JP4427879B2 - ピラーガーニッシュ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、頭部保護エアバッグ装置を搭載させた車両に配設されるピラーガーニッシュに関し、詳しくは、膨張するエアバッグの収納時を覆うエアバッグカバーの下縁に接続されるとともに、センターピラー部やリヤピラー部等の車内側を覆うようにボディに組み付けられて、収納時のエアバッグの下方に配設されるピラーガーニッシュに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、頭部保護エアバッグ装置では、特開平11−91490号公報等に記載されているように、エアバッグが、フロントピラー部からセンターピラー部を越えた後方側まで延びるように、車内側の開口における上縁側の周縁に、折り畳まれて収納されていた。
【0003】
そして、折り畳まれたエアバッグは、膨張用ガスを流入させて膨張し、ルーフヘッドライニングの下縁から構成されるエアバッグカバーを押し開いて、ルーフサイドレール部から下方へ突出し、センターピラー部では、センターピラー部の車内側に配置されたセンターピラーガーニッシュの車内側と乗員との間に配置されるように、展開していた。
【0004】
また、センターピラーガーニッシュの上方に折り畳まれたエアバッグが、膨張時にボディとボディに組み付けられたピラーガーニッシュとの間に侵入して、ピラーガーニッシュを車内側に外してしまう虞れがあることから、上記公報では、膨張時のエアバッグがピラーガーニッシュとボディとの間の隙間に侵入しないように、ボディ若しくはガーニッシュ自体に、ガーニッシュとボディとの隙間を覆って膨張時のエアバッグを車内側に案内するジャンプ台を、配設させていた。
【0005】
しかし、ジャンプ台を配設させていても、膨張時のエアバッグが、ガーニッシュ上部における車内側の上端部位と干渉して、ガーニッシュをボディから外してしまう虞れがあり、改善の余地があった。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するものであり、収納時のエアバッグの下方に配設されていても、膨張するエアバッグによるボディからの外れを防止することができるピラーガーニッシュを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るガーニッシュは、膨張するエアバッグの収納時を覆うエアバッグカバーの下縁に接続されるとともに、ピラー部の車内側を覆うようにボディに組み付けられて、収納時の前記エアバッグの下方に配設されるピラーガーニッシュであって、
該ピラーガーニッシュの上部に、膨張時の前記エアバッグの車内側への突出を案内可能な案内面を有した案内部が、配設され、
該案内部が、前記ピラーガーニッシュの車内側の上端部位より低い位置から車外側に延びる支持部と、該支持部の上面から上方に延びるカバー部と、を備え、
前記カバー部が、下部側の略上下方向に延びる縦板部と、該縦板部の上端から車外側の斜め上方に延びる傾斜部と、を備え、
前記傾斜部の車内側の面が、前記案内面を構成するとともに、
前記案内面が、車外側端を車内側端より上方に位置させるとともに、前記車内側端を前記ピラーガーニッシュの車内側の上端部位より上方に位置させ、かつ、前記案内面における車内側の方向への延長線を、前記ピラーガーニッシュの車内側の上端部位より上方に配置されるように設定させて、配設され、さらに、
前記ピラーガーニッシュ上部の車内側の部位に、ルーフヘッドライニングの下縁部から構成された前記エアバッグカバーの下端を収納可能に、前記ピラーガーニッシュの車内側の上端部位と、前記案内部の支持部と、前記案内部の縦板部と、で囲まれて上方を開口させた凹部が、配設され、
前記案内面の水平方向からの角度が、45〜60°の範囲に設定されていることを特徴とする。
【0009】
また、前記ピラーガーニッシュ上部には、ボディの取付孔における車外側周縁に係止可能な、係止片を配設させ、
前記係止片は、前記ピラーガーニッシュの車内側の上端部位より低い位置から車外側に延びる支持部と、該支持部の車外側端から上方に延びる縦軸部と、該縦軸部の上端から車外側に延びて前記取付孔を挿通する挿通部と、該挿通部の車外側端から上方に延びて、前記取付孔の車外側周縁における上縁側に当接可能な鉤部と、を設けて構成することが望ましい。
