JP6331759B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット式記録装置などのインクジェットプリンタに関し、特に、より小型化を図ることが可能なインクジェットプリンタに関するものである。
液体噴射装置の一種であるインクジェットプリンタはパーマネントヘッドを備え、このパーマネントヘッドから各種の液体を噴射(吐出)する装置である。インクジェットプリンタ(ink jet printer)とは、非衝撃式印字装置であって、文字が用紙上にインクの粒子又は小滴の噴射によって形成されるもの、である(JIS X0012−1990)。複数の点で表現される文字や画像を印字するプリンタ、である(JIS X0012−1990)ドットプリンタの一形態であり、インクの粒子又は小滴の噴射によって形成される複数の点で表現される文字や画像を印字する。また、パーマネントヘッド(permanent head)とは、インクの液滴を連続的又は断続的に生成する、プリンタ本体の機械部又は電気部、である(以下、「インクジェットヘッド」(Inkjet‐head)という)(JIS Z8123−1:2013)。このインクジェットプリンタは、画像記録装置として使用されるほか、ごく少量の液体を所定位置に正確に着弾させることができるという特長を活かして各種の製造装置にも応用されている。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタを製造するディスプレイ製造装置,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイやFED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置,バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置に応用されている。そして、画像記録装置用の記録ヘッドでは液状のインクを噴射し、ディスプレイ製造装置用の色材噴射ヘッドではR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液を噴射する。また、電極形成装置用の電極材噴射ヘッドでは液状の電極材料を噴射し、チップ製造装置用の生体有機物噴射ヘッドでは生体有機物の溶液を噴射する。
インクジェットプリンタにおいては、液体噴射ヘッドの一種であるインクジェットヘッド(記録ヘッド)をキャリッジに搭載し、プラテンと呼ばれる支持台上に搬送された印刷対象の記録用紙等に対し用紙幅方向にキャリッジを走査させつつ記録ヘッドのノズルからインクを噴射させることで、記録用紙等に画像等を記録(印刷)するように構成されている。このようなプリンタにおいては、上記キャリッジや支持台の他、キャリッジ(記録ヘッド)を走査させる機構、記録用紙等の印刷対象を搬送する機構、および、記録ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンス機構等が筐体内に配設されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−245386号公報
近年では、より小型で持ち運びが容易なインクジェットプリンタも開発されている。このようなインクジェットプリンタにおいて装置全体の小型化を図る上では、無駄なスペースを抑制してできるだけ効率よく構成部品等をレイアウトすることが望まれる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、無駄なスペースを低減して装置全体の小型化を図ることが可能なインクジェットプリンタを提供することにある。
本発明のインクジェットプリンタは、上記目的を達成するために提案されたものであり、液体を噴射するノズルが開設されたノズル面を有するインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドが取り付けられるキャリッジと、
を備え、前記キャリッジの走査基点が設定された一端から液体の着弾対象が通過する領域を挟んで反対側の他端との間において前記キャリッジを走査させるインクジェットプリンタであって、
前記インクジェットヘッドは、走査方向における前記キャリッジの中心よりも走査方向の一端側に偏らせた状態で前記キャリッジに取り付けられ、
前記インクジェットヘッドを前記キャリッジに対して偏らせることでキャリッジにおけるインクジェットヘッドの他端側の側方に空間を設けたことを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、インクジェットヘッドを走査方向におけるキャリッジの中心よりも走査方向の一端側に偏らせることで、従来ではキャリッジにおけるインクジェットヘッドの両側にそれぞれ生じていた狭小な空間(デッドスペース)を、インクジェットヘッドの他端側の側方において一つのまとまった空間とすることができ、当該空間内に他の部材を配置する等、当該空間を有効活用することができる。また、インクジェットヘッドを走査方向におけるキャリッジの中心よりも走査方向の一端側に偏らせることに応じて、装置内の他の部材も、キャリッジ走査方向の一端側に全体的に寄せることができるので、装置全体の小型化に寄与する。
