JP7246854B2 - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクを吐出するインクジェットヘッドを有するインクジェット印刷装置に関するものである。
従来、紙およびフィルムなどの印刷媒体に対して、インクジェットヘッドからインクを吐出して印刷を施すインクジェット印刷装置が提案されている。また、このインクジェット印刷装置を用いて、建材や化粧パネルなどの基材に対して印刷処理を行うことも提案されている。
インクジェット印刷装置の印刷媒体の中には、湾曲しているものや、表面に凹凸が形成されているものがある。このような印刷媒体に印刷処理を施す場合、印刷媒体の印刷位置によって、印刷媒体とインクジェットヘッドとの間の距離が変動するため、インクジェットヘッドにおけるノズルの先端が露出したインク吐出面に対して、印刷媒体が接触するおそれがある。
インク吐出面に印刷媒体が接触した場合、インク吐出面上に形成された撥インク膜が破損するおそれがある。撥インク膜が損傷した場合、インク吐出面上にインクが付着しやすくなり、この付着したインクが、ノズルからのインクの吐出不良を招き、印刷画質が低下するおそれがある。
そこで、インクジェットヘッドのインク吐出面に対して、その表面を保護するためにノズルガードと呼ばれる保護部材を設けることが提案されている(たとえば特許文献1)。
ところで、インクジェット印刷装置においては、ノズルのインク吐出口にインクが固着したり、用紙から発生した紙粉などのゴミが付着したりすることがある。ノズルのインク吐出口にインクが固着したり紙粉が堆積したりした場合、ノズルからのインクの吐出方向の乱れや不吐出などの吐出不良が発生することがある。
このような吐出不良を低減するため、インクジェットヘッドのノズルからインクを強制的に吐出させる、いわゆるパージを行った後、ワイプブレードによってノズルのインク吐出口上を払拭する一連の動作が知られている。これによりノズルのインク吐出口に固着したインクとともに、ノズルのインク吐出口上のゴミがワイプブレードにより除去される。
たとえば特許文献2においては、矩形状のノズルガードにおける対向する2辺の短辺の一方の短辺から他方の短辺に向かってワイプブレードを移動させてワイプ動作を行う装置が提案されている。
特開2016-13683号公報 特開2016-32930号公報 特許第6147582号公報
ここで、上述したノズルガードを有するインクジェットヘッドの中には、インク吐出面とノズルガードとの間に、隙間が存在するものがある。このようなインクジェットヘッドにおいて、上述したようなパージおよびワイプ動作を行った場合、インク吐出面に付着しているインクの一部が、インク吐出面とノズルガードとの隙間に入り込むことがある。
そして、たとえばインクジェットヘッドを移動しながら印刷処理を行う方式である場合、印刷処理中において、インクジェットヘッドの移動に起因して、隙間に入り込んだインクがノズルガードの開口側に移動し、その移動したインクによってノズルが塞がれて吐出不良を招くおそれがある。
また、印刷処理を行っていない待機中においては、ノズルガードの開口はキャップによって密閉され、ノズルの先端は乾燥から保護されるが、このキャップのオープンおよびクローズ動作を繰り返して行うことによって、隙間に入り込んだインクがノズルガードの開口側に移動し、その移動したインクによってノズルが塞がれて吐出不良を招くおそれがある。
インク吐出面とノズルガードとの隙間に入り込んだインクを除去するため、たとえば特許文献2に記載のように、矩形状のノズルガードの一方の短辺から他方の短辺に向かってワイプブレードを移動させてワイプ動作を行ったとしても、一方の短辺近傍の隙間のインクは除去できる可能性があるが、残りの3辺近傍の隙間のインクは除去することが難しい。特に、ノズルガードの長辺近傍における隙間に入り込んだインクの方が、短辺近傍の隙間のインクよりも量が多いため、上述したような吐出不良を十分に抑制することができない。
また、特許文献3においては、上述したキャップによってインクを吸引してメンテナンスを行う際、キャップがインクジェットヘッドに押し付けられる圧力を弱くすることによって、ノズルガードとインク吐出面との間の隙間のインクが開口側に滲み出してくるのを抑制する方法が提案されている。
しかしながら、特許文献3に記載の方法では、ノズルガードとインク吐出面との間の隙間のインクを直接的に除去する方法ではないため、上述したようにインクジェットヘッドの移動に起因して隙間のインクが開口側に移動し、その移動したインクによってノズルが塞がれて吐出不良を招くおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、ノズルガードとインク吐出面との間の隙間のインクを除去し、インクジェットヘッドの移動に起因する吐出不良を抑制することができるインクジェット印刷装置を提供することを目的とするものである。