【0011】
【発明の効果】
本発明に係るピラーガーニッシュでは、膨張時のエアバッグが、案内部の案内面と干渉し、案内面上を滑って、車内側に突出することとなる。そして、エアバッグが案内面から離脱して車内側に突出しようとする際、案内面の車内側方向への延長線が、ピラーガーニッシュの車内側の上端部位より、上方に位置していることから、エアバッグがピラーガーニッシュの車内側上端部位と干渉せず、エアバッグは、ピラーガーニッシュを外すことなく、円滑に車内側に突出することとなる。
【0012】
したがって、本発明に係るピラーガーニッシュでは、収納時のエアバッグの下方に配設されていても、膨張するエアバッグによるボディからの外れを防止することができる。
【0013】
そして、ピラーガーニッシュ上部における車内側の部位に、エアバッグカバーの下端を収納する凹部を配設しておけば、エアバッグカバーの下端を凹部に収納させることができて、ピラーガーニッシュとエアバッグカバーとの見切りを良好にすることができる。
【0014】
また、ピラーガーニッシュ上部に、ボディの取付孔における車外側周縁に係止可能な、係止片を配設させておけば、係止片をボディの取付孔における車外側周縁に係止させて、ガーニッシュをボディに組み付けることができ、ボルト等を利用することなく、ガーニッシュの上部を外れることなく簡便にボディに組み付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
第1実施形態のピラーガーニッシュ7は、図1・3〜5に示すように、車両のセンターピラー部CPに配置されるセンターガーニッシュであり、ガーニッシュ7の上方には、頭部保護エアバッグ装置Mの折り畳まれたエアバッグ34が収納されている。
【0019】
実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、図1に示すように、車内側のドアや窓部の開口Wの上縁側周縁におけるフロントピラー部FPから、センターピラー部CPを経て、リヤピラー部RP付近までのルーフサイドレール部RRに、折り畳まれたエアバッグ34を長く配設させて、構成されている。そして、頭部保護エアバッグ装置Mは、エアバッグ34、インフレーター42、及び、エアバッグカバー32、を備えて構成されている。エアバッグカバー32は、実施形態の場合、フロントピラー部FPの車内側を覆うフロントピラーガーニッシュ4の下縁部4a、及び、ルーフサイドレール部RRの車内側を覆うル−フヘッドライニング5の下縁部5a、から構成されている。
【0020】
エアバッグ34は、ポリアミド・ポリエステル等の糸から袋織りにより形成されて、図1〜3・7に示すように、インフレーター42からの膨張用ガスを流入させて開口Wを覆うように展開膨張する略長方形板状の本体部35と、本体部35の上縁側に配置される複数(実施形態では六個)の取付部36と、インフレーター42からの膨張用ガスを本体部42に導くガス流入部37と、を備えて構成されている。
【0021】
各取付部36は、図1・2に示すように、表裏を貫通する取付孔36aを備えるとともに、板金製の取付ブラケット39が取り付けられて、取付ブラケット39とともに、取付孔36aを挿通する取付ボルト40を利用して、ルーフサイドレール部RRやフロントピラー部FPにおけるボディ1側のインナパネル2に取り付けられている。
【0022】
なお、各取付ブラケット39は、図2に示すように、取付部36を挟持する車内側Iの内プレート39aと車外側Oの外プレート39bとを備えて構成され、両プレート39a・39bには、ボルト40を貫通させる貫通孔39cが形成されている。ボルト40は、貫通孔39cと取付孔36aとを挿通して、インナパネル2の取付孔2aにおける車外側Oの周縁に固着されたナット2bに締結されることとなる。
【0023】
ガス流入部37は、インフレーター42に外装されて、インフレーター42ごと略円筒状の取付ブラケット43に挟持されることにより、インフレーター42に連結されている。
【0024】
