JP2004209655A - 液体噴射ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体の主走査方向の寸法を可及的に小さくしてノズル列の長尺化を実現する液体噴射ヘッドを提供する。
【解決手段】ノズルプレート17と、ノズル開口20に連通する圧力発生室22が形成された流路形成板18と、圧力発生室22の開口を塞ぐ封止板19により流路ユニット16が形成され、流路ユニット16がヘッドケース14に接合されて液体噴射ユニットUが構成され、液体噴射ユニットUがヘッドホルダ33に取付けられている液体噴射ヘッドであって、液体噴射ユニットUはヘッドホルダ33に複数取付けられ、液体噴射ユニットUの外形の一部に、先細り型の組合せ形状部39が設けられ、組合せ形状部39はユニット幅の方向で見て略対称とされている。組合せ形状部39を組み合わせることにより、組合わされた液体噴射ユニットUの幅方向の寸法ないしは液体噴射ヘッドが可及的に小さくなる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体を噴射するノズル列の実質的長さを可及的に長く設定した液体噴射ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体をノズル開口から噴射させる液体噴射ヘッドは、種々な液体を対象にしたものが知られているが、そのなかでも代表的なものとして、インクジェット式記録装置に装着される記録ヘッドをあげることができる。そこで、従来の技術を上記インクジェット式記録装置を例にとって説明する。
【0003】
図8は、インクジェット式記録装置の周辺構造をしめす。
【0004】
この装置は、インクカートリッジ1が搭載されるとともに、記録ヘッド2が取付けられたキャリッジ3を備えている。装置本体であるインクジェット式記録装置は符号50で示されている。
【0005】
上記キャリッジ3は、タイミングベルト4を介してステッピングモータ5に接続され、ガイドバー6に案内されて記録紙である記録媒体7の紙幅方向(主走査方向)に往復移動するようになっている。上記キャリッジ3は、上部に開放する箱型を呈し、記録媒体7と対向する面(この例では下面)に、記録ヘッド2のノズル形成面が露呈するよう取付けられるとともに、インクカートリッジ1が搭載されるようになっている。
【0006】
そして、上記記録ヘッド2にインクカートリッジ1からインクが供給され、キャリッジ3を移動させながら記録媒体7の上面にインク滴を吐出させて記録媒体7に画像や文字をドットマトリックスにより印刷するようになっている。なお、キャリッジ3は、記録ヘッド2を主走査方向に往復移動させる移動手段として機能している。
【0007】
上記記録媒体7の移動を案内するために、記録ヘッド2の主走査方向に延びている長尺な案内部材8が配置されている。案内部材8の一端側のとなりには、記録ヘッド2のノズルプレート17(後述する)を清浄にするワイパー装置9と、ノズル開口部のインクの粘性状態等を正常化するキャッピング装置10が配置されている。また、案内部材8の他端側のとなりには、フラッシングボックス11が配置され、そこにフラッシング開口部12が形成されている。
【0008】
キャッピング装置10によるクリーニング動作で吸出された廃インクや、フラッシング開口部12に対するフラッシング動作で記録ヘッド2から吐出された廃インクは、廃インク貯留部13に溜められるようになっている。
【0009】
なお、上記のインクジェット式記録装置50は、従来技術の一環として説明したが、本発明の液体噴射ヘッドが装着できる構造である。
【0010】
上記記録ヘッド2に包含されているインク噴射ユニットUを、図9〜図12に基づいて説明する。
【0011】
このインク噴射ユニットUは、ヘッドケース14と、このヘッドケース14のユニット固着面15に接着剤等で固着される流路ユニット16とから構成されている。上記流路ユニット16は、ノズルプレート17と、流路形成板18と、振動板の形態で例示されている封止板19とが積層され接着されて構成されている。
【0012】
上記ノズルプレート17は、ステンレス板からなり、多数のノズル開口20が列設されてノズル列21を形成している。上記流路形成板18は、素材板であるシリコン単結晶板からなり、上記ノズル開口20に連通する圧力発生室22と、大気に連通(図示していない)しているダンパ用凹部27が異方性エッチングにより形成されている。23はヘッドケース14のユニット固着面15に形成されたインク供給管26に連通しているインク貯留室であり、封止板19にあけたインク導入口25を通じて圧力発生室22に連通している。
【0013】
上記振動板19は、樹脂フィルムとステンレス板がラミネートされており、各圧力発生室22に対応する部分の裏面に、周囲を樹脂フィルムのみとするステンレス板の島部19Aが形成されている。また、19Bは、インク貯留室23と略同じ輪郭をした樹脂フィルムのみとしたコンプライアンス部である。
【0014】
上記ヘッドケース14は、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の射出成形品であり、インク貯留室23にインクを導入するインク供給管26が開口されている。また、流路形成板18のインク貯留室23に対応する部分に、インク貯留室23の形状と略一致する形状の上記ダンパ用凹部27が形成されている。
【0015】
29は圧電振動子30が固定される固定基板、31は上記固定基板29に圧電振動子30が固定されてなる圧電振動子ユニット35を収容する収容室である。上記圧電振動子30は、縦振動モードの圧電振動子30であり、駆動信号の入力により長手方向に伸縮振動して圧力発生室22に圧力変動を与えるようになっている。
【0016】
上記ダンパ用凹部27は、インク貯留室23の下側開口を封止する振動板19と流路形成板18に設けた凹形状部によって形成された空間であり、インク滴吐出時のインク貯留室23内の圧力変動を、コンプライアンス部19Bの変形によって吸収するようになっている。このコンプライアンス部19Bの変形時には、ダンパ用凹部27内の空気が空気抜き穴(図示していない)から外部に抜け、ダンパ用凹部27内の圧力上昇を防止するようになっている。
【0017】
上記構成のインク噴射ユニットUは、例えば、つぎのようにして組立てられる。すなわち、まず、ヘッドケース14のユニット固着面15に、インク供給管26や収容室31に流れ込まないよう接着剤を塗布したり、あるいは所定形状に打ち抜き形成等された接着シートを貼着し、その上に、あらかじめ接着剤等で接合されて組み立てられた流路ユニット16を載置する。ついで、40〜100℃程度の温度に加熱し、必要に応じて押圧等することにより、流路ユニット16とヘッドケース14とを固着する。
