JP4470737B2 - 印刷装置、プログラム、及び、印刷方法 - Google Patents

印刷装置、プログラム、及び、印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4470737B2
JP4470737B2 JP2004530552A JP2004530552A JP4470737B2 JP 4470737 B2 JP4470737 B2 JP 4470737B2 JP 2004530552 A JP2004530552 A JP 2004530552A JP 2004530552 A JP2004530552 A JP 2004530552A JP 4470737 B2 JP4470737 B2 JP 4470737B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
scanning direction
paper
start position
printing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004530552A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2004018218A1 (ja
Inventor
崇 赤瀬
幸一 大槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Publication of JPWO2004018218A1 publication Critical patent/JPWO2004018218A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4470737B2 publication Critical patent/JP4470737B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0095Detecting means for copy material, e.g. for detecting or sensing presence of copy material or its leading or trailing end
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/18Character-spacing or back-spacing mechanisms; Carriage return or release devices therefor
    • B41J19/20Positive-feed character-spacing mechanisms
    • B41J19/202Drive control means for carriage movement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/18Character-spacing or back-spacing mechanisms; Carriage return or release devices therefor
    • B41J19/20Positive-feed character-spacing mechanisms
    • B41J19/202Drive control means for carriage movement
    • B41J19/205Position or speed detectors therefor
    • B41J19/207Encoding along a bar

Description

本発明は、紙などの被印刷体に印刷を行う印刷装置、印刷方法に関する。また、本発明は、このような印刷装置を制御するプログラムに関する。
紙、布、フィルム等の各種の被印刷体に画像を印刷する印刷装置として、インクを断続的に吐出して印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタでは、紙を搬送方向に移動させて位置決めする工程と、走査方向にノズルを移動させながらインクを吐出する工程とを交互に繰り返し、印刷を行っている。
このようなインクジェットプリンタでは、紙の側端をガイドに案内させながら、紙を搬送方向に移動させている。しかし、ガイドが設けられる位置は、製造誤差のため、プリンタ毎に個体差がある。そのため、プリンタ毎に、印刷開始位置が異なるおそれがあった。
そこで、プリンタに紙幅センサを設け、この紙幅センサの出力結果に基づいて、印刷開始位置を決定することが提案されている。
この場合、紙幅センサは、ノズルを移動させるためのキャリッジに設けられていることがある。そして、プリンタは、印刷を行う前に紙幅センサによって紙の両側端を検出し、その両側端の検出結果に基づいて、印刷開始位置を決定していた。
しかし、このような方法では、印刷を行う前にキャリッジを走査方向に移動させ、紙の両側端を検出する必要がある。つまり、印刷を行う前に、キャリッジを移動させる動作が必要となるので、印刷時間が長くなってしまっていた。
本発明は、印刷開始位置を適切な位置にするとともに、印刷時間を短縮させることを目的とする。
主たる発明は、印刷開始位置から走査方向に沿ってドット列を形成し、被印刷体に印刷を行う印刷装置であって、前記走査方向における前記被印刷体の端部を検出可能なセンサを備え、前記印刷開始位置は、他の前記被印刷体の前記端部の検出結果に基づいて、決定されることを特徴とする。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
図1は、本実施形態のインクジェットプリンタの全体構成の説明図である。
図2は、本実施形態のインクジェットプリンタのキャリッジ周辺の概略図である。
図3は、本実施形態のインクジェットプリンタの搬送ユニット周辺の説明図である。
図4は、本実施形態のインクジェットプリンタの搬送ユニット周辺の斜視図である。
図5は、リニア式エンコーダの構成の説明図である。
図6Aは、CRモータ42が正転しているときにおける出力信号の波形のタイミングチャートである。
図6Bは、CRモータ42が反転しているときにおける出力信号の波形のタイミングチャートである。
図7は、ノズルの配列を示す説明図である。
図8は、紙幅センサの説明図である。
図9は、紙幅センサが走査方向に沿って複数箇所で計測をしていることを示す説明図である。
図10は、プリンタ全体とガイドユニットの斜視図である。
図11は、印刷開始位置について説明するための図である。
図12Aは、印刷領域が紙Sの右側に片寄ったときの説明図である。
図12Bは、印刷領域が紙Sの左側に片寄ったときの説明図である。
図13は、キャリブレーション動作のフロー図である。
図14は、印刷動作のフロー図である。
図15は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。
図16は、図15に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
図17は、ユーザーインターフェースを示す説明図である。
図18は、印刷データのフォーマットの説明図である。
図面に用いた主な符号の凡例を以下に示す。
10 紙搬送ユニット、11A 紙挿入口、11B ロール紙挿入口、13 給紙ローラ、14 プラテン、15 紙送りモータ(PFモータ)、16 紙送りモータドライバ(PFモータドライバ)、17A 紙送りローラ、17B 排紙ローラ、18A、18B フリーローラ、20 インク吐出ユニット、21 ヘッド、22 ヘッドドライバ、30 クリーニングユニット、31 ポンプ装置、32 ポンプモータ、33 ポンプモータドライバ、35 キャッピング装置、40 キャリッジユニット、41 キャリッジ、42 キャリッジモータ(CRモータ)、43 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ)、44 プーリ、45 タイミングベルト、46 ガイドレール、50 計測器群、51 リニア式エンコーダ、511 リニアスケール、512 検出部、512A 発光ダイオード、512B コリメータレンズ、512C 検出処理部、512D フォトダイオード、512E 信号処理回路、512F コンパレータ、52 ロータリー式エンコーダ、53 紙検出センサ、54 紙幅センサ、60 制御ユニット、61 CPU、62 タイマ、63 インターフェース部、64 ASIC、65 メモリ、66 DCコントローラ、67 ホストコンピュータ、80 ガイドユニット、81 固定ガイド、82 可動ガイド、
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
印刷開始位置から走査方向に沿ってドット列を形成し、被印刷体に印刷を行う印刷装置であって、前記走査方向における前記被印刷体の端部を検出可能なセンサを備え、前記印刷開始位置は、他の前記被印刷体の前記端部の検出結果に基づいて、決定されることを特徴とする印刷装置。このような印刷装置によれば、印刷開始位置を適切な位置にするとともに、印刷時間を短縮させることができる。
かかる印刷装置であって、前記他の被印刷体の前記端部の検出結果を記憶し、前記被印刷体を印刷するとき、記憶された前記検出結果を読み出して、その検出結果に基づいて前記印刷開始位置を決定することが望ましい。このような印刷装置によれば、記憶された情報に基づいて印刷開始位置を決定しているので、印刷を行うたびに端部を検出する必要がなく、印刷時間を短縮させることができる。
かかる印刷装置であって、前記センサは、前記走査方向に移動可能なキャリッジに設けられていることが望ましい。また、前記センサが前記他の被印刷体の前記端部を検出したときの前記キャリッジの位置に関する情報に基づいて、前記印刷開始位置を決定することが好ましい。また、前記キャリッジの位置は、エンコーダを用いて検出することが好ましい。このような印刷装置によれば、キャリッジの位置に基づいて、被印刷体の端部の位置を検出することができる。
