JP6444096B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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本発明は、ワイパを用いてインクジェット記録ヘッドの吐出口面を払拭するインクジェット記録装置に関する。
ヘッド用液体(以下、単に「液体」ともいう)が付与されたワイパを用いて、インクジェット記録ヘッドの吐出口が形成されている吐出口面を払拭する方法が知られている。特許文献1には、インクジェット記録装置の使用時の姿勢において、液体を保持している保持部材の重力方向下方の面である底面と転写部材との接触位置を、転写部材からワイパへ液体を転写する位置よりも重力方向下方の位置とする構成が開示されている。この構成においては、保持部材の底面と転写部材とを接触させ、転写部材の毛管力によって、保持部材に保持されているヘッド用液体を引き上げて、これをワイパへ転写している。
特開2007−69579号公報
例えば物流時等において、インクジェット記録装置の姿勢が使用時の姿勢と異なる姿勢となることがある。特許文献1の構成においては、使用時と異なる姿勢となった場合であっても保持部材と転写部材との接触状態が維持される。この構成の場合、姿勢が変動することによって保持部材と転写部材との接触部分にかかる圧力が変化すること等を原因として、保持部材から転写部材へ供給される液体の量が変化し、転写部材から液体が漏れてしまうことがある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものである。そして、その目的は、ヘッド用液体の漏出を抑制することができるインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明に係るインクジェット記録装置は、インクを吐出する吐出口が形成された吐出口面を有する記録ヘッドと、前記吐出口面をワイピングするワイパと、前記ワイパが当接することによりヘッド用液体を前記ワイパに転写する転写部材と、前記転写部材に供給されるヘッド用液体を保持する保持部材と、を備えるインクジェット記録装置において、前記保持部材及び前記転写部材に当接する第1の位置前記保持部材及び前記転写部材から離間する第2の位置に移動できる接続部材を備え、前記接続部材が前記第1の位置に移動すると前記保持部材と前記転写部材が当該接続部材によって液体を連通する連通状態となり、前記接続部材が前記第2の位置に移動すると前記保持部材と前記転写部材が液体を連通しない非連通状態とになることを特徴とする。
上記構成によれば、切替機構を有することによって、ヘッド用液体を保持する保持部材とヘッド用液体をワイパに転写する転写部材との間の状態を適宜切り替えて、ヘッド用液体の漏出を抑制することができる。
インクジェット記録装置の内部構成を示す斜視図である。 インクジェット記録装置の内部構成を示す断面図である。 インクタンク等を搭載していない状態のキャリッジを示す斜視図である。 吐出回復装置の構成を示す斜視図である。 (a)〜(c)は液体貯留タンクの構成を説明するための図である。 ブレードクリーナ退避レバーを示す斜視図である。 (a)〜(c)はブレードクリーナの配置を示す断面図である。 輸送時におけるインクジェット記録装置の内部構成を示す斜視図である。 液体貯留タンク及びキャリッジストッパを示す平面図である。 (a)〜(d)は第2実施形態の液体貯留タンクを示す平面図である。 第3実施形態における液体貯留タンク及びキャリッジを示す断面図である。 第3実施形態における液体貯留タンクを示す上面図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本実施形態におけるインクジェット記録装置(以下「記録装置」という)1の内部構成を示す斜視図である。図2は記録装置1の内部構成を示す断面図である。図1及び図2に示すように、記録装置1は、搬送ローラ2、ピンチローラ3、プラテン4、排紙ローラ5、拍車6、記録ヘッド7、インクタンク8、キャリッジ9、上側ガイドレール10、下側ガイドレール11、及び駆動ベルト12等を含んで構成されている。積載されたシートを1枚ずつ分離して送り出すシート自動給送装置(不図示)から送り出されたシートは、搬送ローラ2及びピンチローラ3に挟持され、これらの回転によって搬送方向(図中y方向)へ搬送され、記録ヘッド7とプラテン4との間へ供給される。キャリッジモータ(不図示)の駆動力が駆動ベルト12を介してキャリッジ9に伝達され、これによりキャリッジ9は上側ガイドレール10及び下側ガイドレール11に沿ってx方向へ往復移動する。キャリッジ9には記録ヘッド(インクジェット記録ヘッド)7が搭載されている。キャリッジ9の移動に伴い、記録ヘッド7のシートと互いに対向する面(吐出口面)に設けられている吐出口から記録信号に従ってインクを吐出させることによって、シートに画像等が記録される。記録後のシートは排紙ローラ5及び拍車6に挟持され、記録装置1外へ排出される。
