JP2002344156A - コネクタカバー構造 - Google Patents

コネクタカバー構造

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JP2002344156A
JP2002344156A JP2001150393A JP2001150393A JP2002344156A JP 2002344156 A JP2002344156 A JP 2002344156A JP 2001150393 A JP2001150393 A JP 2001150393A JP 2001150393 A JP2001150393 A JP 2001150393A JP 2002344156 A JP2002344156 A JP 2002344156A
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(57)【要約】 【課題】 組立工程が簡単で、不用意にコネクタカバー
が外れることのないコネクタカバー構造を得るにある。 【解決手段】 機器筐体Ａにスロット５を形成して、同
スロット５を通じて内部に組み込まれるコネクタ１に相
手側コネクタ２を外部接続する電気機器において、前記
スロット５に連絡する取付溝６を機器筐体に形成し、柔
軟な材料で成形したコネクタカバー８の取付部８Ａを前
記スロット５から前記取付溝６にスライドさせて位置
し、後から内部に組み込まれる前記コネクタ１の側面で
前記取付溝６からの前記取付部８Ａの抜け出しを防止し
たコネクタカバー構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電気機器筐体の防塵
構造に関し、特に、外部接続される電気コネクタ部の防
塵構造に関する。
【０００２】
【背景技術】周知のように、例えば卓上電話機などの電
気機器においては、機器筐体にスロットを形成してお
き、必要に応じて、このスロット内部に組み込まれるコ
ネクタに相手側コネクタを外部接続して用いる場合があ
る。このような構造の場合、コネクタが用いられない場
合にスロットを開放状態におくと、スロットからコネク
タの内部へホコリなどの異物が侵入して接続不良などの
原因になる。
【０００３】したがって、従来では、ゴムなどの弾性体
で成形したキャップを用意し、コネクタが使用されない
とき、コネクタに対応されたスロットに同キャップを嵌
めて、コネクタの内部にホコリなどの異物が侵入するの
を防止しているけれども、このような別体キャップは、
コネクタに相手側コネクタが接続されるとき、スロット
から取り外されるため、紛失してしまうことが多かっ
た。
【０００４】このため、従来では、防塵用キャップに取
付部を一体成形し、この取付部を機器筐体を構成する筐
体ケースと同カバーとの間に挟持させるか、または、機
器筐体に取付孔を形成して前記取付部を同取付孔に変形
・支持させ、不使用によりキャップが紛失するのを防止
している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、筐体ケ
ースと同カバーとの間に防塵用キャップの取付部を挟持
させる構造では、機器筐体の組立時に同取付部の処理が
必要になり、組立工程が複雑になり、また、取付孔にキ
ャップの取付部を支持させる構造では、キャップを強く
引くと取付孔から取付部が外れてしまう問題があった。
【０００６】本発明の目的は、以上に述べたような従来
のコネクタカバー構造の問題に鑑み、組立工程が簡単
で、不用意にコネクタカバーが外れることのないコネク
タカバー構造を得るにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、機器筐体にスロットを形成して、同スロ
ットを通じて内部に組み込まれるコネクタに相手側コネ
クタを外部接続する電気機器において、前記スロットに
連絡する取付溝を機器筐体に形成し、柔軟な材料で成形
したコネクタカバーの取付部を前記スロットから前記取
付溝にスライドさせて位置し、後から内部に組み込まれ
る前記コネクタの側面で前記取付溝からの前記取付部の
抜け出しを防止したコネクタカバー構造を提案するもの
である。
【０００８】後述する本発明の好ましい実施例の説明に
おいては、 1)前記取付部は前記取付溝の外面を覆う外面部を備え、
この外面部には前記スロットの外面側全体を覆うスロッ
ト覆いが易屈曲ヒンジを介して一体成形され、同スロッ
ト覆いの背面に成形される防塵ブロックで前記コネクタ
の開口が覆われる構造が説明される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明のひと
つの実施の形態を説明する。電話機ケースＡに内蔵され
るコネクタ１に対して図３に示す相手側コネクタ２を外
部接続する構造に本発明を適用してある。つまり、図４
に示すように、電話機ケースＡ中には表面にコネクタ１
を搭載したプリント配線基板３が固定ねじ４で組み込ま
れ、同電話機ケースＡの表面を覆うケースカバーＢに形
成するスロット５を通って外部の相手側コネクタ２の先
端部が前記コネクタ１に接続される。
【００１０】本実施例においては、前記スロット５の一
側部にはスロット５に一端が連絡する取付溝６が形成さ
れ、スロット５が形成される前記ケースカバーＢの外表
面にはスロット５及び取付溝６の全体を包囲する凹所７
が形成され、これらのスロット５及び取付溝６の外表面
側が同凹所７に嵌め込まれるゴムなどのコネクタカバー
８で覆われる。詳細を図５から図７に示すコネクタカバ
ー８は、前記スロット５と取付溝６との連絡位置に対応
した裏面の薄肉易屈曲ヒンジ９により取付部８Ａとこの
取付部８Ａに連続されたカバー部８Ｂに区分され、同カ
バー部８Ｂは薄肉ヒンジである易屈曲ヒンジ９の弾性変
形により、図１のように前記取付部８Ａに対して略直角
に折り曲げることができる。
【００１１】前記取付部８Ａの裏面には前記取付溝６の
幅よりも僅かに小さな対応幅Ｌ1 の首部８ａが一体成形
され、同首部８ａの先端には前記スロット５の幅よりも
僅かに小さい幅寸法Ｌ2 の固定片８ｂが一体成形され、
前記取付溝６の幅よりも大きな幅寸法Ｌ2 に作られる固
定片８ｂの存在により、取付溝６からの取付部８Ａの抜
け出しが防止される。また、コネクタカバー８の取付部
８Ａが取付溝６に沿って摺動された位置にあっては、図
３に示すように、固定片８ｂは、電話機ケースＡ内に後
から組み込まれるプリント配線基板３のコネクタ１の右
側に位置するから、コネクタ１に対する固定片８ｂの衝
合によりケースカバーＢからの取付部８Ａの不容易な外
れが防止される。
【００１２】他方、コネクタカバー８のカバー部８Ｂの
裏面には前記スロット５に弾力的に嵌めることができる
スロット覆い８ｃが一体成形され、同スロット覆い８ｃ
の弾力的な接触によりコネクタ１の開口部が覆われる。
また、コネクタカバー８のカバー部８Ｂの先端エッジに
は小さな工具孔１０が形成され、この工具孔１０にペン
先などの工具を作用させて、凹所７に嵌め込まれたコネ
クタカバー８のカバー部８Ｂを起こすことができる。
【００１３】図示実施例によるコネクタカバー構造は、
以上のような構造であるから、スロット５にコネクタカ
バー８を予め固定して用いればよい。即ち、ゴムなどで
作ったコネクタカバー８の固定片８ｂをケースカバーＢ
のスロット５に一致させ、同スロット５に連絡した取付
溝６に沿って首部８ａを摺動させ、コネクタカバー８の
取付部８Ａで取付溝６が覆われた状態とすれば、ケース
カバーＢの凹所７がコネクタカバー８で覆われた状態と
なる。次に、固定ねじ４により電話機ケースＡ中にプリ
ント配線基板３を固定すると、プリント配線基板３に搭
載されたコネクタ１の側面により固定片８ｂが衝止され
るから、取付溝６からの取付部８Ａの抜け出しが防止さ
れる。
【００１４】ケースカバーＢに対するコネクタカバー８
の取付け状態では、ケースカバーＢの表面に形成された
凹所７中にコネクタカバー８が位置した状態となり、ス
ロット５及び取付溝６の表面がコネクタカバー８で覆わ
れるから、スロット５及び取付溝６を通って外部のホコ
リなどが電話機ケースＡの内部に侵入するのが防止され
る。また、電話機ケースＡ中のコネクタ１に相手側コネ
クタ２を外部接続するには、工具孔１０にペン先などを
当てがって、コネクタカバー８のカバー部８Ｂを凹所７
から起こし、図１に示すように、易屈曲ヒンジ９からカ
バー部８Ｂを折れば、スロット５からコネクタ１が外部
に露呈するから、相手側コネクタ２を同コネクタ１に接
続できる。
【００１５】コネクタ１の使用状態、つまりコネクタ１
に対する相手側コネクタ２の接続状態では、図３に示す
ように、コネクタ１の存在により取付溝６からの取付部
８Ａの抜け出しが防止されるため、ケースカバーＢを紛
失することはなく、コネクタ１から相手側コネクタ２を
外すだけで、簡単にコネクタカバー８を復旧できる。
【００１６】なお、前記実施例の説明においては、電話
機ケースＡに本発明を施した例について説明したけれど
も、本発明は、他の電気機器に適用することもできる。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、コネクタカバーの取付部をスロットに連続す
る取付溝に取り付けた後、電気機器筐体の内部にコネク
タを組み込むだけでコネクタカバーの組み付けを終了す
ることができ、コネクタカバーの不使用時にも電気機器
筐体からケースカバーが外れることがないから、ケース
カバーを紛失してしまうのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるコネクタカバー構造の分解斜視図
である。
【図２】同コネクタカバー構造の正面図である。
【図３】図１の３−３線に沿う同コネクタカバー構造の
断面図である。
【図４】図３の４−４線に沿う同コネクタカバー構造の
断面図である。
【図５】コネクタカバーの平面図である。
【図６】同コネクタカバーの背面図である。
【図７】同コネクタカバーの右側面図である。
【符号の説明】
Ａ 電話機ケース Ｂ ケースカバー １ コネクタ ２ 相手側コネクタ ３ プリント配線基板 ４ 固定ねじ ５ スロット ６ 取付溝 ７ 凹所 ８ コネクタカバー ８Ａ 取付部 ８Ｂ カバー部 ８ａ 首部 ８ｂ 固定片 ８ｃ スロット覆い ９ 易屈曲ヒンジ １０ 工具孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０５Ｋ 5/03 Ｈ０５Ｋ 5/03 Ｄ Ｇ Ｆターム(参考） 4E360 AB08 AB12 AB31 BA08 BA12 BB13 BB23 BC06 BD03 CA03 CA08 EA18 ED03 ED17 ED23 ED27 FA08 FA14 GA06 GA22 GB23 5E087 LL05 LL17 LL22 QQ02 RR13 RR25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 機器筐体にスロットを形成して、同スロ
    ットを通じて内部に組み込まれるコネクタに相手側コネ
    クタを外部接続する電気機器において、前記スロットに
    連絡する取付溝を機器筐体に形成し、柔軟な材料で成形
    したコネクタカバーの取付部を前記スロットから前記取
    付溝にスライドさせて位置し、後から内部に組み込まれ
    る前記コネクタの側面で前記取付溝からの前記取付部の
    抜け出しを防止したことを特徴とするコネクタカバー構
    造。
  2. 【請求項２】 前記取付部は前記取付溝の外面を覆う外
    面部を備え、この外面部には前記スロットの外面側全体
    を覆うスロット覆いが易屈曲ヒンジを介して一体成形さ
    れ、同スロット覆いの背面に成形される防塵ブロックで
    前記コネクタの開口が覆われることを特徴とする請求項
    １記載のコネクタカバー構造。
JP2001150393A 2001-05-21 2001-05-21 コネクタカバー構造 Expired - Lifetime JP3820914B2 (ja)

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