JP5257563B2 - 液体噴射ヘッドユニットの製造方法 - Google Patents

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本発明は、液体を噴射する液体噴射ヘッドを具備する液体噴射ヘッドユニットの製造方法に関し、特に、液体としてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドを具備するインクジェット式記録ヘッドユニットの製造方法に関する。
例えば、液体としてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドを具備するインクジェット式記録ヘッドユニット(以下、ヘッドユニットとも言う)としては、インクが充填されたインクカートリッジ等が保持されるカートリッジケースと、カートリッジケースに接着剤を介して接着されてインクカートリッジから供給されたインクをノズル開口から吐出する複数のインクジェット式記録ヘッドとを具備する(例えば、特許文献1参照)。
このようなヘッドユニットでは、カートリッジケースに複数のインクジェット式記録ヘッドを接着剤を介して接着する際に、各インクジェット式記録ヘッドの液体噴射面とは反対側を押圧部材によって押圧しながら両者を接着することで、各インクジェット式記録ヘッドの液体噴射面を揃えた状態でカートリッジケースに位置決めしている。
特開2005−186587号公報(第5〜9頁、第1、2及び5図)
しかしながら、カートリッジケースは、例えば、インクジェット式記録装置の主走査方向に移動するキャリッジなどに搭載されるため、カートリッジケースのキャリッジ等に位置決めされるヘッド基準面と、液体噴射面との距離にばらつきがあると、紙等の記録媒体からの距離にばらつきが生じ、印刷品質が低下してしまうという問題がある。
また、カートリッジケースのヘッド基準面と液体噴射面とが傾いた状態であっても、印刷品質が低下してしまうという問題がある。
特に、1つのインクジェット式記録装置に複数のヘッドユニットを搭載した場合、複数のヘッドユニット間でヘッド基準面と液体噴射面との距離及び傾きが揃っていないと、印刷品質は著しく低下してしまうという問題がある。
なお、このような問題はインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドユニットの製造方法だけではなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドの製造方法においても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑み、液体噴射面とヘッド基準面とを高精度に位置決めして、印刷品質を向上することができる液体噴射ヘッドユニットの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッド本体と該液体噴射ヘッド本体の液体噴射面とは反対側に接合されるヘッドケースとからなる複数個の液体噴射ヘッドと、これら複数個の液体噴射ヘッドの前記ヘッドケース側に接着剤を介して一体的に接合される保持部材とを具備し、前記保持部材には、当該保持部材を保持する固定部材に当接されて位置決めされるヘッド基準面が設けられた液体噴射ヘッドユニットの製造方法であって、第1の治具の第1の基準面に前記保持部材の前記ヘッド基準面を当接させて位置決めして、当該第1の治具に前記保持部材を保持させると共に、各液体噴射ヘッドを前記ヘッドケース側から前記液体噴射面側に押圧ピンによって押圧することで、第2の治具の第2の基準面に前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面を当接させて位置決めして、当該第2の治具に前記液体噴射ヘッドを保持させて、前記第1の治具と前記第2の治具とを当接させて、前記第1の基準面と前記第2の基準面との距離を規定した状態で、前記保持部材と前記液体噴射ヘッドとを接着剤を介して接着させることを特徴とする液体噴射ヘッドユニットの製造方法にある。
かかる態様では、ヘッド基準面を第1の基準面に当接させて位置決めすると共に、液体噴射面を第2の基準面に当接させて位置決めした状態で、保持部材と液体噴射ヘッドとを接着することで、ヘッド基準面と液体噴射面との位置決めを高精度に行うことができると共に、液体噴射ヘッドユニットを繰り返し製造した際に、各液体噴射ヘッドユニットの液体噴射面とヘッド基準面との距離及び傾きを均一に揃えることができる。また、液体噴射ヘッドを構成するヘッド本体や、ヘッドケース等の部材の厚さにばらつきがあっても、接着剤によって、これらのばらつきを吸収して、各液体噴射面Aとヘッド基準面Bとの位置決めを高精度に行うことができる。したがって、接着剤の厚さを調整することができ、接着剤の流出による不具合を防止できる。
ここで、前記複数のヘッド本体と前記保持部材とを接合する前に、前記複数のヘッド本体の前記液体噴射面を共通の固定板に接合すると共に、前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面を、前記固定板を介して前記第2の基準面に当接させて位置決めさせることが好ましい。これによれば、複数の液体噴射ヘッドを同時に保持部材に接着することができる。