記録装置1においては、図1に示すキャリッジ9の位置がキャリッジ9のホームポジションであり、キャリッジ9は記録終了後等にホームポジションに位置するように制御される。このホームポジションにて記録ヘッド7に対して、記録ヘッド7の吐出口の吐出機能を回復させるための回復動作が実行される。
排紙上部カバー34には、第1の係止部341、第2の係止部342、第3の係止部343、及び第4の係止部344が設けられている。記録装置1の輸送時には、これらの係止部に図10を参照して後述するキャリッジストッパ(着脱式固定部材)33の係止部を係止することによって、記録装置1に対してキャリッジ9を固定する。
図3は記録ヘッド7及びインクタンク8をキャリッジ9に搭載していない状態の記録装置1の内部構成を示す斜視図である。図3に示すように、キャリッジ9の位置よりも重力方向(図中z方向)下方の位置には、吐出回復装置13が配置されている。詳細は図4を参照して後述するが、吐出回復装置13は、ワイピング機構とキャッピング機構とを含んで構成されており、記録ヘッド7の吐出性能を回復させるための動作を行う。図4は吐出回復装置13の構成を示す斜視図であり、図3に示すX1方向へキャリッジ9が移動した状態を示す斜視図である。図4に示すように、吐出回復装置13は、キャップ14、キャップスライダ15、スライダベース16、ワイパブレード17、ブレードホルダ18、レール19、レール20、及び液体貯留タンク21などを含んでいる。
キャップ14は記録ヘッド7の吐出口を覆って密閉し、非記録時における吐出口のインクの乾燥や吐出口へのゴミの付着などを防止する。キャップ14はキャップスライダ15に支持されており、キャップスライダ15はスライダベース16のガイド部161にスライド可能に支持されている。キャップスライダ15はキャップスライダばね(不図示)によって図3に示すX1方向へ付勢されており、画像の記録中には図3に示す位置に停止している。キャリッジ9がX2方向へ移動し、キャップスライダ15のキャリッジ当接部151に当接すると、記録ヘッド7の吐出口はキャップ14と互いに対向する位置に配置される。キャリッジ9がキャリッジ当接部151に当接した状態でさらにX2方向へ移動すると、キャップスライダ15はスライダベース16のガイド部161にガイドされてz方向へ上昇する。キャップスライダ15に支持されているキャップ14は、記録ヘッド7の吐出口に対向する位置関係を維持したままz方向へ上昇し、記録ヘッド7に当接し、吐出口を密閉する。この状態において、キャップに接続されたポンプ(不図示)を作動させキャップ内を減圧し、吐出口やその周囲のインクをキャップに引き込んで排出させる吸引回復動作を行う。この吸引回復動作後であっても吐出口面にインク等が付着していることがあるので、これを除去するなどのためにワイパブレード17によって吐出口面を払拭する。
ワイパブレード17は、ブレードホルダ18に保持されており、ブレードホルダ18を介してスライダベース16に固定されている。図4に示すように、ここでは3つのワイパブレードを用いているが、3つに限定されるものではない。スライダベース16にはラック162が固定されており、ラック162と噛み合うギヤ(不図示)が駆動モータ(不図示)の回転によって回転すると、スライダベース16はレール19及びレール20にガイドされ、Y1方向又はY2方向へ移動する。なお、キャリッジの移動やスライダベースの移動など記録装置における各部材の動作等は、不図示の制御部によって制御されている。
液体貯留タンク21には、ヘッド用液体が貯留されている。ヘッド用液体は、水、グリセリン、及びアルコールを含んで構成されている。ヘッド用液体は、吐出口面に蓄積されたインク増粘物や増膜物を溶解する機能や、ワイパブレード17と吐出口面との間の潤滑性を高めてワイパブレード等の摩耗を軽減する機能や、吐出口面に膜を形成することによって吐出口面を保護する機能等を有している。また、ヘッド用液体は、吐出口面を払拭する際におけるワイパブレード17と記録ヘッド7の吐出口面との間の潤滑性を高め、スティックスリップに起因するインクやゴミ等の拭き残しを防止し、払拭時の動作トルクのバラつきを抑える。図4に示すように、本実施形態において液体貯留タンク21は、ケース部22及び蓋部23を含む箱型の構造を有している。
