JP5176437B2 - 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は液体吐出ヘッド及び画像形成装置に関する。
一般に、プリンタ、ファックス、コピア、プロッタ、或いはこれらの内の複数の機能を複合した画像形成装置としては、例えば、インクの液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを備え、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。)を搬送しながら、インク滴を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行なうものがある。
なお、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与する(単に液滴を吐出する)ことをも意味する。また、「インク」とは、狭義のインクに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。
一般的に、液体吐出ヘッドは、インクを液滴として吐出する複数設けられたノズルと、各ノズルに対して独立した個別液室と、個別液室内のインクを加圧する圧力を発生する圧力発生手段(圧電型アクチュエータ、サーマル型アクチュエータ、静電型アクチュエータなど)とを備え、個別液室内に圧力発生手段を用いて圧力を発生させ、内部に充填されているインクをノズルから液滴として吐出させる。
そして、各独立した個別液室には液体供給路を介して共通液室からインクを供給し、共通液室に外部からインク供給口を介して供給されたインクは、共通液室から各独立した個別液室内及びノズルまで分配される。
このような液体吐出ヘッドにおいては、インク供給口から供給されるインクが共通液室及び個別液室内を途切れること無く充填されている必要がある。特に、共通液室においては、気泡が残留状態であれば個別液室へのインク供給が不十分になって、吐出不良など安定的な吐出が得られなくなる。そのため、共通液室内の気泡残留を限りなく減らすことが必要である。
そこで、例えば、特許文献1には共通液室の気泡が残留するノズル並び方向(液室並び方向)の端部に、伸縮性を持った部材が設置され、ノズルより吸引手段で共通液室及びノズルへ液体供給を行い、吸引時には吸引圧力によって伸縮部が縮んだ状態となり、共通液室にインク供給後、吸引手段が停止し、共通液室端部に溜まった残留気泡は伸縮部材の復元力(伸びる方向)で吸い取られ伸縮部材の容積に収納されるようにしているヘッドが記載されている。
特開2004−249571号公報
また、特許文献2には共通液室に常時大気と連通する孔が設けられ、残留気泡を放出する構成が記載されている。
特開平4−357045号公報
その他、特許文献3、4に記載のようなものもある。
特開2004−16907号公報 特開2007−030495号公報
しかしながら、特許文献1に記載のヘッドにあっては、伸縮部材の復元力によって負の圧力が発生し吸い上げられる構成であるが、ノズルまで供給されたインクが負の圧力によって引き戻され、ノズル又は個別液室内のインクがなくなったり、あるいは、同時にノズルから外側の空気も吸い込んでしまい、却って吐出不良が生じ、安定した吐出を行うことができないという課題がある。
また、特許文献2に記載のヘッドにあっては、共通液室内のインクが連通孔を通じて常時大気と接していることになり、インク粘度の増加、インクの固化が発生するおそれがあり、ノズルや液室へのインク充填に不具合を起こし、吐出安定性に影響を及ぼすという課題がある。
さらに、画像形成装置の高速化に対応するために、ノズル数を増加してヘッドの長尺化が図られるようになっており、これに伴って共通液室の長さが長くなる傾向にあり、その結果、共通液室端部に残留気泡が発生しやすくなる。特に、共通液室内が空の状態であるときからインクを供給する初期充填では、共通液室の端部に気泡が顕著に残ってしまうという課題が顕著になっている。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、初期充填時に共通液室内に残留する気泡を低減して安定した滴吐出特性が得られるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、
液体を液滴として吐出する複数のノズルと、個々のノズルに対し連通する液室と、この液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、複数の液室に液体を供給する共通液室とを備え、前記共通液室に前記液体が供給される液体吐出ヘッドにおいて、
前記共通液室の液体流入方向の下流側端部に、液体圧力により可動する可動部材を有し、
前記可動部材は前記液体圧力により所定量移動した時に大気と前記共通液室内を連通する連通孔を有し
前記可動部材の連通孔の開口断面積は前記ノズルの開口断面積よりも小さい
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えたものである。