かかる印刷装置であって、前記センサが前記他の被印刷体の前記端部を検出したときの前記キャリッジの位置に関する情報を記憶し、前記被印刷体を印刷するとき、記憶された前記キャリッジの位置に関する情報を読み出し、読み出された前記キャリッジの位置に関する情報に基づいて、前記印刷開始位置を決定することが望ましい。このような印刷装置によれば、記憶されたキャリッジの位置に基づいて印刷開始位置を決定しているので、印刷を行うたびに端部の位置を検出する必要がなく、印刷時間を短縮させることができる。
かかる印刷装置であって、前記被印刷体の端部と前記印刷開始位置との相対的な位置関係に関する情報を取得し、この情報と前記端部の検出結果とに基づいて、前記印刷開始位置を決定することが望ましい。また、前記被印刷体の端部と前記印刷開始位置との相対的な位置関係に関する情報とは、前記被印刷体に形成される余白に関する情報であることが好ましい。
かかる印刷装置であって、前記被印刷体に関する情報を取得し、前記被印刷体に関する情報と前記端部の検出結果とに基づいて、前記印刷開始位置を決定することが望ましい。また、前記被印刷体に関する情報とは、前記被印刷体の幅に関する情報であることが好ましい。
また、かかる印刷装置であって、被印刷体の全表面を対象として印刷を行い、前記印刷開始位置は、前記走査方向において、被印刷体の端より外側の位置又は端の位置であることが好ましい。
このような印刷装置によれば、いわゆる縁なし印刷を行う際に、印刷開始位置を適切な位置にするとともに、印刷時間を短縮させることができる。
印刷開始位置から走査方向に沿ってドット列を形成し、被印刷体に印刷を行う印刷装置であって、前記走査方向における前記被印刷体の端部を検出可能なセンサを備え、前記センサは、前記走査方向に移動可能なキャリッジに設けられ、エンコーダを用いて前記キャリッジの位置を検出し、前記他の被印刷体の前記端部を検出したときの前記キャリッジの位置に関する情報を記憶し、前記被印刷体の幅に関する情報又は前記被印刷体に形成される余白に関する情報のうちの少なくとも一方の情報を取得し、前記被印刷体を印刷するとき、前記キャリッジの位置に関する情報を読み出し、前記被印刷体の幅に関する情報及び前記余白に関する情報のうちの少なくとも一方の情報と、前記キャリッジの位置に関する情報と、に基づいて、前記印刷開始位置を決定することを特徴とする印刷装置。このような印刷装置によれば、印刷開始位置を適切な位置にするとともに、印刷時間を短縮させることができる。
また、印刷開始位置から走査方向に沿ってドット列を形成し、被印刷体に印刷を行う印刷装置に、前記走査方向における前記被印刷体の端部を検出させる機能と、他の前記被印刷体の前記端部の検出結果に基づいて、前記印刷開始位置を決定する機能と、を実現させることを特徴とするプログラム。このようなプログラムによれば、印刷開始位置を適切な位置にするとともに、印刷時間を短縮させるように印刷装置を制御することができる。
また、印刷開始位置から走査方向に沿ってドット列を形成し、被印刷体に印刷を行う印刷装置に、前記走査方向における前記被印刷体の端部を検出させる機能と、他の前記被印刷体の前記端部の検出結果に基づいて、前記印刷開始位置を決定する機能と、を実現させるためのコードを有する、コンピュータ読み取り可能な記録媒体も実現可能である。
また、被印刷体に印刷を行う印刷方法であって、走査方向における他の被印刷体の端部を検出するステップと、他の被印刷体の端部の検出結果に基づいて、印刷開始位置を決定するステップと、決定された前記印刷開始位置から走査方向に沿ってインク滴を吐出して、前記他の被印刷体とは異なる被印刷体に印刷を行うステップと、 を有する印刷方法。
また、コンピュータ本体と印刷装置とを備え、印刷開始位置から走査方向に沿ってドット列を形成し、被印刷体に印刷を行うコンピュータシステムであって、前記走査方向における前記被印刷体の端部を検出可能なセンサを備え、前記印刷開始位置は、他の前記被印刷体の前記端部の検出結果に基づいて、決定されることを特徴とするコンピュータシステム。このようなコンピュータシステムによれば、印刷開始位置を適切な位置にするとともに、印刷時間を短縮させることができる。
===印刷装置(インクジェットプリンタ)の概要===
<インクジェットプリンタの構成について>
図1、図2、図3および図4を参照しつつ、印刷装置としてインクジェットプリンタを例にとって、その概要について説明する。なお、図1は、本実施形態のインクジェットプリンタの全体構成の説明図である。また、図2は、本実施形態のインクジェットプリンタのキャリッジ周辺の概略図である。また、図3は、本実施形態のインクジェットプリンタの搬送ユニット周辺の説明図である。また、図4は、本実施形態のインクジェットプリンタの搬送ユニット周辺の斜視図である。
本実施形態のインクジェットプリンタは、紙搬送ユニット10、インク吐出ユニット20、クリーニングユニット30、キャリッジユニット40、計測器群50、および制御ユニット60を有する。
紙搬送ユニット10は、被印刷体である例えば紙を印刷可能な位置に送り込み、印刷時に所定の方向(図1において紙面に垂直な方向(以下、紙搬送方向という))に所定の移動量で紙を移動させるためのものである。すなわち、紙搬送ユニット10は、紙を搬送する搬送機構として機能する。紙搬送ユニット10は、紙挿入口11A及びロール紙挿入口11Bと、給紙モータ(不図示)と、給紙ローラ13と、プラテン14と、紙送りモータ(以下、PFモータという)15と、紙送りモータドライバ(以下、PFモータドライバという)16と、紙送りローラ17Aと排紙ローラ17Bと、フリーローラ18Aとフリーローラ18Bとを有する。ただし、紙搬送ユニット10が搬送機構として機能するためには、必ずしも、これらの構成要素を全て要するというわけではない。
紙挿入口11Aは、被印刷体である紙を挿入するところである。ロール紙挿入口11Bは、ロール紙を挿入するところである。給紙モータ(不図示)は、紙挿入口11Aに挿入された紙をプリンタ内に搬送するモータであり、パルスモータで構成される。給紙ローラ13は、紙挿入口11に挿入された紙をプリンタ内に自動的に搬送するローラであり、給紙モータ12によって駆動される。給紙ローラ13は、略D形の横断面形状を有している。給紙ローラ13の円周部分の周囲長さは、PFモータ15までの搬送距離よりも長く設定されているので、この円周部分を用いて被印刷体をPFモータ15まで搬送できる。なお、給紙ローラ13の回転駆動力と分離パッド(不図示)の摩擦抵抗とによって、複数の被印刷体が一度に給紙されることを防いでいる。被印刷体の搬送のシーケンスについては、後で詳述する。
プラテン14は、印刷中の紙Sを支持する。PFモータ15は、被印刷体である例えば紙を紙搬送方向に送り出すモータであり、DCモータで構成される。PFモータドライバ16は、PFモータ15の駆動を行うためのものである。紙送りローラ17Aは、給紙ローラ13によってプリンタ内に搬送された紙Sを印刷可能な領域まで送り出すローラであり、PFモータ15によって駆動される。フリーローラ18Aは、紙送りローラ17Aと対向する位置に設けられ、紙Sを紙送りローラ17Aとの間に挟むことによって紙Sを紙送りローラ17Aに向かって押さえる。
排紙ローラ17Bは、印刷が終了した紙Sをプリンタの外部に排出するローラである。排紙ローラ17Bは、不図示の歯車により、PFモータ15によって駆動される。フリーローラ18Bは、排紙ローラ17Bと対向する位置に設けられ、紙Sを排紙ローラ17Bとの間に挟むことによって紙Sを排紙ローラ17Bに向かって押さえる。
インク吐出ユニット20は、被印刷体である例えば紙にインクを吐出するためのものである。インク吐出ユニット20は、ヘッド21と、ヘッドドライバ22とを有する。ヘッド21は、インク吐出部であるノズルを複数有し、各ノズルから断続的にインクを吐出する。ヘッドドライバ22は、ヘッド21を駆動して、ヘッドから断続的にインクを吐出させるためのものである。
クリーニングユニット30は、ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するためのものである。クリーニングユニット30は、ポンプ装置31と、キャッピング装置35とを有する。ポンプ装置は、ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するため、ノズルからインクを吸い出すものであり、ポンプモータ32とポンプモータドライバ33とを有する。ポンプモータ32は、ヘッド21のノズルからインクを吸引する。ポンプモータドライバ33は、ポンプモータ32を駆動する。キャッピング装置35は、ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するため、印刷を行わないとき(待機時)に、ヘッド21のノズルを封止する。
キャリッジユニット40は、ヘッド21を所定の方向(図1において紙面の左右方向(以下、走査方向という))に走査移動させるためのものである。キャリッジユニット40は、キャリッジ41と、キャリッジモータ(以下、CRモータという)42と、キャリッジモータドライバ(以下、CRモータドライバという)43と、プーリ44と、タイミングベルト45と、ガイドレール46とを有する。キャリッジ41は、走査方向に移動可能であって、ヘッド21を固定している(したがって、ヘッド21のノズルは、走査方向に沿って移動しながら、断続的にインクを吐出する)。また、キャリッジ41は、インクを収容するインクカートリッジ48を着脱可能に保持している。CRモータ42は、キャリッジを走査方向に移動させるモータであり、DCモータで構成される。CRモータドライバ43は、CRモータ42を駆動するためのものである。プーリ44は、CRモータ42の回転軸に取付けられている。タイミングベルト45は、プーリ44によって駆動される。ガイドレール46は、キャリッジ41を走査方向に案内する。
