JP3303468B2 - Crt基板シールドケース - Google Patents

Crt基板シールドケース

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JP3303468B2
JP3303468B2 JP24610993A JP24610993A JP3303468B2 JP 3303468 B2 JP3303468 B2 JP 3303468B2 JP 24610993 A JP24610993 A JP 24610993A JP 24610993 A JP24610993 A JP 24610993A JP 3303468 B2 JP3303468 B2 JP 3303468B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CRTネックに配され
るCRT基板の不用輻射を低減するCRT基板シールド
ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えばコンピュータグラフィ
ックや、CAD(Computer-Aided Design )システムな
どの精度の高いグラフィックを映し出すためのモニタ装
置に、通常640×480のドット数を例えば1280
×1024で映し出すハイレゾリューションモード(以
下ハイレゾモードという)がある。このハイレゾモード
では、通常モードの映像信号に比べ高周波の信号成分を
含むことになるため、ハイレゾモードのCRT基板は、
図7に示されているように、配線基板からの不要輻射を
防止するCRT基板シールドケース内に配され、CRT
のネック部に取り付けられている。
【0003】すなわち、図7において30はCRT、3
1はCRT30のネックが挿通されている偏向コイル、
40はCRT30のネック先端部に取り付けられている
CRT基板シールドケース、32は偏向コイル31に偏
向電流を供給する偏向回路系基板が配されている偏向シ
ールドケース、33は電源回路系基板が配されている電
源シールドケースを示す。これら各シールドケースに
は、内部に配されている各種基板に発生した熱を放熱す
るために、多数の放熱孔Nが設けられている。不要輻射
は一般にケースの対角線上で強く輻射されるので、放熱
孔Nの直径及び間隔が輻射周波数の遮断周波以下となる
ように設定することにより不要輻射を低減し、かつ各種
基板の放熱も十分となるようにすることができる。
【0004】特にCRT基板シールドケース40の不要
輻射は、前記したように映像系の高周波信号処理を行っ
ているために、蓋部とケース部の間隙も不要輻射に対応
するようにしてなされている。図8はCRT基板シール
ドケース40の外観斜視図、図9はCRT基板シールド
ケース40を構成する蓋部41とケース部42の分解斜
視図である。
【0005】これらの図において41は蓋部であり、4
1aは周辺部が折り曲げられている嵌合部を示し、内側
にダボDが突出している。41bはRGB端子接続孔で
あり、ビデオーシールドケース40内に配されるCRT
基板の一部とされるRGB端子部が突出するようになさ
れている。そして、この入力側のRGB端子部がRGB
接続孔41bをふさぐことにより、不要輻射電波の漏洩
が少なくなるようにされている。
【0006】42はケース部であり、42aはCRTネ
ックをCRT基板に接続する際の貫通孔、42bは例え
ば偏向シールドケース32からの接続線が接続される偏
向接続孔、42cは例えば電源シールドケース33から
の接続線が接続される電源接続孔を示す。偏向接続孔4
2b、及び電源接続孔42は、ケース部42内に配され
るCRT基板(図示せず)にマウントされるシールド板
でシールドされようになされている。42dは被嵌合部
を示し、前記したダボDが嵌合される嵌合溝Mが形成さ
れている。41eはCRT基板をケース部42内に固定
する基板固定片を示す。
【0007】この蓋部41とケース部42は、CRT基
板を配した後にダボDと嵌合溝Mを嵌合して、嵌合部4
1aと被嵌合部42dを結合する。すると図10に示さ
れているように、嵌合部41と被嵌合部42の嵌合によ
り蓋部41とケース部42は固定される、ダボDと嵌合
溝Mが嵌入することにより電気的な密閉性を得ることが
でき、シールド効果を高めるようになされている。すな
わち、このCRT基板シールドケース40はダボD、嵌
合溝Mによる嵌合構造により不要輻射が低減されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シールド効
果を高めるためにダボD及び嵌合溝Mを設ける間隔を狭
くすると電気的な密閉性は向上するが、蓋部41がはず
れにくくなり、CRT基板シールドケース40の開閉が
困難になるため、メンテナンスなどがスムーズに行なえ
なくなってしまう。また、CRT基板シールドケース4
