JP2004138708A - 光コネクタ - Google Patents

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浅田 一宏
Isato Yunoki
柚木 勇人
Yuuji Nakura
那倉 裕二
Momoe Yagi
八木 百恵
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】配線基板から所定距離離れた位置に保持された表面実装タイプの光素子と配線基板側の配線パターンとを電気的に接続することができる光コネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタハウジング11の素子収容凹部13内に、表面実装タイプの光素子40がコネクタハウジング11の底部より所定距離離れた高さ位置で保持される。素子収容凹部13の背面側は開口しており、この開口部は蓋部20により閉塞される。蓋部20に、リードフレーム22が設けられる。リードフレーム22の一端側の接続部23は、素子収容凹部13内で光素子40の電極部40bに接触配置されている。リードフレーム22の他端側のはんだ付部24はコネクタハウジング11外に露出配置され、配線基板の配線パターンにはんだ付可能となっている。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、OA、FAや車載機器等の光通信分野で用いられる光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の光コネクタとして、光素子を収容した状態で基板に実装されるものがある(例えば、特許文献1参照。)。この光コネクタには、光ファイバを保持した相手側の光コネクタが接続され、これにより光ファイバと光素子との光学的な結合がなされる。
【0003】
このような光コネクタでは、光素子として、受光又は発光を行う光素子本体部にリード端子が延設されてなる光素子が用いられている。そして、光素子本体部が、コネクタハウジング内で基板の表面から所定距離離れた高さ位置に収容保持されており、そこからリード端子を介して基板の配線パターンにはんだ付けされ電気的に接続されていた。
【0004】
このような光コネクタでは、コネクタハウジング自体も相手側のコネクタに保持された光ファイバを基板から所定距離離れた位置へ案内するような設計となっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−296455号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光素子として比較的小型な表面実装タイプのものがあり、これを上記光コネクタに適用しようとすると、その光素子は基板から所定距離離れた位置に収容されることとなるため、光素子本体部に設けられた電極部が配線基板に届かず、表面実装タイプの光素子を配線基板にはんだ付けすることができないという問題がある。
【0007】
ここで、表面実装タイプの光素子を配線基板に表面実装可能な位置に収容保持するような光コネクタを新たに設計することも考えられるが、この場合、配線基板に実装される側の光コネクタのみならず、これに接続される相手側の光コネクタについても大きな設計変更が必要となってしまう。
【0008】
そこで、この発明は、配線基板から所定距離離れた位置に保持された表面実装タイプの光素子と配線基板側の配線パターンとを電気的に接続することができる光コネクタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、光素子を収容した状態で配線基板に実装される光コネクタであって、光素子本体部とその光素子本体部に設けられた電極部とを有する表面実装タイプの光素子と、前記光素子を前記配線基板の主面から所定距離離れた位置で相手側の光コネクタに保持された光ファイバに光学的に結合可能な状態に収容保持可能に形成されると共に背面側が開口した素子収容凹部を有するコネクタハウジングと、前記素子収容凹部の背面側開口を閉塞する蓋部と、前記蓋部に取付けられ、一端側に前記素子収容凹部に収容された光素子の電極部に電気的に接続された接続部が設けられると共に他端側に前記配線基板の配線にはんだ付け可能なはんだ付部が設けられたリードフレームと、を備えたものである。