JP2757857B2 - シールド機能付きプラスチック筐体 - Google Patents

シールド機能付きプラスチック筐体

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JP2757857B2
JP2757857B2 JP14693096A JP14693096A JP2757857B2 JP 2757857 B2 JP2757857 B2 JP 2757857B2 JP 14693096 A JP14693096 A JP 14693096A JP 14693096 A JP14693096 A JP 14693096A JP 2757857 B2 JP2757857 B2 JP 2757857B2
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plastic housing
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molded resin
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克弥 平野
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器筐体、特
に、移動通信屋外基地局として用いられる合成樹脂性の
電子機器のシールド機能付きプラスチック筐体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器、特に、移動通信用屋外基地局
の筐体は高い防水性を要求され、外部からの電磁波に対
して遮蔽効果があり、また、人口密集地域では筐体内部
から発せられる電磁波を遮蔽することが要求されてい
る。従来、このような移動通信用屋外基地局の筐体とし
て、特開平−276296号公報で提案されているもの
があった。
【0003】この筐体を図7〜図11に示す。図7は筐
体の正面図、図8は筐体の分解斜視図、図9は図8中A
−A線断面図、図10は図8中B−B線断面図、図11
は部分拡大断面図を示す。これらの図において、111
は樹脂成形カバー、117は樹脂成形ベースであり、樹
脂成形カバー111の内壁131及び樹脂成形ベース1
17の内壁130には鍍金が施されている。102はゴ
ムリングなどの周囲に金属メッシュを配したシールドリ
ング、108は防水のためのゴム系のOリングである。
【0004】このシールドリング102は樹脂成形カバ
ー111に施された溝111dに、0リング108は樹
脂成形ベース117に施され溝117hに実装されてお
り、樹脂成形カバー111と樹脂成形ベース117とを
組み合わせたとき、シールドリング102と樹脂成形カ
バー111とが押しつぶされる構造となっている。ま
た、シールドリング102は、樹脂成形カバー111と
樹脂成形ベース117に施された鍍金により、樹脂成形
カバー111と樹脂成形ベース117との電位差をほぼ
無くしており、Oリング108は防水性を確保してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
筐体はシールドリングを固着することが不可能(一般
に、接着剤は導電性ではない)であるので、開閉の際に
外れやすく操作性が悪いものであった。また、樹脂成形
品に鍍金が施されているものを使用しているので、樹脂
材料と鍍金の金属成分とを分離することが不可能であ
り、部品の解体性が悪いものであった。
【0006】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
ものであり、高い電磁シールド性を保持しつつ、開閉に
際して不都合が無い開閉機構を有し、かつ、部品の解体
性がよく資源の再利用が可能なシールド機能付きプラス
チック筐体の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のシールド機能付きプラスチック筐体は、成形
樹脂カバーと、この成形樹脂カバーに着脱自在に嵌合固
定された金属シールドカバーと、成形樹脂カバーが被せ
られる金属ケースと、この金属ケースの開口端部に設け
られ成形樹脂カバーと密着して防水性を確保する防水パ
ッキンと、金属ケースの内面に設けられ金属シールドカ
バーを挟持する金属性のホルダーとを有する構成として
ある。
【0008】また、好ましくは、ホルダを「く」字状の
2枚のバネ性を有する金属板を組み合わせた構成とし、
さらに、ホルダを金属シールドカバーを案内するガイド
が設けられた構成としてある。さらに、好ましくは、成
形樹脂カバーに「L」字状のつばが形成されるととも
に、金属ケースにヒンジが設けられ、つばをヒンジに当
接させつつ回転させて成形樹脂カバーを金属ケースに被
せる構成としてある。
【0009】上記構成からなる本発明のシールド機能付
きプラスチック筐体によれば、成形樹脂カバーの内側に
固定された金属シールドカバーが、樹脂カバー閉時にホ
ルダーをを介して金属ケースと接触することにより、電
磁シールド性を高め、かつ開閉機能を可能にする。ま
た、金属シールドカバーとホルダーの外側に設けられた
防水パッキンが防水性を確保する。さらに、成形樹脂カ
バーと内側に固定された金属シールドカバーが別部品で
あるため成形樹脂カバーから容易に分離することがで
き、解体性に優れている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のシールド機能付きプラス
チック筐体の一実施形態を図面を参照して説明する。図
1はシールド機能付きプラスチック筐体の右斜視図、図
2はシールド機能付きプラスチック筐体の左斜視図、図
3はシールド機能付きプラスチック筐体の分解斜視図、
図4は図3中A−A線断面図、図5は図4中B部の拡大
図、図6はシールド機能付きプラスチック筐体の組立過
程の断面図を示す。これらの図において、10は樹脂成
形カバー、20は金属ケースで、金属ケース20に樹脂
成形カバー10を被せて取り付けることにより筐体が構
成されている。樹脂成形カバー10の下端周囲には断面
L字状のつば11が形成され、また、樹脂成形カバー1
0の内部には、ほぼ密着した状態で金属シールドケース
30が下端が突出して着脱自在に嵌合固定されている。
【0011】金属ケース20の開口端部21には防水パ
ッキン22が取り付けられ、この防水パッキン22が前
記つば11に密着することにより防水性を確保するよう
になっている。また、金属ケース20の対向する内面の
上端近傍には、金属からなりバネ性を有するホルダ40
が金属からなる「L」字状をした取付部材23を介して
固定されている。このホルダ40は、ほぼ「く」字状を
した2枚のバネ性を有する金属板41を上部が接離自在
となるように組み合わされて構成されており、前記金属
シールドケース30の下端が入り込み、この入り込んだ
金属シールドケース30の下端を挟持するものである。
【0012】また、金属板41の先端には、金属シール
ドケース30の下端を案内する外方向に広がったガイド
42が形成されている。さらに、金属ケース20の外面
の一つには2個のヒンジ50が固着されており、このヒ
ンジ50は軸51を中心にして「L」字状の回転板52
が回転自在となっている。ヒンジ50の固着された外面
と反対側の外面には、2個の蓋止め金具60が設けられ
ており、この蓋止め金具60により樹脂成形カバー10
を金属カバー20に固定できるようになっている。
【0013】以上のような機能付きプラスチック筐体を
組み立てるには、まず、図6に示すように、つば11の
内面をヒンジ50の外面に当接させた状態にし、軸51
を中心にして図中X方向へ回転させてゆく。すると、最
初に金属シールドケース30のホルダ40側の側壁31
が、ホルダ40に当接しガイド42に案内されて金属板
41を変形させつつ入り込む。そして、さらに回転させ
ると、反対側の側壁32がもう一方のホルダ40に当接
し、ガイド42に案内されて金属板41を変形させつつ
入り込む。
【0014】こうして金属シールドケース30がホルダ
40にホールドされる。そして、蓋止め金具60で樹脂
成形カバー10を金属カバー20に固定し、金属シール
ドケース30が固定されると共に、つば11の下面が防
水パッキン22に密着した状態でシールド機能付きプラ
スチック筐体が完成する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシールド機
能付きプラスチック筐体は、高いシールド性を確保しつ
つ、円滑かつ確実に開閉操作を行うことができ、また、
金属シールドケースを成形樹脂カバーから容易に分離す
ることができるので、資源の再利用を有効に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシールド機能付きプラスチック筐体の
一実施形態の右斜視図を示す。
【図2】本発明のシールド機能付きプラスチック筐体の
一実施形態の左斜視図を示す。
【図3】本発明のシールド機能付きプラスチック筐体の
一実施形態の分解斜視図を示す。
【図4】図3中A−A線断面図を示す。
【図5】図4中B部の拡大図を示す。
【図6】本発明のシールド機能付きプラスチック筐体の
一実施形態の組立過程の断面図を示す。
【図7】従来の筐体の正面図を示す。
【図8】従来の筐体の分解斜視図を示す。
【図9】図7中A−A線断面図を示す。
【図10】図7中B−B線断面図を示す。
【図11】従来の筐体の部分拡大断面図を示す。
【符号の説明】
10 成形樹脂カバー 11 つば 20 金属ケース 22 防水パッキン 30 金属シールドケース 40 ホルダ 41 金属板 42 ガイド 50 ヒンジ 60 蓋止め金具

