JPH10224073A - 電磁シールドパッキン - Google Patents

電磁シールドパッキン

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JPH10224073A
JPH10224073A JP2877397A JP2877397A JPH10224073A JP H10224073 A JPH10224073 A JP H10224073A JP 2877397 A JP2877397 A JP 2877397A JP 2877397 A JP2877397 A JP 2877397A JP H10224073 A JPH10224073 A JP H10224073A
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JP
Japan
Prior art keywords
conductive
packing
electromagnetic shielding
conductive layer
electromagnetic shield
Prior art date
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Pending
Application number
JP2877397A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayoshi Nakamura
忠芳 中村
Akihiro Inaba
明寛 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Co Ltd filed Critical Nitto Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水シール効果及び電磁シールド効果の両方
を備えるとともに、長期間にわたり安定した効果を発揮
させることができる電磁シールドパッキンを提供する。 【解決手段】 ゴム等の弾性材料からなる防水パッキン
材1の表面のうち、使用時に内側となる表面に薄肉の導
電層4を形成し、防水パッキン材1がシールする二部材
間を電気的に導通させることによって電磁シールド効果
を発揮させる。導電層はスリット入りの金属板よりなる
導電フィンガーであっても、導電テープであってもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気機器収
納ボックス等に用いられる電磁シールドパッキンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】屋外等で用いられる電気機器収納ボック
ス等の扉には、ボックス本体との間を防水シールするた
めに弾性材料からなる防水パッキンが設けられており、
雨水等から内部の電気機器を保護している。またこれら
のボックス本体や扉は金属製であり、外部からの電気的
ノイズや磁気的ノイズからも内部の電気機器を保護して
いる。
【0003】ところが、この防水パッキンの部分ではボ
ックス本体と扉とを電気的に密着させることができず、
防水パッキンの厚さ分だけの電磁的な隙間が形成され
る。そのため、この防水パッキンの部分を通じて外部か
らの電磁ノイズが内部に侵入し、内部の電気機器の機能
に影響を及ぼすおそれがあった。
【0004】なおこのような電磁ノイズの侵入を防止す
るためには、ボックス本体と扉との間に電磁シールドを
取り付ければよいのであるが、電磁シールドの部分では
防水シール効果が得られないため、雨水等が侵入するお
それがあった。またボックス本体と扉との確実な電気的
接触を得る目的で金属製の電磁シールドをバネ板材によ
り製作して反発力を持たせているが、へたりのおそれが
あったため、単に電磁シールドを取り付けてもボックス
本体や扉との間の電気的な接触信頼性に欠け、長期間に
わたり安定した電磁シールド効果を発揮させることは容
易ではないという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、防水シール効果及び電磁シールド効
果の両方を備えるとともに、長期間にわたり安定した効
果を発揮させることができる電磁シールドパッキンを提
供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の電磁シールドパッキンは、弾性材
料からなる防水パッキン材の使用時に内側となる表面
に、この防水パッキン材がシールする二部材間を電気的
に導通させる薄肉の導電層を形成したことを特徴とする
ものである。なお、この導電層はスリット入りの金属板
よりなる導電フィンガーであっても、導電テープであっ
てもよい。以下に本発明の好ましい実施の形態を示す。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明の第1の実施
形態を示す図であり、図1は本発明の電磁シールドパッ
キンの斜視図、図2はこの電磁シールドパッキンを電気
機器収納ボックスに取付けた状態を示す断面図、図3は
本発明の電磁シールドパッキン全体の斜視図である。
【0008】これらの図中、1はゴム等の弾性材料から
なる防水パッキン材であり、従来の防水パッキンと同様
に楕円を長軸に沿って2等分したような断面形状を持
つ。この防水パッキン材1は図2に示すように平坦面側
を電気機器収納ボックスの扉2に接着して用いられるも
ので、扉2を閉じたときには曲面側がボックス本体3に
当たり、従来と同様に防水シールを行うものである。な
お防水パッキン材1の内部に空洞を形成すれば、硬めの
ゴム材を使用することができる。
【0009】この防水パッキン材1の扉2を閉じたとき
にボックスの内側となる表面には、薄肉の導電層4が形
成されている。この実施形態では、導電層4は厚さが0.
