JP4935994B2 - 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 Download PDF

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本発明は、液体を噴射する複数の液体噴射ヘッドと、複数の液体噴射ヘッドを保持する保持部材とを具備する液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置に関する。
インクジェット式プリンタやプロッタ等のインクジェット式記録装置に代表される液体噴射装置は、インク等の液体を噴射する液体噴射ヘッドがキャリッジ等の保持部材に複数搭載されて構成されている。
複数の液体噴射ヘッドをキャリッジ等の保持部材に保持する際に、液体噴射ヘッドの液体噴射面により規定されるヘッド基準面をプレートの一方面に当接させると共に、保持部材の基準面をプレートの他方面に当接させて、保持部材が液体噴射ヘッドをプレートを介して保持している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3823590号公報(第4〜6頁、第1〜2図)
しかしながら、プレートの厚さにばらつきが生じると、各液体噴射ヘッドの液体噴射方向の位置にばらつきが生じ、インク等の液体の着弾位置にばらつきが生じてしまい画質が劣化してしまうなどの印刷品質の劣化が発生してしまうという問題がある。
なお、このような問題は、インクを吐出するインクジェット式記録ヘッドを複数具備するインクジェット式記録ヘッドユニットだけではなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドを複数具備する液体噴射ヘッドユニットにおいても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑み、ノズル開口の多列化を図ることができると共に、印刷品質を向上することができる液体噴射ヘッドユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、液体を噴射する複数の液体噴射ヘッドと、各液体噴射ヘッドの前記液体の噴射方向において液体噴射面に基づいて規定されるヘッド基準面に当接して当該液体噴射ヘッドを保持する支持部材と、前記支持部材に当接して複数の液体噴射ヘッドを当該支持部材を介して保持する保持部材とを具備し、前記保持部材には、前記支持部材に当接されて複数の液体噴射ヘッドを位置決めする基準面が設けられていると共に、該基準面が前記ヘッド基準面と同一線上に揃うように設けられており、前記支持部材が、前記ヘッド基準面に当接して当該ヘッド基準面を保持する第1の支持部材と、該第1の支持部材を保持すると共に、前記保持部材に保持される第2の支持部材と、で構成されていることを特徴とする液体噴射ヘッドユニットにある。
かかる態様では、複数の液体噴射ヘッドによって、ノズル列の多列化を図ることができると共に、液体噴射方向におけるヘッド基準面と基準面とを同一線上に揃うようにしたため、支持部材の厚さにばらつきがあったとしても、液体噴射ヘッドの液体噴射方向における液体噴射面の高さを揃えることができる。したがって、印刷品質を向上することができる。
また、キャリッジに複数の液体噴射ヘッドを搭載する際に、第1の支持部材と第2の支持部材とからなる支持部材によって容易に組み立てることができる。
また、前記第1の支持部材が、各液体噴射ヘッドに独立して設けられて、前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面を露出する第1の開口部を有し、前記第2の支持部材が、複数の第1の支持部材に亘って共通して設けられていることが好ましい。これによれば、キャリッジに複数の液体噴射ヘッドを搭載する際に、第1の支持部材と第2の支持部材とからなる支持部材によって容易に組み立てることができる。
また、前記液体噴射ヘッドは、前記支持部材に着脱自在に保持されていることが好ましい。これによれば、液体噴射ヘッドと支持部材とを着脱可能とすることで、複数の液体噴射ヘッドで液体噴射特性が揃わないものや、液体噴射ヘッドの故障時などに液体噴射ヘッドユニットを全て交換しなくても、不具合の出た液体噴射ヘッドのみを容易に交換することができ、コストを低減することができる。
また、前記第1の支持部材が前記第2の支持部材に着脱自在に保持されていることが好ましい。これによれば、複数の液体噴射ヘッドで液体噴射特性が揃わないものや、液体噴射ヘッドの故障時などに液体噴射ヘッドユニットを全て交換しなくても、不具合の出た液体噴射ヘッドのみを容易に交換することができ、コストを低減することができる。