【0018】
一方、圧電振動子30が固定基板29に固定された圧電振動子ユニット35を準備し、上記圧電振動子30の先端に接着剤を塗布しておく。つぎに、流路ユニット16が下側になるよう上記ヘッドケース14を反転させ、上記圧電振動子ユニット35を収容室31に収容して接着固定する。この状態で、圧電振動子30の先端を流路ユニット16の振動板19に接着固定し、最後に固定基板29をヘッドケース14に固定することにより、インク噴射ユニットUが完成する。
【0019】
上記インク噴射ユニットUでは、駆動回路(図示せず)で発生させた駆動信号をフレキシブルケーブル32を介して圧電振動子30に入力することにより、圧電振動子30を長手方向に伸縮させる。この圧電振動子30の伸縮により、振動板19の島部19Aを振動させて圧力発生室22内の圧力を変化させ、圧力発生室22内のインクをノズル開口20からインク滴として吐出させるようになっている。
【0020】
上記インク噴射ユニットUは、ヘッドホルダ33に接手部材34等を介して取付けられている。上記ヘッドホルダ33の形状は各種の機能を付与するために、多数の凹凸形状等が成形されているが、基本的には各図に示すように、板状の形態である。このヘッドホルダ33にパイプ状のインク接続部36が取付けられている。上記インク接続部36は、インク供給源からインクを導く機能を果たし、ヘッドホルダ33にインクカートリッジ1が装着されるときには、インク供給針(図4参照)となり、インクカートリッジ1の内部に突き刺される状態になる。
【0021】
上記インク接続部36の下流側にフィルタ37が配置され、インク中の不純物等を捕捉して、インク供給管26へ流下させないようになっている。
【0022】
図12は、ノズルプレート17にノズル列21が2本配列されている場合の分解斜視図であり、図9のノズル列21が1本のものと同じ機能を果たす部材には図12に同じ符号が記載してある。
【0023】
【特許文献1】
特許第2752843号明細書
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、印刷速度の向上すなわち単位時間当たりの印刷面積を増大するためには、装置本体の主走査方向に直交しているノズル列の長さを長くすることが有力な方法とされている。しかし、1つのインク噴射ユニットUにおけるノズル列21の長さを長尺化することは、流路ユニット16におけるノズル開口20,圧力発生室22,圧電振動子30等の相対位置を高精度に維持すること等の課題があるので、妥当な方策とすることができない。
【0025】
そこで、図11(C)に示すように、インク噴射ユニットUを縦に並べることが考えられるが、ノズル列21が連続しないで不連続な間隔Lができてしまう。このような問題は、上記圧電振動子ユニット35を収容室31に挿入する構造形式が、間隔Lの発生要因になっている。
【0026】
すなわち、圧電振動子ユニット35を正確な位置に取付けるために、固定基板29と収容室31との密着関係が必須なものとされている。そのために、固定基板29の端部が、収容室31の位置決め用の内壁31A,31B,31Cの3者と挿入方向に配置されたストッパ壁31Dに密着することにより、圧電振動子30と圧力発生室22との相対位置が正確に維持されている。このように固定基板29の端部が位置決め機能を果たすために所要の長さを必要としているので、圧電振動子30のノズル列21方向の長さは、固定基板29よりも短くする必要がある。それと同時に、ヘッドケース14の肉厚も加算されて図11(B)に示すように、インク噴射ユニットUのユニット端38とノズル列21の端部とのあいだにL/2なる間隔ができてしまうのである。
【0027】
そこで、インク噴射ユニットUを図13に示すように、千鳥状に配列して上述のような間隔Lのない状態で各ノズル列21を連続させ、ノズル列21の実質的な長尺化を図ることが知られている。これは、各インク噴射ユニットUのノズル列21を千鳥状に連ねて、副走査方向で見て切れ目のない長いノズル列を形成したもので、隣合うインク噴射ユニットUは間隔Lに相当する長さにわたって重複した配列とされている。
【0028】
したがって、図13に示すように、長いノズル列が形成できても、装置本体の主走査方向の寸法が著しく大きなものとなり、インク噴射ヘッドが大形になる。また、主走査方向のストローク長さも記録媒体7を越えてさらにインク噴射ヘッドの長さ分だけオーバーストロークをさせる必要があり、このような面においても装置本体のコンパクト化にとって逆行する面がある。
【0029】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、装置本体の主走査方向の寸法を可及的に小さくしてノズル列の長尺化を実現する液体噴射ヘッドの提供をその目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の液体噴射ヘッドは、ノズル開口が列設されたノズルプレートと、上記ノズル開口に連通する圧力発生室が形成された流路形成板と、上記圧力発生室の開口を塞ぐ封止板とを含む積層体から形成された流路ユニットを含んで液体噴射ユニットが構成され、上記液体噴射ユニットが液体供給源からの液体を導くヘッドホルダに取付けられている液体噴射ヘッドであって、上記液体噴射ユニットはヘッドホルダに複数取付けられ、上記液体噴射ユニットの外形の一部に、列設された上記ノズル開口のノズル列の端部近傍において、上記ノズル列と略直交する方向の液体噴射ユニットのユニット幅を液体噴射ユニットのユニット端に向かって小さくした組合せ形状部が設けられ、上記組合せ形状部はユニット幅の方向で見て略対称とされていることを要旨とする。
【0031】
すなわち、上記液体噴射ユニットはヘッドホルダに複数取付けられ、上記液体噴射ユニットの外形の一部に、列設された上記ノズル開口のノズル列の端部近傍において、上記ノズル列と略直交する方向の液体噴射ユニットのユニット幅を液体噴射ユニットのユニット端に向かって小さくした組合せ形状部が設けられ、上記組合せ形状部はユニット幅の方向で見て略対称とされているのである。
【0032】