上記構成において、前記走査基点に位置する前記インクジェットヘッドのノズル面に対向する位置に、当該インクジェットヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構が配置された構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、メンテナンス機構をキャリッジ走査方向の一端側に寄せて配置することができ、メンテナンス機構の一端側の側方に生じていたデッドスペースを削減することができる。
上記構成において、前記走査方向の他端に、前記着弾対象の搬送に係る機構の部品が配置され、
前記他端に位置する前記インクジェットヘッドの側方の前記空間内に、前記部品の少なくとも一部が進入可能である構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、キャリッジに対してインクジェットヘッドを走査方向一端側に偏らせることで当該インクジェットヘッドに干渉する虞のある部品を他端側に配置し、インクジェットヘッドが他端側に位置する状態で当該部品の少なくとも一部がインクジェットヘッドの側方の空間内に進入可能とすることで、当該空間を有効に利用することができ、装置の小型化に寄与することができる。
上記構成において、前記空間に、前記着弾対象の端部を検出する検出装置を配置する構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、インクジェットヘッドの側方の空間内に検出装置を配置することで、当該検出装置の配置するための空間を別途設けなくてもよく、装置の小型化に寄与することができる。
上記構成において、前記空間に、インクジェットヘッドの駆動に係る配線が接続されるコネクタが配置する構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、装置内の空間を比較的大きく占有するコネクタをインクジェットヘッドの側方の空間内に配置することで、装置の小型化に寄与することができる。
また、上記目的を達成するために提案される本発明のインクジェットプリンタは、以下の構成を備えたものであってもよい。
すなわち、液体を噴射するノズルが開設されたノズル面を有するインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドが取り付けられるキャリッジと、
を備え、前記キャリッジの走査基点が設定された一端から液体の着弾対象が通過する領域を挟んで反対側の他端との間において前記キャリッジを走査させるインクジェットプリンタであって、
前記インクジェットヘッドは、走査方向における前記キャリッジの中心よりも走査方向の一端側に偏らせた状態で前記キャリッジに取り付けられ、
前記インクジェットヘッドを前記キャリッジに対して偏らせることでキャリッジにおけるインクジェットヘッドの他端側の側方に空間を設け、
前記走査方向の他端に、前記着弾対象の搬送に係る機構の部品が配置され、
前記他端に位置する前記インクジェットヘッドの側方の前記空間内に、前記部品の少なくとも一部が進入可能であることを特徴とする。
本発明によれば、インクジェットヘッドを走査方向におけるキャリッジの中心よりも走査方向の一端側に偏らせることで、従来ではキャリッジにおけるインクジェットヘッドの両側にそれぞれ生じていた狭小な空間(デッドスペース)を、インクジェットヘッドの他端側の側方において一つのまとまった空間とすることができ、当該空間内に他の部材を配置する等、当該空間を有効活用することができる。また、インクジェットヘッドを走査方向におけるキャリッジの中心よりも走査方向の一端側に偏らせることに応じて、装置内の他の部材も、キャリッジ走査方向の一端側に全体的に寄せることができるので、装置全体の小型化に寄与する。すなわち、インクジェットヘッドに干渉する虞のある部品を他端側に配置し、インクジェットヘッドが他端側に位置する状態で当該部品の少なくとも一部がインクジェットヘッドの側方の空間内に進入可能とすることで、当該空間を有効に利用することができ、装置の小型化に寄与することができる。
また、上記構成において、前記走査基点に位置する前記インクジェットヘッドのノズル面に対向する位置に、当該インクジェットヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構が配置された構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、メンテナンス機構をキャリッジ走査方向の一端側に寄せて配置することができ、メンテナンス機構の一端側の側方に生じていたデッドスペースを削減することができる。