また、前記保持部材が液体貯留部内の液体を前記液体噴射ヘッド毎に供給するカートリッジケースであると共に、該カートリッジケースの側面にはフランジ部が設けられ、該フランジ部の前記液体噴射面と同一方向の面が前記ヘッド基準面となっていることが好ましい。これによれば、カートリッジケースに液体噴射面と同一方向のヘッド基準面が設けられている場合でもカートリッジケースのヘッド基準面と液体噴射ヘッドの液体噴射面とを高精度に位置決めして、両者を接着することができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置を示す概略図である。図1に示すように、液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置Iは、液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドを有するインクジェット式記録ヘッドユニット1が複数設けられている。このインクジェット式記録ヘッドユニット1は、インク供給手段を構成するカートリッジ1A及び1Bがそれぞれ着脱可能に設けられている。このカートリッジ1A及び1Bが搭載されたインクジェット式記録ヘッドユニット1は、固定部材であるキャリッジ3に搭載されている。
インクジェット式記録ヘッドユニット1を搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。なお、インクジェット式記録ヘッドユニット1は、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。
そして、駆動モータ6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、インクジェット式記録ヘッドユニット1を搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8上を搬送されるようになっている。
ここで、本実施形態の液体噴射ヘッドユニットの一例であるインクジェット式記録ヘッドユニット1について詳細に説明する。なお、図2は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドユニットを示す分解斜視図であり、図3は、インクジェット式記録ヘッドユニットの組立斜視図であり、図4は、その要部断面図である。
図示するように、インクジェット式記録ヘッドユニット1を構成する保持部材であるカートリッジケース210は、インク供給手段であるインクカートリッジ1A又は1B(図1参照)がそれぞれ装着されるカートリッジ装着部211を有し、キャリッジ3に当接(保持)される部材である。例えば、本実施形態では、インクカートリッジは、ブラック及び3色のカラーインクが充填された別体で構成され、カートリッジケース210には、各色のインクカートリッジがそれぞれ装着される。また、カートリッジケース210の底面には、図4に示すように、一端が各カートリッジ装着部211に開口し、他端が後述するヘッドケース側に開口する複数のインク連通路212が設けられている。さらに、カートリッジ装着部211のインク連通路212の開口部分には、インクカートリッジのインク供給口に挿入されるインク供給針213が、インク内の気泡や異物を除去するためにインク連通路212に形成されたフィルタ(図示なし)を介して固定されている。
また、カートリッジケース210の側面には、フランジ部214が設けられている。そして、詳しくは後述するが、フランジ部214のヘッド本体が固定される面と同一方向の面をキャリッジ3に保持された際にキャリッジ3に当接されて位置決めされるヘッド基準面Bとした。
また、このようなカートリッジケース210の底面側には、複数のインクジェット式記録ヘッド2が固定されている。
インクジェット式記録ヘッド2は、インクカートリッジ1A,1Bのインク色毎に対応して複数設けられている。本実施形態では、1つのインクジェット式記録ヘッドユニット1に4つのインクジェット式記録ヘッド2が設けられている。
ここで、本実施形態の液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッド2について詳細に説明する。図5は、インクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図6はインクジェット式記録ヘッドの断面図である。図5及び図6に示すように、インクジェット式記録ヘッド2は、液体噴射ヘッド本体であるヘッド本体220と、ヘッド本体220の液体噴射面Aとは反対側に設けられたヘッドケース230とを具備する。
ヘッド本体220を構成する流路形成基板10は、本実施形態では、シリコン単結晶基板からなり、その一方面には二酸化シリコンからなる弾性膜50が形成されている。この流路形成基板10には、その他方面側から異方性エッチングすることにより、複数の隔壁によって区画された圧力発生室12が、幅方向に並設された列が2列形成されている。また、各列の圧力発生室12の長手方向外側には、後述するリザーバ形成基板30に設けられるリザーバ部31と連通し、各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成する連通部13が形成されている。また、連通部13は、インク供給路14を介して各圧力発生室12の長手方向一端部とそれぞれ連通されている。
また、流路形成基板10の開口面側には、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。すなわち、本実施形態では、1つのヘッド本体220にノズル開口21の並設されたノズル列21Aが2列設けられている。
本実施形態では、このノズルプレート20のノズル開口21が開口する面が、液体噴射面Aとなっている。
