JP4366863B2 - 電子制御装置 - Google Patents
電子制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4366863B2 JP4366863B2 JP2000388900A JP2000388900A JP4366863B2 JP 4366863 B2 JP4366863 B2 JP 4366863B2 JP 2000388900 A JP2000388900 A JP 2000388900A JP 2000388900 A JP2000388900 A JP 2000388900A JP 4366863 B2 JP4366863 B2 JP 4366863B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- electronic control
- circuit board
- printed circuit
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K5/00—Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
- H05K5/0026—Casings, cabinets or drawers for electric apparatus provided with connectors and printed circuit boards [PCB], e.g. automotive electronic control units
- H05K5/0039—Casings, cabinets or drawers for electric apparatus provided with connectors and printed circuit boards [PCB], e.g. automotive electronic control units having a tubular housing wherein the PCB is inserted longitudinally
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の電子部品を実装するプリント基板が受ける振動を抑制する電子制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関の吸気系構成部材(以下、『吸気系モジュール』と記す)は、エアクリーナ、吸気ダクト、エアフロセンサ、スロットルボデー、インテークマニホルド等の多数のサブモジュールが組合わされて構成される。近年、各サブモジュールには、従来より搭載されているセンサ類やアクチュエータ類に加え、これまで車室内にあった電子制御ユニットを搭載する例が増えている。ここで、各サブモジュールの筐体材質は樹脂が殆どである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述の電子制御ユニットは樹脂で形成されたエアクリーナ等に収納される。この収納部は内燃機関からの振動を受け、設置環境は非常に厳しいものがある。ここで、電子制御ユニット内に配置されている柔軟なプリント基板には、受ける振動の共振によって、時には数十倍もの振動が発生することがある。すると、プリント基板に実装された電子部品に影響が及び、電子制御ユニットが効果的に機能しなくなるという不具合があった。
【0004】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、軽量で耐応力性・耐振動性に優れた電子制御装置の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の電子制御装置によれば、プリント基板には剛性の大きい金属板がその周端部及び中央部1箇所以上に固定され、この金属板に形成された凸部にプリント基板に実装された複数の電子部品が納められており、このプリント基板が車両に搭載された内燃機関の吸気系構成部材の吸気通路内に臨ませて形成されたケースに収容されている。これにより、プリント基板の共振周波数が高くなると共に、共振時の振動振幅が小さくなる。よって、プリント基板に実装された電子部品の損傷が防止される。
【0006】
また、ケースが内燃機関の吸気系モジュールの吸気通路内に臨ませ配置される。これにより、電子制御装置はプリント基板における放熱が良好で耐環境性を向上することができる。そして、金属板の凸部に所定寸法の穴が穿設されており、放熱が促進されると共に、軽量化を図ることができる。
【0007】
請求項2の電子制御装置では、ケースが内燃機関の吸気系モジュールの1部分を用い一体成形される。このため、電子制御装置はケースの構成を簡単で安価なものとすることができる。
【0008】
請求項3の電子制御装置では、ケースが開口部を有する袋構造とされ、その内壁面に対向して形成されたスリット溝によってプリント基板の両側端縁または金属板の両側端縁のうち少なくとも一方がその平面に沿った方向に案内される。これにより、電子制御装置は金属板を伴うプリント基板をケースに収容する際の組付作業性に優れ、ケース内を密封状態にし易いことで耐環境性にも優れたものとなる。
【0009】
請求項4の電子制御装置では、ケースのスリット溝がプリント基板の両側端縁または金属板の両側端縁のうち少なくとも一方を案内終端にて挟込むようそのスリット幅の寸法が設定されている。これにより、電子制御装置はケースに収容された金属板が固定されたプリント基板における耐応力性・耐振動性を増し信頼性を確保することができる。
【0010】
請求項5の電子制御装置では、金属板のプリント基板との固定部がプリント基板に実装されている電子部品と接触干渉しない位置に設けられており、プリント基板との固定によって電子部品に悪影響を及ぼすことなくプリント基板における耐応力性・耐振動性を補償することができる。
【0011】
請求項6の電子制御装置では、金属板が外部接続コネクタが実装されたプリント基板の同じ側に固定されており、プリント基板とケースの内壁面との空間が外部接続コネクタの配置寸法より大きく設定されることとなり、プリント基板に実装されている電子部品を納める金属板の凸部等の複雑な形状の形成にも自由度が大きく容易に対応することができる。
【0012】
請求項7の電子制御装置では、金属板の凸部がケースの内壁面と接触するような寸法にて形成されることで、プリント基板は金属板を介してケースの内壁面に規制されることとなり、プリント基板21における耐応力性・耐振動性を増すことができる。
【0013】
請求項8の電子制御装置では、ケースがその内壁面の一部にて吸気通路側と連通するよう形成され、その連通部位を金属板にて被うことでプリント基板側が吸気通路側から隔離される。これにより、電子制御装置はケース構成を複雑化することなく金属板が吸気通路側に面することとなるため電子部品からの放熱をより促進することができる。
【0014】
請求項9の電子制御装置によれば、更に、プリント基板と金属板とが組合せられ、プリント基板及び金属板の周端縁の複数箇所が保持部材によって密着状態にて挟持されている。これにより、電子制御装置はプリント基板における実装密度を損なうことなく放熱が良好で、プリント基板に固定されている金属板によって耐応力性・耐振動性を向上することができる。
【0015】
請求項10の電子制御装置では、金属板のプリント基板との当接部位がプリント基板に実装されている電子部品と接触干渉しない位置に設けられており、プリント基板との当接によって電子部品に悪影響を及ぼすことなくプリント基板における耐応力性・耐振動性を補償することができる。
【0016】
請求項11の電子制御装置では、金属板が外部接続コネクタが実装されたプリント基板の反対側に配設されており、外部接続コネクタの複雑な形状の影響を受けることなく電子部品を凸部に納めプリント基板のほぼ全面を被うことができる。これにより、金属板の形状を比較的簡単で放熱性に優れたものとすることができる。
【0017】
請求項12の電子制御装置では、保持部材のくり抜かれ形成された部分に金属板の凸部が対応しており、保持部材に妨げられることなく金属板からの放熱を良好なものとすることができる。
【0018】
請求項13の電子制御装置によれば、ケースが内燃機関の吸気系モジュールの吸気通路内に臨ませて保持部材が固定されるよう形成されている。このため、電子制御装置はケース構成が簡単で安価なものとすることができる。
【0019】
請求項14の電子制御装置では、ケースが内燃機関の吸気系モジュールの1部分を用いその内壁面が吸気通路側と連通するよう一体成形されており、その連通部位が保持部材または金属板のうち少なくとも一方にて被われることでプリント基板側が吸気通路側から隔離される。これにより、電子制御装置はケース構成を複雑化することなく保持部材または金属板が吸気通路側に面することとなるため電子部品からの放熱をより促進することができる。
【0020】