計測器群50には、リニア式エンコーダ51と、ロータリー式エンコーダ52と、紙検出センサ53と、紙幅センサ54とがある。リニア式エンコーダ51は、キャリッジ41の位置を検出するためのものである。ロータリー式エンコーダ52は、紙送りローラ17Aの回転量を検出するためのものである。なお、エンコーダの構成等については、後述する。紙検出センサ53は、印刷される紙の先端の位置を検出するためのものである。この紙検出センサ53は、給紙ローラ13が紙送りローラ17Aに向かって紙を搬送する途中で、紙の先端の位置を検出できる位置に設けられている。なお、紙検出センサ53は、機械的な機構によって紙の先端を検出するメカニカルセンサである。詳しく言うと、紙検出センサ53は紙搬送方向に回転可能なレバーを有し、このレバーは紙の搬送経路内に突出するように配置されている。そのため、紙の先端がレバーに接触し、レバーが回転させられるので、紙検出センサ53は、このレバーの動きを検出することによって、紙の先端の位置を検出する。紙幅センサ54は、キャリッジ41に取付けられている。紙幅センサ54は、発光部541と受光部543を有する光学センサであり、紙によって反射された光を検出することにより、紙幅センサ54の位置における紙の有無を検出する。そして、紙幅センサ54は、キャリッジ41によって移動しながら紙の端部の位置を検出し、紙の幅を検出する。また、紙幅センサ54は、キャリッジ41の位置によって、紙の先端を検出できる。紙幅センサ54は、光学センサなので、紙検出センサ53よりも位置検出の精度が高い。
制御ユニット60は、プリンタの制御を行うためのものである。制御ユニット60は、CPU61と、タイマ62と、インターフェース部63と、ASIC64と、メモリ65と、DCコントローラ66とを有する。CPU61は、プリンタ全体の制御を行うためのものであり、DCコントローラ66、PFモータドライバ16、CRモータドライバ43、ポンプモータドライバ32およびヘッドドライバ22に制御指令を与える。タイマ62は、CPU61に対して周期的に割り込み信号を発生する。インターフェース部63は、プリンタの外部に設けられたホストコンピュータ67との間でデータの送受信を行う。ASIC64は、ホストコンピュータ67からインターフェース部63を介して送られてくる印刷情報に基づいて、印刷の解像度やヘッドの駆動波形等を制御する。メモリ65は、ASIC64及びCPU61のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶手段を有する。DCコントローラ66は、CPU61から送られてくる制御指令と計測器群50からの出力に基づいて、PFモータドライバ16及びCRモータドライバ43を制御する。
<エンコーダの構成について>
図5は、リニア式エンコーダ51の説明図である。
リニア式エンコーダ51は、キャリッジ41の位置を検出するためのものであり、リニアスケール511と検出部512とを有する。
リニアスケール511は、所定の間隔(例えば、1/180インチ(1インチ=2.54cm))毎にスリットが設けられており、プリンタ本体側に固定されている。
検出部512は、リニアスケール511と対向して設けられており、キャリッジ41側に設けられている。検出部512は、発光ダイオード512Aと、コリメータレンズ512Bと、検出処理部512Cとを有しており、検出処理部512Cは、複数(例えば、4個)のフォトダイオード512Dと、信号処理回路512Eと、2個のコンパレータ512Fa、512Fbとを備えている。
発光ダイオード512Aは、両端の抵抗を介して電圧Vccが印加されると光を発し、この光はコリメータレンズに入射される。コリメータレンズ512Bは、発光ダイオード512Aから発せられた光を平行光とし、リニアスケール511に平行光を照射する。リニアスケールに設けられたスリットを通過した平行光は、固定スリット(不図示)を通過して、各フォトダイオード512Dに入射する。フォトダイオード512Dは、入射した光を電気信号に変換する。各フォトダイオードから出力される電気信号は、コンパレータ512Fa、512Fbにおいて比較され、比較結果がパルスとして出力される。そして、コンパレータ512Fa、512Fbから出力されるパルスENC−A及びパルスENC−Bが、リニア式エンコーダ51の出力となる。
図6A及び図6Bは、リニア式エンコーダ51の2種類の出力信号の波形を示すタイミングチャートであり、詳しくは、図6Aは、CRモータ42が正転しているときにおける出力信号の波形のタイミングチャートであり、図6Bは、CRモータ42が反転しているときにおける出力信号の波形のタイミングチャートである。
図6A及び図6Bに示す通り、CRモータ42の正転時および反転時のいずれの場合であっても、パルスENC−AとパルスENC−Bとは、位相が90度ずれている。CRモータ42が正転しているとき、すなわち、キャリッジ41が主走査方向に移動しているときは、図6Aに示す通り、パルスENC−Aは、パルスENC−Bよりも90度だけ位相が進んでいる。一方、CRモータ42が反転しているときは、図6Bに示す通り、パルスENC−Aは、パルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅れている。各パルスの1周期Tは、キャリッジ41がリニアスケール511のスリットの間隔(例えば、1/180インチ(1インチ=2.54cm))を移動する時間に等しい。
キャリッジ41の位置の検出は、以下のように行う。まず、パルスENC−A又はENC−Bについて、立ち上がりエッジ又は立ち下りエッジを検出し、検出されたエッジの個数をカウントする。このカウント数に基づいて、キャリッジ41の位置を演算する。カウント数は、CRモータ42が正転しているときに一つのエッジが検出されると『+1』を加算し、CRモータ42が反転しているときに一つのエッジが検出されると『−1』を加算する。パルスENCの周期はリニアスケール511のスリット間隔に等しいので、カウント数にスリット間隔を乗算すれば、カウント数が『0』のときのキャリッジ41の位置からの移動量を求めることができる。つまり、この場合におけるリニア式エンコーダ51の解像度は、リニアスケール511のスリット間隔となる。また、パルスENC−AとパルスENC−Bの両方を用いて、キャリッジ41の位置を検出しても良い。パルスENC−AとパルスENC−Bの各々の周期はリニアスケール511のスリット間隔に等しく、かつ、パルスENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度ずれているので、各パルスの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを検出し、検出されたエッジの個数をカウントすれば、カウント数『1』は、リニアスケール511のスリット間隔の1/4に対応する。よって、カウント数にスリット間隔の1/4を乗算すれば、カウント数が『0』のときのキャリッジ41の位置から移動量を求めることができる。つまり、この場合におけるリニア式エンコーダ51の解像度は、リニアスケール511のスリット間隔の1/4となる。
キャリッジ41の速度Vcの検出は、以下のように行う。まず、パルスENC−A又はENC−Bについて、立ち上がりエッジ又は立ち下りエッジを検出する。一方、パルスのエッジ間の時間間隔をタイマカウンタによってカウントする。このカウント値から周期T(T=T1、T2、・・・)が求められる。そして、リニアスケール511のスリット間隔をλとすると、キャリッジの速度は、λ/Tとして順次求めることができる。また、パルスENC−AとパルスENC−Bの両方を用いて、キャリッジ41の速度を検出しても良い。各パルスの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジを検出することにより、リニアスケール511のスリット間隔の1/4に対応するエッジ間の時間間隔をタイマカウンタによってカウントする。このカウント値から周期T(T=T1、T2、・・・)が求められる。そして、リニアスケール511のスリット間隔をλとすると、キャリッジの速度Vcは、Vc=λ/(4T)として順次求めることができる。
なお、ロータリー式エンコーダ52では、プリンタ本体側に設けられた上記リニアスケール511の代わりに紙送りローラ17Aの回転に応じて回転する回転円板521を用いる点と、キャリッジ41に設けられた検出部512の代わりにプリンタ本体側に設けられた検出部522を用いる点が異なるだけで、他の構成はリニア式エンコーダ51とほぼ同様である(図4参照)。
なお、ロータリー式エンコーダ52は、直接的には、紙送りローラ17Aの回転量を検出するのであって、紙の搬送量を検出していない。しかし、紙送りローラ17Aが回転して紙を搬送するとき、紙送りローラ17Aと紙との間の滑りによって、搬送誤差が生じている。したがって、ロータリー式エンコーダ52は、直接的には、紙の搬送量の搬送誤差を検出できない。そこで、ロータリー式エンコーダ52が検出した回転量と搬送誤差との関係を表すテーブルを作成し、そのテーブルを制御ユニット60のメモリ65に格納している。そして、ロータリー式エンコーダの検出結果に基づいてテーブルを参照し、搬送誤差を検出することにしている。このテーブルは、回転量と搬送誤差との関係を表すものに限られず、搬送回数等と搬送誤差との関係を表すものであっても良い。また、紙質に応じて滑りが異なるので、紙質に応じた複数のテーブルを作成し、メモリ65に格納しても良い。
<ノズルの構成について>
図7は、ヘッド21の下面におけるノズルの配列を示す説明図である。ヘッド21の下面には、濃ブラックインクノズル群KDと、淡ブラックインクノズル群KLと、濃シアンインクノズル群CDと、淡シアンインクノズル群CLと、濃マゼンタインクノズル群MDと、淡マゼンタノズル群MLと、イエローインクノズル群YDが形成されている。各ノズル群は、各色のインクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(本実施形態ではn個)備えている。なお、各ノズル群を示す符号の最初のアルファベットはインク色を意味しており、また、添え字の「D」は濃度が比較的高いインクであることを意味しており、また、添え字の「L」は濃度が比較的低いインクであることをそれぞれ意味している。