一方、流路形成基板10の開口面とは反対側には、弾性膜50上に、金属からなる下電極膜と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電体層と、金属からなる上電極膜とを順次積層することで形成された圧電素子300が形成されている。このような圧電素子300が形成された流路形成基板10上には、リザーバ100の少なくとも一部を構成するリザーバ部31を有するリザーバ形成基板30が接合されている。このリザーバ部31は、本実施形態では、リザーバ形成基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の幅方向に亘って形成されており、上述のように流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成している。
また、リザーバ形成基板30の圧電素子300に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有する圧電素子保持部32が設けられている。
さらに、リザーバ形成基板30上には、各圧電素子300を駆動するための駆動IC110が設けられている。この駆動IC110の各端子は、図示しないボンディングワイヤ等を介して各圧電素子300の個別電極から引き出された引き出し配線と接続されている。そして、駆動IC110の各端子には、フレキシブルプリント基板(FPC)等の外部配線111を介して外部と接続され、外部から外部配線111を介して印刷信号等の各種信号を受け取るようになっている。
また、このようなリザーバ形成基板30上には、コンプライアンス基板40が接合されている。コンプライアンス基板40のリザーバ100に対向する領域には、リザーバ100にインクを供給するためのインク導入口44が厚さ方向に貫通することで形成されている。また、コンプライアンス基板40のリザーバ100に対向する領域のインク導入口44以外の領域は、厚さ方向に薄く形成された可撓部43となっており、リザーバ100は、可撓部43により封止されている。この可撓部43により、リザーバ100内にコンプライアンスを与えている。
また、各ヘッド本体220の液体噴射面Aとは反対側の面、すなわち、コンプライアンス基板40上には、ヘッドケース230が固定されている。
ヘッドケース230は、インク導入口44に連通すると共にカートリッジケース210のインク連通路212に連通して、カートリッジケース210からのインクをインク導入口44に供給するインク供給連通路231が設けられている。このヘッドケース230には、コンプライアンス基板40の可撓部43に対向する領域に凹部232が形成され、可撓部43の撓み変形が適宜行われるようになっている。また、ヘッドケース230には、リザーバ形成基板30上に設けられた駆動IC110に対向する領域に厚さ方向に貫通した駆動IC保持部233が設けられており、外部配線111は、駆動IC保持部233を挿通して駆動IC110と接続されている。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッド2は、インクカートリッジ1A,1Bからのインクをインク連通路212及びインク供給連通路231を介してインク導入口44から取り込み、リザーバ100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、駆動IC110からの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの圧電素子300に電圧を印加し、弾性膜及び圧電素子300をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
なお、上述したヘッド本体220は、1枚のシリコンウェハ上に多数のチップを同時に形成し、ノズルプレート20及びコンプライアンス基板40を接着して一体化し、その後、図5に示すような1つのチップサイズの流路形成基板10毎に分割することによってヘッド本体220となる。
このようなインクジェット式記録ヘッド2は、カートリッジケース210の底面に4つ接着剤215を介して固定されている。本実施形態では、4つのインクジェット式記録ヘッド2は、ノズル列21Aの並び方向に所定の間隔となるように配置されている。すなわち、本実施形態の1つのインクジェット式記録ヘッド2には、ノズル列21Aが8列設けられていることになる。このように複数のインクジェット式記録ヘッド2を用いて並設されたノズル開口21からなるノズル列21Aの多列化を図ることで、1つのインクジェット式記録ヘッド2にノズル列21Aを多列形成するのに比べて歩留まりの低下を防止することができる。また、ノズル列21Aの多列化を図るために複数のインクジェット式記録ヘッド2を用いることで、1枚のシリコンウェハから形成できるヘッド本体220(インクジェット式記録ヘッド2)の取り数を増大させることができ、シリコンウェハの無駄な領域を減少させて製造コストを低減することができる。
また、このような4つのインクジェット式記録ヘッド2は、図2及び図4に示すように、複数のインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aに接合された共通の固定板250によって位置決めされて保持されている。固定板250は、複数のヘッド本体220を共通の部材に固定する際の当該共通の部材としての機能を有し、ノズル開口21を露出する露出開口部251と、露出開口部251を画成すると共にヘッド本体220の液体噴射面Aの少なくともノズル列21Aの両端部側に接合される接合部252とを具備する。
接合部252は、本実施形態では、複数のヘッド本体220に亘って液体噴射面Aの外周に沿って設けられた固定用枠部253と、隣接するヘッド本体220の間に延設されて露出開口部251を分割する固定用梁部254とで構成され、固定用枠部253及び固定用梁部254からなる接合部252が複数のヘッド本体220の液体噴射面Aに同時に接合されている。このように固定板250に複数のヘッド本体220を接合することで、ヘッド本体220の液体噴射面Aを平面上に揃えることができる。