請求項15の電子制御装置によれば、更に、プリント基板と金属板とが組合せられ、金属板に対してプリント基板と反対側に配設された略板状の弾性部材を介在させ、プリント基板及び金属板の周端縁の複数箇所が保持部材によって密着状態にて挟持されている。これにより、電子制御装置はプリント基板における実装密度を損なうことなく放熱が良好で、プリント基板に密着されている弾性部材を伴う金属板によって耐応力性・耐振動性を向上することができる。
【0021】
請求項16の電子制御装置では、金属板のプリント基板との当接部位がプリント基板に実装されている電子部品と接触干渉しない位置に設けられており、プリント基板との当接によって電子部品に悪影響を及ぼすことなくプリント基板における耐応力性・耐振動性を補償することができる。
【0022】
請求項17の電子制御装置では、金属板が外部接続コネクタが実装されたプリント基板の反対側に配設されており、外部接続コネクタの複雑な形状の影響を受けることなく電子部品を凸部に納めプリント基板のほぼ全面を被うことができる。これにより、金属板の形状を比較的簡単で放熱性に優れたものとすることができる。
【0023】
請求項18の電子制御装置では、弾性部材のくり抜かれ形成された部分に金属板の凸部が対応しており、弾性部材に妨げられることなく金属板からの放熱を良好なものとすることができる。
【0024】
請求項19の電子制御装置では、保持部材のくり抜かれ形成された部分に金属板の凸部が対応しており、保持部材に妨げられることなく金属板からの放熱を良好なものとすることができる。
【0025】
請求項20の電子制御装置によれば、ケースが内燃機関の吸気系モジュールの吸気通路内に臨ませて保持部材が固定されるよう形成されている。このため、電子制御装置はケース構成が簡単で安価なものとすることができる。
【0026】
請求項21の電子制御装置では、ケースが内燃機関の吸気系モジュールの1部分を用いその内壁面が吸気通路側と連通するよう一体成形されており、その連通部位が保持部材または金属板のうち少なくとも一方にて被われることでプリント基板側が吸気通路側から隔離される。これにより、電子制御装置はケース構成を複雑化することなく保持部材または金属板が吸気通路側に面することとなるため電子部品からの放熱をより促進することができる。
【0027】
請求項22の電子制御装置では、プリント基板が周端部の4箇所以上で金属板によって固定されている。これにより、プリント基板における耐応力性・耐振動性を向上することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0029】
〈実施例1〉
図1は本発明の実施の形態の第1実施例にかかる電子制御装置が適用された電子制御ユニットの内燃機関の吸気系モジュールへの搭載状態を示す概略図である。
【0030】
図1において、10は内燃機関1の運転状態を制御する電子制御ユニット(Electronic Control Unit;以下、『ECU』と記す)であり、ECU10は内燃機関1の吸気系モジュールである例えば、エアクリーナ2を形成するプラスチック樹脂製ハウジングの1部分を用いその吸気通路2a内に臨ませ一体成形されたケース11を利用し搭載されている。ECU10には各種センサ信号が入力され、内燃機関1への吸気量(吸入空気量)及び燃料供給量が演算される。
【0031】
この演算された吸気量及び燃料供給量に基づきスロットルバルブ6のスロットル開度、インジェクタ(燃料噴射弁)7からの燃料噴射量がそれぞれ制御される。なお、内燃機関の吸気系モジュールとしては、上記エアクリーナ2以外に吸気ダクト3、吸気量を計測するエアフローメータ5、スロットルバルブ6の開閉機構を配設するスロットルボデー(図示略)、内燃機関1の吸気ポートに接続しインジェクタ7を配設するインテークマニホルド4等がある。
【0032】
図2は図1のECU10の要部構成を示す断面図である。ここで、図2(a)はECU10の組付途中、図2(b)はECU10の組付完了状態を示す。また、図3は図1のECU10を構成するエアクリーナ2を用いたケース11とそのケース11内に収容される後述の電子制御回路20を示す分解斜視図である。なお、図2及び図3ではプリント基板21面上の配線パターンや電子部品等は適宜、省略されている。
【0033】
図2及び図3において、ECU10は上述のようにエアクリーナ2の吸気通路2a内に臨ませ一体成形されたケース11と、このケース11内に収容され電子制御回路20を構成する複数の電子部品22が実装されたプリント基板21と、このプリント基板21にねじ止め固定された熱伝導性の高いアルミニウム板材等の金属板31とからなる。
【0034】
このECU10のケース11は、エアクリーナ2のハウジング外部に面する1方向に開口部12を有する袋構造であり、その内壁面13には対向するスリット溝14a,14bが形成されている。また、プリント基板21にはICやチップコンデンサ等のSMD(Surface Mounted Devices :表面実装部品)、コンデンサや抵抗素子等の背の高いVMD(Vertical Mounted Devices:垂直実装部品)等の各種の電子部品22が実装され電子制御回路20が構成されている。この電子制御回路20を外部と接続する外部接続コネクタ27がその端子部をプリント基板21の端縁面にはんだ付けされ固定されている。
【0035】
プリント基板21とこのプリント基板21に固定された金属板31とは、ECU10のケース11のスリット溝14a,14bに案内されケース11内に収容される。このケース11のスリット溝14a,14bの案内終端近傍では、そのスリット幅寸法とプリント基板21及び金属板31の両側端縁の厚み寸法とがほぼ同じになるよう設定されている。このため、プリント基板21及び金属板31はスリット溝14a,14bの案内終端にて両側から挟込まれる。また、プリント基板21のケース11内への収容完了時、外部接続コネクタ27の外側面に設けられたフランジ部28がシール部材29を介してケース11の開口部12を被い、このフランジ部28がケース11側にねじ止め固定されることでケース11内が密封状態とされる。
【0036】
ここで、金属板31はプリント基板21面に対し端子部がはんだ付けされ固定されている外部接続コネクタ27と同じ側に固定されている。この金属板31にはプリント基板21に実装され電子制御回路20を構成する電子部品22が適宜、その内部に納まるようプレス加工による凸部32が形成されている。また、プリント基板21にねじ止めする金属板31の固定部33は電子制御回路20を構成する電子部品22や配線パターンと接触干渉しない位置でプリント基板21の実装密度を損なうことのないよう適宜、設けられている(図2では中央の1箇所)。更に、金属板31の凸部32には内部からの放熱を促進させ、かつ軽量化を図るため複数の所定寸法の穴34が穿設されている。
【0037】
なお、金属板31は鉄板の打抜き折曲げ加工にて作成されており、プリント基板21とは電子部品22の実装に影響しない最小面積で結合されている。特に、中央の固定部33は通常の絞り加工では接合面積が大きくなるため、打抜き折曲げ加工とされる。また、軽量化のため、強度に影響しない範囲でくり抜き加工されている。
【0038】
次に、上述のECU10を構成する金属板31の効果について、図4に示す特性図を用いて説明する。なお、図4の特性図は、ECU10内に収容されているプリント基板21の共振点の移動を説明するためのものである。
【0039】
図4において、まず、機関回転数〔rpm〕の上昇に伴い、ECU10のケース11の振動周波数〔Hz〕及び振動〔G:Gravity(重力加速度)〕の大きさは徐々に増大する。そして、機関回転数6000〜6990〔rpm〕では、振動周波数は200〜233〔Hz〕となり、ケース11の振動は約9〔G〕となる。また、プリント基板21が共振したときには、プリント基板21はケース11の振動の数十倍の大きさで振動する。
【0040】
ところで、機関回転数の上昇に伴ってケース11の振動周波数は大きくなるものの、機関回転数が7000〔rpm〕を越えるとリミッタが働いて燃料カットが実施される。このため、機関回転数が7000〔rpm〕を越えると、ケース11の振動は3〔G〕程度(最大振動に比べて約1/3程度)まで低減される。
【0041】
したがって、プリント基板21の共振点を233〔Hz〕よりも大きい周波数にすれば、実際の車両走行時には、プリント基板21の振動をプリント基板21の共振点が200〜233〔Hz〕にあるときに比べて約1/3にすることができる。即ち、プリント基板21に発生する振動を抑制することができる。
【0042】
発明者等の実験・研究によれば、上述の方法にて、プリント基板21の周端部及び中央部1箇所以上を金属板31に固定、即ち、本実施例では、ケース11のスリット溝14a,14bにプリント基板21及び金属板31のそれぞれの両側端縁を挟持することにより、プリント基板21の周端部を金属板31に固定することで、プリント基板21の共振点は図4に実線にて示す149〔Hz〕から図4に破線にて示す246〔Hz〕に移動することが分かった。これにより、プリント基板21に実装された電子部品22の損傷を防止することができる。
【0043】