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、光素子を収容した状態で配線基板に実装される光コネクタであって、光素子本体部とその光素子本体部に設けられた電極部とを有する表面実装タイプの光素子と、前記光素子を前記配線基板の主面から所定距離離れた位置で相手側の光コネクタに保持された光ファイバに光学的に結合可能な状態に収容保持可能に形成されると共に、底面側に前記光素子を挿入可能な開口部が形成された素子収容凹部を有するコネクタハウジングと、前記素子収容凹部の内周面に、一端側に前記素子収容凹部に収容された光素子の電極部に電気的に接続された接続部が設けられると共に他端側に前記配線基板の配線にはんだ付け可能なはんだ付部が設けられたリードフレームと、を備えたものである。
【0011】
なお、請求項3記載のように、前記リードフレームは、前記接続部を、前記光素子の電極部に押圧付勢するための付勢部を有していてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
{第1の実施の形態}
以下、この発明の第1の実施の形態に係る光コネクタについて説明する。
【0013】
図1は光コネクタを示す斜視図、図2は光コネクタを示す断面図、図3はコネクタハウジングを示す斜視図、図4は蓋部を示す斜視図、図5は光コネクタの組立断面図である。
【0014】
光コネクタ10は、光素子40を収容した状態で配線基板70に実装されると共に、その実装状態で、光ファイバ61を保持した相手側の光コネクタ50が接続可能に構成されるものであり(図2参照)、光素子40と、コネクタハウジング11と、蓋部20とを備えている。
【0015】
光素子40は、光信号を電気信号に変換する受光素子(フォトダイオードやフォトトランジスタ等)或は電気信号を光信号に変換する発光素子(発光ダイオード等)である。光素子40としては、表面実装タイプのものが用いられており、即ち、光素子40は、光素子本体部40aの表面に電極部40bが形成された構成とされている。より具体的には、光素子40は、光素子本体部40aの背面下部の表面に薄帯状の電極部40bが形成されてなる(図2及び図5参照)。本実施の形態では、光コネクタ10は、2つの光素子40を備えている。
【0016】
コネクタハウジング11は、図1〜図3及び図5に示すように、樹脂等により形成されており、それぞれ光素子40を収容保持可能な2つの素子収容凹部13を備えている。
【0017】
より具体的には、コネクタハウジング11は、ハウジング本体部12とスリーブ部14と接続筒部16とを備えている。
【0018】
ハウジング本体部12の内部には、それぞれ光素子40を収容配置可能な素子収容凹部13が2つ形成されている。これら2つの素子収容凹部13は、隔壁13Wによって隔てられている(図3参照)。
【0019】
各素子収容凹部13の高さ寸法は、光素子40の高さ寸法よりも大きくなっており、各光素子40の上面を各素子収容凹部13の天井面13aに当接させることにより、光素子40の底面をコネクタハウジング11の底面(この底面は、配線基板70の主面と略一致する)から所定距離離れた位置に配設した状態で、光素子40を収容可能な構成となっている(図2参照)。なお、コネクタハウジング11の底面と光素子40の底面との間隔寸法は、素子収容凹部13内にリード端子付の光素子を収容した際に、そのリード端子が挿通される所要空間を考慮して設定されたものである(図6参照)。
【0020】
また、各素子収容凹部13内で、各光素子40は相手側の光コネクタ50に保持された光ファイバ61に結合可能な状態に保持されている。
【0021】
すなわち、ハウジング本体部12の前部に、上記スリーブ部14が2つ突出形成されている。各スリーブ部14は、相手側光コネクタ50のフェルール部55が挿入可能でかつ各素子収容凹部13内に連通する孔を有する略筒状に形成されている。そして、光コネクタ10と光コネクタ50とを接続すると、各フェルール部55がそれぞれ対応する各スリーブ部14内に挿入されて各素子収容凹部13の光素子40に向けて案内される。そして、各フェルール部55を各スリーブ部14に奥まで完全に挿入した状態では、各光ファイバ61の端面が各光素子40の発光面又は受光面に対向配置され、両者の光学的な結合がなされる構成となっている。