一方、インクジェット式記録ヘッドユニット1には、図2及び図3に示すように、固定板250のインクジェット式記録ヘッド2とは反対側に、複数のインクジェット式記録ヘッド2を覆うような箱形状を有するカバーヘッド240が設けられている。このカバーヘッド240は、固定板250の露出開口部251に対応して開口部241が設けられた固定部242と、ヘッド本体220のインク滴吐出面の側面側に、固定板250の外周に亘って屈曲するように設けられた側壁部245とを具備する。
固定部242は、本実施形態では、固定板250の固定用枠部253に対応して設けられた枠部243と、固定板250の固定用梁部254に対応して設けられて開口部241を分割する梁部244とで構成されている。また、このような枠部243及び梁部244からなる固定部242は、固定板250の接合部252に接合されている。
このように、ヘッド本体220の液体噴射面Aとカバーヘッド240との間が隙間なく接合されているため、隙間に記録媒体が入り込むのを防止してカバーヘッド240の変形及び紙ジャムを防止することができる。また、カバーヘッド240の側壁部245が、複数のヘッド本体220の外周縁部を覆うことで、ヘッド本体220の側面へのインクの回り込みを確実に防止することができる。
また、固定部242には、図2及び図4に示すように、カバーヘッド240をカートリッジケース210に位置決め固定するための固定孔247が設けられた支持部246が設けられている。この支持部246は、側壁部245から液滴吐出面の面方向と同一方向に突出するように屈曲して設けられている。そして、本実施形態では、カバーヘッド240は、カートリッジケース210に固定されている。すなわち、カートリッジケース210には、液体噴射面A側に突出して、カバーヘッド240の固定孔247に挿入される突起部216が設けられており、この突起部216をカバーヘッド240の固定孔247に挿入すると共に、突起部216の先端部を加熱してかしめることで、カートリッジケース210にカバーヘッド240が固定されている。
なお、上述した例では、カバーヘッド240を固定板250のヘッド本体220とは反対側の面に接合するようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、カバーヘッド240を固定板250に接合せずに、所定の間隔となるように設けるようにしてもよく、当接するように設けるようにしてもよい。
ここで、このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッドユニット1の製造方法について詳細に説明する。なお、図7及び図8は、本発明の液体噴射ヘッドユニットの一例であるインクジェット式記録ヘッドユニットの製造方法を示す要部断面図である。
まず、図7(a)に示すように、カートリッジケース210を第1の治具400に保持させる。この第1の治具400には、カートリッジケース210のヘッド基準面Bが当接されて位置決めされる第1の基準面Cが設けられている。すなわち、第1の治具400は、第1の基準面Cにカートリッジケース210のヘッド基準面Bを当接させて位置決めした状態でカートリッジケース210を保持する。なお、ヘッド基準面Bとは、上述したようにカートリッジケース210のフランジ部214がキャリッジ3に当接する面のことである。
次に、図7(b)に示すように、インクジェット式記録ヘッド2を第2の治具410に保持させる。この第2の治具410には、インクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aが当接されて位置決めされる第2の基準面Dが設けられている。すなわち、第2の治具410は、第2の基準面Dにインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aを当接させて位置決めした状態でインクジェット式記録ヘッド2を保持する。
なお、本実施形態では、予め複数のインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aを共通の固定板250に接合してある。したがって、第2の治具410には、複数のインクジェット式記録ヘッド2が固定板250によって一体化された状態で保持されて、複数のインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aが面内方向に揃うことになる。このとき、第2の基準面Dには、固定板250の液体噴射面Aとは反対側の面が当接されて位置決めされる。このような場合であっても、実質的に第2の治具410の第2の基準面Dに複数のインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aが位置決めされていることになる。そして、第2の治具410には、複数のインクジェット式記録ヘッド2が固定板250によって一体化された状態で保持されて、複数のインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aが面内方向に揃うことになるので、各インクジェット式記録ヘッド2毎の高さのばらつきの影響は、複数のインクジェット式記録ヘッド2のヘッドケース230のカートリッジケース210側の面に現れる。この複数のインクジェット式記録ヘッド2の高さのばらつきの補正については、後で詳述する。
このような第2の治具410には、第2の基準面D側から突出する複数の規制ピン411が設けられている。この規制ピン411は、第2の基準面Dに対する先端の突出量が調整可能に設けられている。本実施形態では、規制ピン411を雄ねじとし、第2の治具410に規制ピン411を螺合させることで、先端の突出量を調整可能とした。