インフレーター42は、図1・7に示すように、シリンダタイプとして、ガス流入部37に挿入され、さらに、ガス流入部37ごと挟持する取付ブラケット43によって保持されている。そして、インフレーター42は、取付ブラケット43をリヤピラー部RPのインナパネル2にボルト44止めすることにより、ボディ1に固定されている。
【0025】
フロトントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5の下縁部4a・5aから構成されるエアバッグカバー32は、エアバッグ34の展開膨張時に車内側Iに開く扉部32aを備えて構成されている(図2・4・5・8参照)。
【0026】
そして、第1実施形態のセンターピラーガーニッシュ7は、図3〜5に示すように、車内側Iに露出するように配置される本体部8を備え、本体部8は、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる基部8aと、車内側Iを覆うように基部8aを被覆する軟質ポリ塩化ビニルやファブリック等からなる表皮8bと、から構成されている。
【0027】
また、ガーニッシュ7の下部7bには、本体部8の下端の基部8aから車外側Oに延びて下方へ屈曲する二つの取付片15・15が形成されている。各取付片15には、センターピラー部CPのボディ1側におけるインナパネル2と当接する部位に、取付孔15aが形成されている。各取付孔15aには、取付ボルト17が挿通される。取付ボルト17は、インナパネル2の取付孔2cの内周に嵌め込まれたグロメット16に締結されるものである。そして、センターピラーガーニッシュ7は、取付片15・15のインナパネル2へのボルト17止めと、後述する係止片13のインナパネル2への係止とによって、ボディ1側のインナパネル2に取り付けられて、センターピラー部CPの車内側Iを覆っている。なお、図1・3・5に示す符号19の部材は、センターピラー部CPの下部の車内側Iを覆うロアピラーガーニッシュである。
【0028】
さらに、ピラーガーニッシュ7の上部7aには、図3〜6に示すように、展開膨張時のエアバッグ34を車内側Iに案内する案内部10・10が形成されている。案内部10は、ガーニッシュ7の上部7aにおける前縁側と後縁側とに配置されている。各案内部10は、本体部8の上端部位9より僅かに低い位置の基部8aから、略水平方向の車外側Oに板状に延びる支持部10aと、格子状の縦板リブ10b・横板リブ10cと、カバー部10dと、を備えて、本体部8の基部8aと一体的に形成されている。縦板リブ10bは、支持部10aの上面から上方に延びて、車両の前後方向に並設されるように、配置され、横板リブ10cは、縦板リブ10b相互を連結するように、略水平方向に配置されている。
【0029】
カバー部10dは、縦板・横板リブ10b・10c間の車内側端を覆うような屈曲した略平板形状として、リブ10b・10cと一体的に形成されている。そして、このカバー部10dは、下部側の略上下方向に延びる縦板部10eと、縦板部10eの上端から車外側Oの斜め上方に延びる傾斜部10fと、から構成され、傾斜部10fの車内側Iの面が、展開膨張時のエアバッグ本体部35を車内側Iに案内する案内面11を構成している。
【0030】
この案内面11は、車外側端11aを車内側端11bより上方に位置させるように、傾斜させて構成されている。そして、車内側端11bは、本体部8の車内側Iの上端部位9より、上方に位置され、かつ、案内面11における車内側Iの方向への延長線Lは、車内側上端部位9の上方に配置されるように設定されている。さらに、実施形態の場合、車外側端11aが、折り畳まれて収納されたエアバッグ34の下面34cにおける車外側Oの縁34d付近の下方に位置するように、配設されている。
【0031】
なお、実施形態の場合、案内面11の水平方向の角度α(図4参照)は、45〜60°程度に設定されている。また、案内面11の車内側端11bにおける車内側上端部位9からの高さ寸法Hは、5〜10mm程度に設定されている。
【0032】
さらに、案内部10・10のリブ10b・10cは、ピラーガーニッシュ7の本体部8自体が車外側Oに押圧された際、インナパネル2に当接して塑性変形等の変形をすることによって、その押圧するエネルギーを吸収可能に、厚さ等の寸法形状が設定されている。
【0033】