また、上記構成において、前記空間に、前記着弾対象の端部を検出する検出装置が配置された構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、インクジェットヘッドの側方の空間内に検出装置を配置することで、当該検出装置の配置するための空間を別途設けなくてもよく、装置の小型化に寄与することができる。
さらに、上記構成において、前記空間に、インクジェットヘッドの駆動に係る配線が接続されるコネクタが配置された構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、装置内の空間を比較的大きく占有するコネクタをインクジェットヘッドの側方の空間内に配置することで、装置の小型化に寄与することができる。
プリンタの外観の構成を説明する斜視図である。 プリンタの内部構成を説明する平面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 記録ヘッドの構成を説明する分解斜視図である。 記録ヘッドの構成を説明する上面図である。 記録ヘッドの構成を説明する下面図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部断面図である。 流路ユニットの構成を説明する分解斜視図である。 キャリッジの構成を説明する平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下においては、本発明のインクジェットプリンタとして、インクジェット式画像記録装置(以下、単にプリンタと略記する。)を例に挙げて説明する。
図1は、このプリンタ1の外観構成を説明する斜視図であり、図2は、プリンタ1の内部構成を示す平面図である。また、図3は、図2におけるA−A線断面図であり、図4は、図2におけるB−B線断面図である。本実施形態におけるプリンタ1は、プリンタ本体の筐体2の内部にインクジェットヘッドの一種であるインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッド3)をキャリッジ10に搭載して備え、当該記録ヘッド3のノズル63からインクを記録用紙やはがき等(記録媒体あるいは液体着弾対象の一種)に対して噴射することにより、当該記録用紙等に写真画像やテキスト等の印刷を行うように構成されている。筐体2の上面側には本体カバー4が設けられている。この本体カバー4は、筐体2の前面側の縁部を持ち上げることで筐体2の背面側の縁部を軸として回動して、筐体2の上面を開放することができるように構成されている。この本体カバー4を開いた状態では、インクカートリッジ17の交換作業等が行える。また、筐体2の前面下側には、排出トレイ5が設けられている。この排出トレイ5は、下辺側を軸として手前に回動して開くことができ、この排出トレイ5上に、印刷後の記録用紙等が排出されるようになっている。また、筐体2の背面側には、記録用紙やはがき等をセットすることができる。
筐体2の内部は、記録用紙等をプラテン9側に給紙する図示しない給紙機構等が設けられた区画である給紙部8aと、プラテン9上に給紙された記録用紙等に対して記録ヘッド3により印刷(記録動作)が行われる区画である印刷部8bとに、金属製の本体フレーム7によって区画されている。プラテン9は、印刷中の記録用紙を支持する支持台であり、その上面は、本発明における着弾対象が通過する領域に相当する。本体フレーム7の印刷部8bの背面側と前面側には、それぞれガイドフレーム11a,11bが筐体2の長手方向に沿って互いに平行に設けられている。キャリッジ10は、その前後をガイドフレーム11a,11bによって支持されている。このキャリッジ10は、図示しない駆動モーターによる駆動力によってこれらのガイドフレーム11a,11bに沿って案内されて往復移動可能に構成されている。
キャリッジ10の移動範囲の一端側(図2中右側)には、記録動作が行われていない状態における記録ヘッド3の待機位置であり、本発明における走査基点に相当するホームポジションが設定されている。このホームポジションには、一端側(本体フレーム7の一端側側壁7′に近い方)から順にキャッピング機構13(本発明におけるメンテナンス機構の一種)および、ワイピング機構14(ワイピング手段)が設けられている。キャッピング機構13は、例えば、エラストマー等の弾性部材からなるキャップ15を有しており、当該キャップ15を、記録ヘッド3のノズル面(或は、当該ノズル面の周囲を囲むように設けられたヘッドカバー26(図7および図8参照))に対して当接させて封止した状態(キャッピング状態)あるいは当該ヘッドカバー26から離隔した待避状態に変換可能に構成されている。キャッピング機構13は、上記キャッピング状態では、図示しないポンプによりキャップ15の内部を負圧化することができ、これにより、記録ヘッド3のノズル63からインクや気泡を排出するクリーニング動作を行うことができるように構成されている。キャリッジ10の移動範囲のホームポジション側とは反対側となる他端側(図2中左側)には、プラテン9上の記録用紙等の搬送に係る駆動部品12が、プラテン9に隣接させて設けられている。この駆動部品12は、具体的には、記録用紙搬送用のモーターの駆動力を搬送ローラー等に伝達する駆動ギア等からなる。
ワイピング機構14は、ワイパー16によって記録ヘッド3のノズル面を払拭するものであり、ワイパー16をノズル面に対して当接した状態あるいは当該ノズル面から離隔した待避状態に変換可能に構成されている。ワイパー16は、種々の構成のものを採用することができるが、例えば、樹脂等からなるブレード本体の表面に撥水膜を形成したものや、ノズル面との接触部が布からなる布ワイパー等を採用することができる。本実施形態においては、ワイパー16が記録ヘッド3のノズル面に当接した状態で、キャリッジ10が主走査方向に移動することで、ワイパー16がノズル面を摺動して払拭する。なお、記録ヘッド3が移動を停止した状態でワイパー16が自走することでノズル面を払拭する構成を採用することもできる。要するに、記録ヘッド3とワイパー16が相対的に移動してノズル面が払拭される構成であればよい。
図5は、上記記録ヘッド3の構成を示す分解斜視図である。また、図6は、記録ヘッド3の構成を示す上面図(平面図)であり、図7は、記録ヘッド3の構成を示す下面図である。さらに、図8は、記録ヘッド3の内部構成を説明する要部断面図である。本実施形態における記録ヘッド3は、ヘッド構成部品として、ホルダー19、流路プレート20、回路基板21、および、ヘッドユニット22を備えている。また、ヘッドユニット22は、ヘッドユニット構成部品として、振動子ユニット23、ヘッドケース24、流路ユニット25、およびヘッドカバー26を備えている。
本実施形態におけるホルダー19は、合成樹脂により作製された部材であり、ベースプレート30、および、このベースプレート30の左右方向(キャリッジ10の走査方向)における両側および前後方向(記録用紙等の搬送方向)における後方の縁から上方に向けて立設された外壁28を備えている。また、ベースプレート30の上面は、外壁28の内側に設けられた仕切壁29により、ブラックインクカートリッジ17a用の配置領域(図6中、仕切壁29より左側の領域)、およびカラーインクカートリッジ17b用の配置領域(図6、仕切壁29より右側の領域)に区画されている。これらのカートリッジ配置領域にそれぞれインク導入部31が設けられている。このインク導入部31は、インクカートリッジ17のインク導出部32と接続される部分であり、インクの色毎に設けられている。本実施形態においては、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、およびイエローインクの合計4色のインクに対応して、インク導入部31が合計4か所設けられている。このインク導入部31は、円筒部分の開口内に図示しないフィルタおよび多孔質部材(吸液材)を備えている。また、インクカートリッジ17のインク導出部32内にも多孔質部材が設けられており、インク導出部32とインク導入部31とが接続されると、これらの多孔質部材同士が接触してインクの授受が行われる。インク導入部31からインクが導入されると、フィルタにより濾過された後、後述する流路プレート20の中間流路39を通じてヘッドユニット22側に供給される。
ホルダー19におけるベースプレート30の前面側の縁部には、平面視略半円状の切欠33が形成されている。この切欠33は、コイルバネからなる付勢部材34が配置される空部である。切欠33の下面は、流路プレート20によって塞がれ、この部分に付勢部材34が取り付けられる。この付勢部材34は、インクカートリッジ17がホルダー19に装着されて、インクカートリッジ17側の係止爪36がキャリッジ10側の被係止開口部37に係止した状態(図4参照)で、当該インクカートリッジ17を上方に付勢して上記係止状態を維持する部材である。インクカートリッジ17をホルダー19から取り外す際に被係止開口部37に対する係止爪36の係止状態を解除すると、付勢部材34による付勢力によりインクカートリッジ17が上方に持ち上げられ、インクカートリッジ17を取り外し易くするように構成されている。本実施形態においては、インクカートリッジ17aおよびインクカートリッジ17bにそれぞれ対応して切欠33がベースプレート30に2箇所設けられている。
ホルダー19の下面に接合される流路プレート20の上面(ホルダー19との接合面)は、図5に示すように、当該面方向に沿って延在する溝状の中間流路39(接合面内流路)がインクの色毎に合計4本形成されている。この中間流路39の周囲に沿って接着剤が塗布され、ホルダー19と接合された際に当該ホルダー19の下面により中間流路39の開口部分が封止されて独立した流路を形成する。各中間流路39の一端はホルダー19のインク導入部31と連通し、同じく他端は流路プレート20の厚さ方向を貫通して当該流路プレート20の下面(ヘッドユニット22側の面)に開口し、ヘッドユニット22におけるヘッドケース24の流路接続部53を介してケース内部に設けられたケース流路51(図8参照)と連通する。
また、流路プレート20の上面において、中間流路39が形成されている領域から外れた部分には、大気開放用溝40が、流路プレート20の上面内で蛇行するように形成されている。この大気開放用溝40は、インク用の流路よりも十分に細い溝状の通路であり、大気と連通される大気開放路の一部を構成する。そして、この大気開放用溝40が形成された部分に薄手のフィルム41が接合されることで、溝の上部開口が封止される。この大気開放用溝40の一端は大気と連通されている。また、大気開放用溝40の他端は、中間流路39が形成された領域(後述する接合空間)と、流路プレート20を貫通する貫通孔(図示せず)および大気開放連通路52(後述)を介してヘッドユニット22のコンプライアンス空間73とに連通される。この大気開放用溝40は、水分(水蒸気)の通過を阻害するように、換言すると、水分の通過に対して抵抗となるように、通路断面積および全長が定められている。これにより、記録ヘッド3の内部の水分が大気開放路を通過することが抑制しつつ大気開放することができる。そして、これらの中間流路39および大気開放用溝40が形成された領域を囲むように接着剤が塗布され、ホルダー19と接合された際に当該ホルダー19の下面により当該領域が封止されて中間流路39および大気開放用溝40を内包する接合空間が形成される。
流路プレート20とヘッドユニット22のヘッドケース24との間には、回路基板21が配設される。この回路基板21は、プリンタ本体側から圧電素子48へ送られる駆動信号やその他の制御信号等を中継する基板である。この回路基板21は、後述するフレキシブルケーブル50の端子部と電気的に接続される端子部(図示せず)が形成されると共に、プリンタ本体側との接続のためのコネクタ43やその他の電子部品等を実装している。コネクタ43にはFFC(フレキシブルフラットケーブル。本発明におけるインクジェットヘッドの駆動に係る配線に相当。)44が接続され(図2参照)、回路基板21は、このFFC44を介してプリンタ本体側から駆動信号等を受けるようになっている。回路基板21が記録ヘッド3に組み付けられ、当該記録ヘッド3がキャリッジ10に固定された状態では、コネクタ43は、キャリッジ10内において、本体フレーム7の一端側側壁7′とはキャリッジ走査方向における反対側の収容スペースS内に配置される(図3参照)。
また、図5に示すように、回路基板21には、板厚方向を貫通した基板開口45が形成されている。この基板開口45は、一端が圧電素子48と接続されヘッドケース24の収納空部47側から引き出されたフレキシブルケーブル50(図8参照)の他端側が挿通されるとともに、ヘッドケース24のケース流路51の上流端である流路接続部53が挿通される逃げ穴である。回路基板21を間に介在させた状態でヘッドケース24と流路プレート20とを接合する際、ヘッドケース24の流路接続部53が、回路基板21の基板開口45を挿通して流路プレート20の中間流路39と接続される。また、流路プレート20の大気開放用溝40も、基板開口45を介して後述する大気開放連通路52と接続される。
ヘッドケース24は、主としてエポキシ系樹脂等の合成樹脂により作製された部材である。本実施形態におけるヘッドケース24は、流路ユニット25が接合される下側のケース本体部24aと、このケース本体部24aよりも上側のフランジ部24bとを有している。ケース本体部24aにおいて流路ユニット25が接合される部分は、例えばステンレス鋼等の金属により作製されている。また、ノズル列方向に直交する方向(キャリッジ走査方向)におけるフランジ部24bの寸法は、ケース本体部24aの走査方向の寸法よりも大きく設定されている。このヘッドケース24の内部には振動子ユニット23を収納するための収納空部47が高さ方向を貫通する状態で形成されている。
また、ヘッドケース24において、収納空部47に対してキャリッジ走査方向の外側に外れた位置には、ケース流路51が、高さ方向を貫通する状態で形成されている。このケース流路51の上流端は、ヘッドケース24の上面(フランジ部24bの上面)に形成された流路接続部53に開口し、流路プレート20の中間流路39と連通する。また、ケース流路51の下流端は、ヘッドケース24の下面(ケース本体部24aの下面)に開口し、流路ユニット25における共通液室59と連通する。さらに、ヘッドケース24において、ケース流路51に対してノズル列方向に外れた位置には、大気開放連通路52が形成されている。この大気開放連通路52は、大気開放路の一部を構成する通路であり、その一端は、ヘッドケース24の上面に開口して、流路プレート20の大気開放用溝40と上記貫通孔を介して連通する。また、大気開放連通路52の下流端は、ヘッドケース24の下面に開口し、コンプライアンス空間73と連通する。
振動子ユニット23は、アクチュエーターの一種として機能する圧電素子48と、この圧電素子48が接合される固定板49と、圧電素子48に駆動信号等を供給するためのフレキシブルケーブル50と、を備えている。圧電素子48は、圧電体層と電極層とを交互に積層した圧電板を櫛歯状に切り分けることで作製された積層型であって、積層方向(電界方向)に直交する方向に伸縮可能(電界横効果型)な縦振動モードの圧電素子である。
図9は、流路ユニット25の構成を説明する分解斜視図である。流路ユニット25は、流路基板55の一方の面にノズル基板56を、流路基板55の他方の面に振動板57をそれぞれ接合して構成されている。すなわち、流路基板55、ノズル基板56、および、振動板57は、流路ユニット構成部材(構成部品)である。この流路ユニット25には、共通液室59(リザーバ)と、インク供給口60と、圧力室61と、ノズル連通口62と、ノズル63とを設けている。そして、インク供給口60から圧力室61及びノズル連通口62を経てノズル63に至る一連のインク流路が、各ノズル63に対応して形成されている。また、流路ユニット構成部材は、いずれもノズル列方向に長尺な板材から構成されている。
流路ユニット構成部材のうち最下層に配置されるノズル基板56は、ドット形成密度に対応したピッチ(例えば180dpi)で複数のノズル63が穿設された板材である。ノズル基板56の材料としては、ステンレス鋼等の金属板、或は、後述する流路基板55と同様にシリコン単結晶基板等を採用することができる。このノズル基板56には、複数のノズル63を列設してなるノズル列64(ノズル群)が2列設けられており、1つのノズル列64は、例えば180個のノズル63によって構成される。このノズル基板56の下面(ノズル63からインクが噴射される側の面)がノズル面である。なお、ノズル基板56に形成されるノズル列64の本数や、ノズル列64を構成するノズル63の数およびピッチについては、本実施形態で例示したものには限られず、種々の構成のものを採用することができる。
流路ユニット構成部材のうちの最上層である振動板57は、支持板54の表面に弾性膜55を積層した二重構造である。本実施形態では、ステンレス鋼等の金属板を支持板54とし、この支持板54の表面に樹脂フィルムが弾性膜55としてラミネートされた複合板材により振動板57が構成されている。この振動板57には、圧力室61の容積を変化させるダイヤフラム68が設けられている。上記のダイヤフラム68は、エッチング加工等によって支持板54を部分的に除去することで作製される。即ち、このダイヤフラム68は、圧電素子48の自由端部の先端面が接合される島部69と、この島部69の周囲に設けられた可撓部70とからなる。島部69には圧電素子48の先端面が接合される。そして、この圧電素子48の自由端部を伸縮させることでダイヤフラム68を変位させて圧力室61の容積を変動させることができる。
また、この振動板57において、流路基板55の共通液室59に対応する部分には、当該共通液室59を封止するコンプライアンス部72が設けられている。このコンプライアンス部72は、共通液室59の開口面に相対する領域の支持板31を、エッチング加工等によって除去して当該部分を弾性膜55のみとすることにより作製される。そして、コンプライアンス部72は、共通液室59に貯留された液体の圧力変動を吸収するダンパーとして機能する。このコンプライアンス部72の上部開口(ヘッドケース24側の開口)は、流路ユニット25がヘッドケース24の下面に接合されると当該ヘッドケース24の下面によって封止されてコンプライアンス空間73が画成される。このコンプライアンス空間73には、ヘッドケース24の上記大気開放連通路51の下端が連通される。すなわち、このコンプライアンス空間73は、大気開放連通路51および大気開放用溝40を介して大気と連通されている。なお、この振動板57において支持板54が流路基板55に接合され、弾性膜55がヘッドケース24と接合される。
本実施形態における流路基板55は、インク流路を区画する空部、具体的には、共通液室59となる空部、インク供給口60となる空部、及び、圧力室61となる空部が区画形成された板状の部材である(以下、これらの空部をそれぞれ単に共通液室59、インク供給口60、および圧力室61と称する)。この流路基板55は、例えば、結晶性基材の一種であるシリコンウェハを異方性エッチング処理することによって作製されている。
