JP3561900B2 - 乗員拘束装置の配設構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の側面衝突時等に乗員を保護する乗員拘束装置の配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両が側面衝突や、ロールオーバした際に、乗員を保護する乗員拘束装置としては、車両の車室内の側面にエアバッグを展開させる頭部保護装置があげられる。
この頭部保護装置は、車両のフロントピラーからルーフサイドレールを経て、リアピラーに至る各部に配設されている。非展開時のエアバッグは、例えば図1のX−X線断面図である図7に示すように、車室内側の最内層であるルーフガーニッシュ115と、車体を構成するインナ部材103aとの間の空間に折り畳まれている。エアバッグ109は、エアバッグ109を覆うカバー110と共にインナ部材103aにボルト120で締結されている。さらに、エアバッグ109の下側には、ガイド部材121が、ルーフガーニッシュ115とセンタピラーガーニッシュ116の境界である見切り線L5とほぼ同一線上に設けられている。このガイド部材121は、エアバッグ109の展開方向を見切り線L5に向けるために設けられている。
つまり、図示しないインフレータからのガスの供給により膨張を開始したエアバッグ109は、カバー110を破り、ガイド部材121の形状に倣って展開して見切り線L5の近傍においてルーフガーニッシュ115の先端部115aに当接し、ルーフガーニッシュ115を車室内側に押す。これによりセンタピラーガーニッシュ116とルーフガーニッシュ115の間に開口が形成され、この開口からエアバッグ109が車室内に展開する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにして頭部保護装置を配設すると、エアバッグ109の急激な膨張に伴い発生する力を受けてガイド部材121が変形することがあった。また、衝突による車両自体の変形によりガイド部材121が変形することがあった。ガイド部材121が変形すると、エアバッグ109が膨張する方向と見切り線L5の位置が大きくずれてしまうことがあり、ルーフガーニッシュ115を押して開口を形成するまでの時間にばらつきが発生する可能性があった。このようなばらつきはエアバッグ109の展開完了までの時間等の展開特性をばらつかせる原因となるので好ましくない。
また、このようなばらつきを抑止するために、ガイド部材121をインナ部材103aと一体で形成したり、ガイド部材121の剛性を高めようとすると、製造工程が複雑になったり、車両重量が増加したりするという問題が発生する。
従って、本発明は、乗員拘束装置の配設構造を工夫することで、エアバッグの展開特性を常に安定させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、車両のルーフの車室側の最内層であるルーフガーニッシュと、ピラーの車室側の最内層であるピラーガーニッシュとの境界を開いてエアバッグを展開させる乗員拘束装置の配設構造において、エアバッグを位置決めして固定する治具を有し、治具は、エアバッグの膨張時の展開方向を制御するためにルーフガーニッシュ及び/又はピラーガーニッシュに向かって突出するガイド部を備え、ガイド部は、その上面の延長線が境界よりも上側にある上方位置から、境界とほぼ同一線上に並ぶ下方位置に変形可能である乗員拘束装置の配設構造であって、ピラーガーニッシュから延設された連結爪が、ガイド部に形成された開口部に上下方向に挿入されて、ガイド部とピラーガーニッシュを連結している乗員拘束装置の配設構造とした。
【0005】
乗員拘束装置の展開時に、エアバッグはガイド部に当接して、ガイド部を下方位置まで押し下げながら、ルーフガーニッシュとピラーガーニッシュの境界に向かって展開する。そして、下方位置にあるガイド部の形状に倣って展開するエアバッグは、その先端が境界の近傍においてルーフガーニッシュを車室内側に向けて押し出すように作用する。ガイド部がエアバッグの展開により、エアバッグの先端が境界の近傍にくるように変形するのでルーフガーニッシュを押し開くタイミングが安定して、エアバッグの展開特性が安定する。
