+
実施例29−表3の化合物29:N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
(R)−(−)−1−アミノプロパン−2−オール(75mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物29(80mg,収率61%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.31-7.40 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 6.90 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.95 (m, 1H), 3.85 (s, 2H), 3.15 (m, 2H), 3.06 (d, 1H), 2.83 (dd, 1H), 2.24 (m, 2H), 1.14 (d, 3H):MS (+ve ESI) : 524.6 (M+H)+
実施例30−表3の化合物30:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
(S)−(−)−3−ヒドロキシピロリジン(87mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物30(84mg,収率63%):
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.30-7.40 (m, 3H), 6.88 (t, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.43-4.51 (m, 1 H), 4.29 (m, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.73 (m, 2H), 3.02-3.53 (m, 4H), 2.27 (m, 3H), 1.85-2.04 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 536.6 (M+H)+
実施例31−表3の化合物31:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド
(R)−(+)−3−ヒドロキシピロリジン(87mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物31(70mg,収率52%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 10.45 (s, 1H), 10.18 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 7.98 (br s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.32-7.41 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.91 (t, 1H), 6.83 (br s, 1H), 4.69 (s, 1H), 4.15-4.24 (m, 3H), 3.94 (s, 3H), 3.76 (s, 2H), 2.72 (dd, 1H), 2.41-2.64 (m, 4H), 2.34 (dd, 1H), 1.91-2.04 (m, 3H), 1.55 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 536.6 (M+H)+
実施例32−表3の化合物32:2−{3−[(7−{3−[(2−フルオロエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−((2−フルオロエチル)アミノ)エタノール(180mg,1.68ミリモル)で出発して、反応をN−メチルピロリジンにおいて100℃で8時間行なうこと以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物32(12mg,収率5%)を得た: 1H-NMR (DMSO d6) : 10.45 (s, 1H), 10.18 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.37 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.91 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.54 (t, 1H), 4.43 (t, 1H), 4.37 (t, 1H), 4.18 (t, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.77 (s, 2H), 3.46 (dd, 2H), 2.78 (t, 1H), 2.70 (t, 1H), 2.60 (t, 2H), 2.52 (t, 2H), 1.92 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 556.4 (M+H)+
出発材料として使用する2−((2−フルオロエチル)アミノ)エタノールは、以下のように入手した:
エタノールアミン(4.75ml,78.7ミリモル)及び1−ブロモ−2−フルオロエタン(10.0g,78.7ミリモル)のジオキサン(100ml)溶液へ炭酸カリウム(22g,159ミリモル)を加え、この反応混合物を80℃で10時間加熱した。この反応物を濃縮し、シリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン:メタノール(95:5)と極性の増加するジクロロメタン:メタノール:アンモニア(90:5:5)での溶出により、2−((2−フルオロエチル)アミノ)エタノール(7.94g,収率74%)を得た。この化合物を減圧下の蒸留によりさらに精製して、2−((2−フルオロエチル)アミノ)エタノール(3.44g,収率32%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 9.94 (br s, 1H), 4.79 (t, 1H), 4.68 (t, 1H), 3.67 (t, 2H), 3.37 (d, 1H), 3.30 (d, 1H), 3.07 (d, 2H)。
実施例33−表3の化合物:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{2−[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−{3−[(7−{2−[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(160mg,0.25ミリモル)をジクロロメタン(3ml)中のトリフルオロ酢酸(3ml)と40℃で1時間反応させた。溶媒を蒸発させ、ジクロロメタン:メタノールの混合物に残渣を溶かした。塩化水素(エーテル中2.0N,0.4ml)を加えると、ベージュ色の固形物の沈殿が生じ、これを単離し、分取用LCMSにより精製して表3の化合物33(95mg,収率58%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.63 (m, 1H), 7.35 (m, 3H), 6.89 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.24 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.76 (m, 2H), 3.52 (d, 2H), 3.26 (m, 1H), 3.14 (m, 2H), 2.98 (t, 2H), 1.94 (d, 2H), 1.81 (m, 2H), 1.57 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 564.2 (M+H)+
出発材料として使用する2−{3−[(7−{2−[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドは、以下のように入手した。
a)ジメチルホルムアミド(20ml)中の4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン(1.94g,15ミリモル)を2−(2−ブロモエトキシ)−2−メチルプロパン(3.13g,17.3ミリモル)と50℃で15時間反応させた。この混合物を冷やし、固形物を濾過により取り出した。この固形物を酢酸エチルで洗浄し、有機物を水で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濃縮して2−(1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル)エタノール(2.35g,収率100%)を黄色いオイルとして得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 3.63 (m, 2H), 3.40-3.50 (m, 4H), 3.20 (m, 2H), 2.93 (t, 2H), 1.84 (d, 2H), 1.50-1.70 (m, 1H), 1.30-1.45 (4H), 1.18 (s, 9H)。
b)ジクロロメタン(2ml)中のN’−(2−シアノ−5−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(876mg,4ミリモル)を2−(1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル)エタノール(916mg,4.4ミリモル)と、トリフェニルホスフィン(1.2g,4.6ミリモル)の存在下に、アゾジカルボン酸ジ−tert−ブチル(1.058g,4.6ミリモル)のジクロロメタン(5ml)溶液をゆっくり添加しながら反応させた。この混合物を周囲温度で2時間撹拌し、クロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン:酢酸エチル:メタノール(5:4:1)での溶出により、N’−(5−{2−[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ}−2−シアノ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(720mg,収率42%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.54 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 4.14 (m, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.64 (m, 2H), 3.53 (d, 2H), 3.37 (s, 3H), 3.33 (m, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.21 (m, 2H), 2.98 (t, 2H), 1.80-2.00 (m, 2H), 1.60-1.80 (m, 2H), 1.30-1.60 (m, 2H), 1.18 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 431.28 (M+H)+
c)酢酸(1.35ml)中のN’−(5−{2−[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ}−2−シアノ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(654mg,1.5ミリモル)を(3−アミノ−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(214mg,1.52ミリモル)とともに還流で45分間加熱した。酢酸を蒸発させて、ジクロロメタン:メタノールの混合物に残渣を取った。過剰のジイソプロピルエチルアミンを加え、溶媒を真空で蒸発させた。この固形物へジクロロメタンを加え、これを濾過し、乾燥させて{3−[(7−{2−[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(530mg,収率66%)を白い粉末として得た:1H-NMR (DMSO d6) : 8.94 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.27 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.74 (s, 2H), 3.65 (m, 2H), 3.52 (d, 2H), 3.20-3.30 (m, 3H), 2.99 (t, 2H), 1.98 (d, 2H), 1.9-1.7 (m, 2H), 1.5 (m, 2H), 1.82 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 527.2 (M+H)+
d)ジメチルホルムアミド(2.1ml)中の{3−[(7−{2−[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(210mg,0.4ミリモル)を3−フルオロアニリン(58mg,0.52ミリモル)と1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(107mg,0.56ミリモル)及び2−ヒドロキシピリジン−1−オキシド(53mg,0.48ミリモル)の存在下に55℃で1.5時間反応させた。この反応混合物を冷やし、ジクロロメタン(7ml)で希釈し、シリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン:メタノール(9:1)と極性の増加するジクロロメタン:メタノール:アンモニア(9:1:0.1)での溶出により、2−{3−[(7−{2−[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(162mg,収率65%)を明ピンク色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.63 (m, 1H), 7.32-7.40 (m, 3H), 6.89 (m, 1H), 6.82 (s, 1H), 4.25 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.64 (m, 2H), 3.51 (d, 2H), 3.10-3.30 (m, 3H), 2.99 (t, 2H), 1.97 (d, 2H), 1.60-1.95 (m, 2H), 1.78 (s, 9H); 1.51 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 620.3 (M+H)+
実施例34−表3の化合物34:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(プロピルアミノ)エタノール(160mg,1.55ミリモル)で出発して、反応をN−メチルピロリジノン(2.5ml)においてヨウ化カリウム(103mg,0.62ミリモル)の存在下に60℃で8時間行なうこと以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物34(21mg,収率12%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.98 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.35-7.41 (m, 2H), 7.36 (s, 1H), 6.91 (t, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.32 (t, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.78 (t, 2H), 3.35 (m, 2H), 3.28 (m, 2H), 3.17 (m, 2H), 2.29 (m, 2H), 1.73 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 552.2 (M+H)+
実施例35−表3の化合物35:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(イソプロピルアミノ)エタノール(160mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物35(98mg,収率57%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.98 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.32-7.41 (m, 2H), 7.37 (s, 1H), 6.92 (t, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.33 (t, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.79 (m, 2H), 3.33 (m, 4H), 3.17 (m, 1H), 2.33 (m, 2H), 1.31 (t, 6H) :MS (+ve ESI) : 552.2 (M+H)+
実施例36−表3の化合物36:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(イソブチルアミノ)エタノール(181mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物36(101mg,収率57%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.32-7.41 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.90 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.80 (t, 2H), 3.37 (t, 2H), 3.28 (t, 2H), 3.00-3.15 (m, 2H), 2.29 (m, 2H), 2.12 (m, 2H), 1.00 (d, 6H):MS (+ve ESI) : 566.3 (M+H)+
出発材料として使用する2−(イソブチルアミノ)エタノールは、以下のように入手した:
メタノール(14ml)中の酸化エチレン(5.28g,120ミリモル)を−60℃へ冷やし、イソブチルアミン(30.7g,420ミリモル)のメタノール(100ml)溶液へアルゴン下に−65℃でゆっくり加えた。この混合物を周囲温度で14時間撹拌し、濃縮し、残留オイルを蒸留(130℃,約0.5mmHg)により精製して2−(イソブチルアミノ)エタノール(11g,収率78%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 4.40 (m, 1H), 3.42 (m, 2H), 2.50 (m, 2H), 2.30 (d, 2H), 1.63 (m, 1H), 0.85 (d, 6H)。
実施例37−表3の化合物37:2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−(2,2−ジメチルプロピル)アミノ)エタノール(203mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物37(111mg,収率61%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA): 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.32-7.41 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.90 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.31 (t, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.83 (t, 2H), 3.42 (t, 2H), 3.32 (t, 2H), 3.20 (dd, 2H), 2.35 (m, 2H), 1.07 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 580.3 (M+H)+
出発材料として使用する2−((2,2−ジメチルプロピル)アミノ)エタノールは、以下のように入手した:
−20℃へ冷やした酸化エチレン(2.5ml,5.0ミリモル)を(2,2−ジメチルプロピル)アミン(13g,150ミリモル)のメタノール(15ml)溶液へアルゴン下に−30℃でゆっくり加えた。この混合物を周囲温度で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を蒸留(沸点132℃,約9mmHg)により精製して2−((2,2−ジメチルプロピル)アミノ)エタノール(6.4g,収率97%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 3.70 (m, 2H), 3.02 (m, 2H), 2.81 (m, 2H), 0.98 (s, 9H)。
実施例38−表3の化合物38:2−{3−[(7−{3−[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−(アリルアミノ)エタノール(156mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物38(33mg,収率19%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.98 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.34-7.43 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.92 (t, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.01 (m, 1H), 5.64 (d, 1H), 5.58 (d, 1H), 4.31 (t, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.92 (t, 2H), 3.86 (s, 2H), 3.81 (t, 2H), 3.20-3.40 (m, 4H), 2.31 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 550.2 (M+H)+
出発材料として使用する2−(アリルアミノ)エタノールは、以下のように入手した: −20℃へ冷やした酸化エチレン(2.5ml,5.0ミリモル)をアリルアミン(14g,250ミリモル)のメタノール(20ml)溶液へアルゴン下に−20℃で加えた。この混合物を周囲温度で14時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留オイルを蒸留(沸点140℃,約14mmHg)により精製して2−(アリルアミノ)エタノール(4.2g,収率84%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 5.80-5.86 (m, 1H), 5.14 (m, 1H), 5.02 (m, 1H), 3.43 (m, 2H), 3.14 (m, 2H), 2.50 (m, 2H)。
実施例39−表3の化合物39:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(プロプ−2−イン−1−イルアミノ)エタノール(153mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物39(48mg,収率28%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.32-7.41 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.90 (t, 1H), 6.90 (s, 1H), 4.31 (t, 2H), 4.29 (s, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.90 (s, 1H), 3.84 (s, 2H), 3.79 (t, 2H), 3.43 (m, 2H), 3.34 (m, 2H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 548.2 (M+H)+
出発材料として使用する2−(プロプ−2−イン−1−イルアミノ)エタノールは、以下のように入手した:
−40℃へ冷やしたメタノール(10ml)中の酸化エチレン(3.3g,75ミリモル)を、−65℃へ冷やしたプロパルジルアミン(16.5g,300ミリモル)のメタノール(60ml)溶液へアルゴン下でゆっくり加えた。この混合物を周囲温度で16時間撹拌し、溶媒を蒸発させ、残渣を蒸留により精製して2−(プロプ−2−イン−1−イルアミノ)エタノール(5g,収率67%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 3.91 (m, 2H), 3.65 (m, 3H), 3.06 (m, 2H)。
実施例40−表3の化合物40:2−{3−[(7−{3−[シクロプロピル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−(シクロプロピルアミノ)エタノール(156mg,1.55ミリモル、Morrow, D, F et al, J. Med. Chem. 1973, 16, 736-9 の記載のように得た)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物40(22mg,収率13%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.97 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.33-7.42 (m, 2H), 7.37 (s, 1H), 6.92 (t, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.33 (m, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.79 (t, 2H), 3.48 (m, 2H), 3.42 (t, 2H), 2.97 (m, 1H), 2.36 (m, 2H), 1.04 (m, 2H), 0.94 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 550.2 (M+H)+
実施例41−表3の化合物41:2−{3−[(7−{3−[(シクロプロピルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−((シクロプロピルメチル)アミノ)エタノール(178mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物41(19mg,収率11%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.97 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.33-7.42 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.91 (t, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.32 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.81 (t, 2H), 3.44 (m, 2H), 3.35 (m, 2H), 3.18 (t, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.16 (m, 1H), 0.61 (m, 2H), 0.46 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 564.2 (M+H)+
出発材料として使用する2−((シクロプロピルメチル)アミノ)エタノールは、以下のように入手した:
a)塩化エチルオキサリル(4.2ml,37.6ミリモル)のジクロロメタン(35ml)溶液をシクロプロピルメチルアミン(3ml,34.6ミリモル)及びトリエチルアミン(7ml)のジクロロメタン(35ml)溶液へ0℃で30分にわたり加えた。この混合物を周囲温度で2時間撹拌した。水(20ml)を加え、2.0N塩酸を使用して、pHを3へ調整した。有機相を分離し、乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濃縮して[(シクロプロピルメチル)アミノ](オキソ)酢酸エチル(5.9g,収率100%)を得た:
1H-NMR (CDCl3) : 7.24 (br s, 1H), 3.24 (m, 2H), 1.43 (t, 3H), 1.04 (m, 1H), 0.59 (m, 2H), 0.29 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 172 (M+H)+
b)エチル [(シクロプロピルメチル)アミノ](オキソ)アセテート(5.9g,34.6ミリモル)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液を、ボラン−テトラヒドロフラン複合体(THF中1.0N溶液の130ml,130ミリモル)及びクロロトリメチルシラン(34ml,268ミリモル)の混合物へ周囲温度で加えた。この反応混合物を周囲温度で48時間撹拌した。メタノール(20ml)を加え、この反応物をさらに30分間撹拌した後にジクロロメタンで希釈し、その後で濃塩酸溶液(4ml)を加えた。この混合物を30分間撹拌し、メタノール性アンモニア(7N)で塩基性にし、生じた固形物を濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。有機相を回収し、濃縮してシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタンに続き極性の増加するジクロロメタン:メタノール(95:5)、ジクロロメタン:メタノール性アンモニア(9:1)での溶出により、2−((シクロプロピルメチル)アミノ)エタノール(2.99g,収率75%)を薄黄色の液体として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 3.66 (t, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.84 (d, 2H), 1.06 (m, 1H), 0.58 (m, 2H), 0.35 (m, 2H)。
実施例42−表3の化合物42:2−{3−[(7−{3−[シクロブチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−(シクロブチルアミノ)エタノール(178mg,1.55ミリモル、D. F. Morrow et al, J. Med. Chem. 1973, 16, 736-9 の記載のように得た)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物42(42mg,収率24%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.90 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.94 (m, 1H), 3.85 (s, 2H), 3.75 (m, 2H), 3.25 (m, 2H), 3.17 (m, 2H), 2.08-2.39 (m, 6H), 1.76 (m, 1H), 1.69 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 564.2 (M+H)+
