JP3094771B2 - 電子・通信装置ユニット構造 - Google Patents
電子・通信装置ユニット構造Info
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Description
造の標準化ならびに小形軽量化を図ることのできる新規
な電子・通信ユニットの構造に関する。
明細書では単に電子・通信装置と略称する)の分野では
信号処理回路や信号増幅回路などをそれぞれにユニット
構成化し、小形軽量化とともに良好な電気的特性を得る
ように構成される。
の電気回路をプリント配線板でなる回路基板で構成し、
回路基板の電磁気的なシールド遮蔽ならびに接地(アー
ス)が確実であることが必要なことである。
(a)に示される平面図および図(b)に示される側面
図を参照して説明する。なお図(a)は上面の蓋体を取
り外して内部構成の理解を容易とするように示されてい
る。
ニウムの厚板を切削加工して周囲の壁3と取り付け用の
フランジ4が形成され、壁3で囲まれる内部空間の底部
5には詳細を図示省略のプリント配線板でなる回路基板
6が多数のねじ7で取り付け固定されている。
ための同軸コネクタ8が壁3を貫通するように取り付け
られ、同じくバイアス電源供給用のコンデンサ機能を有
する貫通端子9が取り付けられている。
を覆う蓋体取り付け用のねじ穴11が多数設けられてお
り、ねじ(図示省略)によって蓋体12が取り付けられ
開口が覆われるように構成されている。
工による筐体と比較して筐体2が継ぎ目のない一体の箱
形に形成されることから、電気的なシールド遮蔽は確実
であるとともに、要求に応じて任意な形状でしかも複雑
な形状に対しても機械加工による製造で比較的容易に応
じ得るものである。
任意な構造ならびに形状の得られることは逆に標準化を
図ることができず機種ごとに新設計を行なうこととな
り、設計時間を多く要し新規な工程手順による切削加工
に要する時間を費やすことからコスト高となることが避
けられない。
工上極端な薄形化を図ることができないために困難であ
るといった問題点がある。蓋体12の取り付けには隙間
をできるだけ少なくして電磁波に対するシールド遮蔽効
果の面から、取り付けねじの数を多く要しねじ穴の加工
ならびにねじの取り付け組み立てに相当の時間を要する
といった問題点もあった。
構成にして基本構造の標準化ならびに小形軽量化が容易
であり、しかも電気的特性が安定かつ良好で組み立て性
にすぐれた電子・通信装置ユニットの構造の提供を発明
の課題とするものである。
の本発明手段の構成要旨とするところは、第1の発明に
よれば、金属基板と、該金属基板上に取り付けられる回
路基板と、該回路基板を覆い金属基板上に取り付けられ
る金属蓋体と、該金属蓋体の側壁切り欠き部により該側
壁を貫通するよう上記金属基板上に取り付けられるコネ
クタと、上記金属蓋体の開口縁および上記金属基板面な
らびにコネクタの周囲に接触される導電性ゴム部材と、
からなる電子・通信装置ユニット構造である。
基板上に取り付けられる回路基板と、該回路基板を覆い
金属基板上に取り付けられる金属蓋体と、該金属蓋体の
側壁切り欠き部により該側壁を貫通するよう上記金属基
板上に取り付けられるコネクタと、長手方向に形成され
た開口が金属蓋体の開口縁に沿って嵌め込まれ該蓋体に
取り付けられて上記金属基板面ならびにコネクタの周囲
に接触される導電性ゴム部材と、からなる電子・通信装
置ユニット構造である。
基板上に取り付けられる複数の回路基板と、該回路基板
それぞれを個々に覆い上記金属基板上に取り付けられる
複数の金属蓋体と、上記回路基板間に配置され両回路基
板間を回路接続させる接続用回路基板と、該接続用回路
基板上を跨いで遮蔽し金属基板上に取り付けられる遮蔽
板と、上記金属蓋板の開口縁および上記金属基板面なら
びに遮蔽板上に接触される導電性ゴム部材と、からなる
電子・通信装置ユニット構造である。
基板上に取り付けられる回路基板と、該回路基板を覆い
金属基板上に取り付けられる金属蓋体と、該金属蓋体の
側壁切り欠き部により該側壁を貫通するよう上記金属基
板上に取り付けられるコネクタと、上記金属蓋体の開口
縁および上記金属基板面ならびにコネクタの周囲に接触