本発明に係る液体吐出ヘッド及び本発明に係る画像形成装置によれば、初期充填時に液体を供給することで可動部材が移動して共通液室内が連通孔を介して大気に連通されて共通液室内の残留空気が連通孔を介して排出され、初期充填時に共通液室内に残留する気泡が低減して安定した滴吐出特性が得られるようになる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態について図1を参照して説明する。なお、図1は同実施形態に係る液体吐出ヘッド及びインク供給系を示す模式的断面説明図である。
液体吐出ヘッド1は、液滴を吐出する複数のノズル2を形成したノズル板3と、各ノズル2が連通する液室を形成する流路板4と、液室の壁面を形成する振動板5と、各液室にインクを供給する共通液室6を形成したフレーム7と、振動板5を介して液室内のインクを加圧する図示しない圧電アクチュエータなどの圧力発生手段とを備えている。
この液体吐出ヘッド1のフレーム7には、共通液室6の長手方向(ノズル2の並び方向)の一端部から共通液室6にインクを供給するインク供給口9が設けられているとともに、共通液室6の他端部側(インク流入方向下流側)には、共通液室6の他端部と大気とを連通させる大気連通機構11が備えられている。
この大気連通機構11は、フレーム7に、共通液室6に供給されるインクの圧力(液体圧力)によって可動する可動部材12が共通液室6内に対して移動自在に装着され、この可動部材12には、この可動部材12が液体圧力により所定量移動した時に大気と共通液室6内を連通する連通孔13が形成されている。
そして、可動部材12には、この可動部材12を共通液室8方向に付勢する弾性部材14が設けられている。この弾性部材14は例えば引っ張りコイルばねで構成しているが、弾性部材であれば特に限定されず、ばねの他にゴム等の高分子材料などを挙げることができる。
連通孔13は、可動部材12の肉厚部分の中で、共通液室6側の開口と90度異なる方向にもう一方の開口13aを有している。連通孔13の開口断面積は、前述したノズル2の開口断面積よりも小さいものとし、少なくとも共通液室6に面する連通孔13の開口13bの開口断面積はノズル2の開口断面積よりも小さいことが好ましい。これにより、共通液室6内に充填されるインク10が連通孔11内に侵入しないようにすることができる。ただし、具体的には、この場合の連通孔13の開口断面積はインクの粘度と表面張力によって定まる。
また、可動部材12の連通孔13が大気と共通液室6とを連通したことを検出する検出器15を設けている。この検出器15は、例えば連通孔13から放出される空気の圧力や風量の検出、連通孔13そのものの位置の検出によって連通孔13が大気と共通液室6とを連通したこと(排出側開口13aが大気に開放されたこと)を検出する。
一方、この液体吐出ヘッド1のインク供給口9に外部の液体貯留部であるインクタンク20からのインクを供給する供給路21を接続し、この供給路21の途中にはインクを加圧して供給する(圧送する)ポンプ22を設けている。
また、液体吐出ヘッド1のノズル板3の前方側には、ノズル板3の各ノズル2を形成したノズル面3aに当接して密封(又は密閉)する封止部材30がノズル面3aに対して進退可能に配置される。この封止部材30は、ノズル板3及びノズル2と密着する部分にゴムやエラストマーなどの弾性部材を有するものが好ましい。
次に、この実施形態における液体吐出ヘッド1に対する初期インク充填動作について図2ないし図5を参照して説明する。
まず、図2に示すように、インクタンク20からインク10を液体吐出ヘッド1のノズル2まで充填するために、ポンプ22を駆動して、インクタンク20から液体吐出ヘッド1に対してインク10を圧送する(圧力を加えて送る)。
このとき、可動部材12に設けた弾性部材14は、充填時のインク10にかかる圧力より大きい反力で、可動部材12を共通液室6側に付勢している。共通液室6にインク10が充填され、共通液室6から流路板4内の個別液室に分配され、各ノズル2内までの充填が完了する。この状態では、共通液室6のインク流入方向下流側の端部付近にノズル2より押し出せなかった残留気泡(残留空気)17が残っている。
次いで、図3に示すように、封止部材30をノズル板3側に移動させてノズル面3aに隙間なく密着させ、ノズル板3のすべてのノズル2を密閉状態とする。これにより、ポンプ22より下流側に位置する共通液室6、図示しない液体供給路、個別液室、ノズル2で形成される液体流路が閉ざされた経路が構成される。
この状態で、ポンプ22を駆動して更にインク10の供給を行うと、初期のインク供給時よりも高い圧力が共通液室6内のインク10にかかり、このインク10にかかる圧力が弾性部材14の反力(復元力)よりも大きくなることで、可動部材12は図3に示す矢示方向への移動を開始する。この可動部材12の移動によって発生する容積部分には、インク10の加圧と残留気泡17の浮力の効果により、残留気泡17が発生した容積部分に移動することとなる。
