JP3338469B2 - 電気装置用筐体 - Google Patents

電気装置用筐体

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JP3338469B2 JP07207392A JP7207392A JP3338469B2 JP 3338469 B2 JP3338469 B2 JP 3338469B2 JP 07207392 A JP07207392 A JP 07207392A JP 7207392 A JP7207392 A JP 7207392A JP 3338469 B2 JP3338469 B2 JP 3338469B2
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隆夫 茶木
朋典 小田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気装置を収納する電
気装置用筐体に関するものであり、特にコネクタを容易
に取り付けることができる電気装置用筐体に係る。
【0002】
【従来の技術】通常、電気装置は筐体内に収納されてお
り、この筐体の端面には電気装置と外部の機器又は電源
等とを接続するコネクタが取り付けられている。図9に
一般的なコネクタの後方からの斜視図を示す。コネクタ
1は樹脂で一体的に成型された直方体であり、その背面
に配線コード等が装着可能な穴部1aが設けられてい
る。なお、穴部1aに対応してコネクタ1の前面にもプ
ラグ等の装着穴(図示せず)が開口されている。
【0003】又、コネクタ1側面にはヒンジ部を介して
水平方向に弾性力を有する耳部2,3が設けられてい
る。これら耳部2,3には上下方向に延びる凹部2a,
3aが形成されている。この凹部2a,3aの後方側に
は外方に向って厚みが増すテーパー部2b,3bが設け
られている。
【0004】続いて、上記のコネクタ1を電気装置用筐
体に取り付ける方法について、図10及び図11を参照
して具体的に説明する。図において、4は電気装置用筐
体の端面でコネクタ1が取り付けられる板金、5は基板
であり、図10がコネクタ取付前の状態、図11がコネ
クタ取付後の状態を示している。
【0005】図10においてコネクタ1を板金4の窓部
4aの正面から図中矢印f方向に押し込むと、窓部4a
の左右側縁部にコネクタ1の耳部2,3のテーパー部2
b,3bに当り、耳部2,3が閉じつつテーパー部2
b,3bに沿ってコネクタ1が押し込まれる。そして、
コネクタ1の凹部2a,3aに板金4が達すると、耳部
2a,3aが開いてテーパー部2b,3bがストッパの
役割を果たしてコネクタ1を板金4に固定することがで
きる(図11の状態)。
【0006】しかし、上記の方法には次のような問題点
があった。すなわち、取り付けられたコネクタ1の周
辺、具体的には基板5上にコネクタ1を水平方向に移動
させるためのスペースが必要である。そのため、コネク
タ1の移動スペースの分だけ、基板5上における部材の
設置が可能な有効面積が減り、設置させる部材に対する
制限が増大した。
【0007】又、テーパー部2b,3bを板金4の窓部
4aに押し込む際、耳部2a,3aの弾性力に逆らっ
て、かなり強い力で押し込まなくてはならない。従っ
て、コネクタ取付時の作業性は良くなかった。
【0008】そこで、この様な問題点を解決するコネク
タの取付方法として、図12に示すようにコネクタ1を
窓部4aの上方から差し込んで取り付ける方法が考えら
れた。この取付方法によれば、コネクタ1取付時のコネ
クタ1の移動スペースを、板金4の上方に設定すること
ができる。従って、基板5上の有効面積を制限する必要
がない。
【0009】しかも、コネクタ1を上方から挿入させる
だけなので、耳部2,3の弾性力に逆らうための強い力
が要らない。そのため、容易にコネクタ1を板金4に取
り付けることができ、優れた作業性を確保することがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、板金4の厚
さが耳部2,3の凹部2a,3aよりも薄い場合は、正
面からの押し込み方法(図10及び図11)にせよ、上
方からの差し込み方法(図12)にせよ、次のような不
具合があった。
【0011】すなわち図13に示すように、凹部2a,
3aと板金4との間に隙間ができるため、コネクタ1が
ぐらついた。この様な不具合を解消するためには、図1
4に示すように、別の固定用の板金6を凹部2a,3a
と板金4との間の隙間に差し込んで、コネクタ1を押え
なくてはならなかった。この様な固定用部材の挿入作業