される導電性ゴム部材と、からなり、上記導電性ゴム部
材を嵌め込む溝が上記金属基板面およびコネクタの周囲
に対して少なくともコネクタの周囲に形成されてなる電
子・通信装置ユニット構造である。
しては金属板の絞り加工品であり開口周囲の開口縁は断
面視外側へ張り出す彎曲形状に形成されてなるものであ
ることも含まれ得るものでもある。
平坦な金属基板上に回路基板が直接的に取り付けられる
とともに金属製のコネクタハウジングも取り付けられ、
この回路基板全面を薄板材でなる金属蓋体が覆うととも
に、金属蓋体の開口縁と金属基板面ならびにコネクタハ
ウジングの周囲とに導電性ゴム部材が接触して電磁シー
ルド遮蔽が確実容易に行なわれるものであるから、構成
を簡易なものとして小形軽量化とともに構造の標準化が
行なえる。
手方向に沿って形成された開口が金属蓋体の開口縁に嵌
め込まれることから、導電性ゴム部材が金属蓋体に取り
付けられた状態となって取り扱い性が良好となる以外
に、接触状態が安定となる。
ぞれに金属蓋体が取り付けられるような構成とすること
が可能であり、この場合回路金属間を接続させる接続用
回路基板上の金属製遮蔽板に導電性ゴム部材を介して金
属蓋体を接触させることで電磁シールド遮蔽が良好に行
なえる。
クタハウジングの周囲に導電性ゴム部材を嵌め込ませる
溝を形成することで、組み立て取り扱い性が良好となり
位置決めが確実となる。
状とすることにより導電性ゴム部材との接触状態が安定
化される以外に、とくには第2発明に適用することで導
電性ゴム部材の取り付けが確実となる。
について構成の要旨にもとづき図を参照しながら好適実
施例により詳細に説明する。
帯の多重無線通信装置ユニット(以下単に装置ユニット
と略称する)としての分離状態の斜視図に示される。図
1において装置ユニット21は、たとえば厚さが数mm
程度(2〜10mm)の平坦なアルミニウム合金板から
なる金属基板22に取り付け用ねじ孔23が多数設けら
れている。
属基板22上に図示省略のねじなどにより密着状態に取
り付け固定される。回路基板24の周囲近傍にバイアス
電源供給用の、かまぼこ形の取り付け金具25にねじ込
み取り付けられるコンデンサ形の貫通端子26の取り付
けられた端子ブロック27が、取り付け脚28とねじ2
9により金属基板22に取り付け固定される。
力用の同軸コネクタ31の金属製ハウジング32も同様
にかまぼこ形であり、取り付け脚33とねじ34により
金属基板22に取り付け固定される。
ク27と同軸コネクタの金属製ハウジング32とは、金
属基板22に電気的に同電位に接続されることとなり、
金属基板22が接地(アース)電位であると同電位とな
る。
基板24を覆うようにして取り付けられる。この金属蓋
体35は金属薄板、たとえば厚さが0.4〜1.2mm
程度から選択された適宜厚さの構造用鋼板の絞り加工さ
れた箱形のものであり、周囲4箇所にL形の取り付け脚
(図は片側の2箇所のみが示される)36が設けられて
いる。もちろん、防錆のためのたとえばニッケルめっき
などの導電性の良好な表面処理の施されたものである。
に連通する切り欠き38,39が形成されており、一方
の切り欠き38の形状は端子ブロックの取り付け金具2
5のかまぼこ形に対応し、他方の切り欠き39の形状は
同軸コネクタの金属製ハウジング32のかまぼこ形の形
状に対応されている。
開口縁には導電性ゴム部材41が接触されるように配置
される。なお、金属基板22には金属蓋体35の取り付
けられた状態で、金属蓋体35の外側周囲に装置ユニッ
ト21を通信装置などの所定位置に、ねじなどを適用し
て取り付け固定させるための取り付け用の孔が設けられ
ているが、図示させると煩雑となることから省略して示
してある。後述の各実施例においても同様であると理解
されたい。
上に4本のねじ42で取り付け固定させるのであるが、
回路基板24全体が覆われるとともにかまぼこ形の取り
付け金具25と同軸コネクタの金属性ハウジング32上
に丁度導電性ゴム部材41が接触されるような関係とな
る。
(b)に示される。図(a)は同軸コネクタの金属製ハ
ウジング32との位置関係であり、図(b)は取り付け
金具25との位置関係であって、それぞれによく示され
ている。