【0006】
このような乗員拘束装置の配設構造は、連結爪及びガイド部を介してピラーガーニッシュと、エアバッグの位置を常に安定させることができる。つまり、エアバッグの固定位置に対するピラーガーニッシュ及びルーフガーニッシュの境界の位置を一定に保つことができるので、エアバッグの展開特性を安定させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第一の実施形態)
本発明の第一の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1の車室内の構成図に示すように、車両1は、フロア2とルーフ3を前側のフロントピラー4、中央付近のセンタピラー5、後側のリアピラー6、並びに、ルーフサイドレール28で連結させた車体構造の中に、座席7等が配置されている。
【0008】
このような車両1において、乗員拘束装置である頭部保護装置8は、図1の破線で示すように、フロントピラー4からルーフサイドレール29を通り、リアピラー6に至るように、その各部に配設されている。この頭部保護装置8の詳細について図2、図3及び図4を用いて以下に説明する。なお、図2はエアバッグが展開した状態を示す図であり、図3は頭部保護装置の構成図である。また、図4は図1のX−X線断面斜視図である。
【0009】
頭部保護装置8は、側面衝突時等に図2に示すようにフロントピラー4からリアピラー6に至るまで、側部ドアのウインドウガラスに沿ってエアバッグ9を展開させて乗員を保護する。図2に示すエアバッグ9は、展開に必要なガス量の低減及び展開完了時間の短縮化のために、ガスが供給されて膨らむ膨張部9a、9b、9cと、ガスが供給されずに膨らまない非膨張部9d、9eを有しているが、エアバッグ9の全体が膨張する構成にしても良い。
【0010】
エアバッグ9は、折り畳まれた状態で図3に示す長尺のカバー10に収容されている。このカバー10は、治具11a、11bでフロントピラー4に固定され、治具11c、11d、11eでルーフサイドレール29に固定されている。また、カバー10は、治具11gでリアピラー6に固定される。なお、本実施形態においては、治具11eが特許請求の範囲に記載のガイド部を有する治具に相当する。治具11eの構成について後に説明するので、ここでは省略する。
【0011】
さらに、このエアバッグ9にガスを供給するインフレータ12は、固定具13でリアピラー6に固定されており、ガス貯蔵型、火薬型等、公知のガス発生手段を有しており、インフレータ12から噴き出したガスは、アダプタ13からパイプ14を通り、エアバッグ9に供給される。なお、頭部保護装置8は、インフレータ12をフロントピラー4又はセンタピラー5に配設する構成にしても良いし、複数個のインフレータ12からなる構成にすることもできる。
【0012】
前記のような構成を有する頭部保護装置8において、エアバッグ9及びカバー10の配設構造について図4を用いてさらに詳細に説明する。
まず、理解を容易にするためにエアバッグ9及びカバー10が固定されるルーフ3及びルーフサイドレール29の構成について説明する。
【0013】
ルーフ3は、最外層であるアウタ部材3aと、内層であるインナ部材3b、並びに、最内層であるルーフガーニッシュ15とから構成されている。ルーフガーニッシュ15の先端部15aは、段差を有し、センタピラーガーニッシュ16の内側に入り込んでいる。なお、インナ部材3bとルーフガーニッシュ15との間にはルーフ3の剛性を保つための補強部材30が配設されている。
また、ルーフサイドレール28は、ルーフ3と各ピラー4、5、6を接合させるために設けられており、最外層であるアウタ部材29aと、内層であるインナ部材29b、及び、アウタ部材29a及びインナ部材29bの間に位置するセンタ部材29cとから構成されている。図4においては、ルーフサイドレール28の図示しない下方においてセンタピラー5のフレームに接合されている。
【0014】