各ノズル群の複数のノズルは、紙搬送方向に沿って、一定の間隔(ノズルピッチ:k・D)でそれぞれ整列している。ここで、Dは、紙搬送方向における最小のドットピッチ(つまり、紙Sに形成されるドットの最高解像度での間隔)である。また、kは、1以上の整数である。
また、各ノズル群のノズルは、下流側のノズルほど若い番号が付されている(#1〜#n)。また、各ノズル群のノズルは、紙搬送方向の位置に関して、隣のノズル群のノズルの間に位置するように設けられている。例えば、淡ブラックインクノズル群KLの一番ノズル#1は、紙搬送方向の位置に関して、濃ブラックインクノズル群KDの一番ノズル#1と二番ノズル#2との間に設けられている。また、紙幅センサ54は、紙搬送方向の位置に関して、一番下流側にあるn番ノズル#nとほぼ同じ位置に設けられている。各ノズルには、各ノズルを駆動してインク滴を吐出させるための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。
なお、印刷時には、紙Sが紙搬送ユニット10によって間欠的に所定の搬送量で搬送され、その間欠的な搬送の間にキャリッジ41が走査方向に移動して各ノズルからインク滴が吐出される。
===紙の端部の検出===
本実施形態では、紙幅センサ54は、紙までの距離PGを検出し、距離PGに基づいて、検出位置における紙の有無を検出している。そして、紙幅センサ54は、走査方向に沿って紙の有無を検出することによって紙の両端部を検出し、紙の幅を検出している。
図8は、距離PGを検出する紙幅センサ54の説明図である。なお、同図から分かる通り、紙幅センサ54は、ギャップセンサとしての機能を有する。
同図において、紙幅センサ54は、発光部541と、2つの受光部(第1受光部543A及び第2受光部543B)とを有する。発光部541は、発光ダイオードを有し、被印刷体である紙Sに光を照射する。第1受光部543Aは、受光した光量に応じた電気信号を出力する受光素子を有する。第2受光部543Bは、第1受光部543Aと同様の受光素子を有している。第2受光部543Bは、第1受光部543Aと比較して、発光部541から遠い位置に設けられている。
発光部541から発せられた光は、紙Sに入射する。紙Sに入射された光は、紙によって反射される。紙Sによって反射された光は、受光素子に入射する。受光素子に入射した光は、受光素子によって、入射した光量に応じた電気信号に変換される。
プラテン14の上に紙Sがある場合、距離PGが小さくなる。したがって、紙Sによって反射された光は、主に第1受光部543Aに入射し、第2受光部543Bには拡散光しか入射しない。したがって、第1受光部543Aの出力信号は、第2受光部543Bの出力信号よりも大きくなる。
一方、プラテン14の上に紙Sがない場合、距離PGが大きくなる。したがって、プラテン14によって反射された光は、主に第2受光部543Bに入射し、第1受光部543Aには拡散光しか入射しない。したがって、第2受光部543Bの出力信号は、第1受光部543Aの出力信号よりも大きくなる。
したがって、2つの受光部の出力信号の比と距離PG(又は紙の有無)との関係を予め求めていれば、受光部の出力信号の比に基づいて、検出位置における紙の有無を検出することが可能である。この場合、受光部の出力信号の比と距離PG(又は紙の有無)との関係に関する情報をテーブルとしてメモリ65に記憶しておくのが良い。
図9は、紙幅センサ54が走査方向に沿って複数の個所で距離PGを計測していることを示す説明図である。同図において、同じ構成要素のものは同じ符号を付しているので、説明を省略する。
同図において、紙幅センサ54は、キャリッジ41に設けられている。したがって、紙幅センサ54は、キャリッジが移動するのに伴って、走査方向に移動可能である。そのため、紙幅センサ54は、走査方向に沿って、複数の個所で距離PGを検出することができる。
一方、キャリッジ41の走査方向の位置は、前述の通りリニア式エンコーダ51によって、検出することができる。つまり、紙幅センサ54による距離PGの測定位置は、リニア式エンコーダ51によって検出される。
したがって、紙幅センサ54が検出した距離PGが切り換わったときのキャリッジの位置を検出すれば、紙の端部を検出することができる。なお、この紙の両端部を検出すれば、紙の幅を検出することが可能である。
===ガイドユニット===
図10は、プリンタ全体とガイドユニットの斜視図である。
プリンタ1は、前述した構成要素のほか、筐体3、上蓋5、操作部7及び表示部9を有する。筐体3は、前述の構成要素(例えば、紙搬送ユニット10、インク吐出ユニット20、クリーニングユニット30、キャリッジユニット40、計測器群50、制御ユニット60等)を中に収めるための箱である。上蓋5は、筐体3に設けられた回転軸(不図示)を中心に開閉方向に回転可能な蓋である。上蓋5を開くと、筐体3の中に収められた例えば紙搬送ユニット10やキャリッジユニット40が見える。上蓋5は、例えばカートリッジ交換時や紙詰まり時等に、開閉される。操作部7は、筐体3に設けられており、ボタンを有する。ユーザーは、ボタンを操作することによって、プリンタ1の各種の設定を行うことができる。表示部9は、筐体3に設けられており、ランプを有する。ランプの点滅により、プリンタ1の動作確認等を行うことができる。なお、表示部9は、ランプではなく、液晶表示パネルであっても良い。
ガイドユニット80は、紙挿入口11Aから紙Sをプリンタ内に供給する際に、紙の姿勢を維持するためのものである。ガイドユニット80は、固定ガイド81と、可動ガイド82とを備えている。固定ガイド81は、プリンタ本体と一体的に設けられており、走査方向と垂直なガイド面を有している。紙Sが紙挿入口11Aから給紙されるとき、固定ガイド81は、ガイド面において紙の側端と接触し、紙を搬送するときに紙Sを搬送方向に案内する。可動ガイド82は、プリンタ本体に対して走査方向に移動可能に設けられており、走査方向と垂直なガイド面を有している。様々な大きさの紙をセットできるように、可動ガイド82は走査方向の位置を変えることができる。そして、紙の一端を固定ガイドに接触させ、紙の他端を可動ガイド82に接触させる。紙の両側端を固定ガイドと可動ガイドによって規制することにより、紙が給紙されるときの紙の傾きを抑制している。
===印刷開始位置の決定===
<印刷開始位置について>
図11は、印刷開始位置について説明をするための図である。同図において、既に説明された構成要素については同じ符号を付しているので、説明を省略する。なお、同図において、紙Sは、両側端を固定ガイド81と可動ガイド83とによって規制され、傾きを抑制されながら給紙されている。
同図において、『待機位置』とは、非印刷時にキャリッジ41が待機しているときのキャリッジ41の位置であって、いわゆるホームポジションである。この位置の付近には前述のキャッピング装置35が設けられている。キャリッジ41が非印刷時に待機位置にあるとき、キャッピング装置35がヘッド21のノズルを封止し、ノズルの目詰まりを防止する。そして、待機位置のあるキャリッジ41は、印刷指令を受けたとき、印刷領域に向かって、走査方向に移動を開始する。
『印刷可能位置』とは、ヘッド21のノズルがインクを吐出することが可能になる位置である。しかし、キャリッジ41が印刷可能位置にあるとき、ノズルの下には紙がないので、仮にノズルからのインクの吐出が開始されると、インクはプラテン14に着弾し、プラテンを汚すことになる。キャリッジ41が印刷可能位置にあるとき、キャリッジ41が走査方向に移動すると、リニア式エンコーダ51からパルス信号が出力される。したがって、キャリッジ41が印刷可能位置よりも印刷領域側(同図において、印刷可能位置よりも左側)に位置しているとき、制御ユニット60は、リニア式エンコーダ51の出力信号に基づいて、キャリッジ41の印刷可能位置からの移動量を検出することができる。なお、キャリッジが走査方向に所定の移動量で移動するとリニア式エンコーダ51からパルス信号が出力されるので、制御ユニット60は、リニア式エンコーダ51からのパルス信号をカウントすることによって、キャリッジ41の走査方向の位置を検出するのである。
『印刷開始位置』とは、ヘッド21のノズルがインクの吐出を開始する位置であって、印刷方式により変動する位置である。同図では、紙Sの側端から3mmの余白をあけて印刷を行う方式を示している。印刷開始位置は、リニア式エンコーダ51から出力されるパルス信号をカウントして求められる。同図では、印刷可能位置から移動量Xに相当するパスル数をカウントしている。なお、この移動量Xは、印刷時に所定量の余白(3mm)があくように、プリンタ毎に設定される値である。移動量Xの設定については、後述する。
『印刷終了位置』とは、ヘッド21のノズルがインクの吐出を終了する位置であって、印刷方式により変動する位置である。同図では、紙Sの側端から3mmの余白をあけて印刷を行う方式を示している。したがって、紙Sに印刷される領域の幅は、紙の幅PWから6mmを引いた値(PW−6mm)である。
紙Sに印刷される領域は、左右均等の余白をあけていることが望ましい。一方、紙幅センサ54が紙の両端位置を検出してから左右均等の余白をあけるように印刷を行うと、紙の両端位置を検出する動作が必要になるので、印刷動作が遅れてしまう。
そこで、本実施形態のプリンタは、印刷を開始するときに紙の両端位置の検出結果を用いずに、印刷可能位置から所定の移動量Xだけ移動したときに印刷を開始している。これにより、印刷開始時に紙の両端位置の検出動作が不要になるので、印刷動作を早めることができる。
ただし、印刷可能位置から印刷開始位置までの間の距離を、どのプリンタに対しても一定量とすると、以下に説明するに、印刷位置がずれてしまい、左右の余白が均等にならない。