41は金属蓋体35の下方開口縁および金属基板22上
面との両方に沿って導電接触されるとともに、切り欠き
38,39の開口縁と取り付け金具25および金属製ハ
ウジング32の周囲とに導電接触されて金属基板22に
対する金属蓋体35による電磁気的なシールド遮蔽が確
実に達成されている。
態は丁度金属蓋体35の側壁37の切り欠き部39によ
って、側壁37を貫通するように構成されている。この
ようなことは端子ブロック27についても同様である。
との関係の斜視図である。図3では代表的に切り欠き3
9は1箇所のみ示してある。金属蓋体35は比較的に薄
い金属板であって、箱形に絞り加工され周囲の側壁37
にL形の取り付け脚36の取り付けられたものであるこ
とはすでに述べたとおりである。
欠き39の開口縁46とには連続した導電性ゴム部材4
1が接触するように配置される。ここに示される導電性
ゴム部材の形状は原理的に示したものであって、実際に
は後述されるような種々の態様が適用されるものであ
る。
係の好ましい状態について図4の拡大部分側断面図によ
って説明する。金属蓋体35の側壁37の下端開口部の
開口縁45は断面視外側へ張り出す彎曲形状47に形成
されている。
を形成させる際にプレス装置の絞り型によって形成させ
ることが可能なものであり、さして大きな張り出し寸法
ではなく、せいぜい0.5mm程度であり、導電性ゴム
部材41への接触を良好とする以外に側壁37が彎曲し
難いような補強機能も有する。
下方は板圧による彎曲面であるが、図示上方の隅角は直
角に曲げられており、プレス型による位置出しの形状な
らびに寸法精度の安定化が図られている。
されるようであって円管状の内部が空洞48のものであ
る。この内部空洞48に対して長手方向に形成された開
口(スリット)49をそなえる。
リコーンゴムであって、カーボン(C)混入による電気
的に良好な低抵抗なものである。硬度についてもゴム硬
度30〜50程度の比較的に柔軟なものであって空洞4
8の存在とともに撓みやすく復元性も良好なものであ
る。
体35の開口縁45を挿入し、空洞部48に彎曲形状部
47を位置させると図(c)に示されるようになる。こ
の状態は開口49が金属蓋体35の側壁37を挟持し、
さらに空洞部48内に彎曲形状部47が囲まれるように
なることから導電性ゴム部材41が金属蓋板35から容
易に外れることがなくなるものである。
き38,39の箇所についても同様であって、このよう
な構成を適用することにより一本の導電性ゴム部材41
を切れ目なく連続して金属蓋体35の開口縁45,46
にそって嵌め込むことができることである。
た状態の図5の拡大部分側断面図によって説明する。図
5の図(a)に示されるうに金属蓋体35は、そのL形
の取り付け脚36とねじ42によって金属基板22上に
取り付け固定される。
に押し付けられて密着固定され、金属蓋体35の位置が
規定されるとともに、金属基板22とは取り付け脚36
を介して同電位となる。すなわち接地(アース)電位と
なる。
板22の面よりも所定間隔設けられた位置に設定されて
いる。この間隔は開口縁45と金属基板22との面の間
に導電性ゴム部材41が丁度適正な圧縮量で圧縮接触さ
れるように設定されていることにほかならないことであ
る。
22との間に電気的な接触が維持確保されてこの間の電
気的シールド遮蔽が確実に行なわれることと、導電性ゴ
ム部材41に過大な塑性変形をおこさない程度で変形形
状に十分な復元力を保持する状態をいう。
1は、その圧縮変形によって金属蓋体35の開口縁45
に形成された彎曲形状部47に沿って密着されることに
より、接触面積が局部的になることなく広い面積となり
押圧力が集中しないようになっていることがよく示され
ている。
少なくなり金属基板22と金属蓋体35周囲全体の接地
(アース)接触が安定確実なものとなるので、回路基板
24ならびにコネクタ貫通部分のシールド遮蔽が良好な
ものとなる。
ついて図6を参照し以下に説明する。本実施例は同軸コ
ネクタ31に適用した場合を示す。同軸コネクタ31は
中心導体51と外部導体である金属製ハウジング32と
の中間に誘電体層(スリーブ)52が介在される。
ねじとかまぼこ形部分ならびに取り付け脚33の部分が