実施例43−表3の化合物43:2−{3−[(7−{3−[シクロペンチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−(シクロペンチルアミノ)エタノール(200mg,1.55ミリモル、D. F. Morrow et al, J. Med. Chem. 1973, 16, 736-9 の記載のように得た)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物43(30mg,収率17%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.34-7.42 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.90 (t, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.31 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.65 (t, 2H), 3.48 (m, 1H), 3.37 (m, 2H), 3.28 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 2.08 (m, 2H), 1.72 (m, 3H), 1.58 (m, 3H):MS (+ve ESI) : 578.3 (M+H)+
実施例44−表3の化合物44:2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメトキシエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−((2,2−ジメトキシエチル)アミノ)エタノール(231mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物44(89mg,収率48%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.31-7.40 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.89 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.85 (t, 1H), 4.28 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.80 (t, 2H), 3.41 (s, 6H), 3.37 (m, 6H), 2.29 (m, 2H) :MS (+ve ESI) : 598.2 (M+H)+
出発材料として使用する2−((2,2−ジメトキシエチル)アミノ)エタノールは、以下のように入手した。
ジオキサン(50ml)中のエタノールアミン(4ml,66.3ミリモル)を2−ブロモ−1,1−ジメトキシエタン(5ml,42.3ミリモル)と炭酸カリウム(6.9g,50ミリモル)の存在下に75℃で6時間反応させた。この固形物を濾過し、ジオキサンで洗浄した。回収した有機相を濃縮し、シリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタンに続き極性の増加するジクロロメタン:メタノール(97:3)、ジクロロメタン:メタノール性アンモニア(94:6)での溶出により、2−((2,2−ジメトキシエチル)アミノ)エタノール(2.4g,収率38%)を薄黄色の液体として得た:
1H-NMR (DMSO d6, AcOD) : 4.64 (t, 1H), 3.61 (t, 2H), 3.34 (s, 6H), 2.99 (m, 2H), 2.93 (m, 2H)。
実施例45−表3の化合物45:2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジフルオロエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)エタノール(194mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物45(27mg,収率15%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.89 (t, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.61 (t, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.90 (t, 2H), 3.85 (m, 4H), 3.48 (m, 2H), 3.42 (m, 2H), 2.34 (m, 2H) :MS (+ve ESI) : 574.3 (M+H)+
出発材料として使用する2−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)エタノールは、以下のように入手した:
a)アセトニトリル(50ml)中のジフルオロ酢酸メチル(5g,45ミリモル)をエタノールアミン(2.66ml,45.4ミリモル)と周囲温度で24時間反応させた。溶媒を蒸発させ、ジクロロメタン:メタノール(96:4)に次いでジクロロメタン:メタノール性アンモニア(94:6)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより残留オイルを精製して、2,2−ジフルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)アセトアミド(6.18g,収率98%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.76 (br s, 1H), 6.21 (t, 1H), 4.78 (t, 1H), 3.46 (t, 2H), 3.22 (t, 2H):MS (+ve ESI) : 140 (M+H)+
b)2,2−ジフルオロN−(2−ヒドロキシエチル)アセトアミド(2.78g,20ミリモル)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液へボラン−テトラヒドロフラン複合体(THF中1.0N溶液の40ml,40ミリモル)を0℃で滴下した。この混合物を周囲温度へ温めてから、還流で18時間加熱した。この反応混合物を周囲温度へ冷やし、濃塩酸(6ml)を滴下した。溶媒を蒸発させ、粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン:メタノール性アンモニア(96:4)に次ぐジクロロメタン:メタノール性アンモニア(94:6)での溶出により、2−((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)エタノール(0.97g,収率39%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 6.40 (m, 1H), 3.69 (t, 2H), 3.56 (m, 2H), 3.11 (t, 2H)。
実施例46−表3の化合物46:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−((3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)エタノール(221mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物46(77mg,収率41%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.31-7.40 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.89 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (t, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.79 (t, 2H), 3.51 (m, 2H), 3.38 (m, 2H), 2.91 (m, 2H), 2.29 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 606.2 (M+H)+
出発材料として使用する2−((3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)エタノールは、以下のように入手した:
ジオキサン(50ml)中の3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロプロパン(5.5ml,51.65ミリモル)をエタノールアミン(3.0ml,51ミリモル)と炭酸カリウム(14.15g,102.5ミリモル)の存在下に60℃で36時間反応させた。溶媒を蒸発させ、シリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製した。ジクロロメタン:メタノール(95:5)に次いで、極性の増加するジクロロメタン:メタノール性アンモニア(95:5)での溶出により、2−((3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)エタノール(4.47g,収率55%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 3.56 (t, 2H), 2.97 (t, 2H), 2.82 (t, 2H), 2.57 (m, 2H)。
実施例47−表3の化合物47:2−{3−[(7−{3−[(シクロブチルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−((シクロブチルメチル)アミノ)エタノール(200mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物47(87mg,収率49%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.32-7.43 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.89 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.77 (t, 2H), 3.19-3.34 (m, 6H), 2.75-3.03 (m, 1H), 2.27 (m, 2H), 2.11 (m, 2H), 1.85 (m, 6H):MS (+ve ESI) : 578.3 (M+H)+
出発材料として使用する2−((シクロブチルメチル)アミノ)エタノールは、以下のように入手した:
a)塩化シクロブタンカルボニル(5ml,43.8ミリモル)を、グリシン酸エチル(5.86g,42ミリモル)のジクロロメタン(100ml)及びトリエチルアミン(14.6ml,105ミリモル)溶液へ0℃でゆっくり加えた。次いで、この混合物を周囲温度で14時間撹拌した。この反応混合物を1.0N塩酸で洗浄し、有機相を分離し、乾燥(硫酸マグネシウム)させ、真空で蒸発させて黄色い固形物を得た。ジクロロメタン:石油エーテルからの再結晶により、エチル N−(シクロブチルカルボニル)グリシネート(7.78g,収率100%)を白い固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.08 (t, 1H), 4.09 (q, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.07 (m, 1H), 2.00-2.18 (m, 4H), 1.89 (m, 1H), 1.78 (m, 1H), 1.20 (t, 3H)。
b)テトラヒドロフラン(40ml)中のエチル N−(シクロブチルカルボニル)グリシネート(7.6g,41ミリモル)をボラン−テトラヒドロフラン複合体(テトラヒドロフラン中1.0N溶液の100ml,100モル)へ加え、60℃で24時間加熱した。この混合物へ追加のボラン−テトラヒドロフラン複合体(20ml)を加え、加熱をさらに8時間続けた。次いで、この反応混合物をメタノール(20ml)でゆっくり希釈し、周囲温度で0.5時間撹拌した。濃塩酸溶液(6ml)をゆっくり加えてから、ジクロロメタンで希釈した。沈殿した固形物を取り出し、ジクロロメタンで洗浄した。有機相を乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濃縮してシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン:メタノール(96:4)に次ぐジクロロメタン:メタノール性アンモニア(94:6)での溶出により、2−((シクロブチルメチル)アミノ)エタノール(4.16g,収率78%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.38 (br s, 1H), 3.65 (t, 2H), 2.98 (m, 4H), 2.62 (m, 2H), 2.06 (m, 2H), 1.72-1.94 (m, 4H)。
実施例48−表3の化合物48:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(2−メトキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−((2−メトキシエチル)アミノ)エタノール(184mg,1.55ミリモル−A.A. Santilli at al, J. Heterocycl. Chem. 1972, 9, 309-13 に従って入手した)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物48(37mg,収率21%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.31-7.42 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.89 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.78 (t, 1H), 3.71 (t, 1H), 3.65 (t, 1H), 3.59 (t, 1H), 3.35-3.53 (m, 4H), 3.14 (t, 1H), 3.02 (t, 1H), 2.29 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 568.2 (M+H)+
実施例49−表3の化合物49:2−{3−[(7−{3−[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−((1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)アミノ)エタノール(227mg,1.55ミリモル)で出発すること以外は実施例34の記載に類似した反応により、表3の化合物49(105mg,収率57%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.31-7.41 (m, 2H), 6.88 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 5.31 (t, 1H), 4.29 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 4.00 (t, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.81 (t, 2H), 3.34-3.55 (m, 6H), 2.31 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 596.3 (M+H)+
出発材料として使用する2−((1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)アミノ)エタノールは、以下のように入手した:
ジオキサン(60ml)中の2−(ブロモメチル)−1,3−ジオキソラン(4.4ml,42.5ミリモル)をエタノールアミン(4ml,66.3ミリモル)と炭酸カリウム(6.9g,50ミリモル)の存在下に75℃で7時間反応させた。この混合物を濃縮し、ジクロロメタン:メタノール(97:3)に次いでジクロロメタン:メタノール性アンモニア(94:6)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、2−((1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)アミノ)エタノール(1.90g,収率24%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 5.17 (t, 1H), 3.86-4.04 (m, 4H), 3.67 (t, 2H), 3.20 (m, 2H), 3.06 (m, 2H)。
実施例50−表3の化合物50:2−(3−{[7−(4−クロロブトキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
(3−{[7−(4−クロロブトキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(2.05g,5ミリモル)で出発すること以外は実施例3の記載に類似した反応により、表3の化合物50(1.45g,収率58%)をオフホワイトの固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.64 (m, 1H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.72-6.88 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.27 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.76 (m, 2H), 1.92-1.99 (m, 4H):MS (+ve ESI) : 499.1 (M+H)+
出発材料として使用する(3−{[7−(4−クロロブトキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸は、以下のように入手した:
a)N’−(2−シアノ−5−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(3.29g,1.5ミリモル)のジメチルホルムアミド(33ml)溶液と炭酸カリウム(4.14g,30ミリモル)を1−ブロモ−4−クロロブタン(3.86g,2.5ミリモル)と60℃で2時間反応させた。この反応混合物へ水を加えてから、これを酢酸エチルで抽出した。有機相を乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濃縮して、シリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製した。ジクロロメタン:酢酸エチル(8:2)に次いで極性の増加する(6:4)での溶出により、N’−[5−(4−クロロブトキシ)−2−シアノ−4−メトキシフェニル]−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(3.7g,収率80%)を白い固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.97 (s, 1H), 7.09 (s, 1H), 6.74 (s, 1H), 4.07 (m, 2H), 3.73 (m, 5H), 3.06 (s, 3H), 2.96 (s, 3H), 1.87 (m, 4H)。
b)酢酸(13.5ml,225ミリモル)中のN’−[5−(4−クロロブトキシ)−2−シアノ−4−メトキシフェニル]−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(464g,15ミリモル)を(3−アミノ−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(2.22g,15.8ミリモル)と還流で1時間反応させた。この混合物を冷やし、エタノール(25ml)で希釈し、生じた沈殿物を吸引濾過により回収した。この固形物を水中で1時間撹拌し、吸引濾過により採取し、乾燥させて(3−{[7−(4−クロロブトキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(4.5g,収率74%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.47 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.69 (s, 1H), 4.18 (m, 2H), 3.94 (s, 3H), 3.76 (m, 2H), 3.65 (s, 2H), 1.93 (m, 4H):MS (+ve ESI) : 406.14 (M+H)+
実施例51−表3の化合物51:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{4−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ブトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
ヨウ化カリウム(83mg,0.5ミリモル)の存在下に2−(3−{[7−(4−クロロブトキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(125mg,0.25ミリモル)及びD−プロリノール(76mg,0.75ミリモル)で出発して3時間加熱すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物51(68mg,収率48%)を薄黄色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.64 (m, 1H), 7.34-7.40 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.25 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.79 (s, 2H), 3.77 (m, 1H), 3.58-3.65 (m, 3H), 3.40-3.50 (m, 1H), 3.14 (m, 2H), 2.10 (m, 1H), 2.00 (m, 1H), 1.80-1.95 (m, 5H), 1.75 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 564.3 (M+H)+
実施例52−表3の化合物52:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{4−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]ブトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(イソブチルアミノ)エタノール(117mg,0.75ミリモル)で出発すること以外は実施例51の記載に類似した反応により、表3の化合物52(88mg,収率60%)を黄色い固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.33-7.38 (m, 3H), 6.89 (m, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.26 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.79 (m, 2H), 3.23-3.29 (m, 2H), 3.09 (m, 1H), 2.98 (m, 1H), 2.10 (m, 1H), 1.91 (m, 4H), 0.99 (d, 6H):MS (+ve ESI) : 580.2 (M+H)+
実施例53−表3の化合物53:2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(450mg,0.9ミリモル)で出発すること以外は実施例3の記載に類似した反応により、表3の化合物53(130mg,収率24%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.45 (s, 1H), 10.18 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.14 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.73 (s, 1H), 4.06 (m, 1H), 3.93 (m, 4H), 3.73 (s, 2H), 3.40 (m, 2H), 3.00 (m, 4H), 2.36 (m, 2H), 1.75 (m, 3H), 1.11 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 592.2 (M+H)+
出発材料として使用する3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸は、以下のように入手した:
a)N’−(2−シアノ−5−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチル−イミドホルムアミド(3.00g,13.7ミリモル)のジクロロメタン(30ml)溶液を(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3.03g,15ミリモル)とトリフェニルホスフィン(5.38g,20.5ミリモル)及びアゾジカルボン酸ジエチル(3.23ml,20.5ミリモル)の存在下に反応させた。この混合物を周囲温度で2時間撹拌し、溶媒を蒸発させ、シリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製した。酢酸エチル:石油エーテル(2:8)に次いで(1:1)での溶出により、(2R)−2−[(4−シアノ−5−{[(1E)−(ジメチルアミノ)メチレン]アミノ}−2−メトキシフェノキシ)メチル]ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(5.4g,収率99%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.88-8.00 (m, 1H), 6.92-7.10 (m, 1H), 6.73 (s, 1H), 4.08 (m, 2H), 3.98 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.26 (m, 2H), 3.05 (s, 3H), 2.95 (s, 3H), 1.99 (m, 2H), 1.96 (m, 2H), 1.41 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 403.3 (M+H)+
b)(2R)−2−[(4−シアノ−5−{[(1E)−(ジメチルアミノ)メチレン]アミノ}−2−メトキシフェノキシ)メチル]ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(5.4g,13ミリモル)をジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(5:1)の混合物と周囲温度で14時間反応させた。溶媒を蒸発させ、ジクロロメタン:メタノール(9:1)に次いでジクロロメタン:メタノール性アンモニア(9:1)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製し、N’−{2−シアノ−4−メトキシ−5−[(2R)−ピロリジン−2−イルメトキシ]フェニル}−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(1.5g,収率35%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.56 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 4.40 (m, 1H), 4.21 (m, 1H), 4.05 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.27 (m, 2H), 3.39 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 2.20 (m, 1H), 2.02 (m, 1H), 1.95 (m, 1H), 1.75 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 330.2 (M+H)+
c)ジメチルホルムアミド(13ml)中のN’−{2−シアノ−4−メトキシ−5−[(2R)−ピロリジン−2−イルメトキシ]フェニル}−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(1.23g,4.06ミリモル)を2−(2−ブロモエトキシ)−2−メチルプロパン(809mg,4.47ミリモル)と炭酸カリウム(842mg,6.1ミリモル)の存在下に50℃で5時間反応させた。次いで、溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン:メタノール(98:2)に次いで(95:5)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製し、N’−(5−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−2−シアノ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(908mg,収率56%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.91 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.74 (s, 1H), 3.97 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.39 (m, 2H), 2.92 (m, 2H), 2.50 (m, 1H), 2.31 (m, 1H), 1.91 (m, 1H), 1.68 (m, 2H), 1.57 (m, 1H), 1.11 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 403.25 (M+H)+
d)酢酸(0.64ml)中のN’−(5−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−2−シアノ−4−メトキシフェニル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(300mg,0.74ミリモル)を(3−アミノ−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(110mg,0.78ミリモル)と120℃で20分間反応させた。溶媒を蒸発させ、残渣をジクロロメタンで摩砕して{3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(183mg,収率47%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.25 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.65 (s, 1H), 4.06 (m, 1H), 3.93 (m, 4H), 3.64 (s, 2H), 3.40 (m, 2H), 3.05 (m, 4H), 2.36 (m, 2H), 1.75 (m, 3H), 1.11 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 499.17 (M+H)+
実施例54−表3の化合物54:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(120mg,0.2ミリモル)をジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(5:2)の混合物と周囲温度で18時間反応させた。溶媒を真空で蒸発させ、ジクロロメタン:メタノール(9:1)に次いでジクロロメタン:メタノール性アンモニア(95:5)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製して、表3の化合物54(40mg,収率37%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 11.00 (s, 1H), 10.33 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.15 (s, 1H), 6.89 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.40 (s, 1H), 4.07 (s, 1H), 3.93 (m, 4H), 3.76 (s, 2H), 3.50 (s, 2H), 3.09 (m, 1H), 2.97 (m, 2H), 2.31 (m, 1H), 1.94 (m, 1H), 1.73 (m, 2H), 1.65 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 536.2 (M+H)+