0自体の小型化を計ろうとした場合も、同様に蓋部41
がはずれにくくなってしまい、小型化に限界が生じてい
た。 さらに、非常に高周波の輻射電波に対しては、ダ
ボDと嵌合溝Mの嵌合に加え、蓋部41をねじなどで固
定してシールド効果を高めることも行なわれていたの
で、作業性が良いものではなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、CRT基板から輻
射される高周波の電波をシールドするCRT基板シール
ドケースにおいて、前記CRT基板が配される開口部近
傍に、該開口部の上縁に沿って外側に断面略半円状に突
出した凸条のビードを設けた嵌合部を有するケース部
と、前記ビードの凸条の断面形状よりも浅い断面形状の
溝からなる前記ビードが嵌合される嵌合溝を有するとと
もに所定の間隔でスリットが設けられた板バネ形状とさ
れる被嵌合部を有する蓋部と、により構成したことを特
徴とするCRT基板シールドケースを構成する。
【0010】
【作用】ビードと嵌合溝の嵌合に加え、板バネ形状とさ
れる被嵌合部の弾力による押圧で電気的な密閉性が向上
するとともに、蓋部とケース部の固着度も増し、CRT
基板シールドケース自体の強度も増すようになる。さら
に、被嵌合部が板バネ形状であることから、蓋部の開閉
が容易になり、CRT基板シールドケースの寸法を自由
に設定することができるようになる。また、蓋部の固定
にねじなどの別部品を必要としないので、コストダウ
ン、及び作業性、サービス性の向上を計ることができる
ようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のCRT基板シールドケースの
実施例を説明する。図1は本実施例のCRT基板シール
ドケース1の外観斜視図、図2は該CRT基板シールド
ケース1を構成する蓋部10とケース部20の分解斜視
図である。
【0012】蓋部10において、11a、11bは被嵌
合部を示し、後述するケース部20の凸状のビード25
が嵌合される凹溝Mを有するとともに板バネ形状とされ
ている。被嵌合部11aは蓋部10の短手方向に配さ
れ、同じく長手方向に配される被嵌合部11bよりも先
端部分が短く形成されている。そして、被嵌合部11
a、及び11bは所定の間隔でスリットCにより仕切ら
れている。12はRGB端子接続孔であり、ビデオーシ
ールドケース1内に配されるCRT基板の一部とされる
RGB端子板が突出するようになされている。そして、
該RGB端子板が突出することによりRGB端子接続孔
12が閉塞されるようになされている。
【0013】ケース部20において、21はCRTネッ
クをCRT基板に接続する際の貫通孔、22は例えば偏
向系からの接続がなされる偏向接続孔、23は例えば電
源回路系からの接続がなされる電源接続孔を示す。偏向
接続孔22、及び電源接続孔23は、ケース部20内に
配されるCRT基板(図示せず)にマウントされるシー
ルド板によってシールドされようになされている。24
はケース部20の開口部に設けられる嵌合部である。こ
の嵌合部24は、開口部上縁に沿って外側に突出するビ
ード25が設けられている。26はCRT基板をCRT
基板シールドケース1内に固定するための基板固定片で
ある。
【0014】蓋部10、ケース部20には、内部に配さ
れているCRT基板に発生した熱を放熱するために、多
数の放熱孔Nが設けられている。不要輻射はケースの対
角線上で輻射されるので、放熱孔Nの直径及び間隔は不
要輻射電波に対して遮断周波数以下となるように設定
し、不要輻射を低減しつつ、CRT基板の放熱効果を得
ることができるようになされている。
【0015】図3(a)は蓋部10を、同図(b)はケ
ース部20を図1、図2に示した側面H方向から示す図
でる。前記したように、蓋部10の被嵌合部11a、1
1bは板バネ状とされているので、矢印R方向に対する
弾力を有している。そして、ケース部20の嵌合部24
に突出しているビード25を凹溝Mに嵌合するようにす
ると、図4に示されているように、凹溝Mとビード25
の嵌合、及び被嵌合部11a、11bの弾力による押圧
によって、蓋部10とケース部20を閉じた状態で保持
することができるようになる。
【0016】このように、被嵌合部11a、11bの押
圧により、凹溝Mとビード25の密着度が強まり、電気
的な密閉性を高めることができ不要輻射の低減を実現す
ることが可能になる。そして、CRT基板シールドケー
ス1自体の強度も増すようになる。
【0017】メンテナンスなどを行うような場合に、C
RT基板シールドケース1を開いてCRT基板などを取
り出すような場合は、例えば被嵌合部11bの先端部分
を、指などにより矢印X方向に変位させながら、蓋部1
0を上方に引くようにすると、凹溝Mとビード25の嵌
合状態が解除され、容易に蓋部10を取りはずし、CR
