JPH04298099A

JPH04298099A - 電子機器の筐体

Info

Publication number: JPH04298099A
Application number: JP8455391A
Authority: JP
Inventors: Noboru Koike; 昇小池
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1991-03-26
Filing date: 1991-03-26
Publication date: 1992-10-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［発明の目的］

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、高周波ケーブルで接続
される電子回路部品を内部に有する無線機等の電子機器
の筐体に関する。

【０００２】

【従来の技術】図４及び図５に高周波回路を有する従来
の電子機器を示す。

【０００３】この電子機器は、高周波回路が形成された
プリント配線板１が金属製の筐体２内にねじ３にて取り
付けられて構成されており、筐体２の側板には、プリン
ト配線板１に設けられた入出力コネクタ５を外部ケーブ
ルと接続させるための開口部６が設けられている。

【０００４】プリント配線板１には、各種電子部品７が
実装されるとともに、一対の高周波同軸コネクタレセプ
タクル９，９が設けられており、このレセプタクル９に
は、高周波同軸ケーブル１１の端部に設けられた高周波
同軸コネクタプラグ１３が接続されている。また、高周
波同軸ケーブル１１の中途部分の外被は剥されてアース
線が露出させられており、このアース線にラグ端子１５
が接触させられて、図５に示す如く、ラグ端子１５はプ
リント配線板１のアースパターンに半田１６にて固定さ
れている。従って、高周波同軸ケーブル１１は、レセプ
タクル９，９及びラグ端子１５の３箇所にてプリント配
線板１に保持されるとともに、この３箇所にてプリント
配線板１とアース接続されている。また、プリント配線
板１自体はねじ３を介して筐体２とアース接続されてい
る。

【０００５】しかしながらこの従来の電子機器によると
、プリント配線板１に実装された電子部品７をよけなが
ら高周波同軸ケーブル１１をプリント配線板１上で引き
回し、かつ、ラグ端子１５を用いてプリント配線板１に
固定せねばならないので、高周波同軸ケーブル１１の取
付作業が煩雑であった。

【０００６】また、高周波同軸ケーブル１１は数箇所が
プリント配線板１に固定されているだけの構成であり、
ケーブル１１は固定箇所以外では局部的に撓み易いため
、高周波特性が変化するという不具合があった。この場
合に、高周波同軸ケーブルにかえて変形し難いセミリジ
ッドケーブルを用いることも考えられるが、プリント配
線板に配設し得る形状にセミリジッドケーブルを加工す
るには多くの工数を要する。

【０００７】また、高周波同軸ケーブル１１は、数箇所
でしかプリント配線板１にアース接続されていないため
、ケーブル１１のアース線自体に若干の電位差が生じ、
良好な高周波特性を得られないという不具合があった。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上述の如く、高周波同
軸ケーブルを用いた従来の電子機器では、高周波同軸ケ
ーブルの取付作業が非常に煩雑であり、また、高周波同
軸ケーブルが撓み易く、又高周波同軸ケーブルのアース
が不十分のため、良好な高周波特性を得られないという
不具合があった。

【０００９】本発明はこのような従来の欠点に鑑みてな
されたものであり、高周波同軸ケーブルの取付作業が容
易となり、かつ、良好な高周波特性を得ることができる
電子機器の筐体を提供することを目的とする。［発明の構成］

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明では、高周波同軸
ケーブルで接続される電子回路部品を内部に有する電子
機器の筐体において、この筐体には、高周波同軸ケーブ
ルが嵌め込まれる溝が内部に形成された構成となってい
る。

【００１１】また、筐体自体は導電性を有する材質で形
成すると良い。

【００１２】

【作用】本発明では、筐体内の溝に高周波同軸ケーブル
を嵌め込むだけの作業で、高周波同軸ケーブルは取り付
けられる。また、筐体を導電性を有する材質で形成した
場合は、外被が剥された高周波同軸ケーブルを溝に嵌め
込むことにより、高周波同軸ケーブルのアース線はほぼ
全領域にわたって筐体と同電位となる。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１乃至図３を参
照して詳述する。

【００１４】図１は本発明に係る筐体を有する電子機器
の分解斜視図、図２は電子機器を組立てた状態での図１
のＹ−Ｙ線断面図である。

【００１５】本発明に係る筐体は、筐体本体２１と蓋体
２２とで構成されており、筐体本体２１内にプリント配
線板２４がねじ２５で固定され、かつ、プリント配線板
２４の所定回路間が高周波同軸ケーブル２７で接続され
、筐体本体２１に蓋体２２が取り付けられることにより
電子機器が形成されている。

【００１６】筐体本体２１及び蓋体２２は、導電性を有
する材質、例えばアルミダイカストやプラスチックに金
属メッキを施すことにより形成されており、シールドケ
ースの役割を担っている。

【００１７】また、筐体本体２１は、図１に示す如く、
内側側壁２９に、高周波ケーブル２７をほぼ全領域にわ
たって嵌め込むことができる溝３１が設けられている。また、側面には、プリント配線板２４に設けられた入出
力コネクタ３２に外部ケーブル（図示せず）を接続する
ための開口部３４が形成されている。

【００１８】プリント配線板２４には、各種電子部品３
６が実装されるとともに、一対の高周波同軸コネクタレ
セプタクル３８，３８が設けられている。

【００１９】上記の如き構成となっているので、プリン
ト配線板２４に対する高周波同軸ケーブル２７の接続は
、図１に示す如く、高周波同軸ケーブル２７の両端部分
以外の全領域を溝３１に嵌め込んで筐体本体２１内に取
り付け、両端部分に設けられた高周波同軸コネクタプラ
グ４０，４０をレセプタクル３８，３８に接続するとい
う作業で完了する。従って、従来の如く、高周波同軸ケーブルを基板上で引
き回す作業やラグ端子で固定する作業がなくなるので、
高周波同軸ケーブル２７の取付作業は非常に簡単になる
。また、高周波同軸ケーブル２７はほぼ全領域にわたって
溝３１内に保持されるので、ケーブル２７が撓むことは
なく、良好な高周波特性を得られる。

【００２０】一方、高周波同軸ケーブル２７を溝３１に
嵌め込むに際しては外被をあらかじめ剥しておく。この
ようにすれば、ケーブル２７のアース線４３は筐体本体
２１に電気的に接続されることになり、ねじ２５を介し
て筐体本体２１にアース接続されるプリント配線板２４
と共に、筐体側に直接アース接続される。この場合に、
ケーブル２７のほぼ全領域の外被を剥すならば、ケーブ
ル２７のアース線４３はほぼ全領域にわたって筐体本体
２１にアース接続されることになり、アース線４３のア
ース電位は全領域にわたって一様になる。また、図３に
示す如く、溝３１に突起４５を複数箇所に設けるならば
、高周波同軸ケーブル２７が溝３１から脱落することを
防止でき、また、突起４５がケーブル２７のアース線４
３に確実に接触するため、ケーブル２７のアース線４３
と筐体本体２１の電気的接続はより確実になる。

【００２１】

【発明の効果】以上説明したように本発明では、筐体内
に設けられた溝に高周波同軸ケーブルを嵌め込むだけで
高周波同軸ケーブルを取り付けることができるので高周
波同軸ケーブルの取付作業は非常に容易となる。また、
溝に嵌め込まれた高周波同軸ケーブルはほぼ全領域にわ
たって筐体に保持されるので、高周波同軸ケーブルが局
部的に撓んだりすることがなくなり、良好な高周波特性
を得られる。

【００２２】また、筐体を導電性を有する材質で形成し
た場合は、外被が剥された高周波同軸ケーブルを溝に嵌
め込むことにより、高周波同軸ケーブルのアース線はほ
ぼ全領域にわたって筐体と同電位となるので、アース線
のアース電位が一様になり、従って、この面からも良好
な高周波特性を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る筐体を有する電子機器の分解斜視
図。

【図２】電子機器を組み立てた状態での図１のＹ−Ｙ線
断面図。

【図３】本発明に係る筐体の溝に突起を設けた場合を説
明する要部断面図。

【図４】従来の電子機器の分解斜視図。

【図５】上記電子機器を組み立てた状態での図４のＸ−
Ｘ線断面図。

【符号の説明】

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　高周波同軸ケーブルで接続される電子
回路部品を内部に有する電子機器の筐体において、前記
高周波同軸ケーブルが嵌め込まれる溝が内部に形成され
ていることを特徴とする電子機器の筐体。
【請求項２】　　導電性を有する材質で形成されている
ことを特徴とする請求項１記載の電子機器の筐体。