次に、ECU10を構成する金属板31の変形例について、図5、図6及び図7を参照して説明する。ここで、図5は図2のECU10の金属板31の変形例を示す断面図であり、図5(a)はECU10の組付途中、図5(b)はECU10の組付完了状態を示す。また、図6は図5のECU10を構成する金属板31が固定されたプリント基板21等からなる電子制御回路20のケース11内への収容を示す分解斜視図である。そして、図7は図6の金属板31におけるP部拡大詳細図であり、図7(a)は斜視図、図7(b)は側面図である。なお、図中、上述の実施例と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付し、その詳細な説明を省略する。また、図5及び図6においても、プリント基板21面上の配線パターンや電子部品等は適宜、省略されている。
【0044】
図5、図6及び図7において、ECU10の金属板31には、金属板31の挿入先端側の左右に、上下に開いたばね性を有する形状の突起部35が一体的に形成されている。この突起部35に対応してECU10のケース11奥には袋穴15が形成されている。そして、金属板31の突起部35のケース11の袋穴15と接する面にはそれぞれ小さな球状突起36が設けられている。
【0045】
これにより、金属板31はECU10のケース11の内壁面13に形成されたスリット溝14a,14bによって案内終端にて両側から挟込まれると共に、ECU10のケース11の袋穴15にその突起部35が挿入されることでしっかり固定される。この際、金属板31の突起部35に設けられた小さな球状突起36によって挿入力が低減され、更に、挿入後において、小さな球状突起36が柔らかいケース11の袋穴15の上下面にしっかりくい込むことで、抜け難くするという効果を奏する。
【0046】
なお、金属板31の形状を電子部品22と接触干渉しないよう図8(a)に示すX型や図8(b)に示すH型とし、その周端部の4箇所を利用してプリント基板21に固定するようにしてもよい。
【0047】
上述したように、本実施例のECU10は、エアクリーナ2の1部分に一体成形されたケース11を用い、そのエアクリーナ2の吸気通路2a内に臨ませ構成されている。また、ECU10を構成するプリント基板21に金属板31の固定部33がねじ止め固定されている。そして、ECU10のケース11のスリット溝14a,14bにプリント基板21及び金属板31のそれぞれの両側端縁が挟持されている。したがって、エアクリーナ2を含む吸気系モジュールに内燃機関からの振動が加わったとしても、プリント基板21には金属板31が固定部33にて固定され、かつケース11のスリット溝14a,14bにプリント基板21及び金属板31のそれぞれの両側端縁が挟持され、更に、プリント基板21が金属板31と固定されることで、プリント基板21が共振状態に陥ることが抑制される。このため、プリント基板21に実装されている電子部品22等の振動による損傷が防止される。
【0048】
このように、本実施例の電子制御装置としてのECU10は、複数の電子部品22を実装するプリント基板21と、プリント基板21に実装された電子部品22が納まるよう凸部32を形成しプリント基板21に固定した金属板31と、プリント基板21を収容するよう形成されたケース11とを具備し、プリント基板21は、その周端部及び中央部1箇所以上を金属板31によって固定されているものである。また、ケースは、内燃機関1の吸気系モジュールとしてのエアクリーナ2の吸気通路2a内に臨ませ形成するものである。そして、ケース11は、エアクリーナ2の1部分を用いて形成するものである。更に、ケース11は、1方向に開口部12を有する袋構造でその内壁面13に対向するスリット溝14a,14bが形成され、スリット溝14a,14bにてプリント基板21の両側端縁及び金属板31の両側端縁の両方を開口部12側からその平面に沿った方向に案内するものである。また、ケース11のスリット溝14a,14bは、プリント基板21の両側端縁及び金属板31の両側端縁の両方を案内終端にて挟込むものである。そして、金属板31は、プリント基板21との固定部33を電子部品22と接触干渉しない位置に設けるものである。更に、金属板31は、プリント基板21に実装された外部接続コネクタ27と同じ側に固定するものである。また、金属板31は、その凸部32に所定寸法の穴34を穿設するものである。
【0049】
つまり、ECU10のケース11はエアクリーナ2の1部分を用い、その吸気通路2a内に臨んで袋構造に形成されており、構成が簡単で放熱性に優れており、ケース11内が密封状態にし易いことで耐環境性に優れたものとなる。また、ケース11内に形成されたスリット溝14a,14bにて、ケース11の開口部12側からその平面に沿った方向に案内され収容されるプリント基板21には金属板31が固定され、それらプリント基板21及び金属板31の両側端縁が挟込まれていることで、プリント基板21における耐応力性・耐振動性を増すことができる。この金属板31はアルミニウム板材等による簡単なプレス加工にて凸部32及び固定部33を含めて成形できるため安価であり、同時に、凸部32に所定寸法からなる適当な大きさの穴34が穿設されていることで放熱が促進され、重量も軽減することができる。
【0050】
ところで、上記実施例では、ECU10のプリント基板21に固定された金属板31には、プリント基板21に実装されている電子部品22が納まるよう凸部32が形成されているが、更に、凸部32を高くしてケース11の内壁面13に接触させるようにしてもよい。ここで、金属板31の凸部32とケース11の内壁面13との接触圧が適度に設定されることにより、金属板31に固定されたプリント基板21の耐振動性が増大され、かつプリント基板21に実装された電子部品22からの放熱をより促進させることができる。また、プリント基板21は、その周端部が4箇所以上を金属板31によって固定されることで、プリント基板21における耐応力性・耐振動性を向上することができる。
【0051】
〈参考例1〉
次に、本発明の実施の形態の参考例1にかかるECUの変形例について、図9及び図10を参照して説明する。ここで、図9はECU10′の組付完了状態における要部構成を示す断面図、図10は図9のECU10′を吸気通路2a側から見た底面図である。なお、本参考例1にかかるECU10′は、上述の実施例における図1の概略図と同じエアクリーナ2への搭載が想定されている。また、図中、上述の実施例と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0052】
上述の実施例では、ECU10のケース11が、内燃機関の吸気系モジュールとしてのエアクリーナ2の1部分を用いた袋構造にて形成されている。これに対して、本参考例1では、図9及び図10に示すように、ECU10′のケース11′が内燃機関の吸気系モジュールであるエアクリーナ2の1部分を用い、1方向に開口部12を有する袋構造で吸気通路2aに臨む内壁面13の一部がその吸気通路2a側に連通され形成されている。そして、ECU10′を構成する電子部品22等が実装されたプリント基板21に固定された金属板31′が吸気通路2a側に面して配設されている。即ち、金属板31′によってケース11′に収容されたプリント基板21等から構成される電子制御回路20側とエアクリーナ2の吸気通路2a側とが隔離されている。
【0053】
また、本参考例1のECU10′では、金属板31′がプリント基板21に実装された外部接続コネクタ27と反対側に接着剤を用いて接合され固定されている。この金属板31′がケース11′側に形成されたスリット溝14a,14bに案内されケース11′内に収容される。そして、プリント基板21のケース11′内への収容完了時、外部接続コネクタ27の外側面に設けられたフランジ部28がシール部材29を介してケース11′の開口部12を被い、このフランジ部28がケース11′側にねじ止め固定(図示略)されることでケース11′内が密封状態とされる。
【0054】
つまり、本参考例1のECU10′では、金属板31′がプリント基板21に接着剤を用いて接合され固定されており、かつ金属板31′にはプリント基板21に実装されている電子部品22と接触干渉しない位置に接触面積の小さな固定部33′がなるべく多く設けられている。このように形成された金属板31′は、プリント基板21の実装密度を損なうことなく、金属板31′及びプリント基板21の接合時の剛性を高くでき、耐応力性・耐振動性が増大される。
【0055】
このように、本参考例1の電子制御装置としてのECU10′のケース11′は、内壁面13の一部を吸気通路2a側と連通するよう形成し、その連通部位を金属板31′にて被うものである。これにより、ECU10′のケース11′の構成を複雑化することなく、金属板31′によってプリント基板21等からなる電子制御回路20側を吸気通路2a側から隔離するものである。これにより、ECU10′の金属板31′がエアクリーナ2の吸気通路2a側に面することとなり、内燃機関1への吸入空気が金属板31′に直接、当たることとなるためプリント基板21に実装されている電子部品22からの放熱をより促進させることができる。
【0056】