このため、上記液体噴射ユニットの端部付近が重複した配列になっても、上記組合せ形状部のユニット幅がユニット端に向かって小さくされ、しかも上記のように略対称とされているので、組合わされた関係にある一方の液体噴射ユニットと他方の液体噴射ユニットを幅方向にできるだけ接近させて配置することが可能となる。また、上記の略対称とされた形状により、液体噴射ユニットのいずれの側の方向に対しても液体噴射ユニットを並べて組合わせて行くことが可能となる。したがって、ノズル列の長さを長くしつつ主走査方向の寸法が小さくされたコンパクトな液体噴射ヘッドがえられて、インクジェット式記録装置に適用した場合等には印刷の高速化が実現する。
【0033】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、少なくとも2つの液体噴射ユニットの上記組合せ形状部を組合わせた状態で、組合わされた2つの液体噴射ユニットによって占められるユニット幅方向の寸法は、1つの液体噴射ユニットのユニット幅の2倍未満である場合には、2つの液体噴射ユニットによって占められるユニット幅方向の寸法が、1つの液体噴射ユニットのユニット幅の2倍未満とされているので、液体噴射ユニットの端部を重複させて配列しても、ノズル列の長さを長くしつつ主走査方向の寸法が小さくされたコンパクトな液体噴射ヘッドがえられて、インクジェット式記録装置に適用した場合等には印刷の高速化が実現する。
【0034】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、少なくとも2つの液体噴射ユニットの上記組合せ形状部を組合わせて形成した組みが存在した状態で、上記ヘッドホルダに取付けられている場合には、2つの液体噴射ユニットによって占められるユニット幅方向の寸法が、可及的に小さく収まり、ノズル列の長さを長くしつつ主走査方向の寸法が小さくされたコンパクトな液体噴射ヘッドがえられて、インクジェット式記録装置に適用した場合等には印刷の高速化が実現する。
【0035】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記液体噴射ユニットの上記組合せ形状部を組合わせた状態で複数の液体噴射ユニットがヘッドホルダに取付けられている場合には、液体噴射ユニットの端部を重複させて配列したまま、複数の液体噴射ユニットがヘッドホルダに取付けられるので、ノズル列の長さを長くしつつ主走査方向の寸法が小さくされたコンパクトな液体噴射ヘッドが構成できる。
【0036】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記組合せ形状部は、上記ユニット幅がユニット端に向かって徐々に小さくなる斜面になっている場合には、液体噴射ユニット端部付近を上記斜面を対応させて隙間なく組合わせ、液体噴射ユニットを密集させた状態で配置することができる。したがって、ヘッドホルダの取付け面積が小さくても、できるだけ多くの液体噴射ユニットが取付けられ、コンパクトな液体噴射ヘッドが構成できる。また、連続したノズル列の本数を増加して、噴射する液体の種類を増やすことができる。さらに、液体噴射ユニット端部の外形の傾斜度合いに応じて液体噴射ユニット端部の重複配置ができるので、上記傾斜度合いの選定で液体噴射ユニットの密集度合いを自由に加減することができる。
【0037】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記組合せ形状部のユニット端近傍に組立て基準穴を形成した場合には、液体噴射ユニットの中枢的な機能を果たす部位から離隔した箇所に基準穴が配置できるので、上記基準穴は本来の基準穴の役割を確実に達成できる。このような基準穴は、流路ユニットの組立て、流路ユニットとヘッドケースとの接合、液体噴射ユニットとヘッドホルダとの結合等において位置決め機能を果たすことができる。
【0038】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記ノズル列の端部は、上記ユニット幅が小さくなり始める箇所よりも上記ユニット端側に寄せられた箇所に位置している場合には、上記組合せ形状部を組合わせたとき、組合わされた液体噴射ユニットの幅方向のスペースは上述のようにして縮小され、それと同時に、一方の液体噴射ユニットのノズル列と他方の液体噴射ユニットのノズル列とが、主走査方向で見て連続性のある長尺化されたノズル列が形成できる。したがって、両液体噴射ユニットの組合せ形状部が組合わされて、ユニット幅が小さくなっている部分が対応しているのにもかかわらず、両ノズル列の連続性が成立しないといったことが発生しないのである。
【0039】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記組合せ形状部を組合わせて配置した液体噴射ユニットは、装置本体の副走査方向で見た一方の液体噴射ユニットのノズル列の端部のノズル開口と他方の液体噴射ユニットのノズル列の端部のノズル開口との間隔が、上記ノズル開口の開口ピッチと同じ寸法とされている場合には、連続関係とされた一方のノズル列と他方のノズル列とが、上記ノズル開口の開口ピッチの間隔で実質的に1列化されているので、噴射された液体が両ノズル列の連続部において異常な状態で噴射対象物等に付着するようなことがない。
【0040】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、装置本体の主走査方向で見て隣合うノズル列は、一方のノズル列の開口ピッチに対して他方のノズル列の開口ピッチが副走査方向にずれるように配置されており、上記ずれ量は、開口ピッチの半分の量である場合には、ずらされた関係にある両ノズル列を主走査方向に複合すると、開口ピッチが実質的に小さな開口ピッチとなる。ここで、開口ピッチが小さくされたノズル列において、上記のようにいわゆるハーフピッチにすれば、液体噴射を受ける部材に対する単位面積当たりの液体噴射が、きわめて緻密な状態になる。他方、開口ピッチが比較的大きくされたノズル列において、上記のようにハーフピッチにすれば、このハーフピッチを記録解像度の整数倍にしておくことにより、液体噴射ヘッドの主走査方向のストローク回数を低減させることができる。これらの利点は、インクジェット式記録装置において、前者は精緻な噴射品質の確保に有効であり、後者は噴射時間の短縮や使用電力の節減等において有用である。
【0041】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記組合せ形状部の所定の箇所同士が接触して各ノズル列の適正な相対位置が設定されている場合には、定型化された組合せ形状部とノズル列との相対位置を設定しておくことにより、組合せ形状部の所定箇所同士を接触させて、一方の液体噴射ユニットのノズル列と他方の液体噴射ユニットのノズル列との正しい連続関係を成立させることが簡単に実現できる。