実施例55−表3の化合物55:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
2−(5−((7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミド(130mg,0.26ミリモル)及びピロリジン(71mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物55(24mg,収率17%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.25-7.45 (m, 3H), 6.91 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.60-3.75 (m, 2H), 3.30-3.45 (m, 2H), 3.00-3.15 (m, 2H), 2.20-2.32 (m, 2H), 2.00-2.15 (m, 2H), 1.80-2.00 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 538.5 (M+H)+
実施例56−表3の化合物56:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
エタノールアミン(61mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物56(50mg,収率36%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.31 (s, 1H), 6.92 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.69 (t, 2H), 3.16 (m, 2H), 3.09 (m, 2H), 2.23 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 528.5 (M+H)+
実施例57−表3の化合物57:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(89mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物57(50mg,収率35%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.33 (s, 1H), 6.91 (t, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.32 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.46 (s, 2H), 3.10 (m, 2H), 2.22 (m, 2H), 1.25 (s, 6H):MS (+ve ESI) : 556.5 (M+H)+
実施例58−表3の化合物58:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−[3−({6−メトキシ−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミドの製造
1−メチルピペラジン(100mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物58(60mg,収率41%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.34 (d, 1H), 6.91 (t, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.31 (t, 1H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.20-3.95 (m, 8H), 3.44 (t, 2H), 2.95 (s, 3H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 567.5 (M+H)+
実施例59−表3の化合物59:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(エチルアミノ)エタノール(89mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物59(124mg,収率86%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.78 (t, 2H), 3.30 (m, 6H), 2.29 (m, 2H), 1.27 (t, 3H):MS (+ve ESI) : 556.5 (M+H)+
実施例60−表3の化合物60:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン(129mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物60(58mg,収率37%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.36 (m, 3H), 6.95 (t, 1H), 6.90 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.10-3.70 (m, 7H), 2.25 (m, 2H), 1.80 (m, 6H), 1.50 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 596.6 (M+H)+
実施例61−表3の化合物61:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−ピペラジン−1−イルエタノール(130mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物61(80mg,収率52%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.36 (m, 3H), 6.95 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.31 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.30-3.90 (m, 14H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 597.5 (M+H)+
実施例62−表3の化合物62:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン(129mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物62(67mg,収率43%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.45 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.37 (m, 2H), 7.14 (s, 1H), 6.95 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.34 (t, 1H), 4.17 (m, 2H), 3.94 (s, 3H), 3.79 (s, 2H), 3.45 (m, 2H), 2.88 (m, 2H), 2.40 (t, 2H), 1.90 (m, 4H), 1.62 (d, 2H), 1.36 (m, 3H), 1.15 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 596.6 (M+H)+
実施例63−表3の化合物63:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミドの製造
ピペリジン−3−オール(101mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物63(105mg,収率71%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.97 (m, 3H), 6.92 (t, 1H), 6.86 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 2.80-3.60 (m, 6H), 1.70-2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 568.5 (M+H)+
実施例64−表3の化合物64:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
1−アミノブタン−2−オール(89mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物64(80mg,収率55%)を得た: 1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.37 (m, 3H), 6.90 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.70 (m, 1H), 2.80-3.20 (m, 4H), 2.25 (m, 2H), 1.45 (m, 2H), 0.90 (t, 3H):MS (+ve ESI) : 556.5 (M+H)+
実施例65−表3の化合物65:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン(115mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物65(54mg,収率35%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.37 (m, 3H), 6.92 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.61 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 3.00 (t, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.90 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.40 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 582.6 (M+H)+
実施例66−表3の化合物66:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
3−アミノ−2,2−ジメチルプロパン−1−オール(103mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物66(53mg,収率36%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.36 (m, 3H), 6.92 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.28 (s, 2H), 3.16 (m, 2H), 2.91 (s, 2H), 2.26 (m, 2H), 0.94 (s, 6H):MS (+ve ESI) : 570.6 (M+H)+
実施例67−表3の化合物67:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
D−プロリノール(101mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物67(83mg,収率56%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.30-7.40 (m, 3H), 6.85-6.95 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.72-3.82 (m, 1H), 3.50-3.70 (m, 4H), 3.15-3.30 (m, 2H), 2.25-2.40 (m, 2H), 1.95-2.20 (m, 2H), 1.85-1.95 (m, 1H), 1.70-1.85 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 568.5 (M+H)+
実施例68−表3の化合物68:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
L−プロリノール(101mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物68(85mg,収率57%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.30-7.40 (m, 3H), 6.85-6.95 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.72-3.82 (m, 1H), 3.50-3.70 (m, 4H), 3.15-3.30 (m, 2H), 2.25-2.40 (m, 2H), 1.95-2.20 (m, 2H), 1.85-1.95 (m, 1H), 1.70-1.85 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 568.5 (M+H)+
実施例69−表3の化合物69:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造 (S)−(+)−1−アミノプロパン−2−オール(75mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物69(67mg,収率48%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.36 (m, 3H), 6.90 (t, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.31 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.95 (m, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.16 (m, 2H), 3.07 (m, 1H), 2.85 (m, 1H), 2.25 (m, 2H), 1.15 (d, 3H):MS (+ve ESI) : 542.5 (M+H)+
実施例70−表3の化合物70:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造 (R)−(−)−1−アミノプロパン−2−オール(75mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物70(52mg,収率37%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.36 (m, 3H), 6.91 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.95 (m, 1H), 3.85 (s, 2H), 3.15 (m, 2H), 3.07 (m, 1H), 2.85 (m, 1H), 2.25 (m, 2H), 1.15 (d, 3H):MS (+ve ESI) : 542.5 (M+H)+
実施例71−表3の化合物:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造 (S)−(−)−3−ヒドロキシピロリジン(87mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物71(76mg,収率53%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.34 (m, 3H), 6.91 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.45 (m, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.00-3.80 (m, 6H), 2.25 (m, 2H), 1.95 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 554.5 (M+H)+
実施例72−表3の化合物72:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
(R)−(+)−3−ヒドロキシピロリジン(87mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例55の記載に類似した反応により、表3の化合物72(76mg,収率53%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.35 (m, 3H), 6.90 (t, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.45 (m, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.00-3.80 (m, 6H), 2.25 (m, 2H), 1.95 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 554.5 (M+H)+
実施例73−表3の化合物73:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
1−メチル−2−ピロリジノン(20ml)中の2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミド(2g,4ミリモル)を、ヨウ化カリウム(1.33g,8ミリモル)及び2−(イソブチルアミノ)エタノール(1.88g,16ミリモル)とアルゴン下に60℃で8時間反応させた。溶媒を蒸発させ、ジクロロメタン:メタノール(95:5)に次いでジクロロメタン:メタノール性アンモニア(95:5)で溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製し、表3の化合物73(1.05g,収率45%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.35 (d, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.92 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.82 (t, 2H), 3.89 (m, 2H), 3.29 (m, 2H), 2.17-2.98 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 2.13 (m, 1H), 1.01 (d, 6H):MS (+ve ESI) : 584.3 (M+H)+
実施例74−表3の化合物74:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造 2−(プロピルアミノ)エタノール(1.83ml,16ミリモル)で出発すること以外は実施例73の記載に類似した反応により、表3の化合物74(900mg,収率39%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.63 (s, 1H), 10.17 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.36 (d, 2H), 7.14 (s, 1H), 6.94 (t, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.35 (br s, 1H), 4.20 (t, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.79 (s, 2H), 3.46 (m, 2H), 2.63 (m, 2H), 2.52 (m, 2H), 2.42 (m, 2H), 1.92 (m, 2H), 1.42 (m, 2H), 0.83 (t, 3H):MS (+ve ESI) : 570.3 (M+H)+.
実施例75−表3の化合物75:2−{3−[(7−{3−[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
ジメチルアセトアミド(1.4ml)中の2−(アリルアミノ)エタノール(101mg,1ミリモル)で出発して110℃で2.5時間加熱すること以外は実施例73の記載に類似した反応により、表3の化合物75(52mg,収率33%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.91 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 5.90-6.10 (m, 1H), 5.50-5.75 (m, 2H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.86-4.00 (m, 2H), 3.86 (s, 2H), 3.79 (m, 2H), 3.20-3.40 (m, 4H), 2.20-2.40 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 568.2 (M+H)+
実施例76−表3の化合物76:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(プロプ−2−イン−1−イルアミノ)エタノール(99mg,1ミリモル)で出発して105℃で12時間加熱すること以外は実施例73の記載に類似した反応により、表3の化合物76(50mg,収率31%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 6.91 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (m, 4H), 4.00 (s, 3H), 3.89 (m, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.80 (m, 2H), 3.43 (m, 2H), 3.36 (m, 2H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 566.2 (M+H)+
実施例77−表3の化合物77:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(イソプロピルアミノ)エタノール(130mg,1ミリモル)で出発して105℃で12時間、そして125℃で8時間加熱すること以外は実施例73の記載に類似した反応により、表3の化合物77(40mg,収率25%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.30-7.40 (m, 3H), 6.89 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.86 (s, 2H ), 3.76 (m, 2H), 3.35 (m, 4H), 3.18 (m, 1H), 2.30 (m, 2H), 1.30 (m, 6H):MS (+ve ESI) : 570.3 (M+H)+
実施例78−表3の化合物78:N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−((2,2−ジメチルプロピル)アミノ)エタノール(131mg,1ミリモル)で出発して130℃で2時間加熱すること以外は実施例73の記載に類似した反応により、表3の化合物78(42mg,収率25%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.30-7.40 (m, 3H), 6.88 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.78-3.85 (m, 2H), 3.40 (m, 2H), 3.30 (m, 2H), 3.22 (m, 1H), 3.12 (m, 1H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 598.2 (M+H)+
実施例79−表3の化合物79:2−{3−[(7−{3−[シクロブチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−(シクロブチルアミノ)エタノール(115mg,1ミリモル)で出発してヨウ化カリウム(93mg,0.56ミリモル)の存在下に80℃で6時間加熱すること以外は実施例73の記載に類似した反応により、表3の化合物79(33mg,収率20%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 6.88 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.87-3.99 (m, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.72 (m, 2H), 3.35 (m, 2H), 3.15 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 2.20 (m, 4H), 1.85 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 582.3 (M+H)+
実施例80−表3の化合物80:2−{3−[(7−{3−[(シクロプロピルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−((シクロプロピルメチル)アミノ)エタノール(115mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例79の記載に類似した反応により、表3の化合物80(33mg,収率20%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.88 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.80 (s, 2H), 3.20-3.45 (m, 4H), 3.15 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.12 (m, 1H), 0.68 (m, 2H), 0.42 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 582.3 (M+H)+
実施例81−表3の化合物81:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
L−プロリノール(1.3ml,13.17ミリモル)及び2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド(1.63g,3.24ミリモル)で出発すること以外は実施例73の記載に類似した反応により、表3の化合物81(1.64g,収率89%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.74 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.19 (t, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.31 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.94 (s, 2H), 3.77 (q, 1H), 3.64 (m, 4H), 3.22 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 2.14 (m, 1H), 2.03 (m, 1H), 1.90 (m, 1H), 1.78 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 568.3 (M+H)+
実施例82−表3の化合物82:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
ジメチルアセトアミド中の2−((2,2−ジメチルプロピル)アミノ)エタノール(131mg,1ミリモル)で出発して70℃で10時間加熱すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物82(64mg,収率33%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.74 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.19 (m, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.31 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.94 (s, 2H), 3.84 (m, 2H), 3.42 (m, 2H), 3.3 (m, 2H), 3.22 (d, 1H), 3.15 (d, 1H), 3.13 (m, 2H), 2.35 (m, 2H), 1.09 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 598.3 (M+H)+
実施例83−表3の化合物83:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造 2−(プロピルアミノ)エタノール(700mg,68ミリモル)で出発して85℃で5時間加熱すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物83(650mg,収率67%)をオフホワイトの固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.18-7.22 (m, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.94 (s, 2H), 3.78 (m, 2H), 3.30-3.45 (m, 2H), 3.28 (m, 2H), 3.15-3.20 (m, 2H), 2.28 (m, 2H), 1.73 (m, 2H), 0.95 (t, 3H):MS (+ve ESI) : 570.3 (M+H)+
実施例84−表3の化合物84:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(イソブチルアミノ)エタノール(936mg,80ミリモル)で出発して90℃で3.5時間加熱すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物84(810mg,収率69%)をオフホワイトの固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.21 (m, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.31 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.95 (s, 2H), 3.81 (m, 2H), 3.36 (m, 2H), 3.30 (m, 2H), 3.12 (m, 1H), 3.06 (m, 1H), 2.31 (m, 2H), 2.13 (m, 1H), 1.01 (d, 6H):MS (+ve ESI) : 584.3 (M+H)+
実施例85−表3の化合物85:2−{3−[(7−{3−[シクロブチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
ジメチルアセトアミド(2ml)中の2−(シクロブチルアミノ)エタノール(117mg,1ミリモル)及びヨウ化カリウム(103mg,0.62ミリモル)で出発してアルゴン下に95℃で4時間加熱すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物85(97mg,収率56%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.92 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.74 (m, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.15-7.20 (m, 2H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 3.98 (s, 3H), 3.98 (m, 3H), 3.68-3.80 (m, 2H), 3.20-3.30 (m, 2H), 3.15 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 2.22 (m, 4H), 1.65-1.82 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 582.2 (M+H)+