また、前記液体噴射ヘッドが、液体を噴射するノズル開口を有するヘッド本体と、ヘッド本体を保持するカートリッジケースとからなり、前記ヘッド基準面が前記カートリッジケースに前記液体吐出面と同一方向となるように設けられていることが好ましい。これによれば、ヘッド本体とカートリッジケースとからなる液体噴射ヘッドであっても、複数の液体噴射ヘッドの液体噴射面の高さを揃えることができ、印刷品質を向上することができる。
また、前記保持部材が、主走査方向に移動可能に設けられたキャリッジであることが好ましい。これによれば、移動可能なキャリッジに搭載した複数の液体噴射ヘッドの液体噴射面の高さを揃えることができ、印刷品質を向上することができる。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドユニットを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、印刷品質を向上した液体噴射装置を実現できる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置を示す概略図である。図1に示すように、インクジェット式記録装置Iは、インクジェット式記録ヘッドユニット1を具備する。インクジェット式記録ヘッドユニット1は、インク供給手段を構成するカートリッジが着脱可能に設けられた複数のインクジェット式記録ヘッド2と、インクジェット式記録ヘッド2が搭載された保持部材であるキャリッジ3とで構成されている。
インクジェット式記録ヘッドユニット1のキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。また、インクジェット式記録ヘッドユニット1の2つのインクジェット式記録ヘッド2は、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。
そして、駆動モータ6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、インクジェット式記録ヘッド2を搭載したキャリッジ3(すなわち、インクジェット式記録ヘッドユニット1)はキャリッジ軸5に沿って移動される(主走査方向)。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8上を副走査方向に搬送されるようになっている。
ここで、本実施形態の液体噴射ヘッドユニットの一例であるインクジェット式記録ヘッドユニット1について詳細に説明する。なお、図2は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドユニットの一例であるインクジェット式記録ヘッドユニットの概略斜視図であり、図3は、インクジェット式記録ヘッドユニットの概略断面図である。
図示するように、インクジェット式記録ヘッドユニット1は、液体としてインクを吐出する複数のインクジェット式記録ヘッド2と、複数のインクジェット式記録ヘッド2を保持する保持部材であるキャリッジ3とを具備する。
インクジェット式記録ヘッド2は、インク(液体)を吐出する液体噴射面A(インク吐出面)が一方面側に設けられたヘッド本体200と、ヘッド本体200の液体噴射面Aとは反対側の面に設けられたカートリッジケース210とを具備する。
インクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aは、詳しくは後述するが、ヘッド本体200のインクが吐出されるノズル開口が開口する面のことである。
カートリッジケース210は、詳しくは後述するヘッドチップ400の液体噴射面Aとは反対面側に設けられて、インクが貯留されたインクカートリッジ等の液体収容部を搭載可能になっている。
また、カートリッジケース210は、ヘッド本体200の液体噴射面Aに規定されるヘッド基準面Bを具備する。本実施形態では、カートリッジケース210は、側面から突出するフランジ部214を有し、このフランジ部214の液体噴射面Aと同一方向の面をヘッド基準面Bとした。このようにカートリッジケース210にフランジ部214を設けることで、ヘッド本体200に支持部材220への当接領域を設ける必要がないため、ヘッド本体200を小型化することができる。なお、ヘッド基準面Bは、インク吐出方向(液体噴射方向)における液体噴射面Aからの距離が、複数のインクジェット式記録ヘッド2において同一の距離となるように設けられている。このようにすることで、カートリッジケース210を他の部材に取り付けた際に、ヘッド基準面Bと他の部材の基準面とを面方向において同一線上に合わせれば、自ずと液体噴射面Aを他の部材の基準面に対して面方向において同一線上に揃えることになり、カートリッジケース210を他の部材に取り付けた際に、再度液体噴射面Aを他の部材の基準面に対して面方向において平行となるように調整する必要がない。なお、カートリッジケース210は、単一の部材から構成される必要はなく、複数の部材を組み合わせてカートリッジケース210を構成してもよく、ヘッド基準面Bが概念化できる面(領域)が存在すれば、形状に細かな制限はないものである。
