JPH04564Y2 - - Google Patents

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JPH04564Y2
JPH04564Y2 JP16884086U JP16884086U JPH04564Y2 JP H04564 Y2 JPH04564 Y2 JP H04564Y2 JP 16884086 U JP16884086 U JP 16884086U JP 16884086 U JP16884086 U JP 16884086U JP H04564 Y2 JPH04564 Y2 JP H04564Y2
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JP
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case
chassis
microwave
electronic circuit
film layer
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JP16884086U
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  • Waveguides (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、シヤシの両面にマイクロ波回路が
組立てられたマイクロ波電子回路装置に関するも
のであり、特にシヤシ側面とこれを収容するケー
スの内壁面との間隙に起因する不要な動作モード
を除去したマイクロ波電子回路装置に関する。
〈従来技術、その問題点〉 マイクロ波回路を含む電子回路は例えば第2図
に示すように構成されている。すなわち、1は金
属製のケース2内に収容された電子回路で、金属
製の側板3に取付けられたシヤシ4の一方の面上
に組立てられた例えばマイクロ波増幅器5と、他
方の面に設けられたシールドケース6内に組込ま
れた局部発振器等の他のマイクロ波回路とからな
つている。この場合、シヤシ4とケース2の内壁
面とが完全な密着状態で接触しておれば不要動作
モードに関する問題は生じないが、実際にはシヤ
シ4をケース2内に差込み易くするため、あるい
は工作上の問題でシヤシ4とケース2の内壁面と
の間には例えば第6図(第2図のイ−イ線に沿う
従来装置の断面図)に示すように間〓7,7が存
在する。このため、ケース2内のマイクロ波増幅
器5が存在する側の空間8とシールドケース6が
存在する側の空間9とが上記間〓7,7を通して
互いに影響しあつて電磁波の共振モードが生じた
り、あるいは上記間〓7,7を通つてシヤシやケ
ース内壁面に沿う表面波が伝播して、当該マイク
ロ波回路、特にマイクロ波増幅器の動作周波数範
囲内の振幅特性に第7図に示すように不要動作モ
ードによるものと考えられるトラツプaやピーク
bを持つた振幅特性が現われる。
上記のような好ましくない振幅特性が現われる
のを防止するために、従来、シヤシ側面とケース
内壁面との間に導電性塗料を塗布したり、バネ効
果をもつたシールド用金属片を設けたりする等の
方法も採られた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案によるマイクロ波電子回路装置は、金
属製シヤシの両主面にそれぞれマイクロ波回路を
設けてなるマイクロ波電子回路を、その周囲を覆
う内周面が一体に形成された金属製ケース内に収
容し、上記シヤシの上記両主面とそれぞれほぼ直
角な側面と上記ケースの内周面との間の間隙に、
一方の面に平板状の金属フイルム層が設けられた
弾性テープを、上記金属フイルム層が上記ケース
内周面に面接触した状態で上記シヤシの両側面に
それぞれ設けてある。
〈作用〉 この考案によれば、シヤシ側面とケース内壁面
との間隙内にケースの内周面に面接触した状態で
金属フイルム層を介在させることにより、上記間
〓部分の電磁波インピーダンスが大きく変わり、
当該マイクロ波回路の動作周波数範囲内での不要
動作モードは発生せず、第5図に示すような比較
的一様な振幅特性が得られる。
〈実施例〉 この考案によるマイクロ波電子回路装置の第1
の実施例を第1図および第2図に示す。前述のよ
うに、シヤシ4の一方の主面に例えばマイクロ波
増幅器5が組立てられ、他方の主面に例えば局部
発振器を組込んだシールドケース6を設けてなる
マイクロ波電子回路1は金属製ケース2内に収容
されている。この金属製ケース2は、シヤシを覆
う内周面が一体に形成されている。第2図のイ−
イ断面を表わす第1図に示すように、シヤシ4の
上記主面とほぼ直角な各側面とケース2の内壁面
との間〓7,7には一方の面にアルミニウム箔1
0が貼られた弾性テープ11が、上記シヤシ側面
およびケース内壁面にぴつたりと密着して介在し
ている。このとき、アルミニウム箔10がケース
2の内壁面に面接触し、弾性テープ11がシヤシ
4の側面に取り付けられている。テープ11とし
ては例えば第3図に示すように、発泡ゴム材12
の一方の面に接着剤13が塗布され、他方の面に
アルミニウム箔10が貼付されたものが使用され
る。
組立に当つては、テープ11をシヤシ4の側面
の幅に切つてこれをシヤシ4の接着剤13によつ
て貼り付け、次いでシヤシ4をケース2内に挿入
する。このときテープ11に弾力性があるので、
挿入は容易に行なわれ、しかもアルミ箔10はケ
ース2の内面に面接触する。
第4図はケースが円筒状あるいはアールやテー
パがある場合にこの考案を適用したものである。
この場合、シヤシ4の側面とケース2′の内壁面
との間に必然的に間〓7′が形成されるが、第1
図の場合と同様に上記間〓7′に一面にアルミ箔
10が貼付された弾性テープ11を密着状態で介
在させることにより、不要動作モードの発生を効
果的に押えることができる。
〈効果〉 この考案は、シヤシを覆うように設けた一体の
金属ケースの内周面と、シヤシの側壁との間隙に
おいて、金属フイルム層がケースの内周面に面接
触するように弾性テープをシヤシの側面に設けて
いるので、この間隙部分の電磁波インピーダンス
を非常に大きく変えることができ、当該マイクロ
波回路の動作周波数範囲内での不要動作モードの
発生を確実に押させることができる。特に、弾性
テープに金属フイルム層を設けたものを用いて、
金属フイルム層をケース内周面に面接触させてい
るので、テープの弾性によつてより確実に金属フ
イルム層をケース内周面に面接触させることがで
きる。しかも、これら金属フイルム層を設けた弾
性テープはコストが安く、その取り付けも容易で
あるので、極めて簡単な作業だけで、かつ低コス
トで不要動作モードの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案が適用されるマイクロ波電子
回路装置の第1の実施例の縦断正面図、第2図は
同第1の実施例の縦断側面図、第3図はこの考案
で使用される一面に金属フイルム層の形成された
弾性テープの拡大断面図、第4図はこの考案によ
るマイクロ波電子回路装置の第2の実施例の一部
分を示す断面図、第5図はこの考案によるマイク
ロ波電子回路装置の振幅特性の一例を示す図、第
6図は従来のマイクロ波電子回路装置の一例を示
す第1図と同様な断面図、第7図は従来のマイク
ロ波電子回路装置の振幅特性の一例を示す図であ
る。 1……マイクロ波電子回路、2……金属製ケー
ス、4……シヤシ、5,6……マイクロ波電子回
路、7……間〓、10……金属フイルム層、11
……弾性テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製シヤシの両主面にそれぞれマイクロ波回
    路を設けてなるマイクロ波電子回路を、その周囲
    を覆う内周面が一体に形成された金属製ケース内
    に収容し、上記シヤシの上記両主面とそれぞれほ
    ぼ直角な側面と上記ケースの内周面との間の間隙
    に、一方の面に平板状の金属フイルム層が設けら
    れた弾性テープを、上記金属フイルム層が上記ケ
    ース内周面に面接触した状態で上記シヤシの両側
    面にそれぞれ設けてなるマイクロ波電子回路装
    置。
JP16884086U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH04564Y2 (ja)

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JP16884086U JPH04564Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JP16884086U JPH04564Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JPS6374804U JPS6374804U (ja) 1988-05-18
JPH04564Y2 true JPH04564Y2 (ja) 1992-01-09

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ID=31102092

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JP16884086U Expired JPH04564Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JP4536467B2 (ja) * 2004-09-17 2010-09-01 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 平面回路用筐体

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JPS6374804U (ja) 1988-05-18

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