JP3235989B2 - 電子機器の筐体構造 - Google Patents

電子機器の筐体構造

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JP3235989B2 JP20504298A JP20504298A JP3235989B2 JP 3235989 B2 JP3235989 B2 JP 3235989B2 JP 20504298 A JP20504298 A JP 20504298A JP 20504298 A JP20504298 A JP 20504298A JP 3235989 B2 JP3235989 B2 JP 3235989B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高周波増幅
回路、LNB(ローノイズブロックコンバータ)等の電
子回路を収納する電子機器の筐体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は本発明の対象とする電子機器の筐
体構造を示す平面図である。図7は従来の電子機器の筐
体構造を示すもので、図1のA−A線断面図、図8は図
7における内部筐体の底面図である。
【0003】図1、図7及び図8において、1は例えば
アルミニウムや亜鉛ダイキャスト製の上部を開口した外
部筐体で、上記開口部には蓋体(図示せず)が装着され
る。上記外部筐体1の底板上には回路基板2が載置さ
れ、内部筐体3により固定される。上記回路基板2に
は、例えば高周波増幅回路、LNB(ローノイズブロッ
クコンバータ)等の電子回路が形成される。上記内部筐
体3は、外部筐体1と同様にアルミニウムや亜鉛ダイキ
ャストにより下面を開口した箱状に形成されるもので、
回路基板2を間に介在してねじ4により外部筐体1に固
定される。
【0004】上記内部筐体3は、図7及び図8に示すよ
うに三隅の角部3a〜3cを肉厚に形成してその中心部
に貫通孔5を設けると共に、回路基板2にも対応する位
置に貫通孔6を設け、上記貫通孔5、6内にねじ4を挿
入して外部筐体1の底板にねじ止めし、内部筐体3の側
壁端部を回路基板2に圧接させて該回路基板2を固定し
ている。上記回路基板2は、下面、つまり外部筐体1と
の接触面がアース面で、上面が部品面となっている。ま
た、回路基板2の上面には、回路パターンが形成される
と共に、内部筐体3との接触面にアースパターンが形成
されている。そして、外部筐体1の一側面には、コネク
タ7が設けられ、回路基板2に設けられている回路と接
続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電子回路の
筐体は、回路基板2の面積の有効利用やコネクタ7の取
付け位置に制約があるなどで、図1に示したようにねじ
4を3箇所しか取付けることができない場合がある。こ
のようにねじ4の取付け箇所が限定される場合には、図
9に示すようにねじが取付けられない角部3dと回路基
板2との接触部K1、及び外部筐体1の底板と回路基板
2の下側アース面との接触部K2における圧接力が弱
く、電気的アースの接触が不安定になってしまうという
問題がある。例えば回路基板2が高周波増幅回路であ
り、その出力がコネクタ7を介して取出されるような場
合には、アースの状態が変化すると、出力のリターンロ
スにトラップ等が発生し、悪影響を与えることになる。
【0006】また、内部筐体3の全ての角部3a〜3d
をねじ止めできる場合は、角部3dのアースも良好に行
なうことが可能であるが、ねじ4の本数を増加すると組
立て作業に時間が掛かり、コスト高の原因となる。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、ねじの本数を増加することなく、回路基板
を筐体に確実にアースすることができ、安定した性能を
保持することができる電子機器の筐体構造を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、外部筐体
と、この外部筐体の底板上の一隅に設けられた突起と、
上記外部筐体に収納され、下面に形成されたアース面が
上記突起に当接する回路基板と、この回路基板を上側か
ら上記外部筐体に固定するための内部筐体と、この内部
筐体の三隅を上記回路基板を間に介在して上記外部筐体
にねじ止めし、ねじ止めされていない一隅を上記回路基
板上にて、上記外部筐体の突起より内側で押圧して上記
