JPH0546320Y2 - - Google Patents

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JPH0546320Y2
JPH0546320Y2 JP1986124298U JP12429886U JPH0546320Y2 JP H0546320 Y2 JPH0546320 Y2 JP H0546320Y2 JP 1986124298 U JP1986124298 U JP 1986124298U JP 12429886 U JP12429886 U JP 12429886U JP H0546320 Y2 JPH0546320 Y2 JP H0546320Y2
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wave shielding
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電磁波遮蔽室の窓や機器のパネル表
示窓のように、採光性又は視認性を確保しなが
ら、妨害電波や高周波等の電磁波の漏洩を抑制す
ることが要求されている箇所に用いられる電磁波
遮蔽用積層透光板に関する。より詳しくは、積層
される透光板間に、透光性を有する電磁波遮蔽用
導電体を付設するとともに、この電磁波遮蔽用導
電体を前記透光板の端縁から外方に突出させてあ
る電磁波遮蔽用積層透光板に関する。
〔従来の技術〕
この種の電磁波遮蔽用積層透光板としては、第
3図に示すように、透光板の一例である一対のガ
ラス板1,1間に、電磁波遮蔽用導電体の一例で
ある銅メツシユやステンレスメツシユ等の薄膜状
の導電性メツシユ3を、その周縁部がガラス板
1,1の端縁から外方に突出する状態で介在させ
たものや、或いは、第4図に示すように、一対の
ガラス板1,1間に、薄膜状の導電性メツシユ3
aと、この導電性メツシユ3aの周縁部分に導電
状態で重合される環状の銅箔3bとからなる電磁
波遮蔽用導電体3を、前記銅箔3bの周縁部がガ
ラス板1,1の端縁から外方に突出する状態で介
在させたものが考えられている(実願昭61−
76080号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この従来の電磁波遮蔽用積層透
光板による場合では、前記電磁波遮蔽用導電体を
構成する薄膜状で、かつ、可撓性の導電性メツシ
ユ3又は銅箔3bの周縁部が常にガラス板1,1
の端縁から外方に突出しているため、製品積層ガ
ラス板の梱包に多くの手間を要するとともに、運
搬時や施工時に導電性メツシユ3又は銅箔3bの
突出周縁が他物との接触又は衝突によつて破損し
易く、所期の電磁波遮蔽性能が不安定になる品質
管理上の問題がある。
本考案は、上記の実情に鑑みて勘案されたもの
であり、その目的は、製品積層ガラス板の梱包作
業の容易化を図ると同時に、運搬時や施工時にお
ける電磁波遮蔽用導電体の変形、破損を確実に防
止することのできる電磁波遮蔽用積層透光板の周
部及び、前記電磁波遮蔽用導電体の透光板から突
出する周縁部分を、前記透光板の周縁に外嵌する
導電性の環状枠にて保護することができる。ま
た、前記導電性の環状枠と電磁波遮蔽用導電体の
突出周縁部分とが電気的に接続されているから、
前記電磁波遮蔽用導電体と接地用の導電体又は他
の共通レベル電位の導電体とを電気的に接続する
場合でも、この環状枠を介して両導電体を確実に
接続することができる。
そして、前記電磁波遮蔽用導電体を、積層され
る透光板間に付設し、かつ、その突出部全体を、
環状枠内に配置した導電性の樹脂製シール材に埋
設させた状態にすることで、前記電磁波遮蔽用導
電体を、その全面にわたつて空気から完全に遮断
した状態で環状枠に接続することができるから、
前記電磁波遮蔽用導電体が、湿気の影響を受けな
くなると共に、酸化しにくくなり、酸化に起因す
る導電抵抗の増大、及び前記電磁波遮蔽用導電体
自体の劣化を防止できる。
〔考案の効果〕
従つて、前記透光板間に付設される電磁波遮蔽
用導電体が薄膜状で、かつ、折れ曲がり易いもの
であつても、この電磁波遮蔽用導電体の突出周縁
部が環状枠及び樹脂性シール材にて保護されてい
るから、製品積層ガラス板の梱包作業を容易に行
うことができるばかりでなく、運搬時や施工時に
おける電磁波遮蔽用導電体の変形破損を防止で
き、さらに、環状枠を介して、電磁波遮蔽用導電
体と接地用の導電体等とを確実に接続できると共
に、電磁波遮蔽用導電体の酸化を防止することが
できるから、前記電磁波遮蔽用導電体から前記環
状枠に至る導電性を高めることができ、電磁波の
遮蔽効果を長期的にわたつて一定範囲内に維持で
きるのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、透光板の一例である一対
のガラス板1,1を、このガラス板1,1と同一
形状、同一寸法に構成された一対の無色透明の中
間膜2,2と透光性の電磁波遮蔽用導電体3とを
介して積層するとともに、前記電磁波遮蔽用導電
体3を、前記ガラス板1,1の周端縁から外方に
突出させ、かつ、前記ガラス板1,1の周縁部に
は、前記電磁波遮蔽用導電体3の突出周縁部を内
装する状態で断面コの字状の導電性の環状枠4を
外嵌して、電磁波遮蔽用積層ガラス板を構成して
ある。
また、前記電磁波遮蔽用導電体3の突出周縁部
と環状枠4とを、ガラス板1,1の隣接間の全周
をシールする導電性の樹脂製シール材5を介して
電気的に接続してあり、電磁波遮蔽用体3の突出
部全体は、環状枠4内に配置した導電性の樹脂製
シール材5に埋設させてある。
前記電磁波遮蔽用導電体3は、メツシユ状のポ
リエステル繊維に導電性のニツケルをコーテイン
グしたものから構成されている。
前記中間膜2,2はエチレン酢酸ビニル系やポ
リビニルブチラール等から製作されていて、ガラ
ス板1,1と電磁波遮蔽用導電体3とを一体的に
接続する機能、及び、ガラス板1の破損時の飛散
防止機能とを備えている。
前記環状枠4は、厚み1mmの銅板をコの字状に
曲げ加工して製作されており、また、前記導電性
材の樹脂製シール5は導電性シリコンコーキング
材(例えば、ストウフアージヤパン(株)製のT−
60)から構成されている。
第2図は、上述の如く構成された電磁波遮蔽用
積層ガラス板の施工の一例を示し、これは、断面
ほぼL字状のサツシ本体6aと断面ほぼLの字状
の押縁6bとに分離可能なステンレス等の導電性
のサツシ枠6の構成部材のうち、まず、前記サツ
シ本体6aを躯体Aの開口部に取付けるととも
に、このサツシ本体6aに設けたセツテイングブ
ロツク7上に、サツシ本体6aの立上がり部と環
状枠4の一側面との間に弾性導電体8を介在した
状態で製品積層ガラス板を嵌め込む。しかるの
ち、前記押縁6bを、環状枠4の他側面との間に
弾性導電体8を介在し、かつ、躯体Aの側面との
間には接地用の導電体又は他の共通レベル電位の
導電体を構成する銅箔9を介在した状態でビス1
0にて躯体Aに取付けて、製品積層ガラス板を固
定する同時に、電磁波遮蔽用導電体3に導電接続
された環状枠4と銅箔9とを弾性導電体8,8及
びサツシ枠6を介して電気的に接続すべく構成し
てある。
次に、別の実施例について説明する。
(イ) 上述実施例では、前記電磁波遮蔽用導電体3
をメツシユ状のポリエステル繊維にニツケルを
コーテイングしたネツトを使用したが、これに
限定されるものではなく、銅やステンレス等の
光透過孔付の金属箔を使用してもよく、また、
このような導電性繊維ネツトと金属箔とを組合
せて構成してもよい。
更に、前記ガラス板1に、導電性物質を真空
蒸着等の電着手段や塗布手段により層状に付着
するとともに、この導電性物質層の周部に重合
する環状の導電体を、その周縁部がガラス板
1,1の端縁から突出する状態で介在して実施
してもよい。尚、この実施例において、前記導
電性物質が透光性を有する場合には、この導電
性物質をガラス板1に付着するだけでよいが、
非透光性の場合には、ガラス板1に層状に付着
された導電性物質の所定箇所をエツチング処理
等により除去するとよい。
要するに、前記電磁波遮蔽用導電体3として
は、少なくともガラス板1,1と重厚位置する
部分が透光性を有し、かつ、その一部がガラス
板1,1から突出するものであれば如何なる材
質、形状、構造のものを使用してもよい。
(ロ) 上述実施例では、前記導電性材の樹脂製シー
ル5として導電性シリコンコーキング材を使用
したが、これの代わりに導電性ペーストや導電
性メツシユ〔例えば、ステンレスメツシユ(商
品名ナスロン)、ガラス繊維メツシユ(商品名
マイクログラスアルミコートマツト)、銅メツ
シユ〕などを使用してもよい。
(ハ) 上述実施例では、前記環状枠4を銅板から構
成したが、これの代わりに黄銅、ステンレス、
アルミなどの他の導電材料を使用して構成して
もよい。
(ニ) さらに、上述実施例では、透光板1としてガ
ラス板を使用したが、これの代わりに透明又は
半透明のアクリル板などを用いて実施してもよ
い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に番号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案に係る電磁波遮蔽用積
層透光板の実施例を示し、第1図は要部の断面
図、第2図は施工状態の一例を示す要部の断面図
である。第3図、第4図はそれぞれ従来の電磁波
遮蔽用積層透光板を示す要部の断面図である。 1……透光板、3……電磁波遮蔽用導電体、4
……環状枠、5……樹脂性シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 積層される透光板1,1間に、透光性を有する
    電磁波遮蔽用導電体3を付設するとともに、前記
    電磁波遮蔽用導電体3を前記透光板1,1の端縁
    から外方に突出させてある電磁波遮蔽用積層透光
    板であつて、前記透光板1,1の周部に導電性の
    環状枠4を外嵌し、前記電磁波遮蔽用導電体3の
    突出部全体を、前記環状枠4内に配置した導電性
    の樹脂製シール材5に埋設させた状態で、前記環
    状枠4と前記電磁波遮蔽用導電体3とを、前記樹
    脂製シール材5を介して電気的に接続してある電
    磁波遮蔽用積層透光板。
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