図5(a)〜(c)は液体貯留タンク21の構成を説明するための図である。図5(a)及び(b)は液体貯留タンク21を重力方向の上方から見た平面図であり、図5(a)は液体貯留タンク21内で液体が連通状態となっていない状態を、図5(b)は連通状態となっている状態を示している。図5(c)は、図1に示すy方向下流側から見た状態を正面視として、液体貯留タンク21を記録装置1の左側から見た断面図である。以下においても、右側、左側とは、図1に示すy方向下流側から見た状態を記録装置1の正面として、これに対して右側、左側を夫々示すものとする。なお、図5(a)〜(c)においては、図4に示す蓋部23を取り外した状態を示している。
図5(a)〜(b)に示すように、ケース部22には、第1の保持部材(転写部材)24、第2の保持部材(接続部材)25、及び第3の保持部材(保持部材)26が収容されている。より詳細には、第1の保持部材24と当接可能な位置に第2の保持部材25が、第2の保持部材25と当接可能な位置に第3の保持部材26が配置されている。第1の保持部材24、第2の保持部材25、及び第3の保持部材26は多孔質体から構成されている。また、本実施形態において、第1の保持部材24、第2の保持部材25、及び第3の保持部材26にはヘッド用液体が含浸され保持されている。
図5(c)に示すように、ケース部22には開口部221が設けられており、開口部221から第1の保持部材24の一部である露出部241が露出している。ここでは、開口部221は、y方向上流側であり且つz方向下方である位置に、設けられている。液体貯留タンク21内に貯留されている液体は、露出部241とワイパブレード17とが当接することによって、ワイパブレード17に転写される。
図5(a)及び(b)に示すように、第2の保持部材25は、移動可能に構成されたスライドレバー(移動部材)27に固定されている。スライドレバー27にはスライドレバーばね(付勢部材)28が取り付けられている。また、スライドレバー27には右側から左側へ向かって斜めに突出している突起部271が設けられている。
詳細は図9を参照して後述するが、本実施形態においては、記録装置1の物流時等において、図9を参照して後述するスライドレバー押圧部333によって突起部271は押圧されており、図5(a)に示す状態となっている。スライドレバーばね28による付勢力よりも強い力で付勢方向と反対方向から突起部271が押圧されることによって、スライドレバー27が記録装置1の右側の位置に配置される。これによって、図5(a)に示すように、スライドレバー27に固定されている第2の保持部材25が第1の保持部材及び第2の保持部材と当接しない離間状態となる。
スライドレバー押圧部333による突起部271の押圧状態が解除されると、スライドレバーばね28の力によって、スライドレバー27が記録装置1の左側へスライドし、第2の保持部材25が第1の保持部材24及び第3の保持部材26に対して付勢される。これによって、保持部材が当接している状態である図5(b)に示す状態となる。
ここでは、保持部材に保持されている液体が保持部材間において連通している状態を連通状態といい、保持部材に保持されている液体が保持部材間において連通状態となっていない状態を非連通状態という。また、ここでは、保持部材が当接することによって連通状態となり、保持部材が離間することによって非連通状態となる。
本実施形態においては、第2の保持部材25が固定されているスライドレバー27をスライドさせることによって、保持部材を当接している状態又は離間している状態とし、液体の連通状態及び非連通状態を切り替える構成となっている。
ここで、保持部材の毛管力について説明する。保持部材に保持されている液体を第1の保持部材24の露出部241に当接したワイパブレード17に転写して供給するために、露出部241やその周辺の毛管力をその他の部分の毛管力よりも大きく設定する。すなわち、各保持部材の毛管力の大きさ関係を次の通りに設定する。
第1の保持部材24の毛管力>第2の保持部材25の毛管力>第3の保持部材の毛管力
各保持部材に対して注入する液体の量は、記録装置1に想定される使用条件において露出部241から液体が漏れない程度の量に設定する。具体的には、各保持部材に含浸させる液体の量は、記録装置1の姿勢変化によって想定される最大の水頭圧に対しても毛管力によって保持部材内に液体を保持できる量に設定する。このように液体の量を設定した場合であっても物流条件等によっては液体が漏れてしまう場合がある。これを抑制するために本実施形態においては、物流時において、保持部材を離間させ、保持部材間において液体を連通させないことによって、液体貯留タンク21からの液体漏れを抑制する。