実施例86−表3の化合物86:2−{3−[(7−{3−[シクロペンチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−(シクロペンチルアミノ)エタノール(129mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例85の記載に類似した反応により、表3の化合物86(86mg,収率48%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.93 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.30 (s, 1H), 7.14 (m, 2H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (m, 2H), 3.98 (s, 3H), 3.93 (s, 2H), 3.78 (m, 3H), 3.37 (m, 2H), 3.26 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 2.09 (m, 2H), 1.74 (m, 4H), 1.72 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 596.2 (M+H)+
実施例87−表3の化合物87:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
(2R)−ピロリジン−2−イルメタノール(101mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物87(134mg,収率79%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.16 (m, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.94 (s, 2H), 3.70-3.85 (m, 1H), 3.52-3.70 (m, 4H), 3.15-3.30 (m, 2H), 2.25 (m, 2H), 1.75-2.20 (m, 4H):MS (+ve ESI) : 568.2 (M+H)+
実施例88−表3の化合物88:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(プロプ−2−イン−1−イルアミノ)エタノール(99mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物88(128mg,収率75%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.74 (m, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.18 (m, 2H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 4H), 4.00 (s, 3H), 3.94 (s, 2H), 3.87 (m, 1H), 3.80 (m, 2H), 3.44 (m, 2H), 3.35 (m, 2H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 566.2 (M+H)+
実施例89−表3の化合物89:2−{3−[(7−{3−[(シクロプロピルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−(シクロプロピルメチル)アミノ)エタノール(115mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物89(6mg,収率3%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.23 (s, 1H), 10.16 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.72 (m, 1H), 7.18 (m, 2H), 7.14 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.32 (s, 1H), 4.18 (t, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.45 (m, 2H), 2.69 (t, 2H), 2.58 (t, 2H), 2.35 (d, 2H), 1.90 (m, 2H), 0.83 (m, 1H), 0.41 (m, 2H), 0.08 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 582.2 (M+H)+
実施例90−表3の化合物90:2−{3−[(7−{3−[(シクロブチルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−((シクロブチルメチル)アミノ)エタノール(129mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物90(134mg,収率75%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.49 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.70-7.78 (m, 1H), 7.15-7.30 (m, 3H), 6.75 (m, 1H), 4.25 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.60-3.80 (m, 2H), 3.00-3.40 (m, 4H), 2.50-2.80 (m, 4H), 1.61-2.40 (m, 7H):MS (+ve ESI) : 596.2 (M+H)+
実施例91−表3の化合物91:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメトキシエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−((2,2−ジメトキシエチル)アミノ)エタノール(149mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物91(94mg,収率51%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.70-7.80 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.17 (m, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.85 (t, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.94 (s, 2H), 3.81 (m, 2H), 3.30-3.55 (m, 10H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 616.2 (M+H)+
実施例92−表3の化合物92:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン(129mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物92(113mg,収率63%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.10-7.20 (m, 2H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.93 (s, 2H), 3.56 (d, 2H), 3.47 (m, 2H), 3.26 (m, 2H), 2.96 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.75-1.95 (m, 2H), 1.60-1.75 (m, 1H), 1.30-1.45 (m, 4H):MS (+ve ESI) : 596.2 (M+H)+
実施例93−表3の化合物93:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミドの製造
ピペリジン−4−オール(101mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物93(146mg,収率86%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.19 (m, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.94 (s, 2H), 3.70-3.80 (m, 1H), 3.55-3.70 (m, 2H), 3.35-3.45 (m, 1H), 3.25-3.35 (m, 2H), 2.95-3.10 (m, 1H), 2.30 (m, 2H), 1.95-2.05 (m, 1H), 1.75-1.95 (m, 2H), 1.55-1.70 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 568.2 (M+H)+
実施例94−表3の化合物94:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−ピペラジン−1−イルエタノール(130mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物94(52mg,収率29%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.72 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.17 (m, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.33 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.94 (s, 2H), 3.78 (m, 2H), 3.45-3.78 (m, 8H), 3.44 (m, 2H), 3.37 (m, 2H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 597.2 (M+H)+
実施例95−表3の化合物95:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(2−メトキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−((2−メトキシエチル)アミノ)エタノール(119mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物(124mg,収率71%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.97 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.76 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.19 (m, 2H), 6.85 (s, 1H), 4.31 (t, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.95 (s, 2H), 3.80 (t, 2H), 3.73 (t, 2H), 3.45 (m, 4H), 3.36 (m, 5H), 2.31 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 586.2 (M+H)+
実施例96−表3の化合物96:2−{3−[(7−{3−[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
2−(アリルアミノ)エタノール(101mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物96(99mg,収率58%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.97 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.77 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.18 (m, 2H), 6.87 (s, 1H), 6.01 (m, 1H), 5.60 (m, 2H), 4.31 (t, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.94 (m, 4H), 3.82 (t, 2H), 3.35 (m, 4H), 2.34 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 568.2 (M+H)+
実施例97−表3の化合物97:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−((1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)アミノ)エタノール(147mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物97(126mg,収率68%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.16 (m, 2H), 6.83 (s, 1H), 5.30 (m, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.01 (m, 5H), 3.99 (s, 2H), 3.93 (m, 2H), 3.89 (m, 2H), 3.45 (m, 6H), 2.30 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 614.2 (M+H)+
実施例98−表3の化合物98:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(エチルアミノ)エタノール(89mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物98(94mg,収率56%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.15 (m, 2H), 6.83 (s, 1H), 4.31 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.93 (s, 2H), 3.76 (m, 2H), 3.30 (m, 6H), 2.26 (m, 2H), 1.25 (t, 3H):MS (+ve ESI) : 556.2 (M+H)+
実施例99−表3の化合物99:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(イソプロピルアミノ)エタノール(103mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物99(84mg,収率49%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.97 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.79 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.18 (m, 2H), 6.88 (s, 1H), 4.34 (t, 2H), 4.03 (s, 3H), 3.98 (s, 2H), 3.81 (m, 3H), 3.40 (m, 3H), 3.20 (m, 1H), 2.35 (m, 2H), 1.33 (m, 6H):MS (+ve ESI) : 570.2 (M+H)+
実施例100−表3の化合物100:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール(101mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例81の記載に類似した反応により、表3の化合物100(165mg,収率99%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.48 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.72 (m, 1H), 7.22 (m, 4H), 4.25 (t, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.35 (m, 2H), 2.95 (m, 2H), 2.10 (m, 2H), 1.16 (s, 6H):MS (+ve ESI) : 556.2 (M+H)+
実施例101−表3の化合物101:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド(67mg,0.11ミリモル)で出発すること以外は実施例54の記載に類似した反応により、表3の化合物101(36mg,収率59%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.98 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.76 (m, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.19 (m, 2H), 6.87 (s, 1H), 4.62 (m, 1H), 4.50 (m, 1H), 4.20 (m, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.96 (s, 2H), 3.81 (m, 2H), 3.73 (m, 2H), 3.33 (m, 2H), 2.34 (m, 1H), 2.11 (m, 2H), 1.91 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 554.1 (M+H)+
出発材料として使用する2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミドは、以下のように入手した:
{3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(240mg,0.48ミリモル)で出発すること以外は実施例5の記載に類似した反応により、2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド(72mg,収率25%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.98 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.19 (m, 2H), 6.85 (s, 1H), 4.62 (m, 1H), 4.50 (m, 1H), 4.20 (m, 1H), 4.03 (s, 3H), 3.95 (s, 2H), 3.72 (m, 4H), 3.40 (m, 2H), 2.34 (m, 1H), 2.11 (m, 2H), 1.91 (m, 1H), 1.20 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 610.2 (M+H)+
実施例102−表3の化合物102:N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(5−((7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシ−キナゾリン−4−イル)アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)アセトアミド(100mg,0.2ミリモル)及びL−プロリノール(71mg,0.7ミリモル)で出発すること以外は実施例7の記載に類似した反応により、表3の化合物102(73mg,収率64%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.86 (m, 1H), 7.40-7.50 (m, 1H), 7.30-7.40 (m, 2H), 7.10-7.15 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.70-3.80 (m, 1H), 3.47-3.70 (m, 4H), 3.12-3.35 (m, 2H), 2.20-2.40 (m, 2H), 1.97-2.20 (m, 2H), 1.85-1.97 (m, 1H), 1.70-1.85 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 566.5 (M+H)+
実施例103−表3の化合物103:N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
D−プロリノール(71mg,0.7ミリモル)で出発すること以外は実施例102の記載に類似した反応により、表3の化合物103(75mg,収率66%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.48 (m, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.12 (m, 1H), 6.82 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.83 (s, 2H), 3.76 (m, 1H), 3.60 (m, 4H), 3.20 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.95 (m, 4H):MS (+ve ESI) : 566.5 (M+H)+
実施例104−表3の化合物104:N−(3−クロロフェニル)−2−[3−({7−[3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミドの製造
ピペリジン−3−オール(71mg,0.7ミリモル)で出発すること以外は実施例102の記載に類似した反応により、表3の化合物104(82mg,収率72%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.29 (s,; 1H), 7.86 (s, 1H), 7.47 (m, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.12 (m, 1H), 6.82 (s, 1H), 4.28 (m, 2H), 4.09 (m, 0.5H), 3.99 (s, 3H), 3.83 (s, 2H), 3.70 (m, 0.5H), 2.60-3.55 (m, 6H), 1.15-3.40 (m, 6H):MS (+ve ESI) : 566.5 (M+H)+
実施例105−表3の化合物105:N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(エチル−アミノ)エタノール(78mg,0.87ミリモル)で出発すること以外は実施例102の記載に類似した反応により、表3の化合物105(72mg,収率52%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.86 (m, 1H), 7.45-7.52 (m, 1H), 7.25-7.30 (m, 2H), 7.08-7.15 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.70-3.82 (m, 2H), 3.20-3.45 (m, 6H), 2.20-2.35 (m, 2H), 1.26 (t, 3H):MS (+ve ESI) : 554.5 (M+H)+
実施例106−表4の化合物:2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−メトキシフェニル)アセトアミドの製造
ジメチルホルムアミド(1.2ml)中の{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(118mg,0.25ミリモル)を3−メトキシアニリン(46mg,0.37ミリモル)と1−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(81mg,0.42ミリモル)、2−ヒドロキシピリジン−1−オキシド(42mg,0.37ミリモル)の存在下に55℃で2時間反応させた。溶媒を蒸発させ、残渣を分取用LCMSにより精製して表4の化合物106(50mg,収率35%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.23 (t, 1H), 7.16 (d, 1H), 6.83 (s, 1H), 6.66 (m, 1H), 4.30 (t, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.82 (s, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.98 (t, 2H), 2.28 (m, 2H), 1.87 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 576.6 (M+H)+
出発材料として使用する{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸は、以下のように入手した:
ジメチルアセトアミド(30ml)中の(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(7.83g,20ミリモル)を4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン(8.05g,70ミリモル)と100℃で2時間反応させた。溶媒を蒸発させ、ジクロロメタン:酢酸エチル(1:1)の混合物で残渣を摩砕した。このペーストを回収し、ジクロロメタン:メタノールの混合物に溶かした。この混合物へエタノール性HCl(7.0N)(10ml,70ミリモル)を加え、溶媒を蒸発させた。この固形物へメタノール(200ml)を加え、この混合物を0.5時間撹拌した。この反応混合物を容量において減らし、ジクロロメタンを加えた。生じた固形物を濾過により回収し、乾燥させて{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(6.5g,収率60%)を黄色い固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.31 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.75 (s, 2H), 3.59 (d, 2H), 3.24-3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.35 (m, 2H), 1.86-1.91 (m, 2H), 1.68 (m, 1H), 1.47 (m, 2H)。
実施例107−表4の化合物107:2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−フェニルアセトアミドの製造
アニリン(35mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物107(106mg,収率75%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.63 (d, 2H), 7.31 (t, 3H), 7.05 (t, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.27 (t, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.82 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.89 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 546.5 (M+H)+
実施例108−表4の化合物108:N−(4−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
4−フルオロアニリン(42mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物108(127mg,収率88%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.65 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.14 (t, 2H), 6.82 (s, 1H), 4.27 (t, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.82 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.89 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 564.5 (M+H)+
実施例109−表4の化合物109:N−(3,5−ジクロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
3,5−ジクロロアニリン(62mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物109(46mg,収率28%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.70 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 7.27 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.27 (t, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.82 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.89 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 614.4 (M+H)+
実施例110−表4の化合物110:N−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
5−クロロ−2−メトキシアニリン(60mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物110(65mg,収率41%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.08 (m, 2H), 6.81 (s, 1H), 4.27 (t, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.82 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.69 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 610.5 (M+H)+
実施例111−表4の化合物111:2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミドの製造
3−トリフルオロメチルアニリン(61mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物111(75mg,収率47%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.52 (t, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.31 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.29 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.87 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.89 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 614.5 (M+H)+