なお、記録ヘッド3の構成部材のノズル列に直交する方向(キャリッジ走査方向)の寸法に関し、図7に示すように、ヘッドユニット22の走査方向の寸法よりも流路プレート20およびホルダー19の走査方向の寸法の方が大きく設定されている。また、流路プレート20およびホルダー19のキャリッジ走査方向(図中左右方向)の中心線C′に対し、ヘッドユニット22のキャリッジ走査方向における中心線Chが、走査方向の一側(キャリッジ10に搭載された状態で、本体フレーム7の一端側側壁7′側)に偏っている。ヘッドユニット22の中心線Chは、ノズル基板56のキャリッジ走査方向の中心を通る仮想線である。ここで、キャリッジ走査方向における記録ヘッド3の中心とは、この中心線Chに対応する位置を意味するものとする。
次に、記録ヘッド3が取り付けられるキャリッジ10について説明する。
図10は、キャリッジ10の構成を説明する平面図である。本実施形態におけるキャリッジ10は、前部側壁82a、後部側壁82b、両側壁82c,82d、及び、底板83を備えている。即ち、このキャリッジ10は、底板83の周縁から前部側壁82a、後部側壁82b、両側壁82c及び82dを立設した上面開放の箱状部材である。これらの中で、底板83は、記録ヘッド3および紙幅センサー85等が設置される。紙幅センサー85(本発明における検出装置に相当)は、図3に示すように、図示しない発光素子および受光素子からなる素子部85aと、素子部85aの駆動に係る基板部85bとから構成されている。そして、底板83に開設された貫通口に素子部85aが挿通されてキャリッジ10の下面(底板83の下面)に露出された状態で、基板部85bが底板83の上面に配設されている。この紙幅センサー85は、発光素子からプラテン9に向けて光を照射し、プラテン9側からの反射光を受光素子で受光することで、プラテン9上に記録用紙等の幅を検出する。図3に示すように、この紙幅センサー85は、キャリッジ10に配置された記録ヘッド3の側方であって、本体フレーム7の一端側側壁7′とはキャリッジ走査方向における反対側の収容スペースS内に配置される。なお、側壁82cには、紙幅センサー85や記録ヘッド3のコネクタ43に接続される配線が挿通される配線用開口84が形成されている。
キャリッジ10の底板83には、例えば矩形の挿通口86が形成されている。この挿通口86の開口形状は、ヘッドユニット22の平面視における外形に倣った形状とされている。この挿通口86は、キャリッジ走査方向(図10中左右方向)におけるキャリッジ10の中心Ccに対して走査方向の一端側、すなわち、本体フレーム7の一端側側壁7′に近い側に偏らせて形成されている。そして、キャリッジ10に記録ヘッド3を配置する際、ヘッドユニット22が底板83の上方から挿通口86内に挿通され、底板83の下方に露出するように構成されている。即ち、この挿通口86の外形は、ヘッドユニット22の平面視における外形よりも少し大きく、かつ、ヘッドケース24のフランジ部24bの平面視における外形よりも小さく設定される。これにより、キャリッジ10の内側空間に記録ヘッド3を配置した際に、ヘッドユニット22は挿通口86を通ってキャリッジ10の外側(下面側)に露出する一方、ヘッドケース24のフランジ部24bは挿通口86を通過できないためフランジ部24bの上面に着座する。この状態では、記録ヘッド3は、走査方向におけるキャリッジ10の中心よりも走査方向の一端側に偏心する。すなわち、図3に示すように、キャリッジ走査方向(図中左右方向)の中心線Ccに対し、記録ヘッド3の走査方向における中心線Chが、走査方向の一側(本体フレーム7の一端側側壁7′側)に偏る。これにより、キャリッジ10内において、記録ヘッド3の他端側の側方に収容スペースSが形成される。この収容スペースSは、キャリッジ10の内部(底板83の上面側)における記録ヘッド3の側方の空間、および、キャリッジ10の底面側における記録ヘッド3の側方(キャリッジ10の底面側に露出したヘッドユニット22の側方)の空間の両方を意味する。
このように、キャリッジ10に対して記録ヘッド3を走査方向の一側に偏心させることで、従来ではキャリッジにおける記録ヘッドの両側にそれぞれ生じていた狭小な空間(デッドスペース)を、記録ヘッド3の他端側の側方において一つのまとまった空間(収容スペースS)とすることができ、当該収容スペースS内に他の部材を配置する等、当該収容スペースSを有効活用することができる。また、記録ヘッド3をキャリッジ10に対して偏心させることに応じて、プラテン9、キャッピング機構13、ワイピング機構14等の他の部材も、キャリッジ走査方向の一端側に全体的に寄せることができるので、プリンタ全体の小型化に寄与する。本実施形態においては、ホームポジションに位置する記録ヘッド3のノズル面に対向する位置にキャッピング機構13を配置することで、キャッピング機構13の一端側の側方に生じていたデッドスペースを従来よりも削減することができる。
