JP2008114797A - カーテンエアバッグ装置を備えた車両構造 - Google Patents

カーテンエアバッグ装置を備えた車両構造 Download PDF

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Abstract

【課題】上縁トリム材やその一部が車室内に大幅に移動したり破損するのを防止しつつ、カーテンエアバッグの膨張展開を良好に行えるようにする。
【解決手段】ウインドガラスG3の上縁部に沿って、ル−フトリムRTよりも硬質とされた上縁トリム材UTRが車体に固定されると共に、収納状態にあるカーテンエアバッグKBが配設される。上縁トリム材UTRの上面には、ウインドガラスG3の上縁部に沿って間隔をあけて複数のリブ部41が突設される。カーテンエアバッグKBは、リブ部41によって上縁トリム材UTRと対向パネル部材21との間の空間に進入するのが規制されつつ、ル−フトリムRTの車体外方側端縁部を車室内側に向けて変形させて、ウインドガラスG3の少なくとも一部を車室内側から覆うように膨張展開される。
【選択図】 図6

Description

本発明はカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造に関するものである。
車両、特に自動車においては、衝突時や横転時等の乗員保護のためにエアバッグ装置が装備されることが一般的となっている。このエアバッグの中には、カーテンエアバッグと呼ばれるように、ウインドガラスを覆うように車室内に膨張、展開されるものがある。このようなカーテンエアバッグは、前後方向に隔置された複数のサイドウインドガラスを覆うように、前後方向に長いものとされることもある。特許文献1には、カーテンエアバッグを前後方向に極めて長くして、前後方向に隔置された3つのサイドウインドガラスを全て覆うことのできるようにしたものが開示されている。
一方、ウインドガラスの上縁部に沿って上縁トリム材を配設して、この上縁トリム材の車体内方側端縁部を、ル−フパネルを車室内側から覆うル−フトリムの車体外方側端縁部に隣接させたものもある。このような上縁トリム材は、見栄え向上等のために、軟質のル−フトリムよりも硬質とされているのが一般的である。特許文献2には、カーテンエアバッグの膨張展開圧を受ける上縁トリム材をその車幅方向内方側端縁部を中心として下方へ変位させることにより、この変位によってサイドウインドガラスと上縁トリム材との間に形成される隙間を通して、カーテンエアバッグを車室内に膨張展開させるものが開示されている。
特開2004−189099号公報 特開2001−219807号公報
ところで、ウインドガラスの上縁部に沿っては配設される上縁トリム材は、ル−フトリムよりも硬質なことから、カーテンエアバッグの膨張展開時には、衝撃により車体から外れたり破損したりしないようにすることが望まれることになる。
また一方、上縁トリム材は、その上方に位置される車体の一部を構成する対向パネル部材に対して隙間を有するように配設されることも多く行われている。したがって、上縁トリム材と対向パネル部材との間の隙間にカーテンエアバッグが進入してしまう可能性も高くなって、カーテンエアバッグの良好な膨張展開性を確保する上で好ましくないものとなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、カーテンエアバッグの膨張展開時に、上縁トリム材やその一部が車室内に大幅に移動したり破損するのを防止しつつ、カーテンエアバッグの膨張展開を良好に行えるようにしたカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
ル−フパネルの車室内側にル−フトリムが配設され、
前記ル−フトリムよりも硬質とされた上縁トリム材が、ウインドガラスの上縁部に沿うようにかつ前記ル−フトリムの車体外方側端縁部に隣接するようにして車体に固定され、
収納状態にあるカーテンエアバッグが、前記上縁トリム材および前記ル−フトリムの上方において、前記ウインドガラスの上縁部に沿うように配設され、
前記上縁トリム材のうち前記収納状態にあるカーテンエアバッグ近傍部分の上面には、前記ウインドガラスの上縁部に沿って間隔をあけて複数のリブ部が突設され、
前記複数のリブ部が、前記上縁トリム材の上面と相対向して車体の一部を構成する対向パネル部材の直近にまで伸びており、
前記カーテンエアバッグは、前記リブ部によって前記上縁トリム材と対向パネル部材との間の空間に進入するのが規制されつつ、前記ル−フトリムの車体外方側端縁部を車室内側に向けて変形させて、前記ウインドガラスの少なくとも一部を車室内側から覆うように膨張展開される、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、収納状態にあるカーテンエアバッグは、上縁トリム材が車体に固定されたままの状態で、上縁トリム材よりも軟質となるル−フトリムを容易に変形させて、車室内に向けて膨張展開されることになる。また、膨張展開されようとするカーテンエアバッグが、上縁トリム材と対向パネル部材との間の隙間に進入してしまう事態が、リブ部によって確実に防止されて、カーテンエアバッグの良好な膨張展開も確保されることになる。勿論、上縁トリム材は、リブ部によって補強されることになるので、カーテンエアバッグからの膨張展開の圧力を受けても破損する等のことが防止されることになる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記上縁トリム材のうち前記ル−フトリム側の端縁部上に、前記ル−フトリムの車体外方側端縁部が支承されており、