実施例112−表4の化合物112:2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−ヒドロキシフェニル)アセトアミドの製造
3−ヒドロキシアニリン(41mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物112(118mg,収率82%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.21 (s, 1H), 7.07 (t, 1H), 7.01 (d, 1H), 6.81 (s, 1H), 6.45 (d, 1H), 4.28 (t, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.79 (s, 2H), 3.58 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.89 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 562.5 (M+H)+
実施例113−表4の化合物113:2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−ニトロフェニル)アセトアミドの製造 3−ニトロアニリン(52mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物113(62mg,収率40%)を得た: 1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.94 (d, 2H), 7.62 (t, 1H), 7.32 (s, 1H), 6.86 (s, 1H), 4.29 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.79 (s, 2H), 3.58 (d, 2H), 3.30 (d, 2H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.89 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 591.5 (M+H)+
実施例114−表4の化合物114:2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−1H−インダゾール−5−イルアセトアミドの製造
1H−インダゾール−5−アミン(51mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物114(95mg,収率63%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.50 (m, 2H), 7.35 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.28 (t, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.83 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.89 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 586.5 (M+H)+
実施例115−表4の化合物115:N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
4−ブロモ−2−フルオロアニリン(72mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物115(28mg,収率16%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.95 (t, 1H), 7.53 (m, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.31 (s, 1H), 6.82 (s, 1H), 4.28 (t, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.92 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.89 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 644.4 (M+H)+
実施例116−表4の化合物116:N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造 3−クロロアニリン(48mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物116(96mg,収率64%)を得た: 1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.48 (d, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.13 (d, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.28 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.89 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 580.5 (M+H)+
実施例117−表4の化合物117:N−(2−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−フルオロアニリン(42mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物117(74mg,収率50%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.94 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.26 (m, 1H), 7.16 (m, 2H), 6.83 (s, 1H), 4.28 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.92 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.27 (m, 2H), 1.89 (d, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 564.5 (M+H)+
実施例118−表4の化合物118:N−(3,5−ジメトキシフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
3,5−ジメトキシアニリン(58mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物118(89mg,収率57%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 6.89 (m, 2H), 6.82 (s, 1H), 6.24 (m, 1H), 4.29 (t, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.80 (s, 2H), 3.71 (s, 6H), 3.60 (m, 2H), 3.30 (m, 4H), 3.00 (t, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.90 (m, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.40 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 606.5 (M+H)+
実施例119−表4の化合物119:2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(5−メチルピリジン−2−イル)アセトアミドの製造
2−アミノ−5−ピコリン(41mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物119(89mg,収率62%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.05 (m, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 6.87 (s, 1H), 4.29 (t, 2H), 4.00 (m, 5H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 3.00 (t, 2H), 2.34 (s, 3H), 2.30 (m, 2H), 1.90 (m, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.40 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 561.6 (M+H)+
実施例120−表4の化合物120:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン(115mg,1ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物120(138mg,収率79%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.17 (m, 2H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.93 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 3.00 (t, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.90 (m, 2H), 1.70 (m, 1H), 1.40 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 582.2 (M+H)+
実施例121−表4の化合物121:N−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
3−クロロ−2−フルオロアニリン(55mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物121(16mg,収率9%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.89 (m, 1H), 7.32 (m, 2H), 7.21 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.29 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.93 (s, 2H), 3.59 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.86 (m, 2H), 1.68 (m, 1H), 1.40 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 598.5 (M+H)+
実施例122−表4の化合物122:N−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2,5−ジフルオロアニリン(49mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物122(15mg,収率8%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.95 (m, 1H), 7.25-7.40 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 6.95 (m, 1H), 4.31 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.93 (s, 2H), 3.59 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.86 (m, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.43 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 582.5 (M+H)+
実施例123−表4の化合物123:N−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−フルオロ−5−トリフルオロメチルアニリン(68mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物123(6mg,収率1%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 8.48 (d, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.50 (m, 1H), 7.31 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.98 (s, 2H), 3.60 (m, 2H), 3.20-3.35 (m, 4H), 2.98 (m, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.88 (m, 2H), 1.67 (m, 1H), 1.42 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 632.5 (M+H)+
実施例124−表4の化合物124:N−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
3,4−ジフルオロアニリン(49mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物124(85mg,収率56%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.83 (m, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.60 (d, 2H), 3.30 (m, 4H), 2.98 (t, 2H), 2.31 (m, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.68 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 582.5 (M+H)+
実施例125−表4の化合物125:N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2,4−ジフルオロアニリン(49mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物125(62mg,収率41%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.96 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.88 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.29 (m, 1H), 7.06 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.90 (s, 2H), 3.61 (d, 2H), 3.31 (m, 2H), 3.28 (m, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.31 (m, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.42 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 582.5 (M+H)+
実施例126−表4の化合物126:N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
3−クロロ−4−フルオロアニリン(55mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物126(84mg,収率54%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.97 (m, 1H), 7.49 (m, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.32 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.61 (d, 2H), 3.30 (m, 2H), 3.27 (m, 2H), 2.98 (t, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.68 (m, 1H), 1.45 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 598.5 (M+H)+
実施例127−表4の化合物127:N−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−ジフルオロメトキシアニリン(60mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物127(49mg,収率30%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.93 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.95 (m, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.10-7.30 (m, 3H), 6.84 (s, 1H), 4.3 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.92 (s, 2H), 3.59 (d, 2H), 3.20-3.30 (m, 4H), 2.97 (t, 2H), 2.26 (m, 2H), 1.86 (m, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.42 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 612.5 (M+H)+
実施例128−表4の化合物128:N−(3−シアノフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造 3−シアノアニリン(45mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物128(65mg,収率43%)を得た: 1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.93 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.51 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.28 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.59 (d, 2H), 3.20-3.35 (m, 4H), 2.96 (t, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.88 (m, 2H), 1.68 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 571.6 (M+H)+
実施例129−表4の化合物129:N−(3−ブロモフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造 3−ブロモアニリン(65mg,0.37ミリモル)で出発すること以外は実施例106の記載に類似した反応により、表4の化合物129(62mg,収率32%)を得た: 1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.95 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.26-7.31 (m, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.29 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.60 (m, 2H), 3.20-3.35 (m, 4H), 2.98 (t, 2H), 2.30 (m, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.44 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 626.4 (M+H)+
実施例130−表5の化合物130:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド(300mg,0.634ミリモル)、ヨウ化カリウム(210mg,1.27ミリモル)、ジメチルアミン(2ml)及び2−(エチルアミノ)エタノール(226mg,2.54ミリモル)を合わせて、50℃まで72時間加熱した。この反応物をジクロロメタン(20ml)で希釈し、40Sシリカbiotageカラム上にロードした。ジクロロメタンに続き極性の増加するジクロロメタン:メタノール(9:1)で、次いでジクロロメタン:メタノール:アンモニア(9:1:0.8)での溶出により表5の化合物130(181mg,収率54%)を薄ピンク色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 12.35 (s, 1H), 10.25 (s, 2H), 8.52 (s, 2H), 7.71 (m, 1H), 7.16 (m, 4H), 6.78 (s, 1H), 4.33 (t, 1H), 4.17 (t, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.43 (m, 2H), 2.60 (t, 2H), 2.49 (m, 4H), 1.88 (m, 2H), 0.96 (t, 3H):MS (-ve ESI) : 524 (M-H)-, MS (+ve ESI) : 526 (M+H)+
出発材料として使用する2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミドは、以下のように入手した:
a)2−アミノ−4−フルオロ安息香酸(15g,96ミリモル)を2−メトキシエタノール(97ml)に溶かした。ホルムアミジン酢酸塩(20.13g,193.4ミリモル)を加え、この混合物を18時間還流加熱した。この反応物を冷やし、濃縮して、残渣を水酸化アンモニウム水溶液(0.01N,250ml)において1時間撹拌した。この懸濁液を濾過し、水で洗浄し、五酸化リンで乾燥させて7−フルオロキナゾリン−4(3H)−オン(10.35g,収率65%)をオフホワイトの固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 12.32 (br s, 1H), 8.19 (dd, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.45 (dd, 1H), 7.39 (m, 1H):MS (-ve ESI) : 163 (M-H)-, MS (+ve ESI) : 165 (M+H)+
b)1,3−プロパンジオール(27.8g,365ミリモル)のジメチルホルムアミド(70ml)溶液へ水素化ナトリウム(14.6g,365ミリモル)を0℃で加えた。7−フルオロキナゾリン−4(3H)−オン(10g,60.9ミリモル)を少しずつ加え、この反応混合物60℃で、次いで110℃で3時間加熱した。この反応物を0℃へ冷やし、水(280ml)で冷やし、pH5.9へ調整した。生じた懸濁液を濾過し、水に次いでエーテルで洗浄し、五酸化リンで乾燥させて7−(3−ヒドロキシプロポキシ)キナゾリン−4(3H)−オン(12.41g,収率92%)を白い粉末として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 11.90 (br s, 1H), 8.04 (s, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.10 (m, 2H), 4.17 (t, 2H), 3.58 (t, 2H), 1.92 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 221 (M+H)+
c)7−(3−ヒドロキシプロポキシ)キナゾリン−4(3H)−オン(10.5g,47.7ミリモル)と塩化チオニル(100ml,137ミリモル)を合わせた。ジメチルホルムアミド(1ml)を加え、この反応混合物を85℃で1時間加熱した。この混合物を室温へ冷やし、トルエンで希釈し、蒸発乾固させた。塩化チオニルがすべて除去されるまで、これを繰り返した。残渣をジクロロメタンに溶かし、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。この水層をジクロロメタンで抽出した。有機物を合わせ、乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濃縮すると黄色い固形物が残った。エーテルでの摩砕によって、より溶けない不純物を除去し、エーテルの濾液を濃縮すると、4−クロロ−7−(3−クロロプロポキシ)キナゾリン(8.5g,収率70%)がオフホワイトの固形物として残った:
1H-NMR (DMSO d6) : 13.25 (br s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.06 (d, 1H), 7.17 (m, 2H), 4.21 (t, 2H), 3.83 (t, 2H), 2.23 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 257, 259 (M+H)+
d)4−クロロ−7−(3−クロロプロポキシ)キナゾリン(2.5g,9.72ミリモル)と(3−アミノ−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(1.37g,9.72ミリモル)をジメチルホルムアミド(25ml)中で合わせた。ジオキサン中4M HCl(1.25ml,4.8ミリモル)溶液を加え、この反応物を90℃まで40分間加熱した。溶液を室温へ冷やし、水(250ml)で希釈し、セライトに通して濾過した。この酸性溶液を塩基性にしてpH4.9とし、黄色い粉末を濾過した(pH3で沈殿した赤い固形物を単離し、水に懸濁させて、pH12へ塩基性にした。慎重にpH4.8へ戻して調整すると黄色い粉末の沈殿を生じ、これを最初の収穫物と合わせた)。この固形物をジエチルエーテルで洗浄し、五酸化リンで乾燥させて(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(2.88g,収率82%)を薄橙色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 12.60 (br s, 2H), 10.78 (br s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.60 (d, 1H), 7.26 (d, 1H), 7.22 (s, 1H), 6.67 (s, 1H), 4.28 (t, 2H), 3.83 (t, 2H), 3.67 (s, 2H), 2.24 (m, 2H):MS (-ve ESI) : 360, 362 (M-H)-, MS (+ve ESI) : 362, 364 (M+H)+
e)(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(2.70g,7.46ミリモル)のピリジン(30ml)懸濁液へ2,3−ジフルオロアニリン(1.15g,8.95ミリモル)を加え、この反応物を0℃へ冷やした。オキシ塩化リン(1.14g,7.46ミリモル)を滴下し、この反応物を0℃で1時間撹拌した。この反応物を周囲温度へ温め、さらにオキシ塩化リン(0.5ml)を加えた。この反応物を4.5時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチル:エーテル(100ml:37ml)で希釈し、18時間撹拌した。沈殿を濾過し、水に懸濁させて、水酸化アンモニウム(7%,15ml)で中和した。生じた黄色い懸濁液を濾過し、水で洗浄し、乾燥(五酸化リン)させて2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド(3.15g,89%)を橙色の粉末として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.64 (br s, 1H), 10.27 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.55 (d, 1H), 7.70 (m, 1H), 7.20 (m, 6H), 6.68 (s, 1H), 4.27 (t, 2H), 3.83 (m, 4H), 2.25 (m, 2H):MS (-ve ESI) : 471, 473 (M-H)-, MS (+ve ESI) : 473, 475 (M+H)+
実施例131−表5の化合物131:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(イソプロピルアミノ)エタノール(262mg,2.54ミリモル)で出発すること以外は実施例130の記載に類似した反応により、表5の化合物131(182mg,収率53%)をピンク色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 12.35 (s, 1H), 10.20 (s, 1H), 8.50 (s, 2H), 7.71 (m, 1H), 7.20 (m, 4H), 6.78 (s, 1H), 4.29 (br s, 1H), 4.19 (t, 2H), 3.85 (s, 2H), 3.38 (dt, 2H), 2.88 (m, 1H), 2.55 (t, 2H), 2.45 (t, 2H), 1.82 (m, 2H), 0.93 (d, 6H):MS (-ve ESI) : 538 (M-H)-, MS (+ve ESI) : 540 (M+H)+
実施例132−表5の化合物132:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
D−プロリノール(257mg,2.54ミリモル)で出発すること以外は実施例130の記載に類似した反応により、表5の化合物132(206mg,収率60%)をピンク色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, AcOD) : 11.60 (br s, 7H), 10.25 (s, 1H), 8.52 (m, 2H), 7.75 (m, 1H), 7.16 (m, 4H), 6.67 (s, 1H), 4.22 (t, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.50 (d, 2H), 3.35 (m, 1H), 3.28 (m, 1H), 3.07 (m, 1H), 2.86 (m, 1H), 2.72 (m, 1H), 2.05 (m, 2H), 1.95 (m, 1H), 1.60-1.90 (m, 4H):MS (-ve ESI) : 536 (M-H)-, MS (+ve ESI) : 538 (M+H)+
実施例133−表5の化合物133:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(n−プロピルアミノ)エタノール(262mg,2.54ミリモル)で出発すること以外は実施例130の記載に類似した反応により、表5の化合物133(168mg,49%)をピンク色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 12.35 (s, 1H), 10.22 (s, 2H), 8.51 (s, 2H), 7.71 (m, 1H), 7.20 (m, 4H), 6.78 (s, 1H), 4.30 (t, 1H), 4.17 (t, 2H), 3.85 (s, 2H), 3.43 (m, 2H), 2.59 (t, 2H), 2.49 (m, 2H), 2.39 (t, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.39 (m, 2H), 0.82 (t, 3H):MS (-ve ESI) : 538 (M-H)-, MS (+ve ESI) : 540 (M+H)+