ルーフ3の側面部とルーフサイドレール29の上端部は、接合部17aで溶接、ボルト締め等により接合されており、接合後の接合部17aにはモールドが配設される。また、補強部材30は、接合部17bでルーフサイドレール29のインナ部材29bに接合されている。
また、ルーフ3のインナ部材3bとルーフガーニッシュ15が形成する空間18、及び、ルーフサイドレール29のインナ部材29bとセンタピラーガーニッシュ16が形成する空間19のそれぞれには衝撃を吸収するためのエネルギ吸収材(不図示)が挿入されている。
【0015】
図4に示すようにエアバッグ9は、折り畳まれてカバー10に収容された状態で、ルーフ3のインナ部材3bとルーフガーニッシュ15が形成する空間18、及び、ルーフサイドレール29のインナ部材29bとセンタピラーガーニッシュ16が形成する空間19に配設されている。エアバッグ9及びカバー10は、治具11eを介してルーフサイドレール29のインナ部材29a及び補強部材30にボルト20等で固定されている。この治具11eは、カバー10の下側においてルーフガーニッシュ15及び/又はセンタピラーガーニッシュ16の方向、つまり、車室側に向けて突出するガイド部21を有している。
【0016】
このガイド部21の構成及び役割について、図4及び図5(a)、(b)を用いて詳細に説明する。なお、図5(a)、(b)はエアバッグの展開を段階的に示した説明図である。
図4に示すようにガイド部21は、上側面22と、上側面22の先端に連なり、車室側に向かう面である内側面23、並びに、内側面23の下端に連なる下側面24とから構成されている。下側面24は、開口部24aを有し、開口部24aにはセンタピラーガーニッシュ16から延設される連結手段である連結爪25の鉤形状の先端部分が挿入されている。そして、ガイド部21の上側面22の先端の延長線L1は、センタピラーガーニッシュ16の先端がルーフガーニッシュ15に突き当たる境界を示す見切り線L2よりも所定距離だけ上方に位置している(以下、この位置を上方位置とする)。また、このガイド部21は、金属又は樹脂から製造されており、エアバッグ9の展開時には、図4に示すような位置から、図5(a)に示すような位置(下方位置とする)まで変形することが可能である。
【0017】
ここで、本実施形態におけるガイド部21の特徴である、エアバッグ9の展開時の変形について説明する。
車両1が側面衝突等を起こし、図1及び図3に示す加速度センサ26、27が設定値以上の衝撃を検知したら、ECU(Electronic Control Unit)28がインフレータ12に起動信号を送る。
インフレータ12は起動信号を受けて、エアバッグ9にガスを供給するので、エアバッグ9は膨張を開始する。膨張するエアバッグ9は、カバー10の脆弱部(不図示)を破断させて、図5(a)に示すように空間18内に突出する。このとき、エアバッグ9は、その下側に位置するガイド部21の上側面22に当接すると共に、上側面22を図5(a)の黒矢印に示す方向に押し下げる。ガイド部21は、下側面24が連結爪25によりその動きが制限されるまで下がり、上側面22の先端の延長線L1と見切り線L2が、ほぼ同一線上に並ぶ。これにより、ガイド部21の上側面22に倣って展開するエアバッグ9の展開方向が、図5(a)の白矢印で示すようにルーフガーニッシュ15の先端部分15aの段差部に向かい、ルーフガーニッシュ15を車室内側に押し出す。なお、図5(a)における延長線L1と見切り線L2の位置関係は例示に過ぎず、延長線L1が見切り線L2より上側に位置しても良いし、延長線L1と見切り線L2が一致しても良い。
【0018】
これにより図5(b)に示すように、センタピラーガーニッシュ16とルーフガーニッシュ15の間に開口部26が形成されるので、この開口部26からエアバッグ9が車室内の下側、つまり、図5(b)の白矢印の方向に飛び出して、図2に示すように展開する。エアバッグ9が膨張し続けている間のガイド部21は、下方位置を維持している。
【0019】