は、作業性を低下させた。又、板金6が箱状に形成され
た板金4の蓋である場合には、コネクタ1を介して当該
電気装置の試験を行う時に、その作業性が悪いという不
具合がある。
【0012】以上のように、コネクタが取り付けられる
電気装置用筐体においては、コネクタ周辺の有効面積に
対する制限が大きく、しかも、取付時に強い力が必要な
場合や、コネクタのぐらつきを防止するために固定用部
材を用いる場合、作業性が劣化した。
【0013】本発明は、この様な課題を解決するために
提案されたものであり、その目的は、コネクタ周辺の有
効面積を制限することなく、固定用の部材を用いずに確
実且つ容易にコネクタを固定して、コネクタ取付時の作
業性の向上を図る優れた電気装置用筐体を提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の本発明は、その両端面に凹部を有する
コネクタを取り付ける電気装置用筐体において、前記筐
体の端面に形成され、前記コネクタ凹部の底部間の距離
とほぼ同一の幅を有する窓部と、前記窓部の両端部にそ
れぞれ形成された凸部とを具備し、前記凸部の厚みは、
前記コネクタの凹部の幅とほぼ同一に設定され、前記凸
部及び該凸部の近傍の少なくとも一方には、該凸部がそ
の厚み方向に変形可能となるように切欠が形成されたこ
と、を特徴とするものである。
【0015】
【作用】以上の構成を有する請求項1記載の本発明にお
いては、コネクタの凹部と窓部側の凸部とを対応させつ
つ、コネクタを窓部上方から挿入することにより、コネ
クタを筐体側に取り付けることができる。そのため、コ
ネクタの移動スペースを筐体上方に設定することがで
き、筐体におけるコネクタ周辺の有効面積が減ることが
ない。
【0016】又、コネクタを上方から挿入させるだけな
ので強い力でなくとも、容易にコネクタを筐体側に取り
付けることができる。更に、コネクタの取付時、コネク
タに対して凸部が当接するが、凸部の厚みはコネクタの
凹部の幅とほぼ同一に設定されているため、コネクタが
ぐらつくことがない。
【0017】そのうえ、切欠が形成されているため、コ
ネクタが挿入される際には凸部が厚み方向に変形して凸
部の幅が縮まってコネクタが挿入され易い。更にコネク
タ挿入後はコネクタに対して反力が働いてコネクタのぐ
らつきを防止することができる。
【0018】
【実施例】進んで、本発明の一実施例を図1〜図8を参
照して具体的に説明する。なお、コネクタ1に関しては
従来技術と同一であるため、同一符号を付し、説明は省
略する。図1〜図3は本実施例にコネクタ1が取り付け
られた状態を示しており、図1は斜視図、図2は平面断
面図、図3は側面一部断面図、図4は本実施例要部及び
コネクタ1を示す斜視図、図5は本実施例の正面図、図
6は本実施例の平面断面図、図7及び図8は本実施例要
部の側面断面図を示す。
【0019】図1〜図3に示すように、本実施例は、ア
ッパーケース9及びロワーケース10から成る筐体であ
り、内部に基板50が配設されている。ロワーケース1
0の側面は板金40から構成されており、ここにコネク
タ1が取り付けられる窓部40aが形成されている。こ
の窓部40aはコネクタ1における凹部2a,3aの底
部間の距離とほぼ同一の幅を有している。なお、アッパ
ーケース9はコネクタ1を上方から押えるように設けら
れている。
【0020】図4〜図6に示すように、窓部40aの左
右側縁部にはそれぞれ2つの凸部7が形成されている。
この凸部7は板金40から手前側に半球状に打ち出され
ている。又、この凸部7の厚み寸法は、コネクタ1にお
ける凹部2a,3aの幅寸法とほぼ同一に設定されてい
る。更に、凸部7の上下にはスリット状の切欠8が左右
方向に切り込まれている。
【0021】以上のような構成を有する電気装置用筐体
の作用は次の通りである。すなわち図4に示すように、
コネクタ1の凹部2a,3aと凸部7とを対応させつ
つ、コネクタ1を窓部40a上方から挿入することによ
り、コネクタ1を窓部40aに取り付けることができ
る。そのため、コネクタ1の移動スペースを板金40上
方に設定することができ、基板50上に設置する部材た
めの有効面積を制限する必要がない。
【0022】又、コネクタ1を上方から挿入させるだけ
なので、耳部2,3の弾性力に逆らうための強い力が要
らない。そのため、容易にコネクタ1を板金40に取り
付けることができる。更に、凸部7は半球状になってい
るため、コネクタ1が挿入される上下方向は勿論、左右
方向にもなだらかな円弧を描くテーパーが付いている。
従って、コネクタ1挿入時に多少左右にずれたとして
