JP2010099880A - 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイピング時に払拭部材とヘッドを構成する流路板やノズル板のエッジ部との干渉によってこれらの部材が損傷する。
【解決手段】液滴を吐出するノズル104が形成されたノズル面103aを有するノズル板103と、ノズル板103の外周部を囲むノズル保護部材200とを備え、ノズル保護部材200は、滴吐出方向側の表面200aがノズル面103aよりも滴吐出方向に突出した第1位置と、ノズル面103aと段差が略なくなる第2位置との間で移動可能であって、第1の位置に付勢されて設けられ、ノズル保護部材200は、記録時には第1位置に保たれ、ノズル面103aをワイパ部材83で払拭するワイピング時には第2位置に移動される。
【選択図】図7

Description

本発明は液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。
液体吐出ヘッドとしては、個別流路(以下「加圧液室」という。)内のインクを加圧する圧力を発生するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子などで構成される圧電アクチュエータを用いたもの、発熱抵抗体などで構成されるサーマルアクチュエータを用いたもの、静電力を発生する静電アクチュエータを用いたものなどが知られている。
このような液体吐出ヘッドを記録ヘッドに用いる画像形成装置(以下、単に「インクジェット記録装置」ともいう。)においては、インクをノズルから用紙に吐出させて記録を行なう関係上、ノズルからの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇や、インクの固化、塵埃の付着、さらには気泡の混入などにより吐出不良の状態となり、記録不良を起こすという問題を抱えていることから、記録ヘッドの性能を維持回復する維持回復機構(装置)を備えている。
例えば、通常の維持回復装置は、保湿用キャップ、吸引用キャップ及びノズル面を払拭して清浄化する払拭部材としてのワイパーブレード(ワイパ部材)などを有する。保湿用キャップは、インクの自然蒸発によって生じるノズル付近のインクの増粘固着を防止するためにノズル面を高い密閉性を保って覆うためのものである。吸引用キャップは、ノズルから増粘したインクを吸引して排出するためのものであり、吸引手段としての吸引ポンプが接続される。吸引用キャップは、保湿用キャップと兼用されることもある。ワイパーブレードは、ノズル面に付着したインクを拭き取って除去する。
また、液体吐出ヘッドとしては、特許文献1ないし3に開示されているように、流路を形成する流路板と流路に連通するノズルを形成したノズル板とを積層した構造とした場合、ノズル板の外周面を含むヘッド外周面やノズル面の周縁部を保護するためのノズルカバー(ノズル保護部材)を備えるものが知られている。なお、ノズルカバーを備えないヘッドも知られている(特許文献5参照)。
一般的なノズルカバーは、ノズル面における複数のノズル列を露出するような開口が設けられ、開口以外の部分はノズル面に重なる様に配置され、更に、流路板やノズル板のエッジ部を覆い隠すために曲げられて、ノズル面の周縁部に臨んでいる形状となっている。このノズルカバーの機能は、用紙が搬送中に浮き上がった場合に用紙端部が記録ヘッドの流路板やノズル板のエッジ部に引っ掛かって各部材を損傷したり、ノズル板のノズル面を損傷することを防止し、また、上述した維持信頼性機構によるワイパ部材による払拭時にワイパ部材と流路板やノズル板のエッジ部との干渉によってこれらの部材が損傷することを防止するものである。
従来、特許文献4に開示されているように、描画ヘッドの筆記面を保護するカバー部材と描画ヘッドとを相対的に接近・離間可能に配置し、描画時にはカバー部材の表面が描画ヘッドの先端部よりも突出した位置とし、描画ヘッドのワイピング時にはカバー部材の表面が描画ヘッドの先端部よりも後退した位置とする装置が知られている。
特開2004−284255号公報 特許第3120821号公報 特開2005−014505号公報 特開2003−072041号公報 特開2006−051746号公報
上述した特許文献4に記載のように、描画時にはカバー部材の表面が描画ヘッドの先端部よりも突出した位置とし、描画ヘッドのワイピング時にはカバー部材の表面が描画ヘッドの先端部よりも後退した位置とする構成にあっては、ワイピング時に払拭部材とヘッドを構成する流路板やノズル板のエッジ部との干渉によってこれらの部材が損傷することを防止するというノズル保護部材の機能を果たすことができない、つまり、払拭部材とヘッドを構成する流路板やノズル板のエッジ部との干渉によってこれらの部材が損傷するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ワイピング時の部材損傷を防止しつつ確実にノズル面を払拭清掃できるとともに、記録時に用紙との干渉による部材の損傷を防止することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、
液滴を吐出するノズルが形成されたノズル面を有するノズル板と、