ここでは、記録装置1の使用開始前である物流時等に保持部材を離間状態とするが、液体漏れを抑制するために、第1の保持部材24に注入する液体の量を比較的少量に設定すると、使用開始時に所望の量の液体をワイパブレード17に転写できないことがある。そのため、使用開始時に各保持部材が当接して液体が連通し始めた際においても、ワイピングに必要な量の液体をワイパブレードに転写できるように、第1の保持部材24に注入する液体の量を設定する。即ち、第1の保持部材24に注入する液体の量は、毛管力と保持する液体の量との関係から適切に定め、各保持部材が離間されている状態においても露出部241からワイパブレード17に所望の量の液体を転写できる量であり且つ液体が漏れない量とする。これによって、記録装置1の使用開始時からワイパブレード17による記録ヘッド7の吐出口面に対するワイピング機能を十分に発揮させ、画像品質の低下を抑制するとともに液体漏れも抑制する。以上のように、各保持部材に注入し各保持部材に含浸させ保持させる液体の量は、様々な条件を考慮して設定される。
図5(a)および(b)に示すように、液体貯留タンク21のy方向上流側には、ブレードクリーナ29、ブレードクリーナ戻しばね30、及びブレードクリーナ退避レバー31が設けられている。図5(c)に示すように、ブレードクリーナ29は軸部291を有している。また、図5(a)及び(b)に示すように、x方向における軸部291の両端部は、不図示の軸受に軸支されている。ブレードクリーナ29の右側の端部には、ブレードクリーナ退避レバー31が接続されている。また、ブレードクリーナ29に対してx方向の略中央部でありz方向の上方の位置には、ブレードクリーナ戻しばね30が配置されている。これらの構成について図6を参照して説明する。
図6はブレードクリーナ退避レバー31を示す斜視図である。図6に示すように、ブレードクリーナ退避レバー31は、軸部311、当接部312、及びレバー部313を有している。軸部311は軸受に軸支されており、ブレードクリーナ退避レバー31は軸部311を中心として回動可能となっている。当接部312は、レバー部313と一体的に設けられており、ねじりコイルばね32によってブレードクリーナ29の被当接部292に付勢されている。
ワイパブレード17がy方向下流側に向かって(Y1方向)へ移動してブレードクリーナ29を通過する際、図4に示すブレードクリーナ退避部材181はレバー部313と接触し、z方向下方から上方に向けてレバー部313を押す。レバー部313が押されることによるブレードクリーナ退避レバー31の回動によって、ブレードクリーナ退避レバー31に接続されているブレードクリーナ29が回動する。ブレードクリーナ29の回動範囲は、不図示の回動止めによって規制されており、後述する図7(a)及び(c)に示す位置よりも図面正面視から時計回り方向へ回動しないようになっている。なお、不図示の回動止めによってブレードクリーナ29の回動が規制されている状態においても、ブレードクリーナ退避レバー31は回動可能なように構成されている。ここでは、ブレードクリーナ退避部材181がレバー部313を押す力よりも、ねじりコイルばね32によるブレードクリーナ退避レバー31の当接部312からのブレードクリーナ29の被当接部292に対する付勢力は小さく設定されている。これによって、不図示の回動止めによって所定範囲を超えるブレードクリーナ29の回動を規制して、ブレードクリーナ29の回動を伴わせずに、ブレードクリーナ退避レバー31を回動させる。
ワイパブレード17がy方向上流側に向かって(Y2方向)へ移動してブレードクリーナ29を通過する際も、図4に示すブレードクリーナ退避部材181はレバー部313と接触し、z方向下方から上方に向けてレバー部313を押す。これにより、ブレードクリーナ退避レバー31は回動し、当接部312はブレードクリーナ29の被当接部292を押し、ブレードクリーナ29はワイパブレード17と接触しない位置まで回動し、接触位置から退避位置へ移動する。したがって、Y2方向への移動の際には、ワイパブレード17はブレードクリーナ29と接触せずに移動する。
各段階におけるワイパブレード17とブレードクリーナ29との位置関係について、図7(a)〜(c)を参照して説明する。図7(a)〜(c)は各段階におけるワイパブレード17の状態を示す断面図である。図7(a)はワイパブレード17に液体が塗布されている状態を示す断面図であり、図7(b)はワイパブレード17が初期位置に移動した状態を示す断面図である。図7(c)はワイパブレード17が記録ヘッド7の吐出口面を払拭している状態を示す断面図である。
記録ヘッド7がホームポジションに位置していない状態においてワイパブレード17に液体が塗布される。そして、液体が塗布されたワイパブレード17が初期位置に移動した後に、記録ヘッド7はホームポジションに移動する。そのため、図7(a)、(b)においては、記録ヘッド7及びキャリッジ9を破線によって示している。
