JP2751921B2 - 電子機器筐体 - Google Patents
電子機器筐体Info
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- JP2751921B2 JP2751921B2 JP16407796A JP16407796A JP2751921B2 JP 2751921 B2 JP2751921 B2 JP 2751921B2 JP 16407796 A JP16407796 A JP 16407796A JP 16407796 A JP16407796 A JP 16407796A JP 2751921 B2 JP2751921 B2 JP 2751921B2
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- Japan
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- housing
- packing
- opening
- shim
- electronic device
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルあるいは
アナログ信号処理を行う通信機器等に使用して好適な電
子機器筐体に関する。
アナログ信号処理を行う通信機器等に使用して好適な電
子機器筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器には、電磁波障害対策
上および雨水浸入対策上から、機器筐体を電磁遮蔽(不
要輻射の漏洩や侵入を阻止)すると共に、液封すること
が要求されている。
上および雨水浸入対策上から、機器筐体を電磁遮蔽(不
要輻射の漏洩や侵入を阻止)すると共に、液封すること
が要求されている。
【0003】従来、この種の電子機器筐体は、例えば実
開平4−111785号公報に「筐体の防水・導電構
造」として開示されており、図5に示すように構成され
ている。これを同図に基づいて説明すると、同図におい
て、符号1で示す電子機器筐体は、箱体2と蓋体3とパ
ッキン4と弾性片5とを備えている。
開平4−111785号公報に「筐体の防水・導電構
造」として開示されており、図5に示すように構成され
ている。これを同図に基づいて説明すると、同図におい
て、符号1で示す電子機器筐体は、箱体2と蓋体3とパ
ッキン4と弾性片5とを備えている。
【0004】箱体2は一方に開口する開口部2aを有す
る導電性部材からなる箱体によって形成されており、内
部には電子部品実装基板(図示せず)等が収納されてい
る。箱体2の外側開口周縁には、先端面に開口するねじ
穴6aを有するスタット6が立設されている。
る導電性部材からなる箱体によって形成されており、内
部には電子部品実装基板(図示せず)等が収納されてい
る。箱体2の外側開口周縁には、先端面に開口するねじ
穴6aを有するスタット6が立設されている。
【0005】蓋体3は、ねじ穴6aに螺合する取付ねじ
7によって箱体2に対し開閉自在に固定されており、箱
体2と同様に箱状の導電性部材によって形成されてい
る。この蓋体3の裏面には、開口部2aの開口周縁に沿
って延在するパッキン取付用溝8を形成する内外2つの
L字状金属枠9,10が取り付けられている。また、蓋
体3には、取付ねじ7が挿通するねじ挿通孔3aが設け
られている。
7によって箱体2に対し開閉自在に固定されており、箱
体2と同様に箱状の導電性部材によって形成されてい
る。この蓋体3の裏面には、開口部2aの開口周縁に沿
って延在するパッキン取付用溝8を形成する内外2つの
L字状金属枠9,10が取り付けられている。また、蓋
体3には、取付ねじ7が挿通するねじ挿通孔3aが設け
られている。
【0006】パッキン4は、先端部を開口部2aの開口
周縁に圧接させパッキン取付用溝8内に装着されてお
り、全体がゴム等からなる平面視枠状の可撓性部材によ
って形成されている。
周縁に圧接させパッキン取付用溝8内に装着されてお
り、全体がゴム等からなる平面視枠状の可撓性部材によ
って形成されている。
【0007】弾性片5は、スリット11を介して並列す
る多数のカール部12a,13aを有する内外2つの導
電片12,13からなり、L字状金属枠9,10に対し
て各カール部12a,13aを開口部2aの開口周縁に
圧接させ装着されている。
る多数のカール部12a,13aを有する内外2つの導
電片12,13からなり、L字状金属枠9,10に対し
て各カール部12a,13aを開口部2aの開口周縁に
圧接させ装着されている。
【0008】この弾性片5(導電片12,13)によっ
て、箱体2と蓋体3とが導通し、かつパッキン取付用溝
8外のパッキン4が挟圧保持される。
て、箱体2と蓋体3とが導通し、かつパッキン取付用溝