前記ノズル板の外周部を囲むノズル保護部材と、を備え、
前記ノズル保護部材の全部又は一部は、滴吐出方向側の表面が前記ノズル面よりも滴吐出方向に突出した第1位置と、前記ノズル板のノズル面と段差が略なくなる第2位置との間で移動可能であって、前記第1の位置に付勢されて設けられ、
前記ノズル保護部材の全部又は一部は、記録時には前記第1位置に保たれ、前記ノズル面を払拭部材で払拭するワイピング時には前記第2位置に移動される
構成とした。
本発明に係る液体吐出ヘッドは、
液滴を吐出するノズルが形成されたノズル面を有するノズル板と、
前記ノズル板の外周部を囲むノズル保護部材と、を備え、
前記ノズル保護部材の全部又は一部は、滴吐出方向側の表面が記録時には前記ノズル面よりも滴吐出方向に突出し、前記ノズル面を払拭部材で払拭するワイピング時には前記ノズル面との間の段差を記録時よりも減少する方向に移動するように設けられている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えた構成とした。
ここで、前記ノズル保護部材の全部又は一部は前記払拭部材と当接することで移動される構成とできる。
また、前記ノズル保護部材の表面に当接して前記ノズル保護部材の全部又は一部を移動させる突き上げ部材を備えている構成とできる。
この場合、前記突き上げ部材は当接する部分がローラ状である構成とできる。
本発明に係る液体吐出ヘッドによれば、ノズル保護部材の全部又は一部は、滴吐出方向側の表面がノズル面よりも滴吐出方向に突出した第1位置と、ノズル板のノズル面と段差が略なくなる第2位置との間で移動可能であって、第1位置に付勢されて設けられ、ノズル保護部材の全部又は一部は、記録時には第1位置に保たれ、ノズル面を払拭部材で払拭するワイピング時には第2位置に移動される構成としたので、ワイピング時の部材損傷を防止しつつ確実にノズル面を払拭清掃できるとともに、記録時に用紙との干渉による部材の損傷を防止することができる。
本発明に係る液体吐出ヘッドによれば、ノズル保護部材の全部又は一部は、滴吐出方向側の表面が記録時にはノズル面よりも滴吐出方向に突出し、ノズル面を払拭部材で払拭するワイピング時にはノズル面との間の段差を記録時よりも減少する方向に移動するように設けられている構成としたので、ワイピング時の部材損傷を防止しつつ確実にノズル面を払拭清掃できるとともに、記録時に用紙との干渉による部材の損傷を防止することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、ワイピング時の部材損傷を防止しつつ確実にノズル面を払拭清掃できるとともに、記録時に用紙との干渉による部材の損傷を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図2は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型インクジェット記録装置であり、装置本体1の左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド31、32でキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して図2で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド34a、34b(区別しないときは「記録ヘッド34」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド34aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド34bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。
また、キャリッジ33には、記録ヘッド34のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのサブタンク35a、35b(区別しないときは「サブタンク35」という。)を搭載している。このサブタンク35には、カートリッジ装填部4に着脱自在に装着される各色のインクカートリッジ10y、10m、10c、10kから、供給ポンプユニット5によって各色の供給チューブ36を介して、各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図2のベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロである拍車63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構81を配置している。この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a、82b(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするための払拭部材であるワイパ部材(ワイパブレード)83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84と、キャリッジ33をロックするキャリッジロック87などとを備えている。また、図示しないが、このヘッドの維持回復機構81の下方側には維持回復動作によって生じる廃液を収容するための交換されない廃液タンクを、維持回復機構81の側方側には交換可能な廃液タンクを、それぞれ備えている。
