JPH10303572A - 電子機器用筐体のカバー取付構造 - Google Patents

電子機器用筐体のカバー取付構造

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JPH10303572A
JPH10303572A JP10876097A JP10876097A JPH10303572A JP H10303572 A JPH10303572 A JP H10303572A JP 10876097 A JP10876097 A JP 10876097A JP 10876097 A JP10876097 A JP 10876097A JP H10303572 A JPH10303572 A JP H10303572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
base
side wall
rising side
mounting structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP10876097A
Other languages
English (en)
Inventor
Taneaki Chiba
胤明 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH10303572A publication Critical patent/JPH10303572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁シールド性能を高める。 【解決手段】 立ち上がり側壁12bを有し電子部品を
搭載する導電性部材からなるベース12と、このベース
12に被冠され立ち上がり側壁12bにその一部が対接
する立ち上がり側壁3bを有する導電性部材からなるカ
バー3とを備え、このカバー3およびベース12の各立
ち上がり側壁12bに絞り加工を施すことにより形成さ
れた凹凸部6,13を設け、これら各凹凸部6,13の
うちベース12の凹部内にカバー3の凸部を臨ませこの
凸部およびベース12の凹部においてねじ締めした構成
としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置等の
筐体に使用して好適な電子機器用筐体のカバー取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ等の電
子機器用筐体は、それぞれが互いに対向する二つのベー
ス側壁を有し電子部品を搭載するコ字状のベースと、こ
のベースに取り付けられそれぞれが各ベース側壁に対向
する二つのカバー側壁を有するコ字状のカバーとを備え
たものが知られている。
【0003】このような電子機器用筐体においては、外
部の電磁波ノイズから内部電子部品を保護する目的か
ら、電磁シールド性をもつことが要求される。また、電
子機器用筐体においては、ベースに対してカバーが通常
ねじ締めすることにより取り付けられるが、取付ねじが
カバー外に露出しないようにその外観・携帯性を考慮
し、カバーのねじ取付部付近に絞り加工を施すことが行
なわれている。
【0004】従来、この種の電子機器用筐体のカバー取
付構造には、例えば図3に示すように構成されたものが
採用されている。このカバー取付構造につき、同図を用
いて説明すると、同図において、符号1で示す電子機器
用筐体は、ベース2とカバー3とを備えている。
【0005】ベース2は、電子部品(図示せず)を搭載
する底部2aおよびそれぞれが互いに対向する二つの立
ち上がり側壁2b(一方のみ図示)を有し、全体がコ字
状の板金によって形成されている。ベース2の立ち上が
り側壁2bには、取付ねじ4が螺合する複数のねじ孔5
が設けられている。
【0006】カバー3は、底部2aに電子部品(図示せ
ず)を介して対向する天井部3aおよびそれぞれが互い
に対向する二つの立ち上がり側壁3b(一方のみ図示)
を有し、ベース2に被冠されている。そして、このカバ
ー3は、全体がベース2と同様にコ字状の板金によって
形成されている。
【0007】カバー3の立ち上がり側壁3bには、絞り
加工を施すことにより形成された凹凸部6およびこれら
各凹凸面に開口し取付ねじ4が挿通するねじ挿通孔7が
設けられている。立ち上がり側壁3bの先端部には、ベ
ース側に折り曲げ形成することにより縁部8が設けられ
ている。凹凸部6のうち凹部はカバー外に開口され、凸
部はカバー内に突出されている。また、凹凸部6のうち
凸部には、先端面に向かって狭くなるようなテーパ9が
形成されている。
【0008】なお、カバー3およびベース2の前後部に
は、それぞれが互いに電子部品(図示せず)を介して対
向する二つのパネル(図示せず)が装着されている。