このようにガイド部21をルーフガーニッシュ15とセンタピラーガーニッシュ16の接触位置である見切り線L2よりも上側である上方位置から、エアバッグ9の膨張に伴って見切り線L2の近傍の下方位置まで変形可能な構成にした。従って、ガイド部21は、エアバッグ9の展開により発生する力で変形しつつ、エアバッグ9でルーフガーニッシュ15の先端部15aに導くことができるので、ルーフガーニッシュ15を車室内側に確実に押し出すことが可能になる。さらに、ガイド部21は変形することを前提とするので、高強度の部材を用いたり、特別な固定手段を設ける必要が無く、取り付け精度も要求されないので製造工程の短縮化、材料コストの削減が図れる。なお、ガイド部21を衝撃吸収材で構成すると、さらに衝撃に対する保護特性を向上させることができる。
また、本実施形態では、センタピラーガーニッシュ16から延設された連結爪25をガイド部21に挿通させることで、センタピラーガーニッシュ16とガイド部21を連結させている。これにより、エアバッグ9の固定位置と、センタピラーガーニッシュ16の位置とが一定の間隔で固定される。センタピラーガーニッシュ16の位置が固定されると、ルーフガーニッシュ15の位置も固定されるので、見切り線L2の位置決めがなされる。従って、連結爪25によって、エアバッグ9の固定位置に対して見切り線L2が位置決めされるので、エアバッグ9の展開特性の安定性をさらに向上させることができる。
【0020】
なお、ガイド部21の変形量、つまり、ガイド部21の下方への移動量は、その材質、形状、並びに、連結爪25の形状の組み合わせにより制御することも可能である。例えば、連結爪25の先端部分が、下側ほど太くなる形状とし、下側面24の開口部24aに連結爪25を噛み込ませることでガイド部21の動きを制限させることも可能である。また、連結爪25の先端がガイド部21の上側面22に当接することでガイド部21の動きを制限させても良い。さらに、ガイド部21の開口部24aを車室方向に長軸を有する長穴とし、長軸の長さでガイド部21の移動量を制御することもできる。
【0021】
(第二の実施形態)
次に、本発明の第二の実施形態について図1及び図6を参照しながら詳細に説明する。なお、図6は図1のY−Y線断面図である。
本実施形態における頭部保護装置8の配設構造は、図6に示すように、エアバッグ9及びカバー10の下側に位置するガイド部31の動きを制限する連結爪を有してないことが特徴である。
【0022】
エアバッグ9は、折り畳まれた状態でカバー10に収容され、ルーフ3のインナ部材3bに固定されている。この固定には、治具11gが用いられており、治具11gは、カバー10の下側において、ルーフガーニッシュ15及び/又はリアピラーガーニッシュ34の方向、つまり、車室内方向に向かって突出するガイド部31を有している。このガイド部31は、エアバッグ9の非展開時、つまりガイド部31が上方位置にあるときに、上側面35の延長線L3がルーフガーニッシュ15とリアピラーガーニッシュ34の境界である見切り線L4よりも上側に位置するように配設されている。
このガイド部31は、エアバッグ9の展開時には、押し下げられて図6の仮想線で示す下方位置まで変形する。この際に、延長線L3は、見切り線L4とほぼ同一直線上に並ぶ。
【0023】
ここで、ルーフガーニッシュ15の先端部15bは、第一の実施形態の先端部15aよりも大きな段差を有している。本実施形態においてルーフガーニッシュ15の先端部15bの段差が大きいのは、エアバッグ9が展開する際に、エアバッグ9の先端を確実にルーフガーニッシュ15の先端部15bに当接させて、ルーフガーニッシュ15を車室内側に押し開くためである。また、この先端部15bの段差に当接するためにリアピラーガーニッシュ34の先端は折り返されて当接部34aが形成されている。
なお、リアピラーガーニッシュ34は、台座32を有し、台座32とルーフ3のインナ部材3b及びリアピラー6のインナ部材6bがリベット33で固定されている。
【0024】
ここで、ガイド部31の変形量は、展開時のエアバッグ9から受ける力が大きい場合は大きくなり、受ける力が小さい場合は小さくなる。これは連結手段がないためであるが、このことは衝突時に車両1が変形した際に効果を発揮する。すなわち、車両1の変形によりガイド部31とエアバッグ9の距離が離れた場合は、距離が離れた分だけ、ガイド部31がエアバッグ9の展開に伴い受ける力が小さくなるので、ガイド部31の変形量は小さくなる。一方、変形によりガイド部31とエアバッグ9の距離が接近した場合は、距離が接近した分だけ、ガイド部31がエアバッグ9の展開に伴い受ける力が大きくなるので、ガイド部31の変形量は大きくなる。どちらの場合も、車両1の変形量とガイド部31の変形量が相殺されるので、エアバッグ9を常に見切り線L4に向けて展開させることが可能になる。