実施例134−表5の化合物134:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(プロプ−2−イン−1−イルアミノ)エタノール(220mg,2.22ミリモル)で出発すること以外は実施例130の記載に類似した反応により、表5の化合物134(162mg,収率48%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 12.40 (s, 1H), 10.22 (br s, 1H), 8.50 (s, 2H), 7.73 (m, 1H), 7.17 (m, 4H), 6.78 (br s, 1H), 4.52 (br s, 1H), 4.17 (t, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.49 (s, 4H), 3.17 (s, 1H), 2.70 (s, 2H), 2.60 (s, 2H), 1.93 (m, 2H):MS (-ve ESI) : 534 (M-H)-, MS (+ve ESI) : 536 (M+H)+
実施例135−表5の化合物135:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−(イソブチルアミノ)エタノール(260mg,2.22ミリモル)で出発すること以外は実施例130の記載に類似した反応により、表5の化合物135(168mg,収率48%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 12.35 (s, 1H), 10.28 (br s, 2H), 8.50 (s, 2H), 7.72 (m, 1H), 7.16 (m, 4H), 6.78 (s, 1H), 4.32 (s, 1H), 4.20 (t, 2H), 3.85 (s, 2H), 3.45 (m, 2H), 2.57 (br s, 2H), 2.48 (m, 2H), 2.16(d, 2H), 1.89 (m, 2H), 1.66 (m, 1H), 0.83 (d, 6H):MS (-ve ESI) : 552 (M-H)-, MS (+ve ESI) : 554 (M+H)+
実施例136−表5の化合物136:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]エタノール(291mg,2.22ミリモル)で出発すること以外は実施例130の記載に類似した反応により、表5の化合物136(93mg,収率26%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 12.36 (s, 1H), 10.22 (s, 1H), 8.52 (s, 2H), 7.72 (m, 1H), 7.19 (m, 4H), 6.77 (s, 1H), 4.34 (s, 1H), 4.19 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.45 (m, 2H), 2.64 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.21(s, 2H), 1.89 (m, 2H), 0.83 (s, 9H):MS (-ve ESI) : 566 (M-H)-, MS (+ve ESI) : 568 (M+H)+
実施例137−表6の化合物137:N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({5−{[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミドの製造
2−[3−({5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(102mg,0;117ミリモル)をジクロロメタン:トリフルオロ酢酸(5:1)の混合物により周囲温度で16時間処理した。溶媒を蒸発させ、分取用LCMSにより残渣を精製して表6の化合物137(55mg,収率71%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.44 (s, 1H), 10.28 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.31-7.39 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 6.91 (t, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.77 (s, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.87 (br s, 1H), 4.40 (t, 1H), 4.13 (t, 2H), 3.76 (s, 2H), 3.50 (s, 2H), 2.78 (m, 2H), 2.19-2.47 (m, 14H), 2.14 (s, 3H), 2.09 (m, 2H), 1.91 (m, 2H), 1.84 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 662.3 (M+H)+
出発材料として使用する2−[3−({5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドは、以下のように入手した:
a)5,7−ジフルオロキナゾリン−4(3H)−オン(1.82g,10ミリモル)及び1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−オール(1.91g,9.5ミリモル)のテトラヒドロフラン(40ml)溶液をカリウムtert−ブトキシド(3.36g,30ミリモル)で処理した。この混合物を70℃で5時間加熱した。溶媒を蒸発させ、シリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製した。ジクロロメタン:メタノール性アンモニア(95:5)での溶出により、5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−フルオロキナゾリン−4(3H)−オン(2.88g,収率83%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.98 (s, 1H), 7.01 (d, 1H), 6.90 (d, 1H), 4.58 (br s, 1H), 3.43 (t, 2H), 2.74 (m, 2H), 2.43 (t, 2H), 2.34 (m, 2H), 1.90 (m, 2H), 1.71 (m, 2H), 1.13 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 364.3 (M+H)+
b)無水ジグリム(diglyme)(15ml)中の5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−フルオロキナゾリン−4(3H)−オン(5.45mg,1.5ミリモル)を3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オール(474mg,3ミリモル)とカリウムtert−ブトキシド(11.77g,10ミリモル)の存在下に100℃で4時間反応させた。この反応混合物をジクロロメタン(10ml)及び水(10ml)で希釈し、pHを7.7へ調整した。この混合物をジクロロメタンで数回抽出し、有機相を乾燥(硫酸マグネシウム)させ、蒸発させて、シリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製した。ジクロロメタン:メタノール性アンモニア(9:1)での溶出により、5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4(3H)−オン(411mg,収率55%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.89 (s, 1H), 6.63 (s, 1H), 6.55 (s, 1H), 4.49 (br s, 1H), 4.09 (t, 2H), 3.40 (t, 2H), 2.75 (m, 2H), 2.52 (m, 2H), 2.22-2.43 (m, 12H), 2.14 (s, 3H), 1.88 (m, 4H), 1.69 (m, 2H), 1.12 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 502.4 (M+H)+
c)ジクロロエタン(8ml)中の5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4(3H)−オン(400mg,0.8ミリモル)をトリフェニルホスフィン(420mg,1.6ミリモル)及び四塩化炭素(0.78ml,8ミリモル)と70℃で1.5時間反応させた。溶媒を蒸発させ、残渣をイソプロパノール(8ml)に溶かし、(3−アミノ−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(124mg,0.88ミリモル)とアルゴン下に80℃で2時間反応させた。溶媒を蒸発させ、分取用LCMSにより残渣を精製して[3−({5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]酢酸(270mg,収率54%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.99 (s, 1H), 7.09-7.15 (m, 1H), 6.96 (m, 1H), 6.88 (m, 1H), 5.08-5.38 (m, 1H), 4.30 (t, 2H), 3.29-3.95 (m, 21H), 3.22 (t, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.08-2.39 (m, 6H), 1.20 (m, 9H):MS (+ve ESI) : 625.3 (M+H)+
d)ジメチルホルムアミド(1ml)中の[3−({5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]酢酸(140mg,0.22ミリモル)を3−フルオロアニリン(24μl,0.25ミリモル)と1−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(48mg,0.25ミリモル)及び2−ヒドロキシピリジン−1−オキシド(27mg,0.24ミリモル)の存在下に50℃で45分間反応させた。溶媒を蒸発させ、シリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製した。ジクロロメタン:メタノール(97:3)に次ぐジクロロメタン:メタノール性アンモニア(95:5)での溶出により、2−[3−({5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(109mg,収率58%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.44 (s, 1H), 10.27 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.30-7.38 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 6.88 (t, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.76 (s, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.86 (br s, 1H), 4.13 (t, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.41 (t, 2H), 2.78 (m, 2H), 2.20-2.48 (m, 12H), 2.17 (t, 2H), 2.14 (s, 3H), 2.07 (m, 2H), 1.90 (t, 2H), 1.82 (m, 2H), 1.11 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 718.1 (M+H)+
実施例138−表6の化合物138:N−(3−フルオロフェニル)−2−[5−({7−メトキシ−5−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル]アセトアミドの製造
ジメチルホルムアミド(1ml)中の[5−({7−メトキシ−5−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル]酢酸(95mg,0.2ミリモル)を3−フルオロアニリン(21μl,0.22ミリモル)と1−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(46mg,0.24ミリモル)及び2−ヒドロキシピリジン−1−オキシド(24mg,0.22ミリモル)の存在下に60℃で2.5時間反応させた。溶媒を蒸発させ、シリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製した。ジクロロメタンに次いで極性の増加するジクロロメタン:メタノール性アンモニア(9:1)での溶出により、表6の化合物138(30mg,収率30%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.47 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.35 (m, 2H), 6.90 (m, 2H), 6.80 (m, 2H), 4.88 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.77 (s, 2H), 2.68 (m, 2H), 2.39 (m, 2H), 2.23 (s, 3H), 2.12 (m, 2H), 1.90 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 506.2 (M+H)+
出発材料として使用する[5−({7−メトキシ−5−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル]酢酸は、以下のように入手した:
a)3,5−ジメトキシアニリン塩酸塩(80.21g,0.424モル)を塩化オキサリル(136ml,1.56モル)へ注意深く加え、この溶液を還流で3時間加熱した。この溶液を冷やし、真空で濃縮した。残渣へメタノール(300ml)を加え、この混合物を還流で1時間加熱した。この反応物を冷やし、生じた沈殿を濾過し、メタノールで洗浄して4,6−ジメトキシイサチン(40.4g,収率46%)を黄色い固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.86 (br s, 1H), 6.17 (d, 1H), 6.00 (d, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.83 (s, 3H)。
b)4,6−ジメトキシイサチン(5.00g,24.0ミリモル)を33%(w/v)水酸化ナトリウム水溶液(42ml)に75℃で溶かした。この溶液へ過酸化水素水(30%,8ml)を30分にわたり滴下した。この反応物を75℃で1時間撹拌してから、室温へ冷やした。氷を加え、この反応混合物を濃塩酸でpH1へ酸性化した。生じた沈殿を濾過し、水で洗浄し、真空で乾燥させて2−アミノ−4,6−ジメトキシ安息香酸塩酸塩(3.3g,収率59%)を薄黄色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 5.92 (d, 1H), 5.77 (d, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.69 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 198 (M+H)+
c)ジメチルホルムアミド(70ml)中の炭酸カリウム(3.34g,24.2ミリモル)及び2−アミノ−4,6−ジメトキシ安息香酸(2.56g,11.0ミリモル)の混合物へ硫酸ジメチル(1.04ml,11.0ミリモル)を0℃で滴下した。この反応物を1時間撹拌してから、水へ注いだ。生じた沈殿を濾過し、水で洗浄し、真空で乾燥させた。濾液を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機抽出物を乾燥(硫酸マグネシウム)させ、真空で濃縮した。合わせた固形物を真空で乾燥させ、メチル 2−アミノ−4,6−ジメトキシベンゾエート(1.8g,収率77%)を黄色い結晶性の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 6.13 (s, 2H), 5.90 (d, 1H), 5.75 (d, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.67 (s, 3H), 3.66 (s, 3H)。
d)メチル 2−アミノ−4,6−ジメトキシベンゾエート(600mg,2.8ミリモル)及びホルムアミジン酢酸塩(650mg,6.3ミリモル)の2−メトキシエタノール(7ml)溶液を120℃で16時間加熱した。この反応物を冷やし、真空で濃縮し、残渣をメタノールで摩砕して5,7−ジメトキシ−3,4−ジヒドロキナゾリン−4(3H)−オン(290mg,収率58%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 11.62 (br s, 1H), 7.88 (s, 1H), 6.63 (d, 1H), 6.51 (d, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.80 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 207 (M+H)+
e)ピリジン(60ml)中の5,7−ジメトキシ3,4−ジヒドロキナゾリン−4(3H)−オン(4.29g,20.8ミリモル)へ臭化マグネシウム(3.83g,20.8ミリモル)を慎重に加え、この溶液を還流で1時間加熱した。この反応混合物を冷やし、真空で濃縮し、残渣を水で摩砕し、濾過して7−メトキシキナゾリン−4,5−ジオール(3.72g,収率93%)をオフホワイトの固形物として得た:
MS (+ve ESI) : 193 (M+H)+
f)ジメチルホルムアミド(2ml)中の7−メトキシキナゾリン−4,5−ジオール(260mg,1.35ミリモル)へ水素化ナトリウム(60mg,1.49ミリモル)を5分にわたり0℃で少しずつ加えた。ピバル酸クロロメチル(200μl,1.36ミリモル)を15分にわたり滴下して澄明な橙色の溶液を得た。この反応混合物を周囲温度へ温めてさらに18時間撹拌した。tlcにより不完全な反応が見られたので、この反応物を0℃へ冷やし、水素化ナトリウム(10mg,0.25ミリモル)に次いでピバル酸クロロメチル(26μl,0.18ミリモル)を加えた。周囲温度で1時間撹拌した後でこの反応は完了した。この反応混合物を真空で濃縮し、ジクロロメタン中2〜10%メタノールで溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して(5−ヒドロキシ−7−メトキシ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)メチル ピバレート(170mg,収率41%)をクリーム色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 11.42 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 6.66 (d, 1H), 6.51 (d, 1H), 5.86 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 1.11 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 305 (M+H)+
g)(5−ヒドロキシ−7−メトキシ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)メチル ピバレート(500mg,1.63ミリモル)、4−ヒドロキシ−N−メチルピペリジン(280mg,2.45ミリモル)及びトリフェニルホスフィン(640mg,2.45ミリモル)を、窒素雰囲気下に0℃で無水ジクロロメタン(8ml)に溶かした。アゾジカルボン酸ジ−tert−ブチル(560mg,2.45ミリモル)のジクロロメタン(1ml)溶液を5分にわたり滴下し、生じた黄色い溶液を周囲温度へ温めて18時間撹拌した。すべての試薬のさらに1当量を同じ反応条件の下で上記と同じ順序で加え、周囲温度でさらに12時間撹拌した。この反応混合物を真空で濃縮し、ジクロロメタン中2〜8%メタノールで溶出させるシリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製して、(7−メトキシ−5−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)メチル ピバレート(370mg,収率56%)をクリーム色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.16 (s, 1H), 6.67 (d, 1H), 6.61 (d, 1H), 5.79 (s, 2H), 4.52 (m, 1H), 3.84 (s, 3H), 2.57 (m, 2H), 2.18 (m, 2H), 2.13 (s, 3H), 1.87 (m, 2H), 1.71 (m, 2H), 1.11 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 405 (M+H)+
h)(7−メトキシ−5−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)メチル ピバレート(370mg,0.92ミリモル)へメタノール(25ml)中7.0Nアンモニアを加え、この溶液を周囲温度で18時間撹拌した。この反応混合物を真空で濃縮してオイルを得て、これをジエチルエーテルで摩砕して橙色の固形物を得て、これを吸引濾過により採取し、真空で乾燥させて7−メトキシ−5−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)キナゾリン−4(3H)−オン(200mg,収率75%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 11.60 (br s, 1H), 7.86 (s, 1H), 6.64 (d, 2H), 6.53 (d, 2H), 4.45 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.61 (m, 2H), 2.18 (m, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.84 (m, 2H), 1.68 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 290 (M+H)+
i)7−メトキシ−5−((1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ)キナゾリン−4(3H)−オン(3.00g,10.4ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(5ml)のジクロロメタン(300ml)溶液を窒素の雰囲気下に周囲温度で撹拌した。塩化ホスホリル(10ml)を加え、生じた橙色の溶液を還流で20時間加熱した。次いで、この反応混合物を周囲温度へ冷やし、真空で濃縮した。次いで、残留した塩化ホスホリルをトルエンとの共沸により除去して粗生成物を橙色のオイルとして得た。ジクロロメタン中5%トリエチルアミンで溶出させるシリカゲルでのクロマトグラフィーによる精製によって橙色の固形物を得て、これをアセトニトリル下での摩砕によりさらに精製してから真空で乾燥させて4−クロロ−5−(N−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−7−メトキシキナゾリン(2.4g,収率75%)を薄黄色の非結晶性固形物として得た: 1H-NMR (CDCl3) 8.80 (s, 1H), 6.94 (d, 1H), 6.60 (d, 1H), 4.58 (s, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.74 (m, 2H), 2.44 (m, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.10 (m, 4H):MS (+ve ESI) : 308, 310 (M+H)+
j)4−クロロ−7−メトキシ−5−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]キナゾリン(307mg,0.85ミリモル)をジメチルアセトアミド(3ml)中の(3−アミノ−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(132mg,0.93ミリモル)とジオキサン(4.0N溶液,467μl)中の塩酸と90℃で1時間縮合させた。溶媒を蒸発させ、残留オイルをエタノール:ジエチルエーテルで摩砕して[5−({7−メトキシ−5−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル]酢酸(320mg,収率78%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.88 (m, 1H), 7.12 (m, 1H), 6.88 (m, 1H), 6.82 (m, 1H), 5.05-5.45 (m, 1H), 3.96 (m, 3H), 3.73 (s, 2H), 3.10-3.60 (m, 4H), 2.80 (m, 3H), 2.00-2.50 (m, 4H):MS (+ve ESI) : 413.2 (M+H)+
実施例139−表6の化合物139:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(5,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
{3−[(5,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(165mg,0.5ミリモル)及び2,3−ジフルオロアニリン(70μl,0.6ミリモル)で出発して50℃で10時間加熱すること以外は実施例137dの記載に類似した反応により、表6の化合物139(30mg,収率14%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.82 (s, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.09-7.16 (m, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.92 (s, 1H), 6.79 (d, 1H), 6.66 (d, 1H), 4.10 (s, 3H), 3.92 (s, 3H), 3.85 (s, 2H):MS (+ve ESI) : 441.0 (M+H)+
出発材料として使用する{3−[(5,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸は、以下のように入手した:
a)5,7−ジメトキシキナゾリン−4(3H)−オン(618mg,3ミリモル−特許:WO0194341を参照のこと)で出発すること以外は実施例137cの記載に類似した反応により、{3−[(5,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(913mg,収率92%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.72 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.96 (s, 1H), 6.67 (s, 1H), 4.16 (s, 3H), 3.97 (s, 3H), 3.72 (s, 2H):MS (+ve ESI) : 330.1 (M+H)+
実施例140−表6の化合物140:2−(3−{[5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミドの製造
(3−{[5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(209mg,0.5ミリモル)及び2,3−ジフルオロアニリン(61μl,0.6ミリモル)のピリジン(2ml)溶液へ塩化ホスホリル(51μl,0.55ミリモル)のジクロロメタン(0.5ml)溶液を0℃でゆっくりと加えた。この混合物を周囲温度で6時間撹拌した。次いで、この反応混合物へ0℃で氷を加え、溶媒を蒸発させた。この粗生成物を分取用LCMSにより精製して表6の化合物140(26mg,収率10%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.22 (s, 1H), 10.15 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.71 (t, 1H), 7.14-7.23 (m, 1H), 7.18 (s, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.79 (s, 1H), 6.74 (s, 1H), 4.40 (s, 2H), 4.24 (t, 2H), 3.84 (s, 4H), 3.71 (t, 2H), 3.42 (s, 3H), 3.33 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 529.1 (M+H)+
出発材料として使用する(3−{[5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸は、以下のように入手した: a)ジグリム(15ml)中の5,7−ジフルオロキナゾリン−4(3H)オン(728mg,4ミリモル)とカリウムtert−ブトキシド(4.48g,32ミリモル)を2−メトキシエタノール(2.52ml,32ミリモル)と110℃で1時間反応させた。この混合物を冷やし、シリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン:メタノール(96:4)に次いで極性の増加するジクロロメタン:メタノール性アンモニア(95:5)での溶出により、5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン(982mg,収率99%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 11.71 (br s, 1H), 7.90 (s, 1H), 6.66 (d, 1H), 6.56 (d, 1H), 4.20 (t, 2H), 4.15 (t, 2H), 3.69 (m, 4H), 3.36 (s, 3H), 3.32 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 295.1 (M+H)+
b)5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン(648mg,2.2ミリモル)で出発すること以外は実施例137cの記載に類似した反応により、(3−{[5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(632mg,収率68%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.90 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.96 (s, 1H), 6.78 (s, 1H), 4.52 (t, 2H), 4.31 (t, 2H), 3.85 (t, 2H), 3.74 (t, 2H), 3.71 (s, 2H), 3.42 (s, 3H), 3.33 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 418.1 (M+H)+