1mm程度のばね用ステンレス鋼帯やベリリウム銅等から
なる導電フィンガーである。この導電フィンガーは防水
パッキン材1の表面を約半周する形状であり、扉2を閉
じたときに扉2とボックス本体3とを電気的に導通させ
るようになっている。なお、防水パッキン材1の曲面側
の略中央に溝部7を設けるとともに、導電フィンガーの
曲面側の先端を折り曲げて防水パッキン材1の溝部7に
食い込ませてある。また導電フィンガーには数mm程度の
ピッチでスリット5が設けられ、防水パッキン材1とと
もに変形し易くされている。導電層4はボックスの内側
となる表面に形成されているので、雨水等により導電性
が低下するおそれはない。
【0010】このように構成された本発明の電磁シール
ドパッキンは、扉2を閉じたときにボックスの外側とな
る表面は従来と同様に防水パッキン材1が露出してお
り、防水シールを行う。またボックスの内側となる表面
には、薄肉の導電層4としての導電フィンガーが形成さ
れており、扉2を閉じたときに扉2とボックス本体3と
を電気的に導通させる。このため確実な電磁シールドが
可能となり、外部からの電磁ノイズが内部に侵入するこ
とを防止することができる。しかも導電フィンガーは弾
性材料からなる防水パッキン材1の表面に沿って形成さ
れているため、単独で用いた場合よりも優れた反発力を
持たせることができ、電気的な接触信頼性が向上して導
電フィンガーの歪みやへたりのおそれがなく、長期間に
わたり安定した電磁シールド効果を得ることができる。
また導電フィンガーの曲面側の先端は折り曲げて防水パ
ッキン材1の溝部7に食い込ませており、露出していな
いので作業者が手を負傷するおそれもなく、さらに導電
フィンガーと防水パッキン材1は一体化しているので作
業性が向上するものである。
【0011】図4は本発明の第2の実施形態を示す図で
ある。この第2の実施形態では、防水パッキン材1の曲
面側の略中央を段形状とするとともに庇部8を設け、導
電フィンガーの曲面側の一部を平らにしてボックス本体
3と扉2との接触面を増すとともに、先端をこの庇部8
の内側に当接させることによって、第1の実施形態と同
様の効果を得ることができる。
【0012】図5〜図7は本発明の第3の実施形態を示
す図である。第1の実施形態では薄肉の導電層4として
ばね用ステンレス鋼帯やベリリウム銅等からなる導電フ
ィンガーを用いたが、第2の実施形態では薄肉の導電層
4として導電テープが用いられている。この導電テープ
は例えば塩化ビニルテープに金属めっきを施したものヤ
アルミニウム等のメタルテープであり、防水パッキン材
1の内側となる表面に約半周にわたり接着されている。
【0013】この第3の実施形態の電磁シールドパッキ
ンも、ボックスの外側となる表面には従来と同様に防水
パッキン材1が露出して防水シールを行い、ボックスの
内側となる表面の導電テープが扉2とボックス本体3と
を電気的に導通させて確実な電磁シールド効果を発揮す
る。この導電テープはそれ自体には反発力を持たない
が、弾性材料からなる防水パッキン材1とともに容易に
変形できるので、防水パッキン材1の反発力を利用して
電気的な接触信頼性を高めることができる利点がある。
【0014】なお、いずれの実施形態の電磁シールドパ
ッキンも両面粘着テープ6を利用して扉2の内面に接着
することができる。また導電層4は扉2やボックス本体
3とを電気的に導通させる必要があるため、扉2やボッ
クス本体3のこの部分を塗装する際には、金属テープの
上にマスキングテープを設けた市販のマスキング付き導
電テープを予め貼り付けておき、塗装後にマスキングテ
ープを剥がして金属テープを露出させることが好まし
い。
【0015】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明の
電磁シールドパッキンは防水シール効果及び電磁シール
ド効果の両方を備えるとともに、長期間にわたり安定し
た効果を発揮させることができるものである。なお本発
明の電磁シールドパッキンは、電気機器収納ボックス以
外にも防止性と電磁ノイズの遮断性とが要求される用途
に広く使用できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の電磁シールドパッキンの斜視
図である。
【図2】第1の実施形態の電磁シールドパッキンを電気
機器収納ボックスに取付けた状態を示す断面図である。
【図3】第1の実施形態の電磁シールドパッキン全体の
斜視図である。
【図4】第2の実施形態の電磁シールドパッキンの断面
図である。
【図5】第3の実施形態の電磁シールドパッキンの斜視
図である。
【図6】第3の実施形態の電磁シールドパッキンを電気
機器収納ボックスに取付けた状態を示す断面図である。
【図7】第3の実施形態の電磁シールドパッキン全体の
斜視図である。
【符号の説明】
1 防水パッキン材 2 電気機器収納ボックスの扉 3 電気機器収納ボックスのボックス本体 4 薄肉の導電層 5 スリット 6 両面粘着テープ 7 溝部 8 庇部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材料からなる防水パッキン材の使用
    時に内側となる表面に、この防水パッキン材がシールす
    る二部材間を電気的に導通させる薄肉の導電層を形成し
    たことを特徴とする電磁シールドパッキン。
  2. 【請求項2】 導電層がスリット入りの金属板よりなる
    導電フィンガーである請求項1に記載の電磁シールドパ
    ッキン。
  3. 【請求項3】 導電層が導電テープである請求項1に記
    載の電磁シールドパッキン。
JP2877397A 1997-02-13 1997-02-13 電磁シールドパッキン Pending JPH10224073A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981222