JPH10322076A - 高周波用シールドケース構造 - Google Patents

高周波用シールドケース構造

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JPH10322076A
JPH10322076A JP13317097A JP13317097A JPH10322076A JP H10322076 A JPH10322076 A JP H10322076A JP 13317097 A JP13317097 A JP 13317097A JP 13317097 A JP13317097 A JP 13317097A JP H10322076 A JPH10322076 A JP H10322076A
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JP
Japan
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shield case
shield
case
frame
flat lid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13317097A
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English (en)
Inventor
Miki Miyashita
幹 宮下
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付部材の数を可能な限り削減することがで
き、かつ十分な遮蔽効果が得られる高周波用シールドケ
ース構造の提供。 【解決手段】 シールドケース1のシールドカバー2と
接触する部分に凹部4を形成し、シールドカバー2にそ
の凹部4と嵌合する凸部5を形成する。又、シールドケ
ース1をシールドカバー2で塞ぐには、シールドケース
1の四隅及び仕切り壁16の縁22の両端をシールドカ
バー2を介して取付ねじ3にて固定する。凹部4と凸部
5の嵌合によりシールドケース1とシールドカバー2の
密閉度を従来より向上させることができ、これにより取
付ねじ3の個数を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波用シールドケ
ース構造に関し、特に電気・電子部品及び機構部品より
構成される機器において、機能回路が発生し又は受ける
電磁波ノイズを遮断するための高周波用シールドケース
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の高周波用シールドケース構
造の一例の斜視図である。同図に示すように、従来の高
周波用シールドケース構造は、導電性の枠体(以下、シ
ールドケースという。)51と、このシールドケース5
1の開口52〜56を塞ぐ平面蓋体(以下、シールドカ
バーという。)57と、このシールドカバー57をシー
ルドケース51に固定するための複数本の取付部材(以
下、取付ねじという。)58とからなっていた。
【0003】このように従来の高周波用シールドケース
構造は、シールド性を保持するため、シールドケース5
1とシールドカバー57を固定するのに多数の取付ねじ
58を必要としており、シールドカバー57の開閉に際
して多大な工数を必要としていた。
【0004】一方、安易に取付ねじ58を削減するとシ
ールドケース51とシールドカバー57の十分な面接触
の圧力が得られず、期待したシールド効果が得られなく
なる可能性があった。
【0005】そこで、取付ねじを使用せずにシールドケ
ースとシールドカバーの十分な面接触の圧力を得ること
を目的とした技術が特開平6−021663号公報及び
特開平2−158199号公報に開示されている。
【0006】特開平6−021663号公報に開示され
た技術は、シャーシベース(ケース)の外側から内側へ
向けてエンボス(emboss;浮き彫り)を設け、こ
のエンボスでケースの中に実装する機能回路基板を保持
させるとともに、シールドカバーにもケースと同様のエ
ンボスを設け、これらのエンボスを互いに噛み合わせて
ケースにシールドカバーを固定するというものである。
【0007】特開平2−158199号公報に開示され
た技術もこれとほぼ同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、シールド
ケースとシールドカバーの側面にエンボスを設け、それ
らを噛み合わせて固定する構造にした場合、外部とシー
ルドケース内部間の電磁波ノイズの干渉を十分防ぐこと
ができるが、シールドケース内を複数の部屋に仕切った
場合、各部屋間の電磁波ノイズの干渉を十分防ぐことは
困難である。
【0009】そこで本発明の目的は、取付部材の数を可
能な限り削減することができ、かつ十分な遮蔽効果が得
られる高周波用シールドケース構造を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、導電性の枠体と、この枠体の開口を塞ぐ平
面蓋体とからなる高周波用シールドケース構造であっ
て、前記平面蓋体と接触する前記枠体の開口縁の少なく
とも一辺に凹部を形成し、かつ前記平面蓋体の前記枠体
の開口縁と接触する部分に前記凹部と嵌合する凸部を形
成したことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、枠体の開口縁に凹部を形
成し、かつ平面蓋体にこの凹部と嵌合する凸部を形成
し、これら凹部と凸部とを嵌合させることにより枠体と
平面蓋体の密着性を高めることができる。これにより、
取付部材の数を削減することができ、かつ十分な遮蔽効
果が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係
る高周波用シールドケース構造の最良の実施の形態の斜
視図である。
【0013】高周波用シールドケース構造は、シールド
ケース1と、このシールドケース1の開口11〜15を
塞ぐシールドカバー2と、このシールドカバー2をシー
ルドケース1に固定するための取付ねじ3とからなる。
【0014】さらに、シールドケース1の内部は5つの
部屋(前述の開口に相当する)11〜15に仕切り壁1
6にて仕切られており、シールドカバー2と接触するシ