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形樹脂カバーと、 この成形樹脂カバーに着脱自在に嵌合固定された金属シ
    ールドカバーと、 成形樹脂カバーが被せられる金属ケースと、 この金属ケースの開口端部に設けられ成形樹脂カバーと
    密着して防水性を確保する防水パッキンと、 金属ケースの内面に設けられ金属シールドカバーを挟持
    する金属性のホルダとを有することを特徴としたシール
    ド機能付きプラスチック筐体。
  2. 【請求項2】 前記ホルダが、「く」字状の2枚のバネ
    性を有する金属板を組み合わせたものである請求項1記
    載のシールド機能付きプラスチック筐体。
  3. 【請求項3】 前記ホルダが、金属シールドカバーを案
    内するガイドを設けている請求項1記載のシールド機能
    付きプラスチック筐体。
  4. 【請求項4】 成形樹脂カバーに「L」字状のつばが形
    成されるとともに、金属ケースにヒンジが設けられ、つ
    ばをヒンジに当接させつつ回転させて成形樹脂カバーを
    金属ケースに被せるものである請求項1記載のシールド
    機能付きプラスチック筐体。
JP14693096A 1996-06-10 1996-06-10 シールド機能付きプラスチック筐体 Expired - Lifetime JP2757857B2 (ja)

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JPH09331178A JPH09331178A (ja) 1997-12-22
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KR20140006392A (ko) * 2012-07-05 2014-01-16 엘에스산전 주식회사 자동차용 전장부품 박스
KR101375956B1 (ko) * 2012-07-05 2014-03-18 엘에스산전 주식회사 자동차용 전장부품 박스
JP2014219662A (ja) * 2013-04-08 2014-11-20 株式会社神戸製鋼所 防音パッケージ

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