実施例141−表6の化合物141:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
(3−{[5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(230mg,0.5ミリモル)で出発すること以外は実施例140の記載に類似した反応により、表6の化合物141(68mg,収率31%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.92 (s, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.17-7.23 (m, 2H), 7.07 (s, 1H), 6.88 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 5.19 (m, 1H), 4.33 (t, 2H), 3.93 (s, 2H), 3.75 (t, 2H), 3.54 (s, 3H), 1.52 (s, 3H), 1.51 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 513.16 (M+H)+
出発材料として使用する(3−{[5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸は、以下のように入手した:
a)ジメチルホルムアミド(20ml)中の5,7−ジフルオロキナゾリン−4(3H)オン(2.73g,15ミリモル)をイソプロパノール(1.26ml,16.4ミリモル)及び水素化ナトリウム(1.8g,45ミリモル)とアルゴン下に0℃で反応させた。この混合物を周囲温度で14時間撹拌し、酢酸で酸性化して、濃縮した。残渣を水で洗浄し、乾燥させて7−フルオロ−5−イソプロポキシキナゾリン−4(3H)−オン(3.17g,収率95%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 11.92 (br s, 1H), 7.97 (s, 1H), 6.95 (dd, 1H), 6.89 (dd, 1H), 4.73 (m, 1H), 1.32 (s, 3H), 1.31 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 223.1 (M+H)+
b)7−フルオロ−5−イソプロポキシキナゾリン−4(3H)−オン(444mg,2ミリモル)及び2−メトキシエタノール(0.32ml,4.06ミリモル)で出発して120℃で1.5時間加熱すること以外は実施例137bの記載に類似した反応により、5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン(155mg,収率28%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 11.62 (m, 1H), 7.88 (s, 1H), 6.64 (d, 1H), 6.54 (d, 1H), 4.66 (m, 1H), 4.66 (m, 2H), 4.20 (m, 2H), 1.30 (s, 3H), 1.29 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 279.2 (M+H)+
c)5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4(3H)−オン(935mg,3.36ミリモル)で出発すること以外は実施例137cの記載に類似した反応により、(3−{[5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(1.0g,収率74%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 11.06 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.82 (s, 1H), 5.17 (m, 1H), 4.31 (t, 2H), 3.74 (t, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.34 (s, 3H), 1.51 (s, 3H), 1.49 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 402.1 (M+H)+
実施例142−表6の化合物142:N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミドの製造
(3−{[5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(308mg,0.7ミリモル)及び3−フルオロアニリン(81μl,0.84ミリモル)で出発すること以外は実施例140の記載に類似した反応により、表6の化合物142(62mg,収率18%)を白い固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 10.44 (s, 1H), 10.33 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.30-7.39 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 6.89 (t, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.77 (s, 1H), 6.76 (s, 1H), 5.01 (m, 1H), 4.24 (t, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.71 (t, 2H), 3.33 (s, 3H), 1.47 (s, 3H), 1.46 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 495.1 (M+H)+
実施例143−表6の化合物143:N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(5−{[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミドの製造
2−{3−[(5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(39mg,0.066ミリモル)で出発すること以外は実施例137の記載に類似した反応により、表6の化合物143(26mg,収率74%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 8.94 (s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.29-7.37 (m, 2H), 7.12-7.18 (m, 1H), 6.91-6.85 (m, 3H), 5.10-5.35 (s, 0.5H), 3.97 (s, 3H), 3.83 (s, 2H), 3.79 (t, 1H), 3.76 (t, 1H), 3.71 (d, 1H), 3.60 (d, 1H), 3.41 (t, 1H), 3.32 (s, 1H), 3.23 (m, 1H), 3.19 (t, 1H), 2.52 (m, 1H), 2.30 (m, 2H), 2.14 (m, 1H):MS (+ve ESI) : 536.1 (M+H)+
出発材料として使用する2−{3−[(5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドは、以下のように入手した:
a)5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−フルオロキナゾリン−4(3H)−オン(363mg,1ミリモル)及びメタノール(162μl,4ミリモル)で出発して110℃で2時間加熱すること以外は実施例137bの記載に類似した反応により、5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン(237mg,収率63%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 11.64 (br s, 1H), 7.91 (s, 1H), 6.65 (d, 1H), 6.56 (d, 1H), 4.48 (m, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.40 (t, 2H), 2.74 (m, 2H), 2.41 (t, 2H), 2.29 (m, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.69 (m, 2H), 1.12 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 376.2 (M+H)+
b)5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−メトキシキナゾリン−4(3H)−オン(458mg,1.22ミリモル)で出発して4時間加熱すること以外は実施例137cの記載に類似した反応により、{3−[(5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(386mg,収率63%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.97 (s, 1H), 7.14-7.20 (m, 1H), 6.98 (s, 1H), 6.86 (m, 1H), 5.10-5.35 (m, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.67-3.80 (m, 3H), 3.75 (s, 2H), 3.60 (m, 1H), 3.27-3.46 (m, 3H), 3.22 (t, 1H), 2.52 (m, 1H), 2.34 (br s, 2H), 2.15 (m, 1H), 1.21 (s, 3H), 1.16 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 499.1 (M+H)+
c){3−[(5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(250mg,0.5ミリモル)で出発して4時間加熱すること以外は実施例137dの記載に類似した反応により、2−{3−[(5−{[1−(2−tert−ブトキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(44mg,収率15%)を黄色い固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 12.36 (s, 1H), 10.44 (s, 1H), 10.28 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.31-7.37 (m, 2H), 6.89 (t, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.79 (s, 1H), 6.78 (s, 1H), 4.85 (br s, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.75 (s, 2H), 3.41 (t, 2H), 2.79 (m, 2H), 2.46 (m, 4H), 2.07 (m, 2H), 1.83 (m, 2H), 1.11 (s, 9H):MS (+ve ESI) : 592.2 (M+H)+
実施例144−表6の化合物144:2−{3−[(5,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
{3−[(5,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}酢酸(230mg,0.70ミリモル)及び3−フルオロアニリン(81μl,0.84ミリモル)で出発すること以外は実施例140の記載に類似した反応により、表6の化合物144(43mg,収率15%)を薄橙色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 12.39 (s, 1H), 10.44 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.30-7.39 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 6.89 (t, 1H), 6.82 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.72 (s, 1H), 4.08 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.76 (s, 2H):MS (+ve ESI) : 423 (M+H)+
実施例145−表6の化合物145:2−(3−{[5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの製造
(3−{[5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)酢酸(222mg,0.70ミリモル)及び3−フルオロアニリン(81μl,0.84ミリモル)で出発すること以外は実施例140の記載に類似した反応により、表6の化合物145(108mg,収率30%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.90 (s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.30-7.38 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.88 (t, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.82 (s, 1H), 4.53 (t, 2H), 4.32 (t, 2H), 3.85 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.73 (t, 2H), 3.42 (s, 3H), 3.33 (s, 3H):MS (+ve ESI) : 511.1 (M+H)+
実施例146−表7の化合物146:N−(3−フルオロフェニル)−3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドの製造
ヨウ化カリウム(78mg,0.47ミリモル)の存在下に2−(イソブチルアミノ)エタノール(110mg,0.94ミリモル)及び3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−N−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(120mg,0.23ミリモル)で出発して3時間加熱すること以外はこれ7の記載に類似した反応により、表7の化合物146(96mg,収率73%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 9.04 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 7.81 (m, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.43 (m, 2H), 6.96 (m, 1H), 4.34 (s, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.84 (t, 2H), 3.38 (m, 2H), 3.32 (m, 2H), 3.11 (m, 2H), 2.36 (m, 2H), 2.16 (m, 1H), 1.04 (d, 6H):MS (+ve ESI) : 552.2 (M+H)+
出発材料として使用する3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−N−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドは、以下のように入手した:
a)ジメチルホルムアミド(10ml)中の3−ニトロ−1H−ピラゾール−5−カルボン酸(1g,6.36ミリモル)を3−フルオロアニリン(673μl,7ミリモル)と1−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.34g,7ミリモル)及び2−ヒドロキシピリジン−1−オキシド(778mg,7ミリモル)の存在下に40℃で1.5時間反応させた。溶媒を蒸発させ、シリカゲルのクロマトグラフィーにより残渣を精製した。ジクロロメタン:メタノール(99:1)に次ぐ(97:3)での溶出により、N−(3−フルオロフェニル)−3−ニトロ−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(668mg,収率42%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.86 (s, 1H), 7.71 (m, 1H), 7.51 (m, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.01 (m, 1H)。
b)酢酸エチル:エタノール(10:4)中のN−(3−フルオロフェニル)−3−ニトロ−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(100mg,0.4ミリモル)を二酸化白金(10mg)とともに水素(70psi)の雰囲気下で3時間撹拌した。この触媒を濾過して除き、溶媒を真空で蒸発させて3−アミノ−N−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(65mg,収率73%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.76 (m, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.33 (m, 1H), 6.86 (s, 1H), 5.71 (s, 1H), 5.22 (s, 2H):MS (+ve ESI) : 221.2 (M+H)+
c)ジメチルアセトアミド(1.8ml)中の3−アミノ−N−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(153mg,0.69ミリモル)とジオキサン中のHCl(ジオキサン中4M溶液、174μl,0.69ミリモル)を、4−クロロ−7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン(200mg,0.69ミリモル)と90℃で1.5時間反応させた。冷やした反応混合物へジクロロメタン(35ml)を加え、固形物を濾過により回収し、ジクロロメタンで洗浄し、乾燥させて3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−N−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(286mg,収率81%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 9.03 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.80 (m, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.44 (m, 2H), 6.96 (m, 1H), 4.36 (t, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.85 (t, 2H), 2.33 (t, 2H):MS (+ve ESI) : 471.0 (M+H)+
4−クロロ−7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリンそれ自身は、以下のように作製した:
d)ジオキサン(100ml)中の2−アミノ−4−ベンジルオキシ−5−メトキシベンズアミド(10g,0.04モル)(J. Med. Chem. 1977, 20, 146-149 に従って製造した)及びGold試薬(7.4g,0.05モル)の混合物を撹拌し、還流で24時間加熱した。この反応混合物へ酢酸ナトリウム(3.02g,0.037モル)及び酢酸(1.65ml,0.029モル)を加え、それをさらに3時間加熱した。揮発物質を蒸発により除去し、残渣へ水を加え、固形物を濾過により採取し、水で洗浄して乾燥させた。酢酸からの再結晶により7−ベンジルオキシ−6−メトキシ−3,4−ジヒドロキナゾリン−4−オン(8.7g,収率84%)を白い固形物として得た。
e)ジメチルアセトアミド(5500ml)中の6−メトキシ−7−ベンジルオキシキナゾール−4−オン(400g,1.42モル)及び炭酸カリウム(783g,5.67モル)の撹拌混合物へピバル酸クロロメチル(225ml,1.56モル)を滴下した。この反応物を90℃まで4時間加熱した。この反応物を冷やし、濾過して無機塩を除去した。濾液を真空で濃縮して、粗製のtert−ブチル 2−[7−(ベンジルオキシ)−6−メトキシ−4−オキソ−3(4H)−キナゾリニル]アセテート(562g,収率100%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.33 (s, 1H), 7.30-7.50 (m, 6H), 7.25 (s, 1H), 5.90 (s, 2H), 5.25 (s, 2H), 3.88 (s, 3H), 1.10 (s, 9H):MS (+ve ESI): 397 (M+H)+
f)tert−ブチル 2−[7−(ベンジルオキシ)−6−メトキシ−4−オキソ−3(4H)−キナゾリニル]アセテート(562g,1.42ミリモル)のジメチルアセトアミド(3500ml)溶液へ周囲温度で10%パラジウム担持カーボン(56g,53ミリモル)を加え、水素(1バール)の雰囲気下に3時間撹拌した。この反応物をセライトのパッドに通して濾過し、溶媒を真空で蒸発させた。残留固形物をジクロロメタン中の20%メタノールに溶かし、シリカゲルのパッドに通して濾過した。溶媒の真空での蒸発に次ぐ、メタノールでの摩砕により、tert−ブチル 2−[7−ヒドロキシ−6−メトキシ−4−オキソ−3(4H)−キナゾリニル]アセテート(188g,収率43%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 8.25 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 6.97 (s, 1H), 5.85 (s, 2H), 4.04 (s, 1H), 3.87 (s, 3H), 1.10 (s, 9H):MS (+ve ESI): 307 (M+H)+
g)ジメチルホルムアミド(500ml)中の酢酸tert−ブチル 2−[7−ヒドロキシ−6−メトキシ−4−オキソ−3(4H)−キナゾリニル]アセテート(100g,0.327モル)、3−ブロモプロパノール(49.3g,0.355モル)及び炭酸カリウム(133g,0.967モル)を80℃で20時間撹拌した。この反応物を冷やし、真空で1/4量へ濃縮した。氷/水(1500ml)へ残渣を注ぎ、生じた固形物を吸引濾過により採取した。エタノールからの結晶化による精製によって、粗製のtert−ブチル 2−[7−(3−ヒドロキシプロポキシ)−6−メトキシ−4−オキソ−3(4H)−キナゾリニル]アセテート(33.8g,収率41%)をベージュ色の固形物として得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.95 (s, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.10 (s, 1H), 4.16 (t, 2H), 3.86 (m, 5H), 2.08 (t, 2H), 1.12 (s, 9H):MS (+ve ESI): 365 (M+H)+
h)2−[7−(3−ヒドロキシプロポキシ)−6−メトキシ−4−オキソ−3(4H)−キナゾリニル]酢酸tert−ブチル(33.8g,93ミリモル)のメタノール(300ml)溶液へ水酸化ナトリウム水溶液(100ml,0.2モル)を加え、この溶液を1時間還流加熱した。メタノールを真空で蒸発させ、残渣を塩酸水溶液で酸性化し、重炭酸ナトリウムを加え、この固形物を吸引濾過により採取した。水で洗浄して乾燥させて、7−(3−ヒドロキシプロポキシ)−6−メトキシ−4−キナゾロン(26g,収率95%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.96 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 4.14 (t, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.55 (t, 2H), 1.90 (t, 2H):MS (+ve ESI): 251 (M+H)+
i)ジメチルホルムアミド(1ml)の塩化チオニル(250ml)溶液へ7−(3−ヒドロキシプロポキシ)−6−メトキシ−4−キナゾロン(25g,100ミリモル)をゆっくり加えた。この混合物を4時間還流加熱してから冷やし、溶媒を真空で蒸発させた。残渣をジクロロメタンに溶かし、重炭酸ナトリウム水溶液、塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させた。固形物の摩砕と吸引濾過による採取により、4−クロロ−6−メトキシ−7−(3−クロロオキシプロポキシ)キナゾリン(19.5g,収率68%)を黄色い固形物として得た:
1H-NMR (CDCl3) : 8.85 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 4.38 (t, 2H), 4.03 (s, 3H), 3.80 (t, 2H), 2.40 (m, 2H):MS (+ve ESI): 287 (M+H)+
実施例147−表7の化合物147:N−(2,3−ジフルオロフェニル)−3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドの製造
3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(120mg,0.23ミリモル)で出発すること以外は実施例146の記載に類似した反応により、表7の化合物147(59mg,収率45%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 9.03 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.50 (m, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.30 (m, 3H), 4.33 (m, 2H), 4.03 (s, 3H), 3.82 (m, 2H), 3.40 (m, 2H), 3.31 (m, 2H), 3.13 (m, 2H), 2.33 (m, 2H), 2.15 (m, 1H), 1.03 (d, 6H):MS (+ve ESI) : 570.2 (M+H)+
出発材料として使用する3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドは、以下のように入手した:
a)2,3−ジフルオロアニリン(212μl,2.1ミリモル)で出発すること以外は実施例146aの記載に類似した反応により、N−(2,3−ジフルオロフェニル)−3−ニトロ−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(200mg,0.74ミリモル)(230mg,収率45%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 7.86 (s, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.37 (m, 1H), 7.29 (m, 1H)。
b)N−(2,3−ジフルオロフェニル)−3−ニトロ−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(200mg,0.74ミリモル)で出発すること以外は実施例146bの記載に類似した反応により、3−アミノ−N−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(161mg,収率91%)を得た:
1H-NMR (DMSO d6) : 9.50 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.20 (m, 2H), 5.72 (s, 1H), 5.28 (s, 2H)。
c)3−アミノ−N−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(124mg,0.52ミリモル)で出発すること以外は実施例146cの記載に類似した反応により、3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(246mg,収率89%)を得た:1H-NMR (DMSO d6, TFA) : 9.02 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.52 (m, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.27 (m, 2H), 4.36 (t, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.85 (t, 2H), 2.33 (m, 2H):MS (+ve ESI) : 489.0 (M+H)+

Claims (30)

  1. 式(I):
    [式中:
    Xは、O若しくはS、S(O)若しくはS(O)2、又はNRであり、ここでRは、水素又はC1−6アルキルであり;
    は、式(a)若しくは(b)の基であり:
    (ここで、*は、式(I)においてX基へ付く点を示す);
    、R、R、Rは、独立して、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1−3アルキル、−NR又は−Xより選択され;
    及びRは、独立して、水素又はC1−3アルキルであり;
    は、直結合、−O−、−CH−、−OCO−、カルボニル、−S−、−SO−、−SO−、−NR10CO−、−CONR11−、−SONR12−、−NR13SO−又は−NR14−であり;
    10、R11、R12、R13及びR14は、独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルであり;
    は、以下の基の1つより選択され:
    1)水素又は、未置換であっても、ヒドロキシ、フルオロ又はアミノより選択される1以上の基で置換されてもよいC1−5アルキル;
    2)C1−5アルキルXCOR15{式中、Xは、−O−又は−NR16−を表し(ここでR15は、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR16は、C1−3アルキル、−NR1718又は−OR19を表す(式中、R17、R18及びR19は、同じであっても異なってもよく、それぞれ水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)};
    3)C1−5アルキルX20{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−OCO−、−NR21CO−、−CONR22−、−SONR23−、−NR24SO−又は−NR25−を表し(式中、R21、R22、R23、R24及びR25は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR20は、水素、C1−3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、又はO、S及びNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある5若しくは6員の飽和複素環式基を表し、該C1−3アルキル基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロ及びC1−4アルコキシより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよく、そして該環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロ、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル及びC1−4アルコキシより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよい};