回路基板のアース面を外部筐体の突起に電気的に接続す
る手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】第2の発明は、外部筐体と、この外部筐体
の底板上の一隅に設けられた突起と、上記外部筐体に収
納され、下面に形成されたアース面が上記突起に当接す
る回路基板と、この回路基板を上側から上記外部筐体に
固定するための内部筐体と、この内部筐体の三隅を上記
回路基板を間に介在して上記外部筐体にねじ止めすると
共に、ねじ止めされていない一隅の下側に突起を設け、
この突起により上記外部筐体の突起より内側で上記回路
基板を押圧して該回路基板のアース面を上記外部筐体の
突起に電気的に接続する手段とを具備したことを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は本発明の対象とする電子機
器の筐体構造の平面図である。また、図2は本発明の一
実施形態に係る電子機器の筐体構造を示すもので、図1
のA−A線断面図、図3は外部筐体1部分のみを示す平
面図、図4は図3のB−B線断面図、図5は同実施形態
における内部筐体3部分を取出して示す底面図、図6は
図5のC−C線断面図である。
【0011】図1において、1は例えばアルミニウムや
亜鉛ダイキャスト製の上部を開口した外部筐体で、上記
開口部には蓋体(図示せず)が装着される。上記外部筐
体1の底板上には回路基板2が載置され、内部筐体3に
より固定される。上記内部筐体3は、外部筐体1と同様
にアルミニウムや亜鉛ダイキャストにより下面を開口し
た箱状に形成されるもので、回路基板2を間に介在して
ねじ4により外部筐体1に固定される。上記内部筐体3
は、回路基板2に形成される電子回路をシールドする機
能も有している。また、外部筐体1の一側面にコネクタ
7が設けられ、回路基板2上の電子回路に接続される。
【0012】上記内部筐体3は、図2及び図5に示すよ
うに三隅の角部3a〜3cを肉厚に形成してその中心部
に貫通孔5を設けると共に、回路基板2にも対応する位
置に貫通孔6を設け、上記貫通孔5、6内にねじ4を挿
入して外部筐体1の底板に設けたねじ穴8に螺入し、内
部筐体3の側壁端部を回路基板2に圧接して該回路基板
2を固定している。この場合、内部筐体3の他の角部3
dには、回路基板2に当接する先端部に突起11を設
け、上記ねじ4により回路基板2及び内部筐体3を固定
した際に上記突起11が十分な力で回路基板2に圧接す
るようにしている。この回路基板2の上面には、回路パ
ターンが形成されると共に、上記突起11との当接面に
アースパターンが形成される。この場合、回路基板2上
の上記突起11に当接する部位は、図2に示したように
凹部状に形成しても、また、特に加工せず平面状に保持
してもよい。
【0013】一方、外部筐体1の底板上には、上記内部
筐体3の突起11が設けられた角部3dに対応する一隅
において、回路基板2の側縁下面に対向する位置に突起
12を設ける。この突起12は、回路基板2の底面に形
成されるアース面に対し、上記内部筐体3の突起11よ
り外側の位置で当接する。
【0014】図3及び図4は、上記外部筐体1の突起1
2が形成される部分の詳細を示したものである。突起1
2は、外部筐体1の底板上において、ねじ穴8が設けら
れていない角部に位置し、長方形状に形成される。上記
突起12の寸法は、例えば図4に示すように幅W1が
0.4mm程度、高さW2が0.3mm程度になってい
る。上記突起11、12の寸法は、回路基板2が適応で
きる応力の範囲内で設定される。
【0015】また、図5及び図6は、上記内部筐体3に
突起11が形成される部分の詳細を示したものである。
突起11は、内部筐体3の側壁下側において、貫通孔5
が形成されていない角部3dにL字形状に設けられる。
上記突起11の寸法は、例えば図6に示すように幅W3
が0.2mm程度、高さW2が0.1mm程度になって
いる。上記内部筐体3に設けた突起11は、外部筐体1
の突起12より内側に変位した位置で回路基板2上のア
ースパターンに当接するように設定される。
【0016】上記のように外部筐体1の底板上に回路基
板2を介して内部筐体3を配置し、ねじ4により固定す
る場合に、外部筐体1における底板上のねじ止めできな
い一隅に突起12を設けて回路基板2の下側アース面に
当接させ、また、内部筐体3のねじ止めできない角部3
dの下端部に突起11を設け、上記外部筐体1の突起1