ールドケース1の開口縁21及び仕切り壁16の縁22
には凹部4が形成され、シールドカバー2にはこの凹部
4と嵌合する凸部5が形成されている。
【0015】図2は高周波用シールドケース構造のA−
A断面図である。同図に示すようにシールドケース1の
底面1aは側面と一体成型されている。
【0016】このシールドケース1をシールドカバー2
で塞ぐには、まずシールドケース1の凹部4とシールド
カバー2の凸部5とを嵌合させ、次にシールドケース1
の四隅及び仕切り壁16の縁22の両端をシールドカバ
ー2を介して取付ねじにて固定する。
【0017】このようにシールドケース1の凹部4とシ
ールドカバー2の凸部5とを嵌合させたため、シールド
ケース1とシールドカバー2の密閉度を従来より向上さ
せることができ、これによりシールドケース1内の各部
屋11〜15からの電磁波ノイズの漏れ、各部屋11〜
15に対する外部からの電磁波ノイズの干渉及び各部屋
間の電磁波ノイズの干渉を低減させることができる。
【0018】又、シールドケース1内部を複数の部屋1
1〜15に仕切らない場合でも、その開口縁に形成した
凹部4及びシールドカバー2の凸部5とを嵌合させるこ
とによりシールドケース1内部からの電磁波ノイズの漏
れ及びシールドケース1内部に対する外部からの電磁波
ノイズの干渉を低減させることができる。
【0019】さらに、シールドケース1とシールドカバ
ー2との密閉度を凹部4及び凸部5により向上させるこ
とができるため、従来に比べ取付ねじ3の個数を削減す
ることができる。これにより、シールドカバー2開閉に
おける作業効率を改善することができる。
【0020】図3は高周波用シールドケース構造の第2
の実施の形態のA−A断面図である。同図はシールドケ
ース1の底面を別体の底面部材21で塞いだ場合を示し
ている。 この場合は、シールドケース1の底面の開口
縁にも凹部4を形成し、かつこの凹部4と嵌合する凸部
5を底面部材21に形成し、これら凹部4と凸部5を嵌
合させることにより最良の実施の形態と同様の遮蔽効果
が得られる。
【0021】なお、従来例に見られるようにシールドケ
ース1の側面においてシールドケース1に設けた凹部と
シールドカバー2に設けた凸部とを嵌合させる構成をと
らず、シールドケース1上部に設けた凹部とシールドカ
バー2の下部に設けた凸部分とを嵌合させる構成を採用
したため、シールドケース1の内部に複数の部屋を設け
た場合でも部屋の仕切り壁の上部に凹部を形成し、この
凹部をシールドカバー2に設けた凸部と嵌合させること
により、各部屋ごとの遮蔽効果も向上させることができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、導電性の枠体と、この
枠体の開口を塞ぐ平面蓋体とからなる高周波用シールド
ケース構造であって、その高周波用シールドケース構造
を、前記平面蓋体と接触する前記枠体の開口縁の少なく
とも一辺に凹部を形成し、かつ前記平面蓋体の前記枠体
の開口縁と接触する部分に前記凹部と嵌合する凸部を形
成して構成したため、取付部材の数を可能な限り削減す
ることができ、かつ十分な遮蔽効果が得られるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本発明に係る高周波用シールドケ
ース構造の最良の実施の形態の斜視図である。
【図2】同高周波用シールドケース構造のA−A断面図
である。
【図3】同高周波用シールドケース構造の第2の実施の
形態のA−A断面図である。
【図4】従来の高周波用シールドケース構造の一例の斜
視図である。
【符号の説明】
1 シールドケース 2 シールドカバー 3 取付ねじ 4 凹部 5 凸部 11〜15 開口 16 仕切り壁 21 開口縁 22 仕切り壁の縁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の枠体と、この枠体の開口を塞ぐ
    平面蓋体とからなる高周波用シールドケース構造であっ
    て、 前記平面蓋体と接触する前記枠体の開口縁の少なくとも
    一辺に凹部を形成し、かつ前記平面蓋体の前記枠体の開
    口縁と接触する部分に前記凹部と嵌合する凸部を形成し
    たことを特徴とする高周波用シールドケース構造。
  2. 【請求項2】 前記枠体はその内部が複数の部屋に仕切
    られ、その仕切り壁の前記平面蓋体と接触する縁の少な
    くとも一辺に凹部が形成され、かつ前記平面蓋体の前記
    仕切り壁の縁と接触する部分に前記仕切り壁の縁に形成
    した凹部と嵌合する凸部を形成したことを特徴とする請
    求項1記載の高周波用シールドケース構造。
  3. 【請求項3】 前記枠体と前記平面蓋体とは少なくとも
    四隅が固定部材にて固定されることを特徴とする請求項
    1又は2記載の高周波用シールドケース構造。
  4. 【請求項4】 前記枠体と前記平面蓋体とは前記仕切り
    壁の縁の両端において固定部材にて固定されることを特
    徴とする請求項3記載の高周波用シールドケース構造。
JP13317097A 1997-05-23 1997-05-23 高周波用シールドケース構造 Withdrawn JPH10322076A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004075616A1 (en) * 2003-02-13 2004-09-02 Parker-Hannifin Corporation Combination metal and plastic emi shield
WO2004080135A3 (en) * 2003-02-13 2005-01-20 Parker Hannifin Corp Composite emi shield
JP2007287769A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Nippon Antenna Co Ltd 電子機器ケース
JP2020113784A (ja) * 2020-03-23 2020-07-27 マスプロ電工株式会社 シールドケース

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Effective date: 20040803