JP2016124111A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッドのインク吐出面のインク汚れを効果的に抑制可能なインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】インクジェット記録装置は、記録ヘッドと、ワイプブレードと、駆動機構と、を備える。記録ヘッドは、記録媒体上に水性インクを吐出する吐出ノズルが開口するノズル領域が設けられたインク吐出面と、ワイプブレードの移動方向と平行なインク吐出面の両端部から垂直に立ち上がる一対のヘッド側面とを有する。ワイプブレードは、吐出ノズルからインク吐出面に強制的に押し出されたパージインクを拭き取る。インク吐出面には水に対する接触角が90°以上の第1撥水膜が形成され、ヘッド側面には第1撥水膜よりも水に対する接触角が10°以上高い第2撥水膜が形成される。【選択図】図18

Description

本発明は、用紙のような記録媒体にインクを吐出することによって記録を行うインクジェット記録装置に関するものである。
ファクシミリ、複写機、プリンターのような記録装置として、紙、OHP用シートのような記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置が、高精細な画像を形成できることから広く用いられている。
このようなインクジェット記録装置では、一般に、記録ヘッドのインク吐出面に開口が設けられたインク吐出用ノズル内のインクの乾燥やノズルの目詰まりを防止するために、ノズルからインクを強制的に押し出す(パージ)。このインク押し出しにより、ノズル内の増粘インクや気泡、不純物等を排出することができる。また、押し出されたインクはインク吐出面に付着したミスト(インク残渣)を再溶解する。
そして、インクを押し出した後、インク吐出面(ノズル面)に付着したインクをブレード状のワイパーで拭き取って記録ヘッドの回復処理を行う構成になっている。ワイパーはゴムのような弾性材料で形成されており、ワイパーを弾性変形させてインク吐出面に押し当てることで、インク吐出面とワイパーとの間に隙間が生じないようにワイパーをインク吐出面に密着させてインクを拭き取ることができる。
しかし、ワイパーによるインクの拭き取り性が悪い場合、インク吐出面に残存するミスト等によって直進性の悪化(飛翔曲がり)や不吐出等が発生して記録ヘッドの印字性能が低下することがある。そこで、ワイパーによるインクの拭き取り性を向上する方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、ノズル面(インク吐出面)に撥水膜を用いることでクリーニング性を向上させる技術が開示されている。
また、ワイパーによるインクの拭き取り性が悪い例として、インク吐出面から垂直に立ち上がる記録ヘッドの側面(ヘッド側面)へのインクのせり上がりや、インク吐出面のエッジ部へのインク付着がある。記録ヘッドの回復処理を繰り返し行うことで、ヘッド側面にせり上がったインクも乾燥、固化しながら量が増えるため、下方に垂れ下がる。そのため、用紙の印字面に接触して画質低下を発生させる。また、インク吐出面のエッジ部へのインク付着は、ノズルの乾燥を防ぐために記録ヘッドに装着されるキャップの密閉性に大きな影響を与える。
そこで、ヘッド側面へのインクのせり上がり、或いはインク吐出面のエッジ部へのインク付着を防止する方法が提案されており、特許文献2には、ヘッド側面に溝を設けて撥水性を付与することでヘッド側面へのインクの回り込みを防止する記録ヘッドが開示されている。また、特許文献3には、ヘッド側面に撥水性を付与するとともに、ヘッド側面用の拭き取りブレードを用いてヘッド側面のクリーニングを行うヘッドクリーニング装置が開示されている。
特開平6−8416号公報 特開2014−69419号公報 特開2008−12826号公報
しかしながら、特許文献2の方法では、ヘッド側面に溝を設けるためにヘッド側面の機械的な加工が必要となる。また、溝を設けることに伴うヘッドの強度低下を抑制するために、ヘッドの幅をある程度大きくする必要があり、十分な方法とはいえなかった。また、特許文献3の方法では、ヘッド側面用の拭き取りブレードを設けるために装置の構成が複雑となる。また、インク吐出面を拭き取った後にノズル側面の拭き取りを行う構成のため、ヘッド側面の拭き取り時にインクがインク吐出面に回り込み、インク吐出面を汚染してしまうおそれもあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、簡易な構成でインク吐出面のワイピング時におけるヘッド側面へのインクのせり上がりを効果的に抑制可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、記録ヘッドと、ワイプブレードと、駆動機構と、を備えた記録ヘッドの回復動作を実行可能なインクジェット記録装置である。記録ヘッドは、記録媒体上に水性インクを吐出する吐出ノズルが開口するノズル領域が設けられたインク吐出面を有する。ワイプブレードは、吐出ノズルからインク吐出面に強制的に押し出されたパージインクを拭き取る。駆動機構は、ワイプブレードをインク吐出面に沿って移動させるとともに、ワイプブレードをインク吐出面に対し接近または離間する方向に昇降可能である。記録ヘッドは、ワイプブレードの移動方向と平行なインク吐出面の両端部から垂直に立ち上がる一対のヘッド側面を有する。インク吐出面には水に対する接触角が90°以上の第1撥水膜が形成され、ヘッド側面には第1撥水膜よりも水に対する接触角が10°以上高い第2撥水膜が形成される。
本発明によれば、記録ヘッドの側面へのインク付着が抑制されるため、ワイピング動作の繰り返しによってインクが徐々に付着して垂れ下がり、用紙に接触して印字面を汚染する不具合を効果的に抑制することができる。また、非印字時に記録ヘッドにキャップをする場合にキャップ部の内面へのインク付着が抑制され、キャップ部の密閉性の低下が抑制されるため、インク吐出ノズルの乾燥およびそれに起因するインクの吐出不良も抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェット式のプリンターの構造を示す図 本発明の一実施形態のプリンターの第1ベルト搬送部および記録部を上方から見た図 本発明の一実施形態のプリンターの記録部の構造を示す図 本発明の一実施形態のプリンターの記録部のラインヘッドを構成する記録ヘッドの構造を示す図 本発明の一実施形態のプリンターの記録ヘッドをインク吐出面側から見た図 本発明の一実施形態のプリンターの記録部、キャップユニットおよびワイプユニット等の構造を示す図 本発明の一実施形態のプリンターのキャップユニットの構造を示す図 本発明の一実施形態のプリンターのキャリッジの構造を示す図 本発明の一実施形態のプリンターのキャリッジの構造を示す図 本発明の一実施形態のプリンターのワイプユニットの構造を示す図 本発明の一実施形態のプリンターのワイプユニットの構造を示す図 本発明の一実施形態のプリンターの第1ベルト搬送部が降下した状態を示す図 本発明の一実施形態のプリンターのワイプユニットが第1の位置に移動した状態を示す図 本発明の一実施形態のプリンターのワイパーを記録ヘッドのインク吐出面の拭き取り開始位置に圧接した状態を示す図 本発明の一実施形態のプリンターのワイパーにより記録ヘッドのインク吐出面に押し出されたパージインクを拭き取っている状態を示す図 本発明の一実施形態のプリンターのキャップユニットおよびワイプユニットが第1の位置に移動した状態を示す図 記録ヘッドと記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るワイパーを、拭き取り方向(矢印A方向)上流側から見た図 図17における記録ヘッドのインク吐出面およびヘッド側面の図 ワイパーによりインク吐出面に吐出されたパージインクを拭き取っているときのヘッド側面の状態を示す図 ワイパーによりインク吐出面に吐出されたパージインクを拭き取った後のインク吐出面のエッジ部の状態をインク吐出面側から見た図
以下、図1〜図20を参照して、本発明の一実施形態のインクジェットプリンター100(インクジェット記録装置)について説明する。図1に示すように、プリンター100は、プリンター本体1の内部下方に用紙収容部である給紙カセット2aが配置されている。給紙カセット2aの内部には、記録媒体の一例である印刷前のカットペーパーの用紙Pが収容されている。給紙カセット2aの用紙搬送方向下流側、すなわち図1における給紙カセット2aの左側の上方には給紙装置3aが配置されている。この給紙装置3aにより、用紙Pは図1において給紙カセット2aの左上方に向け、1枚ずつ分離されて送り出される。
また、プリンター100はその内部に第1用紙搬送路4aを備えている。第1用紙搬送路4aは、給紙カセット2aに関して言えばその給紙方向である左上方に位置する。給紙カセット2aから送り出された用紙Pは第1用紙搬送路4aによりプリンター本体1の側面に沿って垂直上方に搬送される。
用紙搬送方向に対し第1用紙搬送路4aの下流端にはレジストローラー対13が備えられている。さらにレジストローラー対13の用紙搬送方向下流側直近には第1ベルト搬送部5および記録部9が配置されている。給紙カセット2aから送り出された用紙P(または手差し給紙トレイ2bから送り出された用紙)は第1用紙搬送路4aを通ってレジストローラー対13に到達する。レジストローラー対13は用紙Pの斜め送りを矯正しつつ記録部9が実行するインク吐出動作とのタイミングを計り、第1ベルト搬送部5に向かって用紙Pを送り出す。
用紙搬送方向に対し第1ベルト搬送部5の下流側(図1の右側)には第2ベルト搬送部12が配置されている。記録部9にてインク画像が記録された用紙Pは第2ベルト搬送部12へと送られ、第2ベルト搬送部12を通過する間に用紙P表面に吐出されたインクが乾燥される。
用紙搬送方向に対し第2ベルト搬送部12の下流側であってプリンター本体1の右側面近傍にはデカーラー部14が備えられている。第2ベルト搬送部12にてインクが乾燥された用紙Pはデカーラー部14へと送られ、用紙幅方向に並んだ複数のローラーを用いて用紙Pに生じたカールが矯正される。
用紙搬送方向に対しデカーラー部14の下流側(図1の上方)には第2用紙搬送路4bが備えられている。デカーラー部14を通過した用紙Pは両面記録を行わない場合、第2用紙搬送路4bから排出ローラー対を介してプリンター100の右側面外部に設けられた用紙排出トレイ15に排出される。
また、第2ベルト搬送部12の下方にはワイプユニット19およびキャップユニット30が配置されている。ワイプユニット19は、後述するパージを実行する際に記録部9の下方に水平移動し、後述する記録ヘッド17a〜17cの吐出ノズル18(図2参照)から押し出されたインクを拭き取り、拭き取られたインクを回収する。キャップユニット30は、記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面F(図4参照)をキャッピングする際に記録部9の下方に水平移動し、さらに上方に移動して記録ヘッド17a〜17cの下面に装着される。
記録部9は、図2および図3に示すように、ヘッドハウジング10と、ヘッドハウジング10に保持されたラインヘッド11C、11M、11Y、および11Kを備えている。これらのラインヘッド11C〜11Kは、駆動ローラー6および従動ローラー7を含む複数のローラーに張架された第1搬送ベルト8の搬送面に対して所定の間隔(例えば1mm)が形成されるような高さに支持され、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向(図2の上下方向)に沿って複数(ここでは3個)の記録ヘッド17a〜17cが千鳥状に配列されている。ラインヘッド11C〜11Kは、搬送される用紙Pの幅以上の記録領域を有しており、第1搬送ベルト8によって搬送される用紙Pに対して、印字位置に対応した吐出ノズル18から水性インク(以下、単にインクと称する)を吐出できるようになっている。
図5に示すように、記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面F(図4参照)には吐出ノズル18が多数配列されたノズル領域Rが設けられている。なお、記録ヘッド17a〜17cは同一の形状および構成であるため、図4および図5では記録ヘッド17a〜17cを一つの図で示している。
各ラインヘッド11C〜11Kを構成する記録ヘッド17a〜17cには、それぞれインクタンク(図示せず)に貯留されている4色(シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック)のインクがラインヘッド11C〜11Kの色毎に供給される。
各記録ヘッド17a〜17cは、外部コンピューターから受信した画像データに応じて、第1搬送ベルト8の搬送面に吸着保持されて搬送される用紙Pに向かって吐出ノズル18からインクを吐出する。これにより、第1搬送ベルト8上の用紙Pにはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクが重ね合わされたカラー画像が形成される。
また、記録ヘッド17a〜17cの乾燥や目詰まりによるインクの吐出不良を防止するために、長期間停止後の印字開始時は全ての記録ヘッド17a〜17cの吐出ノズル18から、また印字動作の合間にはインク吐出量が規定値以下の記録ヘッド17a〜17cの吐出ノズル18から、ノズル内の粘度が高くなったインクを押し出すパージを実行して、次の印字動作に備える。
図6に示すように、記録部9の下方には、用紙搬送方向(矢印A方向)と平行な両端部に沿って2本のガイドレール60a、60bが固定されている。ガイドレール60a、60bには一対のガイド板61a、61bが固定されており、ガイド板61a、61bの下端部にはキャップユニット30の側端縁が支持されている。また、ガイドレール60a、60bにはキャリッジ71が摺動可能に支持されており、キャリッジ71上にワイプユニット19が載置されている。
キャップユニット30は、記録部9の真下の第1の位置と第1の位置から水平方向(矢印A方向)に退避した第2の位置(図6の位置)との間を往復移動可能であり、第1の位置において上方に移動して記録ヘッド17a〜17cにキャップをするように構成されている。
具体的には図7に示すように、キャップユニット30は、板金製のキャップトレイ30aと、キャップトレイ30aの上面に配置される凹状の12個のキャップ部30bと、4個の高さ方向位置決め突起30cと、を含んでいる。
キャップ部30bは、記録ヘッド17a〜17cに対応する位置に配置されている。これにより、第1の位置においてキャップユニット30が上方に移動することによって、各キャップ部30bが各記録ヘッド17a〜17cのヘッド側面S(図17参照)に嵌合してインク吐出面Fのキャップを行う。高さ方向位置決め突起30cは、記録ヘッド17a〜17cのキャップを行うためにキャップユニット30を記録部9側に上昇させたとき、記録部9のハウジング10に当接することでキャップ部30bとインク吐出面Fとの接触状態を一定に保持する。
図6に示すように、ワイプユニット19は、記録部9の真下の第1の位置と第1の位置から水平方向(矢印A方向)に退避した第2の位置との間を往復移動可能であり、第1の位置において上方に移動して後述するワイピング動作を行うように構成されている。
具体的には、ガイドレール60bの外側には、キャリッジ71を矢印AA′方向に移動させるための駆動モーター72と、駆動モーター72およびキャリッジ71のラック歯71aに係合するギア列(図示せず)と、これらを覆うカバー部材73と、が取り付けられている。駆動モーター72が正回転することにより、ギア列が回転し、キャリッジ71およびワイプユニット19が第2の位置から第1の位置に移動する。なお、駆動モーター72およびギア列等によって、ワイプユニット19を水平方向に移動させるワイプユニット移動機構が構成されている。
また、キャリッジ71の四隅には図8および図9に示すように、ワイプユニット19を下面側から支持するとともに揺動(起立または倒伏)可能な支持アーム74が設けられている。矢印AA′方向に隣り合う支持アーム74同士は、回転軸75により連結されている。また、キャリッジ71の外側には、支持アーム74を揺動させるためのワイプ昇降モーター76と、ワイプ昇降モーター76および回転軸75のギアに係合するギア列等(図示せず)と、が取り付けられている。ワイプ昇降モーター76が正回転することにより、ギア列等が回転し、回転軸75が回動することによって、支持アーム74が揺動(起立)する。これにより、ワイプユニット19が上昇する。なお、ワイプ昇降モーター76、ギア列、回転軸75および支持アーム74等によって、ワイプユニット19を上下方向(矢印BB′方向)に移動させるワイプ昇降機構が構成されている。また、キャリッジ71の内面には上下方向に延びるガイド溝71bが形成されており、ワイプユニット19はガイド溝71bに沿って昇降する。
ワイプユニット19は図10および図11に示すように、複数のワイパー(ワイプブレード)35a〜35cが固定された略矩形状のワイパーキャリッジ31と、ワイパーキャリッジ31を支持する支持フレーム40とで構成されている。
支持フレーム40の上面の対向する端縁にはレール部41a、41bが形成されており、ワイパーキャリッジ31の四隅に設けられたコロ36がレール部41a、41bに当接することで、ワイパーキャリッジ31は支持フレーム40に対し矢印CC′方向に摺動可能に支持される。
支持フレーム40の外側には、ワイパーキャリッジ31を水平方向(矢印CC′方向)に移動させるためのワイパーキャリッジ移動モーター45と、ワイパーキャリッジ移動モーター45およびワイパーキャリッジ31のラック歯(図示せず)に係合するギア列(図示せず)と、が取り付けられている。ワイパーキャリッジ移動モーター45が正逆回転することにより、ギア列が正逆回転し、ワイパーキャリッジ31が水平方向(矢印CC′方向)に往復移動する。なお、ワイパーキャリッジ移動モーター45およびギア列等によって、ワイパー35a〜35cを記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fに沿って移動させるワイプ移動機構が構成されている。
ワイパー35a〜35cは、各記録ヘッド17a〜17cの吐出ノズル18から押し出されたインクを拭き取るための例えばEPDMからなるゴム製の部材である。ワイパー35a〜35cは、吐出ノズル18が露出するノズル領域R(図5参照)の外側の拭き取り開始位置に略垂直方向から圧接され、ワイパーキャリッジ31の移動によりノズル領域Rを含むインク吐出面Fを所定方向(図10の矢印C方向)に拭き取る。
4枚のワイパー35aは略等間隔で配置されており、同様に、4枚のワイパー35bおよび4枚のワイパー35cもそれぞれ略等間隔で配置されている。ワイパー35a、35cは、それぞれ各ラインヘッド11C〜11Kを構成する左右の記録ヘッド17a、17c(図3参照)に対応する位置に配置されている。また、ワイパー35bは、各ラインヘッド11C〜11Kを構成する中央の記録ヘッド17b(図3参照)に対応する位置に配置されており、ワイパー35a、35cに対しワイパーキャリッジ31の移動方向(矢印CC′方向)と直交する方向に所定距離だけずらして固定されている。
支持フレーム40の上面の4箇所には高さ方向位置決め突起46が設けられている。高さ方向位置決め突起46は、ワイパー35a〜35cによる記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fの拭き取り動作を行うために支持フレーム40を記録部9側に上昇させたとき、記録部9のヘッドハウジング10に当接することでワイパー35a〜35cとインク吐出面Fとの接触状態を一定に保持する。
支持フレーム40の上面には、ワイパー35a〜35cによってインク吐出面Fから拭き取られ後述するクリーニング機構80によって集められた廃インクを回収するためのインク回収トレイ44が配置されている。インク回収トレイ44の略中央部には、インク排出孔(図示せず)が形成されており、インク排出孔を挟んで両側のトレイ面44a、44bは、インク排出孔に向かって下り勾配となっている。ワイパー35a〜35cによってインク吐出面Fから拭き取られ、トレイ面44a、44bに落下した廃インクはインク排出孔(図示せず)に向かって流れる。その後、廃インクはインク排出孔に連結されたインク回収路(図示せず)を通って廃インク回収タンク(図示せず)に回収される。
次に、本実施形態のプリンター100における記録ヘッド17a〜17cの回復動作について説明する。
ワイプユニット19により記録ヘッド17a〜17cの回復処理を行う場合、図12に示すように記録部9の下面に対向配置されている第1ベルト搬送部5を降下させる。そして、図13に示すように、キャップユニット30を第2の位置に残した状態でワイプユニット移動機構によりワイプユニット19を第2の位置から第1の位置に移動させる。
そして、ワイピング動作に先立って、インクが記録ヘッド17a〜17cに供給される。供給されたインク22は吐出ノズル18から強制的に押し出(パージ)される。このパージ動作により、吐出ノズル18内の増粘インク、異物や気泡が排出され、記録ヘッド17a〜17cを回復することができる。
次いで、インク吐出面Fに排出されたインク22を拭き取るワイピング動作を行う。具体的には、図14に示すように、ワイプ昇降機構によりワイプユニット19を上昇させることによって、ワイパー35a〜35cを、記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fの拭き取り開始位置に圧接する。
そして、ワイパーキャリッジ移動モーター45(図10参照)によってワイパーキャリッジ31を矢印C方向に水平移動させることにより、図15に示すようにワイパー35a〜35cが記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fに押し出されたインク22を拭き取る。
ワイパー35a〜35cが記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fの下流側端部まで移動した後、ワイプ昇降機構によりワイパーキャリッジ31を下降させる。これにより、ワイパー35a〜35cを記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fから下方に退避させる。
その後、ワイプユニット移動機構によりワイプユニット19を第1の位置から矢印A方向に移動させる。これにより、図12に示すように、ワイプユニット19はキャップユニット30の直下の所定位置(第2の位置)に配置される。
次に、本実施形態のプリンター100における記録ヘッド17a〜17cにキャップユニット30を装着する動作について説明する。
キャップユニット30により記録ヘッド17a〜17cにキャップを行う場合、図12に示すように記録部9の下面に対向配置されている第1ベルト搬送部5を降下させる。そして、図16に示すように、ワイプユニット19上にキャップユニット30を配置した状態で、ワイプユニット移動機構によりワイプユニット19およびキャップユニット30を第2の位置から第1の位置に移動させる。その後、ワイプ昇降機構によりワイプユニット19およびキャップユニット30を上昇させることによって、キャップユニット30(キャップ部30b)を記録ヘッド17a〜17cに装着する。
図17は、記録ヘッド17a〜17cと記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fを拭き取るワイパー35a〜35cを、拭き取り方向(矢印A方向)上流側から見た図であり、図18は、図17における記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fおよびヘッド側面Sの拡大図である。
前述したように、ワイパー35a〜35cによるインクの拭き取り性が悪い場合、インク吐出面Fから垂直に立ち上がるヘッド側面Sへのインクのせり上がりが発生する。ヘッド側面Sへのインクのせり上がりは、ノズル領域Rから押し出されたインクをワイパー35a〜35cで拭き取る際に、インクが重力により下方に落ちるのではなくインク吐出面Fに沿って水平方向に広がり、インク吐出面Fのエッジ部Eに到達してヘッド側面Sにせり上がる現象である。
インク吐出面Fのエッジ部Eへのインク付着は、ノズル領域Rから押し出されたインクをワイパー35cで拭き取る際に、インクがワイパー35a〜35cの裏面側に回り込み、エッジ部Eに再付着する現象である。エッジ部Eに付着したインクは、吐出ノズル18の乾燥を防ぐために記録ヘッド17a〜17cに装着されるキャップユニット30のキャップ部30b(図7参照)内面に付着して乾燥、固化することで、キャップ部30bの密閉性が低下する。その結果、吐出ノズル18内のインクの乾燥が早くなり、インクの直進性の悪化(飛翔曲がり)やインクの不吐出等が発生する。
そこで、本実施形態においては、記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fおよびヘッド側面Sに撥水処理を行うことにより、インク吐出面Fおよびヘッド側面Sの表面に、それぞれ第1撥水膜L1、第2撥水膜L2を形成している。そして、インク吐出面Fに形成される第1撥水膜L1に比べてヘッド側面Sに形成される第2撥水膜L2の撥水性を高くしている。
具体的には、第1撥水膜L1の水に対する接触角を90°以上とし、第2撥水膜L2の水に対する接触角を第1撥水膜L1よりも10°以上高くする。ここで接触角とは、固体表面上に液体(液滴)が接している状況で、液体の縁の表面に引いた接線と固体表面との成す角度をいい、接触角が大きいほど撥水性が高く(濡れ難く)、接触角が小さいほど撥水性が低く(濡れ易く)なる。
第1撥水膜L1、第2撥水膜L2の材質としては、フルオロアルキルシラン、フルオロアルキル基を有するアルカン、カルボン酸、アルコール、アミン等のフッ素原子を有する有機化合物、ジメチルシロキサン骨格を有する有機ケイ素化合物、アルキルシロキサン基を有する有機ケイ素化合物等が挙げられる。第1撥水膜L1、第2撥水膜L2を形成する方法としては、例えば真空下で撥水性材料を蒸着させる方法、撥水性材料を適当な溶媒に溶解させて塗布する方法等が挙げられる。
第1撥水膜L1、第2撥水膜L2の撥水性は、使用する撥水性材料の選択により調整することができる。第1撥水膜L1および第2撥水膜L2を形成する撥水性材料の具体例としては、例えばオプツールDSX−E(ダイキン工業社製)、NB05−02(T&K TOKA社製)、フロロサーフFG−5091SH−0.5、FG−5080SH−0.1(いずれもフロロテクノロジー社製)、KP−911(信越化学工業社製)、Novec2702、Novec1720(いずれもスリーエムジャパン社製)、SFE−DP02H、SCV−B002C、SFE−X14H(いずれもAGCセイミケミカル社製)、RBX−HC1、RBX−9100(いずれもネオス社製)、MAKコートF02(北沢薬品社製)等が挙げられる。
この構成により、ワイパー35a〜35cが記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fに吐出されたインク22を拭き取る際、図19に示すように、ワイパー35a〜35cが通過した後のヘッド側面S(図19の破線よりも下方の領域)にインク22のせり上がりが発生しなくなる。その結果、ヘッド側面Sへのインク付着が抑制されるため、ワイピング動作の繰り返しによってインクが徐々に付着してヘッド側面Sから垂れ下がり、垂れ下がったインクが、用紙に接触して印字面を汚染する不具合を効果的に抑制することができる。
また、ワイパー35a〜35cの裏面側へのインク22の回り込みも抑制されるため、図20に示すように、インク吐出面Fのエッジ部E(図20の破線よりも外側の領域)にインク付着が発生しない。その結果、キャップ部30bの内面へのインク付着が抑制され、キャップ部30bの密閉性の低下が抑制されるため、吐出ノズル18の乾燥およびそれに起因するインクの吐出不良も抑制することができる。
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、駆動モーター72およびギア列等によって構成されるワイプユニット移動機構、ワイプ昇降モーター76、ギア列、回転軸75および支持アーム74等によって構成されるワイプ昇降機構、ワイパーキャリッジ移動モーター45およびギア列等によって構成されるワイプ移動機構についても、従来公知の他の駆動機構を用いることができる。
また、記録ヘッド17a〜17cの吐出ノズル18の個数やノズル間隔等はプリンター100の仕様に応じて適宜設定することができる。また、記録ヘッドの数も特に限定されるものではなく、例えば各ラインヘッド11C〜11Kにつき記録ヘッド17を1個、2個、或いは4個以上配置することもできる。
また、本発明は、ラインヘッド11C〜11Kのうちいずれか1つのみを備えた単色印刷用のインクジェット記録装置にも適用できる。その場合、記録ヘッド17a〜17cは1つずつ設けられるため、記録ヘッド17a〜17cに対応するワイパー35a〜35cもキャリッジ31に1枚ずつ固定すれば良い。以下、実施例により本発明の効果を更に詳細に説明する。
本実施形態のプリンター100における記録ヘッド17a〜17cへのインク付着防止効果について調査した。先ず、インク吐出面Fおよびヘッド側面Sの表面に、それぞれ第1撥水膜L1、第2撥水膜L2を形成した記録ヘッド17a〜17cを作製した。第1撥水膜L1の水に対する接触角を90°以上とし、第2撥水膜L2の水に対する接触角が第1撥水膜L1に比べて10°高いものを本発明1、15°高いものを本発明2とした。また、第2撥水膜L2の水に対する接触角が第1撥水膜L1に比べて10°低いものを比較例1、5°低いものを比較例2とした。さらに、第1撥水膜L1と第2撥水膜L2との水に対する接触角が同一(接触角の差が0°)のものを比較例3、第2撥水膜L2の水に対する接触角が第1撥水膜L1に比べて5°高いものを比較例4とした。
一方、第1撥水膜L1の水に対する接触角を90°未満とし、第2撥水膜L2の水に対する接触角が第1撥水膜L1に比べて10°低いものを比較例5、5°低いものを比較例6とした。さらに、第1撥水膜L1と第2撥水膜L2との水に対する接触角が同一(接触角の差が0°)のものを比較例7、第2撥水膜L2の水に対する接触角が第1撥水膜L1に比べて5°、10°、15°高いものを、それぞれ比較例8、9、10とした。本発明1、2、比較例1〜10の第1撥水膜L1、第2撥水膜L2に使用した撥水剤を表1に示す。また、本発明1、2、比較例1〜10の第1撥水膜L1、第2撥水膜L2の水に対する接触角を表2に示す。
Figure 2016124111
Figure 2016124111
本発明1、2、および比較例1〜10の記録ヘッド17a〜17cを試験機に搭載し、記録ヘッド17a〜17cの回復動作を実行したときのヘッド側面Sへのインクのせり上がり、およびエッジ部Eへのインク付着を目視により観察した。評価方法は、インクのせり上がり、またはエッジ部Eへのインク付着が発生しなかった場合を○、ほぼ発生しなかった(点状のインク付着のみ)場合を△、発生した場合を×とした。結果を表3、表4に示す。
Figure 2016124111
Figure 2016124111
表1から明らかなように、インク吐出面F(第1撥水膜L1)の水に対する接触角が90°以上であって、ヘッド側面S(第2撥水膜L2)の接触角が第1撥水膜L1に比べて10°、15°高い本発明1、2では、ヘッド側面Sへのインクのせり上がり、およびエッジ部Eへのインク付着の両方が発生しなかった。
また、インク吐出面F(第1撥水膜L1)の水に対する接触角が90°以上であって、ヘッド側面S(第2撥水膜L2)の接触角が第1撥水膜L1に比べて5°高い比較例4では、エッジ部Eへのインク付着は認められなかったものの、ヘッド側面Sへのインクのせり上がりが若干発生した。さらに、第2撥水膜L2の水に対する接触角が第1撥水膜L1に比べて10°、5°低い比較例1、2、第1撥水膜L1と第2撥水膜L2との水に対する接触角が同一(接触角の差が0°)の比較例3では、ヘッド側面Sへのインクのせり上がり、およびエッジ部Eへのインク付着の両方が発生した。
一方、インク吐出面F(第1撥水膜L1)の水に対する接触角を90°未満とした場合、第2撥水膜L2の水に対する接触角が第1撥水膜L1に比べて10°、5°低い比較例5、6、第1撥水膜L1と第2撥水膜L2との水に対する接触角が同一(接触角の差が0°)の比較例7は、ヘッド側面Sへのインクのせり上がり、およびエッジ部Eへのインク付着の両方が発生した。また、ヘッド側面S(第2撥水膜L2)の接触角が第1撥水膜L1に比べて5°、10°、15°高い比較例8〜10では、ヘッド側面Sへのインクのせり上がりの抑制効果は認められたものの、エッジ部Eへのインク付着が認められた。
以上の結果より、インク吐出面F(第1撥水膜L1)の水に対する接触角が90°以上であって、ヘッド側面S(第2撥水膜L2)の接触角が第1撥水膜L1に比べて10°以上高い場合に、ヘッド側面Sへのインクのせり上がり、およびエッジ部Eへのインク付着の両方を効果的に抑制できることが確認された。
本発明は、記録ヘッドからインクを吐出することによって記録を行うインクジェット記録装置に利用可能である。本発明の利用により、記録ヘッドのインク吐出面、およびヘッド側面に残留したインクによる記録媒体の印字面の汚染、およびキャップの密閉性の低下を効果的に抑制することができるインクジェット記録装置となる。
9 記録部
17a〜17c 記録ヘッド
18 吐出ノズル
19 ワイプユニット
22 インク
30 キャップユニット
30b キャップ部
31 ワイパーキャリッジ
35a〜35c ワイパー(ワイプブレード)
45 ワイパーキャリッジ移動モーター(ワイプ移動機構)
74 支持アーム(ワイプ昇降機構)
75 回転軸(ワイプ昇降機構)
76 ワイプ昇降モーター(ワイプ昇降機構)
100 プリンター(インクジェット記録装置)
P 用紙(記録媒体)
R ノズル領域
F インク吐出面
S ヘッド側面
E エッジ部
L1 第1撥水膜
L2 第2撥水膜

Claims (3)

  1. 記録媒体上に水性インクを吐出する吐出ノズルが開口するノズル領域が設けられたインク吐出面を有する記録ヘッドと、
    前記吐出ノズルから前記インク吐出面に強制的に押し出されたパージインクを拭き取るワイプブレードと、
    該ワイプブレードを前記インク吐出面に沿って移動させるとともに、前記ワイプブレードを前記インク吐出面に対し接近または離間する方向に昇降可能な駆動機構と、
    を備えた、前記記録ヘッドの回復動作を実行可能なインクジェット記録装置において、
    前記記録ヘッドは、前記ワイプブレードの移動方向と平行な前記インク吐出面の両端部から垂直に立ち上がる一対のヘッド側面を有し、
    前記インク吐出面には水に対する接触角が90°以上の第1撥水膜が形成され、前記ヘッド側面には前記第1撥水膜よりも水に対する接触角が10°以上高い第2撥水膜が形成されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 非印字動作時に前記記録ヘッドにキャップをするキャップユニットを備えており、前記キャップユニットは、前記記録ヘッドの前記ヘッド側面に嵌合するキャップ部を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録ヘッドは記録媒体の搬送方向または搬送方向と直交する方向に複数個配置されており、前記各記録ヘッドに対応して配置される複数の前記ワイプブレードが固定されるキャリッジを有し、
    前記駆動機構は、前記キャリッジを往復移動及び昇降させることにより、前記ワイプブレードによる複数の前記記録ヘッドの前記インク吐出面の拭き取りを同時に行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置。
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