すべて一体形成されたものであって黄銅などの電気的に
良好な金属で形成される。
る誘電体層52と中心導体51とには導体条53が取り
付けられて、回路基板24の回路パターン(図示省略)
と中心導体51とが電気的に接続される。
ウジング32は取り付け脚33とねじ34とにより、金
属基板22に取り付け固定されるから金属基板22と同
電位の接地(アース)電位となる。
例について図7を参照して以下に説明する。本実施例は
コンデンサ形の貫通端子に適用した場合を示すが、この
ような端子ブロック27も本発明では回路接続のための
コネクタとしての範囲に含まれるものである。
金属からなり、周囲におねじが形成されている。中間に
高誘電率の電気的絶縁層55が充填されてコンデンサ機
能を有する。中心に金属の貫通電極端子56が設けられ
ている。このようにして不要な雑音成分が除去されて必
要なバイアス電流のみが回路基板に接続供給される。
有するかまぼこ形の取り付け金具25には、取り付け脚
28が一体形成されたものであって黄銅などの電気的に
良好な金属で形成される。
取り付け脚28とねじ29とにより、金属基板22に取
り付け固定されるから金属基板22と同電位の接地(ア
ース)電位となる。
導電性ゴム部材41を平坦な開口縁45の部分61,6
2と、切り欠き部38,39の部分63,64の4本と
し、それぞれの開口縁に嵌め合わせるようにしてもよい
ものである。このようにすると、挿入作業が楽に行なえ
る利点がある。
して説明する。図9の図(a)の斜視図に同軸コネクタ
65の金属製ハウジング66のかまぼこ形の周囲3面に
溝67を形成したものである。前実施例と同様にねじ止
め固定用の取り付け脚68を有する。
(b)の斜視図に示されるようにかまぼこ形の取り付け
金具69の周囲3面に溝71を形成したものであり、前
実施例と同様にねじ孔72と取り付け脚73とを有し、
貫通端子26(図7の図(a)に示される)を取り付け
て端子ブロック74に構成させる。
ク74とを図1の同軸コネクタ31と端子ブロック27
に代えて取り付けることにより導電性ゴム部材41を介
しての金属蓋体35の位置決めが確実容易となる。もち
ろん、導電性ゴム部材41は各溝67,71に丁度嵌ま
り合うとともに適正な接触変形状態となるように設定さ
せることはいうまでもない。
と、図9の図(b)の斜視図に示されるように金属基板
75に方形の溝76を形成させる。この金属基板75は
図1の金属基板22と同様であって取り付け用ねじ孔2
3が設けられているものである。
45に対応しており、図9の図(a)に示される同軸コ
ネクタ65および図7の図(b)に示される端子ブロッ
ク74を組み合わせ取り付けることにより、図10の図
(a)および図(b)の側断面図に示されるような組み
立て状態が得られる。
分が示され、図(b)は端子ブロック74の部分が示さ
れている。また、図5の図(b)には金属基板75との
関係部分が拡大し詳細に示されている。この実施例によ
ると金属基板75に対する金属蓋板35の位置決めが一
層確実なものとなる。
照して説明する。この実施例にあっては、図9の図
(a)に示される同軸コネクタ65と図7の図(b)に
示される端子ブロック74が適用されるが説明の都合上
同軸コネクタ65の部分を参照して説明する。
されており、同軸コネクタ65のハウジング66に形状
された溝67の幅は導電性ゴム部材79の外径よりも適
宜に狭い。この実施例の導電性ゴム部材79は前実施例
の導電性ゴム部材41と同等であるが、図示のように長
手方向の開口(スリット)は形成されていないものであ
る。しかしながら、開口が形成されていても開口を溝6
7の底面方向に向けることで適用可能である。
部材79を溝67に挿入させるには幅と外径との差にも
とづいて押し込むことになる。その結果導電性ゴム部材
79は幅方向が圧縮されて図示のように、溝67の両側
面に圧接し高さ方向が若干大きくなるよう長円形に変形
されるが、導電性ゴム部材79は溝67内に摩擦力によ
って容易かつ確実に保持される。
のかまぼこ形周囲の彎曲形に沿わせて容易に保持させる
ことができることを意味している。したがって、図8の
導電性ゴム部材63,64のように単体部材として置き
換えて適用し得るに好適なことである。