前記ル−フトリムの車体外方側端縁部は、前記複数のリブ部によって車体外方側への移動が規制され、
前記カーテンエアバッグの膨張展開時に、前記ル−フトリムはその車体外方側端縁部が前記上縁トリム材による支承を解除されつつ下方に向けて変形される、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、リブ部によって、ル−フトリムが車体外方側へ不用意に移動してしまう事態を防止して、ル−フトリムの位置決めを行う上で好ましいものとなる。また、ル−フトリムの車体外方側端縁部が、上縁トリム材によって車室内から目視できないように覆われるので、見栄え向上の上でも好ましいものとなる。
前記複数のリブ部のうち前記ル−フトリム側となる面が、下方に向かうにつれて車体内方側に向かうように傾斜設定されている、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、カーテンエアバッグの車室内に向けての展開方向をリブ部によって制御して、所望方向にカーテンエアバッグを膨張展開させる上で好ましいものとなる。
前記複数のリブ部は、前記上縁トリム材のうち前記ル−フトリム側の端部近傍まで延設されている、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、カーテンエアバッグが、上縁トリム材の上方に極力進出しないようにする上で、また上縁トリム材に対して下方へ変位させようとする力を極力低減させる上でも好ましいものとなる。
前記複数のリブ部の下部には、前記ル−フトリムの車体外方側端縁部を係止するための凹部が形成されている、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、リブ部に形成された凹部を利用して、上縁トリム材によるル−フトリムの支承を確実に行う上で好ましいものとなる。
前記ル−フトリムの車体外方側端縁部には、前記複数のリブ部に対して嵌合される凹部が前記ウインドガラスの上縁部に沿って複数形成されている、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、ル−フトリムに形成された凹部を利用して、ル−フトリムンがウインドガラス上縁部に沿う方向に不用意に位置ずれしてしまう事態を防止しつつ、上縁トリム材によるル−フトリムの支承を確実に行う上で好ましいものとなる。また、凹部の奥行きを長くすることで、ル−フトリムの車体外方側端縁部の剛性を低下させて、カーテンエアバッグの膨張展開性を向上できる。
前記上縁トリム材の上面には、前記ウインドガラスの上縁部に沿って延びる縦壁部が形成され、
前記複数のリブ部が、前記縦壁部における車体内側面に対して一体に形成されている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、上縁トリム材の補強を縦壁部を利用してより一層効果的に行うことができる。また、複数のリブ部同士も縦壁部でもって補強されて、カーテンエアバッグが上縁トリム材の上方空間に進入してしまう事態をより確実に防止する上で好ましいものとなる。このように、縦壁部によりリブ部も補強されるため、リブ部や縦壁部を薄くでき、上縁トリム材のリブ部が設置される部分の車室内側の面にヒケが発生するのを抑制でき、見栄えも向上する。
前記縦壁部は、前記対向パネル部材の直近にまで延設されている、ようにしてある(請求項8対応)。この場合、縦壁部をも利用して、カーテンエアバッグの上縁トリム材の上方空間への進入をより一層確実に防止することができる。
前記上縁トリム材は、取付基部を介して前記対向パネル部材に固定されており、
前記縦壁部における車体外側面には、前記取付基部近傍にまで延設された別のリブ部が形成されている、
ようにしてある(請求項9対応)。この場合、カーテンエアバッグからの膨張展開の圧力を、リブ部を介して取付基部でもってしっかりと受け止めることができる。また、縦壁部、リブ部、別のリブ部により、上縁トリム材の強度を確保しつつ各リブ部や縦壁部の厚さを薄くでき、上縁トリム材の車室内側の面にヒケが発生するのを抑制でき、見栄えも向上する。
前記上縁トリム材は、取付基部を介して前記対向パネル部材に固定されており、
前記複数のリブ部は、前記取付基部の近傍から前記上縁トリム材のうち前記ル−フトリム側の端縁部近傍に渡って伸びている、
ようにしてある(請求項10対応)。この場合、各リブ部そのものを極力長くして、上縁トリム材そのものの補強をより一層十分に行いつつ、カーテンエアバッグからの膨張展開の圧力を、リブ部を介して取付基部でもってしっかりと受け止めさせることができる。