さらに、図4に示すように、インク10をポンプ22によって加圧し続けると、可動部材12も更に共通液室6から離間する方向に移動して、共通液室6の端部の残留気泡17は、可動部材12の移動によって発生する容積部分に押し込まれた状態となり、共通液室6内は端部までインク10で満たされ、当該端部から繋がっている液室やノズル2もインク10が満たされる。
そして、可動部材12が共通液室6から離間する方向に所定量移動した時に、連通孔13の共通液室6側開口と反対側の開口である排出開口13aが大気に開放されるので、共通液室6内が連通孔13を介して大気に開放される。これにより、可動部材12の移動によって発生した容積部分に押し込められた残留気泡17が大気へ放出される。
なお、検出器15によって連通孔13が大気と共通液室6内とを連通したことを検出した時にポンプ22の駆動を停止して、共通液室6内のインク10に対する加圧を停止することで、インク10が強制的に連通孔13を通じて大気側(外部)に漏れ出すことを防止している。
また、ポンプ22による加圧がなくなり、可動部材12の移動によって発生した容積部分に押し込められた残留気泡17が大気へ放出されることで、可動部材12に対する共通液室6内側からの圧力がなくなるので、図5に示すように、可動部材12は弾性部材14の復元力によって矢示方向に共通液室6側に移動して略初期状態に戻り、連通孔13はフレーム7内に収容されて、共通液室6と大気との連通が遮断された状態になる。
このように、共通液室の液体流入方向の下流側端部に、液体圧力により可動する可動部材を有し、この可動部材は液体圧力により所定量移動した時に大気と共通液室内を連通する連通孔を有していることで、初期充填時に液体を供給することで可動部材が移動して共通液室内が連通孔を介して大気に連通されて共通液室内の残留空気が排出されるようにすることができ、初期充填時に共通液室内に残留する気泡が低減して安定した滴吐出特性が得られるようになる。
なお、この実施形態では、連通孔13が大気開放されたことを検出手段によって検出しているが、残留気泡17の残量、可動部材12の移動量及び連通孔13の排出側開口13aの位置関係から、一定のバラツキ範囲が分かっている場合は、ポンプ22を時間管理で動作及び停止させる構成とすることもできる。ただし、確実に残留気泡17の排出と同期させてポンプ22を停止させるには、検出手段15を使用することが好ましい。
次に、本発明の第2実施形態について図6及び図7を参照して説明する。なお、図6は同実施形態に係る液体吐出ヘッド及びインク供給系を示す模式的断面説明図、図7は初期充填時の模式的断面説明図である。
この実施形態では、液体吐出ヘッド1の共通液室6にインクを供給するインク供給口9が、共通液室6の長手方向の中央部に配置されている。そのため、インク供給口9から共通液室6へインクを充填するときのインク流入方向下流側の端部は共通液室6の長手方向両端部になる。そこで、共通液室6の長手方向両端部にそれぞれ前記第1実施形態の連通孔13を有する可動部材12及び弾性部材14で構成される大気連通機構11,11が2組配置されている。
さらに、フレーム7には2つの可動部材12の移動によって開閉される連通路18が形成されている。この連通路18は可動部材12が連通孔13の排出側開口13aが大気開放される前の段階で、可動部材12が共通液室6から離間する方向に移動したときに、可動部材12の移動によって形成される共通液室6の両端部側の2つの空間を連通する位置に開口18a、18bが設けられている。
この実施形態における液体吐出ヘッド1に対してインクの初期充填を行うときの動作は前記第1実施形態と同様であるが、可動部材12の連通孔13の排出側開口13aが大気に開放される前に、図7に示すように、可動部材12の移動によって形成される共通液室6の両端部の容積部分が連通路18で連通される。したがって、共通液室6の両端部の残留気泡17の量が異なっている場合でも、連通路18を通じて一方から他方に移動して均一化され、2つの可動部材12の移動量がほぼ同じになり、可動部材12の連通孔13の排出側開口13aが大気に開放されるタイミングがほぼ同じになる。これにより、共通液室6の両端部の一方の残留気泡17が排出されなくなることを防止できる。
つまり、ポンプ22でインク10を加圧して共通液室6内に供給することで、共通液室6のインク流入方向下流側の両端部にはノズル2より押し出せなかった残留気泡17が残っている状態になり、この状態で、封止部材30でノズル面3aを密閉して加圧しながらインク10を更に供給することでインク10かかる圧力が高くなり、弾性部材14の反力より勝ることで可動部材12は矢示方向への移動を開始し、可動部材12の移動によって発生する容積部分には、インク10の加圧と残留気泡17の浮力の効果により、残留気泡17が発生した容積部分に移動することとなる。
このとき、共通液室6の両端部で発生した残留気泡17の量が、それぞれ異なっている場合、両方に設けた可動部材12の移動量に違いが生じることになる。このように2つの可動部材12の移動量に差が生じると、連通孔13の排出側開口13aが大気に開放されるタミンングに差が生じたり、一方の可動部材12の移動量が不足して連通孔13が大気に開放されない状態になったりする。そうすると、共通液室6の両端部のいずれか一方の残留気泡17が排出されない状態になり、両端部の残留気泡17を確実に排出するためには、一方の可動部材12の連通孔13が大気に開放されたにも関わらず、必要以上に移動(加圧)することとなり、大気開放された側の連通孔13からインク10を押し出してしまうおそれがある。
そこで、連通路18によって可動部材12の移動で生じる可動容積部分をつなぐことで、当該容積部分に押し込まれた残留気泡17の量及び2つの可動部材12の移動量をそれぞれ同じにして、必要以上の加圧をすることなく、確実に2つの可動部材12の連通孔13による大気開放を行って残留気泡17を排出できるようにする。
なお、ここではインク供給口9が共通液室6の長手方向の中央部に位置している例で説明している、両端部以外のいずれかの箇所に設けられる場合にも同様に適用することができる。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを搭載する画像形成装置の一例について図8及び図9を参照して説明する。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板201A、201Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド234a、234b(区別しないときは「記録ヘッド234」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。なお、ここでは2ヘッド構成で4色の液滴を吐出する構成としているが、各色毎の記録ヘッドを備えることもできるし、図10に示すようにノズル面234aに4色の液滴を吐出する複数のノズル234nを並べたノズル列Nk、Nc、Nm、Nyを有する1つの記録ヘッド構成とすることもできる。
また、キャリッジ233には、記録ヘッド234のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのバッファタンク235a、235b(区別しないときは「バッファタンク235」という。)を搭載している。このバッファタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニット224によって各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド244を備え、この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド部材245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えるとともに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて再度カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む本発明に係るヘッドの維持回復装置である維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)282a、282b(区別しないときは「キャップ282」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける液体回収容器であるインク回収ユニット(空吐出受け)288を配置し、このインク回収ユニット288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ256に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト251が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
この画像形成装置において、前述した実施形態で説明したポンプ(加圧手段)21としては供給ユニット224を用いている。また、密閉状態を形成する封止部材30の記録ヘッド234に対する進退動作は、例えば、維持回復機構281のキャップ282を昇降させる機構を用いて行うようにすることも、或いは、別途独立した機構を設けることもできる。ここでは、維持回復機構281の側方に封止部材30を配置して、維持回復機構281の駆動系を用いて進退動作をさせるようにしている。
このように、この画像形成装置においては、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、初期充填時に確実に共通液室の気泡を排出できて、安定した画像形成を行うことができるようになる。
次に、本発明を適用する液体吐出ヘッドの一例について図11及び図12を参照して説明する。なお、図11は同ヘッドの分解斜視説明図、図12は同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッド100は、流路板(液室基板)101と、この流路板101の下面に接合した振動板部材102と、流路板101の上面に接合したノズル板103とを有し、これらによって液滴(液体の滴)を吐出するノズル104がノズル連通路(連通管)105を介して連通する個別液室(加圧液室、圧力室、加圧室、流路などとも称される。)106を形成し、後述する共通液室108からインクを供給する。
ここで、流路板101は、SUS基板を、酸性エッチング液を用いてエッチング、あるいは打ち抜きなどの機械加工することで形成したもの、流路板101とノズル板103とを電鋳で一体形成したもの、結晶面方位(110)の単結晶シリコン基板を水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ性エッチング液を用いて異方性エッチングすることで形成したものや、その他感光性樹脂などを用いることもできる。
振動板部材102は、図2に示すように3層構造のニッケルプレートで形成したもので、例えば電鋳によって作製している。なお、この振動板2は、例えば、ポリイミドなどの樹脂部材とSUS基板などの金属プレートとの積層部材、或いは、樹脂部材から形成したものなどを用いることもできる。
ノズル板103は、各個別液室106に対応して多数のノズル104を形成し、流路板101に接着剤接合している。このノズル板103としては、ステンレス、ニッケルなどの金属、ポリイミド樹脂フィルムなどの樹脂、シリコン、及びそれらの組み合わせからなるものを用いることができる。また、ノズル板103のノズル面(吐出方向の表面:吐出面)には、図示しない撥水性の表面処理を施した撥水処理層を設けている。
そして、振動板部材102には、図12に示すように、各個別液室106に対応して形成した変形可能な領域であるダイアフラム部102Aの中央部に2層構造の凸部102Bを形成し、この凸部102Bに圧力発生手段(アクチュエータ手段)を構成する圧電素子112をそれぞれ接合している。なお、個別液室106、106間には支柱部113(図11参照)が接合される。
これらの圧電素子112及び支柱部113は積層型圧電素子部材にハーフカットのダイシングによるスリット加工を施して櫛歯状に分割して形成したもので、支柱部113も圧電素子であるが駆動電圧を印加しないために単なる支柱となっている。この積層型圧電素子部材はベース部材115に接合している。また、圧電素子112には駆動電圧を与えるFPC116が接続されている。
さらに、振動板部材102の周囲にはフレーム部材117を接着剤で接合している。このフレーム部材117は、強度及び精度を必要とするため、粉砕または球状のシリカ(SiO2)の粉末を含有する、熱硬化性エポキシ樹脂によって形成されている。なお、含有物としては金属粉末でも構わない。また、基材となる樹脂においては、熱可塑性樹脂、例えばポリフェニレンサルファイト(PPS)で製作されたものでも可能である。
このフレーム部材117には、各個別液室106にインクを供給する共通液室108を形成し、共通液室108から振動板部材102に形成した供給口109を介して個別液室106にインクが供給される。また、フレーム部材117には各共通液室108に外部からインクを供給するためのインク供給口119も形成される。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば圧電素子112に印加する電圧を基準電位から下げることによって圧電素子112が収縮し、振動板部材102のダイアフラム部102Aが下降して個別液室106の容積が膨張することで、個別液室106内にインクが流入し、その後圧電素子112に印加する電圧を上げて圧電素子112を積層方向に伸長させ、振動板部材102のダイアフラム部102Aをノズル104方向に変形させて個別液室106の容積/体積を収縮させることにより、個別液室106内の記録液が加圧され、ノズル104から記録液の滴が吐出(噴射)される。
そして、圧電素子112に印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板部材102のダイアフラム部102Aが初期位置に復元し、個別液室106が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室108から個別液室106内に記録液が充填される。そこで、ノズル104のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行うこともできる。
そして、この液体吐出ヘッド100に、前述した実施形態で説明したように共通液室108の両端部側に共通液室108と大気を連通させる大気連通機構11を設けることで、前述したように初期インク充填時における残留気泡を低減することができ、安定した液滴吐出を行うことができるようになる。
なお、上記実施形態では本発明に係る液体吐出ヘッドを画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、また、例えば、前述したように、DNA試料、レジスト、パターン材料などを吐出する画像形成装置や同装置で用いる液体吐出ヘッドにも適用することができる。また、シリアル型画像形成装置だけでなくライン型画像形成装置にも適用でき、同様にライン型液体吐出ヘッドのような長尺ヘッドに適用することが有効である。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッド及びインク供給系を示す模式的断面説明図である。 同実施形態におけるインク初期充填の説明に供する模式的断面説明図である。 同じく模式的断面説明図である。 同じく模式的断面説明図である。 同じく模式的断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッド及びインク供給系を示す模式的断面説明図である。 同実施形態におけるインク初期充填の説明に供する模式的断面説明図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドを搭載する画像形成装置の一例の機構部の概要を示す側面模式的説明図である。 同じく要部平面説明図である。 同じく記録ヘッドの他の例を説明する平面説明図である。 本発明を適用する液体吐出ヘッドの一例を示す分解斜視説明図である。 同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図である。
符号の説明
1…液体吐出ヘッド
2…ノズル
3…ノズル板
4…流路板
5…振動板
6…共通液室
7…フレーム
9…インク供給口
10…インク
11…大気連通機構
12…可動部材
13…連通孔
14…弾性部材
15…検出器
17…残留気泡
18…連通路
20…インク潮流部
21…供給路
22…ポンプ
30…封止部材
234…記録ヘッド

Claims (10)

  1. 液体を液滴として吐出する複数のノズルと、個々のノズルに対し連通する液室と、この液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、複数の液室に液体を供給する共通液室とを備え、前記共通液室に前記液体が供給される液体吐出ヘッドにおいて、
    前記共通液室の液体流入方向の下流側端部に、液体圧力により可動する可動部材を有し、
    前記可動部材は前記液体圧力により所定量移動した時に大気と前記共通液室内を連通する連通孔を有し
    前記可動部材の連通孔の開口断面積は前記ノズルの開口断面積よりも小さい
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記可動部材はヘッドフレームに進退可能に装着され、前記連通孔を遮断する状態に付勢する弾性部材を備えていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  3. 請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記共通液室のノズルの並び方向両端部に前記可動部材が配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  4. 請求項に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記2つの可動部材が移動することで生じる空間を相互に連通する連通路が設けられていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  5. 請求項に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記連通路は前記可動部材が移動して前記連通孔が大気と前記共通液室とを連通する前に前記2つの空間を連通する位置に設けられていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  6. 液体吐出ヘッドを備えて画像を形成する画像形成装置において、請求項1ないしのいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項に記載の画像形成装置において、前記共通液室に液体を供給するときに、前記液体吐出ヘッドのノズルが形成された面を密閉する封止手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6又は7に記載の画像形成装置において、前記共通液室に液体を加圧して供給する加圧供給手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項に記載の画像形成装置において、前記加圧供給手段は前記可動部材の連通孔が大気と前記共通液室内を連通した直後に加圧を停止することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項に記載の画像形成装置において、前記可動部材の連通孔が大気と前記共通液室内を連通したことを検出する手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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