本発明のインクジェット印刷装置は、インクを吐出するノズルが複数配列されたノズル列とそのノズル列に対応する部分が開口され、ノズル列のインク吐出面に対して、隙間を介して設けられたノズルガードとを有するインクジェットヘッドと、ノズルガードの開口のノズル列が延びる方向の長さ以上の長さを有する長辺側吸収部材と、長辺側吸収部材をノズルガードの開口に押し当てた状態でノズル列が延びる方向に直交する方向に搬送する吸収部材搬送機構とを備える。
本発明のインクジェット印刷装置によれば、ノズルガードの開口のノズル列が延びる方向の長さ以上の長さを有する長辺側吸収部材を備え、その長辺側吸収部材をノズルガードの開口に押し当てた状態でノズル列が延びる方向に直交する方向に搬送するようにしたので、ノズルガードとインク吐出面との間の隙間のインクを除去することができる。特に、ノズルガードの長辺近傍の隙間に入り込んだインクを有効に除去することができる。したがって、インクジェットヘッドを移動させた場合においても、そのインクジェットヘッドの移動に起因する吐出不良を抑制することができる。
本発明のインクジェット印刷装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図 シャトルユニットの概略構成を示す図 インクジェットヘッドの外観を示す斜視図 図3に示すインクジェットヘッドのA-A線断面の一部を示す図 キャッピングユニットの概略構成を示す図 第1の吸収部材の一例を示す図 第2の吸収部材の一例を示す図 インクジェットヘッドに対するインクの供給系の概略構成を示す図 図1に示すインクジェット印刷装置の制御系を示すブロック図 本発明のインクジェット印刷装置の一実施形態のメンテナンス動作を説明するための説明図 本発明のインクジェット印刷装置の一実施形態のメンテナンス動作を説明するための説明図 本発明のインクジェット印刷装置の一実施形態のメンテナンス動作を説明するための説明図
以下、図面を参照して本発明のインクジェット印刷装置の一実施形態について詳細に説明する。本実施形態のインクジェット印刷装置は、インクジェットヘッドのメンテナンス機構およびその制御に特徴を有するものであるが、まずは、インクジェット印刷装置全体の構成について説明する。図1は、本実施形態のインクジェット印刷装置1の概略構成図である。なお、以下に示す実施形態の説明では、図1に矢印で示す上下左右前後を、インクジェット印刷装置1における上下左右前後方向とする。
本実施形態のインクジェット印刷装置1は、図1に示すように、シャトルベースユニット2と、フラットベッドユニット3と、シャトルユニット4とを備えている。
シャトルベースユニット2は、シャトルユニット4を支持するとともに、前後方向(副走査方向)にシャトルユニット4を移動させるものである。シャトルベースユニット2は、具体的には、架台部11と、副走査駆動モータ12(図9参照)とを備えている。
架台部11は、矩形枠状に形成されたものであり、シャトルユニット4を支持するものである。架台部11の左右の枠上には、前後方向に延びる副走査駆動ガイド13A,13Bがそれぞれ形成されている。副走査駆動ガイド13A,13Bは、シャトルユニット4を前後方向に移動するようにガイドするものである。副走査駆動モータ12は、シャトルユニット4を前後方向に移動させるものである。
フラットベッドユニット3は、建材や化粧パネルなどの印刷媒体15を支持するものである。フラットベッドユニット3は、シャトルベースユニット2の架台部11の内側に形成された直方体形状の凹部内に配置されている。フラットベッドユニット3は、印刷媒体15が載置される水平面である媒体載置面3aを有している。フラットベッドユニット3は、図示省略した油圧駆動機構などからなる昇降機構を有し、これにより媒体載置面3aの高さを調整できるように構成されている。
シャトルユニット4は、印刷媒体15に対して印刷処理を施すものである。図2は、シャトルユニット4の概略構成を示す図である。シャトルユニット4は、図2に示すように、筐体21と、主走査駆動ガイド22と、主走査駆動モータ23(図9参照)と、ヘッド昇降ガイド24と、ヘッド昇降モータ25(図9参照)と、ヘッドユニット26と、キャッピングユニット66と、メンテナンス部30とを備えている。
筐体21は、ヘッドユニット26などの各部を収納するものである。筐体21は、フラットベッドユニット3を左右方向に跨ぐような門型に形成されている。筐体21は、シャトルベースユニット2の架台部11に支持され、副走査駆動ガイド13A,13Bに沿って移動可能に構成されている。
主走査駆動ガイド22は、ヘッドユニット26を左右方向(主走査方向)に移動するようにガイドするものである。主走査駆動ガイド22は、左右方向に延びる長尺状の部材によって形成されている。ヘッドユニット26は、主走査駆動モータ23によって左右方向に移動する。