前記ウインドガラスが、車体最後部に位置される後部ピラーと前記後部ピラーの直前方に位置される前部ピラーとの間に位置されるサイドウインドガラスとされ、
前記上縁トリム材が、前記後部ピラーと前部ピラーとの間の全長に渡って車体前後方向に伸びている、
ようにしてある(請求項11対応)。この場合、カーテンエアバッグが配設されることの多いサイドウインドガラス部分に本発明を適用して、サイドウインドガラスの車幅方向内方側に位置する乗員保護の上で好ましいものとなる。
前記上縁トリム材が、前記サイドウインドガラスの後縁部に沿って配設される後縁トリム材と前記サイドウインドガラスの前縁部に沿って配設される前縁トリム材との少なくとも一方のトリム材に対して一体成形されている、ようにしてある(請求項12対応)。この場合、上縁トリム材の剛性を、他のトリム材を利用して高めることができ、また他のトリム材を利用して、上縁トリム材が車室内に向けて変位してしまう事態をより一層確実に防止する上で好ましいものとなる。
本発明によれば、カーテンエアバッグの膨張展開時に、上縁トリム材が車体から外れて車室内に変位したり破損するのを防止しつつ、カーテンエアバッグの膨張展開を良好に行える。
図1,図2において、車両Vは、前席シートSAと、前席シートSAの後方に配設された2列目シートSBと、2列目シートSBの後方に配設された3列目シートSCとを有する。前席シートSA用のサイドドアが符合SD1で示され、2列目シートSB用のサイドドアが符合SD2で示される。この車両Vは、ピラーとして、前方から後方へ順次、AピラーP1、BピラーP2、前部ピラーとしてのCピラーP3、後部ピラーとしてのDピラーP4とを有する。左右のDピラーP4の間は、バックドアBDによって開閉される後方開口10とされ、後方開口10を通して、3列目シートSC後方の荷室11に対する荷物の出し入れが行われる。
前記サイドドアSD1は、AピラーP1とBピラーP2との間の乗降用開口12を開閉するもので、上下方向に開閉駆動されるサイドウインドガラスG1を有する。また、前記サイドドアSD2は、BピラーP2とCピラーP3との間の乗降用開口13を開閉するもので、上下方向に開閉駆動されるサイドウインドガラスG2を有する。CピラーP3とDピラーP4との間には、サイドウインドガラスG3が配置されているが、このサイドウインドガラスG3は、実施形態では、固定式(はめ殺し)とされて開閉できないようにされているが、開閉式であってもよい。サイドウインドガラスG3覆われる後部サイド開口が符合14で示される。
前記3つのサイドウインドガラスG1〜G3は、例えば側方衝突時あるいはその予知時や、横転時あるいはその予知時等に作動されるカーテンエアバッグKBによって、ほぼ全体的に車室内から覆われるようになっている。このカーテンエアバッグKBは、収納状態では、上記3つのサイドウインドガラスG1〜G3の上縁部に沿ってかつその直近において車体に固定されている。すなわち、収納状態にあるカーテンエアバッグKBは、その前端部がAピラーP1に固定され、その後端部がDピラーP4に固定され、前端部から後端部との間の中間部分は、サイドウインドガラスG1〜G3の上縁部付近を前後方向に結んだ線上において車体に固定されている。このカーテンエアバッグの車体への固定は、連続式あるいは所定間隔毎等、適宜設定できる。なお、収納状態にあるカーテンエアバッグKBは、例えば、蛇腹状に折り返して折り畳まれたり、あるいはロール状に折り畳まれるが、折り畳みの手法は問わないものである。
カーテンエアバッグKBは、その膨張、展開時には、図2でハッチングを付した状態でサイドウインドガラスG1〜G3に沿うようにして車室内に展開されて、全てのサイドウインドガラスG1〜G3を車室内側から覆うようにされている。そして、膨張、展開時には、カーテンエアバッグKBの下端が、ベルトラインよりも若干下方に位置するように(各サイドウインドガラスG1〜G3の下縁部よりも若干下方に位置するように)その大きさが設定されている。カーテンエアバッグKBのうち、図2においてハッチングが施されていない部分は、部分的にガス圧が供給されない非膨張部1であって、実質的に車幅方向には膨張しない薄い状態とされている。なお、このような非膨張部1の形成位置は、各シートSA〜SCに着座される乗員の頭部位置からかなり離れた位置に設定される。このような非膨張部1を設けておくことによりカーテンエアバッグKBの膨張、展開を早期に行う上で好ましいものとなるが、非膨張部1を設けないように設定することもできる。なお、実施形態では、カーテンエアバッグKBの前端(の下端部)とAピラーP1の前端近傍とをテザー(ひも状部材)によって連結してあるが、カーテンエアバッグKBの前端を、AピラーP1の前端部中間部あたりで車体に固定させることもできる。