ところで、上記実施例のECU10及び参考例1のECU10′では、エアクリーナ2を形成するプラスチック樹脂製ハウジングの1部分を用いその吸気通路2a内に臨ませケース11,11′が一体成形されているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、内燃機関の吸気系モジュールのハウジングとは別体、即ち、独立したケースにてECUを構成し、吸気系モジュールの吸気通路内に臨ませ固定するようにしてもよい。
【0057】
また、上記実施例のECU10及び変形例のECU10′では、プリント基板21に対して金属板31,31′をねじ止めや接着剤により接合し固定しているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、その他、リベット等による接合や所定寸法の穴に対応した突起形状による嵌合構造を用い適宜、固定してもよい。
【0058】
〈参考例2〉
図11は本発明の実施の形態の参考例2にかかる電子制御装置が適用されたECU10の組付完了状態における要部構成を示す断面図、図12は図11のECU10を吸気通路側2a側から見た底面図である。なお、本参考例2にかかるECU10は、上述の第1実施例における図1の概略図と同じエアクリーナ2への搭載が想定されており、上述の実施例と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本参考例2の図中では、プリント基板面上の配線パターンや電子部品等は適宜、省略されている。
【0059】
図11及び図12において、ECU10は上述のようにエアクリーナ2の吸気通路2a内に臨ませ一体成形されたケース11内に収容され、電子制御回路20を構成する複数の電子部品22が実装されたプリント基板21と、このプリント基板21に接触させ配設された熱伝導性の高いアルミニウム板材等の金属板31と、これらプリント基板21及び金属板31を密着状態にて挟持する爪部42を有しケース11にねじ止め固定される保持部材41とからなる。
【0060】
上述の実施例と同様に、プリント基板21にはICやチップコンデンサ等のSMD、コンデンサや抵抗素子等の背の高いVMD等の各種の電子部品22が実装され電子制御回路20が構成されている。この電子制御回路20を外部と接続する外部接続コネクタ27がその端子部をプリント基板21の端縁面にはんだ付けされ固定されている。
【0061】
また、ケース11は内燃機関の吸気系モジュールであるエアクリーナ2の1部分を用い、ハウジング外部に面する1方向に開口部12を有し、吸気通路2aに臨む内壁面13の一部がその吸気通路2a側に連通され形成されている。そして、エアクリーナ2の吸気通路2a側に面してプリント基板21及び金属板31を爪部42にて挟持した保持部材41がねじ止め固定されている。この際、プリント基板21にその端子部をはんだ付けされ固定された外部接続コネクタ27がケース11の開口部12内から外部に臨むよう組付けられることで、ケース11の開口部12が外部接続コネクタ27のフランジ部28にて密封状態とされる。また、ケース11の内壁面13とエアクリーナ2の吸気通路2a側とがプリント基板21及び金属板31を密着状態にて挟持する保持部材41によって被われることとなる。
【0062】
ここで、金属板31はプリント基板21面に対し端子部がはんだ付けされ固定されている外部接続コネクタ27と反対側に固定されており、この金属板31にはプリント基板21に実装され電子制御回路20を構成する電子部品22が適宜、その内部に納まるようプレス加工による凸部32が形成されている。また、保持部材41には金属板31の凸部32に対応する部位がくり抜かれたくり抜き部43が形成されている。このため、金属板31の凸部32は直接、エアクリーナ2の吸気通路2a側に面することとなる。更に、金属板31のプリント基板21に当接される当接部37は電子制御回路20を構成する電子部品22や配線パターンと接触干渉しない位置でプリント基板21の実装密度を損なうことのないよう適宜、設けられている。
【0063】
上述したように、本参考例2のECU10は、エアクリーナ2の1部分に一体成形されたケース11を用い、そのエアクリーナ2の吸気通路2a内に臨ませ構成されている。また、ECU10を構成するプリント基板21及び金属板31が保持部材41にて密着状態にて挟持されている。したがって、エアクリーナ2を含む吸気系モジュールに内燃機関からの振動が加わったとしても、プリント基板21には金属板31が密着状態で、かつ保持部材41にて挟持されていることで、プリント基板21が共振状態に陥ることが抑制される。このため、プリント基板21に実装されている電子部品22等の振動による損傷が防止される。
【0064】
このように、本参考例2の電子制御装置としてのECU10は、更に、プリント基板21及び金属板31をそれらの周端縁の複数箇所で密着状態にて挟持する保持部材41を具備するものである。また、金属板31は、プリント基板21との当接部37を電子部品22と接触干渉しない位置に設けるものである。そして、金属板31は、プリント基板21に実装された外部接続コネクタ27と反対側に配設するものである。更に、保持部材41は、凸部32に対応する部分をくり抜いて形成するものである。また、ケース11は、内燃機関1の吸気系モジュールとしてのエアクリーナ2の吸気通路2a内に臨ませ保持部材41を固定するよう形成するものである。そして、ケース11は、エアクリーナ2の1部分を用いその内壁面13に吸気通路2a側と連通する部位を形成し、その連通部位を保持部材41及び金属板31にて被うものである。
【0065】
つまり、ECU10はプリント基板21と金属板31とが組合せられ、それらの周端縁の複数箇所が保持部材41の爪部42によって密着状態にて挟持され構成されている。この金属板31はアルミニウム板材等による簡単なプレス加工にて凸部32及びプリント基板21との当接部37を含めて成形できるため軽量で安価である。また、金属板31によってプリント基板21における耐応力性・耐振動性を増すことができる。この組付状態において、金属板31の凸部32にはプリント基板21に実装された電子部品22が納められ、金属板31のプリント基板21面との当接部37が電子部品22と接触干渉しない位置に設けられ、保持部材41に形成されたくり抜き部43に金属板31の凸部32が位置するよう設定されている。そして、エアクリーナ2の1部分を用い形成されたケース11に保持部材41がねじ止め固定されることで金属板31の凸部32が直接、吸気通路2a側に臨むこととなるため、構成が簡単で放熱性に優れたものとなる。また、ケース11内を密封状態にし易いことで耐環境性を向上することができる。
【0066】
ところで、上記実施例のECU10では、エアクリーナ2を形成するプラスチック樹脂製ハウジングの1部分を用いその吸気通路2a内に臨ませケース11が一体成形されているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、内燃機関の吸気系モジュールのハウジングとは別体、即ち、独立したケースにてECUを構成し、吸気系モジュールの吸気通路内に臨ませ固定するようにしてもよい。
【0067】
また、上記実施例のECU10では、プリント基板21及び金属板31における周端縁の複数箇所を保持部材41の爪部42にて挟持することでその間を密着状態にするとしているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、プリント基板21面に対する金属板31の当接部37に接着剤等による接合を併用することで中央部分の密着状態も補償できることとなり、耐応力性・耐振動性が増し放熱をより促進することができる。
【0068】
〈参考例3〉
図13は本発明の実施の形態の参考例3にかかる電子制御装置が適用されたECU10の組付完了状態における要部構成を示す断面図、図14は図13のECU10を吸気通路側2a側から見た底面図である。なお、本実施例にかかるECU10は、上述の第1実施例における図1の概略図と同じエアクリーナ2への搭載が想定されており、上述の実施例と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本参考例3の図中では、プリント基板面上の配線パターンや電子部品等は適宜、省略されている。
【0069】
図13及び図14において、ECU10は上述のようにエアクリーナ2の吸気通路2a内に臨ませ一体成形されたケース11内に収容され、電子制御回路20を構成する複数の電子部品22が実装されたプリント基板21と、このプリント基板21に接触させ配設された熱伝導性の高いアルミニウム板材等の金属板31と、この金属板31に接触させ配設された略板状でゴム部材等の弾性部材38と、この弾性部材38を介在させプリント基板21及び金属板31を密着状態にて挟持する爪部42を有しケース11にねじ止め固定される保持部材41とからなる。
【0070】
上述の実施例と同様に、プリント基板21にはICやチップコンデンサ等のSMD、コンデンサや抵抗素子等の背の高いVMD等の各種の電子部品22が実装され電子制御回路20が構成されている。この電子制御回路20を外部と接続する外部接続コネクタ27がその端子部をプリント基板21の端縁面にはんだ付けされ固定されている。
【0071】