また、本実施形態においては、キャリッジ10に対して記録ヘッド3を偏らせることで当該記録ヘッド3に干渉する虞のある部品、すなわち、本実施形態においては、駆動部品12を主走査方向の他端側に配置し、記録ヘッド3が他端側に位置する状態で当該部品の少なくとも一部が記録ヘッド3の側方の収容スペースS内に進入可能とすることで、当該収容スペースSを有効に利用することができる。これにより、プリンタ1のさらなる小型化に寄与することができる。
さらに、収容スペースS内に紙幅センサー85を配置することで、当該紙幅センサー85の配置するための空間を別途設けなくてもよく、プリンタ1の小型化に寄与することができる。また、プリンタ1の内部の空間を比較的大きく占有するコネクタ43を収容スペースS内に配置することで、プリンタ1の一層の小型化が可能となる。
なお、本実施形態では、本発明におけるアクチュエーターとして、所謂縦振動型の圧電素子を例示したが、これには限られず、静電気力によって圧力室の一部を変位させる所謂静電方式のアクチュエーターや、加熱により液体内に生じる気泡により圧力室内に圧力変動を生じさせる発熱素子等の他のアクチュエーターを採用することが可能である。
そして、以上では、インクジェットプリンタとして、インクジェットヘッドの一種である記録ヘッド3をキャリッジ10に搭載したプリンタ1を例に挙げて説明したが、これには限られず、複数の構成部材を位置決めした状態で組み付けて構成されるインクジェットヘッドをキャリッジに相当する部材に搭載する他のインクジェットプリンタにも適用することができる。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタを製造するに色材噴射ヘッドを搭載するディスプレイ製造用プリンタ,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイやFED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極材噴射ヘッドを搭載する電極製造用プリンタ等にも適用することができる。
1…プリンタ,3…記録ヘッド,7…本体フレーム,10…キャリッジ,12…駆動部品,13…キャッピング機構,14…ワイピング機構,15…キャップ,16…ワイパー,17…インクカートリッジ,19…ホルダー,20…流路プレート,21…回路基板,22…ヘッドユニット,23…振動子ユニット,24…ヘッドケース,24a…ケース本体部,24b…フランジ部,25…流路ユニット,43…コネクタ,48…圧電素子,54…位置決め穴,55…流路基板,56…ノズル基板,57…振動板,61…圧力室,63…ノズル,64…ノズル列,83…底板,85…紙幅センサー,86…挿通口

Claims (4)

  1. 液体を噴射するノズルが開設されたノズル面を有するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドが取り付けられるキャリッジと、
    を備え、前記キャリッジの走査基点が設定された一端から液体の着弾対象が通過する領域を挟んで反対側の他端との間において前記キャリッジを走査させるインクジェットプリンタであって、
    前記インクジェットヘッドは、走査方向における前記キャリッジの中心よりも走査方向の一端側に偏らせた状態で前記キャリッジに取り付けられ、
    前記インクジェットヘッドを前記キャリッジに対して偏らせることでキャリッジにおけるインクジェットヘッドの他端側の側方に空間を設け
    前記走査方向の他端に、前記着弾対象の搬送に係る機構の部品が配置され、
    前記他端に位置する前記インクジェットヘッドの側方の前記空間内に、前記部品の少なくとも一部が進入可能であることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記走査基点に位置する前記インクジェットヘッドのノズル面に対向する位置に、当該インクジェットヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構が配置されたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記空間に、前記着弾対象の端部を検出する検出装置が配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記空間に、インクジェットヘッドの駆動に係る配線が接続されるコネクタが配置されたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のインクジェットプリンタ
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