そしてまた、ピラーガーニッシュ7の上部7aにおける車内側Iの部位には、本体部8の車内側上端部位9と、案内部10の支持部10aと、案内部10の縦板部10eと、で囲まれて、上方を開口させた凹部12が形成されている。この凹部12には、エアバッグカバー扉部32aの下端32bが収納されている。
【0034】
さらに、ピラーガーニッシュ7の上部7aにおける案内部10・10間には、図5・6に示すように、ボディ1側のインナパネル2の取付孔2dにおける車外側周縁2eに係止可能な、係止片13が配設されている。係止片13は、本体部8の基部8aと一体的に形成されて、支持部13a、縦軸部13c、挿通部13d、及び、鉤部13e、を備えて構成されている。支持部13aは、本体部8の上端部位9より僅かに低い位置の基部8aから、略水平方向の車外側Oに延びている。縦軸部13cは、支持部13aの車外側端から上方に延び、挿通部13dは、縦軸部13cの上端から車外側Oに延びて取付孔2dを挿通するように、配設されている。そして、鉤部13eが、挿通部13dの車外側端から上方に延びて、取付孔2dの車外側周縁2eにおける上縁2f側に当接可能に配設されている。なお、符号13bの部材は、支持部13aの下面に配設されて、支持部13aを補強するリブである。
【0035】
第2実施形態のピラーガーニッシュ21は、図1・7〜9に示すように、リヤピラー部RPの車内側Iに配置されるリヤピラーガーニッシュであり、ガーニッシュ21の上方には、頭部保護エアバッグ装置Mの折り畳まれたエアバッグ34が収納されている。そして、第2実施形態のリヤピラーガーニッシュ21は、図7・8に示すように、車内側Iに露出するように配置される本体部22と、膨張初期のエアバッグ34に車外側Oへ押圧される押圧部29と、を備えて構成されている。
【0036】
本体部22は、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる基部22aと、基部22aの車内側Iを覆うように被覆する軟質ポリ塩化ビニルやファブリック等からなる表皮22bと、から構成されている。
【0037】
また、本体部22の後縁側と前縁側上部には、車外側Oに突出する複数(実施形態では四個)のクリップ部25が配設されている。各クリップ部25は、リヤピラー部RPのボディ1側におけるインナパネル2に設けられた図示しない係止孔に挿入係止されて、インナパネル2に取り付けられることとなる。さらに、本体部22の前縁側の下部には、取付孔26aを有した取付ボス部26が配設され、取付ボス部26は、取付孔26aを貫通してインナパネル2に締結される取付ボルト27により、インナパネル2に固定されている。そして、リヤピラーガーニッシュ21は、各クリップ部25と取付ボス部26とによって、インナパネル2に取り付けられて、リヤピラー部RPの車内側Iを覆っている。
【0038】
押圧部29は、本体部22の車内側Iの上端部位23より僅かに低い位置の基部22aから、略水平方向の車外側Oに板状に延びる支持部29aと、格子状の縦板リブ29c・横板リブ29dと、カバー部29eと、を備えて、本体部22の基部22aと一体的に形成されている。縦板リブ29cは、支持部29aの上面から上方に延びて、車両の前後方向に並設されるように、配置され、横板リブ29dは、縦板リブ29c相互を連結するように、略水平方向に配置されている。なお、支持部29aの下面側には、複数の三角板状の補強リブ29bが配設されている。
【0039】
カバー部29eは、縦板・横板リブ29c・29d間の車内側端を覆うような略板形状として、リブ29c・29dと一体的に形成されている。そして、このカバー部29eは、下部側の略上下方向に延びる縦板部29fと、縦板部29fの上端から車外側Oの上方に延びる傾斜部29gと、から構成され、傾斜部29gの車内側Iの面が、展開膨張初期時のエアバッグ本体部35によって、車外側Oに押圧される押圧面30を構成している。
【0040】
この押圧面30は、車外側端30aを車内側端30bより上方に位置させるように、略鉛直方向に大きく傾斜させて配設されている。そして、実施形態の場合、車外側端30aが、折り畳まれて収納されたエアバッグ34の車外側Oの下縁部34aより、車外側Oの上方に位置するように、配設されている。
【0041】
また、ピラーガーニッシュ21の上部21aにおける車内側Iの部位には、本体部22の車内側上端部位23と、押圧部29の支持部29aと、押圧部29の縦板部29fと、で囲まれて、上方を開口させた凹部24が形成されている。この凹部24には、エアバッグカバー扉部32aの下端32bが収納されている。
【0042】
つぎに、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mの車両への搭載について説明すると、まず、エアバッグ34を折り畳む。このエアバッグ34を折り畳む際には、非膨張状態の平らに展開した状態から、エアバッグ34の下縁34b(図1参照)側を上縁34a側に接近させるように、山折り・谷折りの折目を付けて蛇腹折りする。また、折り畳んだ後には、所定間隔で破断可能な折り崩れ防止用のテープ材38を巻き付けておく。また、折り畳んだ後には、各取付部36にそれぞれ取付ブラケット39を取り付けておく。
【0043】
ついで、ガス流入部37に、インフレーター42を挿入するとともに、ガス流入部37を挟持するように取付ブラケット43を外装させておく。
【0044】
そして、各取付部36を、取付ブラケット39とともに、ボルト40止めし、取付ブラケット43をボルト44止めすれば、エアバッグ34とインフレーター42とをインナパネル2に取り付けることができる。
【0045】
なお、このエアバッグ34の車両への搭載時、ガス流入部37の近傍におけるリヤピラーガーニッシュ21の上方に配置される部位では、図8に示すように、エアバッグ34の本体部35は、流入する膨張用ガスの上流側となる上縁34a側を、車外側Oに配置させ、下縁34b側を車内側Iに配置させるようにして(下縁34b側を車内側Iの下方に向けるようにして)、蛇腹折りの折り重ね方向を、上下方向ではなく、水平方向に接近させるように配設させている。ちなみに、他の部位では、図2・4に示すように、流入する膨張用ガスの上流側となる上縁34a側を、上方に配置させ、下縁34b側を下方に配置させるようにして(下縁34b側を車外側Oの下方に向けるようにして)、蛇腹折りの折り重ね方向を、略上下方向としている。
【0046】
その後、ルーフヘッドライニング5やフロントピラーガーニッシュ4をボディ1に取り付けるとともに、センターピラーガーニッシュ7・リヤピラーガーニッシュ21・ロアピラーガーニッシュ19をボディ1側のインナパネル2に取り付ければ、エアバッグ装置Mを車両に搭載することができる。
【0047】
ちなみに、センターピラーガーニッシュ7の取り付けは、取付孔2dを挿通させて、係止片13の鉤部13eを取付孔2dの車外側周縁2eにおける上縁2fに係止させ、各取付片15を、グロメット16を組付済みのインナパネル2に当接させ、各取付孔15aを経て、取付ボルト17をグロメット16に締結させれば、センターピラーガーニッシュ7をインナパネル2に取り付けることができる。
【0048】
また、リヤピラーガーニッシュ21の取り付けは、各クリップ部25をインナパネル2の図示しない係止孔に挿入係止させ、取付孔26aを経て取付ボルト27をインナパネル2に締結させて、取付ボス部26をインナパネル2に固定すれば、リヤピラーガーニッシュ24をインナパネル2に取り付けることができる。
【0049】
頭部保護エアバッグ装置Mの車両への搭載後、インフレーター42が作動されれば、インフレーター42から膨張用ガスが吐出され、ガス流入部37を経てエアバッグ本体部35に膨張用ガスが流入されて、エアバッグ本体部35が、展開膨張し、テープ材38を破断させるとともに、エアバッグカバー32の下縁側の扉部32aを車内側Iに押し開き、開口Wを覆うように、展開膨張することとなる。
【0050】
この時、センターピラー部CPでは、図4・5の二点鎖線に示すように、エアバッグ本体部35は、折り畳まれた状態から、エアバッグ上縁34a側が膨張し始めて、折りを解消するように、エアバッグ下縁34b側が下方へ展開することとなる。そして、エアバッグ本体部35の下方へ突出する下縁34b側の部位は、車外側端11aより車内側端11bを下方に位置させて傾斜した案内面11と干渉し、その傾斜した案内面11上を滑って離脱し、円滑に、扉部32aを押し開きつつ、車内側Iに突出することとなる。
【0051】
このエアバッグ34の車内側Iへの突出時、案内面11が、その面11の車内側方向への延長線Lを、ピラーガーニッシュ上部7aの車内側上端部位9より、上方に位置させていることから、エアバッグ34の下縁34a側は、ピラーガーニッシュ7の車内側上端部位9と干渉せず、すなわち、ピラーガーニッシュ7をインナパネル2から外すことなく、円滑に車内側Iに突出することとなる。
【0052】
したがって、第1実施形態のセンターピラーガーニッシュ7では、収納時のエアバッグ34の下方に配設されていても、膨張するエアバッグ本体部35によるインナパネル2からの外れを防止することができる。
【0053】
また、エアバッグ本体部35の展開膨張時のリヤピラー部RPでは、図8の二点鎖線に示すように、エアバッグ本体部35は、折り畳まれた状態から、エアバッグ上縁34a側が膨張し始めて、折りを解消するように、エアバッグ下縁34b側が略水平方向の車内側Iへ展開することとなる。その際、押圧部29の押圧面30が、エアバッグ上縁34a側の部位の膨張に伴う押圧力を受け、車外側Oへ押されて、ピラーガーニッシュ21が、車外側Oに押圧される。その後、エアバッグ本体部35は、車内側Iに突出して、ピラーガーニッシュ21の車内側Iの位置に展開膨張して配置されることから、車内側Iに外すような力をピラーガーニッシュ21に作用させない。
【0054】
したがって、第2実施形態のリヤピラーガーニッシュ21でも、膨張するエアバッグ34によるインナパネル2からの外れを防止することができる。
【0055】
また、第1・2実施形態のピラーガーニッシュ7・21では、上部7a・21aにおける車内側Iの部位に、エアバッグカバー32の下端32bを収納可能な凹部12・24が配設されている。そのため、この凹部12・24に、不必要に車外側Oや車内側Iに移動させることなく、エアバッグカバー32の下端32bを嵌め込んで収納させておくことができて、センターピラーガーニッシュ7やリヤピラーガーニッシュ21とエアバッグカバー32との見切りを良好にすることができる。
【0056】
さらに、第1実施形態のセンターピラーガーニッシュ7の上部7aには、ボディ1側のインナパネル2の取付孔2dにおける車外側周縁2eに係止可能な、係止片13が配設されている。そのため、係止片13の鉤部13eを取付孔2dの車外側周縁2eに係止させて、ガーニッシュ7をインナパネル2に組み付けることができ、ボルト等を利用することなく、ガーニッシュ7の上部7aを外れることなく簡便にインナパネル2に組み付けることができる。
【0057】
なお、各実施形態では、所定の案内面11を有した案内部10を、センターピラーガーニッシュ7に配設し、所定の押圧面30を備えた押圧部29を、リヤピラーガーニッシュ21に配設した場合を示したが、案内部10をリヤピラーガーニッシュ21に配設したり、押圧部29をセンターピラーガーニッシュ7に配設しても良い。さらに、フロントピラー部FPとリヤピラー部RPとの間に、上方に収納されたエアバッグを配置させた状態で複数の中間ピラー部が配設されるような場合に、それらの中間ピラー部のピラーガーニッシュに、案内部10や押圧部29を適宜配設しても良い。
【0058】
また、各実施形態では、案内部10や押圧部29を、ガーニッシュ本体部8・22の基部8a・22aと一体成形させる構成を示したが、別途、リベットやボルト等でガーニッシュ本体部に取り付けるように構成しても良い。例えば、図10に示すように、案内部10の支持部10aを、ガーニッシュ本体部8Aから延びる取付部8cに、リベット20止めして、取り付けても良い。ちなみに、このように、案内部10や押圧部29を、ガーニッシュ本体部8Aと別体とする場合には、案内部10や押圧部29を取り付けない状態のガーニッシュ本体部8Aを、エアバッグ装置を搭載しない車両のガーニッシュに、共用することができる。
【0059】