図1、図2において、IRは、車体に固定されたインフレータであり、収納状態にあるカーテンエアバッグKBに対して膨張、展開用のガス圧を供給するものとなっている。インフレータIRが起爆されることによって発生されたガス圧は、図示を略す供給系路を介して収納状態にあるカーテンエアバッグKBに供給される。なお、実施形態では、インフレータIRは、DピラーP4内に配設してあるが、別の位置に配設することもでき、1つのカーテンエアバッグKBに対して複数のインフレータIRを設けるようにしてもよい。このようなカーテンエアバッグKBとインフレータIRとによって、カーテンエアバッグ装置が構成される。
前述した各ピラーP1〜P4は、それぞれピラートリムによって車室内側から覆われており、CピラーP3のピラートリムつまり前部ピラートリムが符合PT3で示され、DピラーP4のピラートリムつまり後部ピラートリムが符合PT4で示される(図3〜図5をも参照)。また、ル−フパネルRP(特に図6参照)の車室側は、ル−フトリムRTによって覆われている(図1、図2ではル−フトリムは図示略)。ル−フトリムRTは、弾性体等の軟質材、例えば発砲ウレタン等の表面を布で覆ったもの等によって形成されていて、手指で押圧した程度の外力でもって比較的容易に変形し得るものとされている。
前部ピラートリムPT3および後部ピラートリムPT4等の各ピラートリムは、それぞれ硬質の合成樹脂、例えばポリプロピレンで構成することができ、特に、低温(例えば−20度C)以下でも破損しにくいTPO(サーモ・プラスチックオレフィン)で一部を構成したポリプロピレンによって形成されていて、手指で押圧した程度の外力では容易には変形しにくいものとされている。
もっとも後方にサイドウインドガラスG3に着目すると、その上縁部に沿って、前後方向に伸びる上縁トリム材UTRが配設されている。この上縁トリム材UTRは、前述の前部ピラートリムPT3と後部ピラートリムPT4と一体成形されている。すなわち、特に図5に示すように、サイドウインドガラスG3は、その上縁部以外に、前縁部には前縁トリム材FTRが配設され、後縁部には後縁トリム材BTRが配設され、下縁部には下縁トリム材LTRが配設されているが、これらの各トリム材UTR、FTR、RTR、LTRは、前部ピラーPT3、後部ピラーPT4と共に一体成形され、この一体成形品となる大型部材である上側トリム部材が符合U1で示される(図5,図7参照)。また、車室内のうち、サイドウインドガラスG3の下方部分は、下側トリム部材U2によって覆われている。そして、上側トリム部材U1の下端部上に、下側トリム部材U2の上端部を重ねた状態でもって、各トリム部材U1、U2が車体に固定されている。なお、図5において、上側トリム部材U1の車体への固定具による固定部位が符合5でもって示されるが、後述するように、各トリム材UTR〜LTR、特に上縁トリム材UTRについては、別途固定具によって車体に固定されている。
図6に示すように、サイドウインドガラスG3の上方つまりル−フパネルRPの車幅方向外側端部には、前後方向に伸びるル−フサイドレール20が構成されている。このル−フサイドレール20は、対向パネル部材となるインナパネル21とアウタパネル22とレインフォースメント23とによって閉断面状に形成されて、強度部材として機能するように設定されている。このル−フサイドレール20は、その下端部において、下方に短く伸びる接合フランジ部24を有して、この接合フランジ部24に対して、サイドウインドガラスG3の上縁部が接着材25によって固定されている。
図6に示すように、ル−フサイドレール20のインナパネル21は、車幅方向において、サイドウインドガラスG3付近では略水平に伸びていて、途中から車幅方向内方側に向かうにつれて上方に位置するように傾斜されている。このようなインナパネル21のうち、上縁トリム材UTRの上方延長軌跡上に位置される部分が、対向パネル部21aとして示されている。また、車幅方向において、前述の上縁トリム材UTRも略水平に伸びていて、この上縁トリム材UTRの上面が、上記対向パネル部21aに対して上下方向に間隔をあけた状態で相対向している。また、前述のル−フトリムRTは、実施形態では車体外方側となる車幅方向外方側端縁部が、サイドウインドガラスG3とは間隔を有するようにされて、このサイドウインドガラスG3とル−フトリムRTとの間に、上縁トリム材UTRが位置するような配置関係となっている。そして、ル−フトリムRTの車幅方向端縁部は、後述するように、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端縁部上に載置、支承されている。
図6,図9に示すように、上縁トリム材UTRは、取付基部としての取付部材30を介して、対向パネル部21aに固定されている。この取付部材30部分の詳細について説明すると、まず、取付部材30は、例えば合成樹脂によって閉断面構造に形成されて、実施形態では、上縁トリム材UTRおよびインナパネル21とは別体に形成されている。この取付部材30は、上縁トリム材UTRに対してはその上面に着座された状態でクリップ等の第1固定具31によって固定される一方、対向パネル部21aに対してはその下面に着座された状態でクリップ等の第2固定具32によって固定されている。なお、実施形態では、取付部材30は、硬質の合成樹脂によって十分な強度を有するように形成されて、全体的に上縁トリム材UTRよりも剛性の優れた部材となっている。このような取付部材30の高さ分だけ、上縁トリム材UTRが対向パネル部21aの下方に位置されて、上縁トリム材UTRと対向パネル部21aとの間に空間(隙間)Sが形成されることになる。なお、取付部材30は、上縁トリム材UTRの車幅方向略中間部で、かつ前後方向略中間部に位置されている。