【0022】
また、各素子収容凹部13は、コネクタハウジング11の背面側(相手側の光コネクタ50が接続される側とは反対側)に開口している。そして、上記各光素子40がそれぞれ各素子収容凹部13内にその背面側より挿入され、各光素子40がその受光面又は発光面を前方に向けた所定姿勢で収容保持される構成となっている。各素子収容凹部13の背面側開口は、コネクタハウジング11の背面側で互いに連通してひとつの開口となっており、この背面側開口には、蓋部20が取付けられる。
【0023】
また、ハウジング本体部12の外周部から両スリーブ部14を囲うようにして接続筒部16が延出形成されている。接続筒部16は、相手側の光コネクタ50を内嵌め可能な略筒状に形成されている。さらに、ハウジング本体部12の外周部の両側部に、それぞれネジ止部17が突出形成されている。各ネジ止部17にはネジ止孔17hが形成されている。
【0024】
蓋部20は、図1、図2、図4及び図5に示すように、上記各素子収容凹部13の背面側開口に対応する板形状に形成されており、当該開口を閉塞可能に構成されている。
【0025】
また、蓋部20の外周囲に、係合突部21が形成されると共に(図4参照)、素子収容凹部13の背面側開口周縁部に係合突部21を係合可能な被係合部13bが形成されている(図2、図3及び図5参照)。そして、係合突部21を被係合部13bに係合させることで、蓋部20が各素子収容凹部13の背面側開口に取付けられることとなる。この状態では、蓋部20の前面が、各素子収容凹部13内の光素子40の背面に当接し、蓋部20が当該各光素子40を各素子収容凹部13内に押え込むようになっている。
【0026】
さらに、この蓋部20の前面、即ち、光素子40に対向する面側に、上下方向に沿ってフレーム収容溝部20gが形成されており、このフレーム収容溝部20gにリードフレーム22が取付けられている。なお、リードフレーム22の蓋部20への取付態様については、フレーム収容溝部20g内に嵌め込んで取付けてもよいし、また、蓋部20内にインサート成形等で埋設してもよい。なお、このリードフレーム22は、両光素子40の電極部40bの数に対応する数設けられている。
【0027】
リードフレーム22は、例えば、銅や軟銅等の導電性の線条材を適宜屈曲加工することにより形成されるものであり、一端側に光素子40の電極部40bに当接可能な接続部23が設けられると共に、他端側に配線基板70側の配線パターンにはんだ付け可能なはんだ付部24が設けられている。
【0028】
接続部23は、線条材の一端部を光素子40側に折返し、その折返し部分を弧状に湾曲させることにより形成された湾曲付勢部23aを有している。接続部23のうち湾曲付勢部23aを支持する基端側部分は、フレーム収容溝部20g内にその底部に密接するように配設されており、リードフレーム22の一端部が光素子40から離反する方向へ弾性変形しないようになっている。そして、各素子収容凹部13内に光素子40を収容配置した状態で、蓋部20を各素子収容凹部13の背面側開口に取付けると、湾曲付勢部23aの頂部が光素子40の電極部40bに押し当てられて、当該湾曲付勢部23aが扁平形状に弾性変形する。この湾曲付勢部23aが原形復帰しようとする弾性力により、湾曲付勢部23aが電極部40bに押圧付勢され、両者間の電気的な接続がなされるようになっている。
【0029】
また、はんだ付部24は、配線基板70の配線パターンにはんだ付可能とすべくコネクタハウジング11の外に露出配置されている。具体的には、はんだ付部24は、蓋部20の下縁部に向けて延びると共にその下縁部で背面側に向けて屈曲されて、当該蓋部20の背面側より外方に向けて延出する形状となっている。
【0030】
そして、本光コネクタ10を配線基板70上に配設した状態で、はんだ付部24が配線基板70上に形成された所定の配線パターンに接触し、はんだ付可能な構成となっている。
【0031】
この光コネクタ10を組立てるにあたっては、まず、コネクタハウジングの各素子収容凹部13内にそれぞれ光素子40を収容配置する。そして、各素子収容凹部13の背面側開口に蓋部20を取付けると、各光素子40が各素子収容凹部13内の所定位置に保持されると共に、各リードフレーム22が各光素子40の各電極部40bに電気的に接続される。このようにして、光コネクタが組立てられる。
【0032】
この光コネクタ10を配線基板70に実装するにあたっては、光コネクタ10の背面側に延出するはんだ付部24を、配線基板70上の所定の配線パターンの位置に合わせると共に、各ネジ止部17のネジ止孔17hを配線基板70側の各ネジ止孔の位置に合わせるようにして、光コネクタ10を配線基板70上に載置する。
【0033】
この状態で、はんだ付部24を配線基板70上の所定の配線パターンに、例えばリフローはんだ付法等によりはんだ付すると共に、各ネジ止部17を配線基板70にネジ止する。なお、はんだ付とネジ止はどちらを先に行ってもよい。
【0034】
これにより、光コネクタ10の配線基板70への実装が終了する。
【0035】
以上のように構成された光コネクタ10によると、蓋部20に設けられたリードフレーム22の一端側の接続部23が素子収容凹部13内の光素子40の電極部40bに電気的に接続されると共に、リードフレーム22の他端側のはんだ付部24が配線基板70の配線パターンにはんだ付け可能とされているため、配線基板70から所定距離離れた位置に保持された表面実装タイプの光素子40と配線基板70側の配線パターンとを電気的に接続することができる。
【0036】
このため、リード端子付の光素子を前提として素子本体部を基板から離れた位置に収容保持するするように設計した従来タイプの光コネクタに僅かの設計変形を加えるだけで、表面実装タイプの光素子40用の光コネクタを製造することができる。また、これに接続される相手側の光コネクタとしても、従来用いていたものと同様構成のもの用いることができる。
【0037】
また、湾曲付勢部23aの弾性復元力を利用した付勢力により、接続部23が電極部40bに押圧付勢される構成となっているため、接続部23と電極部40bとの接続信頼性を確保することができる。
【0038】
しかも、本来設計された光素子40とは多少の大きさ、形状が異なるものを素子収容凹部13内に収容配置した場合であっても、湾曲付勢部23aの弾性変形の程度によって、当該相違を吸収し、接続部23を電極部40bに当接させて電気的な接続を得ることができる。このため、多少大きさ、形状が異なる光素子40についても対応が可能となる。
【0039】
ところで、この光コネクタ10については、上記蓋部20を、リードフレーム22が設けられていない蓋部120に交換することにより、リード端子140b付の光素子140用の光コネクタ110として用いることができる。
【0040】
図6は光コネクタ110を示す断面図である。
【0041】
すなわち、この光コネクタ110では、上述したものと同様構成のコネクタハウジング11と、上記蓋部20からリードフレーム22を省いた構成の蓋部120とが用いられている。また、光素子40としては、光素子本体部140aにリード端子140bが垂設された構成のものが用いられている。なお、光素子本体部140aは、上記素子本体部40aとほぼ同じ形状及び大きさを有している。
【0042】
そして、各素子収容凹部13内に光素子本体部140aを収容配置すると共に、リード端子140bを、各素子収容凹部13の下方の挿通凹部13h通ってコネクタハウジング11の下方に延出させる。
【0043】
この状態で、各素子収容凹部13の背面側開口に蓋部120を取付けると、各光素子140が各素子収容凹部13内に収容保持されることとなる。
【0044】
なお、この光コネクタ110を配線基板170に実装するにあたっては、リード端子140bを配線基板170に形成されたスルーホールに挿通し、配線基板170の下面側で所定の配線パターンに、例えばフローはんだ付法等によってはんだ付することとなる。
【0045】
つまり、この第1の実施の形態に係る光コネクタ10では、表面実装タイプの光素子40を配線基板70の上面から所定距離離れた位置で保持する構成を採用しているため、コネクタハウジング11を、リード端子付の光素子120用の光コネクタ110としても用いることができるという利点がある。
【0046】
第1の実施の形態に係る光コネクタ10の変形例について説明する。
【0047】
図7は、変形例に係る光コネクタ210を示す断面図であり、図8は同光コネクタ210の組立断面図である。
【0048】
光コネクタ10との相違点のみを説明すると、この光コネクタ210では、リードフレーム222の接続部223は、線条材の一端部が略直角に屈曲されると共にその先端部が略U字状に屈曲されてなる接点部223aを有している。また、蓋部220のフレーム収容溝部20gのうち接続部223に対応する部分に、当該接続部223が退避可能な退避凹部20gaが形成されている。そして、接続部223の基端側部分が蓋部220に取付支持されており、リードフレーム222が接続部223の基端側部分で弾性変形することにより、接続部223が退避凹部20ga内に退避移動可能な構成となっている。
【0049】
この光コネクタ210において、各素子収容凹部13内に光素子40を収容配置した状態で、蓋部220を各素子収容凹部13の背面側開口に取付けると、接点部223aが光素子40の電極部40bに押し当てられる。これにより、接続部223の基端側部分でリードフレーム222が弾性変形し、接続部223が退避凹部20ga内に若干退避移動する。この状態で、接続部223の基端側部分が直線状の原形に復帰しようとする力により接続部223が光素子40の電極部40bに押圧付勢されることとなる。つまり、リードフレーム222のうち接続部223の基端側部分が、接続部223を電極部40bに押圧付勢するための付勢部としての機能を有している。
【0050】
なお、本実施の形態では、2つの光素子40を備えるいわゆる2極型の光コネクタ10について説明したが、1極型或は3極以上の複数極型の光コネクタについても同様に適用できる。
【0051】
{第2の実施の形態}
以下、この発明の第2の実施の形態に係る光コネクタについて説明する。
【0052】
図9は光コネクタを示す斜視図であり、図10は光コネクタを示す断面図であり、図11は光素子の非収容状態における光コネクタを示す断面図である。
【0053】
この光コネクタ310は、上記第1の実施の形態で説明したものと同様構成の光素子40と、コネクタハウジング311と、リードフレーム22とを備えている。
【0054】
コネクタハウジング311は、樹脂等により形成されており、それぞれ光素子40を収容保持可能な2つの素子収容凹部313を備えている。
【0055】
より具体的には、コネクタハウジング311は、ハウジング本体部312とスリーブ部314と接続筒部316とを備えている。
【0056】
ハウジング本体部312の内部には、それぞれ光素子40を収容配置可能な素子収容凹部313が2つ形成されている。これら2つの素子収容凹部313は、隔壁313Wによって隔てられている。
【0057】
各素子収容凹部313の高さ寸法は、光素子40の高さ寸法よりも大きくなっており、各光素子40の上面を各素子収容凹部313の天井面313aに当接させると共に光素子40の底面をコネクタハウジング311の底面(即ち、実装される配線基板の主面と略一致する)から所定距離離れた位置に配設した状態で、光素子40を収容可能な構成となっている。なお、コネクタハウジング311の底面と光素子40の底面との間隔寸法は、上記第1の実施の形態と同様に、リード端子付の光素子のリード端子が挿通する空間を考慮して設定されたものである。
【0058】
また、各素子収容凹部313内で、各光素子40は相手側の光コネクタに保持された光ファイバに結合可能な状態に保持されている。
【0059】
すなわち、ハウジング本体部312の前部に、上記スリーブ部314が2つ突出形成されている。そして、この光コネクタ310に相手側の光コネクタが接続されると、上記第1の実施の形態において説明したのと同様に、当該相手側光コネクタの各フェルール部がそれぞれ対応する各スリーブ部314内に挿入されて各素子収容凹部313の光素子40に向けて案内され、各フェルール部内の光ファイバが各光素子40にそれぞれ光学的に結合される構成となっている。
【0060】