も、コネクタ1の取付動作をスムーズに行うことができ
る。しかも、切欠8が形成されているため、凸部7自体
が水平方向に弾力性を有しており、コネクタ1が挿入さ
れる際には図7に示すように、凸部7が押されて凸部7
の幅がX1に縮まり、コネクタ1が挿入され易い。
【0023】又、コネクタ1の挿入後は図8に示すよう
に、コネクタ1に対して反力が働き、凸部7の幅がX2
に広がるため、コネクタ1がぐらつくことを防止でき
る。しかも本実施例においては、図3に示したように、
コネクタ1上方にアッパーケース9が設けられているた
め、上方へコネクタ1が抜けることがない。
【0024】以上述べたように、本実施例の電気装置用
筐体によれば、基板50の有効面積を制限することがな
く、且つ固定用の板金等を用いずに確実且つ容易にコネ
クタ1を固定することができるため、コネクタ1取付時
の作業性が大幅に向上した。
【0025】尚、本発明に係る電気装置用筐体は、上記
の実施例に限定されるものではなく、各部材の形状、寸
法等は適宜変更可能であり、例えば切欠の形成箇所は凸
部上でも良い。更に、アッパーケース9も、特に設けら
れる必要がない。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電気装置用
筐体によれば、筐体の端面に形成された窓部に凸部を設
け、窓部上方からコネクタを取り付けることにより、コ
ネクタ周辺の有効面積を制限することがなく、且つ凸部
近傍に切欠を形成したことによりコネクタを挿入し易く
なり、しかも固定部材を用いることなく、確実にコネク
タを固定することができるため、コネクタの取付作業が
大幅に向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にコネクタが取り付けられた
状態を示す斜視図
【図2】コネクタが取り付けられた本実施例の平面断面
【図3】コネクタが取り付けられた本実施例の側面一部
断面図
【図4】本実施例要部及びコネクタを示す斜視図
【図5】本実施例の正面図
【図6】本実施例の平面図
【図7】本実施例要部の側面断面図
【図8】本実施例要部の側面断面図
【図9】コネクタの斜視図
【図10】従来の電気装置用筐体及びコネクタを示す平
面断面図(コネクタ取付前)
【図11】従来の電気装置用筐体及びコネクタを示す平
面断面図(コネクタ取付後)
【図12】従来の電気装置用筐体及びコネクタを示す斜
視図
【図13】従来の電気装置用筐体において薄い板金にコ
ネクタを取付けた際の平面断面図
【図14】従来の電気装置用筐体において固定用の板金
に用いた際の斜視図
【符号の説明】
1 コネクタ 2a,3a 凹部 7 凸部 8 切欠 40 板金 40a 窓部 50 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−87935(JP,U) 実開 昭56−99890(JP,U) 実開 平4−76279(JP,U) 実開 平1−140789(JP,U) 実開 昭58−159576(JP,U) 実開 昭62−166674(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/12 H01R 13/74

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その両端面に凹部を有するコネクタを取
    り付ける電気装置用筐体において、前記筐体の端面に形成され、前記コネクタ凹部の底部間
    の距離とほぼ同一の幅を有する窓部と、前記窓部の両端
    部にそれぞれ形成された凸部とを具備し、 前記凸部の厚みは、前記コネクタの凹部の幅とほぼ同一
    に設定され、 前記凸部及び該凸部の近傍の少なくとも一方には、該凸
    部がその厚み方向に変形可能となるように切欠が形成さ
    れたこと、 特徴とする電気装置用筐体。
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US5795185A (en) * 1997-02-19 1998-08-18 Molex Incorporated Electrical connector for mounting on a support structure such as a panel or the like
JP2007157568A (ja) 2005-12-07 2007-06-21 Mitsubishi Electric Corp 電子装置
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