T基板シールドケース1を開くことが可能である。この
とき、被嵌合部11a間、11b間にはスリットCが設
けられているので、例えばまず被嵌合部11a1 の嵌合
を解除させ、蓋部10を上方に引くようにすると、順次
11a2 、11a3 、11a4 というように嵌合が解除
されるようになる。
【0018】図5はケース部20内にCRT基板Kを配
した場合を示す図である。ここで、CRT基板Kは半田
面を上にして配置され、基板固定片26によってねじ止
めされている。この図で、Tは半田によってCRT基板
Kに実裝されている各種回路素子の端子、27は偏向接
続孔22をシールドするシールド板、28は電源接続孔
23をシールドするシールド板を示す。このシールド板
27、28はCRT基板Kにマウントされている。29
はCRT基板Kのアースラインであり、一端はCRT基
板Kに接続され、他端(先端部分)は蓋部10に接地さ
れるように上方に弾力を持って反り曲がっている。
【0019】図6は図5に示したように、アースライン
29を配したCRT基板Kをケース部20に固定した後
に、蓋部10とケース部20を固定した場合のCRT基
板シールドケース1示す図であり、一部分が断面で示さ
れている。CRT基板Kをケース部20内に配置した後
に蓋部10を固定すると、アースライン29の先端部分
が蓋部10の内面に当接するようになり、蓋部10がC
RT基板Kのアースに直接接地するようになる。したが
って、アースライン29を半田などを用いて配線する作
業工程を省略することができるようになる。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のCRT基
板シールドケースは、開口部近傍に該開口部の上縁に沿
って外側に突出するビードを設けた嵌合部を有するケー
ス部と、前記ビードが嵌合される嵌合溝を有するととも
に板バネ形状とされる被嵌合部を有する蓋部により構成
されるので、前記ビードと嵌合溝の嵌合に加え、板バネ
形状とされる被嵌合部の弾力による押圧で、電気的な密
閉性を得ることができるようになる。さらに、蓋部とケ
ース部の固着度も増しCRT基板シールドケース自体の
強度も増すようになる。
【0021】また、CRT基板のアースラインの先端が
蓋部の内面に当接するようになり、蓋部がCRT基板の
アースに直接接地するようになり、CRT基板のアース
ラインを半田などを用いて配線する作業工程を省略する
ことが可能になる。
【0022】さらに、被嵌合部が板バネ形状であること
から、蓋部の開閉が容易になり、CRT基板シールドケ
ースの寸法を自由に設定することができるようになる。
また、蓋部の固定にねじなどの別部品を必要としないの
で、コストダウン、及び作業性、サービス性の向上を計
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のCRT基板シールドケースの
外観斜視図である。
【図2】実施例のCRT基板シールドケースの分解斜視
図である。
【図3】実施例のCRT基板シールドケースを構成する
蓋部とケース部を側面から示す図である。
【図4】蓋部とケース部に固着した場合を側面から示す
図である。
【図5】ケース部内にCRT基板を配した場合を示す図
である。
【図6】CRT基板シールドケース内においてCRT基
板のアースラインが直接接地している場合を示す図であ
る。
【図7】CRTネック付近に配されている各種シールド
ケースを示す斜視図である。
【図8】従来のCRT基板シールドケースの外観斜視図
である。
【図9】従来のCRT基板シールドケースの分解斜視図
である。
【図10】従来のCRT基板シールドケースの蓋部とケ
ース部に固着した場合を側面から示す図である。
【符号の説明】 1 CRT基板シールドケース 10 蓋部 11a,11b 被嵌合部 12 RGB接続孔 M 凹溝 C スリット 20 ケース部 21 貫通孔 22 偏向接続孔 23 電源接続孔 24 嵌合部 25 ビード 26 基板固定片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CRT基板から輻射される高周波の電波
    をシールドするCRT基板シールドケースにおいて、 前記CRT基板が配される開口部近傍に、該開口部の上
    縁に沿って外側に断面略半円状に突出した凸条のビード
    を設けた嵌合部を有するケース部と、前記ビードの凸条の断面形状よりも浅い断面形状の溝か
    らなる 前記ビードが嵌合される嵌合溝を有するとともに
    所定の間隔でスリットが設けられた板バネ形状とされる
    被嵌合部を有する蓋部と、 により構成したことを特徴とするCRT基板シールドケ
    ース。
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