8外のパッキン4が挟圧保持される。
【0009】このように構成された電子機器筐体1を電
磁遮蔽すると共に、液封するには、L字状金属枠9の内
側およびL字状金属枠10の外側に各々導電片12,1
3を装着し、次いでパッキン取付用溝8内に導電片1
2,13を押し広げてパッキン4を装着し、しかる後蓋
体3を箱体2に取付ねじ7によって固定することにより
行う。
磁遮蔽すると共に、液封するには、L字状金属枠9の内
側およびL字状金属枠10の外側に各々導電片12,1
3を装着し、次いでパッキン取付用溝8内に導電片1
2,13を押し広げてパッキン4を装着し、しかる後蓋
体3を箱体2に取付ねじ7によって固定することにより
行う。
【0010】これにより、パッキン4の先端部が押圧変
形して押圧方向と直角な方向(パッキン幅方向)に広が
り、この広がり部分が開口部2aの開口周縁に密接する
と共に、各導電片12,13が弾性変形してカール部1
2a,13aが圧接する。
形して押圧方向と直角な方向(パッキン幅方向)に広が
り、この広がり部分が開口部2aの開口周縁に密接する
と共に、各導電片12,13が弾性変形してカール部1
2a,13aが圧接する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子
機器筐体においては、蓋体3の裏面と開口部2aの開口
周縁との間に液封用のパッキン4と電磁遮蔽用の弾性片
5(導電片12,13)が配設される構造であるため、
パッキン4による封止部と導電片12,13による導通
部が電子部品実装領域内で行われていた。
機器筐体においては、蓋体3の裏面と開口部2aの開口
周縁との間に液封用のパッキン4と電磁遮蔽用の弾性片
5(導電片12,13)が配設される構造であるため、
パッキン4による封止部と導電片12,13による導通
部が電子部品実装領域内で行われていた。
【0012】この結果、箱体2内の部品実装容積を変更
しないためには、箱体2の外形寸法が大きくなり、電子
機器が大型・重量化するという問題があった。
しないためには、箱体2の外形寸法が大きくなり、電子
機器が大型・重量化するという問題があった。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、筐体一部の外形寸法を短縮することができ、も
って電子機器の小型・軽量化を図ることができる電子機
器筐体の提供を目的とするものである。
もので、筐体一部の外形寸法を短縮することができ、も
って電子機器の小型・軽量化を図ることができる電子機
器筐体の提供を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の電子機器筐体は、第1開口
部を有する導電性部材からなる第1筐体と、この第1筐
体に開閉自在に設けられ第2開口部を有する導電性部材
からなる第2筐体と、この第2筐体と第1筐体との間に
介装され両開口部の開口端面と開口壁面に密接可能な封
止部を有するパッキンと、このパッキンに取り付けられ
両筐体の内外両開口壁面のうち内側の開口壁面に圧接す
る弾性変形可能なシムとを備えた構成としてある。した
がって、第1筐体および第2筐体がパッキンの開口壁面
および開口端面への密接によって液封されると共に、シ
ムの両筐体の内側開口壁面への接触によって電磁遮蔽さ
れる。
め、本発明の請求項1記載の電子機器筐体は、第1開口
部を有する導電性部材からなる第1筐体と、この第1筐
体に開閉自在に設けられ第2開口部を有する導電性部材
からなる第2筐体と、この第2筐体と第1筐体との間に
介装され両開口部の開口端面と開口壁面に密接可能な封
止部を有するパッキンと、このパッキンに取り付けられ
両筐体の内外両開口壁面のうち内側の開口壁面に圧接す
る弾性変形可能なシムとを備えた構成としてある。した
がって、第1筐体および第2筐体がパッキンの開口壁面
および開口端面への密接によって液封されると共に、シ
ムの両筐体の内側開口壁面への接触によって電磁遮蔽さ
れる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子機器筐体において、シムがパッキンに対する取付部と
なるシム本体と、このシム本体に一体に形成され両筐体
の開口壁面に圧接する多数の弾性片とからなる構成とし
てある。したがって、第1筐体および第2筐体の電磁遮
蔽が両筐体の内側開口壁面に対する弾性片の接触によっ
て行われる。
子機器筐体において、シムがパッキンに対する取付部と
なるシム本体と、このシム本体に一体に形成され両筐体
の開口壁面に圧接する多数の弾性片とからなる構成とし
てある。したがって、第1筐体および第2筐体の電磁遮
蔽が両筐体の内側開口壁面に対する弾性片の接触によっ