例えば、固定ガイドの取付け誤差のため、固定ガイド81が理想的な取付け位置に対して左側に設けられていると、図12Aに示された通り、印刷領域が紙Sの右側に片寄り、均等な余白を形成することができない。また、他にも、リニア式エンコーダの取付け誤差のため印刷可能位置が右側に位置するようになっても、印刷領域は、紙Sの右側に片寄るようになる。
また、例えば、固定ガイドの取付け誤差のため、固定ガイド81が理想的な取付け位置に対して右側に設けられていると、図12Bに示された通り、印刷領域が紙Sの左側に片寄り、均等な余白を形成することができない。また、他にも、リニア式エンコーダの取付け誤差のため印刷可能位置が左側に位置するようになっても、印刷領域は、紙Sの左側に片寄るようになる。
したがって、印刷領域を紙Sの中央に位置させて、左右の余白が均等になるようにするため、印刷可能位置から印刷開始位置までの間の距離Xは、プリンタ毎に変える必要がある。
そこで、本実施形態では、プリンタ毎の印刷開始位置を決定するため、以下に示された手順によってキャリブレーション動作を行っている。
<キャリブレーション動作>
図13は、キャリブレーション動作のフロー図である。このキャリブレーション動作は、プリンタの工場出荷前またはユーザがプリンタにキャリブレーション動作を指示したときに、行われる。なお、このキャリブレーション動作は、プリンタの制御ユニット60によって制御される。
まず、プリンタがキャリブレーション指令を受ける(S101)。この指令は、コンピュータ本体側からの信号、または、操作部7から入力された信号によって、プリンタに与えられる。なお、このときのキャリッジ41は、通常、待機位置にある。
次に、CRモータを駆動して、キャリッジを走査方向に移動させる(S102)。そして、キャリッジ41は、待機位置から印刷可能位置に向かって移動する。
キャリッジ41が印刷可能位置に到達したとき、リニア式エンコーダ51がキャリッジの移動に応じてパルス信号の出力が始まるので、このパルス数をカウントする(S103)。なお、このカウントしたパルス数は、印刷可能位置から移動した移動量に関する情報となる。キャリッジ41は、印刷可能位置を通過した後、さらに印刷領域に向かって移動する。
印刷可能位置から更にキャリッジが移動すると、紙幅センサ54が紙の側端を検出する(S104)。すなわち、最初に紙幅センサ54はプラテン14があることを示す信号を出力するが、その後に紙があることを示す信号を出力するので、出力信号が切り換わったとき、その位置に紙の側端が位置しているとして検出される。
最後に、紙の側端を検出したときのカウント値を補正値としてメモリ65のEEPROMに記憶する(S105)。
メモリ65に記憶された補正値は、印刷可能位置から紙の側端までの距離に相当するパルス数になる。この補正値は、プリンタの製造誤差に応じて、プリンタ毎に異なる値になる。
例えば、固定ガイド81が理想的な取付け位置に対して左側に設けられているとき、補正値は、大きい値になる。また、リニア式エンコーダの取付け誤差のため印刷可能位置が右側に位置するようになっても、補正値は、大きい値になる。
また、例えば、固定ガイド81が理想的な取付け位置に対して右側に設けられているとき、補正値は、小さい値になる。また、リニア式エンコーダの取付け誤差のため印刷可能位置が左側に位置するようになっても、補正値は、小さい値になる。
このように、本実施形態によれば、たとえプリンタ毎に製造誤差があったとしても、プリンタの個体差に応じて印刷開始位置を決定し、製造誤差を較正することができる。
そして、本実施形態のプリンタは、以下に示す通り、この補正値を用いて印刷可能位置から印刷開始位置までの距離Xを算出し、紙に印刷を行う。
<印刷動作>
図14は、印刷動作のフロー図である。ここで示された印刷動作は、1回目のパスにおける印刷動作である。ここで、『パス』とは、ノズル(又はキャリッジ若しくはヘッド)が走査方向に1回走査移動することをいう。なお、この印刷動作は、プリンタの制御ユニット60によって制御される。
まず、プリンタが印刷指令を受ける(S101)。この印刷指令は、コンピュータ本体側から送信された印刷信号が契機となる。
次に、紙の左右に形成される余白の幅を決定する(S102)。余白の幅は、通常、紙幅から印刷領域の幅を引いた値の半分である。ここで、紙幅は、印刷する紙の情報を取得すれば、決定することができる。また、印刷領域の幅は、コンピュータ本体側から送信された印刷信号の中に、印刷領域の幅に関する情報が含まれている。なお、コンピュータ本体側から送信された印刷信号の中に余白の幅に関する情報が含まれているときは、プリンタ側で余白の幅を決定する必要はない。
次に、余白の幅に相当するリニア式エンコーダ51のパルス数を算出する(S103)。例えば、余白の幅が3mmであって、リニア式エンコーダ51が0.141mm毎に1回のパルス信号を出力するならば、余白の幅3mmに相当するパルス数は、約21回になる。
次に、記憶された補正値を読み出す(S204)。ここでいう記憶された補正値とは、前述のキャリブレーション動作で求められた補正値のことである。そして、この補正値は、前述した通り、印刷可能位置から紙の側端までの距離に相当するパルス数である。
次に、印刷可能位置から印刷開始位置までの距離Xを算出する(S205)。印刷可能位置から印刷開始位置までの距離Xは、余白の幅に相当するパルス数と補正値とを加算すれば良い。つまり、距離Xを算出することによって、印刷開始位置が決定される。
次に、CRモータを駆動して、キャリッジを走査方向に移動させる(S206)。そして、キャリッジ41は、待機位置から印刷開始位置に向かって移動する。
キャリッジ41が待機位置から印刷開始位置に向かって移動する途中で、キャリッジ41は、印刷可能位置を通過する。そして、キャリッジ41が印刷可能位置に到達したとき、リニア式エンコーダ51がキャリッジの移動に応じてパルス信号の出力が始まるので、このパルス数をカウントする(S207)。なお、距離Xに対応するパルス数(余白の幅に相当するパルス数と補正値とを加算したパルス数)を、リニア式エンコーダ51からパルス信号の出力があるたびに、カウントダウンしても良い。
カウントされたパルス数が距離Xに対応するパルス数になれば、キャリッジが印刷開始位置に到達したことになる(S208)。このタイミングで、ノズルからインクの吐出を開始する(S209)。これにより、印刷の開始位置は、設定された余白の幅だけ紙の側端から離れた位置になる。そして、キャリッジが印刷終了位置に到達したとき(S210)、ノズルからのインクの吐出を終了する。これにより、印刷終了位置は、設定された余白の幅だけ側端から離れた位置になる。つまり、左右の余白の幅が、均等に揃えられている。
なお、次のパスの印刷を行うときは、同様の印刷動作の手順を繰り返す。ただし、1回目のパスにおいて紙幅センサ54が紙の両端の位置を検出することができるので、2回目以降のパスにおける印刷開始位置と印刷終了位置は、検出された両端の位置に基づいて、決定されても良い。
このように、本実施形態によれば、印刷を行うたびに紙幅センサ54によって紙の両端を検出する必要がないので、印刷時間を短くすることができる。
===コンピュータシステム等の構成===
次に、コンピュータシステム、コンピュータプログラム、及び、コンピュータプログラムを記録した記録媒体の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図15は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図16は、図15に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
上述したプリンタの動作を制御するコンピュータプログラムは、例えばインターネット等の通信回線を経由して、プリンタ1106に接続されたコンピュータ1000等にダウンロードさせることができるほか、コンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクFD、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスクMO、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を用いることができる。なお、このような記憶媒体に記憶された情報は、各種の読取装置1110によって、読み取り可能である。
図17は、コンピュータシステムに接続された表示装置1104の画面に表示されたプリンタドライバのユーザーインターフェースを示す説明図である。ユーザーは、入力装置1108を用いて、プリンタドライバの各種の設定を行うことができる。
ユーザーは、この画面上から、印刷モードを選択することができる。例えば、ユーザーは、印刷モードとして、高速印刷モード又はファイン印刷モードを選択することができる。また、ユーザーは、この画面上から、印刷するときのドットの間隔(解像度)を選択することができる。例えば、ユーザーは、この画面上から、印刷の解像度として720dpi又は360dpiを選択することができる。
また、ユーザーは、この画面上から、入力装置1108を介して、印刷する紙の種類を選択することができる。コンピュータ本体は、入力装置1108から紙の種類に関する情報を取得する。内部メモリ1202は、紙の種類に関する情報と紙幅に関する情報とを関連付けたテーブルを記憶している。コンピュータ本体は、このテーブルに基づいて、紙の種類に関する情報から紙幅に関する情報を取得することができる。そして、印刷を行うとき、コンピュータ本体は、紙幅に関する情報をプリンタ側に送信する。なお、紙の種類に関する情報と紙幅に関する情報とを関連付けたテーブルは、プリンタ側のメモリ65に記憶されていても良い。この場合、コンピュータ本体は紙の種類に関する情報をプリンタ側に送信し、プリンタ側は、このテーブルに基づいて、受信した紙の種類に関する情報から紙幅に関する情報を取得する。