【0009】このような電子機器用筐体のカバー取付構
造において、ベース2に対するカバー3の取り付けは、
図4(A)に示すようにベース2の立ち上がり側壁2b
にカバー3の凹凸部6の凸面を当接させ、次に取付ねじ
4をねじ挿通孔7に挿通させた後、ねじ孔5に螺合する
ことにより行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の電子
機器用筐体のカバー取付構造においては、カバー3の凹
凸部6の凸面のみがベース2の立ち上がり側壁2bに密
接するものであるため、他の部分では図4(B)に示す
ようにベース2とカバー3との間に空隙Gが形成されて
いた。この結果、ベース2とカバー3との間の空隙Gか
らカバー外の電磁波がカバー内に入り込み易くなり、電
磁ジールド性能が低下するという問題があった。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カバー外における電磁波のカバー内への入り込
みを阻止することができ、もって電磁シールド性能を高
めることができる電子機器用筐体のカバー取付構造の提
供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の電子機器用筐体のカバー取
付構造は、立ち上がり側壁を有し電子部品を搭載する導
電性部材からなるベースと、このベースに被冠され立ち
上がり側壁にその一部が対接する立ち上がり側壁を有す
る導電性部材からなるカバーとを備え、このカバーおよ
びベースの各立ち上がり側壁に絞り加工を施すことによ
り形成された凹凸部を設け、これら各凹凸部のうちベー
スの凹部内にカバーの凸部を臨ませこの凸部およびベー
スの凹部においてねじ締めした構成としてある。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子機器用筐体のカバー取付構造において、ベースの凹部
内に開口に向かって広がるようなテーパを形成し、この
テーパに適合するテーパをカバーの凸部に形成した構成
としてある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態
に係る電子機器用筐体のカバー取付構造を示す分解斜視
図、図2(A),(B)および(C)は同じく本発明の
第一実施形態に係る電子機器用筐体のカバー取付構造を
示す断面図で、同図において図3および図4と同一の部
材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略す
る。同図において、符号11で示す電子機器用筐体は、
ベース12とカバー3とを備えている。
【0015】ベース12は、電子部品(図示せず)を搭
載する底部12aおよびそれぞれが互いに対向する二つ
の立ち上がり側壁12b(一方のみ図示)を有し、これ
ら両立ち上がり側壁12bにカバー3が被冠されてい
る。このベース12は、全体が従来のベース2と同様に
板金によって形成されており、幅方向寸法がベース2の
幅方向寸法より若干大きな寸法に設定されている。
【0016】ベース12の立ち上がり側壁12bには、
絞り加工を施すことにより形成された凹凸部13および
この凹凸部13の凹凸面に開口するねじ孔14が設けら
れている。立ち上がり側壁12bの先端部には、ベース
内側に折り曲げ形成することにより曲面部12cが設け
られている。これにより、ベース12に対してカバー3
を上方から下方に移動操作して取り付ける場合に、曲面
部12cがカバー3の立ち上がり側壁3bを案内してカ
バー3の取り付けが円滑に行なわれる。
【0017】ベース12の凹凸部13のうち凹部はカバ
ー側の開口され、凸部はベース内に突出されている。こ
の凹凸部13の凹部は、深さ(絞り深さ)が凹凸部6に
おける凸部の突出寸法より大きい寸法に設定されてい
る。これにより、ベース12に対するカバー3の取付時
に取付ねじ4による締め付けが十分に行なわれ、ベース
12の立ち上がり側壁12bとカバー3の立ち上がり側
壁3bとの密接度が高められる。
【0018】凹凸部13の凹部には、カバー3のテーパ
9に適合しかつ開口に向かって広がるようなテーパ15
が形成されている。これにより、ベース12からカバー
3を前後方向に移動操作して取り外す場合に、カバー3
の各立ち上がり側壁3bを互いに離間する方向に広げな
がら、カバー3の凹凸部6がテーパ15に沿って案内さ
れる。そして、凹凸部6がテーパ15から立ち上がり側
壁12b上に乗り上げると、カバー3の各立ち上がり側
壁3bが同方向に一層広がり、カバー3の取り外しが円
滑に行なわれる。
【0019】このベース12には、凹凸部13の凹部内
に凹凸部6の凸部を臨ませ、これら凹凸部6,13にお
いてカバー3がねじ締めされている。なお、ベース12
の前後部には、それぞれが互いに電子部品(図示せず)