て行われる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の電
子機器筐体において、各弾性片がシムの両端縁に多数の
スリットを設けることにより形成されている構成として
ある。したがって、第1筐体および第2筐体の電磁遮蔽
が両筐体の内側開口壁面に対する各弾性片の接触によっ
て行われる。
子機器筐体において、各弾性片がシムの両端縁に多数の
スリットを設けることにより形成されている構成として
ある。したがって、第1筐体および第2筐体の電磁遮蔽
が両筐体の内側開口壁面に対する各弾性片の接触によっ
て行われる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1記載の電
子機器筐体において、パッキンの封止部に両筐体の開口
端面に対応する押圧子を設けた構成としてある。したが
って、両筐体の開口端面間における液封が各開口端面に
対する押圧子の密接によって行われる。
子機器筐体において、パッキンの封止部に両筐体の開口
端面に対応する押圧子を設けた構成としてある。したが
って、両筐体の開口端面間における液封が各開口端面に
対する押圧子の密接によって行われる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1または請
求項4記載の電子機器筐体において、パッキンが両筐体
の内外開口壁面に対応する押圧部を有する断面視ほぼH
字形状のパッキンによって形成されている構成としてあ
る。したがって、両筐体の内外開口壁面における液封が
各開口壁面に対する各押圧部の密接によって行われる。
求項4記載の電子機器筐体において、パッキンが両筐体
の内外開口壁面に対応する押圧部を有する断面視ほぼH
字形状のパッキンによって形成されている構成としてあ
る。したがって、両筐体の内外開口壁面における液封が
各開口壁面に対する各押圧部の密接によって行われる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1または請
求項4記載の電子機器筐体において、パッキンが第1筐
体の内外開口壁面および第2筐体の外側開口壁面に対応
する押圧部を有する断面視ほぼh字形状のパッキンによ
って形成されている構成としてある。したがって、第1
筐体の内外開口壁面および第2筐体の外側開口壁面にお
ける液封が各開口壁面に対する各押圧部の密接によって
行われる。
求項4記載の電子機器筐体において、パッキンが第1筐
体の内外開口壁面および第2筐体の外側開口壁面に対応
する押圧部を有する断面視ほぼh字形状のパッキンによ
って形成されている構成としてある。したがって、第1
筐体の内外開口壁面および第2筐体の外側開口壁面にお
ける液封が各開口壁面に対する各押圧部の密接によって
行われる。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1または請
求項4記載の電子機器筐体において、パッキンが両筐体
の外側開口壁面に対応する押圧部を有する断面視ほぼT
字形状のパッキンによって形成されている構成としてあ
る。したがって、両筐体の外側開口壁面における液封が
各開口壁面に対する各押圧部の密接によって行われる。
求項4記載の電子機器筐体において、パッキンが両筐体
の外側開口壁面に対応する押圧部を有する断面視ほぼT
字形状のパッキンによって形成されている構成としてあ
る。したがって、両筐体の外側開口壁面における液封が
各開口壁面に対する各押圧部の密接によって行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
係る電子機器筐体につき、図1および図2を参照して説
明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る電子機器
筐体の要部を示す縦断面図、図2は本発明の第1の実施
形態に係る電子機器の外観を示す斜視図である。同図に
おいて、符号21で示す電子機器筐体は、第1筐体22
と第2筐体23とパッキン24とシム25とを備えてい
る。この電子機器筐体21内には電子部品実装基板(図
示せず)等が収納される。
係る電子機器筐体につき、図1および図2を参照して説
明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る電子機器
筐体の要部を示す縦断面図、図2は本発明の第1の実施
形態に係る電子機器の外観を示す斜視図である。同図に
おいて、符号21で示す電子機器筐体は、第1筐体22
と第2筐体23とパッキン24とシム25とを備えてい
る。この電子機器筐体21内には電子部品実装基板(図
示せず)等が収納される。
【0022】第1筐体22は、上方に開口する第1開口
部22aを有する導電性部材からなる角箱体によって形
成されている。この第1筐体22には、開口壁外側部を
切り欠くことにより段状面22bが形成されている。そ
して、第1筐体22には、パッキン24およびシム25
の装着部となる開口端面22cと内外2つの開口壁面2
2d,22eが形成されている。
部22aを有する導電性部材からなる角箱体によって形
成されている。この第1筐体22には、開口壁外側部を
切り欠くことにより段状面22bが形成されている。そ
して、第1筐体22には、パッキン24およびシム25
の装着部となる開口端面22cと内外2つの開口壁面2
2d,22eが形成されている。
【0023】第2筐体23は、第1筐体22に開閉自在
に設けられており、下方に開口する第2開口部23aを
有する導電性部材からなる角箱体によって形成されてい
る。この第2筐体23には、開口壁外側部を切り欠くこ
とにより段状面23bが形成されている。そして、第2
筐体23には、第1筐体22と同様にパッキン24およ
びシム25の装着部となる開口端面23cと内外2つの
開口壁面23d,23eが形成されている。
に設けられており、下方に開口する第2開口部23aを
有する導電性部材からなる角箱体によって形成されてい
る。この第2筐体23には、開口壁外側部を切り欠くこ
とにより段状面23bが形成されている。そして、第2
筐体23には、第1筐体22と同様にパッキン24およ
びシム25の装着部となる開口端面23cと内外2つの
開口壁面23d,23eが形成されている。
【0024】パッキン24は、第1筐体22と第2筐体
23との間に介装されており、全体が第1開口部22a
の開口端面22cと開口壁面22d,22eおよび第2
開口部23aの開口端面23cと開口壁面23d,23
eに密接可能な封止部24a〜24eを有し、開口壁面
22d,23dから離間する方向に突出するシム取付部
24fを含む断面視ほぼH字形状の可撓性部材によって
形成されている。
23との間に介装されており、全体が第1開口部22a
の開口端面22cと開口壁面22d,22eおよび第2
開口部23aの開口端面23cと開口壁面23d,23
eに密接可能な封止部24a〜24eを有し、開口壁面
22d,23dから離間する方向に突出するシム取付部
24fを含む断面視ほぼH字形状の可撓性部材によって
形成されている。
【0025】これら封止部24a〜24eのうち封止部
24a〜24dは、各々対応する開口壁面22d,22
e,23d,23eを押圧する方向に若干反って湾曲形
成されている。これら封止部24a〜24dの先端部に
は、各開口壁面22d,22e,23d,23eに対応
する押圧部24A〜24Dが設けられている。
24a〜24dは、各々対応する開口壁面22d,22
e,23d,23eを押圧する方向に若干反って湾曲形
成されている。これら封止部24a〜24dの先端部に
は、各開口壁面22d,22e,23d,23eに対応
する押圧部24A〜24Dが設けられている。
【0026】封止部24eには、両開口部22a,23
aの開口端面22c,23cに対応する押圧子24Eが
設けられている。
aの開口端面22c,23cに対応する押圧子24Eが
設けられている。
【0027】シム取付部24fは、パッキン長手方向に
並列する多数の突子によって構成されている。
並列する多数の突子によって構成されている。
【0028】シム25は、各シム取付部24fに対応す
る多数のパッキン取付孔26aを有するシム本体26
と、第1筐体22の開口壁面22dおよび第2筐体23
の開口壁面23dに圧接する折曲部27a,28aを有
する多数の弾性片27,28とからなる金属等の導電部
材によって形成されている。
る多数のパッキン取付孔26aを有するシム本体26
と、第1筐体22の開口壁面22dおよび第2筐体23
の開口壁面23dに圧接する折曲部27a,28aを有
する多数の弾性片27,28とからなる金属等の導電部
材によって形成されている。
【0029】シム本体26は、パッキン取付孔26aに
シム取付部24fを圧入することによりパッキン24に
対して取り付けられている。
シム取付部24fを圧入することによりパッキン24に
対して取り付けられている。
【0030】各弾性片27,28は、シム25の両端縁
に多数のスリット29を設けることにより一体に形成さ
れている。
に多数のスリット29を設けることにより一体に形成さ
れている。
【0031】このように構成された電子機器筐体におい
ては、予めシム25のパッキン取付孔26aにパッキン
24のシム取付部24fを圧入してシム25とパッキン
24を一体化し、パッキン24の両封止部間24a,2
4b間に第1筐体22の開口壁を臨ませて第1筐体22
にパッキン24を装着した後、パッキン24の両封止部
24c,24d間に第2筐体23の開口壁を臨ませて第
1筐体22に第2筐体23を装着すると、第1筐体22
および第2筐体23がパッキン24(押圧部24A〜2
4D,押圧子24E)の開口端面22c,23cと開口
壁面22d,22e,23d,23eへの密接によって
液封されると共に、シム25(弾性片27,28の折曲
部27a,28a)の開口壁面22d,23dへの接触
によって電磁遮蔽される。
ては、予めシム25のパッキン取付孔26aにパッキン
24のシム取付部24fを圧入してシム25とパッキン
24を一体化し、パッキン24の両封止部間24a,2
4b間に第1筐体22の開口壁を臨ませて第1筐体22
にパッキン24を装着した後、パッキン24の両封止部
24c,24d間に第2筐体23の開口壁を臨ませて第
1筐体22に第2筐体23を装着すると、第1筐体22
および第2筐体23がパッキン24(押圧部24A〜2
4D,押圧子24E)の開口端面22c,23cと開口
壁面22d,22e,23d,23eへの密接によって
液封されると共に、シム25(弾性片27,28の折曲
部27a,28a)の開口壁面22d,23dへの接触
によって電磁遮蔽される。
【0032】このとき、パッキン24の押圧子24E
は、両開口端面22c,23c間において押圧変形して
押圧方向と直角な方向(パッキン幅方向)に広がり、こ
の広がり部分が各開口端面22c,23cに密接する。
また、各弾性片27,28は、弾性変形して各折曲部2
7a,28aが開口壁面22d,23dに接触する。
は、両開口端面22c,23c間において押圧変形して
押圧方向と直角な方向(パッキン幅方向)に広がり、こ
の広がり部分が各開口端面22c,23cに密接する。
また、各弾性片27,28は、弾性変形して各折曲部2
7a,28aが開口壁面22d,23dに接触する。
【0033】次に、本発明の第2の実施形態および第3
の実施形態につき、図3と図4を用いて説明する。 (第2の実施形態)図3は本発明の第2の実施形態に係
る電子機器筐体の要部を示す断面図で、同図において図
1および図2と同一の部材については同一の符号を付
し、詳細な説明は省略する。同図において、符号31で
示す電子機器筐体は、第1筐体22と第2筐体23とパ
ッキン32とシム25とを備えている。
の実施形態につき、図3と図4を用いて説明する。 (第2の実施形態)図3は本発明の第2の実施形態に係
る電子機器筐体の要部を示す断面図で、同図において図
1および図2と同一の部材については同一の符号を付
し、詳細な説明は省略する。同図において、符号31で
示す電子機器筐体は、第1筐体22と第2筐体23とパ
ッキン32とシム25とを備えている。
【0034】パッキン32は、第1筐体22と第2筐体
23との間に介装されており、全体が第1開口部22a
の開口端面22cと開口壁面22eおよび第2開口部2
3aの開口端面23cと開口壁面23d,23eに密接
可能な封止部32a〜32dを有し、開口壁面22d,
23dから離間する方向に突出するシム取付部32eを
含む断面視ほぼh字形状の可撓性部材によって形成され
ている。
23との間に介装されており、全体が第1開口部22a
の開口端面22cと開口壁面22eおよび第2開口部2
3aの開口端面23cと開口壁面23d,23eに密接
可能な封止部32a〜32dを有し、開口壁面22d,
23dから離間する方向に突出するシム取付部32eを
含む断面視ほぼh字形状の可撓性部材によって形成され
ている。
【0035】これら封止部32a〜32dのうち封止部
32a〜32cは、各々対応する開口壁面22e,23
d,23eを押圧する方向に若干反って湾曲形成されて
いる。これら封止部32a〜32cの先端部には、各開
口壁面22e,23d,23eに対応する押圧部32A
〜32Cが設けられている。
32a〜32cは、各々対応する開口壁面22e,23
d,23eを押圧する方向に若干反って湾曲形成されて
いる。これら封止部32a〜32cの先端部には、各開
口壁面22e,23d,23eに対応する押圧部32A
〜32Cが設けられている。
【0036】封止部32dには、両開口部22a,23
aの開口端面22c,23cに対応する押圧子32Dが
設けられている。
aの開口端面22c,23cに対応する押圧子32Dが
設けられている。
【0037】なお、本実施形態における電子機器筐体の
液封および電磁遮蔽は、第1の実施形態と同様にして行
われるから、その説明については省略する。
液封および電磁遮蔽は、第1の実施形態と同様にして行
われるから、その説明については省略する。
【0038】(第3の実施形態)図4は本発明の第3実
施形態に係る電子機器筐体の要部を示す断面図で、図1
および図2と同一の部材については同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。同図において、符号41で示す
電子機器筐体は、第1筐体22と第2筐体23とパッキ
ン42とシム25とを備えている。
施形態に係る電子機器筐体の要部を示す断面図で、図1
および図2と同一の部材については同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。同図において、符号41で示す
電子機器筐体は、第1筐体22と第2筐体23とパッキ
ン42とシム25とを備えている。
【0039】パッキン42は、第1筐体22と第2筐体
23との間に介装されており、全体が第1開口部22a
の開口端面22cと開口壁面22eおよび第2開口部2
3aの開口端面23cと開口壁面23eに密接可能な封
止部42a〜42cを有し、開口壁面22d,23dか
ら離間する方向に突出するシム取付部42dを含む断面
視ほぼT字形状の可撓性部材によって形成されている。
23との間に介装されており、全体が第1開口部22a
の開口端面22cと開口壁面22eおよび第2開口部2
3aの開口端面23cと開口壁面23eに密接可能な封
止部42a〜42cを有し、開口壁面22d,23dか
ら離間する方向に突出するシム取付部42dを含む断面
視ほぼT字形状の可撓性部材によって形成されている。
【0040】これら封止部42a〜42cのうち封止部
42aおよび42bは、各々対応する開口壁面22e,
23eを押圧する方向に若干反って湾曲形成されてい
る。これら封止部42a,42bの先端部には、各開口
壁面22e,23eに対応する押圧部42A,42Bが
設けられている。
42aおよび42bは、各々対応する開口壁面22e,
23eを押圧する方向に若干反って湾曲形成されてい
る。これら封止部42a,42bの先端部には、各開口
壁面22e,23eに対応する押圧部42A,42Bが
設けられている。
【0041】封止部42cには、両開口部22a,23
aの開口端面22c,23cに対応する押圧子42Cが
設けられている。
aの開口端面22c,23cに対応する押圧子42Cが
設けられている。
【0042】なお、本実施形態における電子機器筐体の
液封および電磁遮蔽は、第1の実施形態と同様にして行
われるから、その説明については省略する。
液封および電磁遮蔽は、第1の実施形態と同様にして行
われるから、その説明については省略する。
【0043】上述した各実施形態においては、通信機器
に使用する例について説明したが、本発明はこれに限定
されず、他の電子機器にも使用できることは勿論であ
る。
に使用する例について説明したが、本発明はこれに限定
されず、他の電子機器にも使用できることは勿論であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1開口部を有する導電性部材からなる第1筐体と、この
第1筐体に開閉自在に設けられ第2開口部を有する導電
性部材からなる第2筐体と、この第2筐体と第1筐体と
の間に介装され両開口部の開口端面と開口壁面に密接可
能な封止部を有するパッキンと、このパッキンに取り付
けられ両筐体の内外両開口壁面のうち内側の開口壁面に
圧接する弾性変形可能なシムとを備えたので、第1筐体
および第2筐体がパッキンの開口壁面および開口端面へ
の密接によって液封されると共に、シムの両筐体の内側
開口壁面への接触によって電磁遮蔽される。
1開口部を有する導電性部材からなる第1筐体と、この
第1筐体に開閉自在に設けられ第2開口部を有する導電
性部材からなる第2筐体と、この第2筐体と第1筐体と
の間に介装され両開口部の開口端面と開口壁面に密接可
能な封止部を有するパッキンと、このパッキンに取り付
けられ両筐体の内外両開口壁面のうち内側の開口壁面に
圧接する弾性変形可能なシムとを備えたので、第1筐体
および第2筐体がパッキンの開口壁面および開口端面へ
の密接によって液封されると共に、シムの両筐体の内側
開口壁面への接触によって電磁遮蔽される。
【0045】したがって、パッキンによる封止とシムに
よる導通を電子部品実装領域外で行うことができるか
ら、筐体一部の外形寸法を短縮することができ、電子機
器の小型・軽量化を図ることができる。
よる導通を電子部品実装領域外で行うことができるか
ら、筐体一部の外形寸法を短縮することができ、電子機
器の小型・軽量化を図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子機器筐体の
要部を示す断面図である。
要部を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る電子機器筐体の
外観を示す斜視図である。
外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る電子機器筐体を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る電子機器筐体を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】従来における電子機器筐体を示す断面図であ
る。
る。
21 電子機器筐体 22 第1筐体 22a 第1開口部 22c 開口端面 22d,22e 開口壁面 23 第2筐体 23a 第2開口部 23c 開口端面 23d,23e 開口壁面 24 パッキン 24a〜24e 封止部 24E 押圧子 25 シム 26 シム本体 27,28 弾性片
Claims (7)
- 【請求項1】 第1開口部を有する導電性部材からなる
第1筐体と、 この第1筐体に開閉自在に設けられ、第2開口部を有す
る導電性部材からなる第2筐体と、 この第2筐体と上記第1筐体との間に介装され、上記両
開口部の開口端面と開口壁面に密接可能な封止部を有す
るパッキンと、 このパッキンに取り付けられ、上記両筐体の内外両開口
壁面のうち内側の開口壁面に圧接する弾性変形可能なシ
ムとを備えたことを特徴とする電子機器筐体。 - 【請求項2】 上記シムは、 上記パッキンに対する取付部となるシム本体と、 このシム本体に一体に形成され、上記両筐体の開口壁面
に圧接する多数の弾性片とによって構成されていること
を特徴とする請求項1記載の電子機器筐体。 - 【請求項3】 上記弾性片は、上記シムの両端縁に多数
のスリットを設けることにより形成されていることを特
徴とする請求項2記載の電子機器筐体。 - 【請求項4】上記パッキンの封止部には、上記両筐体の
開口端面に対応する押圧子が設けられていることを特徴
とする請求項1記載の電子機器筐体。 - 【請求項5】 上記パッキンは、上記両筐体の内外開口
壁面に対応する押圧部を有する断面視ほぼH字形状のパ
ッキンによって形成されていることを特徴とする請求項
1または請求項4記載の電子機器筐体。 - 【請求項6】 上記パッキンは、上記第1筐体の内外開
口壁面および上記第2筐体の外側開口壁面に対応する押
圧部を有する断面視ほぼh字形状のパッキンによって形
成されていることを特徴とする請求項1または請求項4
記載の電子機器筐体。 - 【請求項7】 上記パッキンは、上記両筐体の外側開口
壁面に対応する押圧部を有する断面視ほぼT字形状のパ
ッキンによって形成されていることを特徴とする請求項
1または請求項4記載の電子機器筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16407796A JP2751921B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 電子機器筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16407796A JP2751921B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 電子機器筐体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1013052A JPH1013052A (ja) | 1998-01-16 |
JP2751921B2 true JP2751921B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=15786349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16407796A Expired - Lifetime JP2751921B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 電子機器筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751921B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101128098B (zh) | 2006-08-17 | 2010-05-12 | 浙江正泰电器股份有限公司 | 模数化电器的安装固定装置 |
JP5901069B2 (ja) * | 2012-09-28 | 2016-04-06 | 新電元工業株式会社 | 電磁遮蔽構造 |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP16407796A patent/JP2751921B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1013052A (ja) | 1998-01-16 |
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