また、第2の治具410に保持されたインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aとは反対側、本実施形態では、ヘッドケース230上に接着剤215を塗布する。
次に、図8に示すように、第1の治具400に保持されたカートリッジケース210に、第2の治具410に保持されたインクジェット式記録ヘッド2を接着剤215を介して接着する。このとき、第2の治具410は、規制ピン411の先端が第1の治具400に当接することによって、第1の治具400の第1の基準面Cに対して、第2の治具410の第2の基準面Dは位置決めされる。これにより、第1の基準面Cに位置決めされたカートリッジケース210のヘッド基準面Bと、第2の基準面Dに位置決めされたインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aとを位置決めした状態で、カートリッジケース210とインクジェット式記録ヘッド2とを接着することができる。なお、規制ピン411は、第1の治具400から突き出して、第2の治具410に当接するようにしても同様の効果が得られる。また、規制ピン411は複数存在するが、この規制ピン411の治具への当接位置が複数の規制ピン411間で平面上に揃っている必要がある。そして、規制ピン411が第1の治具400に形成されているのであれば、第1の基準面Bと複数の規制ピン411の上記当接位置が平行な関係になり、規制ピン411が第2の治具410に形成されているのであれば、第2の基準面Dと複数の規制ピン411の上記当接位置が平行な関係になる。
すなわち、第1の治具400の第1の基準面Cと、第2の治具410の第2の基準面Dとを予め位置決めしておくことで、第1の基準面Cに当接するヘッド基準面Bと、第2の基準面Dに当接する液体噴射面Aとの位置決めを行うことができる。これにより、規制ピン411を調整するなどして、各ヘッド本体220や、ヘッドケース230の厚さにばらつきがある場合であっても、接着剤215によって、ヘッドケース230とカートリッジケース210との間に接着剤を保持することができるが、ヘッドケース230とカートリッジケース210との間に所定の間隔を開けることで、これらのばらつきをより吸収して、各液体噴射面Aとヘッド基準面Bとの位置決めを高精度に行うことができる。したがって、カートリッジケース210のヘッド基準面Bとインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aとを平行にして、インクジェット式記録ヘッドユニット1がキャリッジ3に搭載された際に、記録媒体Sに対して液体噴射面Aが傾斜することなく平行にすることができ、印刷品質を向上することができる。特に、上述したインクジェット式記録装置Iのように、複数個のインクジェット式記録ヘッドユニット1を設けた場合には、上述した製造方法によって各インクジェット式記録ヘッドユニット1を製造すれば、各インクジェット式記録ヘッドユニット1のヘッド基準面Bと液体噴射面Aとの距離を均一に保つことができ、印刷品質をさらに向上することができる。
なお、第2の治具410の規制ピン411は、突出量が調整可能に設けられているため、カートリッジケース210とインクジェット式記録ヘッド2とを接着する接着剤215の厚さを調整することができ、接着剤215がインクジェット式記録ヘッド2の圧電素子300等側に流れ出て圧電素子300の変位を阻害するのを防止することができると共に、ノズル開口21やインク供給系でのインクの流れが接着剤215によって阻害されるのを防止することができる。
ここで、本実施形態では、第2の治具410の第2の基準面Dに、複数のインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aが固定された固定板250を当接させるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、図9に示すように、第2の治具410の第2の基準面Dに各インクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aを直接当接させるようにしてもよい。また、固定板250を省略して、直接複数のインクジェット式記録ヘッド2をカバーヘッド240に接合してもよい。このような場合であっても、各インクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aとカートリッジケース210のヘッド基準面Bとの位置決めを高精度に行うことができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態1を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態1では、本実施形態では、第1の治具400によるカートリッジケース210の保持方法及び第2の治具410によるインクジェット式記録ヘッド2の保持方法につては、特に言及していないが、これらの保持方法は特に限定されず、例えば、第1の治具400及び第2の治具410がそれぞれヘッド基準面B及び液体噴射面Aを吸着保持させるようにしてもよく、また、第1の治具400及び第2の治具410がカートリッジケース210及びインクジェット式記録ヘッド2をチャック等により機械的に保持するようにしてもよい。ここで、例えば、図10に示すように、インクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aとは反対側を押圧して、インクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aを第2の治具410の第2の基準面Dに所定の圧力で当接させる押圧ピン420を設けるようにしてもよい。このように、押圧ピン420によって各インクジェット式記録ヘッド2を第2の治具410側に押圧させることで、第2の治具410にインクジェット式記録ヘッド2を保持させることで、各インクジェット式記録ヘッド2にカートリッジケース210を接着した際に、各インクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aのそれぞれが傾いてしまうのを確実に防止することができる。特に、図9に示すように、第2の治具410が複数のインクジェット式記録ヘッド2の液体噴射面Aを直接当接される場合に有効である。