を介して対向する二つのパネル(図示せず)が装着され
ている。
【0020】このような電子機器用筐体のカバー取付構
造において、ベース12に対するカバー3の取り付け
は、図2(a)に示すように凹凸部13の凹部内に凹凸
部6の凸部を臨ませるとともに、立ち上がり側壁12b
と立ち上がり側壁3bとを対接させ、次に取付ねじ4を
ねじ挿通孔7に挿通させた後、ねじ孔14に螺合するこ
とにより行なわれる。
【0021】したがって、ベース12に対するカバー3
の取付状態においては、ベース12の立ち上がり側壁1
2bとカバー3の立ち上がり側壁3bとが広い領域にわ
たり対接することになるから、従来のようにベース12
とカバー3との間に形成される空隙を小さくしてカバー
外の電磁波のカバー内への入り込みを阻止することがで
きる。
【0022】なお、本発明における電子機器用筐体の形
状や凹凸部の個数等は、特に限定されるものでないこと
は勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、立
ち上がり側壁を有し電子部品を搭載する導電性部材から
なるベースと、このベースに被冠され立ち上がり側壁に
その一部が対接する立ち上がり側壁を有する導電性部材
からなるカバーとを備え、このカバーおよびベースの各
立ち上がり側壁に絞り加工を施すことにより形成された
凹凸部を設け、これら各凹凸部のうちベースの凹部内に
カバーの凸部を臨ませこの凸部およびベースの凹部にお
いてねじ締めしたので、ベースに対するカバーの取付状
態において、ベースの立ち上がり側壁とカバーの立ち上
がり側壁とが広い領域にわたり対接することになる。
【0024】したがって、ベースとカバーとの間に形成
される空隙が小さくなるから、カバー外における電磁波
のカバー内への入り込みを阻止することができ、電磁シ
ールド性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る電子機器用筐体の
カバー取付構造を示す分解斜視図である。
【図2】(A),(B)および(C)は同じく本発明の
第一実施形態に係る電子機器用筐体のカバー取付構造を
示す断面図である。
【図3】従来の電子機器用筐体のカバー取付構造を示す
分解斜視図である。
【図4】(A)および(B)は図3における電子機器用
筐体のカバー取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
3 カバー 3b 立ち上がり側壁 4 取付ねじ 6 凹凸部 11 電子機器用筐体 12 ベース 12b 立ち上がり側壁 13 凹凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立ち上がり側壁を有し、電子部品を搭載
    する導電性部材からなるベースと、 このベースに被冠され、前記立ち上がり側壁にその一部
    が対接する立ち上がり側壁を有する導電性部材からなる
    カバーとを備え、 このカバーおよび前記ベースの各立ち上がり側壁に絞り
    加工を施すことにより形成された凹凸部を設け、 これら各凹凸部のうち前記ベースの凹部内に前記カバー
    の凸部を臨ませ、この凸部および前記ベースの凹部にお
    いてねじ締めしたことを特徴とする電子機器用筐体のカ
    バー取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ベースの凹部内に開口に向かって広
    がるようなテーパを形成し、このテーパに適合するテー
    パを前記カバーの凸部に形成したことを特徴とする請求
    項1記載の電子機器用筐体のカバー取付構造。
JP10876097A 1997-04-25 1997-04-25 電子機器用筐体のカバー取付構造 Pending JPH10303572A (ja)

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JP (1) JPH10303572A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002118375A (ja) * 2000-10-06 2002-04-19 Hoshizaki Electric Co Ltd 箱構成用プレート
JP2006198064A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Okamura Corp 椅子の背杆カバー装置
JP2008251909A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Saxa Inc 蓋の取付構造

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