また、ケース11は内燃機関の吸気系モジュールであるエアクリーナ2の1部分を用い、ハウジング外部に面する1方向に開口部12を有し、吸気通路2aに臨む内壁面13の一部がその吸気通路2a側に連通され形成されている。そして、エアクリーナ2の吸気通路2a側に面し、弾性部材38を介在させプリント基板21及び金属板31を爪部42にて挟持した保持部材41がねじ止め固定されている。この際、プリント基板21にその端子部をはんだ付けされ固定された外部接続コネクタ27がケース11の開口部12内から外部に臨むよう組付けられることで、ケース11の開口部12が外部接続コネクタ27のフランジ部28にて密封状態とされる。また、ケース11の内壁面13とエアクリーナ2の吸気通路2a側とが、弾性部材38を介在させプリント基板21及び金属板31を密着状態にて挟持する保持部材41によって被われることとなる。
【0072】
ここで、金属板31はプリント基板21面に対し端子部がはんだ付けされ固定されている外部接続コネクタ27と反対側に固定されており、この金属板31にはプリント基板21に実装され電子制御回路20を構成する電子部品22が適宜、その内部に納まるようプレス加工による凸部32が形成されている。また、金属板31のプリント基板21と反対側に配設された弾性部材38には金属板31の凸部32に対応する部位がくり抜かれたくり抜き部39が形成されている。そして、保持部材41には金属板31の凸部32に対応する部位がくり抜かれたくり抜き部43が形成されている。このため、金属板31の凸部32は弾性部材38や保持部材41に邪魔されることなく直接、エアクリーナ2の吸気通路2a側に面することとなる。更に、金属板31のプリント基板21に当接される当接部37は電子制御回路20を構成する電子部品22や配線パターンと接触干渉しない位置でプリント基板21の実装密度を損なうことのないよう適宜、設けられている。
【0073】
上述したように、本実施例のECU10は、エアクリーナ2の1部分に一体成形されたケース11を用い、そのエアクリーナ2の吸気通路2a内に臨ませ構成されている。また、ECU10を構成するプリント基板21及び金属板31が弾性部材38を介在させ保持部材41にて密着状態にて挟持されている。したがって、エアクリーナ2を含む吸気系モジュールに内燃機関からの振動が加わったとしても、プリント基板21には金属板31が密着状態で、かつ弾性部材38を介在して保持部材41にて挟持されていることで、プリント基板21が共振状態に陥ることが抑制される。このため、プリント基板21に実装されている電子部品22等の振動による損傷が防止される。
【0074】
このように、本参考例3の電子制御装置としてのECU10は、更に、金属板31に対してプリント基板21と反対側に配設する略板状の弾性部材38と、弾性部材38を介在させプリント基板21及び金属板31をそれらの周端縁の複数箇所で密着状態にて挟持する保持部材41とを具備するものである。また、金属板31は、プリント基板21との当接部37を電子部品22と接触干渉しない位置に設けるものである。そして、金属板31は、プリント基板21に実装された外部接続コネクタ27と反対側に配設するものである。更に、弾性部材38は、凸部32に対応する部分をくり抜いて形成するものである。また、保持部材41は、凸部32に対応する部分をくり抜いて形成するものである。加えて、ケース11は、内燃機関1の吸気系モジュールとしてのエアクリーナ2の吸気通路2a内に臨ませ、保持部材41を固定するよう形成するものである。そして、ケース11は、エアクリーナ2の1部分を用いその内壁面13に吸気通路2a側と連通する部位を形成し、その連通部位を保持部材41及び金属板31にて被うものである。
【0075】
つまり、ECU10は弾性部材38を介在させプリント基板21と金属板31とが組合せられ、それらの周端縁の複数箇所が保持部材41の爪部42によって密着状態にて挟持され構成されている。この金属板31はアルミニウム板材等による簡単なプレス加工にて凸部32及びプリント基板21との当接部37を含めて成形できるため軽量で安価である。また、弾性部材38を介在させた金属板31によってプリント基板21における耐応力性・耐振動性を増すことができる。この組付状態において、金属板31の凸部32にはプリント基板21に実装された電子部品22が納められ、金属板31のプリント基板21面との当接部37が電子部品22と接触干渉しない位置に設けられ、弾性部材38に形成されたくり抜き部39及び保持部材41に形成されたくり抜き部43に金属板31の凸部32が位置するよう設定されている。そして、エアクリーナ2の1部分を用い形成されたケース11に保持部材41がねじ止め固定されることで金属板31の凸部32が直接、吸気通路2a側に臨むこととなるため、構成が簡単で放熱性に優れたものとなる。また、ケース11内を防水性を備えた密封状態にし易いことで耐環境性を向上することができる。
【0076】
ところで、上記実施例のECU10では、エアクリーナ2を形成するプラスチック樹脂製ハウジングの1部分を用いその吸気通路2a内に臨ませケース11が一体成形されているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、内燃機関の吸気系モジュールのハウジングとは別体、即ち、独立したケースにてECUを構成し、吸気系モジュールの吸気通路内に臨ませ固定するようにしてもよい。
【0077】
また、上記実施例のECU10では、弾性部材38を介在させプリント基板21及び金属板31における周端縁の複数箇所を保持部材41の爪部42にて挟持することでプリント基板21と金属板31との間を密着状態にするとしているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、プリント基板21面に対する金属板31の当接部37に接着剤等による接合を併用することで中央部分の密着状態も補償できることとなり、耐応力性・耐振動性が増し放熱をより促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例乃至第3実施例にかかる電子制御装置が適用されたECUの内燃機関の吸気系モジュールへの搭載状態を示す概略図である。
【図2】 図2は図1のECUの要部構成を示す断面図である。
【図3】 図3は図1のECUを構成するエアクリーナを利用したケースの開口部とそのケース内に収容されるプリント基板等からなる電子制御回路を示す分解斜視図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の第1実施例にかかるECUにおける効果を示す特性図である。
【図5】 図5は図2のECUを構成する金属板の変形例を示す断面図である。
【図6】 図6は図5のECUを構成する金属板が固定されたプリント基板等からなる電子制御回路のケース内への収容を示す分解斜視図である。
【図7】 図7は図6の金属板におけるP部拡大詳細図である。
【図8】 図8は図5乃至図7のプリント基板に固定される金属板の他の変形例を示す平面図である。
【図9】 図9は本発明の実施の形態の参考例1にかかるECUの変形例の組付完了状態における要部構成を示す断面図である。
【図10】 図10は図9のECUを吸気通路側から見た底面図である。
【図11】 図11は本発明の実施の形態の参考例2にかかる電子制御装置が適用されたECUの組付完了状態における要部構成を示す断面図である。
【図12】 図12は図11のECUを吸気通路側から見た底面図である。
【図13】 図13は本発明の実施の形態の参考例3にかかる電子制御装置が適用されたECUの組付完了状態における要部構成を示す断面図である。
【図14】 図14は図13のECUを吸気通路側から見た底面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関
2 エアクリーナ(吸気系モジュール)
2a 吸気通路
10 ECU(電子制御ユニット)
11 ケース
12 開口部
13 内壁面
14a,14b スリット溝
21 プリント基板
22 電子部品
27 外部接続コネクタ
31 金属板
32 凸部
33 固定部
34 穴
37 当接部
38 弾性部材
41 保持部材
42 爪部
Claims (22)
- 複数の電子部品を実装するプリント基板と、
前記プリント基板に実装された前記電子部品が納まるよう凸部を形成し、かつ、前記凸部に所定寸法の穴を穿設した前記プリント基板に固定した金属板と、
前記プリント基板を収容するよう、車両に搭載された内燃機関の吸気系構成部材の吸気通路内に臨ませて形成されたケースとを具備し、
前記プリント基板は、その周端部及び中央部1箇所以上を前記金属板によって固定されていることを特徴とする電子制御装置。 - 前記ケースは、内燃機関の吸気系構成部材の1部分を用いて形成することを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
- 前記ケースは、1方向に開口部を有する袋構造でその内壁面に対向するスリット溝が形成され、前記スリット溝にて前記プリント基板の両側端縁または前記金属板の両側端縁のうち少なくとも一方を前記開口部側からその平面に沿った方向に案内することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子制御装置。