    4)C1−5アルキルX1−5アルキルX26{式中、X及びXは、同じであっても異なってもよく、それぞれ−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR27CO−、−CONR28−、−SONR29−、−NR30SO−又は−NR31−であり(式中、R27、R28、R29、R30及びR31は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR26は、水素又はC1−3アルキルを表す};
    5)R32{式中、R32は、O、S及びNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5若しくは6員の飽和複素環式基であり、該複素環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロ、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシC1−4アルキル、及びC1−4アルキルスルホニルC1−4アルキルより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよい};
    6)C1−5アルキルR32(式中、R32は、上記に定義される通りである);
    7)C2−5アルケニルR32(式中、R32は、上記に定義される通りである);
    8)C2−5アルキニルR32(式中、R32は、上記に定義される通りである);
    9)R33{式中、R33は、ピリドン基、フェニル基、又は、O、N及びSより選択される1、2若しくは3のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5若しくは6員の芳香族複素環式基を表し、該ピリドン、フェニル、又は芳香族複素環式基は、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ヒドロキシアルコキシ、カルボキシ、トリフルオロメチル、シアノ、−CONR3435及び−NR36COR37より選択される5つまでの置換基を利用可能な炭素原子上に担ってもよい(式中、R34、R35、R36及びR37は、同じであっても異なってもよく、それぞれ水素、C1−4アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)};
    10)C1−5アルキルR33(式中、R33は、上記に定義される通りである);
    11)C2−5アルケニルR33(式中、R33は、上記に定義される通りである);
    12)C2−5アルキニルR33(式中、R33は、上記に定義される通りである);
    13)C1−5アルキルX33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR38CO−、−CONR39−、−SONR40−、−NR41SO−又は−NR42−を表し(式中、R38、R39、R40、R41及びR42は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである};
    14)C2−5アルケニルX33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR43CO−、−CONR44−、−SONR45−、−NR46SO−又は−NR47−を表し(式中、R43、R44、R45、R46及びR47は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである};
    15)C2−5アルキニルX33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR48CO−、−CONR49−、−SONR50−、−NR51SO−又は−NR52−を表し(式中、R48、R49、R50、R51及びR52は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである};
    16)C1−3アルキルX1−3アルキルR33{式中、Xは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR53CO−、−CONR54−、−SONR55−、−NR56SO−又は−NR57−を表し(式中、R53、R54、R55、R56及びR57は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2− アルキルを表す)、そしてR33は、上記に定義される通りである);
    17)C1−3アルキルX1−3アルキルR32(式中、X及び 32 は、上記に定義される通りである);
    18)1、2若しくは3のハロにより置換されてもよいC1−5アルキル;
    19)C1−5アルキルX101−5アルキルX1190{式中、X10及びX11は、同じであっても異なってもよく、それぞれ−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR91CO−、−CONR92−、−SONR93−、−NR94SO−又は−NR95−であり(式中、R91、R92、R93、R94及びR95は、それぞれ独立して、C1−5アルキル、C1−3アルキル(1、2若しくは3のハロ、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシ基により置換される(そしてここで、2つのC1−4アルコキシ基がある場合、アルコキシのC1−4アルキル基は、2つの酸素原子を有する5若しくは6員の飽和複素環式基を一緒に形成してもよい))、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル(ハロ、ヒドロキシ、C1−3アルキル又はC1−4ヒドロキシアルキルにより置換されてもよい)、C3−6シクロアルキルC1−3アルキル(ハロ、ヒドロキシ、C1−3アルキル又はC1−4ヒドロキシアルキルにより置換されてもよい)又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、そしてR90は、水素又はC1−3アルキルを表す};
    20)C3−6シクロアルキル;
    21)R96{式中、R96は、O、S及びNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある、飽和でも不飽和でもよい(炭素又は窒素により連結する)5若しくは6員の複素環式基であり、該複素環式基は、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルキル、ヒドロキシ及びC1−4アルコキシC1−4アルキルより選択される1若しくは2の置換基を担ってもよい};
    22)C1−5アルキルR96(式中、R96は、上記に定義される);
    そしてここで:
    60 は、水素、ニトロ、ハロ、シアノ、オキソ、又はC 1−3 アルキルであり;
    61 は、サブ式(k)の基:
    {式中:
    pは、0又は1であり;
    qは、1であり;
    ’及びR ”は、独立して、水素、又はC 1−3 アルキルであり;
    Tは、C=Oであり;
    Vは、N(R 63 )R 64 であり;
    63 は、−(CH q’ 70 、又はアリール又はヘテロアリールであり、ここで、該アリール又はヘテロアリールは、ハロ、C 1−4 アルキル、C 1−4 アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ジフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、及びシアノより独立して選択される1若しくは2の置換基により置換されてもよく;
    64 は、水素、又はC 1−3 アルキルであり;
    q’は、0又は1であり;
    70 は、−K−Jであり;
    Kは、結合であり;
    Jは、アリール又はヘテロアリールであり、これらはいずれもハロ、C 1−3 アルキル、C 3−4 シクロアルキル、C 3−4 シクロアルキルC 1−3 アルキル、シアノ、及びC 1−3 アルコキシより選択される1、2、若しくは3つの置換基により置換されてもよい}であり;
    62 は、水素、ハロ、又はC 1−3 アルキルである。]
    化合物又はその塩、エステル若しくはアミド
  2. 60とR62がともに水素である、請求項1に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  3. 63が、ハロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ジフルオロメチル、ジフルオロメトキシ及びシアノより独立して選択される1若しくは2の置換基により置換されてもよいアリールである、請求項1若しくは2に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  4. Jが1若しくは2のハロにより置換されていてもよいフェニルである、請求項1若しくは2に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  5. 61が−CH−COR64−Jであり、ここでJは、1若しくは2のハロにより置換されてもよいフェニルである、請求項1若しくは2に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド
  6. XがNR 又はOである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  7. XがNHである、請求項6に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  8. 式(IB):
    [式中、Arは、インダゾール若しくはピリジン(メチルにより置換されてもよい)又はアリール(ハロ、メトキシ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ及びジフルオロメトキシより独立して選択される1若しくは2の置換基により置換されてもよい)であり;そして、R 、R 、R 及びR は、請求項1において定義されるとおりである]
    の、請求項1に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  9. が、請求項1で定義された基:1)、3)、4)、5)、6)、9)、18)、19)、20)及び22)より選択される基である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  10. が、水素、C3−6シクロアルキル、−C1−5アルキル−O−C1−3アルキル、又はO、S若しくはNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある5〜6員の飽和複素環式基(炭素又は窒素により連結する)であり、該複素環式基は、C1−4アルキルにより置換されてもよいか、又はRが、1、2若しくは3のヘテロ原子がある5若しくは6員の芳香族複素環式基(炭素又は窒素により連結する)であるか、又はRが、−C1−5アルキルR32、−C1−5アルキルR96、C1−5アルキル(ハロにより置換されてもよい)、−C1−5アルキル−OR20、−C1−5アルキル−NHR20、−C1−5アルキル−N(C1−3アルキル)−R20、−C1− アルキル−NH−C1−5アルキル−OH、−C1−5アルキル−N(C1−3アルキル)−C1−5アルキル−OH及び−C1−5アルキル−NR95−C1−5アルキル−OHであり、ここで、R32、R96、R20及びR95は、請求項1に定義される通りである、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド
  11. が水素である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  12. が、水素、ハロ又は−X であり、ここでX は、直結合又は−O−であり、そしてR は、請求項1に定義される1)の基である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  13. が、水素、ハロ、ヒドロキシ、メトキシ又は−OC 1−3 アルキル(1又は2のヒドロキシ又はハロにより置換されてもよい)である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  14. が、水素又はメトキシである、請求項13に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  15. が、水素又は−X である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  16. が、直結合、−O−、−NH−又は−NMe−であり、R は、請求項1に定義される1)、3)、5)、9)若しくは20)の基より選択される、請求項15に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  17. が、水素又は−X であり、ここでX は、直結合、−O−又は−NH−であり、そしてR は、水素、C 1−5 アルキル、C 3−6 シクロアルキル、−C 1−5 アルキル−O−C 1−3 アルキル、又はO、S及びNより独立して選択される1若しくは2のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5〜6員の飽和複素環式基(該複素環式基は、C 1−4 アルキルにより置換されてもよい)又は1、2又は3のヘテロ原子がある(炭素又は窒素により連結する)5〜6員の芳香族複素環式基である、請求項16に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  18. が、水素、メトキシ、N−(C 1−5 アルキル)ピペリジン−4−イルオキシ、プロプ−2−イルオキシ又はメトキシエトキシである、請求項17に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  19. が水素である、請求項18に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  20. が−X である、請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  21. が−X であり、ここでX は−O−であり、R は、請求項1に定義される3)、4)、6)、18)、19)若しくは22)の基より選択される、請求項20に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  22. が−X であり、ここでX は−O−であり、R は、−C 1−5 アルキルR 32 、−C 1−5 アルキルR 96 、C 1−5 アルキル(ハロにより置換されてもよい)、−C 1−5 アルキル−OR 20 、−C 1−5 アルキル−NHR 20 、−C 1−5 アルキル−N(C 1−3 アルキル)−R 20 、−C 1−5 アルキル−NH−C 1−5 アルキル−OH、−C 1−5 アルキル−N(C 1−3 アルキル)−C 1−5 アルキル−OH及び−C 1−5 アルキル−NR 95 −C 1−5 アルキル−OHである、請求項21に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  23. が−X であり、ここでX は−O−であり、そしてR は、−C 1−5 アルキルR 32 (ここで、R 32 は、ピロリジニル、ピペリジニル又はピペラジニルであり、それぞれヒドロキシ、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、メチル又は2−(tert−ブトキシ)エチルにより置換されてもよい)、−C 1−5 アルキル−NHR 20 、−C 1−5 アルキル−NH−C 1−5 アルキル−OH、−C 1−5 アルキル−N(C 1−3 アルキル)−C 1−5 アルキル−OH及び−C 1−5 アルキル−NR −C 1−5 アルキル−OHである、請求項22に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  24. が、3−モルホリノプロポキシ、3−クロロプロポキシ、3−[N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−(2−ヒドロキシメチルピロリジン−1−イル)プロポキシ、3−(ピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ、3−(N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ}プロポキシ、3−[N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(1−ヒドロキシメチル−2−メチルプロピル)アミノ]プロポキシ、3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(4−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ、3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−[2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ、3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−2−(ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ、3−(4−ヒドロキシメチルピペリジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(1−ヒドロキシメチルシクロペント−1−イル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシプロピル)アミノ]プロポキシ、3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)プロポキシ、3−[N−(2−フルオロエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、2−[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−プロピルアミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(プロプ−2−イル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−イソブチルアミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−ネオペンチルアミノ]プロポキシ、3−[N−アリル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロプロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロプロピルメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロブチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロペンチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2,2−ジメトキシエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2,2−ジフルオロエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]プロポキシ、3−[N−シクロブチルメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−メトキシエチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ、4−クロロブトキシ、4−[(2−ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ブトキシ、4−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−イソブチルアミノ]ブトキシ、1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イルメトキシ、1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イルメトキシ、3−[N−2−(ヒドロキシエチル)−N−(イソブチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−2−(ヒドロキシエチル)−N−(ネオペンチル)アミノ]プロポキシ、3−[N−2−(ヒドロキシエチル)−N−(tert−ブチル)アミノ]プロポキシ、メトキシ又はメトキシエトキシである、請求項20に記載の化合物又はその塩、エステル若しくはアミド。
  25. 2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−フェニルアセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3、5−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(2、3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(3−クロロフェニル)−2−(3−{[7−(3−クロロプロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−ピペリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({6−メトキシ−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(4−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[(2−フルオロエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{2−[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]エトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[シクロプロピル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[(シクロプロピルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[シクロブチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[シクロペンチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメトキシエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジフルオロエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[(シクロブチルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(2−メトキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    2−(3−{[7−(4−クロロブトキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{4−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ブトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{4−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]ブトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−tert−ブトキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−[3−({6−メトキシ−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[7−(3−{[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}プロポキシ)−6−メトキシキナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[シクロブチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[(シクロプロピルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3,5−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[シクロブチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[シクロペンチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[(シクロプロピルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[(シクロブチルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメトキシエチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−[3−({7−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(2−メトキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[アリル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{[(2R)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−クロロフェニル)−2−[3−({7−[3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
    N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−メトキシフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−フェニルアセトアミド;
    N−(4−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジクロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−ヒドロキシフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−ニトロフェニル)アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−1H−インダゾール−5−イルアセトアミド;
    N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−クロロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,5−ジメトキシフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(5−メチルピリジン−2−イル)アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−シアノフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−ブロモフェニル)−2−{3−[(7−{3−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロピル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(プロプ−2−イン−1−イル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(7−{3−[(2,2−ジメチルプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ}キナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−[3−({5−{[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−5−イル]アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−[5−({7−メトキシ−5−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]キナゾリン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル]アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−{3−[(5、7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−(3−{[5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(2,3−ジフルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−(3−{[5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−(3−{[5−イソプロポキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−2−{3−[(5−{[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}アセトアミド;
    2−{3−[(5,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−イル}−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    2−(3−{[5,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド;及び
    N−(2,3−ジフルオロフェニル)−3−[(7−{3−[(2−ヒドロキシエチル)(イソブチル)アミノ]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド:
    から選択される化合物又はその製剤的に許容される塩。
  26. 請求項25のいずれか1項に定義される化合物の、オーロラキナーゼの阻害に使用の医薬品の製造における使用。
  27. オーロラキナーゼがオーロラ−Aキナーゼである、請求項26に記載の使用。
  28. オーロラキナーゼがオーロラ−Bキナーゼである、請求項26に記載の使用。
  29. 請求項25のいずれか1項に記載の化合物又はその製剤的に許容される塩を製剤的に許容される担体と組み合わせて含んでなる医薬組成物。
  30. 請求項に記載の化合物の製造法であって、
    a)XがNHである場合、式(VII):
    [式中、R、R、R、及びRは、請求項に定義されるとおりであり、そしてR85は、NR8687基であり、ここでR86及びR87は、独立して、C1−4アルキルより選択される]の化合物を式(VIII):
    [式中、R5’は、請求項に定義される 基であるか、又はその前駆体基である]の化合物と反応させる工程;そしてその後、所望されるか又は必要であれば、前駆体基R5’をR へ変換する工程、及び/又はR 上の置換基を修飾する工程;又は
    b)Xが請求項に定義されるとおりである場合、式(X):
    [式中、R1’、R2”、R3”、及びR4’は、請求項に定義される 、R 、R 及びR の基又はそれらの前駆体に等しく、そしてR85は脱離基である]の化合物を式(XI):
    [式中、Rは、請求項に定義されるとおりである]の化合物と反応させる工程:そしてその後、所望されるか又は必要であれば、R1’、R2”、R3”若しくはR4’基を、それぞれ 、R 、R 及びR 基、又は異なるそのような基へ変換する工程を含んでなる、前記方法。
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