2より内側に変位した位置で回路基板2上のアースパタ
ーンに当接させるようにしたので、内部筐体3及び回路
基板2を外部筐体1にねじ止めしたときに、回路基板2
の応力を利用して各突起11、12と回路基板2のアー
ス面とを強く接触させることができ、回路基板2のアー
ス接続を確実にして電気特性を安定に保持することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、外
部筐体の底板上に回路基板を介して内部筐体を配置し、
ねじにより固定する場合に、外部筐体における底板上の
ねじ止めできない一隅に突起を設けて回路基板の下側ア
ース面に当接させ、また、内部筐体のねじ止めできない
角部の下端部に突起を設け、上記外部筐体に設けた突起
より内側に変位した位置で回路基板上に当接させるよう
にしたので、内部筐体及び回路基板を外部筐体にねじ止
めしたときに、回路基板の応力を利用して各突起と回路
基板のアース面とを強く接触させることができ、回路基
板のアース接続を確実にして電気特性を安定に保持する
ことができる。この結果、少ないねじ数でも回路基板の
アース接続が可能となり、回路基板における回路面積を
有効に活用して電子機器の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象とする電子機器の筐体構造を示す
平面図。
【図2】本発明の一実施形態における電子機器の筐体構
造を示すもので、図1のA−A線断面図。
【図3】同実施形態における筐体の平面図。
【図4】図3におけるB−B線断面図。
【図5】同実施形態における内部筐体の底面図。
【図6】図5のC−C線断面図。
【図7】従来の電子機器の筐体構造を示すもので、図1
のA−A線断面図。
【図8】図7における内部筐体の底面図。
【図9】図7における回路基板と外部筐体及び内部筐体
とのアース面の接触状態を説明するための図。
【符号の説明】
1 外部筐体 2 回路基板 3 内部筐体 3a〜3d 角部 4 ねじ 5、6 貫通孔 7 コネクタ 8 ねじ穴 11 内部筐体に設けられた突起 12 外部筐体に設けられた突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−162797(JP,A) 特開 昭50−92847(JP,A) 特開 平9−230069(JP,A) 特開 平5−136578(JP,A) 実開 平3−126092(JP,U) 実開 昭61−30285(JP,U) 実開 昭64−24884(JP,U) 実開 昭63−200386(JP,U) 実開 平2−136378(JP,U) 実開 昭58−34797(JP,U) 登録実用新案3030032(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/14 H05K 7/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部筐体と、この外部筐体の底板上の一
    隅に設けられた突起と、上記外部筐体に収納され、下面
    に形成されたアース面が上記突起に当接する回路基板
    と、この回路基板を上側から上記外部筐体に固定するた
    めの内部筐体と、この内部筐体の三隅を上記回路基板を
    間に介在して上記外部筐体にねじ止めし、ねじ止めされ
    ていない一隅を上記回路基板上にて、上記外部筐体の突
    起より内側で押圧して上記回路基板のアース面を外部筐
    体の突起に電気的に接続する手段とを具備したことを特
    徴とする電子機器の筐体構造。
  2. 【請求項2】 外部筐体と、この外部筐体の底板上の一
    隅に設けられた突起と、上記外部筐体に収納され、下面
    に形成されたアース面が上記突起に当接する回路基板
    と、この回路基板を上側から上記外部筐体に固定するた
    めの内部筐体と、この内部筐体の三隅を上記回路基板を
    間に介在して上記外部筐体にねじ止めすると共に、ねじ
    止めされていない一隅の下側に突起を設け、この突起に
    より上記外部筐体の突起より内側で上記回路基板を押圧
    して該回路基板のアース面を上記外部筐体の突起に電気
    的に接続する手段とを具備したことを特徴とする電子機
    器の筐体構造。
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