また、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド37で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
そして、記録ヘッド34のノズルの維持回復を行うときには、キャリッジ33をホーム位置である維持回復機構81に対向する位置に移動して、キャップ部材82によるキャッピングを行ってノズルからの吸引を行うノズル吸引、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出などの維持回復動作を行うことにより、安定した液滴吐出による画像形成を行うことができる。
次に、記録ヘッド34を構成する液体吐出ヘッドの一例について図3ないし図5を参照して説明する。なお、図3は同ヘッドの分解斜視説明図、図4は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)に沿う断面説明図、図5は同ヘッドのノズル配列方向(液室短手方向)に沿う異なる例の断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、SUS基板で形成した流路基板(液室基板、流路板)101と、この流路基板101の下面に接合した振動板部材102と、流路基板101の上面に接合したノズル板103とを有し、これらによって液滴(液体の滴)を吐出する複数のノズル104がそれぞれノズル連通路105を介して連通する個別流路としての複数の液室(加圧液室、圧力室、加圧室、流路などとも称される。)106、液室106にインクを供給する供給路を兼ねた流体抵抗部107、この流体抵抗部107を介して液室106と連通する連通部108を形成し、連通部108に振動板部材102に形成した供給口109を介して後述するフレーム部材117に形成した共通液室110からインクを供給する。
流路基板101は、流路板101Aと連通板101Bとを接着して構成している。この流路基板101は、SUS基板を、酸性エッチング液を用いてエッチング、あるいは打ち抜き(プレス)などの機械加工することで、連通路105、加圧液室106、流体抵抗部107などの開口をそれぞれ形成している。
振動板部材102は各液室106に対応してその壁面を形成する各振動領域(ダイアフラム部)102aを有し、振動領域102aの面外側(液室106と反対面側)に島状凸部102bが設けられ、この島状凸部102bに振動領域102aを変形させる駆動手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての積層型圧電素子部材112の圧電素子柱112A上端面(接合面)を接合している。また、積層型圧電素子部材112の下端面はベース部材113に接合している。
ここで、圧電素子部材112は、圧電材料層121と内部電極122a、122bとを交互に積層したものであり、内部電極122a、122bをそれぞれ端面、即ち圧電素子部材112の振動板部材102に略垂直な側面に引き出して、この側面に形成された端面電極(外部電極)123、124に接続し、端面電極(外部電極)123、124間に電圧を印加することで積層方向の変位を生じる。この圧電素子部材112は、ハーフカットダイシングによる溝加工を施して1つの圧電素子部材に対して所要数の圧電素子柱112A、112Bを所定の間隔で櫛歯状に形成したものである。
なお、圧電素子部材112の圧電素子柱112A、112Bは、同じものであるが、駆動波形を与えて駆動させる圧電素子柱を圧電素子柱112A、駆動波形を与えないで単なる支柱として使用する圧電素子柱を圧電素子柱112Bとして区別している。この場合、図5に示すように、駆動用圧電素子柱112Aと支柱用圧電素子柱112Bとを交互に使用するバイピッチ構成としているが、すべての圧電素子柱を駆動用圧電素子柱112Aとして使用するノーマルピッチ構成とすることもできる。
また、すべての圧電素子柱112Aの共通外部電極124は電気的に共通に接続されて、圧電素子部材112(圧電素子列)の一端部側の複数の圧電素子柱112Bで外部電極123側の端面に引き出され、この共通外部電極と各駆動用圧電素子柱112Aの個別外部電極123には駆動信号を与えるために半田部材で可撓性を有する配線部材としてのFPC115が接続されている。
ノズル板103は、ニッケル(Ni)の金属プレートから形成したもので、エレクトロフォーミング法(電鋳)で製造している。このノズル板103には各液室106に対応して直径10〜35μmのノズル104を形成し、流路板101に接着剤接合している。そして、このノズル板103の液滴吐出側面(吐出方向の表面:吐出面、又は液室106側と反対の面)には撥水層を設けている。
なお、このヘッドでは、圧電素子部材112の圧電方向としてd33方向の変位を用いて液室106内インクを加圧する構成とし、更に、液滴の吐出方向が液室106でのインクの流れ方向と異なるサイドシュータ方式で液滴を吐出させる構成としている。
さらに、これらの圧電素子部材112、ベース部材113及びFPC115などで構成されるアクチュエータ部の外周側には、エポキシ系樹脂或いはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成したフレーム部材117を接合している。そして、このフレーム部材117には前述した共通液室110を形成し、更に共通液室110に外部からインクを供給するための供給口119を形成し、この供給口119は更に図示しないサブタンクやインクカートリッジなどのインク供給源に接続される。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば押し打ち方式で駆動する場合には、図示しない制御部から記録する画像に応じて駆動用圧電素子柱112Aに20〜50Vの駆動パルス電圧を選択的に印加することによって、パルス電圧が印加された圧電素子柱112Aが変位して振動板部材102の振動領域102aをノズル板103方向に変形させ、液室106の容積(体積)変化によって液室106内のインクを加圧することで、ノズル板103のノズル104から液滴が吐出される。そして、液滴の吐出に伴って液室106内の圧力が低下し、このときのインク流れの慣性によって液室106内には若干の負圧が発生する。この状態の下において、圧電素子柱112Aへの電圧の印加をオフ状態にすることによって、振動板部材102が元の位置に戻って液室106が元の形状になるため、さらに負圧が発生する。このとき、共通液室110から液室106内にインクが充填され、次の駆動パルスの印加に応じて液滴がノズル104から吐出される。
なお、液体吐出ヘッドは、上記の押し打ち以外にも、引き打ち方式(振動板部材102を引いた状態から開放して復元力で加圧する方式)、引き−押し打ち方式(振動板部材102を中間位置で保持しておき、この位置から引いた後、押出す方式)などの方式で駆動することもできる。
次に、本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図6及び図7を参照して説明する。なお、図6は同液体吐出ヘッドをノズル面側から見た説明図、図7は図6のX1−X1に沿う模式的部分断面説明図である。また、以下の実施形態ではヘッドをキャリッジに装着した状態(滴吐出方向が図において下側を向く状態)で図示している。
この液体吐出ヘッド(記録ヘッド34)は、前述した図3ないし5で説明したような液体吐出ヘッドで構成されるヘッド部100と、このヘッド部100の外周部を囲むノズル保護部材200とを有している。なお、ヘッド部100のノズル板103の外周部とノズル保護部材200との隙間は殆んど無い状態となっているが、図では見やすくするために隙間を拡大して示している。
ノズル保護部材200は、ヘッド部100のフレーム部材117に設けられたガイド部材131とノズル保護部材200に設けられたガイド溝201とによって、ヘッド部100に対して上下方向(滴吐出方向に沿う方向)に移動可能に設けられ、フレーム部材117の滴吐出方向側表面(以下「基準面」という。)117aとノズル保護部材200のフランジ部202内面との間に介装したばね部材などの弾性部材203によって、滴吐出方向に付勢され、図7に示すように、ノズル保護部材200の滴吐出方向側表面200aがノズル板103の滴吐出方向側表面(ノズル面)102aから突出した第1位置に保持されている。
また、ノズル保護部材200のフランジ部202内面側に、フレーム部材117の基準面117aに突き当たる位置決め用凸部204が形成されている。ここで、ノズル保護部材200の表面200aから位置決め用凸部204の滴吐出方向と反対方向側表面(これを「基準面」という。)204aまでの厚みt1と、ヘッド部100のフレーム部材117の基準面117aからノズル面(ノズル板103の滴吐出方向表面)102aまでの厚みt0とは、略同じに形成されている。
これにより、ノズル保護部材200を上昇させて位置決め用凸部204をフレーム部材117の基準面117aに突き当てた(当接させた)位置(この位置を「第1位置」とする。)にしたときには、ノズル保護部材200の表面200aとヘッド部100のノズル板103のノズル面103aと段差が略なくなる。
このようにして、ノズル保護部材200(の全部)は、滴吐出方向側の表面200aがノズル面103aよりも滴吐出方向に突出した第1位置と、ノズル板103のノズル面103aと段差が略なくなる第2位置との間で移動可能であって、第1位置に付勢されて設けられている。
また、ノズル保護部材200にはワイパ部材83が突き当たるワイパ突き上げ凹部205が形成されている。なお、維持回復機構81のワイパ部材83はワイパホルダ90に保持されて昇降される(図8に示す矢示A、B方向)。
なお、ノズル保護部材200の表面には、撥水処理が施され、付着液の表面張力によってワイピング払拭効率を上げることが好ましい。撥水処理は表面塗布したものや、材料中に練りこませたものでもよい。撥水性材料としては、フッ素原子を有する有機化合物、特にフルオロアルキル基を有する有機物、ジメチルシリキサン骨格を有する有機ケイ素化合物等が使用できる。また、別の撥水性材料として、シリコン原子を有する有機化合物、特にアルキルシロキサン基を有する有機化合物が使用できる。撥水処理において得られた撥水性は、使用するインクに対して静的後退接触角にて30度以上あることが好ましい。