上縁トリム材UTRおよびル−フトリムRTの上方には、収納状態にあるカーテンエアバッグKBが位置されている。実施形態では、前述のインナパネル21のうち上方に傾斜して伸びる部分に対して、ブラケット35を介して収納状態のカーテンエアバッグKBが固定されている。
実施形態では、収納状態にあるカーテンエアバッグKBにインフレータIRからのガス圧が導入された直後は、カーテンエアバッグKBの展開指向方向は、下方でかつ車幅方向外方側(サイドウインドガラスG3側)に向かうように設定されている。換言すれば、カーテンエアバッグKBは、上縁トリム材UTRのうち、少なくとも車幅方向内方側端縁部に対して下方および車幅方向外方側への圧力を加える作用を行うものとなっている。
次に、上縁トリム材UTRに形成されるリブ部や縦壁部に関して説明する。まず、上縁トリム材UTRの上面には、縦壁部40,第1リブ部41,第2リブ部42が突出形成されている(一体成形)。縦壁部40は、上縁トリム材UTRの長手方向つまり前後方向に伸びていて、上縁トリム材UTRの前後方向ほぼ全長に渡って伸びている(図9参照)。そして、縦壁部40は、取付部材30よりも車幅方向内方側に位置されると共に、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端縁部の近くに位置するように位置設定されている。さらに、縦壁部40は、その上端が、インナパネル21(の対向パネル部21a)直近でインナパネル21とは接触しないようにわずかの隙間(例えば5mm〜10mm程度)を有する高さに設定されている。
前記第1リブ部41は、車幅方向に伸びて、その車幅方向外側端が、縦壁部40のうち車幅方向内方側となる内側面40aに一体に連なっている。この第1リブ部41は、その車幅方向内方側面が、下方に向かうにつれ徐々に車幅方向内方側に位置するように傾斜設定されて、前後方向から見たときに略三角形状となるように形成されている。そして、第1リブ部41の上端位置は、縦壁部40の上端位置とほぼ同じ位置に設定されている。また、第1リブ部41のうち、もっとも車幅方向内方側位置にあるその下端位置は、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端面よりも若干車幅方向外方側に位置するように設定されて、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端縁部上に、ル−フトリムRTの車幅方向外方側端縁部を載置できるスペースが確保されるようになっている。このような第1リブ部41は、サイドウインドガラスG3の上縁部に沿って、つまり前後方向に沿って、略等間隔に複数形成されている。なお、各第1リブ部41の間隔は、後述するように、膨張展開されるカーテンエアバッグKBが各第1リブ部41の間に大きく進入してしまうのを阻止できる大きさとされ、例えば、10mm〜30mm程度の範囲に設定することができる。
前記第2リブ部42は、車幅方向に伸びて、その車幅方向内方側端が、縦壁部40のうち車幅方向外方側となる外側面40bに一体に連なっている。この第2リブ部42の上端位置は、車幅方向内方側においては縦壁部40の上端位置とほぼ同じかやや低くされているが、車幅方向外方側に向かうにつれて、徐々に下方に位置するようにわずかに傾斜設定されている(インナパネル21にほぼ沿うような設定で、インナパネル21とは接触しないように設定されている)。このような第2リブ部42の車幅方向外方側端は、前述した取付部材30の車幅方向内方側面の直近にまで伸びている。そして、第2リブ部42は、第1リブ部41の車幅方向延長線上に位置するように位置設定されて、その数は、第1リブ部41の数と同じに設定されている。
前述した縦壁部40,第1リブ部41,第2リブ部42はそれぞれ、その厚さが、上縁トリム材UTRの厚さと同じか薄く設定されている(例えば1/2〜2/3程度の厚さ)。これにより、上縁トリム材UTRを、縦壁部40,第1リブ部41,第2リブ部42を含めて一体成形する際に、いわゆる「ヒケ」を生じることが防止されて、車室内側からの見栄え向上となる。なお、図7では、縦壁部40,第1リブ部41,第2リブ部42はその配設位置のみが一点鎖線でもって簡略化して示され、同様に取付部材30もその配設位置のみが一点鎖線でもって簡略的に示されている。
図8には、ル−フトリムTRの車幅方向外方側端縁部が、上縁トリム材UTRに支承されている状態が示される。この図8から明らかなように、ル−フトリムRTの車幅方向外方側端縁部には、前後方向に間隔をあけて複数の凹部51が形成されている。この凹部51の開口幅は、第1リブ部41の厚さと同じか若干大きい程度に設定され、また凹部51の間隔(ピッチ)は、第1リブ部41の間隔(ピッチ)と同じになるように設定されている。これにより、凹部51内に第1リブ部41を嵌合させた状態で、ル−フトリムRT(の車幅方向外方側端縁部)が、上縁トリム材UTR上に載置、支承される。
次に、以上のような構成の作用について説明する。まず、上側トリム部材U1の車体への取付に際しては、例えば、あらかじめ取付部材30が第2固定具32によってインナパネル21に固定されている状態で、かつル−フトリムRTが配設された状態で行われる。この状態で、上側トリム部材U1を、車室内側からサイドウインドガラスG3に接近させる方向に移動させて、例えば図6矢印αで示すように、車幅方向外方側に向かうにつれて徐々に上方に位置するように移動させて行わなえばよい。このような移動によって、ル−フトリムRTが自動的に上縁トリム材UTR上に載置、支承される状態が確保され、上縁トリム材UTRが取付部材30に対して所定の取付位置となった状態で、第1固定具31によって上縁トリム材UTRを取付部材30に固定すればよい。
上側トリム部材U1の取付が完了した後の通常時においては、ル−フトリムRTは、第1リブ部41に対して凹部51を利用して凹凸嵌合された状態(図8の状態)とされて、上縁トリム材UTRにしっかりと支承され(支承面積が大)、上縁トリム材UTRから不用意に脱落してしまう事態が防止されることになる。また、凹部51を利用した凹凸嵌合によって、ル−フトリムRTが、上縁トリム材UTRに対して、前後方向に不用意に動いてしまう事態(位置ずれ)も確実に防止されることになる。さらに、上縁トリム材UTRの縦壁部40、各リブ部41,42は、それぞれインナパネル21に対しては、当接することなく離間されているので、走行中に縦壁部40や各リブ部41,42がインナパネル21に当接されてしまう事態が防止されて、この接触(当接)による異音(騒音)発生という問題も生じないことになる。さらに又、縦壁部40、各リブ部41,42は、上縁トリム材UTRの厚さと同じか薄く形成されているので、上縁トリム材UTRの下面に「ヒケ」を生じることもなく、車室内側からも見栄え向上の上で好ましいものとなる。
例えば側方衝突や横転が検出あるいは予知されたとき、引例IRが起爆されてガス圧が発生され、ガス圧を受けた収納状態にあるカーテンエアバッグKBが膨張展開される。カーテンエアバッグは、上縁トリム材UTRとル−フトリムRTとの境界部位を通して、ル−フトリムUR(の車幅方向外方側端縁部)を下方に変位させつつ、車室内に膨張展開されることになる(図6一点鎖線参照)。そして、膨張展開が完了された状態では、図2の状態とされて、サイドウインドガラスG1〜G3を車室内側から全体的に覆うことになる。
膨張展開されるカーテンエアバッグKBは、膨張展開の初期時には、下方のみならず少なからず車幅方向外方側に向かうように指向されるため、第1リブ部41に当接されることになる。そして、第1リブ部41の傾斜面による案内作用によって、カーテンエアバッグKBは下方、より具体的にはル−フトリムRTの車幅方向外方側端縁部に向かう方向へと膨張展開されることになる。そして、上縁トリム材UTRは、対向パネル部21aに固定された状態が維持されて、上縁トリム材UTRが車室内に向けて変位したり破損することが防止される。なお、上縁トリム材UTRは、前後縁の各トリム材FTR、RTRに一体成形されていることから、車室内に向けての変位がより一層規制されることになる。
第1リブ部41や、その間を連結している縦壁部40によって、カーテンエアバッグKBが、上縁トリム材UTRとインナパネル21(の対向パネル部21a)との間の空間Sに進入してしまう事態が確実に防止されて、カーテンエアバッグKBの良好な展開性が確保されることになる。
カーテンエアバッグKBからの膨張展開圧を受ける上縁トリム材UTRは、縦壁部40や各リブ部41,42による補強作用によってその破損が防止されて、上縁トリム材UTRの破片が車室内に飛散してしまうというような事態も防止されることになる。さらに、膨張展開されるカーテンエアバッグKBによって、上縁トリム材UTRは、車幅方向外方側に向かうような外力を受けるが、この車幅方向外方側へ向けての外力は、縦壁部40や各リブ部41,42を介して、取付部材30によって受け止められることになる。固定具31,32による固定方向が上下方向であるので、カーテンエアバッグKBからの車幅方向外方側に向かう外力に対しては、固定具31,32による固定作用がしっかりと維持されるものとなる。
図10、図11は、本発明の第2の実施形態を示すもので、前記実施形態と同一構成要素には同一符合を付してその重複した説明は省略する(このことは、以下の第3の実施形態以下についても同じ)。本実施形態では、第1リブ部41に相当する第1リブ部41Aの下端位置を、前記実施形態の場合よりも車幅方向内方側に位置させてあり、より具体的には、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端面と略一致する位置としてある。そして、第1リブ部41Aの下端部には、ル−フトリムRTの車幅方向外方側端縁部が嵌合(挿入)可能な高さの凹部52を形成してある。これにより、第1リブ部41による補強作用を車幅方向内方側にまでより十分に行えるようにしつつ、上縁トリム材UTRによるル−フトリムRTの支承をも確実に行えるようにしてある。なお、図10,図11の実施形態では、ル−フトリムRTにも凹部51を形成して、この凹部51に第1リブ部41の一部を嵌合させるようにしてあるが(ル−フトリムRTの前後方向の位置ずれ防止)、第1リブ部41に形成される凹部52を、縦壁部40に達するように深く形成した場合は、ル−フトリムRTに凹部51を形成する必要がなくなる。
図12は、本発明の第3の実施形態を示すもので、第1の実施形態の場合に比して、縦壁部40を廃止して、第1リブ部41と第2リブ部42とが車幅方向において直接連なるような形状のリブ部43を構成したものである。
図13は、図12の変形例となるのので、リブ部43のうち、車幅方向内方側の下端部に、図10,図11に示すのと同様な凹部52を形成したものである。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような場合をも含むものである。膨張展開されたカーテンエアバッグKBによってウインドガラスを全体的に覆う場合に限らず、ウインドガラスの少なくとも一部を覆うものであってもよい。車両としては、バックドアを有しない車両であってもよい。本発明の適用対象となるウインドガラスとしては、1列目のサイドウインドガラスG1(特に2列目以降の後席シートが無い場合)や2列目のサイドウインドガラスG2用であってもよく(特に3列目シートが無い場合)、さらにはバックウインドガラスやフロントウインドガラスであってもよい。バックドアBDに設けられるバックウインドガラスを対象とする場合は、上縁トリム材UTRやカーテンエアバッグKBは、バックドアBDに直接装備してもよく、あるいはバックドアBDによって開閉される車体側の開口部(の上縁部)に装備するようにしてもよい。なお、フロントウインドガラスの上縁部に上縁トリム材UTRやカーテンエアバッグKBを設ける場合は、対向パネル部材は、ル−フパネルの前縁部を構成するフロントヘッダ(のインナパネル)とされる。また、リアウインドガラスの上縁部に上縁トリム材UTRやカーテンエアバッグKBを設ける場合は、対向パネル部材は、ル−フパネルの後縁部を構成するリアヘッダ(のインナパネル)とされる。
取付基部としての取付部材30は、上縁トリム材UTRの長手方向に間隔をあけて複数個用いてもよい。取付部材30は、上縁トリム材UTRと一体成形してもよく、インナパネル21と一体成形したものであってもよい(インナパネル21の一部を部分的に下方へ膨出成形する)。第2リブ部42を有しないものであってもよく、あるいは縦壁部40および第2リブ部42をそれぞれ有しないものであってもよい。
上縁トリム材UTRは、他のトリム材FTR、RTRあるいはLTR等とは別体に形成されたものであってよく、上縁トリム材UTR単体での構成であってもよい。また、上縁トリム材UTRは、例えば、前縁トリム材FTRのみと一体成形された場合、後縁トリム材RTRのみと一体成形された場合、前縁トリム材FTRおよび後縁トリム材RTRと一体成形された場合(下縁トリム材LTRとは別体)であってもよい。カーテンエアバッグKBは、分割された複数のものであってもよい(例えばサイドウインドガラス用の場合に、前後方向に分割)。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
収納状態にあるカーテンエアバッグを車室内側から見た簡略側面断面図。 カーテンエアバッグを車室内に膨張、展開させたときの状態を示すもので、図1に対応した図。 本発明が適用された最後方のサイドウインドガラス部分を車室内側から見た要部斜視図。 本発明が適用された最後方のサイドウインドガラス部分を車室内側から見たときの全体斜視図。 上縁トリム材を有する上側トリム部材を車室内側から見た側面図。 図3のX6〜X6線相当断面図。 上縁トリム材を有する上側トリム部材の全体斜視図。 上縁トリム材とル−フトリムとの境界部位を示す一部断面斜視図。 上縁トリム材に形成された第1リブ部等を車幅方向内方側から見た図。 本発明の第2の実施形態を示す要部拡大断面図。 図10の分解斜視図。 本発明の第3の実施形態を示す要部斜視図。 本発明の第4の実施形態を示す要部斜視図。
符号の説明
V:車両
G3:サイドウインドガラス(ウインドガラス)
P3:Cピラー(前部ピラー)
P4:Dピラー(後部ピラー)
KB:カーテンエアバッグ
IR:インフレータ
RT:ル−フトリム
UTR:上縁トリム材
FTR:前縁トリム材
RTR:後縁トリム材
U1:上側トリム部材
20:ル−フサイドレール
21:インナパネル(対向パネル部材)
21a:対向パネル部
30:取付部材(取付基部)
40:縦壁部
41:第1リブ部(リブ部)
41A:第1リブ部
42:第2リブ部
43:リブ部(第1リブ部+第2リブ部)
51:第1凹部(ル−フトリムに形成)
52:第2凹部(第1リブ部に形成)

Claims (12)

  1. ル−フパネルの車室内側にル−フトリムが配設され、
    前記ル−フトリムよりも硬質とされた上縁トリム材が、ウインドガラスの上縁部に沿うようにかつ前記ル−フトリムの車体外方側端縁部に隣接するようにして車体に固定され、
    収納状態にあるカーテンエアバッグが、前記上縁トリム材および前記ル−フトリムの上方において、前記ウインドガラスの上縁部に沿うように配設され、
    前記上縁トリム材のうち前記収納状態にあるカーテンエアバッグ近傍部分の上面には、前記ウインドガラスの上縁部に沿って間隔をあけて複数のリブ部が突設され、
    前記複数のリブ部が、前記上縁トリム材の上面と相対向して車体の一部を構成する対向パネル部材の直近にまで伸びており、
    前記カーテンエアバッグは、前記リブ部によって前記上縁トリム材と対向パネル部材との間の空間に進入するのが規制されつつ、前記ル−フトリムの車体外方側端縁部を車室内側に向けて変形させて、前記ウインドガラスの少なくとも一部を車室内側から覆うように膨張展開される、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  2. 請求項1において、
    前記上縁トリム材のうち前記ル−フトリム側の端縁部上に、前記ル−フトリムの車体外方側端縁部が支承されており、
    前記ル−フトリムの車体外方側端縁部は、前記複数のリブ部によって車体外方側への移動が規制され、
    前記カーテンエアバッグの膨張展開時に、前記ル−フトリムはその車体外方側端縁部が前記上縁トリム材による支承を解除されつつ下方に向けて変形される、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記複数のリブ部のうち前記ル−フトリム側となる面が、下方に向かうにつれて車体内方側に向かうように傾斜設定されている、ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記複数のリブ部は、前記上縁トリム材のうち前記ル−フトリム側の端部近傍まで延設されている、カーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記複数のリブ部の下部には、前記ル−フトリムの車体外方側端縁部を係止するための凹部が形成されている、ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  6. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記ル−フトリムの車体外方側端縁部には、前記複数のリブ部に対して嵌合される凹部が前記ウインドガラスの上縁部に沿って複数形成されている、ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  7. 請求項1において、
    前記上縁トリム材の上面には、前記ウインドガラスの上縁部に沿って延びる縦壁部が形成され、
    前記複数のリブ部が、前記縦壁部における車体内側面に対して一体に形成されている、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  8. 請求項7において、
    前記縦壁部は、前記対向パネル部材の直近にまで延設されている、ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  9. 請求項7または請求項8において、
    前記上縁トリム材は、取付基部を介して前記対向パネル部材に固定されており、
    前記縦壁部における車体外側面には、前記取付基部近傍にまで延設された別のリブ部が形成されている、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  10. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記上縁トリム材は、取付基部を介して前記対向パネル部材に固定されており、
    前記複数のリブ部は、前記取付基部の近傍から前記上縁トリム材のうち前記ル−フトリム側の端縁部近傍に渡って伸びている、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項において、
    前記ウインドガラスが、車体最後部に位置される後部ピラーと前記後部ピラーの直前方に位置される前部ピラーとの間に位置されるサイドウインドガラスとされ、
    前記上縁トリム材が、前記後部ピラーと前部ピラーとの間の全長に渡って車体前後方向に伸びている、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  12. 請求項11において、
    前記上縁トリム材が、前記サイドウインドガラスの後縁部に沿って配設される後縁トリム材と前記サイドウインドガラスの前縁部に沿って配設される前縁トリム材との少なくとも一方のトリム材に対して一体成形されている、ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
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