図7(a)に示すように、ワイパブレード17に液体を塗布する際、ブレードクリーナ29はワイパブレード17と接触可能な接触位置に配置されている。Y1方向へワイパブレード17が移動すると、ワイパブレード17はブレードクリーナ29に接触し、ワイパブレード17の汚れなどが除去される。ワイパブレード17は、ブレードクリーナ29と接触する位置を通過し、第1の保持部材24の露出部241に当接する。これにより露出部241に含浸されている液体がワイパブレード17に塗布される。当接時間等を適宜調整することによって、ワイパブレード17に適量の液体が塗布される。
ワイパブレード17に液体が塗布された後、図7(b)に示すように、ワイパブレード17はY2方向へ移動し、初期位置(図7(b)に示すワイパブレード17の位置)に位置する。移動の際、ワイパブレード17に塗布された液体の量を変化させること及びブレードクリーナ29に付着しているインク等がワイパブレード17に再び付着してしまうこと等を防止するために、ブレードクリーナ29は図7(b)に示す退避位置に配置される。具体的には、ブレードホルダ18のY1方向への移動に伴い、ブレードホルダ18のブレードクリーナ退避部材181もY1方向へ移動し、ブレードクリーナ退避部材181がブレードクリーナ退避レバー31のレバー部313を押す。これによって、ブレードクリーナ29が図面正面視から反時計回りに回動し、退避位置に配置される。
ワイパブレード17が初期位置に配置されると、キャリッジ9はホームポジションまで移動する。キャリッジ9がホームポジションに位置すると、図7(c)に示すように、ワイパブレード17が記録ヘッド7の吐出口面と当接しながらY1方向へ移動することによって、ワイパブレード17によって吐出口面が払拭される。これによって、記録ヘッド7の吐出口や吐出口面に付着している増粘インクやゴミ等が除去される。
図8及び図9は物流時における記録装置1の内部構成を説明するための図であり、図8は斜視図であり、図9は重力方向の上方からから見た状態を示す平面図である。図8に示すように、物流時においてキャリッジ9の位置はキャリッジストッパ33によって固定されている。詳細には、図1を参照して説明した排紙上部カバー34の係止部にキャリッジストッパ33の係止部(不図示)が係止されることによって、排紙上部カバー34に対してキャリッジストッパ33が固定され、キャリッジストッパ33にキャリッジ9が拘束される。図8及び図9に示すように、キャリッジストッパ33は第1のキャリッジ拘束部331及び第2のキャリッジ拘束部332を有しており、これによってキャリッジ9の移動や姿勢の変動を制限する。所定の位置に所定の姿勢でキャリッジ9を拘束することによって、記録装置1の輸送時の振動や衝撃によるキャリッジ9の移動に起因する記録装置1の部材の摩耗等を防止している。記録装置1の使用の際には排紙上部カバー34からキャリッジストッパ33を取り外し、キャリッジ9の拘束状態を解除する。このように、キャリッジストッパ33は、装置本体に対して着脱可能に取り付けられる。
ここで、物流時における液体貯留タンク21の内部の状態について図9を参照して説明する。図9においては、蓋部23を取り外した状態を示している。図9に示すように、キャリッジストッパ33はスライドレバー押圧部333を有している。また、図9に示すように、キャリッジストッパ33がキャリッジ9を拘束している状態においては、スライドレバー押圧部333は突起部271を押圧し、スライドレバー27は右側に位置している状態となっている。この状態において、スライドレバー27に固定されている第2の保持部材25は、第1の保持部材24及び第3の保持部材26から離間されている。このように、物流時において保持部材の何れか同士を離間させることによって、物流時の姿勢変動により各保持部材間の当接部分にかかる圧力が変化すること等を原因とする露出部241から液体の漏出を抑制することができる。
排紙上部カバー34からキャリッジストッパ33が取り外されると、スライドレバー押圧部333による突起部271に対する押圧状態が解除され、スライドレバーばね28からの付勢力によってスライドレバー27が左側に向かって移動する。この移動によって、スライドレバー27が左側に位置する状態となると、第1の保持部材24及び第3の保持部材26に第2の保持部材25が当接している状態となる。これによって、各保持部材に保持されている液体は連通状態となる。記録装置1の使用時においては、保持部材を相互に当接させることによって各保持部材に保持されている液体を連通させ、所望の量の液体をワイパへ継続的に供給する。
このように、本実施形態において、スライドレバー押圧部333、突起部271、スライドレバー27、及びスライドレバーばね22は、保持部材の当接状態及び離間状態を切り替える切替機構として機能する。