ヘッド昇降ガイド24は、ヘッドユニット26を上下方向に移動するようガイドするものである。ヘッド昇降ガイド24は、上下方向に細長い形状の部材から形成されている。ヘッド昇降ガイド24は、ヘッドユニット26とともに主走査駆動ガイド22に沿って左右方向に移動可能に構成されている。ヘッドユニット26は、ヘッド昇降モータ25によって上下方向に昇降する。
ヘッドユニット26は、上述したように主走査駆動ガイド22に沿って左右方向に移動しながら、印刷媒体15にインクを吐出することによって印刷処理を施すものである。ヘッドユニット26は、図2に示すように、4つのインクジェットヘッド31を有している。
図3は、インクジェットヘッド31の外観を示す斜視図であり、図4は、図3に示すインクジェットヘッド31のA-A線断面の一部を示す図である。
インクジェットヘッド31は、図3に示すように、ノズルプレート36と、ノズルガード32とを備えている。ノズルプレート36は、インクを吐出するノズル37が、前後方向に複数配列されたノズル列を有するものである。
ノズルガード32は、図4に示すように、ノズルプレート36のノズル列に対応する部分に開口46を有し、ノズル列のインク吐出面36aに対して、隙間40を介して設けられるものである。なお、本実施形態においては、インク吐出面36aは、ノズルプレート36の表面と同じ面である。
ノズルガード32は、ノズルプレート36のインク吐出面36aを保護するものである。ノズルガード32は、具体的には、ノズル列の周囲を覆うように形成された底板41と、底板41の周縁に立設された側壁42とを有している。底板41には、上述した開口46が形成されており、底板41とインク吐出面36aとの間に隙間40が形成されている。開口46は、前後方向に細長い矩形状に形成され、全ノズル37が露出するように形成されている。
4つのインクジェットヘッド31は、左右方向に並列して配置されている。4つのインクジェットヘッド31は、それぞれ異なる色(たとえばシアン、ブラック、マゼンダおよびイエロー)のインクを吐出するものである。
キャッピングユニット66は、インクジェット印刷装置1が印刷を行わない待機中において、ノズル37の乾燥を防ぐためにノズルガード32の開口46を密閉するものである。
キャッピングユニット66は、図2に示すように筐体21の左端部の内部に設置されている。そして、ヘッドユニット26が、筐体21の左端部の待機位置まで移動した際に、ノズルガード32の開口46を密閉するものである。
キャッピングユニット66は、図5に示すように、キャップ71と、キャップ土台72とを備えている。キャップ71は、長円形状の底部76と、底部76の周縁に立設された周壁77とを備えている。キャップ土台72は、キャップ71が形成される土台である。
キャッピングユニット66は、キャップ昇降モータ67(図9参照)によって上下方向に昇降するものである。具体的には、キャッピングユニット66は、キャップ71の周壁77がノズルガード32に当接する当接位置と、その当接位置より下方の退避位置との間で昇降するものである。
メンテナンス部30は、インクジェットヘッド31のインク吐出面36aおよびノズルガード32の下面をクリーニングし、かつノズルガード32とインク吐出面36aとの間の隙間40に入り込んだインクを除去するものである。
メンテナンス部30は、筐体21の左端部の内部に配置されている。メンテナンス部30は、図2に示すように、4つの第1の吸収部材81と、第1のシート搬送機構90と、4つの第2の吸収部材91と、第2のシート搬送機構92とを備えている。なお、本実施形態においては、第1の吸収部材81が、本発明の短辺側吸収部材に相当し、第2の吸収部材91が、本発明の長辺側吸収部材に相当し、第1のシート搬送機構90および第2のシート搬送機構92が、本発明の吸収部材搬送機構に相当するものである。
第1の吸収部材81と第2の吸収部材91は、4つのインクジェットヘッド31のそれぞれに対応して設けられている。なお、本実施形態においては、各インクジェットヘッド31のそれぞれに対して第1の吸収部材81および第2の吸収部材91を設けるようにしたが、これに限らず、第1の吸収部材81および第2の吸収部材91を1セットだけ設け、そのセットを各インクジェットヘッド31のメンテナンス動作に用いるようにしてもよい。
第1の吸収部材81は、ノズルガード32の開口46の左右方向(ノズル列が延びる方向に直交する方向)の長さL2(図3参照)以上の長さを有するシート状の部材である。第1の吸収部材81の材料としては、インクを吸収することができる材料であれば如何なる材料でも良いが、多孔質シートであることが好ましい。
第1の吸収部材81は、図6に示すように、先端側が、中央部分81a、左側部分81b、および右側部分81cの部分に分かれていてもよい。中央部分81aは、ノズルガード32の開口46に挿入されてインクジェットヘッド31のインク吐出面36aをワイプする部分である。中央部分81aの先端は、左側部分81bおよび右側部分81cの先端から突出している。中央部分81aの幅(左右方向の長さ)は、ノズルガード32の開口46の幅よりもやや小さい。左側部分81bおよび右側部分81cは、ノズルガード32の下面をワイプする部分である。