本実施形態の保持部材であるキャリッジ3は、上述したように、インクジェット式記録装置Iに搭載されて主走査方向に移動自在に設けられたものである。なお、ここで言う主走査方向とは、インクジェット式記録装置における紙等の記録媒体の搬送方向である副走査方向に対して直交する方向のことである。
キャリッジ3は、本実施形態では、上部側に開口する箱型形状を有し、底面には複数のインクジェット式記録ヘッド2を保持する開口である保持部3aを有する。勿論、キャリッジ3は、箱型形状に限定されず、例えば、板形状であってもよく、インクジェット式記録装置I(液体噴射装置)に搭載可能であれば形状は特に限定されるものではない。ただし、箱型形状以外であっても保持部3aを有している必要がある。
また、キャリッジ3は、支持部材220を介して複数のインクジェット式記録ヘッド2を保持する。
支持部材220は、第1の支持部材230と、第2の支持部材240とからなる。第1の支持部材230は、各インクジェット式記録ヘッド2毎に独立して設けられた板状部材からなり、インクジェット式記録ヘッド2のヘッド本体200よりも大きく、且つカートリッジケース210のフランジ部214よりも小さな開口で設けられた第1の開口部231を有する。
このような第1の支持部材230は、インクジェット式記録ヘッド2のヘッド本体200を第1の開口部231から突出させた状態で、一方面がヘッド基準面Bに当接した状態で接合されている。
また、第2の支持部材240は、複数のインクジェット式記録ヘッド2に亘って連続して設けられた板状部材からなる。第2の支持部材240は、第1の支持部材230の第1の開口部231よりも大きな開口で、且つ第1の支持部材230の外周よりも小さな開口で設けられた第2の開口部241を有する。
第2の支持部材240は、その一方面が第1の支持部材のヘッド基準面Bに当接された一方面に当接して第1の支持部材230を保持する。そして、第2の支持部材240は、第1の支持部材230に当接された一方面がキャリッジ3の基準面Cに当接されて保持されている。すなわち、複数のインクジェット式記録ヘッド2は、第1の支持部材230及び第2の支持部材240からなる支持部材220を介してキャリッジ3に保持されている。
このような構成とすることにより、キャリッジ3の基準面Cは、インクジェット式記録ヘッド2のヘッド基準面Bと面方向において同一線上に揃うように設けられる。すなわち、インクジェット式記録ヘッド2のヘッド基準面Bに当接する第1の支持部材230の一方面は、ヘッド基準面Bと面方向において同一線上に揃うこととなり、第1の支持部材230の一方面に当接する第2の支持部材240の一方面は、ヘッド基準面Bと面方向において同一線上に揃うこととなる。したがって、ヘッド基準面Bと面方向において同一線上に揃うこととなる第2の支持部材240の一方面に当接するキャリッジ3の基準面Cは、ヘッド基準面Bと面方向において同一線上に揃うこととなる。
このように、支持部材220を用いてキャリッジ3の基準面Cとヘッド基準面Bとを面方向において同一線上に揃えることで、複数のインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面(インク吐出面)の液体噴射方向の高さを揃えることができ、印刷品質を向上することができる。ちなみに、例えば、インクジェット式記録ヘッド2のヘッド基準面Bを板状部材の一方面側に接合し、板状部材の他方面側をキャリッジ3の基準面Cに接合した場合、板状部材の厚さのばらつきによって、各インクジェット式記録ヘッド2の液体噴射方向における液体噴射面の高さにばらつきが生じてしまう。また、板状部材を厚さのばらつきを抑えて形成するのは困難であるため、板状部材の製造コストも増大してしまう。これに対して、本実施形態では、第1の支持部材230の一方面にインクジェット式記録ヘッド2のヘッド基準面Bを接合して、第1の支持部材230の同じ一方面に第2の支持部材240の一方面を接合し、この第2の支持部材240の同じ一方面にキャリッジ3の基準面Cを接合するようにしたため、第1の支持部材230及び第2の支持部材240の厚さにばらつきがあったとしても、インクジェット式記録ヘッド2の液体噴射方向における液体噴射面の高さを揃えることができる。したがって、印刷品質を向上することができる。なお、板状部材の面内における平坦度は、板状部材の厚さのばらつきに比べて低く抑えて形成することは容易であるため、このような板状部材からなる第1の支持部材230及び第2の支持部材240からなる支持部材220を用いることで、製造コストを低減することができる。
なお、各インクジェット式記録ヘッド2と支持部材220とは、図示しないねじやクリップなどによって着脱可能に設けようにしてもよい。具体的には、第1の支持部材230とインクジェット式記録ヘッド2とを着脱可能としてもよく、また、第1の支持部材230と第2の支持部材240とを着脱可能としてもよい。このように、各インクジェット式記録ヘッド2と支持部材220とを着脱可能とすることで、一旦インクジェット式記録ヘッド2をインクジェット式記録装置Iに組み込んだものの複数のインクジェット式記録ヘッド2で液体噴射特性が揃わないものや、インクジェット式記録ヘッド2の故障時などにインクジェット式記録ヘッドユニット1を全て交換しなくても、不具合の出たインクジェット式記録ヘッド2のみを容易に交換することができる。
ここで、本実施形態の液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッド2の代表例について詳細に説明する。なお、図4は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図であり、図5は、インクジェット式記録ヘッドユニットの組立斜視図であり、図6は、その要部断面図である。
図示するように、インクジェット式記録ヘッド2を構成するカートリッジケース210は、インク供給手段であるインクカートリッジ(図示なし)がそれぞれ装着されるカートリッジ装着部211を有する。例えば、本実施形態では、インクカートリッジは、ブラック及び3色のカラーインクが充填された別体で構成され、カートリッジケース210には、各色のインクカートリッジがそれぞれ装着される。また、カートリッジケース210の底面には、図6に示すように、一端が各カートリッジ装着部211に開口し、他端が後述するヘッドケース側に開口する複数のインク連通路212が設けられている。さらに、カートリッジ装着部211のインク連通路212の開口部分には、インクカートリッジのインク供給口に挿入されるインク供給針213が、インク内の気泡や異物を除去するためにインク連通路212に形成されたフィルタ(図示なし)を介して固定されている。
また、このようなカートリッジケース210の底面側には、ヘッド本体200が設けられている。ヘッド本体200は、複数のヘッドチップ400を具備する。各ヘッドチップ400は、複数の圧電素子300を有すると共に、カートリッジケース210とは反対側の端面(液体噴射面A)から圧電素子300の駆動によってノズル開口21からインク滴を吐出するものである。本実施形態では、1つのヘッドチップ400にインクカートリッジの各色のインクを吐出するヘッドチップ400がインク色毎に対応して4つ設けられている。
ここで、本実施形態のヘッドチップ400について説明する。図7は、ヘッドチップの分解斜視図であり、図8は、ヘッドチップの断面図である。図7及び図8に示すように、ヘッドチップ400を構成する流路形成基板10は、本実施形態では、シリコン単結晶基板からなり、その一方面には予め熱酸化により形成した二酸化シリコンからなる弾性膜50が形成されている。この流路形成基板10には、その他方面側から異方性エッチングすることにより、複数の隔壁によって区画された圧力発生室12が、幅方向に並設された列が2列形成されている。また、各列の圧力発生室12の長手方向外側には、後述するリザーバ形成基板30に設けられるリザーバ部31と連通し、各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成する連通部13が形成されている。また、連通部13は、インク供給路14を介して各圧力発生室12の長手方向一端部とそれぞれ連通されている。
また、流路形成基板10の開口面側には、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。すなわち、本実施形態では、1つのヘッドチップ400にノズル開口21の並設されたノズル列21Aが2列設けられている。
本実施形態では、このノズルプレート20のノズル開口21が開口する面が、液体噴射面Aとなっている。ここで、ノズルプレート20のノズル開口21が開口する面を液体噴射面Aとするのは、各ヘッドチップ400と被噴射媒体(紙等の記録媒体など)との距離、又は、各ヘッド本体200と被噴射媒体との距離は、所望の領域にインク滴を着弾させるために、インク滴を噴射するノズル開口21と被噴射媒体との距離を一定にすることが必要であるため、ノズルプレート20のノズル開口21が開口する面、すなわち液体噴射面Aの位置を把握する必要があるためである。
一方、流路形成基板10の開口面とは反対側には、弾性膜50上に、金属からなる下電極膜と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電体層と、金属からなる上電極膜とを順次積層することで形成された圧電素子300が形成されている。このような圧電素子300が形成された流路形成基板10上には、リザーバ100の少なくとも一部を構成するリザーバ部31を有するリザーバ形成基板30が接合されている。このリザーバ部31は、本実施形態では、リザーバ形成基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の幅方向に亘って形成されており、上述のように流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成している。
また、リザーバ形成基板30の圧電素子300に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有する圧電素子保持部32が設けられている。
さらに、リザーバ形成基板30上には、各圧電素子300を駆動するための駆動IC110が設けられている。この駆動IC110の各端子は、図示しないボンディングワイヤ等を介して各圧電素子300の個別電極から引き出された引き出し配線と接続されている。そして、駆動IC110の各端子には、フレキシブルプリント基板(FPC)等の外部配線111を介して外部と接続され、外部から外部配線111を介して印刷信号等の各種信号を受け取るようになっている。
また、このようなリザーバ形成基板30上には、コンプライアンス基板40が接合されている。コンプライアンス基板40のリザーバ100に対向する領域には、リザーバ100にインクを供給するためのインク導入口44が厚さ方向に貫通することで形成されている。また、コンプライアンス基板40のリザーバ100に対向する領域のインク導入口44以外の領域は、厚さ方向に薄く形成された可撓部43となっており、リザーバ100は、可撓部43により封止されている。この可撓部43により、リザーバ100内にコンプライアンスを与えている。
また、コンプライアンス基板40上には、インク導入口44に連通すると共にカートリッジケース210のインク連通路212に連通して、カートリッジケース210からのインクをインク導入口44に供給するインク供給連通路411が設けられたヘッドケース410が設けられている。このヘッドケース410には、可撓部43に対向する領域に凹部412が形成され、可撓部43の撓み変形が適宜行われるようになっている。また、ヘッドケース410には、リザーバ形成基板30上に設けられた駆動IC110に対向する領域に厚さ方向に貫通した駆動IC保持部413が設けられており、外部配線111は、駆動IC保持部413を挿通して駆動IC110と接続されている。
このような本実施形態のヘッドチップ400は、インクカートリッジからのインクをインク連通路212及びインク供給連通路411を介してインク導入口44から取り込み、リザーバ100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、駆動IC110からの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの圧電素子300に電圧を印加し、弾性膜50及び圧電素子300をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
なお、上述したヘッドチップ400は、1枚のシリコンウェハ上に多数のチップを同時に形成し、ノズルプレート20及びコンプライアンス基板40を接着して一体化し、その後、図7に示すような1つのチップサイズの流路形成基板10毎に分割することによってヘッドチップ400となる。
このようなヘッドチップ400は、ヘッドケース410を介してカートリッジケース210にノズル列21Aの並び方向に所定の間隔で4つ固定されている。すなわち、本実施形態の1つのインクジェット式記録ヘッド2には、ノズル列21Aが8列設けられていることになる。このように複数のヘッドチップ400を用いて並設されたノズル開口21からなるノズル列21Aの多列化を図ることで、1つのヘッドチップ400にノズル列21Aを多列形成するのに比べて歩留まりの低下を防止することができる。また、ノズル列21Aの多列化を図るために複数のヘッドチップ400を用いることで、1枚のシリコンウェハから形成できるヘッドチップ400の取り数を増大させることができ、シリコンウェハの無駄な領域を減少させて製造コストを低減することができる。
また、このような4つのヘッドチップ400は、図4及び図6に示すように、複数のヘッドチップ400の液体噴射面Aに接合された共通の固定板420によって位置決めされて保持されている。固定板420は、平板からなり、ノズル開口21を露出する露出開口部421と、露出開口部421を画成すると共にヘッドチップ400の液体噴射面の少なくともノズル列21Aの両端部側に接合される接合部422とを具備する。
接合部422は、本実施形態では、複数のヘッドチップ400に亘って液体噴射面Aの外周に沿って設けられた固定用枠部423と、隣接するヘッドチップ400の間に延設されて露出開口部421を分割する固定用梁部424とで構成され、固定用枠部423及び固定用梁部424からなる接合部422が複数のヘッドチップ400の液体噴射面Aに同時に接合されている。
一方、ヘッド本体200には、図3及び図4に示すように、固定板420のヘッドチップ400とは反対側に、複数のヘッドチップ400を覆うように箱形状を有するカバーヘッド430が設けられている。このカバーヘッド430は、固定板420の露出開口部421に対応して開口部431が設けられた固定部432と、ヘッドチップ400のインク滴吐出面の側面側に、固定板420の外周に亘って屈曲するように設けられた側壁部435とを具備する。
固定部432は、本実施形態では、固定板420の固定用枠部423に対応して設けられた枠部433と、固定板420の固定用梁部424に対応して設けられて開口部431を分割する梁部434とで構成されている。また、このような枠部433及び梁部434からなる固定部432は、固定板420の接合部422に接合されている。
このように、ヘッドチップ400の液体噴射面Aとカバーヘッド430との間が隙間なく接合されているため、隙間に記録媒体が入り込むのを防止してカバーヘッド430の変形及び紙ジャムを防止することができる。また、カバーヘッド430の側壁部435が、複数のヘッドチップ400の外周縁部を覆うことで、ヘッドチップ400の側面へのインクの回り込みを確実に防止することができる。
また、固定部432には、図6及び図7に示すように、カバーヘッド430をカートリッジケース210に位置決め固定するための固定孔437が設けられた支持部436が設けられている。この支持部436は、側壁部435から液滴吐出面の面方向と同一方向に突出するように屈曲して設けられている。そして、本実施形態では、カバーヘッド430は、カートリッジケース210に固定されている。すなわち、カートリッジケース210には、液体噴射面A側に突出して、カバーヘッド430の固定孔437に挿入される突起部215が設けられており、この突起部215をカバーヘッド430の固定孔437に挿入すると共に、突起部215の先端部を加熱してかしめることで、カートリッジケース210にカバーヘッド430が固定されている。
なお、上述した例では、カバーヘッド430を固定板420のヘッドチップ400とは反対側の面に接合するようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、カバーヘッド430を固定板420に接合せずに、所定の間隔となるように設けるようにしてもよく、当接するように設けるようにしてもよい。また、上述した例では、固定板420とカバーヘッド430とを別部材としたが、カバーヘッド430に固定板420としての機能を兼ねさせることで、固定板420を省略してもよい。
(実施形態2)
図9は、本発明の実施形態2に係る液体噴射ヘッドユニットの一例であるインクジェット式記録ヘッドユニットの断面図である。なお、上述した実施形態1と同様の部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態のインクジェット式記録ヘッドユニット1Aは、インクジェット式記録ヘッド2と、このインクジェット式記録ヘッド2を支持部材220Aを介して保持する保持部材であるキャリッジ3Aとを具備する。
支持部材220Aは、1枚の平板部材からなり、インクジェット式記録ヘッド2のヘッド本体200よりも大きな開口を有し、且つカートリッジケース210よりも小さな開口を有する開口部221が設けられている。
また、キャリッジ3Aは、支持部材220Aに当接して支持部材220Aが保持される基準面C′が液滴噴射面Aと同一面側に設けられている。
このようなインクジェット式記録ヘッドユニット1Aでは、インクジェット式記録ヘッド2のヘッド基準面Bが、支持部材220Aの一方面に当接されて接合されて、支持部材220Aの一方面がヘッド基準面Bと面方向において同一線上に揃うこととなる。また、支持部材の一方面がキャリッジ3の基準面C′に当接されて接合されるため、キャリッジ3の基準面C′は、ヘッド基準面Bと面方向において同一線上に揃うこととなる。
このような構成としても、複数のインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aの高さを揃えることができ、印刷品質を向上することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態1及び2を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態1及び2では、複数のインクジェット式記録ヘッド2が保持部材であるキャリッジ3に保持されるようにしたが、保持部材は、特にこれに限定されるものではない。例えば、紙等の記録媒体を副走査方向に移動させるだけで印刷を行うライン式記録装置では、保持部材として複数のインクジェット式記録ヘッドを装置本体に固定するものが挙げられる。
また、上述した実施形態1及び2では、撓み振動型の圧電素子300を有するインクジェット式記録ヘッド2を例示したが、これに限定されず、例えば、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型のインクジェット式記録ヘッドや発熱素子等の発熱で発生するバブルによってインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッド等、種々の構造のインクジェット式記録ヘッドを有するヘッドユニットに応用することができることは言うまでもない。
なお、液体噴射ヘッドとしてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドを有するヘッドユニット及びインクジェット式記録装置を一例として説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッドを有する液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置全般を対象としたものである。液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等を挙げることができる。
実施形態1に係るインクジェット式記録装置の概略図である。 実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドユニットの概略斜視図である。 実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドユニットの概略断面図である。 実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図である。 実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドの組立斜視図である。 実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドの要部断面図である。 実施形態1に係るヘッドチップの分解斜視図である。 実施形態1に係るヘッドチップの断面図である。 実施形態2に係るインクジェット式記録ヘッドユニットの概略断面図である。
符号の説明
A 液体噴射面、 B ヘッド基準面、 C、C′ 基準面、 I インクジェット式記録装置、 1、1A インクジェット式記録ヘッドユニット、 2 インクジェット式記録ヘッド、 3、3A キャリッジ、 10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 100 リザーバ、 200 ヘッド本体、 210 カートリッジケース、 400 ヘッドチップ、 410 ヘッドケース、 420 固定板、 430 カバーヘッド

Claims (7)

  1. 液体を噴射する複数の液体噴射ヘッドと、各液体噴射ヘッドの前記液体の噴射方向において液体噴射面に基づいて規定されるヘッド基準面に当接して当該液体噴射ヘッドを保持する支持部材と、前記支持部材に当接して複数の液体噴射ヘッドを当該支持部材を介して保持する保持部材とを具備し、
    前記保持部材には、前記支持部材に当接されて複数の液体噴射ヘッドを位置決めする基準面が設けられていると共に、該基準面が前記ヘッド基準面と同一線上に揃うように設けられており、
    前記支持部材が、前記ヘッド基準面に当接して当該ヘッド基準面を保持する第1の支持部材と、該第1の支持部材を保持すると共に、前記保持部材に保持される第2の支持部材と、で構成されていることを特徴とする液体噴射ヘッドユニット。
  2. 前記第1の支持部材が、各液体噴射ヘッドに独立して設けられて、前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面を露出する第1の開口部を有し、前記第2の支持部材が、複数の第1の支持部材に亘って共通して設けられていることを特徴とする請求項記載の液体噴射ヘッドユニット。
  3. 前記液体噴射ヘッドは、前記支持部材に着脱自在に保持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッドユニット。
  4. 前記第1の支持部材が前記第2の支持部材に着脱自在に保持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッドユニット。
  5. 前記液体噴射ヘッドが、液体を噴射するノズル開口を有するヘッド本体と、ヘッド本体を保持するカートリッジケースとからなり、前記ヘッド基準面が前記カートリッジケースに前記液体吐出面と同一方向となるように設けられていることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニット。
  6. 前記保持部材が、主走査方向に移動可能に設けられたキャリッジであることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニット。
  7. 請求項1〜の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニットを具備することを特徴とする液体噴射装置。
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