JP2639255B2 - 不要輻射シールド装置 - Google Patents

不要輻射シールド装置

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JP2639255B2
JP2639255B2 JP3294085A JP29408591A JP2639255B2 JP 2639255 B2 JP2639255 B2 JP 2639255B2 JP 3294085 A JP3294085 A JP 3294085A JP 29408591 A JP29408591 A JP 29408591A JP 2639255 B2 JP2639255 B2 JP 2639255B2
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JP
Japan
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shield
circuit board
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entire
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修一 遠藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気・電子機器に用いら
れる不要輻射シールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気・電子機器において、不要輻
射の低減が急務とされており、効率的なしゃへいの方法
が求められている。特に高周波を扱う回路では、プリン
ト基板をシールドで囲み、さらにこれらをまとめて機器
の内部全体を全体シールドで囲み、個々のシールドをア
ースばねまたはリード線で接続する構成が一般的であっ
た。
【0003】以下に従来の不要輻射シールド装置につい
て図面を参照しながら説明する。図6および図7に示す
ように、従来の不要輻射シールド装置は高周波回路のプ
リント基板1、プリント基板1のシールドカバー2、ア
ースばね3、取付け用ねじ4、全体シールドケース5で
構成され、また、図7にはアースばね3の未使用時の形
状をもったアースばね3’を示している。
【0004】以上の構成要素よりなる不要輻射シールド
装置について、以下その各構成要素の関係と動作を説明
する。
【0005】まず、シールドカバー2は、先端部分をプ
リント基板1の孔に差し込み、さらにはんだづけしてプ
リント基板1にとりつけられる。アースばね3はねじ4
によってシールドカバー2にとりつけられる。シールド
カバー2と全体シールドケース5との間隔が、未使用時
のアースばね3’の寸法aよりも小となるようにプリン
ト基板1の位置を固定することによって、アースばね3
は曲げを押し広げられ、弾性力によってシールドケース
5に常に圧接され、シールドカバー2と全体シールドケ
ース5との間の電気的接続が得られ、よってプリント基
板1より発生する不要輻射の外部への漏洩を防止すると
ともに、外部ノイズの侵入を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、プリント基板単体のシールドカバーと全体
シールドの間を電気的に接続するためにアースばねを用
いる構成が一般的であったが、このアースばねにはあら
かじめ曲げ加工を施しておく必要があり、部品単体とし
ての製作工数を削減することが困難であった。
【0007】また、このアースばねのシールドカバーへ
のとりつけは、主としてねじ止めまたは、はんだづけに
よる場合が多く、装置全体としての組立て工数も削減が
困難であった。
【0008】さらに、部品輸送時などに何らかの外力が
加わることにより、この曲げ部分が設計寸法と異なった
状態になったまま気づかずに使用された場合、あるいは
部品相互の寸法のばらつきによりプリント基板と全体シ
ールドの間隔が設計寸法よりも大きくなった場合には、
アースばねと全体シールドが接触しない可能性もあるな
ど問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、十分なシールド効果を得られ、またプリント基板と
全体シールドの間の相対距離の変化にも追従が可能な不
要輻射シールド装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の不要輻射シールド装置は、弾性をもつ導電性
材料をたわませてプリント基板に嵌合して形成されるシ
ールドカバーが自らアースばねとして作用し、これをセ
ット全体を囲むシールドケースに圧接して接続した構成
を有する。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成において、シールドカバ
はその弾性力によって全体シールドに接触し、アース
ばねの機能を果たして十分なシールド効果が得られ、ま
たプリント基板と全体シールド間の相対距離の変化にも
追従が可能となる。
【0012】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1および図2に示すように、本実施例の
不要輻射シールド装置はプリント基板1、プリント基板
1にあけられたとりつけ孔1a、プリント基板1上のア
ースパターン1b、シールドカバー6、シールドカバー
先端の差込み部6a、アースパターン1bとの接触用切
起し部6b、全体シールドケース5で構成されている。
また未使用時のシールドカバー6’の形状も図示してい
る。
【0014】以上の構成要素よりなる不要輻射シールド
装置について、以下図1および図2を用いてその各構成
要素の関係と動作を説明する。まず、プリント基板1上
のとりつけ孔1aの間隔Pは、とりつけ前のシールドカ
バー6’の寸法Lよりも短くし、差込み部6aをとりつ
け孔1aに挿入すると、シールドカバー6’は円弧状に
曲げられてシールドカバー6のような形状となり、その
弾性反力によってプリント基板1に固定され、切起し部
6bは常にプリント基板1のアースパターン1bと接触
することになる。
【0015】一方、シールドカバー6の円弧状の外周部
に全体シールドケース5が接触するように、プリント基
板1と全体シールドケース5との位置関係を決定するこ
とにより、両部品は電気的に接続されるため、別部品の
アースばねを必要とせずに有効なシールド効果が得られ
る。
【0016】この際、シールドカバー6が全体シールド
ケース5に密着し、わずかに押しつぶされるような範囲
であれば、プリント基板1と全体シールドケース5の位
置関係は可変できるので、設計上の自由度が大きくと
れ、また寸法精度の問題などにより部品相互の位置関係
がばらつく場合でも、シールドカバー6自らの変形によ
りこのばらつきを吸収できる。
【0017】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0018】図3および図4に示すように第2の実施例
の不要輻射シールド装置は、シールドカバー6にスリッ
ト6cを設けたものであり、その他は第1の実施例と同
様である。
【0019】以上のように構成された第2の実施例につ
いて、以下その動作を説明する。まずスリット6cを設
けることにより、シールドカバー6のばね弾性を変化さ
せ、シールドカバー6と全体シールドケース5の間に生
じる接触圧力を調整することができる。
【0020】またこれら両部品間の相対角度に変動が生
じた場合にも、スリット6cによって分断された各部が
それぞれに変形して接触圧力をほぼ一定に保つことによ
り、安定した電気的接続を保持することができる。
【0021】なお、図4は上記第2の実施例を発展させ
た例で、シールドカバー6から突出させたアースばね部
6d、シールドカバー6の未使用時のシールドカバー
6”の形状、この時のスリット6c’の形状を示すもの
である。
【0022】上記第2の実施例におけるスリット6cの
形状をスリット6c’のように変えることにより、シー
ルドカバー6をプリント基板1にとりつける際、スリッ
ト6c’によって分断された部分のアースばね部6d
は、円弧状に曲がらずに直線状の形状を保とうとするの
で、この部分をアースばねとして全体シールドケース5
に接触させることも可能となる。
【0023】この場合には、上記第2の実施例における
シールドカバー6と同じ外形寸法でも、プリント基板1
と全体シールドケース5との距離が広い場合に対応する
ことが可能となる。
【0024】すなわち、本発明によるシールドカバー6
は、一種類の外形形状でもスリット6cの形状を変更す
ることにより、プリント基板1と全体シールドケース5
の多様な位置関係に対応することができるのである。
【0025】なお、図5のスリット6c”およびアース
ばね部6d’に示すように交互に入れることもできる。
この場合、全体の形状は図5に示すようになり、開口部
を狭くすることによりしゃへい効果を高めることができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば単純な形状・構造をもち、プリント基板への
取り付けが容易で、自らの弾力性により全体シールドケ
ースに圧接して電気的接続を得るシールドカバーを導入
することにより、別部品のアースばねを廃止して部品製
作工数およびとりつけ工数を削減でき、またひとつの外
形形状でも一部の形状変更でプリント基板と全体シール
ドのあらゆる位置関係に対応できる優れた不要輻射シー
ルド装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の不要輻射シールド装置
の斜視図
【図2】同シールド装置の部分断面図
【図3】本発明の第2の実施例の不要輻射シールド装置
の斜視図
【図4】第2の実施例を発展させた例の斜視図
【図5】第2の実施例を発展させた例の斜視図
【図6】従来の不要輻射シールド装置の斜視図
【図7】同シールド装置の部分断面図
【符号の説明】
1 プリント基板 1a とりつけ孔 5 全体シールドケース 6 シールドカバー 6a 差込み部 6b 切起し部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾力性を有する導電性材料をたわませて
    プリント基板に嵌合してシールドカバーを形成し、前記
    シールドカバーが自らの弾性力によってアースばねとし
    て作用し、セット全体を囲む全体シールドケースに圧接
    して電気的接続を得ることを特徴とした不要輻射シール
    ド装置。
JP3294085A 1991-11-11 1991-11-11 不要輻射シールド装置 Expired - Lifetime JP2639255B2 (ja)

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JPH05136591A JPH05136591A (ja) 1993-06-01
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