- 前記スリット溝は、前記プリント基板の両側端縁または前記金属板の両側端縁のうち少なくとも一方を案内終端にて挟込むことを特徴とする請求項3に記載の電子制御装置。
- 前記金属板は、前記プリント基板との固定部を前記電子部品と接触干渉しない位置に設けることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の電子制御装置。
- 前記金属板は、前記プリント基板に実装された外部接続コネクタと同じ側に固定することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の電子制御装置。
- 前記金属板は、前記凸部を前記ケースの内壁面に接触させることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の電子制御装置。
- 前記ケースは、前記内壁面の一部を前記吸気通路側と連通するよう形成し、その連通部位を前記金属板にて被うことを特徴とする請求項3に記載の電子制御装置。
- 更に、前記プリント基板及び前記金属板をそれらの周端縁の複数箇所で密着状態にて挟持する保持部材を具備することを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
- 前記金属板は、前記プリント基板との当接部位を前記電子部品と接触干渉しない位置に設けることを特徴とする請求項9に記載の電子制御装置。
- 前記金属板は、前記プリント基板に実装された外部接続コネクタと反対側に配設することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の電子制御装置。
- 前記保持部材は、前記凸部に対応する部分をくり抜いて形成することを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか1つに記載の電子制御装置。
- 前記ケースは、内燃機関の吸気系構成部材の吸気通路内に臨ませ、前記保持部材を固定するよう形成することを特徴とする請求項9乃至請求項12の何れか1つに記載の電子制御装置。
- 前記ケースは、前記内燃機関の吸気系構成部材の1部分を用い、その内壁面に前記吸気通路側と連通する部位を形成し、その連通部位を前記保持部材または金属板のうち少なくとも一方にて被うことを特徴とする請求項13に記載の電子制御装置。
- 更に、前記金属板に対して前記プリント基板と反対側に配設する略板状の弾性部材と、前記弾性部材を介在させ前記プリント基板及び前記金属板をそれらの周端縁の複数箇所で密着状態にて挟持する保持部材とを具備することを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
- 前記金属板は、前記プリント基板との当接部位を前記電子部品と接触干渉しない位置に設けることを特徴とする請求項15に記載の電子制御装置。
- 前記金属板は、前記プリント基板に実装された外部接続コネクタと反対側に配設することを特徴とする請求項15または請求項16に記載の電子制御装置。
- 前記弾性部材は、前記凸部に対応する部分をくり抜いて形成することを特徴とする請求項15乃至請求項17の何れか1つに記載の電子制御装置。
- 前記保持部材は、前記凸部に対応する部分をくり抜いて形成することを特徴とする請求項15乃至請求項18の何れか1つに記載の電子制御装置。
- 前記ケースは、内燃機関の吸気系構成部材の吸気通路内に臨ませ、前記保持部材を固定するよう形成することを特徴とする請求項15乃至請求項19の何れか1つに記載の電子制御装置。
- 前記ケースは、前記内燃機関の吸気系構成部材の1部分を用いその内壁面に前記吸気通路側と連通する部位を形成し、その連通部位を前記保持部材または前記金属板のうち少なくとも一方にて被うことを特徴とする請求項20に記載の電子制御装置。
- 前記プリント基板は、その周端部が4箇所以上を前記金属板によって固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000388900A JP4366863B2 (ja) | 2000-02-02 | 2000-12-21 | 電子制御装置 |
US09/770,404 US6341063B2 (en) | 2000-02-02 | 2001-01-29 | Installation structure of printed-circuit board for electronic control unit |
DE10104568A DE10104568B4 (de) | 2000-02-02 | 2001-02-01 | Montageaufbau einer gedruckten Schalttafel für eine elektronische Steuereinheit |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000024624 | 2000-02-02 | ||
JP2000-29910 | 2000-02-08 | ||
JP2000-24624 | 2000-02-08 | ||
JP2000-29909 | 2000-02-08 | ||
JP2000029910 | 2000-02-08 | ||
JP2000029909 | 2000-02-08 | ||
JP2000388900A JP4366863B2 (ja) | 2000-02-02 | 2000-12-21 | 電子制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001298289A JP2001298289A (ja) | 2001-10-26 |
JP4366863B2 true JP4366863B2 (ja) | 2009-11-18 |
Family
ID=27480990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000388900A Expired - Fee Related JP4366863B2 (ja) | 2000-02-02 | 2000-12-21 | 電子制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6341063B2 (ja) |
JP (1) | JP4366863B2 (ja) |
DE (1) | DE10104568B4 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015183600A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 有限会社ジェイ・ロード | 内燃機関用吸気通路断面積縮小リング及びそのセット、並びにこれらを取り付けることにより内燃機関の出力特性を変化させる方法 |
Families Citing this family (54)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20115659U1 (de) | 2001-09-24 | 2002-02-14 | Trw Automotive Electron & Comp | Gehäuse für ein elektronisches Steuergerät in Fahrzeugen |
EP1296045A3 (en) * | 2001-09-24 | 2004-07-14 | Goodrich Control Systems Limited | Electronic engine controller |
EP1296046A3 (en) * | 2001-09-24 | 2004-07-14 | Goodrich Control Systems Limited | Electronic engine controller |
GB0122956D0 (en) * | 2001-09-24 | 2001-11-14 | Lucas Industries Ltd | Fire resistant electronic engine controller |
JP3823838B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2006-09-20 | 株式会社デンソー | 電子制御装置一体式の吸気モジュール |
JP3722365B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2005-11-30 | 株式会社デンソー | 電子制御装置一体式の吸気モジュール |
JP4282938B2 (ja) | 2002-03-06 | 2009-06-24 | 株式会社日立製作所 | 制御回路モジュール |
JP2003298253A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-17 | Denso Corp | 電子制御装置の筐体構造及び電子制御装置の搭載構造 |
KR100494889B1 (ko) * | 2002-06-29 | 2005-06-13 | 현대자동차주식회사 | 차량의 에어필터 프레임과 파워 트레인 콘트롤 유닛의결합 구조 |
