JP2011025479A - インクジェットプリンタ及び該インクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法 - Google Patents

インクジェットプリンタ及び該インクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品精度に依存することなく、記録ヘッドのノズル面から記録媒体までの距離を所定の間隔に保つことのできるインクジェットプリンタ及び該インクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法を提供することである。
【解決手段】インクジェットプリンタは、記録ヘッド67と、該記録ヘッド67を固定するヘッド固定部材40と、ヘッド固定部材40を支持するヘッドフレーム46と、用紙を搬送するプラテンを有する搬送機構と、ヘッドフレーム46に取り付けられた3本のギャップ調整部材501 、502 、503 を備えている。このインクジェットプリンタは、ギャップ調整部材501 、502 、503 で構成される平面上に、その対向面が該平面と平行となるように、ギャップ調整部材501 、502 、503 を介してヘッド固定部材40を取り付け、このヘッド固定部材40上に記録ヘッド67を取り付ける。
【選択図】 図11

Description

本発明はインクジェットプリンタ及び該インクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法に関し、より詳細には、記録ヘッドのノズル面から記録媒体までの間隔を正確に位置決めすることのできるインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法に関するものである。
一般に、記録時の騒音が小さく、印字の品質が良好であることから、インクジェットプリンタが、近年広く普及している。このインクジェットプリンタの中には、高速化を図るために、記録領域の幅以上となるように1つ、または複数の記録ヘッドによって構成されたラインヘッドを有するライン型プリンタがある。このようなライン型プリンタでは、高画質な画像記録を行うために、記録ヘッドのノズル面から記録媒体までの距離を所定の間隔にする必要がある。
そこで、下記特許文献1では、画像記録を行う際、プラテン昇降機構によりプラテンを画像記録可能な位置まで上昇させ、記録ヘッドを支持する支持部(ヘッドホルダ)に設けられた位置合わせ突起とプラテンに設けられた位置合わせ孔とを係合させることで、ヘッドホルダとプラテンとの間隔を所定の間隔にしている技術が開示されている。
特開2005−14334号公報
ところで、前述したライン型プリンタに於いては、高画質な画像記録を行うためには、ヘッドホルダとプラテンとの間隔を所定の間隔に位置決めするだけでなく、記録ヘッドを保持するヘッドホルダの平面度が重要となってくる。しかしながら、前述した特許文献1では、ヘッドホルダとプラテンとの間隔、及びヘッドホルダの平面度は、部品精度に依存している状態である。
部品の製造誤差は避けることができないものであり、また、ヘッドホルダに複数の記録ヘッドが固定される現在に於いては、ヘッドホルダの大型化も進み、ヘッドホルダの平面度を確保することは極めて難しい。
このように、部品精度のみで記録ヘッドのノズル面から記録媒体までの距離を所定の間隔に保つことが困難な状態となっている。
したがって本発明の目的は、部品精度に依存することなく、記録ヘッドのノズル面から記録媒体までの距離を所定の間隔に保つことのできるインクジェットプリンタ及び該インクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法を提供することである。
すなわち本発明は、インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを固定するヘッド固定部材と、前記ヘッド固定部材を着脱可能に支持するヘッドフレームと、記録媒体を搬送するプラテンを有する搬送機構と、前記ヘッドフレームに一端が取り付けられて該ヘッドフレームと前記搬送機構との間に介在して前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体との間隔を調整する少なくとも3つの調整部材とを備えるインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法であって、前記少なくとも3つの調整部材によって構成される平面上に、その対向面が該平面と平行となるように、前記少なくとも3つの調整部材を介して前記ヘッド固定部材を取り付ける第1の工程と、前記ヘッド固定部材上に前記記録ヘッドを取り付ける第2の工程と、を具備することを特徴とする。
また本発明は、インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを固定するヘッド固定部材と、前記ヘッド固定部材を着脱可能に支持するヘッドフレームと、記録媒体を搬送するプラテンを有する搬送機構と、前記ヘッドフレームに一端が取り付けられて該ヘッドフレームと前記搬送機構との間に介在して前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体との間隔を調整する少なくとも4つの調整部材とを備えるインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法であって、前記少なくとも4つの調整部材によって仮想平面を構成する第1の工程と、前記構成された仮想平面上に、その対向面が該仮想平面と平行となるように、前記少なくとも4つの調整部材を介して前記ヘッド固定部材を取り付ける第2の工程と、前記ヘッド固定部材上に前記記録ヘッドを取り付ける第3の工程と、を具備することを特徴とする。
更に本発明は、インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを固定するヘッド固定部材と、該ヘッド固定部材を着脱可能に支持するヘッドフレームと、記録媒体を搬送するプラテンを有する搬送機構と、前記ヘッドフレームに一端が取り付けられて該ヘッドフレームと前記搬送機構との間に介在して前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体との間隔を調整する少なくとも3つの調整部材とを備えたインクジェットプリンタに於いて、前記ヘッド固定部材は、前記少なくとも3つの調整部材によって構成される平面上に、その対向面が該平面と平行となるように、前記少なくとも3つの調整部材を介して取り付けられることを特徴とする。
本発明は、インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを固定するヘッド固定部材と、前記ヘッド固定部材を着脱可能に支持するヘッドフレームと、記録媒体を搬送するプラテンを有する搬送機構と、前記ヘッドフレームに一端が取り付けられて該ヘッドフレームと前記搬送機構との間に介在して前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体との間隔を調整する少なくとも4つの調整部材とを備えたインクジェットプリンタに於いて、前記ヘッド固定部材は、前記少なくとも4つの調整部材によって構成された仮想平面上に、その対向面が該仮想平面と平行となるように、前記少なくとも4つの調整部材を介して取り付けられることを特徴とする。
本発明によれば、部品精度に依存することなく、記録ヘッドのノズル面から記録媒体までの距離を所定の間隔に保つことのできるインクジェットプリンタ及び該インクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ10の概略構成を示した断面図である。 図1の搬送機構13の構造を示したもので、一部を切り欠いて示した上面図である。 (a)はヘッドユニット14の斜視図、(b)はヘッドユニット14をプラテン27側から見た斜視図である。 ヘッドユニット14の上面図である。 第1の実施形態に於けるヘッド固定部材の取り付け工程について説明するための図である。 第1の実施形態に於けるヘッド固定部材の取り付け工程について説明するための図である。 第1の実施形態に於けるヘッド固定部材の取り付け工程について説明するための図である。 第1の実施形態に於けるヘッド固定部材への記録ヘッドの取り付け工程を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るインクジェットプリンタ10の概略構成を示した断面図である。 第2の実施形態に係る搬送機構130の構造を示したもので、一部を切り欠いて示した上面図である。 第2の実施形態に於けるヘッドユニット140をプラテン27側から見た斜視図である。 可動するギャップ調整部材の断面図である。 第2の実施形態に於けるギャップ調整部材50(501 〜504 )の平面出し工程について説明するための図である。 第2の実施形態に於けるギャップ調整部材50(501 〜504 )の平面出し工程について説明するための図である。 第2の実施形態に於けるヘッド固定部材の取り付け工程について説明するための図である。 第2の実施形態に於けるヘッド固定部材の取り付け工程について説明するための図である。 第2の実施形態に於けるヘッド固定部材の取り付け工程について説明するための図である。 第2の実施形態に於けるヘッド固定部材への記録ヘッドの取り付け工程を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ10の概略構成を示した断面図である。図2は、図1の搬送機構13の構造を示したもので、一部を切り欠いて示した上面図である。尚、記録媒体の搬送方向をY軸方向、このY軸方向と水平に直交する方向をX軸方向、X軸方向及びY軸方向と直交する方向をZ軸方向(上下方向)とする。
インクジェットプリンタ10は、プリンタフレーム20を有して構成されている。このプリンタフレーム20には、主に供給部11、移動機構12、搬送機構13、ヘッドユニット14、排紙部15と、装置全体の制御を行う図示されない制御部と、が配置されている。
供給部11は、給紙トレイ21と、ピックアップローラ22と、レジストローラ対26と、で構成されている。給紙トレイ21は、インクジェットプリンタ10(プリンタフレーム20)の一方の側面に取り付けられるもので、記録媒体としての複数の用紙23が載置される。この給紙トレイ21に載置された用紙23は、ピックアップローラ22により1枚ずつレジストローラ対26に搬送される。
レジストローラ対26は、ピックアップローラ22によって搬送されてきた用紙23に斜行があれば、その斜行を修正して、画像記録のタイミングに合わせて搬送機構13に用紙23を搬送する。
搬送機構13は、図1及び図2に示されるように、プラテン27と、複数のローラ28と、搬送ベルト29と、ファン31と、搬送フレーム32(32a、32b)と、を有して構成されている。
搬送フレーム32a、32bは、図2に示されるように、搬送ベルト29の走行方向と直交する方向の両側、すなわち、図2に於いて上側と下側に配設されて、複数のローラ28を回転可能に支持している。これら複数のローラ28には、多数の吸引穴30が形成された搬送ベルト29が巻回されている。
また、搬送フレーム32a、32bは、用紙23が蛇行しないように所定の平面度で加工されたプラテン27も支持している。なお、プラテン27は、平面度を出しやすい形状となっており、本実施形態では、板状となっている。このプラテン27には、搬送ベルト29と対向する領域全体に渡って、媒体搬送方向に延在する複数の長孔33及びファン31に連通するプラテン吸引口34が形成されている。これにより、ファン31によって発生した負圧は、プラテン吸引口34、プラテン部の複数の長孔33、及び搬送ベルト29の多数の吸引穴30を介して、搬送ベルト29上の用紙23に作用する。つまり、用紙23を搬送ベルト29上に吸着保持させることができる。
そして、搬送ベルト29は、複数のローラ28のうち少なくとも1つ取り付けられたモータを駆動させることによって所定方向に回転し、レジストローラ対26より送出される用紙23を吸着保持して、ヘッドのノズル面の下方を通過させながら、搬送方向下流側へと所定速度で搬送する。
尚、プラテン27には、詳細を後述するヘッドユニット14と搬送機構13との間隔を調整するためのギャップ調整部材50(501 ,502 ,503 )が当接する当接部60(60a,60b,60c)が形成されている。
移動機構12は、搬送機構13の下方に設置されているもので、搬送機構13を移動可能に保持している。つまり、移動機構12は、搬送機構13を、用紙23に対して画像記録可能な記録位置と、JAM(ジャム)時やヘッドのクリーニング時に記録位置とは異なる待機位置と、に移動可能にする。
この移動機構12には、4個の昇降アーム35(35a、35b、35c、35d)が設けられている。この4個の昇降アーム35(35a、35b、35c、35d)の先端には、コロ36(36a、36b、36c、36d)が設けられている。このコロ36(36a、36b、36c、36d)は、搬送フレーム32の下端縁にそれぞれ当接している。
また、昇降アーム35a及び35cは、プリンタフレーム20に回転可能に保持されたアーム軸37aに保持されており、同様に、昇降アーム35b及び35dは、プリンタフレーム20に回転可能に保持されたアーム軸37bに保持されている。アーム軸37aは、図示されない駆動源に連結されており、アーム軸37bは、図示されない駆動伝達系を介してアーム軸37aに連動する。このアーム軸37bは、回転軸を中心としてアーム軸37aと反対方向に回転するように構成されている。
すなわち、アーム軸37a及び37bが、図1に示される矢印E1方向及び矢印E2方向に同期して回転すると、4個の昇降アーム35(35a、35b、35c、35d)は、図1に破線で示される水平位置(待機位置)から実線で示される鉛直位置(記録位置)に回動して移動する。その際、昇降アーム35(35a,35b,35c,35d)の各コロ36(36a,36b,36c,36d)は、搬送フレーム32の下端縁に当接しながら移動する。これにより、搬送機構13をヘッドユニット14と平行に保持する姿勢を維持しながら記録位置へと移動する。
また、前記状態から、アーム軸37a及び37bが矢印E1方向及び矢印E2方向とは反対方向に同期して回転すると、4個の昇降アーム35(35a、35b、35c、35d)は、図1に実線で示される記録位置から破線で示される待機位置に回動して移動する。この時も、昇降アーム35(35a,35b,35c,35d)の各コロ36(36a,36b,36c,36d)は、搬送フレーム32の下端縁に当接しながら移動する。これにより、搬送機構13は退避位置へと移動する。
尚、移動機構12としては、例えば、搬送機構13をワイヤによりつり上げる吊り上げ機構であってもよいし、パンタグラフ機構等を適用してもよい。
ヘッドユニット14は、搬送機構13に対向して配置されている。このヘッドユニット14は、図1、図3(a)、(b)及び図4に示されるように、ヘッド群41、42、43、44と、ヘッド固定部材40と、ヘッドフレーム46と、支持部47、48、49と、ギャップ調整部材50(501 ,502 ,503 )と、を有している。
尚、図3(a)はヘッドユニット14の斜視図、図3(b)はヘッドユニット14をプラテン27側から見た斜視図、図4はヘッドユニット14の上面図である。
ヘッド群41、42、43、44は、それぞれシアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)の各色インク液を搬送機構13によって搬送される用紙23に対して噴出する。これらのヘッド群41、42、43、44は、用紙23の記録領域幅以上となるように、1つ、または複数の記録ヘッドを用紙23の搬送方向と直交する方向に配設することでラインヘッドを構成している。換言すれば、ヘッド群41、42、43、44は、最大サイズの用紙23の少なくとも一辺と同等に亘って、インク吐出用のノズルが配列されたラインヘッドとなっている。
ヘッド固定部材40は、図3(a)に示されるように、ヘッドフレーム46に取り付けられる。本実施形態では、各ヘッド群41、42、43、44は、複数の記録ヘッドによって構成されているため、ヘッド固定部材40には、複数の開口61が形成されている。この開口61に記録ヘッドを位置決めして、固定する。また、ヘッド固定部材40には、搬送方向と直交する方向に延設された補強ステー62が設けられている。この補強ステー62は、搬送方向に沿って複数設けられている。尚、ヘッド固定部材40は、平面度が出しやすいシンプルな形状となっている。これによって、部品精度のみで平面度が出ている。
また、本実施形態では、全色のヘッド群41、42、43、44を1つのヘッド固定部材40に固定し、ヘッドフレーム46に取り付けているが、色毎にヘッド固定部材を設け、ヘッドフレーム46に取り付けてもよい。尚、各ヘッド群41、42、43、44を構成する記録ヘッドの数は、6個に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
ヘッドフレーム46の側面には、給紙側に2点の支持部47及び48と、排紙側に1点の支持部49が設けられている。これらの支持部47、48、49の合計3点で、ヘッドフレーム46は、プリンタフレーム20に支持されている。詳細には、図4に示されるように、支持部47及び48はプリンタフレーム20a及び20bによって支持され、支持部49はプリンタフレーム20aと20bを橋渡しするタイバー51によって支持されている。
また、ヘッドフレーム46の下面、すなわち搬送機構13と対向する対向面には、図3(b)に示されるように、ギャップ調整部材50(501 〜503 )が設けられている。これらのギャップ調整部材50(501 〜503 )は、ヘッドフレーム46に固定して設けられている。
ギャップ調整部材50(501 〜503 )は、用紙23の搬送を妨げない位置に設けられるものである。例えば、本実施形態では、プリンタフレーム20a側のヘッドフレーム46の両端近傍にギャップ調整部材501 、502 が、そしてプリンタフレーム20b側のヘッドフレーム46の略中央部にギャップ調整部材503 が、それぞれ設けられている。そして、ギャップ調整部材50(501 〜503 )は、前述したプラテン27に形成された当接部60(60a,60b,60c)と当接し、ヘッドフレーム46とプラテン27との間隔を所定の値に維持している。
排出部15は、排出ローラ対52と、排出トレイ53を有して構成されている。ヘッドユニット14で画像記録された用紙23は、排出ローラ対52によって排出トレイ53へと排出される。
次に、画像記録時に、各ヘッド群41、42、43、44のノズル面と搬送ベルト29によって搬送される用紙23との間隔を所定のギャップ量となるように、ヘッドユニット14の組み立て方法について説明する。
図5乃至図7を参照して、本第1の実施形態に於けるヘッド固定部材の取り付け工程について説明する。
先ず、図5に示すように、ヘッドフレーム46を基準ピンとしてのギャップ調整部材50(501 〜503 )を介して定盤70等の平面度が良好な水平面上に設置する。ここで、平面は任意の3点により決定される。本実施形態では、ギャップ調整部材50(501 〜503 )が3本のため、これらギャップ調整部材50(501 〜503 )によって平面出しが行われる。すなわち、一義的に平面が決定される。
そして、図6、図7(a)に示されるように、ヘッド固定部材40がヘッドフレーム46内に挿入される。
ここで、ラインヘッドを有するインクジェットプリンタおいて、ヘッドフレーム46は、複数のヘッド群41〜44を固定するヘッド固定部材40が取り付けられるため大型化してしまう。そのため、本実施形態のようにギャップ調整部材50(501 〜503 )を3本とし、ヘッドフレーム46の両端近傍(4隅のうちの2箇所)にギャップ調整部材501 、502 を設け、ヘッドフレーム46の略中央部にギャップ調整部材503を設けた場合、図7(a)に示すようにヘッドフレーム46の4隅のうちα、β部分が自重によって多かれ少なかれ歪む。この状態を図7(b)、(c)に示す。なお、図7(b)は、図7(a)の矢印A方向から見た図であり、図7(c)は、図7(a)の矢印B方向から見た図である。また、図7(b)、(c)は、ヘッドフレーム46の歪をわかりやすくするために誇張して示している。
このように、ギャップ調整部材503 が設置されているヘッドフレーム46の両端部α、βが、その自重により歪んでも、ヘッドフレーム46内にヘッド固定部材40を載置する際、図7(b)、(c)に示すように、ヘッド固定部材40はヘッドフレーム46に対してではなく、定盤70の水平面に対して位置決めする。その際、例えば、ヘッド固定部材40に設けられた開口61のうち、何箇所かの場所について定盤70の水平面からのギャップDを3次元測定器等で測定し、ギャップDがそれぞれ同じになるようにヘッドフレーム46に対するヘッド固定部材40の位置を位置決めする。そして、ギャップDが均等となったところで、図7(c)に示されるように、ヘッドフレーム46に対して、ヘッド固定部材40が、その側面にビス等の締結部材65a、65bにより固定される。つまり、定盤70の水平面と、ヘッド固定部材40の定盤70と対向する面(対向面)が平行となる位置で、ヘッドフレーム46とヘッド固定部材40とが締結される。このとき、ヘッド固定部材40の対向面と定盤70の水平面とは平行でなければならないが、ヘッドフレーム46の下面は、ヘッド固定部材40及び定盤70の水平面と平行である必要はない(図7(c)参照)。
このようにすれば、ギャップ調整機構とヘッド固定部材の関係のみでヘッドギャップを構成できるため、部品精度では達成し難い高精度なギャップを達成することができる。
尚、ヘッドフレーム46に対するヘッド固定部材40の固定方法は、側面へのビス締結に限定されず、下方から別部品によってヘッド固定部材40を保持・固定する、若しくは上面からタイバー51で支持される等の手段によって固定されるものであってもよい。
次に、ヘッド固定部材への記録ヘッドの取り付け工程を説明する。
ヘッド固定部材の取り付け工程後、図8に示されるように、ヘッド固定部材40に記録ヘッド67が取り付けられる。本実施形態では、ヘッド固定部材40は、部品精度のみで平面度が出せるようにシンプルな形状にしているため、ヘッド固定部材40の開口61に記録ヘッド67が取り付けられても、全ての記録ヘッド67のノズル面が同一面状となる。つまり、記録ヘッド67のノズル面から定盤70の水平面までのギャップが全ての記録ヘッド67で一致する。
尚、記録ヘッド67の主走査方向及び副走査方向について、ジグ等によって微調整を行ってもよい。
このようにヘッドユニット14を組み立てることで、前述した昇降アーム35a、35b、35c、35dの回動駆動によって搬送機構13を上方に持ち上げ、プラテン27に形成された当接部60a、60b、60cとギャップ調整部材501 、502 、503 とを当接させることで、各ヘッド群41、42、43、44のノズル面と搬送ベルト29によって搬送される用紙23との間隔を、所定のギャップ量に規定することができる。
尚、前述したヘッド固定部材40の取り付け工程の前に、該ヘッド固定部材40の平面度を出す(矯正する)ための工程を設けてもよい。
このように第1の実施形態によれば、部品精度では達成し難い高精度なギャップを得て、部品精度に依存することなく、記録ヘッドのノズル面から記録媒体までの距離を所定の間隔に保持することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前述した第1の実施形態は、ギャップ調整部材が3本だったが、この第2の実施形態ではギャップ調整部材を4本とした時の例について説明する。
尚、以下に述べる第2の実施形態に於いて、インクジェットプリンタの基本的な構成及び動作については、前述した第1の実施形態と同じであるので、これらの構成及び動作については、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明は省略するものとし、異なる部分の構成及び動作についてのみ説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態に係るインクジェットプリンタ10の概略構成を示した断面図である。図10は、図9の搬送機構130の構造を示したもので、一部を切り欠いて示した上面図である。
プラテン27には、ヘッドユニット140と搬送機構130との間隔を調整するためのギャップ調整部材50(501 ,502 ,503 ,504 )が当接する当接部60(60a,60b,60c,60d)が形成されている。
ヘッドユニット140は、搬送機構13に対向して配置されている。このヘッドユニット140は、図9、図11に示されるように、ヘッド群41、42、43、44と、ヘッド固定部材40と、ヘッドフレーム460と、支持部47、48、49と、ギャップ調整部材50(501 ,502 ,503 ,504 )と、を有している。
尚、図11は第2の実施形態に於けるヘッドユニット140をプラテン27側から見た斜視図である。
ヘッドフレーム460の下面、すなわち搬送機構13と対向する対向面には、図11に示されるように、ギャップ調整部材50(501 〜504 )が設けられている。このギャップ調整部材50(501 〜504 )は、用紙23の搬送を妨げない位置に設けられるものである。例えば、本実施形態では、プリンタフレーム20a側のヘッドフレーム46の両端近傍にギャップ調整部材501 、502 が、そしてプリンタフレーム20b側のヘッドフレーム46の両端近傍にギャップ調整部材503 、504 が、それぞれ設けられている。そして、ギャップ調整部材50(501 〜504 )は、前述したプラテン27に形成された当接部と当接し、ヘッドフレーム460とプラテン27との間隔を所定の値に維持している。
また、ギャップ調整部材50(501 〜504 )のうち、少なくとも1本以上は、図12に示されるように、可動ピン50aと固定ナット50bを備えており、ヘッドフレーム460に支持されている。本第2の実施形態では、ギャップ調整部材502 が前述したような構成の可動部材となっている。このギャップ調整部材502 は、可動ピン50aが図示矢印C方向に移動可能となっており、突出量Lが自由に調整可能である。そして、ギャップ調整部材502 は、ヘッドフレーム460に設けられた固定ナット50bで可動ピン50aを締めることにより、自由位置に固定することができる。
その他のギャップ調整部材501 、503 、504 については、ヘッドフレーム460に固定して設けられている。
なお、本第2の実施形態では、ギャップ調整部材502 の初期状態における突出量は、ギャップ調整部材501 、503 、504の突出量より小さく(短く)なるように設定されている。
次に、画像記録時に、各ヘッド群41、42、43、44のノズル面と搬送ベルト29によって搬送される用紙23との間隔を所定のギャップ量となるように、ヘッドユニット14の組み立て方法について説明する。
先ず、図13及び図14を参照して、ギャップ調整部材50(501 〜504 )の平面出し工程について説明する。前述した第1の実施形態のように、ギャップ調整部材が3本の場合は、基準平面度を3点で規定するため、ギャップ調整部材の平面出し工程は不要であった。しかしながら、3本の場合はヘッドフレームが大きく変形することが懸念されるため、支持する点を増やすという目的で、ギャップ調整部材を3本以上(本第2の実施形態では4本)とした場合、ヘッドフレームにおける3本のギャップ調整部材で形成された仮想平面とすべてのギャップ調整部材で形成された仮想平面とが一致しない虞がある。そのため、この工程が必要となる。
そこで、ギャップ調整部材50(501 〜504 )の平面だし工程は、図13に示されるように、定盤70等の平面度が良好な水平面に対して、ヘッドフレーム460を立設させる。すなわち、ヘッドフレーム460のギャップ調整部材50(501 〜504 )が取り付けられている面が、定盤70の水平面と垂直になるように立設させる。
ここで、ヘッドフレーム460を前記水平面に対して立設させる理由は、次の通りである。例えば、定盤70に対してヘッドフレーム460を図14(b)に示されるように設置した場合を考える。定盤70には、仮想平面73を形成するヘッドフレーム460に固定されたギャップ調整部材501 、503 、504 が当接しており、この状態を維持するように可動するギャップ調整部材502 の突出量を調整し、ギャップ調整部材502 を定盤70と当接させる。本第2の実施形態では、ギャップ調整部材502 を図の矢印方向に突出させて定盤70に当接させる。
この時、ヘッドフレーム460が定盤70に載置された状態では、ギャップ調整部材501 、503 、504 によって形成された仮想平面73と4つのギャップ調整部材501 〜504 によって形成された仮想平面(不図示)とが一致する。しかしながら、前述したようにヘッドフレーム460は、ヘッドフレーム自身の自重で歪むため、ヘッドフレーム460が歪んだ状態でギャップ調整部材502 の調整がされる。その結果、定盤70からヘッドフレーム460を離間させた時のギャップ調整部材501 、503 、504 によって形成された仮想平面73と4つのギャップ調整部材501 〜504 によって形成された仮想平面(不図示)とは、一致しなくなる。そのため、ギャップ調整部材50(501 〜504 )の平面だし工程は、図13に示されるように、定盤70等の平面度が良好な水平面に対して、ヘッドフレーム460を立設させた状態で行う。
図13に示される状態から図14(a)に示されるように、立設した状態のヘッドフレーム460に対して、別の定盤71をギャップ調整部材50に向かって移動させる。この時、ギャップ調整部材50のうち何れか3本(この場合、501 、503 、504 )はヘッドフレーム460に固定して設けられているので、この3本のギャップ調整部材501 、503 、504 によって仮想平面73が形成されている。
この仮想平面73に対して、可動するギャップ調整部材502 の突出量Lを調整する。本第2の実施形態では、図の矢印方向にギャップ調整部材502 を突出させて定盤70と当接させる。これにより、ヘッドフレーム460の歪みの影響を受けることなく、ギャップ調整部材502 の調整を行なうことができる。すなわち、ヘッドフレーム460のギャップ調整部材50が定盤70と当接していない状態において、3本のギャップ調整部材501 、503 、504で形成された仮想平面とすべてのギャップ調整部材501 〜504で形成された仮想平面とが一致する。
また、定盤70などの事実上平面度が0の物体の上で水平に設置しても(ギャップ調整部材50(501 〜504 )で設置しても)、ヘッドホルダ460はねじれの力を受けることが無く、ギャップ調整部材50(501 〜504 )の平面度を維持することが可能となる。
このように、部品精度のみではなく、調整によってギャップ調整部材50(501 〜504 )の平面出しを行うことができる。
尚、この工程では、定盤70をギャッブ調整部材50(501 〜504 )に当てつけて可動するギャップ調整部材の調整を行ったが、ディプスゲージやレーザ等の3次元測定器などを用いて調整を行うようにしてもよい。この場合に於いても、ヘッドフレーム460は図13に示されるように立設させた状態で調整を行うようにする。
次に、図15乃至図17を参照して、ヘッド固定部材の取り付け工程について説明する。
前述したようにしてギャップ調整部材50(501 〜504 )の平面出しが終了したヘッドフレーム460は、図15に示されるように、定盤70等の水平面にギャップ調整部材50(501 〜504 )を介して設置される。
そして、図16、図17に示されるように、ヘッド固定部材40がヘッドフレーム460内に挿入される。その際、第1の実施形態と同様に、定盤70とヘッド固定部材40とが平行となる位置で、ヘッドフレーム460とヘッド固定部材40とが締結される。
次に、図18を参照して、ヘッド固定部材への記録ヘッドの取り付け工程を説明する。
この工程では、図18に示されるように、ヘッド固定部材40に記録ヘッド67が取り付けられる。本第2の実施形態に於いても、ヘッド固定部材40は、部品精度のみで平面度が出せるようにシンプルな形状にしているため、ヘッド固定部材40の開口61に記録ヘッド67が取り付けられても、全ての記録ヘッド67のノズル面が同一面状となる。つまり、記録ヘッド67のノズル面から定盤70(水平面)までのギャップが全ての記録ヘッド67で一致する。
尚、記録ヘッド67の主走査方向及び副走査方向について、ジグ等によって微調整を行ってもよい。
このようにヘッドユニット14を組み立てることで、前述した昇降アーム35a、35b、35c、35dの回動駆動によって搬送機構13を上方に持ち上げ、プラテン27に形成された当接部60a、60b、60c、60dとギャップ調整部材501 、502 、503 、504 とを当接させることで、各ヘッド群41、42、43、44のノズル面と搬送ベルト29によって搬送される用紙23との間隔を、所定のギャップ量に規定することができる。
尚、前述したヘッド固定部材40の取り付け工程の前に、該ヘッド固定部材40の平面度を出す(矯正する)ための工程を設けてもよい。
このように、第2の実施形態によれば、部品精度では達成し難い高精度なギャップを得て、部品精度に依存することなく、記録ヘッドのノズル面から記録媒体までの距離を所定の間隔に保持することができる。
また、第1の実施形態のようにギャップ調整部材を3本とした場合に比べてヘッドフレームを支持する点が増えるので、ヘッドホルダ等の筐体が大きく変形することを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述したに限定されるものではなく、実施形態以外にも本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であり、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。
更に、前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されてもよく、更には各実施形態の異なる構成要素を適宜組み合わせても良く、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明によれば、部品精度に依存することなく、記録ヘッドのノズル面から記録媒体までの距離を所定の間隔に保つことのできるインクジェットプリンタ及び該インクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法が得られる。
10…インクジェットプリンタ、11…供給部、12…移動機構、13…搬送機構、14、140…ヘッドユニット、15…排紙部、20…プリンタフレーム、21…給紙トレイ、22…ピックアップローラ、23…用紙、26…レジストローラ対、27…プラテン、28…複数のローラ、29…搬送ベルト、31…ファン、32、32a、32b…搬送フレーム、35、35a、35b、35c、35d…昇降アーム、36、36a、36b、36c、36d…コロ、37a、37b…アーム軸、40…ヘッド固定部材、41、42、43、44…ヘッド群、46、460…ヘッドフレーム、47、48、49…支持部、50、501 、502 、503 、504 …ギャップ調整部材、51…タイバー、52…排出ローラ対、53…排出トレイ、61…開口、62…補強ステー、67…記録ヘッド、70、71…定盤、73…仮想平面。

Claims (21)

  1. インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを固定するヘッド固定部材と、前記ヘッド固定部材を着脱可能に支持するヘッドフレームと、記録媒体を搬送するプラテンを有する搬送機構と、前記ヘッドフレームに一端が取り付けられて該ヘッドフレームと前記搬送機構との間に介在して前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体との間隔を調整する少なくとも3つの調整部材とを備えるインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法であって、
    前記少なくとも3つの調整部材によって構成される平面上に、その対向面が該平面と平行となるように、前記少なくとも3つの調整部材を介して前記ヘッド固定部材を取り付ける第1の工程と、
    前記ヘッド固定部材上に前記記録ヘッドを取り付ける第2の工程と、
    を具備することを特徴とするインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  2. 前記第1の工程は、前記ヘッド固定部材を前記平面に対して平行となるように、その上下方向を位置決めして前記ヘッドフレームに取り付けることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  3. 前記第1の工程は、前記ヘッド固定部材を前記ヘッドフレームに対して上下方向に位置決めした後に、少なくとも一方向から前記ヘッドフレームに固定することを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  4. 前記第2の工程は、少なくとも1つ以上の記録ヘッドを主走査方向、副走査方向、並びに鉛直上下方向に位置決めして前記ヘッド固定部材に取り付けることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  5. 前記第1の工程の前に、前記ヘッド固定部材を前記平面と平行になるように矯正する第3の工程を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  6. インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを固定するヘッド固定部材と、前記ヘッド固定部材を着脱可能に支持するヘッドフレームと、記録媒体を搬送するプラテンを有する搬送機構と、前記ヘッドフレームに一端が取り付けられて該ヘッドフレームと前記搬送機構との間に介在して前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体との間隔を調整する少なくとも4つの調整部材とを備えるインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法であって、
    前記少なくとも4つの調整部材によって仮想平面を構成する第1の工程と、
    前記構成された仮想平面上に、その対向面が該仮想平面と平行となるように、前記少なくとも4つの調整部材を介して前記ヘッド固定部材を取り付ける第2の工程と、
    前記ヘッド固定部材上に前記記録ヘッドを取り付ける第3の工程と、
    を具備することを特徴とするインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  7. 前記第2の工程は、前記ヘッド固定部材を前記仮想平面に対して平行となるように、その上下方向を位置決めして前記ヘッドフレームに取り付けることを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  8. 前記第2の工程は、前記ヘッド固定部材を前記ヘッドフレームに対して上下方向に位置決めした後に、少なくとも一方向から前記ヘッドフレームに固定することを特徴とする請求項7に記載のインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  9. 前記第3の工程は、少なくとも1つ以上の記録ヘッドを主走査方向、副走査方向、並びに鉛直上下方向に位置決めして前記ヘッド固定部材に取り付けることを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  10. 前記第1の工程は、前記少なくとも4つの調整部材のうち少なくとも3つの調整部材で構成された前記仮想平面に対して、残りの調整部材の高さを調整する工程を含むことを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  11. 前記第1の工程は、前記ヘッドフレームを所定の水平面に立設させた状態で、該ヘッドフレームの一端に取り付けられた前記少なくとも4つの調整部材により前記仮想平面を構成することを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  12. 前記第1の工程の後に、前記ヘッド固定部材を前記平面と平行になるように矯正する第4の工程を更に具備することを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリンタに於けるヘッドユニットの組み立て方法。
  13. インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを固定するヘッド固定部材と、該ヘッド固定部材を着脱可能に支持するヘッドフレームと、記録媒体を搬送するプラテンを有する搬送機構と、前記ヘッドフレームに一端が取り付けられて該ヘッドフレームと前記搬送機構との間に介在して前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体との間隔を調整する少なくとも3つの調整部材とを備えたインクジェットプリンタに於いて、
    前記ヘッド固定部材は、前記少なくとも3つの調整部材によって構成される平面上に、その対向面が該平面と平行となるように、前記少なくとも3つの調整部材を介して取り付けられることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  14. 前記ヘッド固定部材は、前記平面に対して平行となるように、その上下方向が位置決めされて前記ヘッドフレームに取り付けられることを特徴とする請求項13に記載のインクジェットプリンタ。
  15. 前記ヘッド固定部材は、前記ヘッドフレームに対して上下方向に位置決めされた後に、少なくとも一方向から前記ヘッドフレームに固定されることを特徴とする請求項14に記載のインクジェットプリンタ。
  16. 前記ヘッド固定部材は、少なくとも1つ以上の記録ヘッドを主走査方向、副走査方向、並びに鉛直上下方向に位置決めして取り付けることを特徴とする請求項13に記載のインクジェットプリンタ。
  17. インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを固定するヘッド固定部材と、前記ヘッド固定部材を着脱可能に支持するヘッドフレームと、記録媒体を搬送するプラテンを有する搬送機構と、前記ヘッドフレームに一端が取り付けられて該ヘッドフレームと前記搬送機構との間に介在して前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体との間隔を調整する少なくとも4つの調整部材とを備えたインクジェットプリンタに於いて、
    前記ヘッド固定部材は、前記少なくとも4つの調整部材によって構成された仮想平面上に、その対向面が該仮想平面と平行となるように、前記少なくとも4つの調整部材を介して取り付けられることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  18. 前記ヘッド固定部材は、前記仮想平面に対して平行となるように、その上下方向が位置決めされて前記ヘッドフレームに取り付けられることを特徴とする請求項17に記載のインクジェットプリンタ。
  19. 前記ヘッド固定部材は、前記ヘッドフレームに対して上下方向に位置決めされた後に、少なくとも一方向から前記ヘッドフレームに固定されることを特徴とする請求項18に記載のインクジェットプリンタ。
  20. 前記ヘッド固定部材は、少なくとも1つ以上の記録ヘッドを主走査方向、副走査方向、並びに鉛直上下方向に位置決めして取り付けることを特徴とする請求項17に記載のインクジェットプリンタ。
  21. 前記少なくとも4つの調整部材は、少なくとも3つの調整部材で構成された前記仮想平面に対して、残りの調整部材の高さを調整することを特徴とする請求項17に記載のインクジェットプリンタ。
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