【0042】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記ヘッドホルダに液体噴射ユニットの位置決め用凸部が設けられている場合には、液体噴射ユニットを上記位置決め用凸部に接触させてヘッドホルダに取付けるとともに、上記組合せ形状部の合致組合わせがなされることから、取付けられた複数の液体噴射ユニットの相対位置が正確に設定され、各ノズル列の相対位置が高精度の下で確保できる。
【0043】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記ヘッドホルダに液体噴射ユニットの位置決め用外周壁部材が設けられている場合には、液体噴射ユニットを上記位置決め用外周壁部材に接触させてヘッドホルダに取付けるとともに、上記組合せ形状部の合致組合わせがなされることから、取付けられた複数の液体噴射ユニットの相対位置が正確に設定され、各ノズル列の相対位置が高精度の下で確保できる。
【0044】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記流路ユニットがヘッドケースに接合されて液体噴射ユニットが構成され、上記圧力発生室に圧力変動を与える圧力発生素子が縦振動モードの圧電振動子とされ、この圧電振動子が固定基板に固定され、上記ヘッドケースに設けた収容室に圧力発生室に対応させた状態で圧電振動子と固定基板が挿入され、固定基板を収容室内で固定状態にした場合には、縦振動モードの圧電振動子自体が、印加された駆動信号に対する動作応答性が良好であり、また、縦方向の駆動変位出力がえられるから、圧力発生室の液体は節度よく加圧され、ノズル列からの液体噴射が高い信頼性の下で確実になされる。このような特質を有する圧電振動子で複数の液体噴射ユニットを機能させるので、連ねられた各ノズル列からの液体噴射はいずれのノズル列においても、良好に達成される。したがって、長尺化されたノズル列の長さ全域にわたって噴射ムラが発生しても、実質的に実害のないレベルに収めることが可能となる。
【0045】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、複数の上記ヘッドケースが接続部を介して一体化され、各ヘッドケースに上記流路ユニットが接合されている場合には、液体噴射ユニットの基本的な構造部材であるヘッドケースが、上記接続部を介して複数化されているので、複数の液体噴射ユニットを一体化した状態で形成することができる。したがって、一体化された複数の液体噴射ユニットの相対位置、例えば、一方のノズル列と他方のノズル列との相対位置が正確に設定される。同時に、剛性の高い液体噴射ユニットが構成できる。
【0046】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記接続部は、各流路ユニットのノズル列が平行になるようノズル列の略中央部に配置されている場合には、上記接続部による複数の液体噴射ユニットの一体化により、各ノズル列の平行度を正確に求めることができる。また、等ピッチとされた両ノズル列のノズル開口を、一方のノズル列を他方のノズル列に対して副走査方向にずらすことが精密に行なえる。
【0047】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0048】
本発明の液体噴射ヘッドは、上述のように種々な液体を対象にして機能させることができ、図示の実施の形態においてはその代表的な事例として、インクジェット式記録装置に採用される記録ヘッドを実施の形態の対象にしている。
【0049】
本実施の形態における装置本体すなわちインクジェット式記録装置50は、通常の形式のものであり、図8に示したものと同じである。
【0050】
本発明の液体噴射ヘッドの重要な構成要素となる液体噴射ユニットすなわちインク噴射ユニットUの構造は図1に示されている。
【0051】
図1(A)(B)において、インク噴射ユニットUは、ヘッドケース14と、このヘッドケース14のユニット固着面15に接着剤等で固着される流路ユニット16とから構成されている。上記流路ユニット16は、ノズルプレート17と、流路形成板18と、振動板の形態で例示されている封止板19とが積層され接着されて構成されている。
【0052】
上記ノズルプレート17は、ステンレス板からなり、多数のノズル開口20が列設されてノズル列21を形成している。上記流路形成板18は、素材板であるシリコン単結晶板からなり、上記ノズル開口20に連通する圧力発生室22と、大気に連通(図示していない)しているダンパ用凹部27が異方性エッチングにより形成されている。23はインク供給管26に連通しているとともに容積が大きくされたインク貯留室であり、封止板19にあけたインク導入口25を通じて圧力発生室22に連通している。
【0053】
上記振動板19は、樹脂フィルムとステンレス板がラミネートされており、各圧力発生室22に対応する部分の裏面に、周囲を樹脂フィルムのみとするステンレス板の島部19Aが形成されている。また、19Bは、インク貯留室23と略同じ輪郭をした樹脂フィルムのみとしたコンプライアンス部である。
【0054】
上記ヘッドケース14は、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の射出成形品であり、ユニット固着面15にインク貯留室23にインクを導入するインク供給管26が開口されている。また、インク貯留室23に対応する部分に、インク貯留室23の形状と略一致する形状の上記ダンパ用凹部27が形成されている。
【0055】
29は圧電振動子30が固定される固定基板、31は上記固定基板29に圧電振動子30が固定されてなる圧電振動子ユニット35を収容する収容室である。上記圧電振動子30は、縦振動モードの圧電振動子30であり、駆動信号の入力により長手方向に伸縮振動して圧力発生室22に圧力変動を与えるようになっている。
【0056】
上記ダンパ用凹部27は、インク貯留室23の下側開口を封止する振動板19と流路形成板18に設けた凹形状部によって形成された空間であり、インク滴吐出時のインク貯留室23内の圧力変動を、コンプライアンス部19Bの変形によって吸収するようになっている。このコンプライアンス部19Bの変形時には、ダンパ用凹部27内の空気が空気抜き穴(図示していない)から外部に抜け、ダンパ用凹部27内の圧力上昇を防止するようになっている。
【0057】
上記構成のインク噴射ユニットUは、例えば、つぎのようにして組立てられる。すなわち、まず、ヘッドケース14のユニット固着面15に、インク供給管26や収容室31に流れ込まないよう接着剤を塗布したり、あるいは所定形状に打ち抜き形成等された接着シートを貼着し、その上に、あらかじめ接着剤等で接合されて組み立てられた流路ユニット16を載置する。ついで、40〜100℃程度の温度に加熱し、必要に応じて押圧等することにより、流路ユニット16とヘッドケース14とを固着する。
【0058】
一方、圧電振動子30が固定基板29に固定された圧電振動子ユニット35を準備し、上記圧電振動子30の先端に接着剤を塗布しておく。つぎに、流路ユニット16が下側になるよう上記ヘッドケース14を反転させ、上記圧電振動子ユニット35を収容室31に収容して接着固定する。この状態で、圧電振動子30の先端を流路ユニット16の振動板19に接着固定し、最後に固定基板29をヘッドケース14に固定することにより、インク噴射ユニットUが完成する。
【0059】
上記インク噴射ユニットUでは、駆動回路(図示せず)で発生させた駆動信号をフレキシブルケーブル32を介して圧電振動子30に入力することにより、圧電振動子30を長手方向に伸縮させる。この圧電振動子30の伸縮により、振動板19の島部19Aを振動させて圧力発生室22内の圧力を変化させ、圧力発生室22内のインクをノズル開口20からインク滴として吐出させるようになっている。
【0060】
上記のインク噴射ユニットUは、ノズル列21が1本とされたものであるが、先の図12に示したように、ノズル列21を2列の状態で配置するようにしてもよい。
【0061】
上記インク噴射ユニットUは、ヘッドホルダ33に接手部材34等を介して取付けられている。上記ヘッドホルダ33の形状は各種の機能を付与するために、多数の凹凸形状等が成形されているが、基本的には各図に示すように、板状の形態である。このヘッドホルダ33にパイプ状のインク接続部36が取付けられている。上記インク接続部36は、インク供給源からインクを導く機能を果たし、ヘッドホルダ33にインクカートリッジ1が装着されるときには、インク供給針(図4参照)となり、インクカートリッジ1の内部に突き刺される状態になる。
【0062】
上記インク接続部36の下流側にフィルタ37が配置され、インク中の不純物等を捕捉して、インク供給管26へ流下させないようになっている。
【0063】
上記ヘッドホルダ33に複数のインク噴射ユニットUを取付けて、インク噴射ユニットUの幅方向すなわち装置本体50の主走査方向に占める寸法を可及的に小さくするために、インク噴射ユニットUの外形に変形が施してある。そこで、インク噴射ユニットUの外形の一部に組合せ形状部39が形成してある。
【0064】
上記組合せ形状部39は、上記ノズル列21と略直交する方向のインク噴射ユニットUのユニット幅をインク噴射ユニットUのユニット端38に向かって小さくしたインク噴射ユニットUの外形形状とされている。そして、上記組合せ形状部39はユニット幅の方向で見て略対称とされている。したがって、インク噴射ユニットUの長手方向の端部は、いわゆる「先細り」あるいは2つの斜面で形成された「楔形」のような形状となっている。インク噴射ユニットU全体に対して「先細り」のような形状が付与してあるので、それに伴って流路ユニット16を構成するノズルプレート17,流路形成板18,封止板19も「先細り」の形状とされている。
【0065】
上記ヘッドケース14の端部には、上下方向に延びている突出部40がヘッドケース14と一体に形成されており、この部分の端面が上記のユニット端38とされている。
【0066】
インク噴射ユニットUの組立て順序は上述のとおりであるが、その組立てに際して活用されるのが基準穴である。この基準穴は、ユニット端38の近傍にあけられているもので、17Hはノズルプレート17の基準穴、18Hは流路形成板18の基準穴、19Hは封止板19の基準穴、14Hはヘッドケース14の基準穴である。基準穴17H,18H,19Hはノズルプレート17,流路形成板18,封止板19を積層体にして流路ユニット16を完成させるときに、位置決めピン(図示していない)を挿入して位置決め用として使用される。したがって、流路ユニット16の組立て精度を適正に維持し、正常なインク吐出機能を有する流路ユニット16が構成される。
【0067】
また、流路ユニット16をヘッドケース14のユニット固着面15に接合するときにも、流路ユニット16に連通した状態になっている基準穴17H,18H,19Hとヘッドケース14側の基準穴14Hを合致させて、位置決めピン(図示していない)を用いて両者の一体化が図られる。さらに、インク噴射ユニットUをヘッドホルダ33に固定するときにも基準穴14Hを利用することができる。このとき、ヘッドホルダ33側の基準穴または基準ピン(図示していない)にヘッドケース14の基準穴14Hを合致させて、複数のインク噴射ユニットU相互間の位置関係を正常に設定するときにも活用できる。上述のように、ユニット端38の近傍に配置した基準穴であるから、他の機能部分から離隔した箇所で位置決め機能が果たせ、基準穴自体が他に支障をおよぼすことがない。
【0068】
図2は、(A)が完成されたインク噴射ユニットUを上から見た(図1の上から見た)透し図である。(B)はノズルプレート17単体の平面図、(C)は流路形成板18単体の平面図、(D)は封止板19単体の平面図、(E)はヘッドケース14単体の平面図、(F)は、圧電振動子ユニット35単体の平面図である。
【0069】
図1(A)および図2(B)に示すように、ノズル列21の端部は、上記ユニット幅が小さくなり始める箇所41よりも上記ユニット端38側に寄せられた箇所21Aに位置している。したがって、組合せ形状部39を組合わせたとき、組合わされたインク噴射ユニットUの幅方向のスペースは上述のようにして縮小され、それと同時に、一方のインク噴射ユニットUのノズル列21と他方のインク噴射ユニットUのノズル列21とが、副走査方向で見て連続性のある長尺化されたノズル列となる。したがって、両インク噴射ユニットUの組合せ形状部39が組合わされてユニット幅の小さくなっている部分が対応しているのにもかかわらず、両ノズル列21に連続性が成立しないといったことが発生しないのである。
【0070】
図3は、多数のインク噴射ユニットUがヘッドホルダ33に取付けられた状態を示す平面図である。各インク噴射ユニットUは同図の上方から「千鳥配置」の状態で組合せ形状部39が組合わされている。ここでは連続関係におかれた3本のノズル列21Cからシアンのインク滴が吐出され、同じく3本のノズル列21Mからマゼンタのインク滴が吐出され、また、同様に3本のノズル列21Yからイエローのインク滴が吐出されるようになっている。
【0071】
上記のように、各インク噴射ユニットUを組合せ形状部39で組合わせると、組合わされた2つのインク噴射ユニットUによって占められるユニット幅方向の寸法は、1つのインク噴射ユニットUのユニット幅の2倍未満になる。これは、組合せ形状部39の幅がユニット端38に向かって狭くなっているためであり、インク噴射ユニットUの端部を重複させて配列しても、ノズル列21の長さを長くしつつ主走査方向の寸法が小さくされたコンパクトなインク噴射ヘッド2がえられて、印刷の高速化が実現する。
【0072】
さらに、組合せ形状部39は、ユニット端38に向かってその幅が徐々に小さくなり、組合せ形状部39はユニット幅の方向で見て略対称になっているので、インク噴射ユニットUの端部付近を隙間なく組合わせて、インク噴射ユニットUを密集させた状態で配置することができる。したがって、ヘッドホルダ33の取付け面積が小さくても、できるだけ多くのインク噴射ユニットUが取付けられ、コンパクトなインク噴射ヘッド2が構成できる。また、連続したノズル列21の本数を増加して、噴射するインクの種類を増やすことができる。さらに、上記ユニット幅が徐々に小さくなって行く度合いすなわちインク噴射ユニットU端部の外形の傾斜度合いに応じてインク噴射ユニットU端部の重複配置ができるので、上記傾斜度合いの選定でインク噴射ユニットUの密集度合いを自由に加減することができる。
【0073】
上記組合せ形状部39を組合わせて配置したインク噴射ユニットUは、装置本体50の副走査方向で見た、一方のインク噴射ユニットUのノズル列21の端部のノズル開口20と、他方のインク噴射ユニットUのノズル列21の端部のノズル開口20との間隔Tが、ノズル開口20の開口ピッチと同じ寸法とされている。したがって、連続関係とされた一方のノズル列21(21B等)と他方のノズル列21(21B等)とが、ノズル開口20の開口ピッチの間隔で実質的に1列化されているので、吐出されたインクが両ノズル列21(21C等)の連続部において異常な状態で記録媒体7に付着するようなことがない。
【0074】
図4(A)は、図3の〔4A〕−〔4A〕断面図であり、また、図4(B)は、図3の〔4B〕−〔4B〕断面図である。
【0075】
長方形のヘッドホルダ33の周囲には位置決め用外周壁部材42が形成され、その内面にインク噴射ユニットUの外壁面が接触している。したがって、インク噴射ユニットUを上記位置決め用外周壁部材42に接触させてヘッドホルダ33に取付けるとともに、組合せ形状部39の組合わせがなされることから、取付けられた複数のインク噴射ユニットUの相対位置が正確に設定され、各ノズル列21の相対位置が高精度の下で確保できる。
【0076】
さらに、ヘッドホルダ33のインク噴射ユニットUを取付ける側の面には、位置決め用凸部43がヘッドホルダ33と一体的に設けてある。この凸部43はブロックのような形状であり、インク噴射ユニットUのユニット端38が密着する基準面44とインク噴射ユニットUの横側面46が密着する基準面45が設けられている。したがって、インク噴射ユニットUを上記位置決め用凸部43に接触させてヘッドホルダ33に取付けるとともに、組合せ形状部39の合致組合わせがなされることから、取付けられた複数のインク噴射ユニットUの相対位置が正確に設定され、各ノズル列21の相対位置が高精度の下で確保できる。
【0077】
また、各インク噴射ユニットUは、位置決め用外周壁部材42と各位置決め用凸部43によって包囲された空間中に挿入された状態で、ヘッドホルダ33に取付けられている。例えば、図3の上段中央のインク噴射ユニットUは、左右の上記凸部43と上側の上記壁部材42と下側の凸部43で包囲された空間に挿入されて、正確な位置決めがなされている。また、中段中央のインク噴射ユニットUは四方が凸部43で受け止められるようになっている。したがって、インク噴射ユニットUの組みつけ精度が向上し、合わせてインク噴射ユニットUの取付けも簡単に行なえる。
【0078】
なお、図4(A)は、インク接続部36がインク供給針で構成され、ここに直接インクカートリッジ1が装着されるタイプである。
【0079】
図5は、本発明の液体噴射ヘッドの第2および第3の実施の形態を示す。
【0080】
第2の実施の形態について説明する。
【0081】
図5(A)および(B)は、隣合うノズル列21の開口ピッチPが、装置本体の副走査方向で見て一方のノズル列21の開口ピッチPに対して、他方のノズル列21の開口ピッチPがずらしてあり、開口ピッチPのずれ量がP/2とされている。それ以外は、上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0082】
副走査方向にずらされた関係にある両ノズル列21を主走査方向に複合すると、開口ピッチPが実質的に小さな開口ピッチとなる。ここで、開口ピッチPが小さくされたノズル列21において、上記のようにいわゆるハーフピッチにすれば、記録媒体7に対する単位面積当たりのインク吐出が、きわめて緻密な状態になる。他方、開口ピッチPが比較的大きくされたノズル列21において、上記のようにハーフピッチにすれば、このハーフピッチを記録解像度の整数倍にしておくことにより、インク噴射ヘッド2の主走査方向のストローク回数を低減させることができる。これらの利点は、前者は解像度の高い精緻な印刷品質の確保に有効であり、後者は印刷時間の短縮や使用電力の低減等において有用である。それ以外は、上記実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0083】
第3の実施の形態について説明する。
【0084】
図5に示したインク噴射ユニットUは、2つのシングルタイプのヘッドケース14を接続部47を介して一体化(いわゆるタンデム型)し、各ヘッドケース14に流路ユニット16が接合されている。なお、タンデム型ではなくトリプル型等にすることも可能である。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0085】
このようにインク噴射ユニットUの基本的な構造部材であるヘッドケース14が、上記接続部47を介して複数化されているので、複数のインク噴射ユニットUを高い剛性の下で一体化できる。したがって、一体化された複数のインク噴射ユニットUの相対位置、例えば、一方のノズル列21と他方のノズル列21との相対位置が正確に設定される。そして、上記接続部47を、各流路ユニット16のノズル列21が平行になるようノズル列21の略中央部に配置することにより、各ノズル列の平行度を正確に求めることができる。また、等ピッチとされた両ノズル列21のノズル開口20を、一方のノズル列21を他方のノズル列21に対して副走査方向にずらすことが精密に行なえる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0086】
図6は、本発明の液体噴射ヘッドの第4の実施の形態を示す。
【0087】
図6は、図5に示したタンデム型のインク噴射ユニットUをヘッドホルダ33に取付けた状態を示す平面図である。ここでは、ユニット端38が位置決め用外周壁部材42で受け止められているが、組合せ形状部39の組合わせ箇所において、所定の箇所同士が接触して、各ノズル列21の適正な相対位置が設定されている。
【0088】
上記所定の箇所同士の接触部分は、符号48で示されている。これは、突出部40の横側面がヘッドケース14の横側面46に接触している部分である。この接触部分48は、図6のもっとも下側のインク噴射ユニットUとその上側に組合わされているインク噴射ユニットUの接触部分48に圧接できる相互関係が付与されている。すなわち、最下位のインク噴射ユニットUの各左側の横側面46と、上側のインク噴射ユニットUの突出部40の右側の横側面が圧接できるように、組合せ形状部39の挿入間隔が設定されている。同様に、最下位のインク噴射ユニットUの突出部40の左側の横側面と、上側のインク噴射ユニットUのヘッドケース14の右側の横側面46も圧接関係におかれている。換言すると、二股状の組合せ形状部39を組合わせると、ユニット幅方向に突っ張りあう関係とされている。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0089】
したがって、定型化された組合せ形状部39とノズル列21との相対位置を設定しておくことにより、組合せ形状部39の所定箇所同士を接触させて、一方のインク噴射ユニットUのノズル列21と他方のインク噴射ユニットUのノズル列21との正しい連続関係を成立させることが簡単に実現できる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0090】
本発明の液体噴射ヘッドの第5の実施の形態は、図1に示された圧電振動子30の配置に関している。
【0091】
この実施の形態は、上記圧力発生室22に圧力変動を与える圧力発生素子が縦振動モードの圧電振動子30とされ、この圧電振動子30が固定基板29に固定され、上記ヘッドケース14に設けた収容室31に圧力発生室22に対応させた状態で圧電振動子30と固定基板29が挿入され、固定基板29を収容室31内で固定状態にしてある。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0092】
上記構成により、縦振動モードの圧電振動子30自体が、印加された駆動信号に対する動作応答性が良好であり、また、縦方向の駆動変位出力がえられるから、圧力発生室22のインクは節度よく加圧され、ノズル列21からのインク滴吐出が高い信頼性の下で確実になされる。このような特質を有する圧電振動子30で複数のインク噴射ユニットUを機能させるので、連ねられた各ノズル列21からのインク吐出はいずれのノズル列21においても、良好に達成される。したがって、長尺化されたノズル列21の長さ全域にわたって噴射ムラが発生しても、実質的に実害のないレベルに収めることが可能となる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0093】
図7は、本発明の液体噴射ヘッドの第6の実施の形態を示す。
【0094】
この実施の形態は、インク噴射ユニットUの組合せ形状部39が先細り型ではなく、段付き型とされている場合である。39Aが段部であり、ユニット幅がユニット端38に向かって小さくなっている。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0095】
上記構成により、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0096】
上述の実施の形態は、インクジェット式記録装置を対象にしたものであるが、本発明によってえられた液体噴射ヘッドは、インクジェット式記録装置用のインクだけを対象にするのではなく、グルー,マニキュア,導電性液体(液体金属)等を噴射することができる。さらに、上記実施の形態では、液体の一つであるインクを用いたインクジェット式記録装置について説明したが、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド,液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド,有機ELディスプレー,FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド,バイオチップ製造に用いられる生体有機噴射ヘッド等の液体を吐出する液体噴射ヘッド全般に適用することも可能である。
【0097】
【発明の効果】
以上のように、本発明の液体噴射ヘッドによれば、上記液体噴射ユニットの端部付近が重複した配列になっても、上記組合せ形状部のユニット幅がユニット端に向かって小さくされ、しかも上記のように略対称とされているので、組合わされた関係にある一方の液体噴射ユニットと他方の液体噴射ユニットを幅方向にできるだけ接近させて配置することが可能となる。また、上記の略対称とされた形状により、液体噴射ユニットのいずれの側の方向に対しても液体噴射ユニットを並べて組合わせて行くことが可能となる。したがって、ノズル列の長さを長くしつつ主走査方向の寸法が小さくされたコンパクトな液体噴射ヘッドがえられて、インクジェット式記録装置に適用した場合等には印刷の高速化が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の液体噴射ヘッドを示すものであり、(A)は分解斜視図、(B)は(A)の断面図である。
【図2】(A)は構成部品が組み立てられた状態の透し図であり、(B)〜(F)は部品単体の平面図である。
【図3】複数のインク噴射ユニットがヘッドホルダに組みつけられた状態を示す平面図である。
【図4】(A)は図3の〔4A〕−〔4A〕断面図、(B)は図3の〔4B〕−〔4B〕断面図である。
【図5】第2および第3の実施の形態を示す平面図である。
【図6】第4の実施の形態を示す平面図である。
【図7】第5の実施の形態を示す平面図である。
【図8】本発明が適用されるインクジェット式記録装置の斜視図である。
【図9】従来のインク噴射ヘッドを示す分解斜視図である。
【図10】図9のものの断面図である。
【図11】(A)はヘッドケースの一部を破断して示した平面図、(B)はヘッドケースをノズルプレート側から見た平面図、(C)はインク噴射ユニットを配列した状態を示す平面図である。
【図12】ノズル列が2重に配列されている場合のインク噴射ヘッドの分解斜視図である。
【図13】複数のインク噴射ユニットがヘッドホルダに組みつけられた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ
2 記録ヘッド,インク噴射ヘッド
3 キャリッジ
4 タイミングベルト
5 ステッピングモータ
6 ガイドバー
7 記録媒体
8 案内部材
9 ワイパー装置
10 キャッピング装置
11 フラッシングボックス
12 フラッシング開口部
13 廃インク貯留部
14 ヘッドケース
14H 基準穴
15 ユニット固着面
16 流路ユニット
17 ノズルプレート
17H 基準穴
18 流路形成板
18H 基準穴
19 封止板,振動板
19A 島部
19B コンプライアンス部
19H 基準穴
20 ノズル開口
21 ノズル列
21A 寄せられた箇所
21C シアンノズル列
21M マゼンタノズル列
21Y イエローノズル列
22 圧力発生室
23 インク貯留室
25 インク導入口
26 インク供給管
27 ダンパ用凹部
28 空気抜き穴
29 固定基板
30 圧電振動子
31 収容室
31A 内壁
31B 内壁
31C 内壁
31D ストッパ壁
32 フレキシブルケーブル
33 ヘッドホルダ
34 接手部材
35 圧電振動子ユニット
36 インク接続部
37 フィルタ
38 ユニット端
39 組合せ形状部
39A 段部
40 突出部
41 ユニット幅が小さくなり始める箇所
42 位置決め用外周壁部材
43 位置決め用凸部
44 基準面
45 基準面
46 横側面
47 接続部
48 接触部分
50 インクジェット式記録装置
U インク噴射ユニット
L 間隔
T 間隔
P ノズル開口ピッチ

Claims (15)

  1. ノズル開口が列設されたノズルプレートと、上記ノズル開口に連通する圧力発生室が形成された流路形成板と、上記圧力発生室の開口を塞ぐ封止板とを含む積層体から形成された流路ユニットを含んで液体噴射ユニットが構成され、上記液体噴射ユニットが液体供給源からの液体を導くヘッドホルダに取付けられている液体噴射ヘッドであって、上記液体噴射ユニットはヘッドホルダに複数取付けられ、上記液体噴射ユニットの外形の一部に、列設された上記ノズル開口のノズル列の端部近傍において、上記ノズル列と略直交する方向の液体噴射ユニットのユニット幅を液体噴射ユニットのユニット端に向かって小さくした組合せ形状部が設けられ、上記組合せ形状部はユニット幅の方向で見て略対称とされていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 少なくとも2つの液体噴射ユニットの上記組合せ形状部を組合わせた状態で、組合わされた2つの液体噴射ユニットによって占められるユニット幅方向の寸法は、1つの液体噴射ユニットのユニット幅の2倍未満である請求項1記載の液体噴射ヘッド。
  3. 少なくとも2つの液体噴射ユニットの上記組合せ形状部を組合わせて形成した組みが存在した状態で、上記ヘッドホルダに取付けられている請求項1または2記載の液体噴射ヘッド。
  4. 上記液体噴射ユニットの上記組合せ形状部を組合わせた状態で複数の液体噴射ユニットがヘッドホルダに取付けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 上記組合せ形状部は、上記ユニット幅がユニット端に向かって徐々に小さくなる斜面になっている請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 上記組合せ形状部のユニット端近傍に組立て基準穴を形成した請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 上記ノズル列の端部は、上記ユニット幅が小さくなり始める箇所よりも上記ユニット端側に寄せられた箇所に位置している請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  8. 上記組合せ形状部を組合わせて配置した液体噴射ユニットは、装置本体の副走査方向で見た一方の液体噴射ユニットのノズル列の端部のノズル開口と他方の液体噴射ユニットのノズル列の端部のノズル開口との間隔が、上記ノズル開口の開口ピッチと同じ寸法とされている請求項2〜7のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  9. 装置本体の主走査方向で見て隣合うノズル列は、一方のノズル列の開口ピッチに対して他方のノズル列の開口ピッチが副走査方向にずれるように配置されており、上記ずれ量は、開口ピッチの半分の量である請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  10. 上記組合せ形状部の所定の箇所同士が接触して各ノズル列の適正な相対位置が設定されている請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  11. 上記ヘッドホルダに液体噴射ユニットの位置決め用凸部が設けられている請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  12. 上記ヘッドホルダに液体噴射ユニットの位置決め用外周壁部材が設けられている請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  13. 上記流路ユニットがヘッドケースに接合されて液体噴射ユニットが構成され、上記圧力発生室に圧力変動を与える圧力発生素子が縦振動モードの圧電振動子とされ、この圧電振動子が固定基板に固定され、上記ヘッドケースに設けた収容室に圧力発生室に対応させた状態で圧電振動子と固定基板が挿入され、固定基板を収容室内で固定状態にした請求項1〜12のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  14. 複数の上記ヘッドケースが接続部を介して一体化され、各ヘッドケースに上記流路ユニットが接合されている請求項13記載の液体噴射ヘッド。
  15. 上記接続部は、各流路ユニットのノズル列が平行になるようノズル列の略中央部に配置されている請求項14記載の液体噴射ヘッド。
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