また、各素子収容凹部313は、コネクタハウジング311の底面側に開口している。そして、上記各光素子40がそれぞれ各素子収容凹部313内にその底面側より挿入され、各光素子40がその受光面又は発光面を前方に向けた所定姿勢で収容保持される構成となっている。さらに、各素子収容凹部313内の前面には、素子収容凹部313内に配設された光素子40の底部位置に対応して凸部313bが形成されている。そして、各素子収容凹部313内に光素子40を押込んで、光素子40を凸部313bに摺接させながら、当該各素子収容凹部313内に挿入配置すると、各光素子40の底部前縁部がその凸部313bに係合し、光素子40の底部への抜止めが図られる構成となっている。
【0061】
また、各素子収容凹部313の内周面に、リードフレーム22が設けられている。
【0062】
より具体的には、各素子収容凹部313の内周面のうち電極部40bと対向する面、即ち、背面側に、上下方向に沿ってフレーム収容溝部320gが形成されており、このフレーム収容溝部320gにリードフレーム22が取付けられている。この個々のリードフレーム22は、第1の実施の形態において説明したリードフレーム22と同様構成となっている。
【0063】
このリードフレーム22は、一端側の接続部23を、素子収容凹部313内に収容された光素子40の電極部40bに接触可能な位置に配設すると共に、他端側のはんだ付部24をコネクタハウジング311外に露出させて配線基板の配線パターンにはんだ付け可能な位置及び姿勢で、各素子収容凹部313の内周面に取付けられている。
【0064】
そして、素子収容凹部313内にその底面側開口より光素子40を押込むと、湾曲付勢部23aの頂部が光素子40の背面に押し当てられて、当該湾曲付勢部23aが扁平形状に弾性変形する。そして、光素子40を素子収容凹部313の最も奥に押込んでその内部に収容配置した状態では、湾曲付勢部23aが原形復帰しようとする弾性力により、湾曲付勢部23aが電極部40bに押圧付勢されるようになっている。また、光コネクタ310を配線基板上に配設した状態で、はんだ付部24が配線基板上の配線パターンに接触してはんだ付可能な構成となっている。
【0065】
また、ハウジング本体部312の外周部から両スリーブ部314を囲うようにして上記接続筒部16と同様構成の接続筒部316が延出形成されている。さらに、ハウジング本体部312の外周部の両側部に、それぞれ上記ネジ止部17と同様構成のネジ止部317が突出形成されている。
【0066】
この光コネクタ310は、上記第1の実施の形態における光コネクタ10と同様にして、配線基板に実装される。
【0067】
以上のように構成された光コネクタ310によると、素子収容凹部313の内周部に設けられたリードフレーム22の一端側の接続部23が素子収容凹部313内の光素子40の電極部40bに電気的に接続されると共に、リードフレーム22の他端側のはんだ付部24が配線基板の配線パターンにはんだ付け可能とされているため、配線基板から所定距離離れた位置に保持された表面実装タイプの光素子40と配線基板70側の配線パターンとを電気的に接続することができる。
【0068】
このため、リード端子付の光素子を前提としてその光素子本体部を基板から離れた位置に配設されるように設計した従来タイプの光コネクタに僅かの設計変形を加えるだけで、表面実装タイプの光素子40用の光コネクタを製造することができる。また、これに接続される相手側の光コネクタとしても、従来用いていたものと同様構成のものを用いることができる。
【0069】
上記第1の実施の形態において述べたのと同様に、接続部23が電極部40bに押圧付勢される構成となっているため、接続部23と電極部40bとの接続信頼性を確保することができ、また、多少大きさ、形状が異なる光素子40についても対応が可能となる。
【0070】
なお、リードフレーム22について、上記図7及び図8に示す変形例と同様の構成を採用してもよい。
【0071】
また、本実施の形態に係る光コネクタ310についても、2極型の光コネクタの他、1極型或は3極以上の複数極型の光コネクタについても同様に適用できる。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1記載の光コネクタによると、蓋部に設けられたリードフレームの一端側の接続部が素子収容凹部内の光素子の電極部に電気的に接続されると共に、リードフレームの他端側のはんだ付部が配線基板の配線パターンにはんだ付け可能とされているため、配線基板から所定距離離れた位置に保持された表面実装タイプの光素子と基板側の配線パターンとを電気的に接続することができる。
【0073】
また、この発明の請求項2記載の光コネクタによると、素子収容凹部の内周面に設けられたリードフレームの一端側の接続部が素子収容凹部内の光素子の電極部に電気的に接続されると共に、リードフレームの他端側のはんだ付部が配線基板の配線パターンにはんだ付け可能とされているため、配線基板から所定距離離れた位置に保持された表面実装タイプの光素子と基板側の配線パターンとを電気的に接続することができる。
【0074】
また、請求項3記載の発明によれば、付勢部により、接続部が光素子の電極部に押圧付勢されるため、接続部と電極部との接続信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る光コネクタを示す斜視図である。
【図2】同上の光コネクタを示す断面図である。
【図3】同上の光コネクタのコネクタハウジングを示す斜視図である。
【図4】同上の光コネクタの蓋部を示す斜視図である。
【図5】同上の光コネクタの組立断面図である。
【図6】コネクタハウジングを共用する他の光コネクタを示す断面図である。
【図7】変形例に係る光コネクタを示す断面図である。
【図8】同上の光コネクタの組立断面図である。
【図9】第2の実施の形態に係る光コネクタを示す斜視図である。
【図10】同上の光コネクタを示す断面図である。
【図11】同上の光コネクタのコネクタハウジングを示す断面図である。
【符号の説明】
10 光コネクタ
11 コネクタハウジング
13 素子収容凹部
14 スリーブ部
20,220 蓋部
22 リードフレーム
23,223 接続部
23a 湾曲付勢部
24 はんだ付部
40 光素子
40a 光素子本体部
40b 電極部
50 光コネクタ
55 フェルール部
61 光ファイバ
70 配線基板
223a 接点部
310 光コネクタ
311 コネクタハウジング
313 素子収容凹部
314 スリーブ部

Claims (3)

  1. 光素子を収容した状態で配線基板に実装される光コネクタであって、
    光素子本体部とその光素子本体部に設けられた電極部とを有する表面実装タイプの光素子と、
    前記光素子を前記配線基板の主面から所定距離離れた位置で相手側の光コネクタに保持された光ファイバに光学的に結合可能な状態に収容保持可能に形成されると共に背面側が開口した素子収容凹部を有するコネクタハウジングと、
    前記素子収容凹部の背面側開口を閉塞する蓋部と、
    前記蓋部に取付けられ、一端側に前記素子収容凹部に収容された光素子の電極部に電気的に接続された接続部が設けられると共に他端側に前記配線基板の配線にはんだ付け可能なはんだ付部が設けられたリードフレームと、
    を備えた光コネクタ。
  2. 光素子を収容した状態で配線基板に実装される光コネクタであって、
    光素子本体部とその光素子本体部に設けられた電極部とを有する表面実装タイプの光素子と、
    前記光素子を前記配線基板の主面から所定距離離れた位置で相手側の光コネクタに保持された光ファイバに光学的に結合可能な状態に収容保持可能に形成されると共に、底面側に前記光素子を挿入可能な開口部が形成された素子収容凹部を有するコネクタハウジングと、
    前記素子収容凹部の内周面に、一端側に前記素子収容凹部に収容された光素子の電極部に電気的に接続された接続部が設けられると共に他端側に前記配線基板の配線にはんだ付け可能なはんだ付部が設けられたリードフレームと、
    を備えた光コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の光コネクタであって、
    前記リードフレームは、前記接続部を、前記光素子の電極部に押圧付勢するための付勢部を有する、光コネクタ。
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