また、ユーザーは、この画面上から、入力装置1108を介して、キャリブレーション動作を行う旨の指示を与えることができる。コンピュータ本体は、入力装置1108からキャリブレーション動作を行う旨の指示を受けたとき、プリンタ側にキャリブレーション指令を送信する。そして、プリンタは、コンピュータ本体からキャリブレーション指令を受信したとき、前述のキャリブレーション動作を行う。なお、不図示であるが、キャリブレーション動作を行う旨を指示するためのボタンを画面上に表示しても良い。これにより、工場出荷時だけでなく、ユーザーによる任意のタイミングでキャリブレーション動作を行うことができる。
図18は、コンピュータ本体1102からプリンタ1106に供給される印刷データのフォーマットの説明図である。この印刷データは、プリンタドライバの設定に基づいて画像情報から作成されるものである。印刷データは、印刷条件コマンド群と各パス用コマンド群とを有する。印刷条件コマンド群は、印刷解像度を示すコマンドや、印刷方向(単方向/双方向)を示すコマンドなどを含んでいる。また、各パス用の印刷コマンド群は、目標搬送量コマンドCLや、画素データコマンドCPとを含んでいる。画素データコマンドCPは、各パスで記録されるドットの画素毎の記録状態を示す画素データPDを含んでいる。なお、同図に示す各種のコマンドは、それぞれヘッダ部とデータ部とを有しているが、簡略して描かれている。また、これらのコマンド群は、各コマンド毎にコンピュータ本体側からプリンタ側に間欠的に供給される。但し、印刷データは、このフォーマットに限られるものではない。
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。また、例えば、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
また、上述した実施形態において、プリンタを制御するコンピュータプログラムが、制御ユニット60の記憶媒体であるメモリ65に取り込まれていても良い。そして、制御ユニット60が、メモリ65に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより、上述した実施形態におけるプリンタの動作を達成しても良い。
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、主としてプリンタについて記載されているが、その中には、印刷装置、印刷方法、プログラム、記憶媒体、コンピュータシステム、表示画面、画面表示方法、印刷物の製造方法、記録装置、液体の吐出装置等の開示が含まれていることは言うまでもない。
また、一実施形態としてのプリンタ等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<記録装置について>
前述の実施形態では、記録装置としてプリンタが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の記録装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。このような分野に本技術を適用しても、液体を対象物に向かって直接的に吐出(直描)することができるという特徴があるので、従来と比較して省材料、省工程、コストダウンを図ることができる。
<インクについて>
前述の実施形態は、プリンタの実施形態だったので、染料インク又は顔料インクをノズルから吐出していた。しかし、ノズルから吐出する液体は、このようなインクに限られるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから吐出しても良い。このような液体を対象物に向かって直接的に吐出すれば、省材料、省工程、コストダウンを図ることができる。
<ノズルについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
<補正値の記憶について1>
前述の実施形態によれば、キャリブレーション動作によって検出した補正値は、エンコーダから出力されるパルス信号のパルス数(カウント値)であった。しかし、補正値は、これに限られるものではない。
例えば、紙幅センサが紙の端部を検出したときのキャリッジの位置に関する信号であってもよい。要するに、補正値は、紙の端部の位置を表すものであれば、他のものでも良いのである。
<補正値の記憶について2>
前述の実施形態によれば、キャリブレーション動作によって検出した補正値は、プリンタの制御ユニット60のメモリ65に記憶されていた。しかし、補正値を記憶する場所は、これに限られるものではない。例えば、キャリブレーション動作によって検出した補正値は、コンピュータ本体側のメモリに記憶されても良い。この場合、プリンタは、キャリブレーション指令を受信してキャリブレーション動作を行った後、検出された補正値をコンピュータ本体側に自動的に送信することになる。
<余白について>
前述の実施形態では、紙に印刷を行う際に、左右に3mmの余白を形成していた。つまり、前述の実施形態では、紙の端部と印刷開始位置とが3mm離れていた。しかし、紙の端部と印刷開始位置との相対的な位置関係は、これに限られるものではない。
例えば、3mmとは異なる余白の幅であっても良いことは言うまでもない。
また、例えば、いわゆる縁なし印刷のように、紙の全表面を対象とした印刷、即ち余白を作らないような印刷であっても良い。また、縁なし印刷を行う場合、印刷開始位置が、被印刷体の外側又は紙の端(余白ゼロの位置)に位置するようにしても良い。これにより、いわゆる縁なし印刷を行う際に、印刷開始位置を適切な位置にするとともに、印刷時間を短縮させることができる。
本発明の印刷装置によれば、印刷開始位置を適切な位置にするとともに、印刷時間を短縮させることができる。

Claims (13)

  1. 印刷開始位置から走査方向に沿ってドット列を形成するドット形成動作と、被印刷体を搬送する搬送動作とを繰り返し、前記被印刷体の印刷を行う印刷装置であって、
    前記印刷装置の本体に固定されており、前記被印刷体を搬送方向に案内するための固定ガイドと、
    前記本体に対して前記走査方向に移動可能であり、前記固定ガイドとともに前記被印刷体の両側端を規制するための可動ガイドと、
    前記走査方向に移動可能であり、前記走査方向における前記被印刷体の端部を検出可能なセンサ
    を備え、
    キャリブレーション動作として、前記センサを前記走査方向に移動させ、前記固定ガイドと接触した方の前記被印刷体の一端を前記センサが検出するまでの間に前記センサが移動した距離に応じた補正値を記憶し、
    前記被印刷体に印刷を行うとき、
    最初の前記ドット形成動作では、前記補正値に基づいて決定された前記印刷開始位置から前記走査方向に沿って前記ドット列を形成するとともに、前記センサにより前記被印刷体の端部を検出し、
    2回目以降の前記ドット形成動作では、それ以前の前記ドット形成動作で検出された前記端部の位置に基づいて決定された前記印刷開始位置から前記走査方向に沿って前記ドット列を形成する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    キャリブレーション動作の際の前記被印刷体の前記端部の検出結果を記憶し、
    前記被印刷体を印刷するとき、記憶された前記検出結果を読み出して、その検出結果に基づいて前記印刷開始位置を決定することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記センサは、前記走査方向に移動可能なキャリッジに設けられていることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    前記センサがキャリブレーション動作の際に前記被印刷体の前記端部を検出したときの前記キャリッジの位置に関する情報に基づいて、前記印刷開始位置を決定することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4に記載の印刷装置であって、
    前記キャリッジの位置は、エンコーダを用いて検出することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項4に記載の印刷装置であって、
    前記センサがキャリブレーション動作の際に前記被印刷体の前記端部を検出したときの前記キャリッジの位置に関する情報を記憶し、
    前記被印刷体を印刷するとき、記憶された前記キャリッジの位置に関する情報を読み出し、
    読み出された前記キャリッジの位置に関する情報に基づいて、前記印刷開始位置を決定することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記被印刷体の端部と前記印刷開始位置との相対的な位置関係に関する情報を取得し、
    この情報と前記端部の検出結果とに基づいて、前記印刷開始位置を決定することを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項7に記載の印刷装置であって、
    前記被印刷体の端部と前記印刷開始位置との相対的な位置関係に関する情報には、前記被印刷体に形成される余白に関する情報が含まれることを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記被印刷体に関する情報を取得し、
    前記被印刷体に関する情報と前記端部の検出結果とに基づいて、前記印刷開始位置を決定することを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項9に記載の印刷装置であって、
    前記被印刷体に関する情報には、前記被印刷体の幅に関する情報が含まれることを特徴とする印刷装置。
  11. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    被印刷体の全表面を対象として印刷を行い、
    前記印刷開始位置は、前記走査方向において、被印刷体の端より外側の位置又は端の位置であることを特徴とする印刷装置。