【0025】
本実施形態の頭部保護装置8の配設構造によれば、ガイド部31の上側面35の延長線L3が見切り線L4よりも上方に位置するように配置され、ガイド部31が、衝突や、エアバッグ9の展開に伴い変形することで確実にエアバッグ9をルーフガーニッシュ15の先端部15bの近傍に導くことが可能になる。
また、ルーフガーニッシュ15の先端部15bの段差を大きくとることで、確実にエアバッグ9をルーフガーニッシュ15の先端部15bの近傍に導くことが可能になる。
【0026】
なお、本発明は前記の各実施の形態に限定されずに広く応用することが可能である。
例えば、前記の頭部保護装置8の配設構造をフロントピラー4に配設されるエアバッグ9及びカバー10に適用することも可能である。
また、ガイド部21、31は、頭部保護装置8を固定するための治具11e、11gと別体の部材とすることも可能である。さらに、凸形状に折り曲げられたガイド部21、31とする替わりに一枚の部材から構成しても良い。
さらに、連結手段をガイド部21、31に挿通させる替わりに、ガイド部材21、31よりも所定距離だけ下方に位置する板状の部材とし、ガイド部21、31が板状の部材に当接することで、変形が制限される構成にすることも可能である。
【0027】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る発明によれば、乗員拘束装置の作動時に、下方に変形することでエアバッグの展開方向を制御するガイド部を設けたので、エアバッグの展開特性を安定させることができる。従って、乗員の保護を確実に行うことが可能になる。
また、本発明の請求項2に係る発明によれば、連結手段を有することで、エアバッグの位置に対する境界の位置を安定させたので、エアバッグの展開特性をさらに安定させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗員拘束装置が配設される車両の車室内の構成を示す図である。
【図2】乗員拘束装置のエアバッグが展開した状態を示す図である。
【図3】乗員拘束装置の構成図である。
【図4】図1のX−X線断面図である。
【図5】(a)、(b)エアバッグの展開時の動作を説明する説明図である。
【図6】図1のY−Y線断面図である。
【図7】従来の乗員拘束装置の配設構造を示す図である。
【符号の説明】
1 車両
3 ルーフ
5 センタピラー
6 リアピラー
8 頭部保護装置 (乗員拘束装置)
9 エアバッグ
10 カバー
11e、11g 治具
15 ルーフガーニッシュ
15a、15b 先端部
16 センタピラーガーニッシュ
21、31 ガイド部
25 連結爪 (連結手段)
34 リアピラーガーニッシュ
L1、L3 延長線
L2、L4 見切り線 (境界)
Claims (1)
- 車両のルーフの車室側の最内層であるルーフガーニッシュと、ピラーの車室側の最内層であるピラーガーニッシュとの境界を開いてエアバッグを展開させる乗員拘束装置の配設構造において、
前記エアバッグを位置決めして固定する治具を有し、前記治具は、前記エアバッグの膨張時の展開方向を制御するために前記ルーフガーニッシュ及び/又はピラーガーニッシュに向かって突出するガイド部を備え、前記ガイド部は、その上面の延長線が前記境界よりも上側にある上方位置から、前記境界とほぼ同一線上に並ぶ下方位置に変形可能である乗員拘束装置の配設構造であって、
前記ピラーガーニッシュから延設された連結爪が、前記ガイド部に形成された開口部に上下方向に挿入されて、前記ガイド部と前記ピラーガーニッシュを連結していることを特徴とする乗員拘束装置の配設構造。
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