記録装置1の使用状態の姿勢において、各保持部材を合わせた保持部材全体としての水平方向に沿って切った断面積が垂直方向に沿って切った断面積よりも広くなるように、保持部材は寸法付けられている。こうすることによって、記録装置1の使用時に露出部241にかかる水頭圧を比較的小さくし、各保持部材が接触している状態における液体の漏出をも抑制する。
(第2実施形態)
本実施形態においては、保持部材の当接状態及び離間状態を切り替えるための機構の構成が第1実施形態と異なる。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図10(a)〜(d)は本実施形態における液体貯留タンク21を示す平面図であり、ジョイント切替レバー36の動作を説明するための図である。なお、図10(c)は図10(a)に示す状態において蓋部23を取り外した状態を、図10(d)は図10(b)に示す状態において蓋部23を取り外した状態を、それぞれ示している。
図10(a)〜(d)に示すように、液体貯留タンク21の位置よりもz方向上方の位置には、ジョイント切替レバー(レバー部材)36が配置されている。ジョイント切替レバー36は回動中心361を中心として回動可能に支持部(不図示)に支持されており、その一端には押圧部362が設けられており、他端には錘(錘部)37が取り付けられている。本実施形態においても第2の保持部材25はスライドレバー35に固定されている。また、スライドレバー35は、z方向上方に向かって突出している突起部351を有している。ここでは、図面正面視から反時計回りにジョイント切替レバー36が回動すると、押圧部362が突起部351を押圧し、スライドレバー35をスライドさせ、第1の保持部材24及び第3の保持部材26から第2の保持部材25を離間させる。
図10(a)、(c)は、記録装置1の使用時におけるジョイント切替レバー36の配置を示している。スライドレバーばね28は記録装置1の左側に向けてスライドレバー35を付勢している。記録装置1の使用時においては、図10(b)、(d)に示す矢印M方向へ錘37を移動させる力すなわちジョイント切替レバー36を回動させる力は生じない。図10(a)、(c)に示す場合、押圧部362は突起部351と当接しているが、押圧部362からの突起部351に対する押圧力よりもスライドレバーばね28からのスライドレバー35に対する付勢力の方が強く、スライドレバー35は移動しない。そのため、保持部材の当接状態は維持され、保持部材に保持されている液体は連通状態となっている。
物流時等に記録装置1の姿勢が変化し、第3の保持部材26が重力方向の上方側に位置し、第1の保持部材24の露出部241が重力方向の下方側に位置する姿勢となると、図10(b)に示すように、重力によって錘37は矢印M方向へ移動する。これによって、回動中心361を中心に矢印N回りに回動させる力がジョイント切替レバー36に作用する。そうすると、押圧部362から突起部351に対して矢印P方向すなわちスライドレバーばね28による力の方向と反対の方向への力が加わる。ジョイント切替レバー36の回動による押圧部362からの突起部351に対する押圧力が、スライドレバーばね28によるスライドレバー35に対する付勢力に抗すると、スライドレバー35が記録装置1の右側に向けてスライドする。これによって、スライドレバー35に固定されている第2の保持部材25は、第1の保持部材24及び第3の保持部材26から離間され、保持部材間の液体の連通状態が解除される。このように、本実施形態においては、記録装置1の姿勢に応じて、保持部材の当接状態及び離間状態を切り替えることによって、水頭圧が高まることによる第1の保持部材24の露出部241からの液体の漏出を抑制することができる。
このように、本実施形態において、ジョイント切替レバー36、突起部351、スライドレバー35、及びスライドレバーばね28は、保持部材の当接状態及び離間状態を切り替える切替機構として機能する。
なお、本実施形態においては、露出部241が重力方向下方の位置となる場合において保持部材を離間状態とするために、図10(a)〜(d)に示す錘37の支点及び回動方向でジョイント切替レバー36を回動させる構成について説明した。しかしながら、錘の支点や回動方向は図示したものに限定されるものではなく、液体貯留タンクの形状ごとに水頭圧が最も高くなる方向や開口部の位置に応じて、適宜変更することができる。
(第3実施形態)
本実施形態においては、保持部材の当接状態及び離間状態を切り替えるための機構の構成が第2実施形態と異なる。その他の構成は第2実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図11は本実施形態における液体貯留タンク21及びキャリッジ38を示す断面図である。図11に示すように、キャリッジ38のz方向下方の面である底面にはz方向下方に向かって突出しているリブ(移動部)381が設けられている。また、液体貯留タンク21のz方向上方の面である上面にはz方向上方に向かって突出している突起部391が設けられている。キャリッジ38がホームポジションに位置すると、記録装置1の左側から右側へキャリッジ38のリブ381が突起部391を押圧するように構成されている。
図12は本実施形態における液体貯留タンク21を示す上面図である。図12においては、キャリッジ38がホームポジションに位置している状態において、キャリッジ38のうちキャリッジ38本体の図示を省略しリブ381のみを図示している。
図12に示すように、突起部391はスライドレバー39に設けられている。上述の実施形態と同様に、スライドレバー39には第2の保持部材25が固定されている。また、スライドレバー39は不図示のスライドレバーばねによって記録装置1の右側から左側に向かって付勢されている。この状態において、保持部材は当接状態となっており、保持部材に保持されている液体は保持部材間において連通状態となっている。
記録装置1の左側から右側へホームポジションに向かってキャリッジ38が移動すると、リブ381は突起部391を左側から右側へ(図中に示す矢印方向へ)押圧する。リブ381による突起部391に対する押圧力が、不図示のスライドレバーばねによるスライドレバーに対する付勢力に抗すると、スライドレバー39が右側へスライドする。これによって、スライドレバー39に固定されている第2の保持部材25が、第1の保持部材24及び第3の保持部材26から離間し、各保持部材に保持されている液体の保持部材間における連通状態が解除される。
このように、本実施形態において、リブ381、突起部391、スライドレバー39、及び不図示のスライドレバーばねは、保持部材の当接状態及び離間状態を切り替えるための機構として機能する。キャリッジ38がホームポジションに位置している状態において保持部材は離間状態に維持される。
記録装置1の電源オフ時において、キャリッジ38はホームポジションに位置するように制御されることが一般的である。また、記録装置1の使用場所を変更する場合等ユーザは電源をオフにした記録装置1を持ち運ぶこともあり、その際に使用時の姿勢と異なる姿勢で記録装置1が運ばれることも想定される。キャリッジ38がホームポジションに位置する場合に保持部材の当接状態を離間状態に切り替える構成とすることによって、電源オフ時に記録装置の姿勢が使用時と異なる姿勢となった場合等における液体貯留タンクからの液体漏れをも防止することができる。
なお、本実施形態においては、ホームポジションに移動するキャリッジ38の動作を用いて保持部材の状態を当接状態から離間状態に切り替える構成について説明したが、記録装置1の電源をオフにした際に動作する他の部材の動作を用いてもよい。また、モータによって駆動される部材やソレノイドによって動作する部材等の動作を用いて保持部材の当接状態及び離間状態を切り替えてもよい。
(他の実施形態)
上記実施形態においては、第1の保持部材24に液体を含浸させ液体を保持させる構成について説明したが、第1の保持部材24には液体を予め含浸させなくてもよい。即ち、第1の保持部材24は、他の保持部材に保持されている液体をワイパブレード17に対して転写する転写部材としての機能を果たすことができれば、必ずしも液体が予め含浸されていなくてもよい。また、第2の保持部材25についても、液体を予め含浸させていなくてもよく、少なくとも第3の保持部材26に液体が含浸されていればよい。また、各保持部材の大きさ及び形状は図示したものに限定されず、適宜変更することができる。
上記実施形態においては、3つの保持部材を用いる場合について説明したが、用いる保持部材の個数はこれに限定されるものではない。例えば、第2の保持部材25を除く第1の保持部材24及び第3の保持部材26を用いる場合、第1の保持部材24及び第3の保持部材26の少なくとも何れか一方の移動によって、これらを直接当接させ当接状態とし、当接状態を解除して離間状態としてもよい。
また、上記実施形態においては、第2の保持部材25を移動させることによって、各保持部材に保持されている液体の連通状態及び非連通状態を切り替える構成について説明した。しかしながら、保持部材間における液体の連通状態及び非連通状態を切り替えることができるものであれば、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、第2の保持部材25に代えて、第1の保持部材24及び第3の保持部材26間の液体の連通を遮断可能なバルブ等の部材を用いて、液体の連通状態及び非連通状態を切り替えてもよい。
上記実施形態においては、各保持部材を当接させる当接状態と離間させる離間状態とを切り替える構成について説明したが、各保持部材を離間させなくてもよい。例えば、使用時よりも物流時において各保持部材が当接する当接面積を狭くして、物流時に保持部材間に連通する液体の量を使用時に保持部材間に連通する液体の量よりも少量とし、漏出するおそれのある液体の量を低減させてもよい。
1 インクジェット記録装置
7 インクジェット記録ヘッド
17 ワイパブレード(ワイパ)
24 第1の保持部材(転写部材)
26 第3の保持部材(保持部材)
27 スライドレバー(切替機構(移動部材))
28 スライドレバーばね(切替機構(付勢部材))
271 突起部(切替機構)
333 スライドレバー押圧部(切替機構)

Claims (9)

  1. インクを吐出する吐出口が形成された吐出口面を有する記録ヘッドと、
    前記吐出口面をワイピングするワイパと、
    前記ワイパが当接することによりヘッド用液体を前記ワイパに転写する転写部材と、
    前記転写部材に供給されるヘッド用液体を保持する保持部材と、
    を備えるインクジェット記録装置において、
    前記保持部材及び前記転写部材に当接する第1の位置前記保持部材及び前記転写部材から離間する第2の位置に移動できる接続部材を備え、
    前記接続部材が前記第1の位置に移動すると前記保持部材と前記転写部材が当該接続部材によって液体を連通する連通状態となり、前記接続部材が前記第2の位置に移動すると前記保持部材と前記転写部材が液体を連通しない非連通状態とになることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記接続部材を前記第1の位置に移動させて前記連通状態とし、前記接続部材を前記第2の位置に移動させて前記非連通状態とする切替機構を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記切替機構は、前記接続部材を前記第1の位置に付勢する付勢部材、前記付勢部材からの付勢力に抗して前記接続部材を前記第2の位置に移動させる押圧部を備えることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記切替機構は、前記接続部材が固定され且つ前記付勢部材または前記押圧部によって移動可能に構成された移動部材を有し、
    前記付勢部材による前記移動部材の移動によって前記連通状態とし、前記押圧部による前記移動部材の移動によって前記非連通状態とする、ことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録ヘッドを搭載して移動するキャリッジを有し、
    前記切替機構は、インクジェット記録装置本体に着脱可能に取り付けられ且つ前記本体に対して取り付けられている状態において前記キャリッジの位置を固定する着脱式固定部材を有し、前記本体に前記着脱式固定部材が取り付けられている状態において、前記着脱式固定部材が前記押圧部として前記移動部材を移動させ前記非連通状態とする、ことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 物流時において、前記接続部材は前記第2の位置にあることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記切替機構はレバー部材を有し、前記レバー部材は、重力方向において前記転写部材の位置が前記保持部材の位置よりも下方側となった場合に前記レバー部材を回動させる錘部を有し、前記レバーに設置された前記押圧部が重力方向において前記転写部材の位置が前記保持部材の位置よりも下方側となった場合における当該レバー部材の回動に伴って、前記移動部材を前記第2の位置に移動させることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記記録ヘッドを搭載して移動するキャリッジを有し、
    前記切替機構は、前記キャリッジに設けられており且つ前記移動部材を移動させることが可能な移動部を有し、前記キャリッジのホームポジションへ向かう移動に伴って、前記移動部が前記押圧部として前記移動部材を前記第2の位置に移動させることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記転写部材、前記接続部材、及び前記保持部材は多孔質体から構成されており、前記転写部材の毛管力は前記接続部材の毛管力よりも大きく、前記接続部材の毛管力は前記保持部材の毛管力よりも大きい、ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
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