  12. 印刷開始位置から走査方向に沿ってドット列を形成するドット形成動作と、被印刷体を搬送する搬送動作とを繰り返し、前記被印刷体の印刷を行う印刷装置であって、前記印刷装置の本体に固定されており、前記被印刷体を搬送方向に案内するための固定ガイドと、前記本体に対して前記走査方向に移動可能であり、前記固定ガイドとともに前記被印刷体の両側端を規制するための可動ガイドと、前記走査方向に移動可能であり、前記走査方向における前記被印刷体の端部を検出可能なセンサとを備える印刷装置に、
    キャリブレーション動作として、前記センサを前記走査方向に移動させ、前記固定ガイドと接触した方の前記被印刷体の一端を前記センサが検出するまでの間に前記センサが移動した距離に応じた補正値を記憶する機能と、
    前記被印刷体に印刷を行うとき、
    最初の前記ドット形成動作では、前記補正値に基づいて決定された前記印刷開始位置から前記走査方向に沿って前記ドット列を形成するとともに、前記センサにより前記被印刷体の端部を検出する機能と、
    2回目以降の前記ドット形成動作では、それ以前の前記ドット形成動作で検出された前記端部の位置に基づいて決定された前記印刷開始位置から前記走査方向に沿って前記ドット列を形成する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  13. 印刷開始位置から走査方向に沿ってドット列を形成するドット形成動作と、被印刷体を搬送する搬送動作とを繰り返し、前記被印刷体の印刷を行う印刷方法であって、
    前記印刷装置の本体に固定されており、前記被印刷体を搬送方向に案内するための固定ガイドと、
    前記本体に対して前記走査方向に移動可能であり、前記固定ガイドとともに前記被印刷体の両側端を規制するための可動ガイドと、
    前記走査方向に移動可能であり、前記走査方向における前記被印刷体の端部を検出可能なセンサと
    を備えた印刷装置の印刷方法において、
    キャリブレーション動作として、前記センサを前記走査方向に移動させ、前記固定ガイドと接触した方の前記被印刷体の一端を前記センサが検出するまでの間に前記センサが移動した距離に応じた補正値を記憶し、
    前記被印刷体に印刷を行うとき、
    最初の前記ドット形成動作では、前記補正値に基づいて決定された前記印刷開始位置から前記走査方向に沿って前記ドット列を形成するとともに、前記センサにより前記被印刷体の端部を検出し、
    2回目以降の前記ドット形成動作では、それ以前の前記ドット形成動作で検出された前記端部の位置に基づいて決定された前記印刷開始位置から前記走査方向に沿って前記ドット列を形成する
    ことを特徴とする印刷方法。
JP2004530552A 2002-08-21 2003-08-12 印刷装置、プログラム、及び、印刷方法 Expired - Fee Related JP4470737B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002241022 2002-08-21
JP2002241022 2002-08-21
PCT/JP2003/010266 WO2004018218A1 (ja) 2002-08-21 2003-08-12 印刷装置、プログラム、及び、印刷方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009229320A Division JP4998533B2 (ja) 2002-08-21 2009-10-01 印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2004018218A1 JPWO2004018218A1 (ja) 2005-12-08
JP4470737B2 true JP4470737B2 (ja) 2010-06-02

Family

ID=31943953

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004530552A Expired - Fee Related JP4470737B2 (ja) 2002-08-21 2003-08-12 印刷装置、プログラム、及び、印刷方法
JP2009229320A Expired - Fee Related JP4998533B2 (ja) 2002-08-21 2009-10-01 印刷装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009229320A Expired - Fee Related JP4998533B2 (ja) 2002-08-21 2009-10-01 印刷装置

Country Status (5)

Country Link
US (3) US7537331B2 (ja)
EP (1) EP1531055A4 (ja)
JP (2) JP4470737B2 (ja)
CN (2) CN1323848C (ja)
WO (1) WO2004018218A1 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60326463D1 (de) 2002-08-08 2009-04-16 Seiko Epson Corp Aufzeichnungsvorrichtung, aufzeichnungsverfahren, programm, rechnersystem
US7537331B2 (en) * 2002-08-21 2009-05-26 Seiko Epson Corporation Printing apparatus, program, and printing method
JP4389432B2 (ja) * 2002-09-09 2009-12-24 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、コンピュータシステム、及び、液体吐出方法
JP3835383B2 (ja) 2002-09-09 2006-10-18 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置及びコンピュータシステム
JP2005208105A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Oki Data Corp 画像形成装置、およびその画像形成方法
JP5040317B2 (ja) * 2006-01-17 2012-10-03 セイコーエプソン株式会社 記録装置、記録制御プログラムおよび記録方法
JP4371175B2 (ja) 2006-03-24 2009-11-25 セイコーエプソン株式会社 液体収容容器
US8113644B2 (en) * 2007-10-05 2012-02-14 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method
JP2010247519A (ja) 2009-03-24 2010-11-04 Seiko Epson Corp 印刷装置
JP5568925B2 (ja) * 2009-08-27 2014-08-13 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP4887411B2 (ja) * 2009-09-10 2012-02-29 株式会社沖データ 印刷装置
JP5660276B2 (ja) * 2010-01-29 2015-01-28 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、液体噴射方法
JP2011177995A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Seiko Epson Corp 記録装置及び記録方法
JP5808572B2 (ja) * 2010-08-31 2015-11-10 株式会社セイコーアイ・インフォテック 記録装置
DE102011075386A1 (de) 2011-05-06 2012-11-08 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Bedrucken von zumindest einem Trägerelement
CN104002564B (zh) * 2013-02-26 2016-03-16 星云电脑股份有限公司 大型uv喷墨打印机的打印材边界侦测方法
JP6241219B2 (ja) * 2013-07-30 2017-12-06 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP6083410B2 (ja) * 2014-03-31 2017-02-22 ブラザー工業株式会社 記録システム、インクジェット記録装置、及びプログラム
JP6331759B2 (ja) * 2014-06-26 2018-05-30 セイコーエプソン株式会社 インクジェットプリンタ
US9688497B2 (en) * 2014-12-26 2017-06-27 Konica Minolta, Inc. Image-forming apparatus that forms an image on a sheet of continuous recording medium
JP6528944B2 (ja) * 2015-05-28 2019-06-12 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
EP3378809B1 (en) 2017-03-24 2021-05-19 SCREEN Holdings Co., Ltd. Base material processing apparatus and detection method
JP6795005B2 (ja) * 2018-03-26 2020-12-02 カシオ計算機株式会社 電磁波照射機構
CN110039901B (zh) * 2019-05-25 2020-03-13 森大(深圳)技术有限公司 Onepass喷墨打印控制方法、装置、设备及介质
US10759198B2 (en) * 2019-02-01 2020-09-01 Assa Abloy Ab Ink jet card printer having a card position sensor
CN110254058B (zh) * 2019-06-28 2021-07-23 邓权塑业科技(湖南)有限公司 一种喷印系统的喷印控制方法
JP2021072715A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 セイコーエプソン株式会社 モーター駆動回路、集積回路装置、電子機器およびモーター制御方法
CN114599521A (zh) * 2020-02-06 2022-06-07 惠普发展公司, 有限责任合伙企业 打印材料容器

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB884197A (en) 1957-02-14 1961-12-06 Joa Curt G Method of and apparatus for forming and covering fibrous pads
US3988744A (en) * 1974-07-09 1976-10-26 Canon Kabushiki Kaisha Recording device
JPS5514639B2 (ja) 1974-10-09 1980-04-17
US4265556A (en) * 1978-12-21 1981-05-05 International Business Machines Corporation Apparatus for setting proportional margins based upon the width of a scanned sheet of paper
JPS61185479A (ja) * 1985-02-13 1986-08-19 Sharp Corp 自動マ−ジン設定装置
JPS61208966A (ja) * 1985-03-13 1986-09-17 Oki Electric Ind Co Ltd 記録書出しドツト制御方法
JPS61211073A (ja) * 1985-03-15 1986-09-19 Ricoh Co Ltd 電子タイプライタ−
JPS63112186A (ja) 1986-10-30 1988-05-17 Nec Corp 印刷用紙検出による印字制御方法
JP2731460B2 (ja) 1991-05-20 1998-03-25 富士通株式会社 プリンタ用紙の左端・右端位置検知方法
JPH068595A (ja) * 1991-07-09 1994-01-18 Nec Home Electron Ltd プリンタ
JP2907597B2 (ja) 1991-07-29 1999-06-21 キヤノン株式会社 記録媒体の検出方法
JP2694884B2 (ja) * 1991-09-18 1997-12-24 株式会社テック プリンタ
JPH05142916A (ja) 1991-11-22 1993-06-11 Olympus Optical Co Ltd 画像記録装置
JPH068596A (ja) 1992-06-26 1994-01-18 Nec Eng Ltd プリンタ装置
JPH0664286A (ja) 1992-08-25 1994-03-08 Sharp Corp 文書処理装置
JP3484289B2 (ja) * 1996-02-22 2004-01-06 ブラザー工業株式会社 プリンタ
US6120196A (en) * 1996-02-23 2000-09-19 Copyer Co., Ltd. Image forming device using multiple factors to adjust print position
US6039481A (en) * 1996-12-31 2000-03-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Paper width detecting apparatus and method for ink-jet printer
JPH10315444A (ja) * 1997-05-19 1998-12-02 Seiko Epson Corp 記録方法及び該方法に用いる記録媒体
KR100243232B1 (ko) * 1997-07-30 2000-02-01 윤종용 인쇄기의광주사시스템
JPH11240214A (ja) 1998-02-26 1999-09-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP3825937B2 (ja) * 1998-04-17 2006-09-27 キヤノン株式会社 情報処理装置及び方法及び記憶媒体、並びに画像形成システム
US6109745A (en) * 1998-07-17 2000-08-29 Eastman Kodak Company Borderless ink jet printing on receivers
KR100322585B1 (ko) * 1998-10-31 2002-05-09 윤종용 인쇄기의 광주사 시스템 및 그 이미지 주사 개시시기 조정방법
JP2000289252A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 Canon Inc プリント装置およびプリント位置合わせ方法
JP2002137509A (ja) 2000-11-06 2002-05-14 Canon Inc プリント装置およびプリントシステム
US7537331B2 (en) * 2002-08-21 2009-05-26 Seiko Epson Corporation Printing apparatus, program, and printing method
JP4062075B2 (ja) * 2002-12-04 2008-03-19 ブラザー工業株式会社 情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20100277535A1 (en) 2010-11-04
EP1531055A1 (en) 2005-05-18
CN1688447A (zh) 2005-10-26
JP4998533B2 (ja) 2012-08-15
US7537331B2 (en) 2009-05-26
CN101045403B (zh) 2010-06-23
EP1531055A4 (en) 2008-10-01
WO2004018218A1 (ja) 2004-03-04
CN1323848C (zh) 2007-07-04
CN101045403A (zh) 2007-10-03
JPWO2004018218A1 (ja) 2005-12-08
US7775654B2 (en) 2010-08-17
JP2010023517A (ja) 2010-02-04
US20070291063A1 (en) 2007-12-20
US20060170720A1 (en) 2006-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4998533B2 (ja) 印刷装置
US7246898B2 (en) Recording method, recording apparatus and computer-readable storage medium
JP3882708B2 (ja) 記録装置、プログラム及びコンピュータシステム
JP3856046B2 (ja) 記録装置、記録方法、プログラムを記憶する記憶媒体およびコンピュータシステム
JP2004136453A (ja) 記録装置、記録方法、プログラム及びコンピュータシステム
JP3951877B2 (ja) 搬送装置、印刷装置、搬送方法、プログラムおよびコンピュータシステム
JP3951858B2 (ja) 記録装置、印刷装置、記録方法、プログラム及びコンピュータシステム
JP4329459B2 (ja) 液体吐出装置
JP4496985B2 (ja) 印刷装置、媒体検出方法、プログラム及び印刷システム
JP3937910B2 (ja) 印刷装置、プログラム及びコンピュータシステム
JP4032886B2 (ja) 傾き検出装置及び傾き検出方法
JP3951961B2 (ja) 印刷装置及び印刷システム
JP2005041080A (ja) 印刷装置、プログラム及びコンピュータシステム
JP4122886B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、印刷物製造方法、プログラム及びコンピュータシステム
JP3882713B2 (ja) 記録装置、印刷装置、印刷方法、プログラム及びコンピュータシステム
JP2004009686A (ja) 印刷装置、プログラム及びコンピュータシステム
JP4572579B2 (ja) 印刷装置、テストパターン製造方法及び印刷システム
JP2003320661A (ja) 印刷装置、印刷方法、プログラム及びコンピュータシステム
JP3948341B2 (ja) 印刷装置、プログラム及びコンピュータシステム
JP2005028716A (ja) 記録装置、記録方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、コンピュータシステム
JP2008260308A (ja) 記録装置、記録方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、コンピュータシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4470737

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees