JP6152915B2 - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
液体噴射ヘッドの代表例としては、例えば、ノズル開口に連通する圧力発生室内のインクに圧力変化を生じさせてノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドが知られている。
このようなインクジェット式記録ヘッドでは、ノズル開口を高密度に配置するために、ノズル開口を第1の方向に並設した第1ノズル列と、ノズル開口を第1の方向に並設した第2ノズル列と、を第1の方向に交差する第2の方向に並設し、第1ノズル列と第2ノズル列とを第2の方向で同じ位置とならないように第1の方向にずらした、いわゆる千鳥配置としたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−309877号公報
しかしながら、特許文献1のように、第1ノズル列と第2ノズル列とを第1の方向にずらした、いわゆる千鳥配置としただけでは、個別流路形成に必要な流路や隔壁の寸法確保のため、第1の方向のノズル間ピッチを狭めて高密度化するのに限界があったという問題がある。
なお、このような問題はインクジェット式記録ヘッドだけではなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑み、ノズル開口の高密度化を図ることができると共に、小型化することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、第1ノズル開口が第1の方向に複数並設された第1ノズル列と、前記第1ノズル開口とは前記第1の方向における位置が異なる第2ノズル開口が前記第1の方向に複数並設された第2ノズル列とを備え、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とは前記第1の方向に直交する第2の方向に並設されたノズルプレートと、前記第1ノズル開口に連通する第1ノズル連通孔と前記第2ノズル開口に連通する第2ノズル連通孔とが前記第1の方向に交互に並設され、前記第1ノズル連通孔に連通する第1圧力発生室と前記第2ノズル連通孔に連通する第2圧力発生室とが前記第1の方向に交互に一列に並設された流路部材と、を具備し、前記第1ノズル連通孔は、前記第1圧力発生室に連通する第1開口部と、前記第1ノズル開口に連通する第2開口部とを有し、前記第2ノズル連通孔は、前記第2圧力発生室に連通する第3開口部と、前記第2ノズル開口に連通する第4開口部とを有し、前記第1開口部及び前記第3開口部は、前記第1の方向における幅が前記圧力発生室よりも狭い幅で形成されており、前記第2開口部及び前記第4開口部は、前記第1の方向における幅が前記第1圧力発生室及び前記第2圧力発生室よりも広い部分を含み、前記第2開口部は、前記第1の方向に一列に並設され、前記第4開口部は、前記第1の方向に一列に並設され、前記第2開口部の列と前記第4開口部の列とは、前記第2の方向に並設されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、第2開口部及び第4開口部は、第1の方向の幅を圧力発生室よりも広い部分を含むことで、第1ノズル連通孔及び第2ノズル連通孔とノズル開口との位置決めを容易にして、ノズル開口と第1ノズル連通孔及び第2ノズル連通孔との位置ずれによる不具合を抑制することができる。また、第1ノズル連通孔の第2開口部と第2ノズル連通孔の第4開口部とを第2の方向に並設することで、第1ノズル連通孔と第2ノズル連通孔とを第2の方向に狭い間隔で配置することができ、ノズル開口を第2の方向に高密度に配置することができると共に小型化することができる。
ここで、前記第1開口部と前記第3開口部とは、前記第1の方向に沿って交互に一列に並設されていることが好ましい。
また、前記第1圧力発生室から前記第1ノズル開口までの距離及び体積と、前記第2圧力発生室から前記第2ノズル開口までの距離及び体積とは等しいことが好ましい。これによれば、圧力発生室からノズル開口までの距離と体積とを等しくすることで、ノズル開口から吐出される液滴の吐出特性を揃えることができる。
また、前記第1開口部、前記第2開口部、前記第3開口部、及び前記第4開口部は、平面視した際に重ならない位置に設けられていることが好ましい。
また、前記第3開口部と前記第4開口部とは、平面視した際に重なる位置に設けられていることが好ましい。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、被噴射媒体に液滴を高密度に着弾させることができると共に小型化した液体噴射装置を実現できる。
他の態様は、ノズル開口が第1の方向に並設された第1ノズル列とノズル開口が前記第1の方向に並設された第2ノズル列とが第1の方向に直交する第2の方向に並設され、前記第1ノズル列の前記ノズル開口と前記第2ノズル列の前記ノズル開口とが前記第1の方向で異なる位置に設けられたノズルプレートと、前記第1の方向に並設された圧力発生室、該圧力発生室に液体を供給する供給路、及び前記圧力発生室と前記ノズル開口とを連通するノズル連通孔が設けられた流路部材と、を具備し、前記供給路は、前記第2の方向が同じ位置に前記第1の方向に沿って並設されており、前記ノズル連通孔は、前記圧力発生室に連通する第1開口部と、前記ノズルプレート側に開口する第2開口部と、を有し、前記第1開口部は、前記第2の方向が同じ位置に前記第1の方向に沿って並設されており、前記第2開口部は、前記第1の方向における幅が前記圧力発生室よりも広く、前記第1の方向に並設された当該第2開口部は、交互に前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とに連通すると共に、前記第1の方向に並設された当該第2開口部は、交互に前記第1開口部に対して前記第2の方向で異なる位置に配置されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、第2開口部の第1の方向の幅を圧力発生室よりも幅広とすることで、ノズル連通孔とノズル開口との位置決めを容易にして、ノズル開口とノズル連通孔との位置ずれによる不具合を抑制することができる。また、ノズル連通孔の第2開口部を交互に第2の方向にずらすことにより、ノズル連通孔を第2の方向に狭い間隔で配置することができ、ノズル開口を第2の方向に高密度に配置することができると共に小型化することができる。さらに、供給路を第1の方向に沿って第2の方向に同じ位置に設けることで、圧力発生室に液体を供給する供給特性にばらつきが生じるのを抑制して、液滴の吐出特性を均一化することができる。
ここで、前記第1ノズル列に連通する前記第2開口部は、前記第2の方向において前記第1開口部よりも前記圧力発生室側に配置され、前記第2ノズル列に連通する前記第2開口部は、前記第2の方向において前記第1開口部よりも前記圧力発生室とは反対側に配置され、全ての前記ノズル連通孔は、前記第1開口部から前記第2開口部までの距離及び体積が等しいことが好ましい。これによれば、圧力発生室からノズル開口までの距離(流路長)と体積を等しくすることで、ノズル開口から吐出される液滴の吐出特性を揃えることができる。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、被噴射媒体に液滴を高密度に着弾させることができると共に小型化した液体噴射装置を実現できる。
本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの平面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの要部を拡大した平面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの要部を拡大した断面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの比較例を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係る記録ヘッドの平面図である。 本発明の一実施形態に係る記録装置の概略斜視図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図2はインクジェット式記録ヘッドの液体噴射面側の平面図であり、図3は図2のA−A′線断面図であり、図4は図2のB−B′線断面図である。
図示するように、本実施形態の液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッド1(以下、記録ヘッド1とも言う)は、流路ユニット2と、流路ユニット2上に固定された一対のアクチュエーターユニット3と、流路ユニット2上に固定されてアクチュエーターユニット3を内部に収容可能な収容部4が設けられたケース5と、流路ユニット2のアクチュエーターユニット3が固定された面とは反対面側を覆うカバー6と、を具備する。
流路ユニット2は、本実施形態の流路部材である流路形成基板20と、振動板27と、ノズルプレート29と、を具備する。
ノズルプレート29は、例えば、ステンレス鋼等の金属やシリコン等の半導体、セラミックス材料で形成された板状部材からなる。このノズルプレート29には、ノズル開口28が第1の方向Xに並設されたノズル列281が、第1の方向Xと直交する第2の方向Yに複数列、本実施形態では4列設けられている。本実施形態では、第1の方向Xに並設された後述する圧力発生室21の一列に対して、ノズル開口28が第1の方向Xに並設された第1ノズル列281Aと、ノズル開口28が第1の方向Xに並設された第2ノズル列281Bとが設けられている。そして、これら第1ノズル列281Aと第2ノズル列281Bとは第2の方向Yに列設されている。ここで、第2ノズル列281Bのノズル開口28は、第1の方向Xにおいて第1ノズル列281Aのノズル開口28の間に配置されている。逆に、第1ノズル列281Aのノズル開口28は、第1の方向Xにおいて第2ノズル列281Bのノズル開口28の間に配置されている。すなわち、第1ノズル列281Aのノズル開口28と第2ノズル列281Bのノズル開口28とは、第1の方向Xに交互に配置された所謂、千鳥配置となっている。
また、第1ノズル列281Aの第1の方向Xで互いに隣り合うノズル開口28のピッチ(間隔)と、第2ノズル列281Bの第1の方向Xで互いに隣り合うノズル開口28のピッチ(間隔)とは同じピッチで設けられている。そして、第2ノズル列281Bのノズル開口28は、第1の方向Xで第1ノズル列281Aのノズル開口28のピッチの半ピッチずれた位置に配置されている。これにより、第1ノズル列281Aのノズル開口28と第2ノズル列281Bのノズル開口28とは、第1の方向Xで第1ノズル列281Aのノズル開口28の半ピッチの間隔で配置されていることになる。つまり、第1ノズル列281Aと第2ノズル列281Bとを設けることによって、第1ノズル列281Aのみを設けた場合に比べて2倍の高密度化を図ることができる。
なお、本実施形態では、詳しくは後述するが、圧力発生室21の列が2列設けられているため、第1ノズル列281Aと第2ノズル列281Bとは二対設けられている。
流路形成基板20には、その一方面側の表層部分に、隔壁によって区画された圧力発生室21が第1の方向Xに沿って並設されている。また、流路形成基板20には、圧力発生室21が第1の方向Xに並設された列が複数列、本実施形態では、2列設けられている。
また、各圧力発生室21の列の外側には、ケース5の液体導入路であるインク導入路(図示なし)を介してインクが供給されるマニホールド22が、流路形成基板20を厚さ方向に貫通して設けられている。そして、マニホールド22と各圧力発生室21とは、第2の方向Yにおいて圧力発生室21の一端部側に設けられた供給路23を介して連通し、各圧力発生室21には、インク導入路(図示なし)、マニホールド22及び供給路23を介してインクが供給される。
供給路23は、本実施形態では、圧力発生室21よりも狭い幅(第1の方向Xの幅)で形成されており、マニホールド22から圧力発生室21に流入するインクの流路抵抗を一定に保持する役割を果たしている。
また、本実施形態では、供給路23は、第2の方向Yが同じ位置となるように第1の方向Xに沿って並設されおり、マニホールド22から圧力発生室21までの距離及び体積が等しい。これにより、マニホールド22から供給路23を介して圧力発生室21にインクを供給する供給特性を等しくすることができる。
なお、本実施形態では、第1の方向Xに並設された圧力発生室21には供給路23を介して同一のマニホールド22が連通することで、マニホールド22に供給された同じ色のインクが充填される。つまり、本実施形態では、2つのマニホールド22が設けられており、各マニホールド22は、各圧力発生室21の列(第1の方向Xに並設された列)に連通する。したがって、1つのインクジェット式記録ヘッド1からは2色のインクが吐出される。もちろん、2つのマニホールド22に同じインクを供給すれば、2つの圧力発生室21には同じインクが供給されて、4つのノズル列281からは同じインクが吐出される。
さらに、流路形成基板20には、第2の方向Yにおいて圧力発生室21のマニホールド22とは反対の端部側に、当該流路形成基板20を厚さ方向(流路形成基板20とノズルプレート29との積層方向)に貫通するノズル連通孔24が設けられている。
ここで、ノズル連通孔24について、図5及び図6を参照して詳細に説明する。なお、図5は、インクジェット式記録ヘッドの要部を拡大した液体噴射面側からの平面図であり、図6は、図5のC−C′線断面図及びD−D′線断面図である。
図5及び図6に示すように、ノズル連通孔24は、本実施形態では、異なる形状の第1ノズル連通孔24Aと、第2ノズル連通孔24Bと、を具備する。
また、ノズル連通孔24は、圧力発生室21に連通する第1開口部241と、ノズル開口28に連通する第2開口部242と、を具備する。本実施形態では、第1ノズル連通孔24Aの第1開口部241A、第2開口部242Aと称し、第2ノズル連通孔24Bの第1開口部241B、第2開口部242Bと称する。ちなみに、以降、第1開口部241とは第1開口部241A及び第1開口部241Bの総称であり、第2開口部242とは第2開口部242A及び第2開口部242Bの総称である。
このような第1開口部241は、圧力発生室21の第1の方向Xの幅よりも狭い幅で形成されており、圧力発生室21の底面、すなわち、圧力発生室21のノズルプレート29側に開口して設けられている。
また、第2開口部242は、圧力発生室21の第1の方向Xの幅よりも広い幅で形成されている。本実施形態では、ノズル連通孔24は、第1開口部241から第2開口部242に向かって第1の方向Xの幅が徐々に大きくなるように、つまり、第1の方向Xの側面が厚さ方向(ノズルプレート29と流路形成基板20との積層方向)に対して傾斜した傾斜面となるように設けられている。
そして、本実施形態では、第1開口部241は、第2の方向Yが同じ位置となるように第1の方向Xに沿って配置されている。
これに対して、第1ノズル連通孔24Aの第2開口部242Aは、第1開口部241よりも第2の方向Yにおいて圧力発生室21側、すなわち、マニホールド側に配置されている。また、第1ノズル連通孔24Aの第2開口部242Aは、第2の方向Yが同じ位置となるように第1の方向Xに沿って配置されている。
このような第1ノズル連通孔24Aの第2開口部242Aは、第2の方向Yにおいて圧力発生室21側に向かってその幅(第1の方向Xの幅)が圧力発生室21よりも狭い幅から圧力発生室21よりも広い幅となるまで徐々に広がった形状を有する。また、第2ノズル連通孔24Bの第2開口部242Bは、第2の方向Yにおいて圧力発生室21とは反対側に向かってその幅(第1の方向Xの幅)が圧力発生室21よりも狭い幅から圧力発生室21よりも広い幅となるまで徐々に広がった形状を有する。つまり、第2開口部242Aと第2開口部242Bとは、第1の方向Xに沿った線に対して線対称となる形状を有する。なお、第2開口部242が第1の方向Xにおいて圧力発生室21よりも広い幅を有するとは、その一部が圧力発生室21よりも幅狭であるものも含むものである。
そして、第1ノズル連通孔24Aの第2開口部242Aと、第2ノズル連通孔24Bの第2開口部242Bとは、第1の方向Xに沿って交互に配置されていると共に、第2の方向Yで異なる位置に設けられている。具体的には、第1ノズル連通孔24Aの第2開口部242Aは、第1ノズル列281Aの各ノズル開口28に連通し、第2ノズル連通孔24Bの第2開口部242Bは、第2ノズル列281Bの各ノズル開口28に連通する。すなわち、第1ノズル連通孔24Aの第2開口部242Aと第2ノズル連通孔24Bの第2開口部242Bとは、それぞれ第1の方向Xに沿って並設されており、第1の方向Xに沿ってそれぞれ並設された第1ノズル連通孔24Aの第2開口部242Aと第2ノズル連通孔24Bの第2開口部242Bとは、第2の方向Yで異なる位置に配置されている。なお、本実施形態の第1の方向Xに沿ってそれぞれ並設された第1ノズル連通孔24Aの第2開口部242Aと第2ノズル連通孔24Bの第2開口部242Bとが第2の方向Yで異なる位置に配置されているとは、第2開口部242Aと第2開口部242Bとの一部が第2の方向Yで同じ位置に設けられているものも含む。すなわち、本実施形態では、第2開口部242Aと第2開口部242Bとは、第2の方向Yにおいてその一部が第1開口部241と同じ位置に配置されているものの、第2開口部242Aは第2の方向Yにおいて圧力発生室21側に突出して配置され、第2開口部242Bは第2の方向Yにおいて圧力発生室21とは反対側に突出して配置されている。
また、第2開口部242Aに対するノズル開口28の位置と、第2開口部242Bに対するノズル開口28の位置とは同じ位置となるように配置されている。つまり、ノズル開口28は第2開口部242A及び第2開口部242Bの第1の方向Xの中央部に配置されており、且つ第2の方向Yにおいて、第2開口部242Aの拡幅された側の端部からノズル開口28までの距離と、第2開口部242Bの拡幅された側の端部からノズル開口28までの距離とは、略同等となるように配置されている。
このように、本実施形態では、ノズル連通孔24の第1開口部241の第1の方向Xの幅を圧力発生室21よりも幅狭とし、第2開口部242の第1の方向Xの幅を圧力発生室21よりも幅広とすると共に第2開口部242を圧力発生室21よりも狭い幅から広い幅に徐々に拡幅するようにした。そして、第1ノズル連通孔24Aと第2ノズル連通孔24Bとを第1の方向Xに沿った線に対して線対称となる形状で、第1の方向Xに交互に配置するようにした。これにより、圧力発生室21を高密度に配置することができ、ノズル開口28を第1の方向Xに高密度に配置することができると共に、インクジェット式記録ヘッド1を第1の方向Xに小型化することができる。また、圧力発生室21を高密度に配置しても、ノズル連通孔24の第2開口部242を圧力発生室21よりも幅広(第1の方向X)とすることで、ノズル開口28とノズル連通孔24との位置決めを容易にすることができる。
ちなみに、図7に示すように、ノズル連通孔124を厚さ方向に同じ開口面積で垂直に形成する場合、ノズル連通孔124とノズル開口28との位置決めを容易にするためにノズル連通孔124の開口面積を大きくするには、圧力発生室21の第1の方向Xの幅を大きくするか、第1の方向Xで互いに隣り合う圧力発生室21の間隔を広くする必要があり、圧力発生室21を第1の方向Xに高密度に配置することができずに、ノズル開口28を第1の方向Xに高密度に配置することができない。すなわち、ノズル連通孔124を厚さ方向に同じ開口面積で垂直に形成した場合、第1の方向Xで隣接するノズル開口28の間隔(ピッチ)lは、本実施形態の図5に示すノズル開口28の間隔lよりも大きくなってしまう。つまり、本実施形態では、ノズル開口28の間隔lを、ノズル連通孔124を厚さ方向に同じ開口面積で垂直に形成した場合の第1の方向Xで隣接するノズル開口28の間隔(ピッチ)lよりも小さくすることができる。
また、本実施形態のように、ノズル連通孔24を第1開口部241よりも第2開口部242の開口面積を大きくした場合であっても、全てのノズル連通孔24を第2の方向Yで同じ向きで同じ位置に配置した場合には、第1の方向Xで互いに隣り合うノズル連通孔24が干渉しないように、圧力発生室21の第1の方向Xの幅を大きくするか、第1の方向Xで互いに隣り合う圧力発生室21の間隔を広くする必要があり、ノズル開口28を第1の方向Xに高密度に配置することができない。
本実施形態では、ノズル連通孔24を第1開口部241よりも第2開口部242の開口面積を大きくして、第1ノズル連通孔24Aと第2ノズル連通孔24Bとを第1の方向Xに伸びる線を線対称となる形状で配置し、且つ第1ノズル連通孔24Aと第2ノズル連通孔24Bとを第2の方向Yの位置が異なる位置(一部が同じのを含む)に設けるようにしたため、圧力発生室21の第1の方向Xの幅を大きくする必要がなく、また、第1の方向Xで互いに隣り合う圧力発生室21の間隔を狭くしても、第1ノズル連通孔24Aと第2ノズル連通孔24Bとが互いに干渉することなく、ノズル開口28を第1の方向Xに高密度に、すなわち間隔lよりも狭い間隔lで配置することができる。
また、本実施形態では、ノズル連通孔24は、第1開口部241から第2開口部242に向かって開口面積が大きくなるように設けられているため、厚さ方向に同じ開口面積で垂直にノズル連通孔を設けた場合に比べて体積を大きくすることができる。したがって、ノズル連通孔24のインクが増粘し難く、被噴射媒体にインク滴を着弾させる前にインク滴を吐出させる予備吐出(フラッシング)やノズル開口からインクを吸引する吸引動作等を低減させて、インクの無駄な消費量を低減することができる。
さらに、本実施形態では、第1ノズル連通孔24Aと第2ノズル連通孔24Bとは、第1開口部241の中心を基準として第1の方向Xに伸びる基準線に線対称となる形状及び第2の方向Yの距離で配置した。このため圧力発生室21から第1ノズル列281Aのノズル開口28までの距離及び体積と、圧力発生室21から第2ノズル列281Bのノズル開口28までの距離及び体積とは等しくなっている。したがって、詳しくは後述する圧電アクチュエーター31によって圧力発生室21に圧力変化を生じさせた際に、第1ノズル連通孔24Aを介して連通する第1ノズル列281Aのノズル開口28と、第2ノズル連通孔24Bを介して連通する第2ノズル列281Bのノズル開口28との圧力状態及びメニスカスの振動状態を同じにすることができ、第1ノズル列281Aのノズル開口28から吐出されるインク滴と第2ノズル列281Bのノズル開口28から吐出されるインク滴との吐出特性(飛翔速度やインク滴の重量)を揃えることができ、均一な吐出特性で被噴射媒体にインク滴を着弾させることができる。
また、上述したように、供給路23は、第2の方向Yが同じ位置となるように第1の方向Xに沿って並設されおり、マニホールド22から圧力発生室21までの距離及び体積が等しい。これにより、マニホールド22から供給路23を介して圧力発生室21にインクを供給する供給特性を等しくすることができる。すなわち、第1ノズル列281Aに連通する圧力発生室21と、第2ノズル列281Bに連通する圧力発生室21とに同じ供給特性でインクを供給することができるため、第1ノズル列281Aのノズル開口28から吐出されるインク滴と第2ノズル列281Bのノズル開口28から吐出されるインク滴との吐出特性のばらつきを抑制して、均一な吐出特性で被噴射媒体にインク滴を着弾させることができる。
なお、このような流路形成基板20、ノズルプレート29等で構成される流路ユニット2のノズル開口28が開口する面側には、ノズル開口28を露出する露出開口部61が設けられたカバー6が設けられており、ノズル開口28が開口する液体噴射面はカバー6によって覆われている。
また、図1〜図4に示すように、流路形成基板20の他方面側、すなわち、圧力発生室21の開口面側には振動板27が接合されて、各圧力発生室21はこの振動板27によって封止されている。
振動板27は、例えば、樹脂フィルム等の弾性部材からなる弾性膜25と、この弾性膜25を支持する、例えば、金属材料等からなる支持板26との複合板で形成されており、弾性膜25側が流路形成基板20に接合されている。例えば、本実施形態では、弾性膜25は、厚さが数μm程度のPPS(ポリフェニレンサルファイド)フィルムからなり、支持板26は、厚さが数十μm程度のステンレス鋼板(SUS)などからなる。
また、振動板27の各圧力発生室21に対向する領域内には、圧電アクチュエーター31の先端部が当接する島部27aが設けられている。すなわち、振動板27の各圧力発生室21の周縁部に対向する領域に他の領域よりも厚さの薄い薄肉部27bが形成されて、この薄肉部27bの内側にそれぞれ島部27aが設けられている。このような島部27aには、後述するアクチュエーターユニット3の圧電アクチュエーター31の先端部が、例えば、接着剤等を介して固定される。
また、本実施形態では、振動板27のマニホールド22に対向する領域に、薄肉部27bと同様に、支持板26がエッチングにより除去されて実質的に弾性膜25のみで構成されるコンプライアンス部27cが設けられている。なお、このコンプライアンス部27cは、マニホールド22内の圧力変化が生じた時に、このコンプライアンス部27cの弾性膜25が変形することによって圧力変化を吸収し、マニホールド22内の圧力を常に一定に保持する役割を果たす。
なお、本実施形態では、振動板27を弾性膜25と支持板26とで構成し、島部27aの周辺部及びコンプライアンス部27cを弾性膜25のみで構成したが、特にこれに限定されず、例えば、振動板として、1枚の板状部材を用いて、板状部材の厚さ方向の一部を除去した凹形状の薄肉部等を設けることで、島部27a及びコンプライアンス部27cを形成するようにしてもよい。
アクチュエーターユニット3は、図4に示すように、複数の圧電アクチュエーター31がその幅方向(第1の方向X)に並設された圧電アクチュエーター形成部材32と、圧電アクチュエーター形成部材32の先端部(一端部)側が自由端となるようにその基端部(他端部)側が固定端として接合される固定板34とを有する。
圧電アクチュエーター形成部材32は、圧電材料層と、圧電アクチュエーター31の2つの極を構成する内部電極、すなわち、隣接する圧電アクチュエーター31と電気的に独立する個別電極を構成する個別内部電極と、隣接する圧電アクチュエーター31と電気的に共通する共通電極を構成する共通内部電極とを交互に挟んで積層することにより形成されている。圧電材料層と、個別内部電極及び共通内部電極との積層方向は、本実施形態では、圧電アクチュエーター31の先端面の面方向と同じ方向であり、圧電アクチュエーター31の先端面が島部27aに固定された際に、第2の方向Yと同一方向となっている。
この圧電アクチュエーター形成部材32には、例えば、ワイヤーソー等によって複数のスリット33が形成され、その先端部側が櫛歯状に切り分けられて圧電アクチュエーター31の列が形成されている。なお、圧電アクチュエーター31の列の両外側には、各圧電アクチュエーター31よりも広い幅を有する位置決め部39が設けられている。この位置決め部39は、圧電アクチュエーター31と同様に、圧電アクチュエーター形成部材32で形成されているが、実質的に駆動されない非駆動振動子であり、アクチュエーターユニット3を記録ヘッド1に組み込む際に、位置決め部39をケース5に設けられた収容部4の側面に当接させて、アクチュエーターユニット3を高精度に位置決めするためのものである。
ここで、圧電アクチュエーター31の固定板34に接合される領域は、振動に寄与しない不活性領域となっており、圧電アクチュエーター31を構成する個別内部電極及び共通内部電極間に電圧を印加すると、固定板34に接合されていない先端部側の領域のみが振動する。そして、圧電アクチュエーター31の先端面が、上述した振動板27の島部27aに接着剤等を介して固定される。
また、アクチュエーターユニット3の各圧電アクチュエーター31には、当該圧電アクチュエーター31を駆動するための駆動IC等の駆動回路101が搭載されたCOF等の回路基板100が接続されている。
そして、回路基板100の各配線(図示なし)は、その先端部側で、例えば、半田、異方性導電材等によって圧電アクチュエーター31の外周面に設けられて個別内部電極と導通する個別外部電極と、共通内部電極と導通する共通外部電極とに接続されている。これにより、外部からの駆動信号は、回路基板100を介して圧電アクチュエーター31に選択的に印加される。
ケース5は、流路形成基板20の振動板27上に固定されたものであり、図示しないインクカートリッジ等の液体貯留部が接続されて、マニホールド22にインクを供給するインク導入孔51が設けられている(図1参照)。
また、ケース5には、厚さ方向に貫通する2つの収容部4が設けられており、各収容部4にアクチュエーターユニット3が位置決めされて固定されている。
このようなケース5の収容部4は、図1に示すように、固定板34が固定される側に固定板34の幅よりも幅広に設けられた固定板保持部41と、圧電アクチュエーター形成部材32側に固定板保持部41よりも幅狭で且つ圧電アクチュエーター形成部材32よりも若干幅広に設けられた圧電アクチュエーター保持部42とを有する。なお、ここで言う幅は、圧電アクチュエーター31(圧力発生室21)の並設方向である第1の方向Xのことである。また、図3に示すように、収容部4の固定板保持部41には、貫通方向において振動板27側が幅狭となるように段差部43が設けられており、固定板34は、圧電アクチュエーター31が突出する端面が段差部43に当接して固定される。
なお、本実施形態では、2つの収容部4は、図1に示すように、互いに圧電アクチュエーター保持部42を相対向させるように配置されている。
また、ケース5には、図3に示すように、コンプライアンス部27cに対向する領域に開口する凹形状を有するコンプライアンス空間52が設けられている。このコンプライアンス空間52によってコンプライアンス部27cは変形可能に保持される。
このようなケース5は、例えば、樹脂材料によって低コストで製造することができる。また、ケース5は、成形することで、比較的低コストで製造することができると共に、容易に量産することができる。
このようなインクジェット式記録ヘッド1では、圧電アクチュエーター31及び振動板27の変形によって各圧力発生室21の容積を変化させてノズル開口28からインク滴を吐出させる。具体的には、図示しないインクカートリッジ等の液体貯留手段からケース5に設けられたインク導入孔51を介してマニホールド22にインクが供給されると、供給路23を介して各圧力発生室21にインクが分配される。実際には、圧電アクチュエーター31に電圧を印加することにより圧電アクチュエーター31を収縮させる。これにより、振動板27が圧電アクチュエーター31と共に変形されて圧力発生室21の容積が広げられ、圧電アクチュエーター31に印加していた電圧を解除する。これにより、圧電アクチュエーター31が伸長されて元の状態に戻ると共に振動板27も変異して元の状態に戻る。結果として圧力発生室21の容積が収縮して圧力発生室21内の圧力が高まりノズル開口28からインク滴が吐出される。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態1では、第1ノズル連通孔24Aの第2開口部242Aを第1開口部241よりも圧力発生室21側に設け、第2ノズル連通孔24Bの第2開口部242Bを第1開口部241よりも圧力発生室21とは反対側に設けるようにしたが、特にこれに限定されるものではない。ここで、ノズル連通孔の他の例を図8に示す。なお、図8は、ノズル連通孔の他の例を示す平面図である。
図8に示すように、ノズルプレート29には、ノズル開口28の並設された第2ノズル列281Bと、第3ノズル列281Cとが設けられている。
そして、ノズル連通孔24は、第2ノズル列281Bのノズル開口28に連通する第2ノズル連通孔24Bと、第3ノズル列281Cのノズル開口28に連通する第3ノズル連通孔24Cと、を具備する。
第3ノズル連通孔24Cは、圧力発生室21に連通する第1開口部241Cと、ノズルプレート29側に開口する第2開口部242Cと、を具備し、第2開口部242Cは、第1開口部241Cと第2の方向Yに同じ位置、すなわち、平面視した際に重なる位置に設けられている。このような構成とすることにより、圧力発生室21の第2の方向Yの間隔を狭くして、ノズル開口28の間隔lを上述した図7に示す間隔lよりも小さくすることができる。ちなみに、図8に示すノズル開口28の間隔lは、図7に示す間隔lよりも小さいものの、上述した実施形態1の間隔lよりは大きくなってしまうため、上述した実施形態1の方がよりノズル開口28の間隔を狭くして高密度に配置することができるものである。
また、上述した実施形態1では、第2開口部242は、その一部の第1の方向Xの幅が圧力発生室21よりも幅広に設けられており、第2開口部242には圧力発生室21よりも幅狭の部分も形成されているが、特にこれに限定されず、例えば、第2開口部242の全てが圧力発生室21の幅(第1の方向X)よりも幅広であってもよい。この場合には、第2開口部242は、第2の方向Xで第1開口部241とは異なる位置、すなわち、平面視した際に、第1開口部241と第2開口部242とが重ならない位置に設けるようにすれば、第1ノズル連通孔24Aと第2ノズル連通孔24Bとが互いに干渉することがない。
さらに、上述した実施形態1では、圧力発生室21に圧力変化を生じさせる圧力発生手段として、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型の圧電アクチュエーターを用いて説明したが、圧力発生手段としては、特にこれに限定されず、例えば、電極及び圧電材料を成膜及びリソグラフィー法により積層形成した薄膜型、グリーンシートを添付する等の方法により形成される圧膜型などの撓み振動型の圧電アクチュエーターを用いることができる。また、圧力発生手段として、圧力発生室内に発熱素子を配置して、発熱素子の発熱で発生するバブルによってノズル開口から液滴を吐出するものや、振動板と電極との間に静電気を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズル開口から液滴を吐出させるいわゆる静電式アクチュエーターなどを使用することができる。
また、上述したインクジェット式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するインク流路を具備するインクジェット式記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェット式記録装置に搭載される。図9は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。
図9に示すインクジェット式記録装置200において、複数のインクジェット式記録ヘッド1を有するインクジェット式記録ヘッドユニット202(以下、ヘッドユニット202とも言う)は、インク供給手段を構成するカートリッジ202A及び202Bが着脱可能に設けられ、このヘッドユニット202を搭載したキャリッジ203は、装置本体204に取り付けられたキャリッジ軸205に軸方向移動自在に設けられている。このヘッドユニット202は、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。
そして、駆動モーター206の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト207を介してキャリッジ203に伝達されることで、ヘッドユニット202を搭載したキャリッジ203はキャリッジ軸205に沿って移動される。一方、装置本体204にはキャリッジ軸205に沿ってプラテン208が設けられており、図示しない給紙ローラーなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン208に巻き掛けられて搬送されるようになっている。
なお、上述したインクジェット式記録装置200では、インクジェット式記録ヘッド1(ヘッドユニット202)がキャリッジ203に搭載されて主走査方向に移動するものを例示したが、特にこれに限定されず、例えば、インクジェット式記録ヘッド1が固定されて、紙等の記録シートSを副走査方向に移動させるだけで印刷を行う、所謂ライン式記録装置にも本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態においては、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを挙げて説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド及び液体噴射装置全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドや液体噴射装置にも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられ、かかる液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置にも適用できる。
1 インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 3 アクチュエーターユニット、 4 収容部、 5 ケース、 6 カバー、 21 圧力発生室、 24 ノズル連通孔、 24A 第1ノズル連通孔、 24B 第2ノズル連通孔、 24C 第3ノズル連通孔、 27 振動板、 28 ノズル開口、 29 ノズルプレート、 31 圧電アクチュエーター、 32 圧電アクチュエーター形成部材、 34 固定板、 200 インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 241、241A、241B、241C 第1開口部、 242、242A、242B、242C 第2開口部、 281 ノズル列、 281A 第1ノズル列、 281B 第2ノズル列、 281C 第3ノズル列

Claims (6)

  1. 第1ノズル開口が第1の方向に複数並設された第1ノズル列と、前記第1ノズル開口とは前記第1の方向における位置が異なる第2ノズル開口が前記第1の方向に複数並設された第2ノズル列とを備え、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とは前記第1の方向に直交する第2の方向に並設されたノズルプレートと、
    前記第1ノズル開口に連通する第1ノズル連通孔と前記第2ノズル開口に連通する第2ノズル連通孔とが前記第1の方向に交互に並設され、前記第1ノズル連通孔に連通する第1圧力発生室と前記第2ノズル連通孔に連通する第2圧力発生室とが前記第1の方向に交互に一列に並設された流路部材と、
    を具備し、
    前記第1ノズル連通孔は、前記第1圧力発生室に連通する第1開口部と、前記第1ノズル開口に連通する第2開口部とを有し、
    前記第2ノズル連通孔は、前記第2圧力発生室に連通する第3開口部と、前記第2ノズル開口に連通する第4開口部とを有し、
    前記第1開口部及び前記第3開口部は、前記第1の方向における幅が前記圧力発生室よりも狭い幅で形成されており、
    前記第2開口部及び前記第4開口部は、前記第1の方向における幅が前記第1圧力発生室及び前記第2圧力発生室よりも広い部分を含み、
    前記第2開口部は、前記第1の方向に一列に並設され、
    前記第4開口部は、前記第1の方向に一列に並設され、
    前記第2開口部の列と前記第4開口部の列とは、前記第2の方向に並設されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記第1開口部と前記第3開口部とは、前記第1の方向に沿って交互に一列に並設されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記第1圧力発生室から前記第1ノズル開口までの距離及び体積と、前記第2圧力発生室から前記第2ノズル開口までの距離及び体積とは等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記第1開口部、前記第2開口部、前記第3開口部、及び前記第4開口部は、平面視した際に重ならない位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記第3開口部と前記第4開口部とは、平面視した際に重なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
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