第1のシート搬送機構90は、第1の吸収部材81をノズルガード32の開口46に押し当てた状態で前後方向(ノズル列が延びる方向)に往復移動させるものである。第1のシート搬送機構90は、たとえば第1の吸収部材81を前後方向に移動させる駆動ベルト、駆動ベルトを搬送する駆動ローラおよび従動ローラなどから構成される。
また、第1のシート搬送機構90によって往復移動する第1の吸収部材81は、乾燥したインクに対して溶解性を有する液体を含むことが好ましい。このような液体を第1の吸収部材81に含めることによって、インク吐出面36aとノズルガード32の隙間40から滲み出して乾燥してしまったインクも適切に除去することができる。上記液体を予め含めた第1の吸収部材81を用いるようにしてもよいし、上記液体を貯留するタンクを設け、そのタンクに第1の吸収部材81を浸漬させる機械的な機構をシャトルユニット4内に設けるようにしてもよい。
上記液体としては、水及び界面活性剤を含む水性溶媒を用いることが好ましい。界面活性剤としては、たとえば脂肪酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホン酸ナトリウム、α-オレフィンスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸エステルナトリウム、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、α-スルホ脂肪酸エステルナトリウム、アルキル燐酸エステルナトリウム等のアニオン性界面活性剤;アルキルトリメチルアンモニウム、ジアルキルジメチルアンモニウム、等のカチオン性界面活性剤;ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、等のノニオン性界面活性剤;アルキルアミノ脂肪酸ナトリウム、アルキルベタイン、アルキルアミンオキサイド、等の両性界面活性剤を用いることができる。また、高分子系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、及びアセチレングリコール系界面活性剤等も用いることができる。これらのなかでもポリオキシエチレンアルキルエーテルを用いることが好ましく、そのHLB値は11~17、アルキル基の炭素数は8~15、エチレンオキサイドの付加モル数は6~25であることがより好ましい。
また、洗浄液には、さらに増粘剤を含むことが好ましい。増粘剤としては、水溶性高分子系増粘剤、粘土鉱物系増粘剤を用いることができる。水溶性高分子系増粘剤としては、天然高分子、半合成高分子、合成高分子を用いることができる。天然高分子としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、グアガム、ローカストビーンガム、ペクチン、トラガントガム、コーンスターチ、コンニャクマンナン、寒天等の植物系天然高分子;プルラン、キサンタンガム、デキストリン等の微生物系天然高分子;ゼラチン、カゼイン、にかわ等の動物系天然高分子、を用いることができる。半合成高分子としては、例えば、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース系半合成高分子;ヒドロキシエチルスターチ、カルボキシメチルスターチナトリウム、シクロデキストリン等のデンプン系半合成高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール等のアルギン酸系半合成高分子;ヒアルロン酸ナトリウム、を用いることができる。合成高分子としては、例えば、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリN- ビニルアセトアミド、ポリアクリルアミド等のビニル系合成高分子;ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンイミン、ポリウレタンを用いることができる。粘土鉱物系の増粘剤としては、例えば、モンモリロナイト、ヘクトライト、サポナイト等のスメクタイト系粘土鉱物を用いることができる。これらのなかでも、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを用いることが好ましい。
さらに、洗浄液には、上記の成分に加え、任意に、水溶性有機溶剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤等を適宜含むことができる。ワイプ液の粘度は、23℃において5~200mPa・sであることが好ましく、10~100mPa・sであることがより好ましい。
第2の吸収部材91は、図7に示すように、第1の吸収部材81の長さL3(図6参照)よりも長い部材であって、ノズルガード32の開口46の前後方向(ノズル列が延びる方向)の長さL1(図3参照)以上の長さL4を有するシート状の部材である。第2の吸収部材91の材料としては、インクを吸収することができる材料であれば如何なる材料でも良いが、多孔質シートであることが好ましい。多孔質シートを用いた場合には、安価かつ取扱いが容易であり、インクを適切に吸収させることができる。
第2の吸収部材91は、図7に示すように、先端側が、中央部分91a、後側部分91b、および前側部分91cの部分に分かれていてもよい。中央部分91aは、ノズルガード32の開口46に挿入されてインクジェットヘッド31のインク吐出面36aをワイプする部分である。中央部分91aの先端は、後側部分91bおよび前側部分91cの先端から突出している。中央部分91aの前後方向(ノズル列が延びる方向)の長さは、ノズルガード32の開口46の前後方向の長さよりもやや小さい。後側部分91bおよび前側部分91cは、ノズルガード32の下面をワイプする部分である。
第2のシート搬送機構92は、第2の吸収部材91をノズルガード32の開口46に押し当てた状態で左右方向(ノズル列が延びる方向に直交する方向)に往復移動させるものである。第2のシート搬送機構92は、たとえば第2の吸収部材91を左右方向に移動させる駆動ベルト、駆動ベルトを搬送する駆動ローラおよび従動ローラなどから構成される。
また、第2のシート搬送機構92によって往復移動する第2の吸収部材91についても、第1の吸収部材81と同様に、乾燥したインクに対して溶解性を有する液体を含むことが好ましい。
また、図2に示すように、各インクジェットヘッド31には、インク供給管53の一端が接続されている。そして、図8に示すように、インク供給管53の他端には、インクを貯留するインクタンク51が接続されている。インク供給管53には、供給ポンプ52が配置されており、この供給ポンプ52が動作することによって、インクタンク51に貯留されたインクが、インク供給管53を介してインクジェットヘッド31に供給される。
図9は、本実施形態のインクジェット印刷装置1の制御系を示すブロック図である。インクジェット印刷装置1は、装置全体を制御する制御部5を備えている。制御部5は、CPU(Central Processing Unit)、半導体メモリおよびハードディスクなどを備えている。制御部5は、半導体メモリまたはハードディスクなどの記憶媒体に予め記憶されたプログラムを実行し、かつ電気回路を動作させることによって図9に示す各部を制御するものである。
次に、本実施形態のインクジェット印刷装置1の印刷動作について説明する。
インクジェット印刷装置1において、印刷動作の開始前の待機状態では、シャトルユニット4は、待機位置に配置されている。シャトルユニット4の待機位置は、図1において実線で示すシャトルユニット4の位置であり、シャトルベースユニット2の架台部11の後端部である。
印刷ジョブが入力されると、制御部5は、副走査駆動モータ12を制御してシャトルユニット4を待機位置から印刷処理開始位置へ移動させる。シャトルユニット4の印刷処理開始位置は、図1において二点鎖線で示すシャトルユニット4の位置であり、シャトルベースユニット2の架台部11の前端部である。なお、印刷ジョブの入力に先立ち、印刷媒体15がフラットベッドユニット3の媒体載置面3a上に設置されている。
次いで、制御部5は、主走査駆動モータ23を制御してヘッドユニット26を主走査方向に移動させながら、入力された印刷ジョブに基づいて、インクジェットヘッド31を制御してノズル37からインクを吐出させることによって、1パス分の印刷を行う。次いで、制御部5は、副走査駆動モータ12を制御してシャトルユニット4を次のパスの印刷位置まで後方向に移動させる。制御部5は、この1パス分の印刷とシャトルユニット4の移動とを交互に繰り返すことにより、印刷媒体15に画像を形成する。
1枚分の印刷が終了すると、制御部5は、副走査駆動モータ12を制御してシャトルユニット4を待機位置へ配置する。これにより、印刷動作が終了となる。
次に、本実施形態のインクジェット印刷装置1のメンテナンス動作について、図10~図12を参照しながら説明する。
メンテナンス動作は、シャトルユニット4が待機位置に配置されているときに行われ、この際、シャトルユニット4内のヘッドユニット26は、キャッピングユニット66の上方に配置されている。
そして、ヘッドユニット26の各インクジェットヘッド31には、図10Aに示すように、キャッピングユニット66が当接した状態となっており、すなわち各インクジェットヘッド31のノズルガード32の開口46は、キャッピングユニット66のキャップ71によって密閉されている。なお、図10Bは、図10Aに示すインクジェットヘッド31を左側から見た図である。
メンテナンス動作が開始されると、まず、制御部5によってキャップ昇降モータ67が制御されてキャッピングユニット66が下降し、退避位置に配置される。
そして、制御部5によって供給ポンプ52が制御され、図11Aに示すように、各インクジェットヘッド31にインクが供給されて加圧されることによってパージが行われる。このパージによって、図11Aに示すようにインクジェットヘッド31のインク吐出面36aにインク滴dが形成され、さらに所定時間の経過によってノズル37内のインクが下降し、図11Bに示すようにインク滴dが成長する。
次いで、パージが終了した後、制御部5は、ヘッド昇降モータ25を制御してヘッドユニット26をクリーニング位置まで下降させる。ヘッドユニット26のクリーニング位置は、第1の吸収部材81および第2の吸収部材91によりインク吐出面36aをワイプするためのヘッドユニット26の位置である。
ヘッドユニット26のクリーニング位置への移動が完了した時点において、第1の吸収部材81は、ノズルガード32の前端よりも前側に配置される。また、第1の吸収部材81の中央部分81aの先端(上端)は、インク吐出面36aよりも高い位置にあり、第1の吸収部材81の左側部分81bおよび右側部分81cは、ノズルガード32の下面よりも高い位置にある。
次いで、制御部5は、第1のシート搬送機構90を制御することによって、図11Cに示すように第1の吸収部材81を前側から後側へ向かって移動させる。第1の吸収部材81が後方に移動し、ノズルガード32に接触すると、第1の吸収部材81はノズルガード32に押圧されて弾性変形する。そして、後方への移動とともに、第1の吸収部材81の中央部分81a、左側部分81bおよび右側部分81cの上端部が、ノズルガード32の下面を摺動してワイプする。これにより、ノズルガード32の下面に付着したインクやゴミなどが第1の吸収部材81によって払拭される。
第1の吸収部材81がノズルガード32の開口46の前端に到達すると、第1の吸収部材81の中央部分81aが、ノズルガード32の開口46内に挿入される。この後、第1の吸収部材81の中央部分81aの先端部はインク吐出面36aをワイプする。これにより、インク吐出面36a上に付着したインク滴dやゴミなどが払拭される。また、ノズルガード32に対する第1の吸収部材81の押圧によってノズルガード32の前側の短辺近傍に滲み出したインクが、第1の吸収部材81により吸収されて除去される。
第1の吸収部材81が、ノズルガード32の開口46の後端に到達すると、第1の吸収部材81の中央部分81aが開口46から抜ける。この後、第1の吸収部材81の中央部分81a、左側部分81bおよび右側部分81cの上端部がノズルガード32の下面をワイプする。
次に、制御部5は、第1のシート搬送機構90を制御することによって、図12Aに示すように第1の吸収部材81を後側から前側へ向かって移動させる。第1の吸収部材81が前方に移動し、ノズルガード32に接触すると、第1の吸収部材81はノズルガード32に押圧されて弾性変形する。そして、前方への移動とともに、第1の吸収部材81の中央部分81a、左側部分81bおよび右側部分81cの上端部が、ノズルガード32の下面を摺動してワイプする。
第1の吸収部材81がノズルガード32の開口46の後端に到達すると、第1の吸収部材81の中央部分81aが、ノズルガード32の開口46内に挿入される。この後、第1の吸収部材81の中央部分81aの先端部はインク吐出面36aをワイプする。これにより、インク吐出面36a上に付着したインク滴dやゴミなどが払拭される。また、ノズルガード32に対する第1の吸収部材81の押圧によってノズルガード32の後側の短辺近傍に滲み出したインクが、第1の吸収部材81により吸収されて除去される。
第1の吸収部材81が、ノズルガード32の開口46の前端に到達すると、第1の吸収部材81の中央部分81aが開口46から抜ける。この後、第1の吸収部材81の中央部分81a、左側部分81bおよび右側部分81cの上端部がノズルガード32の下面をワイプする。
第1の吸収部材81によるワイプが終了すると、次に第2の吸収部材91によるワイプが開始される。ヘッドユニット26が上述したクリーニング位置に配置されている状態において、第2の吸収部材91は、ノズルガード32の左端よりも左側に配置される。また、第2の吸収部材91の中央部分91aの先端(上端)は、インク吐出面36aよりも高い位置に配置され、第2の吸収部材91の後側部分91bおよび前側部分91cは、ノズルガード32の下面よりも高い位置に配置される。
次いで、制御部5は、第2のシート搬送機構92を制御することによって、図12Bに示すように第2の吸収部材91を左側から右側へ向かって移動させる。第2の吸収部材91が右方に移動し、ノズルガード32に接触すると、第2の吸収部材91はノズルガード32に押圧されて弾性変形する。そして、右方への移動とともに、第2の吸収部材91の中央部分91a、後側部分91bおよび前側部分91cの上端部が、ノズルガード32の下面を摺動してワイプする。