また、第2実施形態では、膨張初期のエアバッグ34に車外側Oへ押圧される押圧部29として、折り畳んだエアバッグ34の折り畳み方向と鋭角で交差する押圧面30を設けた場合を示したが、図11に示すように、押圧部29Aを、押圧面部29hと支持面部29iとを備えた断面L字形状として、折り畳んだエアバッグ34を支持面部29iで支持し、かつ、押圧面部29hの車内側Iの面を、展開膨張するエアバッグ34に車外側Oに押される押圧面30として、その押圧面30を、折り畳んだエアバッグ34の折り畳み方向と直交交差するように、配設させても良い。この図例では、折り畳んだエアバッグ34の上縁34a側が押圧面30に接近した態様を示したが、このような断面L字形の押圧部29を配設する場合には、図例の折り畳み方向を90°回転させ、エアバッグ34の折り畳み方向を押圧面30に沿う上下方向として、エアバッグ下縁34b側を支持面部29iに支持させるようにして、押圧部29Aにエアバッグ34を収納させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1・2実施形態のピラーガーニッシュが配設された車両の車内側から見た概略正面図である。
【図2】図1のII−II部位の断面図である。
【図3】図1のセンターピラー部の拡大概略正面図である。
【図4】図3のIV−IV部位の断面図である。
【図5】図3のV−V部位の断面図である。
【図6】第1実施形態のピラーガーニッシュを車外側から見た部分斜視図である。
【図7】図1のリヤピラー部の拡大概略正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII部位の断面図である。
【図9】第2実施形態のピラーガーニッシュを車外側から見た部分斜視図である。
【図10】実施形態の変形例を示すピラーガーニッシュの部分断面図である。
【図11】実施形態の押圧部の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1…ボディ、
2…インナパネル、
2d…取付孔、
2e…車内側周縁、
7…センタ−ピラーガーニッシュ、
7a・21a…上部、
9・23…車内側上端部位、
10…案内部、
11…案内面、
12・24…凹部、
13…係止片、
21…リヤピラーガーニッシュ、
29・29A…押圧部、
30…押圧面、
32…エアバッグカバー、
32b…下端、
34…エアバッグ、
CP…センターピラー部、
RP…リヤピラー部、
L…延長線、
I…車内側、
O…車外側、
M…頭部保護エアバッグ装置。
Claims (2)
- 膨張するエアバッグの収納時を覆うエアバッグカバーの下縁に接続されるとともに、ピラー部の車内側を覆うようにボディに組み付けられて、収納時の前記エアバッグの下方に配設されるピラーガーニッシュであって、
該ピラーガーニッシュの上部に、膨張時の前記エアバッグの車内側への突出を案内可能な案内面を有した案内部が、配設され、
該案内部が、前記ピラーガーニッシュの車内側の上端部位より低い位置から車外側に延びる支持部と、該支持部の上面から上方に延びるカバー部と、を備え、
前記カバー部が、下部側の略上下方向に延びる縦板部と、該縦板部の上端から車外側の斜め上方に延びる傾斜部と、を備え、
前記傾斜部の車内側の面が、前記案内面を構成するとともに、
前記案内面が、車外側端を車内側端より上方に位置させるとともに、前記車内側端を前記ピラーガーニッシュの車内側の上端部位より上方に位置させ、かつ、前記案内面における車内側の方向への延長線を、前記ピラーガーニッシュの車内側の上端部位より上方に配置されるように設定させて、配設され、さらに、
前記ピラーガーニッシュ上部の車内側の部位に、ルーフヘッドライニングの下縁部から構成された前記エアバッグカバーの下端を収納可能に、前記ピラーガーニッシュの車内側の上端部位と、前記案内部の支持部と、前記案内部の縦板部と、で囲まれて上方を開口させた凹部が、配設され、
前記案内面の水平方向からの角度が、45〜60°の範囲に設定されていることを特徴とするピラーガーニッシュ。 - 前記ピラーガーニッシュ上部に、ボディの取付孔における車外側周縁に係止可能な、係止片が配設され、
前記係止片が、前記ピラーガーニッシュの車内側の上端部位より低い位置から車外側に延びる支持部と、該支持部の車外側端から上方に延びる縦軸部と、該縦軸部の上端から車外側に延びて前記取付孔を挿通する挿通部と、該挿通部の車外側端から上方に延びて、前記取付孔の車外側周縁における上縁側に当接可能な鉤部と、を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のピラーガーニッシュ。
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