KR20040032544A (ko) * | 2002-10-10 | 2004-04-17 | 한영수 | 무접점 릴레이의 씰링구조 |
DE50305983D1 (de) * | 2002-10-14 | 2007-01-25 | Siemens Ag | Verfahren zur montage eines schaltungsmoduls |
US6791843B1 (en) | 2003-06-11 | 2004-09-14 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Parallel board connection system and method |
US6967847B2 (en) * | 2003-06-11 | 2005-11-22 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Computer system with movable card guide |
US6956746B2 (en) * | 2003-06-20 | 2005-10-18 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Electronic system with a movable printed circuit assembly |
JP4211580B2 (ja) * | 2003-11-18 | 2009-01-21 | 株式会社デンソー | 電子装置の筐体構造 |
JP2005348506A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Tdk Corp | 車載用電力変換装置の外装カバーおよびそれを用いた車載用電力変換装置 |
US7190589B2 (en) * | 2004-10-19 | 2007-03-13 | Cinch Connectors, Inc. | Electronic control enclosure |
JP4528198B2 (ja) * | 2005-05-09 | 2010-08-18 | デンヨー株式会社 | エンジン駆動作業機 |
US7256994B2 (en) * | 2005-10-14 | 2007-08-14 | Sansha Electric Manufacturing Company, Limited | Power supply apparatus |
US7463485B1 (en) * | 2005-10-28 | 2008-12-09 | Yamaichi Electronics U.S.A., Inc. | Circuit board housing and circuit board assembly |
KR100724916B1 (ko) * | 2006-01-02 | 2007-06-04 | 삼성전자주식회사 | 전자회로 패키지 |
JP4743094B2 (ja) * | 2006-11-20 | 2011-08-10 | ダイキン工業株式会社 | 電気回路装置 |
DE102007025957A1 (de) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Festlegen eines eine elektrische Schaltung oder dergleichen aufweisenden Flächensubstrats in einer Einbauposition |
EP2071911B1 (en) | 2007-12-11 | 2011-12-21 | Denso Corporation | Electric control device and manufacturing method thereof |
JP5033052B2 (ja) * | 2008-05-14 | 2012-09-26 | 株式会社クボタ | コンバイン |
JP5657260B2 (ja) * | 2010-03-03 | 2015-01-21 | 三和パッキング工業株式会社 | 回路基板の放熱構造 |
JP5077837B2 (ja) * | 2010-03-19 | 2012-11-21 | 株式会社安川電機 | 電子機器 |
JP5384407B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2014-01-08 | トヨタ自動車株式会社 | 電子制御ユニット収納ケースの内圧切り換え装置 |
JP5305538B2 (ja) * | 2010-09-08 | 2013-10-02 | 本田技研工業株式会社 | スロットル装置 |
JP5503483B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2014-05-28 | 本田技研工業株式会社 | エンジン制御装置 |
JP2013105766A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-30 | Mitsubishi Electric Corp | 電子制御装置 |
JP5951305B2 (ja) * | 2012-03-23 | 2016-07-13 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具の制御回路交換方法 |
JP2013223231A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-28 | Fujitsu Mobile Communications Ltd | 電子機器 |
CN102869221A (zh) * | 2012-09-25 | 2013-01-09 | 昆山荣科钣金科技有限公司 | 一种通讯箱 |
JP6029508B2 (ja) * | 2013-03-26 | 2016-11-24 | 株式会社ケーヒン | 車両用電子制御装置 |
US9462720B1 (en) * | 2014-01-29 | 2016-10-04 | Google Inc. | Z-lift line-card blind mate insertion/mating |
CN104869777A (zh) * | 2014-02-21 | 2015-08-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 电路板的保护结构 |
JP5975062B2 (ja) * | 2014-05-09 | 2016-08-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電気接続箱 |
DE102014217552A1 (de) * | 2014-09-03 | 2016-03-03 | Conti Temic Microelectronic Gmbh | Steuergerätevorrichtung für ein Kraftfahrzeug sowie Verfahren zum Herstellen einer solchen |
JP6303981B2 (ja) * | 2014-10-30 | 2018-04-04 | 住友電装株式会社 | 電気機器 |
CN106332498B (zh) * | 2015-07-01 | 2019-05-14 | 南车株洲电力机车研究所有限公司 | 密闭式插件箱散热结构,包括该结构的插件箱及散热方法 |
JP6483553B2 (ja) * | 2015-07-09 | 2019-03-13 | 本田技研工業株式会社 | 電子装置 |
DE102015225926A1 (de) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | Robert Bosch Gmbh | Luftsystem für eine Brennkraftmaschine mit einer mit dem Ansaugkanal thermisch verbundenen Leistungselektronik einer elektrischen Zusatzverdichter-Anordnung |
US9967993B1 (en) * | 2016-11-07 | 2018-05-08 | Phoenix Contact Development and Manufacturing, Inc. | Printed circuit board enclosure assembly |
DE102017000699A1 (de) | 2017-01-26 | 2018-07-26 | Man Truck & Bus Ag | Vorrichtung zur Anbringung eines Steuergeräts an einen Verbrennungsmotor |
JP6646326B2 (ja) | 2017-08-30 | 2020-02-14 | 矢崎総業株式会社 | 電子ユニット |