形状部47を直接上部から圧接接触させることにより、
図11の図(c)に示されるように導電性ゴム部材79
を弾性的に変形させることになる。
厚による端面のみの接触に比べて局部的な変形を与える
ものではないから、導電性ゴム部材79に局部応力が働
くものではなく、導電性ゴム部材79の劣化が防止され
ることと、接触面積が大幅に広くなり電気的接触も良好
となる。
端子ブロック74についても、まったく同様に実施適用
し得ることである。本発明の第5の実施例について説明
する。この実施例は基本的には図11の図(a)に示さ
れる導電性ゴム部材79に相当するものを用いることに
あり、その態様は図8に示される導電性ゴム部材61,
62,63,64のすべてを中空の導電性ゴム部材79
相当品に置き換えるものである。
(b)に示される溝76を有する金属基板75であり、
同軸コネクタについても同様に図9の図(a)の溝67
の形成された同軸コネクタ65、端子ブロックも同様に
図7の図(b)に示される溝71の形成された端子ブロ
ック74が適用される。
1〜64を開口縁に取り付けない状態となり、接触状態
はすべての部分が図11の図(c)に示される状態とな
るものである。したがって金属蓋体35に導電性ゴム部
材を取り付ける作業を要すことなく簡易となる。
の側壁37の厚さ方向への彎曲変形を防止する補強効果
と、接触面積の増加、ならびに導電性ゴム部材79への
局部集中荷重の作用をなくすなどの作用、効果を示す。
び図13を参照して説明する。図12の斜視図による
と、金属基板(図示省略)上に複数(図では2枚)の回
路基板81,82が密着状態に取り付け固定される。こ
れらの回路基板81,82の側辺間には信号回路接続用
の細幅な接続回路基板84が金属基板上に接着して取り
付け固定されている。
軸コネクタならびに端子ブロックなどがそれぞれに取り
付け固定されるものであるが、発明の理解を容易とする
ためにあえて省略して示してあるので、そのように理解
されたい。
蓋体85,86が金属基板上に取り付けられるのである
が、隣接する側壁の開口縁部分には接続回路基板84を
避けるように切り欠き(図では一方のみが見える)8
7,87が形成される。
視図によく示される。回路基板81,82の隣接間で接
続回路基板84の両側の金属基板88上には凹所89,
89が形成され、その底部にはねじ孔91,91が設け
られている。
84を覆う側面視溝形で正面視台形山形の遮蔽板92が
嵌められ、2本の皿頭ねじ93,93で取り付け固定さ
れる。遮蔽板92の山形部分は接続回路基板84の上を
跨ぎ、適宜の間隔が設けられる。
びに、各切り欠き部には図(b)の側断面図に示される
ように前実施例と同様な導電性ゴム部材41が嵌められ
て取り付けられることにより、金属基板88上と遮蔽板
92上に導電性ゴム部材41が接触し、切れ目なく電気
的なシールド遮蔽が行なわれる。これらについての詳細
な内容はすでに述べたことと同様であるから、ここでの
説明は省略するものとする。
(b)に示されたような各回路基板を囲む溝76を形成
したものとし、図7の図(b)に示される溝71付きの
端子ブロック74、ならびに図9の図(a)に示される
溝67付きの同軸コネクタ65を適用して、図11の図
(c)に示されるような導電性ゴム部材79との関係と
なるような接触によるシールド遮蔽の構成とすることは
なんらの問題なく適用し得ることである。
を行なうことについても同様であり、その態様について
も縦列にないしは並列に実施し得ることはいうまでもな
いことである。
子ブロックの取り付け金具をかまぼこ形としたが、これ
に限らず台形、山形、その他の類似形状を適用し得るも
のである。
わせは任意であり、必要に応じて種々の態様に応じ得る
ものである。
・通信装置ユニット構造によれば、従来技術に比較して
金属蓋板の取り付けにはねじが大幅に少なくなり、加工
工数の低減ならびに組み立ての作業性が改善される。
とからやはり軽減されるとともに、金属蓋体も薄板で可
能であり、合わせ目のない一枚板であるから軽量化なら
びに電気的なシールド遮蔽は良好なものである。
することで基本構造の標準化が容易に可能であるから、
構造の設計工数の大幅な削減が可能である。このような
ことから、金属基板の簡易構成との組み合わせにより大
幅なコスト低減が図れる。
から電気的なシールド遮蔽が確実に行なえる。回路基板
は金属基板に接触させることで動作にともなう発熱を金
属基板全体に伝熱させて効率的な放熱効果が得られるも
のとなる。
この種分野に適用してきわめて有用なものである。
図
実施例
属基板
Claims (5)
- 【請求項1】 金属基板(22)と、該金属基板上に取
り付けられる回路基板(24)と、該回路基板を覆い金
属基板上に取り付けられる金属蓋体(35)と、該金属
蓋体の側壁(37)切り欠き部(39)により該側壁を
貫通するよう上記金属基板(22)上に取り付けられる
コネクタ(31)と、上記金属蓋体(35)の開口縁
(45)および上記金属基板(22)面ならびにコネク
タ(31)の周囲に接触される導電性ゴム部材(41)
(79)と、からなることを特徴とする電子・通信装置
ユニット構造。 - 【請求項2】 金属基板(22)と、該金属基板上に取
り付けられる回路基板(24)と、該回路基板を覆い金
属基板上に取り付けられる金属蓋体(35)と、該金属
蓋体の側壁(37)切り欠き部(39)により該側壁を
貫通するよう上記金属基板(22)上に取り付けられる
コネクタ(31)と、長手方向に形成された開口(4
9)が金属蓋体の開口縁(45)に沿って嵌め込まれ該
蓋体(35)に取り付けられて上記金属基板(22)面
ならびにコネクタ(31)の周囲に接触される導電性ゴ
ム部材(41)と、からなることを特徴とする電子・通
信装置ユニット構造。 - 【請求項3】 金属基板(88)と、該金属基板上に取
り付けられる複数の回路基板(81)(82)と、該回
路基板それぞれを個々に覆い上記金属基板(88)上に
取り付けられる複数の金属蓋体(85)(86)と、上
記回路基板間に配置され両回路基板(81)(82)間
を回路接続させる接続用回路基板(84)と、該接続用
回路基板上を跨いで遮蔽し金属基板上に取り付けられる
遮蔽板(92)と、上記金属蓋体の開口縁(45)およ
び上記金属基板(88)面ならびに遮蔽板上に接触され
る導電性ゴム部材(41)(79)と、からなることを
特徴とする電子・通信装置ユニット構造。 - 【請求項4】 金属基板(22)(75)と、該金属基
板上に取り付けられる回路基板(24)と、該回路基板
を覆い金属基板上に取り付けられる金属蓋体(35)
と、該金属蓋体の側壁切り欠き部により該側壁を貫通す
るよう上記金属基板上に取り付けられるコネクタ(6
5)と、上記金属蓋体の開口縁および上記金属基板面な
らびにコネクタの周囲に接触される導電性ゴム部材(6
1〜64)(79)と、からなり、 上記導電性ゴム部材を嵌め込む溝(67)(76)が上
記金属基板(22)(75)面およびコネクタ(65)
の周囲に対して少なくともコネクタの周囲に形成されて
なることを特徴とする電子・通信装置ユニット構造。 - 【請求項5】 金属蓋体(35)は金属板の絞り加工品
であり開口周囲の開口縁(45)は断面視外側へ張り出
す彎曲形状(47)に形成されてなることを特徴とする
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子・通信
装置ユニット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06021514A JP3094771B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 電子・通信装置ユニット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06021514A JP3094771B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 電子・通信装置ユニット構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07231190A JPH07231190A (ja) | 1995-08-29 |
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