また、上述した実施形態1では、撓み振動型の圧電素子300を有するインクジェット式記録ヘッド2を例示したが、これに限定されず、例えば、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型のインクジェット式記録ヘッドや発熱素子等の発熱で発生するバブルによってインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッド等、種々の構造のインクジェット式記録ヘッドを有するヘッドユニットに応用することができることは言うまでもない。
なお、液体噴射ヘッドとしてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドを有するヘッドユニットを一例として説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッドを有する液体噴射ヘッドユニットの製造方法を対象としたものである。液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等を挙げることができる。
実施形態1に係るインクジェット式記録装置の概略図である。 実施形態1に係るヘッドユニットの分解斜視図である。 実施形態1に係るヘッドユニットの組立斜視図である。 実施形態1に係るヘッドユニットの要部断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 実施形態1に係るヘッドユニットの製造方法を示す要部断面図である。 実施形態1に係るヘッドユニットの製造方法を示す要部断面図である。 実施形態1に係るヘッドユニットの他の製造方法を示す要部断面図である。 他の実施形態に係るヘッドユニットの製造方法を示す要部断面図である。
符号の説明
A 液体噴射面、 B ヘッド基準面、 C 第1の基準面、 D 第2の基準面、 I インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 1 インクジェット式記録ヘッドユニット(液体噴射ヘッドユニット)、 2 インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 3 キャリッジ、 10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 100 リザーバ、 210 カートリッジケース(保持部材)、 220 ヘッド本体、 230 ヘッドケース、 240 カバーヘッド、 250 固定板、 300 圧電素子、 400 第1の治具、 410 第2の治具、 420 押圧ピン

Claims (3)

  1. ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッド本体と該液体噴射ヘッド本体の液体噴射面とは反対側に接合されるヘッドケースとからなる複数個の液体噴射ヘッドと、これら複数個の液体噴射ヘッドの前記ヘッドケース側に接着剤を介して一体的に接合される保持部材とを具備し、
    前記保持部材には、当該保持部材を保持する固定部材に当接されて位置決めされるヘッド基準面が設けられた液体噴射ヘッドユニットの製造方法であって、
    第1の治具の第1の基準面に前記保持部材の前記ヘッド基準面を当接させて位置決めして、当該第1の治具に前記保持部材を保持させると共に、
    各液体噴射ヘッドを前記ヘッドケース側から前記液体噴射面側に押圧ピンによって押圧することで、第2の治具の第2の基準面に前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面を当接させて位置決めして、当該第2の治具に前記液体噴射ヘッドを保持させて、前記第1の治具と前記第2の治具とを当接させて、前記第1の基準面と前記第2の基準面との距離を規定した状態で、前記保持部材と前記液体噴射ヘッドとを接着剤を介して接着させることを特徴とする液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  2. 前記複数のヘッド本体と前記保持部材とを接合する前に、前記複数のヘッド本体の前記液体噴射面を共通の固定板に接合すると共に、前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面を、前記固定板を介して前記第2の基準面に当接させて位置決めさせることを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  3. 前記保持部材が液体貯留部内の液体を前記液体噴射ヘッド毎に供給するカートリッジケースであると共に、該カートリッジケースの側面にはフランジ部が設けられ、該フランジ部の前記液体噴射面と同一方向の面が前記ヘッド基準面となっていることを特徴とする請求項1又は2記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
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