第2の吸収部材91がノズルガード32の開口46の左端に到達すると、第2の吸収部材91の中央部分91aが、ノズルガード32の開口46内に挿入される。この後、第2の吸収部材91の中央部分91aの先端部はインク吐出面36aをワイプする。また、ノズルガード32に対する第2の吸収部材91の押圧によってノズルガード32の左側の長辺近傍に滲み出したインクが、第2の吸収部材91により吸収されて除去される。
第2の吸収部材91が、ノズルガード32の開口46の右端に到達すると、第2の吸収部材91の中央部分91aが開口46から抜ける。この後、第2の吸収部材91の中央部分91a、後側部分91bおよび前側部分91cの上端部がノズルガード32の下面をワイプする。
次に、制御部5は、第2のシート搬送機構92を制御することによって、図12Cに示すように第2の吸収部材91を右側から左側へ向かって移動させる。第2の吸収部材91が左方に移動し、ノズルガード32に接触すると、第2の吸収部材91はノズルガード32に押圧されて弾性変形する。そして、左方への移動とともに、第2の吸収部材91の中央部分91a、後側部分91bおよび前側部分91cの上端部が、ノズルガード32の下面を摺動してワイプする。
第2の吸収部材91がノズルガード32の開口46の右端に到達すると、第2の吸収部材91の中央部分91aが、ノズルガード32の開口46内に挿入される。この後、第2の吸収部材91の中央部分91aの先端部はインク吐出面36aをワイプする。また、ノズルガード32に対する第2の吸収部材91の押圧によってノズルガード32の右側の長辺近傍に滲み出したインクが、第2の吸収部材91により吸収されて除去される。
第2の吸収部材91が、ノズルガード32の開口46の左端に到達すると、第2の吸収部材91の中央部分91aが開口46から抜ける。この後、第2の吸収部材91の中央部分91a、後側部分91bおよび前側部分91cの上端部がノズルガード32の下面をワイプする。これにより、本実施形態のメンテナンス動作が終了となる。
メンテナンス動作の後、印刷処理を行う場合には、ヘッド昇降モータ25によってヘッドユニット26が上昇して所定の位置まで移動し、その後、主走査駆動ガイド22に沿って左右方向に移動して印刷処理が行われる。
なお、メンテナンス動作の後、印刷処理を行わない場合には、キャッピングユニット66が再び上昇し、図10Aおよび図10Bに示したように、インクジェットヘッド31にキャッピングユニット66が当接した状態となる。
また、メンテナンス動作については、印刷処理を開始する直前に自動的に行うようにしてもよいし、ユーザの指示入力に応じて行うようにしてもよい。また、予め設定された期間毎または予め設定された印刷枚数毎に行うようにしてもよい。
上記実施形態のインクジェット印刷装置1によれば、第2の吸収部材91をノズルガード32の開口46に押し当てた状態で左右方向に搬送するようにしたので、ノズルガード32とインク吐出面36aとの間の隙間40のインクを除去することができる。特に、ノズルガード32の長辺近傍の隙間40に入り込んだインクを有効に除去することができる。したがって、インクジェットヘッドを移動させた場合においても、そのインクジェットヘッドの移動に起因する吐出不良を抑制することができる。
また、上記実施形態では、第2の吸収部材91を左右方向に往復移動させてワイプするようにしたので、ノズルガード32の対向する2つの長辺近傍の隙間40に入り込んだインクを有効に除去することができる。
また、上記実施形態では、第1の吸収部材81を前後方向に移動させてワイプするようにしたので、ノズルガード32の短辺近傍の隙間40に入り込んだインクを有効に除去することができる。さらに、第1の吸収部材81を前後方向に往復移動させてワイプするようにしたので、ノズルガード32の対向する2つの短辺近傍の隙間40に入り込んだインクを有効に除去することができる。
また、上記実施形態のメンテナンス動作においては、パージを行った後に、第1の吸収部材81および第2の吸収部材91によるワイプを行うようにしたので、一連の動作の流れの中で、メニスカスの形成およびノズルガード32とインク吐出面36aの間の隙間40のインク除去を行うことができる。これにより、即座に印刷処理を開始することができる。
また、第1の吸収部材81によるワイプと第2の吸収部材91によるワイプの順番としては、上記実施形態のメンテナンス動作とは逆に、第2の吸収部材91によるワイプの後に第1の吸収部材81によるワイプを行ってもよいが、第1の吸収部材81によるワイプの後に第2の吸収部材91によるワイプを行う方がより好ましい。
この順番によれば、第1の吸収部材81によるワイプによって、パージにより形成されたインク滴をほとんど除去することができ、この第1の吸収部材81によるワイプの際に、ノズルガード32とインク吐出面36aとの間の隙間40に入り込んだインクを、次の第2の吸収部材91によるワイプによって適切に除去することができるからである。
逆に、第2の吸収部材91によるワイプを先に行った場合、パージにより形成されたインク滴をノズルガード32の長辺近傍の隙間40に押し込んでしまう可能性があり、このインクを第1の吸収部材81によるワイプによって除去することが難しい場合もあるからである。
本発明のインクジェット印刷装置に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記)
本発明のインクジェット印刷装置において、吸収部材搬送機構は、長辺側吸収部材をノズル列が延びる方向に直交する方向について往復移動させることができる。
本発明のインクジェット印刷装置においては、ノズルガードの開口の上記直交する方向の長さ以上の長さを有する短辺側吸収部材を有することができ、吸収部材搬送機構は、短辺側吸収部材をノズルガードの開口に押し当てた状態でノズル列が延びる方向に搬送することができる。
本発明のインクジェット印刷装置において、吸収部材搬送機構は、短辺側吸収部材をノズル列が延びる方向について往復移動させることができる。
本発明のインクジェット印刷装置においては、インクジェットヘッドに対してインクを加圧して供給する供給ポンプと、吸収部材搬送機構および供給ポンプを制御する制御部とを有することができ、制御部は、印刷のためのインク吐出の前に、供給ポンプを制御することによってインクジェットヘッドからインクを吐出させた後、吸収部材搬送機構を制御することによって長辺側吸収部材を搬送することができる。
本発明のインクジェット印刷装置においては、長辺側吸収部材として、多孔質シートを用いることができる。
本発明のインクジェット印刷装置において、長辺側吸収部材は、乾燥したインクに対して溶解性を有する液体を含むことが好ましい。
1 インクジェット印刷装置
2 シャトルベースユニット
3 フラットベッドユニット
3a 媒体載置面
4 シャトルユニット
5 制御部
11 架台部
12 副走査駆動モータ
15 印刷媒体
21 筐体
22 主走査駆動ガイド
23 主走査駆動モータ
24 ヘッド昇降ガイド
25 ヘッド昇降モータ
13A,13B 副走査駆動ガイド
26 ヘッドユニット
30 メンテナンス部
31 インクジェットヘッド
32 ノズルガード
36 ノズルプレート
36a インク吐出面
37 ノズル
40 隙間
41 底板
42 側壁
46 開口
51 インクタンク
52 供給ポンプ
53 インク供給管
66 キャッピングユニット
67 キャップ昇降モータ
71 キャップ
72 キャップ土台
76 底部
77 周壁
81 第1の吸収部材
81a 中央部分
81b 左側部分
81c 右側部分
90 第1のシート搬送機構
91 第2の吸収部材
91a 中央部分
91b 後側部分
91c 前側部分
92 第2のシート搬送機構

Claims (4)

  1. インクを吐出するノズルが複数配列されたノズル列と、該ノズル列に対応する部分が開口され、前記ノズル列のインク吐出面に対向して設けられ、隙間を介して前記ノズル列の周囲を覆うように形成された底板を有するノズルガードとを有するインクジェットヘッドと、
    前記ノズルガードの開口の前記ノズル列が延びる方向の長さ以上の長さを有する長辺側吸収部材と、
    前記ノズルガードの開口の前記ノズル列が延びる方向に直交する方向の長さ以上の長さを有する短辺側吸収部材と、
    前記短辺側吸収部材を前記ノズルガードの開口に押し当てた状態で前記ノズル列が延びる方向に搬送することによって、前記隙間から滲み出したインクを前記短辺側吸収部材によって吸収した後に、前記長辺側吸収部材を前記ノズルガードの開口に押し当てた状態で前記ノズル列が延びる方向に直交する方向に搬送することによって、前記隙間から滲み出したインクを前記長辺側吸収部材によって吸収する吸収部材搬送機構とを備えたインクジェット印刷装置。
  2. 前記吸収部材搬送機構が、前記長辺側吸収部材を前記直交する方向について往復移動させる請求項1記載のインクジェット印刷装置。
  3. 前記吸収部材搬送機構が、前記短辺側吸収部材を前記ノズル列が延びる方向について往復移動させる請求項1または2記載のインクジェット印刷装置。
  4. 前記インクジェットヘッドに対してインクを加圧して供給する供給ポンプと、
    前記吸収部材搬送機構および前記供給ポンプを制御する制御部とを有し、
    前記制御部が、印刷のためのインク吐出の前に、前記供給ポンプを制御することによって前記インクジェットヘッドからインクを吐出させた後、前記吸収部材搬送機構を制御することによって前記長辺側吸収部材を搬送する請求項1から3いずれか1項記載のインクジェット印刷装置。
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