JP6896502B2 - インクジェット記録装置および処理液保持ユニット - Google Patents

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本発明は、インクジェット記録装置および処理液保持ユニットに関する。
インクジェット記録装置の記録ヘッドの吐出口面をクリーニングするために、ワイピング部材が使用されている。ワイピング部材には、吐出口面の表面性の保全および、ワイピング部材の滑り性を向上させるための処理液が付与される。特許文献1には、往復移動される記録ヘッドの吐出口面をクリーニングするワイパブレードが開示されており、処理液を保持する部材と、処理液をワイパブレードに転写する部材と、を分離可能にする技術が開示されている。
特開2016−43582号公報
記録媒体の幅のサイズに対応した吐出口を有する記録ヘッド(いわゆるラインヘッド)の吐出口面を、記録ヘッドの短手方向に駆動することでクリーニングするワイピング部材は、その記録ヘッドの長手方向の幅に対応する長尺化した部材となる。この駆動されたワイピング部材と接触することでワイピング部材に処理液を付与する処理液保持部もまた、長尺化した部材となる。処理液保持部が長尺化された場合、輸送時や部品交換時などに処理液保持部の長尺方向の姿勢を鉛直方向の上下方向に変えてしまうと、処理液が下方に伝達して集中してしまう。この結果、処理液保持部において処理液が保持できなくなり、処理液が漏れ出してしまうおそれがある。特許文献1には、処理液を保持する部材と、処理液を転写する部材とを2つに分離する技術が開示されている。しかしながら、長尺構成となる処理液保持部において、処理液を保持する部材と、処理液を転写する部材とを2つに分離するだけでは、依然として処理液が漏れ出してしまうおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑み、処理液保持部から処理液が漏れ出てしまうことを防止するインクジェット記録装置および処理液保持ユニットを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るインクジェット記録装置は、インクを吐出する吐出口が複数設けられた記録ヘッドの吐出口面を払拭するワイピング手段と、前記ワイピング手段を第1方向に対して移動させる移動手段と、処理液を保持する保持部材と、前記移動手段によって移動される前記ワイピング手段に接触することで前記ワイピング手段に前記処理液を付与する付与部材と、を含む処理液保持部と、を備えたインクジェット記録装置であって、複数の前記処理液保持部が、前記第1方向に対して交差する第2方向に備えられ、隣接する前記処理液保持部互いに接しないように構成されていて、隣接する前記付与部材は前記第2方向において重なり合うように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、処理液保持部から処理液が漏れ出てしまうことを防止することができる。
記録装置が待機状態にあるときの図である。 記録装置の制御構成図である。 記録装置が記録状態にあるときの図である。 (a)〜(c)は、第1カセットから給送された記録媒体の搬送経路図である。 (a)〜(c)は、第2カセットから給送された記録媒体の搬送経路図である。 (a)〜(d)は、記録媒体の裏面に記録動作を行う場合の搬送経路図である。 記録装置がメンテナンス状態にあるときの図である。 (a)および(b)は、メンテナンスユニットの構成を示す斜視図である。 処理液保持ユニットの斜視図である。 処理液保持ユニットを説明する図である。 ブレードワイパユニットを用いたワイピング動作を行うときの図である。 吐出口面とブレードワイパと処理液保持ユニットとを示す図である。 ブレードワイパと記録ヘッドと処理液保持ユニットとの関係を示す図である。 処理液付与部材にブレードワイパが接触される範囲を説明する図である。 ワイピング部材の他の形態を示す図である。 処理液保持部材の他の形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、実施形態に記載されている構成要素の相対配置、形状等は、あくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本実施形態で使用するインクジェット記録装置1(以下、記録装置1)の内部構成図である。図において、x方向は水平方向、y方向(紙面垂直方向)は後述する記録ヘッド8において吐出口が配列される方向、z方向は鉛直方向をそれぞれ示す。
記録装置1は、プリント部2とスキャナ部3を備える複合機であり、記録動作と読取動作に関する様々な処理を、プリント部2とスキャナ部3で個別にあるいは連動して実行することができる。スキャナ部3は、ADF(オートドキュメントフィーダ)とFBS(フラットベッドスキャナ)を備えており、ADFで自動給紙される原稿の読み取りと、ユーザによってFBSの原稿台に置かれた原稿の読み取り(スキャン)を行うことができる。なお、本実施形態はプリント部2とスキャナ部3を併せ持った複合機であるが、スキャナ部3を備えない形態であってもよい。図1は、記録装置1が記録動作も読取動作も行っていない待機状態にあるときを示す。
プリント部2において、筐体4の鉛直方向下方の底部には、記録媒体(カットシート)Sを収容するための第1カセット5Aと第2カセット5Bが着脱可能に設置されている。第1カセット5AにはA4サイズまでの比較的小さな記録媒体が、第2カセット5BにはA3サイズまでの比較的大きな記録媒体が、平積みに収容されている。第1カセット5A近傍には、収容されている記録媒体を1枚ずつ分離して給送するための第1給送ユニット6Aが設けられている。同様に、第2カセット5B近傍には、第2給送ユニット6Bが設けられている。記録動作が行われる際にはいずれか一方のカセットから選択的に記録媒体Sが給送される。
搬送ローラ7、排出ローラ12、ピンチローラ7a、拍車7b、ガイド18、インナーガイド19およびフラッパ11は、記録媒体Sを所定の方向に導くための搬送機構である。搬送ローラ7は、記録ヘッド8の上流側および下流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。ピンチローラ7aは、搬送ローラ7と共に記録媒体Sをニップして回転する従動ローラである。排出ローラ12は、搬送ローラ7の下流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。拍車7bは、記録ヘッド8の下流側に配される搬送ローラ7及び排出ローラ12と共に記録媒体Sを挟持して搬送する。
ガイド18は、記録媒体Sの搬送経路に設けられ、記録媒体Sを所定の方向に案内する。インナーガイド19は、y方向に延在する部材で湾曲した側面を有し、当該側面に沿って記録媒体Sを案内する。フラッパ11は、両面記録動作の際に、記録媒体Sが搬送される方向を切り替えるための部材である。排出トレイ13は、記録動作が完了し排出ローラ12によって排出された記録媒体Sを積載保持するためのトレイである。
本実施形態の記録ヘッド8は、フルラインタイプのカラーインクジェット記録ヘッドであり、記録データに従ってインクを吐出する吐出口が、図1におけるy方向に沿って記録媒体Sの幅に相当する分だけ複数配列されている。記録ヘッド8が待機位置にあるとき、記録ヘッド8の吐出口面8aは、図1のように鉛直下方を向きキャップユニット10によってキャップされている。記録動作を行う際は、後述するプリントコントローラ202によって、吐出口面8aがプラテン9と対向するように記録ヘッド8の向きが変更される。プラテン9は、y方向に延在する平板によって構成され、記録ヘッド8によって記録動作が行われる記録媒体Sを背面から支持する。記録ヘッド8の待機位置から記録位置への移動については、後に詳しく説明する。
インクタンクユニット14は、記録ヘッド8へ供給される4色のインクをそれぞれ貯留する。インク供給ユニット15は、インクタンクユニット14と記録ヘッド8を接続する流路の途中に設けられ、記録ヘッド8内のインクの圧力及び流量を適切な範囲に調整する。本実施形態では循環型のインク供給系を採用しており、インク供給ユニット15は記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力と記録ヘッド8から回収されるインクの流量を適切な範囲に調整する。
メンテナンスユニット16は、キャップユニット10とワイピングユニット17を備え、所定のタイミングにこれらを作動させて、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う。メンテナンス動作については後に詳しく説明する。
図2は、記録装置1における制御構成を示すブロック図である。制御構成は、主にプリント部2を統括するプリントエンジンユニット200と、スキャナ部3を統括するスキャナエンジンユニット300と、記録装置1全体を統括するコントローラユニット100によって構成されている。プリントコントローラ202は、コントローラユニット100のメインコントローラ101の指示に従ってプリントエンジンユニット200の各種機構を制御する。スキャナエンジンユニット300の各種機構は、コントローラユニット100のメインコントローラ101によって制御される。以下に制御構成の詳細について説明する。
コントローラユニット100において、CPUにより構成されるメインコントローラ101は、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106をワークエリアとしながら記録装置1全体を制御する。例えば、ホストI/F102またはワイヤレスI/F103を介してホスト装置400から印刷ジョブが入力されると、メインコントローラ101の指示に従って、画像処理部108が受信した画像データに対して所定の画像処理を施す。そして、メインコントローラ101はプリントエンジンI/F105を介して、画像処理を施した画像データをプリントエンジンユニット200へ送信する。
なお、記録装置1は無線通信や有線通信を介してホスト装置400から画像データを取得しても良いし、記録装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリ等)から画像データを取得しても良い。無線通信や有線通信に利用される通信方式は限定されない。例えば、無線通信に利用される通信方式として、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)やBluetooth(登録商標)が適用可能である。また、有線通信に利用される通信方式としては、USB(Universal Serial Bus)等が適用可能である。また、例えばホスト装置400から読取コマンドが入力されると、メインコントローラ101は、スキャナエンジンI/F109を介してこのコマンドをスキャナ部3に送信する。
操作パネル104は、ユーザが記録装置1に対して入出力を行うための機構である。ユーザは、操作パネル104を介してコピーやスキャン等の動作を指示したり、印刷モードを設定したり、記録装置1の情報を認識したりすることができる。
プリントエンジンユニット200において、CPUにより構成されるプリントコントローラ202は、ROM203に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM204をワークエリアとしながら、プリント部2が備える各種機構を制御する。コントローラI/F201を介して各種コマンドや画像データが受信されると、プリントコントローラ202は、これを一旦RAM204に保存する。記録ヘッド8が記録動作に利用できるように、プリントコントローラ202は画像処理コントローラ205に、保存した画像データを記録データへ変換させる。記録データが生成されると、プリントコントローラ202は、ヘッドI/F206を介して記録ヘッド8に記録データに基づく記録動作を実行させる。この際、プリントコントローラ202は、搬送制御部207を介して図1に示す給送ユニット6A、6B、搬送ローラ7、排出ローラ12、フラッパ11を駆動して、記録媒体Sを搬送する。プリントコントローラ202の指示に従って、記録媒体Sの搬送動作に連動して記録ヘッド8による記録動作が実行され、印刷処理が行われる。
ヘッドキャリッジ制御部208は、記録装置1のメンテナンス状態や記録状態といった動作状態に応じて記録ヘッド8の向きや位置を変更する。インク供給制御部209は、記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力が適切な範囲に収まるように、インク供給ユニット15を制御する。メンテナンス制御部210は、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う際に、メンテナンスユニット16におけるキャップユニット10やワイピングユニット17の動作を制御する。
スキャナエンジンユニット300においては、メインコントローラ101が、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106をワークエリアとしながら、スキャナコントローラ302のハードウェアリソースを制御する。これにより、スキャナ部3が備える各種機構は制御される。例えばコントローラI/F301を介してメインコントローラ101がスキャナコントローラ302内のハードウェアリソースを制御することにより、ユーザによってADFに搭載された原稿を、搬送制御部304を介して搬送し、センサ305によって読み取る。そして、スキャナコントローラ302は読み取った画像データをRAM303に保存する。なお、プリントコントローラ202は、上述のように取得された画像データを記録データに変換することで、記録ヘッド8に、スキャナコントローラ302で読み取った画像データに基づく記録動作を実行させることが可能である。
図3は、記録装置1が記録状態にあるときを示す。図1に示した待機状態と比較すると、キャップユニット10が記録ヘッド8の吐出口面8aから離間し、吐出口面8aがプラテン9と対向している。本実施形態において、プラテン9の平面は水平方向に対して約45度傾いており、記録位置における記録ヘッド8の吐出口面8aも、プラテン9との距離が一定に維持されるように水平方向に対して約45度傾いている。
記録ヘッド8を図1に示す待機位置から図3に示す記録位置に移動する際、プリントコントローラ202は、メンテナンス制御部210を用いて、キャップユニット10を図3に示す退避位置まで降下させる。これにより、記録ヘッド8の吐出口面8aは、キャップ部材10aと離間する。その後、プリントコントローラ202は、ヘッドキャリッジ制御部208を用いて記録ヘッド8の鉛直方向の高さを調整しながら45度回転させ、吐出口面8aをプラテン9と対向させる。記録動作が完了し、記録ヘッド8が記録位置から待機位置に移動する際は、プリントコントローラ202によって上記と逆の工程が行われる。
次に、プリント部2における記録媒体Sの搬送経路について説明する。記録コマンドが入力されると、プリントコントローラ202は、まず、メンテナンス制御部210およびヘッドキャリッジ制御部208を用いて、記録ヘッド8を図3に示す記録位置に移動する。その後、プリントコントローラ202は搬送制御部207を用い、記録コマンドに従って第1給送ユニット6Aおよび第2給送ユニット6Bのいずれかを駆動し、記録媒体Sを給送する。
図4(a)〜(c)は、第1カセット5Aに収容されているA4サイズの記録媒体Sが給送されるときの搬送経路を示す図である。第1カセット5A内の1番上に積載された記録媒体Sは、第1給送ユニット6Aによって2枚目以降の記録媒体から分離され、搬送ローラ7とピンチローラ7aにニップされながら、プラテン9と記録ヘッド8の間の記録領域Pに向けて搬送される。図4(a)は、記録媒体Sの先端が記録領域Pに到達する直前の搬送状態を示す。記録媒体Sの進行方向は、第1給送ユニット6Aに給送されて記録領域Pに到達する間に、水平方向(x方向)から、水平方向に対して約45度傾いた方向に変更される。
記録領域Pでは、記録ヘッド8に設けられた複数の吐出口から記録媒体Sに向けてインクが吐出される。インクが付与される領域の記録媒体Sは、プラテン9によってその背面が支持されており、吐出口面8aと記録媒体Sの距離が一定に保たれている。インクが付与された後の記録媒体Sは、搬送ローラ7と拍車7bに案内されながら、先端が右に傾いているフラッパ11の左側を通り、ガイド18に沿って記録装置1の鉛直方向上方へ搬送される。図4(b)は、記録媒体Sの先端が記録領域Pを通過して鉛直方向上方に搬送される状態を示す。記録媒体Sの進行方向は、水平方向に対し約45度傾いた記録領域Pの位置から、搬送ローラ7と拍車7bによって鉛直方向上方に変更されている。
記録媒体Sは、鉛直方向上方に搬送された後、排出ローラ12と拍車7bによって排出トレイ13に排出される。図4(c)は、記録媒体Sの先端が排出ローラ12を通過して排出トレイ13に排出される状態を示す。排出された記録媒体Sは、記録ヘッド8によって画像が記録された面を下にした状態で、排出トレイ13上に保持される。
図5(a)〜(c)は、第2カセット5Bに収容されているA3サイズの記録媒体Sが給送されるときの搬送経路を示す図である。第2カセット5B内の1番上に積載された記録媒体Sは、第2給送ユニット6Bによって2枚目以降の記録媒体から分離され、搬送ローラ7とピンチローラ7aにニップされながら、プラテン9と記録ヘッド8の間の記録領域Pに向けて搬送される。
図5(a)は、記録媒体Sの先端が記録領域Pに到達する直前の搬送状態を示す。第2給送ユニット6Bに給送されて記録領域Pに到達するまでの搬送経路には、複数の搬送ローラ7とピンチローラ7aおよびインナーガイド19が配されることで、記録媒体SはS字上に湾曲されてプラテン9まで搬送される。
その後の搬送経路は、図4(b)および(c)で示したA4サイズの記録媒体Sの場合と同様である。図5(b)は、記録媒体Sの先端が記録領域Pを通過して鉛直方向上方に搬送される状態を示す。図5(c)は、記録媒体Sの先端が排出ローラ12を通過して排出トレイ13に排出される状態を示す。
図6(a)〜(d)は、A4サイズの記録媒体Sの裏面(第2面)に対して記録動作(両面記録)を行う場合の搬送経路を示す。両面記録を行う場合、第1面(表面)を記録した後に第2面(裏面)に記録動作を行う。第1面を記録する際の搬送工程は図4(a)〜(c)と同様であるので、ここでは説明を省略する。以後、図4(c)以後の搬送工程について説明する。
記録ヘッド8による第1面への記録動作が完了し、記録媒体Sの後端がフラッパ11を通過すると、プリントコントローラ202は、搬送ローラ7を逆回転させて記録媒体Sを記録装置1の内部へ搬送する。この際、フラッパ11は、不図示のアクチュエータによってその先端が左側に傾くように制御されるため、記録媒体Sの先端(第1面の記録動作における後端)はフラッパ11の右側を通過して鉛直方向下方へ搬送される。図6(a)は、記録媒体Sの先端(第1面の記録動作における後端)が、フラッパ11の右側を通過する状態を示す。
その後記録媒体Sは、インナーガイド19の湾曲した外周面に沿って搬送され、再び記録ヘッド8とプラテン9の間の記録領域Pに搬送される。この際、記録ヘッド8の吐出口面8aに、記録媒体Sの第2面が対向する。図6(b)は、第2面の記録動作のために、記録媒体Sの先端が記録領域Pに到達する直前の搬送状態を示す。
その後の搬送経路は、図4(b)および(c)で示した第1面記録の場合と同様である。図6(c)は、記録媒体Sの先端が記録領域Pを通過して鉛直方向上方に搬送される状態を示す。この際、フラッパ11は、不図示のアクチュエータにより先端が右側に傾いた位置に移動するように制御される。図6(d)は、記録媒体Sの先端が排出ローラ12を通過して排出トレイ13に排出される状態を示す。
次に、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作について説明する。図1でも説明したように、本実施形態のメンテナンスユニット16は、キャップユニット10とワイピングユニット17とを備え、所定のタイミングにこれらを作動させてメンテナンス動作を行う。
図7は、記録装置1がメンテナンス状態のときの図である。記録ヘッド8を図1に示す待機位置から図7に示すメンテナンス位置に移動する際、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を鉛直方向において上方に移動させるとともにキャップユニット10を鉛直方向下方に移動させる。そして、プリントコントローラ202は、ワイピングユニット17を退避位置から図7における右方向に移動させる。その後、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を鉛直方向下方に移動させメンテナンス動作が可能なメンテナンス位置に移動させる。
一方、記録ヘッド8を図3に示す記録位置から図7に示すメンテナンス位置に移動する際、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を45度回転させつつ鉛直方向上方に移動させる。そして、プリントコントローラ202は、ワイピングユニット17を退避位置から右方向に移動させる。その後プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を鉛直方向下方に移動させて、メンテナンスユニット16によるメンテナンス動作が可能なメンテナンス位置に移動させる。
図8(a)はメンテナンスユニット16が待機ポジションにある状態を示す斜視図であり、図8(b)はメンテナンスユニット16がメンテナンスポジションにある状態を示す斜視図である。図8(a)は図1に対応し、図8(b)は図7に対応している。記録ヘッド8が待機位置にあるとき、メンテナンスユニット16は図8(a)に示す待機ポジションにあり、キャップユニット10は鉛直方向上方に移動しており、ワイピングユニット17はメンテナンスユニット16の内部に収納されている。キャップユニット10はy方向に延在する箱形のキャップ部材10aを有し、これを記録ヘッド8の吐出口面8aに密着させることにより、吐出口からのインクの蒸発を抑制することができる。また、キャップユニット10は、キャップ部材10aに予備吐出等で吐出されたインクを回収し、回収したインクを不図示の吸引ポンプに吸引させる機能も備えている。
一方、図8(b)に示すメンテナンスポジションにおいて、キャップユニット10は鉛直方向下方に移動しており、ワイピングユニット17がメンテナンスユニット16から引き出されている。ワイピングユニット17は、ブレードワイパユニット171とバキュームワイパユニット172の2つのワイパユニットを備えている。
ブレードワイパユニット171には、吐出口面8aをx方向に沿ってワイピングするためのブレードワイパ171aが吐出口の配列領域に相当する長さだけy方向に配されている。ブレードワイパユニット171を用いてワイピング動作を行う際、ワイピングユニット17は、記録ヘッド8がブレードワイパ171aに当接可能な高さに位置決めされた状態で、ブレードワイパユニット171をx方向に移動する。この移動により、吐出口面8aに付着するインクなどはブレードワイパ171aに拭き取られる。
ブレードワイパ171aが収納される際のメンテナンスユニット16の入り口には、ブレードワイパ171aに付着したインクなどを除去するとともにブレードワイパ171aにウェット液を付与するためのウェットワイパクリーナ16aが配されている。ブレードワイパ171aは、メンテナンスユニット16に収納される度にウェットワイパクリーナ16aによって付着物が除去されるとともにウェット液が付与される。そして、次に吐出口面8aをワイピングしたときにウェット液を吐出口面8aに転写し、吐出口面8aとブレードワイパ171a間の滑り性を向上させている。
一方、バキュームワイパユニット172は、y方向に延在する開口部を有する平板172aと、開口部内をy方向に移動可能なキャリッジ172bと、キャリッジ172bに搭載されたバキュームワイパ172cとを有する。バキュームワイパ172cは、キャリッジ172bの移動に伴って吐出口面8aをy方向にワイピング可能に配されている。バキュームワイパ172cの先端には、不図示の吸引ポンプに接続された吸引口が形成されている。このため、吸引ポンプを作動させながらキャリッジ172bをy方向に移動すると、記録ヘッド8の吐出口面8aに付着したインク等は、バキュームワイパ172cによって拭き寄せられながら吸引口に吸い込まれる。この際、平板172aと開口部の両端に設けられた位置決めピン172dは、バキュームワイパ172cに対する吐出口面8aの位置合わせに利用される。
本実施形態では、ブレードワイパユニット171によるワイピング動作を行いバキュームワイパユニット172によるワイピング動作を行わない第1のワイピング処理と、両方のワイピング処理を順番に行う第2のワイピング処理を実施することができる。第1のワイピング処理を行う際、プリントコントローラ202は、まず、記録ヘッド8を図7のメンテナンス位置よりも鉛直方向上方に退避させた状態で、ワイピングユニット17をメンテナンスユニット16から引き出す。そして、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8をブレードワイパ171aに当接可能な位置まで鉛直方向下方に移動させた後、ワイピングユニット17をメンテナンスユニット16内へ移動させる。この移動により、吐出口面8aに付着するインク等はブレードワイパ171aに拭き取られる。すなわち、ブレードワイパ171aは、メンテナンスユニット16から引き出された位置からメンテナンスユニット16内へ移動する際に吐出口面8aをワイピングする。
ブレードワイパユニット171が収納されると、プリントコントローラ202は、次にキャップユニット10を鉛直方向上方に移動させ、キャップ部材10aを記録ヘッド8の吐出口面8aに密着させる。そして、プリントコントローラ202は、その状態で記録ヘッド8を駆動して予備吐出を行わせ、キャップ部材10a内に回収されたインクを吸引ポンプによって吸引する。
一方、第2のワイピング処理を行う際、プリントコントローラ202は、まず、記録ヘッド8を図7のメンテナンス位置よりも鉛直方向上方に退避させた状態で、ワイピングユニット17をメンテナンスユニット16からスライドさせて引き出す。そして、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8をブレードワイパ171aに当接可能な位置まで鉛直方向下方に移動させた後、ワイピングユニット17をメンテナンスユニット16内へ移動させる。これにより、ブレードワイパ171aによるワイピング動作が吐出口面8aに対して行われる。次に、プリントコントローラ202は、再び記録ヘッド8を図7のメンテナンス位置よりも鉛直方向上方に退避させた状態で、ワイピングユニット17をメンテナンスユニット16からスライドさせて所定位置まで引き出す。続いて、プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を図7に示すワイピング位置に下降させながら、平板172aと位置決めピン172dを用いて吐出口面8aとバキュームワイパユニット172の位置決めを行う。その後、プリントコントローラ202は、上述したバキュームワイパユニット172によるワイピング動作を実行する。プリントコントローラ202は、記録ヘッド8を鉛直方向上方に退避させ、ワイピングユニット17を収納した後、第1のワイピング処理と同様に、キャップユニット10によるキャップ部材内への予備吐出と回収したインクの吸引動作を行う。
次に、本実施形態におけるウェットワイパクリーナ16aの詳細について説明する。以下では、滑り性を向上させるためにブレードワイパ171aに付与されるウェット液のことを、処理液という。処理液は、水、グリセリン、およびアルコールを含んで構成されている。処理液は、吐出口面に蓄積されたインク増粘物や増膜物を溶解する機能や、ブレードワイパ171aと吐出口面との間の潤滑性を高めてブレードワイパ171aなどの磨耗を軽減する機能を有する。また、吐出口面に膜を形成することによって吐出口面を保護する機能などを有する。本実施形態のブレードワイパユニット171は、記録ヘッド8の吐出口面8aのインクを払拭するために、記録ヘッド8の長手方向(第2方向)の長さに対応する長さを有している。また、図8(b)に示すように、ブレードワイパユニット171には、複数のブレードワイパ(ワイピング部材)171aが、記録ヘッドの長手方向(第2方向)に並んで配列されている。ブレードワイパユニット171を含むワイピングユニット17がメンテナンスユニット16に収納される方向に駆動する際に、各ブレードワイパ171aがウェットワイパクリーナ16aに接触することによって、各ブレードワイパ171aに処理液が付与される。この収納される方向を第1方向ともいう。このため、ウェットワイパクリーナ16aもまた、記録ヘッド8の長手方向(第2方向)に伸びた長尺な形状となっている。第1方向は第2方向と交差する方向である。
図9は、ウェットワイパクリーナ16aの一例である処理液保持ユニット90の斜視図である。図9(a)は、処理液保持ユニット90を鉛直方向の上方(即ち、図1のZ方向の上方)から見た場合の斜視図である。図9(b)は、処理液保持ユニット90を鉛直方向の下方(即ち、図1のZ方向の下方)から見た場合の斜視図である。図9(c)および図9(d)は、図9(b)を分解した斜視図である。
処理液保持ユニット90は、処理液保持ケース91、処理液保持カバー92、処理液付与部材93、処理液保持部材94、およびワイパクリーナ95を備えている。処理液保持ケース91には、充填孔96が形成されている。処理液保持ユニット90は、長手方向がY方向(第2方向)に伸びた長尺な形状である。図9のY方向(第2方向)は、ワイピングユニット17の駆動方向(ワイパ駆動方向、ワイパの移動方向、第1方向)と交差する方向である。このY方向(ワイパ駆動方向と交差する方向)は、メンテナンス位置にある記録ヘッド8の長手方向と概略同一の方向でもある。処理液保持ケース91は、処理液保持ユニット90の長手方向を複数の区画に分離した構造を備えている。図9(c)に示すように、処理液保持ケース91の個々の区画には、処理液保持部材94が収納される。処理液保持カバー92もまた、処理液保持ユニット90の長手方向を複数の区画に分離した構造を備えている。図9(d)に示すように、処理液保持カバー92の個々の区画には、処理液付与部材93が載置される。図9(c)の処理液保持ケース91と図9(d)の処理液保持カバー92とを係合し、固定することで、各区画の処理液保持部材94と処理液付与部材93とが圧接され、図9(b)に示す処理液保持ユニット90が構成されることになる。
図10は、処理液保持ユニット90を説明する図である。図10(a)は、処理液保持カバー92と、処理液付与部材93と、処理液保持部材94との載置関係の例を示す図である。図10(b)は、図9(a)のXB−XB線断面図である。処理液保持カバー92には、処理液付与部材93が載置されている。また、処理液付与部材93は、処理液保持部材94と当接(圧接)されている。処理液保持ケース91と処理液保持カバー92とが係合された後に、充填孔96から処理液が充填され、処理液保持部材94に処理液が保持される。処理液付与部材93は、処理液保持部材94よりも毛管力が大きいので、処理液保持部材94から処理液付与部材93に処理液が濡れ広がる。処理液付与部材93は、例えば樹脂の焼結体で構成されている。処理液保持部材94は、例えばポリプロピレン樹脂(PP)繊維の不織布のブロックで構成されている。以下では、各区画に収納される処理液保持部材94と処理液付与部材93とを総称して、処理液保持部97という。
図9および図10に示すように、処理液保持部97は、処理液保持ユニット90の長手方向に複数並んで配列されている。各処理液保持部97は、処理液保持ケース91および処理液保持カバー92によって分離されており、各処理液保持部97は互いに接していない。ここで、互いに接していないとは、ある処理液保持部97に含浸されている処理液が他の処理液保持部97に浸透しない程度に離れていることを意味する。処理液保持ユニット90に設けられた区画の大きさは、所定の環境条件下において一定時間放置した場合においても、処理液保持部材94および処理液付与部材93の毛管力によって処理液が漏れ出さない大きさである。例えば、処理液保持部材94で保持されてる処理液の水頭圧が最大となる姿勢で所定の環境条件下において一定時間放置した場合においても処理液が漏れ出さない大きさである。輸送や部品交換などの場合において、長尺な形状の処理液保持部の長手方向の姿勢を鉛直の上下方向となるように変えてしまうと、水頭が高くなる。水頭が高くなると水頭圧が大きくなり、処理液が漏れ出てしまう事態が生じてしまう。本実施形態の処理液保持ユニット90は、長尺な形状ではあるものの、長手方向(ワイパ駆動方向と交差する方向)に複数の区画を設け、この区画内において処理液保持部97を収納する構成を備えている。このような構成により、各区画に格納されている各処理液保持部97に生じる水頭圧を小さくすることができる。このため、処理液が漏れ出てしまうことを防止することができる。
なお、図9に示す例においては、各区画は、略同じ大きさであり略同じ形状である形態を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。それぞれの区画が、異なる大きさまたは形状で構成されていてもよい。異なる大きさまたは形状の例については、後述することにする。
また、本実施形態においては、各区画に収納される処理液保持部97は、1つの処理液付与部材93と1つの処理液保持部材94とで構成されている形態を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。例えば、1つの区画に収納される処理液保持部97は、1つの処理液付与部材93と、複数の処理液保持部材94とで構成されていてもよい。つまり、処理液保持ケース91が、1つの区画内をさらに区切る仕切り枠(不図示)を備えていてもよく、その仕切り枠に区切られたサイズに対応した処理液保持部材を収納する形態でもよい。この場合、1つの区画内の複数の処理液保持部材は、その区画に対応する1つの処理液付与部材93とそれぞれ当接(圧接)されていることになる。
逆に、1つの区画に収納される処理液保持部97は、複数の処理液付与部材93と、1つの処理液保持部材94とで構成されていてもよい。あるいは、1つの区画に収納される処理液保持部97は、複数の処理液付与部材93と、複数の処理液保持部材94とで構成されていてもよい。いずれの形態においても、1つの区画に対応する処理液付与部材93と処理液保持部材94とで構成される処理液保持部97が、互いに接しないように構成されていればよい。
また、各区画を構成するための処理液保持ケース91および処理液保持カバー92のそれぞれの枠部のサイズについても、互いに一致していなくてもよい。つまり、ある区画に関して、処理液保持ケース91の枠の方が、処理液保持カバー92の枠より大きい(つまり、当接される側の面の大きさは、処理液保持部材94の方が処理液付与部材93より大きい)構成でもよい。逆に、ある区画に関して、処理液保持ケース91の枠の方が、処理液保持カバー92の枠より小さい(つまり、当接される側の面の大きさは、処理液保持部材94の方が処理液付与部材93より小さい)構成でもよい。いずれの場合においても、1つの区画に対応する処理液付与部材93と処理液保持部材94とで構成される処理液保持部97が、互いに接しないように構成されていればよい。
充填孔96は、処理液保持ケース91の各区画に対応する位置に形成されている。前述したように、処理液保持ユニット90は、長手方向の複数の区画に分離して各処理液保持部97を備えている構成である。このため、処理液保持部97(処理液保持部材94)に処理液を充填する場合には、それぞれの区画の処理液保持部97に対して処理液を充填することになる。したがって、充填孔96は、各区画に対応する位置に形成されている。充填孔96のサイズや形成される位置については、図示したものに限られるものではなく、各区画において任意の位置やサイズであってもよい。
ワイパクリーナ95は、処理液保持ユニット90の長手方向に延在して設けられている。ワイパクリーナ95によって、ブレードワイパ171aに付着したインクなどが除去される。
図11は、記録装置1が、ブレードワイパユニット171を用いたワイピング動作を行うときの図である。前述の図7は、バキュームワイパユニット172を用いるワイピング動作を行うときの図である。図11は、図7と比べて、記録ヘッド8が、鉛直方向の上方に位置しており、ワイピングユニット17が、図7と比べて退避位置寄りに少し位置を変えた状態となっている。ブレードワイパユニット171を用いたワイピング動作の指示を受け付けると、プリントコントローラ202は、図11に示す位置に記録ヘッド8とワイピングユニット17とが位置するように、記録ヘッド8とワイピングユニット17の移動を制御する。
記録ヘッド8が図1に示す待機位置から、図11に示すメンテナンス位置に移動する動作を説明する。プリントコントローラ202による制御によって、まず記録ヘッド8が図11に示すメンテナンス位置よりも鉛直方向上方に移動する。プリントコントローラ202は、キャップユニット10を降下させ、図11に示す位置までワイピングユニット17をメンテナンスユニット16から引き出す。そして、プリントコントローラ202が、記録ヘッド8を図11に示す位置まで降下させる。その後、プリントコントローラ202は、メンテナンスユニット16に収納されるようにワイピングユニット17を移動させる。このような動作によってブレードワイピングが行われる。また、ワイピングユニット17がメンテナンスユニット16に収納される際に、処理液保持ユニット90の処理液付与部材93によってブレードワイパ171aに処理液が付与される。
ブレードワイピングは、例えば所定数の記録媒体Sへの記録動作が行われた場合、または、ユーザからの指示に基づいて実行される。ワイピングユニット17は、プリントコントローラ202の制御に従って駆動する不図示のモータなどの駆動機構(移動手段)によって、図1に示す退避位置から図11に示す位置に移動したり、図11に示す位置から図1に示す退避位置に移動したりする。つまり、ワイピングユニット17は、不図示の駆動機構によって、メンテナンス位置にある記録ヘッド8の短手方向に対して駆動される。
図12は、図11の位置関係にある記録ヘッド8の吐出口面8aと、吐出口面8aをワイピングする複数のブレードワイパ171aと、処理液保持ユニット90と、を示す図である。図12では、記録ヘッド8とブレードワイパユニット171と処理液保持ユニット90とを底面から見た状態を示している。なお、理解を容易にするため、ブレードワイパユニット171については、ブレードワイパ171aのみを図示し、他の部材については記載を省略している。不図示の駆動機構によって、図12に示すワイパ駆動方向に向かってブレードワイパユニット171が駆動することで、記録ヘッド8の吐出口面8aのインクや紙粉などをブレードワイパ171aが払拭するクリーニング動作が行われる。
図12に示すように、本実施形態においては、ブレードワイパユニット171は、複数のブレードワイパ(ワイピング部材)171aを備えている。ブレードワイパ171aは、ワイパ駆動方向の前後に2列の千鳥格子の配列で記録ヘッド8の長手方向に並んで備えられている。ブレードワイパ171aは、ワイパ駆動方向に部分的に重複するように設けられている。記録ヘッド8の吐出口面8aには、インクを吐出する吐出口が複数設けられた吐出ユニット81が複数配列されている。各ブレードワイパ171aは、ワイパ駆動方向において各吐出ユニット81に対応する位置に設けられており、吐出ユニット81の形状に併せて長手方向が傾斜している。
処理液保持ユニット90の底面には、ワイパ駆動方向と交差する方向に複数の処理液付与部材93が、互いに接しないように備えられている。また、図12に示すように、隣接する処理液付与部材93は、ワイパ駆動方向に部分的に重複するように設けられている。詳細については後述する。
図13は、図11に示すワイピング動作開始位置から、ワイピングユニット17がメンテナンスユニット16に格納されるときのブレードワイパ171aと、記録ヘッド8と、処理液保持ユニット90との関係を示す図である。図13を用いて記録ヘッド8のワイピングを経て、処理液保持ユニット90に保持されている処理液がブレードワイパ171aに付与される動作を説明する。
図13(a)は、記録ヘッドが図11に示す位置に降下した状態の図である。この状態からワイピングユニット17がワイパ駆動方向に駆動することで、図13(b)に示すように、ブレードワイパ171aが記録ヘッド8に当接(圧接)される。さらにワイピングユニット17がワイパ駆動方向に駆動し、記録ヘッド8に対するワイピングが終わる。引き続き、ワイピングユニット17は、ワイパ駆動方向に駆動し、図13(c)に示すように、処理液保持ユニット90に近接する。その後、ワイピングユニット17は、さらにワイパ駆動方向に駆動し、ワイパクリーナ95にブレードワイパ171aが当接(圧接)される。吐出口面8aの払拭によりブレードワイパ171aに付着したインクやゴミなどが、ワイパクリーナ95によって掻き落とされる。その後、ワイピングユニット17は、さらにワイパ駆動方向に駆動し、処理液付与部材93にブレードワイパ171aが接触する。その後、図13(e)に示す位置までワイピングユニット17(ブレードワイパ171a)が移動する。図13(d)から図13(e)への移動の際に、ブレードワイパ171aは、処理液付与部材93と接触し続ける。つまり、ブレードワイパ171aは、処理液付与部材93に摺接(圧接)される。この摺接されている間、処理液付与部材93からブレードワイパ171aに処理液が付与される。
図14は、処理液付与部材93にブレードワイパ171aが接触(摺接、圧接)される範囲を説明する図である。図14(a)は、処理液保持ユニット90の底面図であり、処理液付与部材93のうちの範囲d1が、ブレードワイパ171aが接触する範囲である。図14(b)は、図14(a)の一部拡大図である。ブレードワイパ171aは、位置P1において処理液付与部材93と接触する。そして、位置P2においてブレードワイパ171a(ワイパユニット17)が停止する。
本実施形態の処理液保持ユニット90は、前述したように、各処理液保持部97が互いに接しないように各区画に分離して備えられている構成である。このため、図14(b)に示すように、隣接する処理液付与部材93は、区切り枠98によって分離された構成となっている。区切り枠98は、処理液保持カバー92の一部である。区切り枠98が存在する境界の領域については、処理液付与部材93が存在しない領域となる。このため、区切り枠98に接触するブレードワイパ171aの接触領域には処理液が付与されない現象が生じてしまう。本実施形態においては、図14(b)に示すように、ワイパ駆動方向と交わる方向の区切り枠98が存在する領域からワイパ駆動方向を見た場合に、隣接する処理液付与部材93が、ワイパ駆動方向に部分的に重複するように設けられている。区切り枠98が存在する領域は、隣接する処理液付与部材93同士の境界を包含する領域である。図14(b)においては、隣接する処理液付与部材同士の隙間(区切り枠98)は、ワイパ駆動方向に対して傾斜している。
上述した構成によれば、区切り枠98が存在する領域においても、隣接する処理液付与部材93のいずれかによってブレードワイパ171aに処理液が付与される。このため、区切り枠98に起因して処理液が付与されない部分が生じてしまうことを抑制することができる。図14(b)の矢印の点線部分においては、ブレードワイパ171aに処理液が付与されないものの、矢印の実線部分においては、ブレードワイパ171aに処理液が付与されることになる。
図14(c)は、ブレードワイパ171aが処理液付与部材93に接触している様子を示す図である。ブレードワイパ171a−1は、処理液付与部材93−1と接触することで処理液が付与される。ブレードワイパ171a−2は、処理液付与部材93−1および93−2と接触することで処理液が付与される。ブレードワイパ171a−3は、処理液付与部材93−1および93−3と接触することで処理液が付与される。
以上説明したように、本実施形態の構成によれば、処理液保持ユニット90から処理液が漏れ出てしまうことを防止することができる。また、ブレードワイパ171a(ワイピング部材)に処理液が付与されない領域が生じてしまうことを抑制できる。
<その他の実施形態>
上述した実施形態では、ブレードワイパ171a(ワイピング部材)が、記録ヘッド8の長手方向に複数並んで配置される形態を例に挙げて説明した。しかしながら、このような形態に限られるものではない。
図15は、ワイピング部材が1枚のワイパ171bで構成されている形態を示している。また、図15の記録ヘッド8の吐出口面には、吐出ユニット86が千鳥配置で並んで構成されている。このような構成の記録ヘッド8とワイパ171bとが用いられる形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
図16は、処理液付与部材93が、上述した実施形態と異なる形態を説明する図である。つまり、処理液付与部材93が載置される区画が上述した実施形態と異なっており、載置される処理液付与部材93の形状も上述した実施形態と異なる形態を説明する。図16(a)は、処理液付与部材93の区画が、千鳥状に配置されている例を示している。図16(a)に示す構成においても、ワイパ駆動方向に対して交差する方向に処理液付与部材93が複数の区画に分離して備えてられている。また、隣接する処理液付与部材93同士は、ワイパ駆動方向に部分的に重複するように設けられている。図16(a)のブレードワイパ171cは、ワイパ駆動方向への駆動が停止した位置を示しており、範囲d2が、ブレードワイパ171cの接触範囲になる。隣接する処理液付与部材93は、重複範囲R1を有しており、処理液が付与されない現象が生じてしまうことが抑制される。
図16(b)に示すように、処理液付与部材93の区画は、台形の形状でもよい。図16(c)に示すように、処理液付与部材93の区画は、斜め形状の千鳥状に配置されていてもよい。図16(d)に示すように、処理液付与部材93の区画は、斜め形状で処理液保持ユニット90の長手方向に並列に配置されていてもよい。さらに、図16(e)に示すように、処理液付与部材93の区画は、各区画が異なる形状、サイズであってもよい。
図16(a)から図16(e)の構成では、区画の形状に応じた処理液付与部材93が用いられる。なお、処理液保持部材94については、図16(a)から図16(e)のそれぞれと同一の形状、サイズの区画に収納されていてもよいし、異なる形状、サイズの区画に収納されてもよい。つまり、対応する区画において、処理液付与部材93を載置する形状またはサイズと、処理液保持部材を収納する形状またはサイズとが、異なっていても良い。処理液保持部材94と処理液付与部材93とで構成される処理液保持部97(つまり、1つの区画の処理液保持部97)が、互いに接しないように構成されていればよい。
また、上述した実施形態では、図11を用いて説明したように、記録ヘッド8を鉛直方向上方に退避させた状態でワイピングユニット17がメンテナンスユニット16からスライドさせて引き出される。そして、記録ヘッド8が鉛直方向下方に移動した後にワイピングユニット17をメンテナンスユニット16内へ移動させることにより、ワイピングが行われる形態を説明した。しかしながら、この例に限られるものではない。記録ヘッド8をブレードワイパ171aに当接可能な位置に移動させた後に、ワイピングユニット17がメンテナンスユニット16からスライドさせて引き出すことにより、ワイピングが行われてもよい。つまり、ワイピングユニット17を引き出す際にワイピングが行われてもよい。そして、記録ヘッド8が鉛直方向上方に退避して、ワイピングユニット17がメンテナンスユニット16に引き戻される際に、処理液が付与されてもよい。
また、上述した実施形態の記録装置1では、ブレードワイパ171aが設けられているワイピングユニット17が、図11の左方向(即ち、ワイパ駆動方向)に駆動されることで、ワイピング動作が行われる形態を説明した。しかしながら、これに限られるものではない。記録ヘッドが、不図示の駆動機構によってワイパ駆動方向(またはその反対方向)に駆動することによって、ワイピング動作が行われる形態であってもよい。あるいは、ワイピングユニットおよび記録ヘッドの両方が駆動する形態でもよい。つまり、記録ヘッドの短手方向に対するワイピング部材と記録ヘッドとの相対位置を制御することでワイピング部材を用いたクリーニングの制御が行われてもよい。
また、上述した実施形態の記録装置1では、処理液保持ユニット90は、固定され、ワイピングユニットが駆動することで処理液が付与される形態を例に挙げて説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、処理液保持ユニット(処理液保持部)が駆動する形態でもよいし、処理液保持ユニットおよびワイピングユニットの両方が駆動する形態でもよい。つまり、記録ヘッドの短手方向に対するワイピング部材と処理液保持ユニットと相対位置を移動制御することでワイピング部材と処理液保持部とを接触させる制御が行われてもよい。
また、上述した実施形態では、記録ヘッドの長手方向に複数の吐出ユニットが配置されている形態を例に挙げて説明した。しかしながら、この例に限られるものではない。例えばラベルプリンタのようにヘッド幅がそれほど長くないような記録ヘッドを用いる形態も想定される。このような場合、上述した記録ヘッドの長手方向と短手方向とが逆になる構成を採用してもよい。
8 記録ヘッド
171a ブレードワイパ
90 処理液保持ユニット
93 処理液付与部材
94 処理液保持部材

Claims (13)

  1. インクを吐出する吐出口が複数設けられた記録ヘッドの吐出口面を払拭するワイピング手段と、
    前記ワイピング手段を第1方向に対して移動させる移動手段と、
    処理液を保持する保持部材と、前記移動手段によって移動される前記ワイピング手段に接触することで前記ワイピング手段に前記処理液を付与する付与部材と、を含む処理液保持部と、
    を備えたインクジェット記録装置であって、
    複数の前記処理液保持部が、前記第1方向に対して交差する第2方向に備えられ、
    隣接する前記処理液保持部互いに接しないように構成されていて、
    隣接する前記付与部材は前記第2方向において重なり合うように設けられていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記処理液保持部は、前記第2方向に分離した複数の区画に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記付与部材は、千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記付与部材は、前記第2方向に沿って配列されていることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  5. 隣接する前記付与部材同士の隙間は、前記第1方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記保持部材に処理液を充填するための充填孔が、各処理液保持部に対応する位置に形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記処理液保持部は、1つ以上の前記保持部材と、1つ以上の前記付与部材とで構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記処理液保持部に含まれている前記保持部材と前記付与部材とが、互いに接していることを特徴とする請求項1からのいずれか項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記付与部材は、前記保持部材よりも毛管力が大きいことを特徴とする請求項1からのいずれか項に記載のインクジェット記録装置。
  10. インクを吐出する吐出口が複数設けられた記録ヘッドの吐出口面を払拭するワイピング手段と、
    処理液を保持する保持部材と、前記ワイピング手段に接触することで前記ワイピング手段に前記処理液を付与する付与部材と、を含む処理液保持部と、
    前記ワイピング手段と前記処理液保持部との第1方向に対する相対位置を移動する制御をすることで前記ワイピング手段と前記処理液保持部とを接触させる制御をする制御部と、
    を備えたインクジェット記録装置であって、
    複数の前記処理液保持部が、前記第1方向に対して交差する第2方向に備えられ
    隣接する前記処理液保持部互いに接しないように構成されていて、
    隣接する前記付与部材は前記第2方向において重なり合うように設けられていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 前記処理液保持部は、前記第2方向に分離した複数の区画に設けられていることを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
  12. インクを吐出する吐出口が複数設けられた記録ヘッドの吐出口面を払拭するワイピング手段と、
    前記ワイピング手段を第1方向に対して移動させる移動手段と、
    を備えたインクジェット記録装置に用いられる処理液保持ユニットであって、
    処理液を保持する保持部材と、前記移動手段によって移動される前記ワイピング手段に接触することで前記ワイピング手段に前記処理液を付与する付与部材と、を含む処理液保持部を備え、
    複数の前記処理液保持部が、前記第1方向に対して交差する第2方向に備えられ、
    隣接する前記処理液保持部互いに接しないように構成されていて、
    隣接する前記付与部材は前記第2方向において重なり合うように設けられていることを特徴とする処理液保持ユニット。
  13. 前記処理液保持部は、前記第2方向に分離した複数の区画に設けられていることを特徴とする請求項12に記載の処理液保持ユニット。
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