また、ノズル保護部材200は金属製としているが、樹脂で形成することもできる。樹脂材料で形成する場合、厚み精度が高いことが好ましいので、シリカ含有のエポキシ樹脂を用いることが好ましい。これにより、高精度で、高剛性な保護部材を得ることができる。
このように構成したので、記録時には、図8に示すように、ワイパ部材83が矢示B方向に下降した状態にあり、ノズル保護部材200は弾性部材203の反発力によって、ガイド溝201の上端面とガイド部材131とが当接する位置まで下降され、ノズル保護部材200の表面200aがノズル面103aから滴吐出方向に突き出した第1位置に保持され、ノズル保護部材200の表面200aとノズル面103aとの間には相対的に大きな段差が発生した状態となって保持されている。
したがって、記録時に用紙42が浮き上った場合でも、ノズル面103aよりも先にノズル保護部材200に接触することになり、用紙42がヘッド部100のノズル面103aやノズル板103などに干渉して、ノズル板やノズル面が損傷することが防止される。
そして、ヘッド部100のノズル面103aをワイピングするときには、図9に示すように、ワイパ部材83が矢示A方向に上昇して、ノズル保護部材200のワイパ突上げ凹部205の下面に突き当たってノズル保護部材200が弾性部材203の付勢力に抗して押し上げられ、ノズル保護部材200の基準面204aがフレーム部材117の基準面117aに突き当たる第2位置まで押し上げられる。つまり、ノズル保護部材200とノズル板103のノズル面103aとの段差が減少する方向に移動される。
その後、ワイパ部材83は記録ヘッド34に対して矢示C方向に相対移動し(移動過程を仮想線で図示している)、ノズル板103のノズル面103aを払拭する(ワイピングする)。このとき、ノズル保護部材200は、ワイパ部材83の払拭圧に維持された状態で第2位置に保持されており、ノズル保護部材200とノズル板103のノズル面103aとの段差が極わずかな状態(段差が略ない状態)で、ワイピングによるノズル面103aの払拭清掃が行われる。
そして、ワイパ部材83が破線図示のワイピングの拭き終わり位置83Aに移動すると、ワイパ部材83による払拭圧が解除されて、ノズル保護部材200は弾性部材203の復元力によって第1位置に戻ることになる。なお、ワイパ突上げ凹部205の深さは、ノズル板201のノズル面103a(払拭面)に対するワイパ部材83の食い込み量と同じであることが好ましい。
このワイピング時にもノズル保護部材200によってヘッド部100のノズル板103などの周囲が保護されているので、ワイパ部材83がヘッド部100の側壁面に干渉して流路板101やノズル板103、ワイパ部材83自体が損傷することが防止される。
このように、ノズル保護部材は、滴吐出方向側の表面がノズル面よりも滴吐出方向に突出した第1位置と、ノズル板のノズル面と段差が略なくなる第2位置との間で移動可能であって、第1位置に付勢されて設けられ、ノズル保護部材の全部又は一部は、記録時には第1位置に保たれ、ノズル面を払拭部材で払拭するワイピング時には第2位置に移動される構成とすることで、ワイピング時の部材損傷を防止しつつ確実にノズル面を払拭清掃できるとともに、記録時に用紙との干渉による部材の損傷を防止することができる。
また、ノズル保護部材は、滴吐出方向側の表面が記録時にはノズル面よりも滴吐出方向に突出し、ノズル面を払拭部材で払拭するワイピング時にはノズル面との間の段差を記録時よりも減少する方向に移動するように設けられていることで、ワイピング時の部材損傷を防止しつつ確実にノズル面を払拭清掃できるとともに、記録時に用紙との干渉による部材の損傷を防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図10及び図11を参照して説明する。なお、図10は同液体吐出ヘッドの模式的部分断面説明図、図11は図10の矢示D方向の側面説明図である。
ここでは、ワイパホルダ90上に、ワイピング時にワイパ部材83よりも前方側(先に記録ヘッド34に対向する側)に、ワイパ部材83とは別に、ノズル保護部材200を突き上げる突き上げ部材91を配置している。
これにより、ワイパ部材83の上昇に伴って突上げ部材91がノズル保護部材200の表面に当接し、ノズル保護部材200の基準面204aとフレーム部材117の基準面117aが突き当たる第2位置に押し上げ、ノズル保護部材200の表面200aとノズル板103のノズル面103aとの段差が小さくなった状態で、相対的な移動によるワイピング動作が行われる。突上げ部材91はワイピング時のワイパ部材83と同様に矢示C方向に移動する。
この場合、突上げ部材91が、ノズル板103のノズル面103aに当接して擦すことがないように、図11に示すようにノズル保護部材200の表面200a上を当接移動する形状としている。また、突上げ部材91は、ワイパピング時に移動負荷とならならないように摺動性の高い樹脂、例えばポリアセタール樹脂で形成することが好ましい。
次に、本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図12及び図13を参照して説明する。なお、図12は同液体吐出ヘッドの模式的部分断面説明図、図13は図12の矢示E方向の側面説明図である。
ここでは、ワイパホルダ90上に支持部材93に回転可能に支持したローラ部材92で突き上げ部材を構成している。
これにより、ワイパ部材83の上昇に伴って突上げ部材としてのローラ部材92がノズル保護部材200の表面に当接し、ノズル保護部材200の基準面204aとフレーム部材117の基準面117aが突き当たる第2位置に押し上げ、ノズル保護部材200の表面200aとノズル板103のノズル面103aとの段差が小さくなった状態で、相対的な移動によるワイピング動作が行われる。ローラ部材92はワイピング時のワイパ部材83と同様に矢示C方向に移動する。
この場合、ローラ部材92がノズル板103のノズル面103aのノズル面103aに当接して擦すことがないように、図13に示すように、ノズル保護部材200の表面200a上を当接移動するように、左右(ワイピング方向と直交する方向)の両端部に分けて配置している。ローラ部材92は、ワイピング時に移動負荷とならぬないように転がり抵抗が低い構成とする。
また、ローラ部材92の表面には、吸収体部材が設けられていてもよい。これにより、ローラ部材92の移動経路中に付着したインクをワイパ部材83よりも先に吸収除去することができる。さらに、ローラ部材92がノズル面103aに接触して移動してもノズル面103aに影響を与えない場合には、ローラ部材92をワイピング方向と直交にノズル保護部材200の長さと同様な長さの一本のローラ部材として、ローラ部材でノズル面103a及びノズル保護部材200の表面200aを払拭した後、ワイパ部材83によって払拭されるようにすることもできる。
次に、本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図14及び図15を参照して説明する。なお、図14は同液体吐出ヘッドをノズル面側から見た説明図、図15は図14のX2−X2に沿う模式的部分断面説明図である。
ここでは、前記第1実施形態の弾性部材203を使用せずに自重で第1位置に保持される構成としている。また、位置決め用凸部204、ワイパ部材突き当て凹部205を設けない構成としている。
次に、本発明の第5実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図16を参照して説明する。なお、図16は同液体吐出ヘッドの模式的部分断面説明図である。
ここでは、前記第1実施形態のワイパ部材突き当て凹部205を設けない構成としている。
次に、本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図17及び図18を参照して説明する。なお、図17は同液体吐出ヘッドをノズル面側から見た説明図、図18は図17のX3−X3に沿う模式的部分断面説明図である。
ここでは、ノズル保護部材200は、ヘッド部100のフレーム部材117に固定した固定部分210と、ヘッド部100のフレーム部材117に上下動可能に取り付けた可動部分211とで構成されている。ここで、可動部分211は、ワイピング方向(図18の矢示C方向)と直交する方向で、ノズル板103のワイピング方向の幅以上で、ヘッド部100の両側面に対向する部分である。
そして、ノズル保護部材200の一部である可動部分211は、前記第1実施形態のノズル保護部材200と同様な構成でヘッド部100に保持されている。つまり、ヘッド部100のフレーム部材117に設けられた図示しないガイド部材と可動部分211に設けられたガイド溝とによって、ヘッド部100に対して上下方向(滴吐出方向に沿う方向)に移動可能に設けられ、フレーム部材117の117aと可動部分211のフランジ部212内面との間に介装したばね部材などの弾性部材213によって、滴吐出方向に付勢され、図18に示すように、ノズル保護部材200の滴吐出方向側表面200a(可動部分211の表面211aを含む)がノズル板103の滴吐出方向側表面(ノズル面)102aから突出した第1位置に保持されている。
また、可動部材211のフランジ部212内面側に、フレーム部材117の基準面117aに突き当たる位置決め用凸部214が形成され、可動部分211を上昇させて位置決め用凸部214の基準面214aをフレーム部材117の基準面117aに突き当てた(当接させた)第1位置にしたときには、可動部分211の表面211aとヘッド部100のノズル板103のノズル面103aと段差が略なくなる。
このようにして、ノズル保護部材200の一部である可動部分211は、ノズル保護部材200の表面200aの一部を構成する表面211aがノズル面103aよりも滴吐出方向に突出した第1位置と、ノズル板103のノズル面103aと段差が略なくなる第2位置との間で移動可能であって、第1位置に付勢されて設けられている。
このように構成したので、図18に示すように、ワイパ部材83がワイピング位置まで上昇して矢示C方向に移動されるとき、ワイパ部材83が可動部分211に接触することで、ワイパ部材83によって可動部分211が第1位置から第2位置に突き上げられて可動部分211の表面211aとノズル板103のノズル面103aと段差が略なくなった状態になり、ワイパ部材83によるワイピングが行われる。
なお、ノズル保護部材200や可動部分211のワイパ部材83が当接及び払拭時に接触する稜線部分には、ワイピング動作に影響がないようにR形状又は面取り形状が施されていることが好ましい。
このように、ノズル保護部材の一部を可動部分として第1位置と第2位置との間で移動可能にすることによって、可動する部分が少なくてすみ、ワイピング時にワイパ部材にノズル保護部材側からかかる負荷を小さくすることができる。
なお、上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、狭義のインク以外の液体や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の一例を示す全体構成を説明する側面説明図である。 同装置の要部平面説明図である。 同装置の記録ヘッドを構成する液体吐出ヘッドの一例を示す分解斜視説明図である。 同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)に沿う断面説明図である。 同ヘッドのノズル配列方向(液室短手方向)に沿う異なる例の断面説明図である。 本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドをノズル面側から見た説明図である。 図6のX1−X1に沿う模式的部分断面説明図である。 記録時の説明に供する説明図である。 ワイピング時の説明に供する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドの説明に供するワイピング時の模式的部分断面説明図である。 同じく図10を矢視D方向から見た模式的部分断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドの説明に供するワイピング時の模式的部分断面説明図である。 同じく図11を矢視E方向から見た模式的部分断面説明図である。 本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドをノズル面側から見た説明図である。 図13のX2−X2に沿う模式的部分断面説明図である。 本発明の第5実施形態に係る液体吐出ヘッドをノズル面側から見た説明図である。 本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドをノズル面側から見た説明図である。 図17のX3−X3に沿う模式的部分断面説明図である。
符号の説明
33…キャリッジ
34…記録ヘッド
83…ワイパ部材
90…ワイパホルダ
91…突き上げ部材
92…ローラ部材
100…ヘッド部
101…流路基板
103…ノズル板
103a…ノズル面
104…ノズル
131…ガイド部材
117…フレーム部材
200…ノズル保護部材
201…ガイド溝
202、212…フランジ部
203、213…弾性部材
204…位置決め用凸部
205…ワイパ突き上げ用凹部
211…可動部分

Claims (6)

  1. 液滴を吐出するノズルが形成されたノズル面を有するノズル板と、
    前記ノズル板の外周部を囲むノズル保護部材と、を備え、
    前記ノズル保護部材の全部又は一部は、滴吐出方向側の表面が前記ノズル面よりも滴吐出方向に突出した第1位置と、前記ノズル板のノズル面と段差が略なくなる第2位置との間で移動可能であって、前記第1の位置に付勢されて設けられ、
    前記ノズル保護部材の全部又は一部は、記録時には前記第1位置に保たれ、前記ノズル面を払拭部材で払拭するワイピング時には前記第2位置に移動される
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 液滴を吐出するノズルが形成されたノズル面を有するノズル板と、
    前記ノズル板の外周部を囲むノズル保護部材と、を備え、
    前記ノズル保護部材の全部又は一部は、滴吐出方向側の表面が記録時には前記ノズル面よりも滴吐出方向に突出し、前記ノズル面を払拭部材で払拭するワイピング時には前記ノズル面との間の段差を記録時よりも減少する方向に移動するように設けられている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  3. 請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッドを備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、前記ノズル保護部材の全部又は一部は前記払拭部材と当接することで移動されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3に記載の画像形成装置において、前記ノズル保護部材の表面に当接して前記ノズル保護部材の全部又は一部を移動させる突き上げ部材を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、前記突き上げ部材は当接する部分がローラ状であることを特徴とする画像形成装置。
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