JP6997565B2 (ja) * | 2017-09-11 | 2022-01-17 | Kyb株式会社 | 流体性状検出装置 |
JP6599967B2 (ja) * | 2017-12-25 | 2019-10-30 | ファナック株式会社 | 電子装置 |
US20210076513A1 (en) * | 2018-01-25 | 2021-03-11 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Electronic controller |
JP2021068717A (ja) * | 2018-02-13 | 2021-04-30 | 日立Astemo株式会社 | 電子制御装置 |
JP7197274B2 (ja) * | 2018-02-16 | 2022-12-27 | トヨタ自動車株式会社 | 放熱筐体構造 |
TWI674829B (zh) * | 2018-11-28 | 2019-10-11 | 英業達股份有限公司 | 電腦機殼 |
JP2021051905A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 富士高分子工業株式会社 | シーリング材用熱伝導シート及びこれを組み込んだ発熱性電気・電子部品 |
KR200494372Y1 (ko) * | 2021-01-18 | 2021-09-29 | 주식회사 리얼게인 | 비상디젤발전기를 위한 경보카드의 수용 장치 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0863694A1 (en) | 1997-03-07 | 1998-09-09 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Heat dissipating box |
US5003429A (en) | 1990-07-09 | 1991-03-26 | International Business Machines Corporation | Electronic assembly with enhanced heat sinking |
DE4242944C2 (de) | 1992-12-18 | 2002-04-25 | Bosch Gmbh Robert | Elektrisches Steuergerät |
US5414592A (en) * | 1993-03-26 | 1995-05-09 | Honeywell Inc. | Heat transforming arrangement for printed wiring boards |
CA2120468A1 (en) | 1993-04-05 | 1994-10-06 | Kenneth Alan Salisbury | Electronic module containing an internally ribbed, integral heat sink and bonded, flexible printed wiring board with two-sided component population |
DE19518522C2 (de) * | 1995-05-19 | 1997-08-28 | Siemens Ag | Steuergerät für ein Kraftfahrzeug |
JPH10274111A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-13 | Denso Corp | 吸気装置およびその組付け方法 |
EP0948248A1 (en) * | 1998-03-24 | 1999-10-06 | Lucent Technologies Inc. | Electronic apparatus having an environmentally sealed enclosure |
-
2000
- 2000-12-21 JP JP2000388900A patent/JP4366863B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-01-29 US US09/770,404 patent/US6341063B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-02-01 DE DE10104568A patent/DE10104568B4/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015183600A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 有限会社ジェイ・ロード | 内燃機関用吸気通路断面積縮小リング及びそのセット、並びにこれらを取り付けることにより内燃機関の出力特性を変化させる方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20010012199A1 (en) | 2001-08-09 |
JP2001298289A (ja) | 2001-10-26 |
US6341063B2 (en) | 2002-01-22 |
DE10104568A1 (de) | 2001-08-09 |
DE10104568B4 (de) | 2012-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4366863B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP4661684B2 (ja) | コネクタの実装構造 | |
JP4006189B2 (ja) | 車両用制御ユニット構造 | |
US8584525B2 (en) | Sensor component | |
JP4553043B2 (ja) | 音響的トランスデューサユニット | |
JP2007525841A (ja) | フレキシブル回路基板アセンブリ | |
US20050048850A1 (en) | Sandwich housing for an antenna amplifier | |
US7492600B2 (en) | Sealed header and method of making | |
US6275594B1 (en) | Piezoelectric acoustic device | |
JPH0345351B2 (ja) | ||
CN112333618A (zh) | 骨声纹传感器模组和电子设备 | |
JP2017157769A (ja) | 樹脂封止型車載制御装置 | |
US6892699B2 (en) | Throttle body and air intake equipment for internal combustion engine | |
JP2002299873A (ja) | 電子制御装置 | |
US11956580B2 (en) | Microphone assembly and headlining assembly | |
JP6793107B2 (ja) | 流量計 | |
CN112311970A (zh) | 镜头模组及电子装置 | |
US5661636A (en) | IC card with on-board hard disk and circuit board with on-board hard disk including a cover with a bulging portion accommodating the hard disk | |
JP2917758B2 (ja) | 振動部品搭載プリント基板収容箱 | |
JP3319583B2 (ja) | 車両用電子機器 | |
KR200380983Y1 (ko) | 오작동 및 작동불량 방지를 위한 자동차용 경보기 | |
US20230311791A1 (en) | Electronic control device | |
CN209929573U (zh) | 一种接插件结构、控制器及汽车发动机冷却风扇 | |
JP3235989B2 (ja) | 電子機器の筐体構造 | |
JP2004285898A (ja) | スロットルボディの電気部品取付構造および取付方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090417 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090421 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090618 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090804 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090817 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |